JP2003086203A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セパレータおよび電極構造体の間の各シール
部材により各種流路を確実に密封しながら、燃料電池を
小型軽量化する。 【解決手段】 各セパレータ4,5に、ガスシール部材
6,7の外側に設けられる反応ガスおよび冷却媒体用の
連通孔17と、ガスシール部材6,7をセパレータ4,
5の厚さ方向に迂回して反応ガス用の連通孔17とガス
流路8,9とを連絡する連絡路23とを設け、冷却媒体
流路を反応ガス用の連通孔17に対して密封する冷却面
シール部材27を、連絡路23から連通孔17側にずれ
た位置に配置した燃料電池1を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電極構造体をセ
パレータで挟持してなる単位セルを複数積層して構成さ
れた燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】単位セルには、固体高分子電解質膜の両
側にそれぞれアノード電極およびカソード電極を配置し
てなる電極構造体を、一対のセパレータで挟持すること
により平板状に構成されたものがある。このように構成
された単位セルは、その厚さ方向に複数積層されること
により燃料電池を構成している。
【0003】各単位セルでは、アノード電極に対向配置
されるアノード側セパレータの一面に燃料ガス(例え
ば、水素)の流路が設けられ、カソード電極に対向配置
されるカソード側セパレータの一面に酸化剤ガス(例え
ば、酸素を含む空気)の流路が設けられている。また、
隣接する単位セルの隣接するセパレータ間には、冷却媒
体(例えば、純水)の流路が設けられている。
【0004】そして、アノード電極の電極反応面に燃料
ガスを供給すると、ここで水素がイオン化され、固体高
分子電解質膜を介してカソード電極に移動する。この間
に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネ
ルギとして利用される。カソード電極においては、酸化
剤ガスが供給されているため、水素イオン、電子、およ
び酸素が反応して、水が生成される。電極反応面では、
水が生成される際に熱が発生するので、セパレータ間に
流通させられる冷却媒体によって冷却されるようになっ
ている。
【0005】これら燃料ガス、酸化剤ガス(総称して反
応ガス)および冷却媒体は、各々独立した流路に流通さ
せる必要があるため、各流路間を液密または気密状態に
仕切るシール技術が重要となる。密封すべき部位として
は、例えば、反応ガスおよび冷却媒体を燃料電池の各単
位セルに分配供給するために貫通形成された供給口の周
囲、各単位セルから排出された反応ガスおよび冷却媒体
をそれぞれ収集して排出する排出口の周囲、電極構造体
の外周、隣接する単位セルのセパレータ間の外周等があ
る。シール部材としては、有機ゴム等の柔らかくて、適
度に反発力のある材質のものが採用されている。
【0006】一方、近年、実車への搭載に向けた実用化
の動きの中で、燃料電池の小型軽量化、低コスト化が大
きな課題となっている。燃料電池を小型化するために
は、燃料電池を構成する各単位セルを薄くすること、具
体的には、各単位セル内部に形成されている反応ガスの
流路を最大限に確保しながら、セパレータ間の間隔寸法
を小さくすることや、セパレータを薄肉化することが考
えられる。
【0007】ところが、セパレータを薄肉化することに
は、セパレータの強度や燃料電池の剛性上限界がある。
また、セパレータ間の間隔寸法を小さくするには、シー
ル部材の高さ寸法を低減することが効果的であるが、必
要十分な密封性を確保するためには、十分な潰れ代を確
保し得るシール部材の高さ寸法が必要となるため、その
低減にも自ずと限界がある。
【0008】さらに、単位セルにおいて、シール部材が
占有する空間は、反応ガスおよび冷却媒体を密封するた
めに必要不可欠ではあるものの、実質的に発電に寄与し
ない空間であるため、極力小さくする必要がある。
【0009】図24は、従来の燃料電池を示す平面図で
ある。図中、符号70は、燃料電池をセパレータ71の
積層方向に貫通する燃料ガス供給口、排出口、酸化剤ガ
ス供給口、排出口、冷却媒体供給口、排出口などの連通
孔である。また、符号72は、セパレータ71に沿って
複数の燃料ガス流路、酸化剤ガス流路および冷却媒体流
路が形成されている領域である。
【0010】図25は、図24の線X−Xで切断した従
来の燃料電池73を示す縦断面図である。平面視におい
て、発電に寄与しないシール部材の占有空間を極力小さ
くするために、従来は、燃料ガス流路74および酸化剤
ガス流路75をそれぞれ密封するガスシール部材76,
77と、冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材78
とを、単位セル79の積層方向に一列に並べて配置する
ことにより、燃料電池73の外形寸法を最小限に抑制し
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成される燃料電池73の場合に、各流路74,7
5を密封するガスシール部材76,77および冷却面シ
ール部材78の全てを単位セル79の積層方向に一列に
並べて配置すると、燃料電池73の厚さ寸法を、各単位
セル79の厚さ寸法に単位セル79間の冷却面シール部
材78の高さ寸法を加えて積層数倍した値より小さくす
ることができないという不都合がある。
【0012】このことをさらに詳しく説明するために、
再度、図25を参照する。この図25によれば、ガスシ
ール部材76,77によって密封状態に隔離された燃料
ガス供給口70と燃料ガス流路74とが連絡路80によ
って連絡されている。該連絡路80は、燃料ガス流路7
4の周囲を全周にわたって密封しているガスシール部材
77の燃料ガス供給口70近傍をセパレータ81の厚さ
方向に迂回するようにセパレータ81に設けられてい
る。また、セパレータ82も酸化剤ガス供給口(図示
略)において同様の連絡路(図示略)を有している。
【0013】したがって、各セパレータ81,82は、
連絡路80を形成するために比較的厚く形成されている
が、各シール部材76〜78が配置されているシールラ
インの位置においては、図25の断面に見られるよう
に、強度を確保するための最小限の肉厚寸法となってお
り、それ以上の薄肉化を図ることができない。また、各
シール部材76〜78は、密封性を確保するために必要
最小限の高さ寸法とされているので、これらシール部材
76〜78の高さ寸法もそれ以上低減することはできな
い。
【0014】その結果、燃料電池73の厚さ寸法は、2
枚のセパレータ81,82の最小肉厚寸法、連絡路80
を構成するための厚さ寸法、2つのガスシール部材7
6,77の高さ寸法、固体高分子電解質膜83の厚さ寸
法および冷却面シール部材78の高さ寸法を加えたもの
を積層数倍した寸法となるが、これらは全て必要不可欠
な寸法であるため、それ以上の寸法低減を図ることは困
難であった。
【0015】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たものであって、燃料電池を構成するセパレータおよび
電極構造体の間の各シール部材により各種流路を確実に
密封しながら、燃料電池の厚さ寸法を小さくして小型軽
量化した燃料電池を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、以下の手段を提案している。請求項1
に記載した発明は、電解質の両面にそれぞれ電極を配し
た電極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対の
セパレータと、前記電極構造体の外周部に配置され、各
セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に
形成される反応ガス(すなわち、燃料ガスおよび酸化剤
ガス)用のガス流路をそれぞれ密封するガスシール部材
とから構成された複数の単位セルを、これら単位セル間
に形成される冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材
を挟んで積層してなる燃料電池であって、前記各セパレ
ータに、前記ガスシール部材の外側にセパレータを厚さ
方向に貫通して設けられる反応ガスおよび冷却媒体用の
連通孔(例えば、実施の形態における燃料ガス供給口1
7、酸化剤ガス供給口18、冷却媒体供給口19、燃料
ガス排出口20、酸化剤ガス排出口21、冷却媒体排出
口22)と、前記ガスシール部材をセパレータの厚さ方
向に迂回して反応ガス用の連通孔とガス流路とを連絡す
る連絡路とが設けられ、前記冷却媒体流路を前記反応ガ
ス用の連通孔に対して密封する冷却面シール部材が、前
記連絡路に対して連通孔側にずれた位置に配置されてい
る燃料電池を提案している。
【0017】この発明に係る燃料電池によれば、セパレ
ータに設けられた連通孔とガス流路とが、ガスシール部
材をセパレータの厚さ方向に迂回する連絡路によって連
絡されているので、ガスシール部材の位置では、連絡路
の高さ寸法とセパレータの必要最小限の厚さ寸法とが確
保されている必要がある。一方、冷却媒体流路を密封す
る冷却面シール部材が連絡路に退位して連通孔側にずれ
た位置に配置されているので、冷却面シール部材の積層
方向の位置をガスシール部材の近傍に設けられている連
絡路とは無関係に決定することが可能となる。
【0018】その結果、単位セルの積層方向に沿う連絡
路の位置と冷却面シール部材の位置とを重なり合わせる
ことが可能となり、その重なり合った寸法分だけ、各単
位セル毎に厚さ寸法を低減することが可能となる。燃料
電池では、数百に及ぶ単位セルを積層するので、燃料電
池全体としては、各単位セル毎に低減された厚さの積層
数倍の大幅な小型化を図ることができる。
【0019】請求項2に係る発明は、請求項1に係る燃
料電池において、前記冷却面シール部材が、前記連絡路
近傍を除き、前記ガスシール部材と積層方向に沿って並
んだ位置に配置されている燃料電池を提案している。
【0020】この発明に係る燃料電池によれば、ガスシ
ール部材を厚さ方向に迂回して形成される連絡路近傍
は、該連絡路の高さ分だけセパレータを厚くせざるを得
ないため、冷却面シール部材を連通孔側にずらして、ガ
スシール部材と冷却面シール部材とが、同一のシールラ
インに配されることを回避し、連絡路近傍以外の部分で
は、ガスシール部材と冷却面シール部材とを単位セルの
積層方向に一列に並んだ位置に配することにより、単位
セルの面積を低減することが可能となる。また、連通孔
近傍でシールラインをずらすことにより、請求項1記載
の燃料電池と同様に、冷却面シール部材と連絡路とを積
層方向に重なり合う位置に配置することが可能となり、
冷却面シール部材とガスシール部材とを積層方向に近接
させて燃料電池の厚さを低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
係る燃料電池1ついて、添付図面を参照しながら説明す
る。本実施形態に係る燃料電池1は、図12に示される
ように、単位セル2を複数積層して構成されている。単
位セル2は、図1に示されるように、電極構造体3を一
対のセパレータ4,5で挟持することにより構成されて
いる。電極構造体3と各セパレータ4,5との間には、
ガスシール部材6,7がそれぞれ配置されている。これ
らガスシール部材6,7は、図12に示されるように、
電極構造体3の両側に燃料ガス流路8と酸化剤ガス流路
9とを密封状態に画定している。
【0022】前記電極構造体2は、例えば、図2および
図12に示されるように、ペルフルオロスルホン酸ポリ
マーからなる固体高分子電解質膜10(以下、単に電解
質膜という。)と、この電解質膜10の両面を挟むアノ
ード電極11およびカソード電極12とを有している。
電解質膜10は、例えば、図2に示されるように、複数
の貫通孔10aを有している。電解質膜10は、後述す
るセパレータ4,5と同等の大きさを有し、各貫通孔1
0aは、セパレータ4,5の各供給口17〜19および
各排出口20〜22に対応する位置に配置されている。
【0023】前記アノード電極11およびカソード電極
12は、例えば、多孔質カーボンクロスまたは多孔質カ
ーボンペーパーからなるガス拡散層を基材として電解質
膜10と接する一表面に、Ptを主体とする合金からな
る触媒層を配設させることにより構成されている。
【0024】単位セル2を構成するセパレータ4,5に
は、2種類のセパレータ4,5がある。各セパレータ
4,5は、図3および図4に示されるように、いずれも
カーボン製平板の表面に、複数の溝13〜16(図15
参照)を削り込むことにより、一定の高さを有する凹凸
が一定のパターンで多数形成された波板部4a,5a
と、該波板部4a,5aに流通させる燃料ガス(例え
ば、水素ガス)、酸化剤ガス(例えば、酸素を含む空
気)および冷却媒体(例えば、純水)をそれぞれ供給、
排出させるように各セパレータ4,5を貫通する燃料ガ
ス供給口(連通孔)17、酸化剤ガス供給口(連通孔)
18、冷却媒体供給口(連通孔)19、燃料ガス排出口
(連通孔)20、酸化剤ガス排出口(連通孔)21およ
び冷却媒体排出口(連通孔)22と、これら供給口17
〜19、排出口20〜22および前記波板部4a,5a
をそれぞれ取り囲むように配置される平面部4b,5b
とを具備している。
【0025】前記冷却媒体供給口19および冷却媒体排
出口22は、図3および図4に示されるように、セパレ
ータ4,5の幅方向(図3の矢印P方向)のほぼ中央に
配置されている。また、前記燃料ガス供給口17と酸化
剤ガス供給口18は、前記冷却媒体供給口19を挟んで
セパレータ4,5の幅方向の両側に配置されている。さ
らに、前記燃料ガス排出口20と酸化剤ガス排出口21
は、前記冷却媒体排出口22を挟んでセパレータ4,5
の幅方向の両側に配置されている。これら燃料ガス排出
口20および酸化剤ガス排出口21は、それぞれ燃料ガ
ス供給口17および酸化剤ガス供給口18に対して対角
位置となるように配置されている。
【0026】各セパレータ4,5の長さ方向(図3の矢
印Q方向)に沿う、燃料ガス供給口17および排出口2
0、酸化剤ガス供給口18および排出口21の長さ寸法
は、隣接する冷却媒体供給口19および排出口22より
も短く形成されている。これにより、燃料ガス供給口1
7および排出口20、酸化剤ガス供給口18および排出
口21と波板部4a,5aとの間の間隔寸法は、冷却媒
体供給口19および排出口22と波板部4a,5aとの
間の間隔寸法よりも大きく形成されている。
【0027】一方のセパレータ4の一面側には、図3に
示されるように、燃料ガス供給口17と波板部4aとの
間および該波板部4aと燃料ガス排出口20との間に、
燃料ガス供給口17から供給されてきた燃料ガスを波板
部4aに流通させ、波板部4aを通過した燃料ガスを燃
料ガス排出口20から排出させるための連絡路23がそ
れぞれ形成されている。該連絡路23は、セパレータの
一面側に形成された複数の溝23aと、該溝23a上に
掛け渡される平板上のブリッジ板23bとを備えてい
る。ブリッジ板23bが配置されるセパレータ4の表面
には、該ブリッジ板23bをはめ込む凹部24が形成さ
れており、それによってブリッジ板23bの表面は、セ
パレータ4の平面部4bと段差なくと同一平面内に配さ
れている。
【0028】また、他方のセパレータ5の一面側にも、
図4に示されるように、酸化剤ガス供給口18と波板部
5aとの間、および、該波板部5aと酸化剤ガス排出口
21との間に、一方のセパレータ4aと同様に、複数の
溝25aとブリッジ板25bとからなる連絡口25が設
けられている。なお、両セパレータ4,5の他面側に
は、図5に示されるように、冷却媒体供給口19と波板
部4a,5aとを結ぶ連絡路26および該波板部4a,
5aと冷却媒体排出口22とを結ぶ連絡路26が設けら
れている。
【0029】前記ガスシール部材6,7は、図6に示さ
れるように、波板部4a,5aの外周を取り囲む主環状
部6a,7aの両側に、各供給口17〜19および排出
口20〜22をそれぞれ取り囲む複数の副環状部6b,
7bを有する形状に一体的に構成されている。このよう
なガスシール部材6,7を、前記一方のセパレータ4の
一面側に配置した状態、電極構造体3の一面側に配置し
た状態、および、前記他方のセパレータ5の一面側に配
置した状態をそれぞれ、図7〜図9に示す。
【0030】これらの図7〜図9によれば、ガスシール
部材6,7の主環状部6a,7aは、各供給口17〜1
9および排出口20〜22と波板部4a,5aとの間の
平面部4b,5bを通過するように配置される。これに
より、主環状部6a,7aは、連絡路23,25に設け
られたブリッジ板23b,25bの上を通過して、各供
給口17〜19および排出口20〜22と波板部4a,
5aとの間を連絡路23,25を構成する溝23a,2
5aのみによって連絡し、他の部分は液密状態に密封す
るようになっている。
【0031】このように構成された単位セル2は、図1
2に示されるように、冷却面シール部材27を挟んで複
数積層される。冷却面シール部材27は、図10に示さ
れるように、主環状部27aと副環状部27bとを一体
的に連結した構造を有している。
【0032】このような冷却面シール部材27を、各セ
パレータ4,5の他面側に配置した状態を図11に示
す。これによれば、冷却面シール部材27の主環状部2
7aは、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給口17,18
と波板部4a,5aとの間、排出口20,21と波板部
4a,5aとの間を通過して、冷却媒体供給口19から
連絡路26を介して波板部4a,5aに接続し、波板部
4a,5aから連絡路26を介して冷却媒体排出口22
に接続する冷却媒体流路28の周囲を密封している。ま
た、冷却面シール部材27の副環状部27bは、燃料ガ
スおよび酸化剤ガスの各供給口17,18および各排出
口20,21を、それぞれ独立して密封している。
【0033】冷却面シール部材27の主環状部27aの
うち、燃料ガスおよび酸化剤ガスの供給口17,18と
波板部4a,5aとの間、排出口20,21と波板部4
a,5aとの間を通過する部分は、破線で示された上記
ガスシール部材の主環状部6a,7aの通過位置と比較
すると、供給口17,18または排出口20,21に、
より近い位置を通過するようにずれた位置に配置されて
いる。
【0034】このように構成された燃料電池1の各部の
断面を図12〜図15に示す。これらの図は、単に断面
のみを示し、図中の波線は、左右に示される図が、連続
した部材であることを示している。図12は、図7に示
される線A−Aに沿って切断した縦断面図である。この
図12によれば、各セパレータ4,5を厚さ方向に貫通
する燃料ガス供給口17から連絡路23を通してアノー
ド電極11とセパレータ4との間に形成されている燃料
ガス流路8へ燃料ガスを流通させる経路が示されてい
る。
【0035】この図12を見ると、電極構造体3とその
両側に配される一対のセパレータ4,5との間を密封す
るガスシール部材6,7が、単位セル2の積層方向に対
向する位置で電解質膜10を厚さ方向に挟んで配置され
ている。燃料ガス流路のガスシール部材6は、セパレー
タ4に形成されている連絡路23に掛け渡されたブリッ
ジ板23b上に配置されている。すなわち、連絡路23
は、ガスシール部材6をセパレータ4の厚さ方向に迂回
して、該ガスシール部材6の内外を連通させ、ガスシー
ル部材6の外側の燃料ガス供給口17から供給される燃
料ガスを、ガスシール部材6内側の燃料ガス流路8に流
通させることを可能としている。
【0036】この場合において、各単位セル2間を密封
して冷却媒体流路28を画定している冷却面シール部材
27は、前記ガスシール部材6,7が配置されている連
絡路23に対して燃料ガス供給口17側にずれた位置に
配置されている。その結果、冷却面シール部材27は、
セパレータ4の一表面を厚さ方向に彫り込んで形成した
連絡路23を構成する溝23aとはセパレータ4の厚さ
方向に重なる位置に配置することが可能となる。
【0037】上記においては、燃料ガス供給口17につ
いて説明したが、燃料ガス排出口20においても同様の
ことが言える。さらに、図13は、図7に示される線B
−Bに沿って切断した縦断面図である。この図13によ
れば、各セパレータ4,5を厚さ方向に貫通する酸化剤
ガス供給口18から連絡路25を通してカソード電極1
2とセパレータ5との間に形成されている酸化剤ガス流
路9へ酸化剤ガスを流通させる経路が示されている。
【0038】この図13においても、電極構造体3とそ
の両側に配される一対のセパレータ4,5との間を密封
するガスシール部材6,7が、単位セル2の積層方向に
対向する位置で電解質膜10を厚さ方向に挟んで配置さ
れており、ガスシール部材7は、セパレータ5に形成さ
れている連絡路25に掛け渡されたブリッジ板25b上
に配置されている。すなわち、連絡路25は、ガスシー
ル部材7をセパレータ5の厚さ方向に迂回して、該ガス
シール部材7の内外を連通させ、ガスシール部材7の外
側の酸化剤ガス供給口18から供給される酸化剤ガス
を、ガスシール部材7の内側の酸化剤ガス流路9に流通
させることを可能としている。
【0039】この場合において、各単位セル2間を密封
して冷却媒体流路28を画定している冷却面シール部材
27は、前記ガスシール部材7が配置されている連絡路
25よりも酸化剤ガス供給口18側にずれた位置に配置
されている。その結果、冷却面シール部材27は、セパ
レータ5の一表面を厚さ方向に彫り込んで形成した連絡
路25の溝25aと厚さ方向に重なる位置に配置するこ
とが可能となる。酸化剤ガス排出口21側においても同
様のことが言える。
【0040】したがって、連絡路23,25の形成され
ている位置におけるセパレータ4,5の肉厚寸法を確保
しつつ、冷却面シール部材27が十分な密封性を確保す
るために必要な、冷却面シール部材27の占有高さを節
約して、燃料電池1の高さを大幅に低減することができ
る。
【0041】なお、図14,15は、それぞれ、図7に
示された線C−C、線D−Dに沿う縦断面図を示してい
る。これによれば、冷却媒体供給口19から隣接する単
位セル2間に画定された冷却媒体流路28に接続する冷
却媒体の経路、並びに、波板部4a,5aによって画定
された燃料ガス流路8、酸化剤ガス流路9および冷却媒
体流路28がそれぞれ示されている。
【0042】次に、本発明の第2の実施形態に係る燃料
電池30について、図16および図17を参照して、以
下に説明する。なお、本実施形態においては、第1の実
施形態と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明
を簡略化することにする。図16,図17は、それぞ
れ、第1の実施形態における図12,図14に対応する
縦断面図である。
【0043】本実施形態に係る燃料電池30は、第1の
実施形態に係る燃料電池1が各単位セル2毎に冷却媒体
流路28を形成していたのに対し、2つの単位セル3
1,32毎に1つの冷却媒体流路33を形成している点
で相違している。すなわち、冷却媒体流路33が形成さ
れる部分においては、第1の実施形態に係る燃料電池1
と同様に、図17に示されるように、2つのセパレータ
34,35を対向させ、これらの間に冷却面シール部材
27を挟むことにより、冷却媒体流路33を形成するよ
うにしているが、冷却媒体流路33が形成されない部分
においては、第1の実施形態におけるセパレータ6,7
を一体にしたような単一のセパレータ37が使用されて
いる。
【0044】本実施形態に係る燃料電池30も、第1の
実施形態に係る燃料電池1と同様に、電極構造体3とそ
の両側に配される一対のセパレータ34,37(また
は、セパレータ35,37)との間を密封するガスシー
ル部材6,7が、単位セル31,32の積層方向に対向
する位置で電解質膜10を厚さ方向に挟んで配置されて
いる。燃料ガス流路8のガスシール部材6が、セパレー
タ34,37に形成されている連絡路23に掛け渡され
たブリッジ板23b上に配置され、それによって、連絡
路23が、ガスシール部材6をセパレータ34,37の
厚さ方向に迂回して、該ガスシール部材6の内外を連通
させ、ガスシール部材6の外側の燃料ガス供給口17か
ら供給される燃料ガスを、ガスシール部材6内側の燃料
ガス流路8に流通させることを可能としている。酸化剤
ガス流路9側でも同様である。
【0045】そして、冷却媒体流路33を画定している
冷却面シール部材27は、前記ガスシール部材6,7が
配置されている連絡路23よりも燃料ガス供給口17側
にずれた位置に配置されることにより、第1の実施形態
と同様、セパレータ34,37の一表面を厚さ方向に彫
り込んで形成した連絡路23を構成する溝23aを冷却
面シール部材27とはセパレータ34,37の厚さ方向
に重なる位置に配置することが可能となる。その結果、
高さ寸法を大幅に低減した燃料電池30を構成すること
ができる。
【0046】また、冷却媒体流路33を2つの単位セル
31,32毎に設けることにより、冷却面シール部材2
7の数量を減らしてコスト低減を図ることができるとと
もに、冷却媒体流路33を設けていない一体型のセパレ
ータ37の厚さ寸法を低減することにより、燃料電池3
0の高さ寸法をさらに低減することが可能となる。
【0047】次に、本発明の第3の実施形態に係る燃料
電池40について、図18,図19を参照して以下に説
明する。図18,図19は、それぞれ、第1の実施形態
における図12,図14に対応する縦断面図である。本
実施形態に係る燃料電池40は、ガスシール部材41の
構造において第1の実施形態に係る燃料電池1と相違し
ている。
【0048】本実施形態におけるガスシール部材41
は、第1の実施形態の電解質膜10を両側から挟む一対
のガスシール部材6,7に代えて、電解質膜10の一面
側に配されるセパレータ42と電解質膜10との間を密
封する内側シール部41aと、電解質膜10の外側に配
置され、対向する一対のセパレータ42,43間を密封
する外側シール部41bとを備えた2重のガスシール部
材41を採用している。
【0049】本実施形態に係る燃料電池40において
も、連絡路23は、ガスシール部材41をセパレータ4
2の厚さ方向に迂回して、該ガスシール部材41の内外
を連通し、ガスシール部材41の外側の燃料ガス供給口
17から供給される燃料ガスを、ガスシール部材41内
側の燃料ガス流路8に流通させることを可能としてい
る。そして、前記ガスシール部材41が配置されている
連絡路23よりも燃料ガス供給口17側にずれた位置に
冷却面シール部材27を配置することにより、上記実施
形態と同様、連絡路23を構成する溝23aを冷却面シ
ール部材27とはセパレータ42,43の厚さ方向に重
なる位置に配置することができ、高さ寸法の低減された
燃料電池40を構成することができる。
【0050】さらに、この2重のガスシール部材41を
用いることにより、第1および第2の実施形態における
ガスシール部材6,7と同様に、電解質膜10の両側に
形成されるガス流路8,9を確実に密封することができ
るうえに、電解質膜10の片側にガスシール部材41を
配して、ガスシール部材41の占有スペースを低減して
燃料電池40の高さ寸法を低減することができる。
【0051】なお、この第3の実施形態に係る燃料電池
40において、第2の実施形態に示した2セル毎に冷却
媒体流路33を設ける構造を採用することにしてもよ
い。その場合には、上記第2の実施形態に係る燃料電池
30における高さ寸法の低減効果に、冷却媒体流路33
を間引いたことによる高さ寸法の低減効果が加わり、一
層の小型化を図ることが可能となる。
【0052】次に、本発明の第4の実施形態に係る燃料
電池50について、図20,図21を参照して、以下に
説明する。図20,図21は、それぞれ、第3の実施形
態における図18,図19に対応する縦断面図である。
本実施形態に係る燃料電池50は、図18に示すよう
に、電解質膜10の両面に同等の大きさの電極11,1
2を配置した第3の実施形態に係る燃料電池40の電極
構造体3に代えて、一方の電極51を他方の電極52よ
りも大きく形成して、その大きな電極51によって電解
質膜10の一面全体を受けるように構成した段差状の電
極構造体53を採用している点において、上記実施形態
に係る燃料電池40と相違している。
【0053】本実施形態に係る燃料電池50において
も、ガスシール部材41を単位セル54の積層方向に迂
回してガスシール部材41の内外を連絡する連絡路23
が設けられ、該連絡路23から燃料ガス供給口17方向
にずれた位置に冷却面シール部材27が設けられている
ので、冷却面シール部材27と連絡路23とをセパレー
タ42の厚さ方向に重なる位置に配置して燃料電池50
の高さ寸法の低減を図ることができる。なお、本実施形
態に係る燃料電池50においても、第2の実施形態にお
いて説明した2セル毎に冷却媒体流路33を設けること
にしてもよい。
【0054】次に、この発明の第5の実施形態に係る燃
料電池60について、図22,図23を参照して、以下
に説明する。本実施形態に係る燃料電池60は、金属製
薄板をプレス加工により波板状に形成したセパレータ6
1,62を採用している点において、カーボン製セパレ
ータを採用している第1〜第4の実施形態に係る燃料電
池1,30,40,50と相違している。
【0055】本実施形態に係る燃料電池60において
も、電解質膜10を両側から挟むガスシール部材6,7
の位置で、ガスシール部材6,7との間隔をあける方向
にセパレータ62を湾曲させて連絡路23を形成し、該
連絡路23に掛け渡したブリッジ板23bによってガス
シール部材6を支持するように構成している。したがっ
て、連絡路23はガスシール部材6をセパレータ61,
62の積層方向に迂回してガスシール部材6の内外を連
通している。
【0056】また、冷却面シール部材27は、前記連絡
路23から燃料ガス供給口17方向にずれた位置に配置
されており、これによって、セパレータ61,62の積
層方向に連絡路23と重なる位置に配置されるようにな
っている。その結果、対向するセパレータ61,62の
間隔寸法を低減し、燃料電池60全体の高さ寸法を低減
することができるという効果がある。
【0057】なお、上記第5の実施形態においては、カ
ーボン製セパレータの場合の第1の実施形態に対応する
ものについて図面を参照して説明したが、第2〜第4の
実施形態に記載されたような場合、すなわち、2セル毎
に冷却媒体流路33を設ける場合、内側シール部41a
と外側シール部41bとを有する2重のガスシール部材
41を用いる場合、大きさの異なる電極51,52によ
って電解質膜10を挟んだ段差のある電極構造体53を
用いる場合のいずれについても金属製セパレータ61,
62を用いて同様の作用効果を奏することができる。
【0058】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は以下の効果を奏する。 (1) 請求項1記載の発明にかかる燃料電池によれ
ば、単位セルの厚さ方向に沿う冷却面シール部材の位置
と連絡路の位置とを重ならせることができるので、その
重なった分の厚さ寸法を単位セルごとに節約することが
できる。その結果、複数の単位セルを積層状態に配して
なる燃料電池の厚さ寸法を大幅に削減することができる
という効果がある。 (2) 請求項2記載の発明にかかる燃料電池によれ
ば、連絡路の近傍においては、上述した冷却面シール部
材を連絡路からずらし、それ以外の部分においてはガス
シール部材と厚さ方向に一列に並べるように配置するこ
とにより、燃料電池の面積の増加を抑えつつ、厚さ寸法
を大幅に低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る燃料電池を構成
する単位セルを模式的に示す分解斜視図である。
【図2】 図1の単位セルを構成する電極構造体を示
す平面図である。
【図3】 図1の単位セルを構成する、一方のセパレ
ータを示す平面図である。
【図4】 図1の単位セルを構成する、他方のセパレ
ータを示す平面図である。
【図5】 図3および図4のセパレータの裏面を示す
平面図である。
【図6】 図1の単位セルを構成するガスシール部材
を示す平面図である。
【図7】 図6のガスシール部材を図3のセパレータ
上に配置した状態を示す平面図である。
【図8】 図6のガスシール部材を図2の電極構造体
上に配置した状態を示す平面図である。
【図9】 図6のガスシール部材を図4のセパレータ
上に配置した状態を示す平面図である。
【図10】 図1の燃料電池を構成する冷却面シール
部材を示す平面図である。
【図11】 図10の冷却面シール部材を図5のセパ
レータ上に配置した状態を示す平面図である。
【図12】 図7の線A−Aで切断した図1の燃料電
池を示す縦断面図である。
【図13】 図7の線B−Bで切断した図1の燃料電
池を示す縦断面図である。
【図14】 図7の線C−Cで切断した図1の燃料電
池を示す縦断面図である。
【図15】 図7の線D−Dで切断した図1の燃料電
池を示す縦断面図である。
【図16】 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図17】 図16の燃料電池を示す図14と同様の
縦断面図である。
【図18】 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図19】 図18の燃料電池を示す図14と同様の
縦断面図である。
【図20】 本発明の第4の実施形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図21】 図20の燃料電池を示す図14と同様の
縦断面図である。
【図22】 本発明の第5の実施形態に係る燃料電池
を示す図12と同様の縦断面図である。
【図23】 図22の燃料電池を示す図14と同様の
縦断面図である。
【図24】 従来の燃料電池の単位セルを概略的に示
す平面図である。
【図25】 図24の燃料電池を線X−Xで切断した
連通孔近傍を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1;30;40;50;60 燃料電池 2;31,32 単位セル 3;53 電極構造体 4,5;34,35;42,43;61,62 セパレ
ータ 6,7;41 ガスシール部材 8,9 ガス流路 10 固体高分子電解質膜(電解質) 11;52 アノード電極(電極) 12;51 カソード電極(電極) 17 燃料ガス供給口(連通孔) 18 酸化剤ガス供給口(連通孔) 19 冷却媒体供給口(連通孔) 20 燃料ガス排出口(連通孔) 21 酸化剤ガス排出口(連通孔) 22 冷却媒体排出口(連通孔) 23,25 連絡路 27 冷却面シール部材 28;33 冷却媒体流路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質の両面にそれぞれ電極を配した
    電極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対のセ
    パレータと、前記電極構造体の外周部に配置され、各セ
    パレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形
    成される反応ガス用のガス流路をそれぞれ密封するガス
    シール部材とから構成された複数の単位セルを、これら
    単位セル間に形成される冷却媒体流路を密封する冷却面
    シール部材を挟んで積層してなる燃料電池であって、 前記各セパレータに、前記ガスシール部材の外側にセパ
    レータを厚さ方向に貫通して設けられる反応ガスおよび
    冷却媒体用の連通孔と、前記ガスシール部材をセパレー
    タの厚さ方向に迂回して反応ガス用の連通孔とガス流路
    とを連絡する連絡路とが設けられ、 前記冷却媒体流路を前記反応ガス用の連通孔に対して密
    封する冷却面シール部材が、前記連絡路に対して連通孔
    側にずれた位置に配置されている燃料電池。
  2. 【請求項2】 前記冷却面シール部材が、前記連絡路
    近傍を除き、積層方向からみて、前記ガスシール部材と
    略同一位置に配置されている請求項1記載の燃料電池。
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