JP4444862B2 - 燃料電池またはセパレータ - Google Patents
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Description
密封すべき部位としては、例えば、反応ガスおよび冷却媒体を燃料電池の各燃料電池セルに分配供給するためにセパレータを厚さ方向に貫通形成された供給口の周囲、各燃料電池セルから排出された反応ガスおよび冷却媒体をそれぞれ収集して排出するためにセパレータを厚さ方向に貫通形成された排出口の周囲、電極構造体の外周、隣接する燃料電池セルのセパレータ間等がある。シール部材の材質としては、柔らかくて、適度に反発力のある有機ゴム等が採用されている。
また、セパレータ3も酸化剤ガス供給口(図示略)において同様の連絡路(図示略)を有している。この種の技術が、特許文献1に開示されている。
請求項3に記載の発明は、前記電極構造体に配される電極において、前記アノード電極が、前記カソード電極より、大きく形成されているか、または、前記電極構造体に配される電極において、前記カソード電極が、前記アノード電極より、大きく形成されていることを特徴とする燃料電池である。
このように構成することで、前記一方の極側のセパレータに当接する電極(小さい方の電極)からはみ出した電解質の部分を、前記他方の極側のセパレータに当接する電極(大きい方の電極)で厚さ方向に補強することができる。そして、ガスシール部材を、前記電解質の補強された箇所に接触するように、前記一方の極側のセパレータに固着することができる。このため、電解質の厚さ方向の強度を保持しつつ、ガスシール部材を圧接することができる。
請求項5に記載の発明は、前記電極構造体に配される電極において、前記アノード電極が、前記カソード電極より大きく形成され、前記アノード電極と、前記アノード電極側ガスシール部材とが、前記電解質の平面寸法と同等に形成されているか、または、前記電極構造体に配される電極において、前記カソード電極が、前記アノード電極より大きく形成され、前記カソード電極と、前記カソード電極側ガスシール部材とが、前記電解質の平面寸法と同等に形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項6に係る発明は、前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体に圧接するように形成されているか、または前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体に圧接するように形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項7に係る発明は、前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体を挟んで反対側の前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されているか、または、前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体を挟んで反対側の前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項8に係る発明は、前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体および前記電極構造体を挟んで反対側の前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されているか、または、前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体および前記電極構造体を挟んで反対側の前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項9に係る発明は、前記アノード電極側ガスシール部材または前記カソード電極側ガスシール部材が、前記電極構造体に固着されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項10に係る発明は、前記2つ以上の燃料電池セルごとに、冷却媒体流路が形成され、
前記冷却媒体流路は、前記アノード電極側端部セパレータまたは前記カソード電極側端部セパレータに形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項11に係る発明は、前記セパレータは、カーボンまたはステンレスにより構成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項12に係る発明は、前記電極構造体を挟む前記アノード電極側端部セパレータおよび前記中間セパレータにつき、前記第1燃料ガス貫通路と前記第2燃料ガス貫通路とが前記セパレータの厚さ方向から視てずれた位置に形成されているか、または、前記電極構造体を挟む前記カソード電極側端部セパレータおよび前記中間セパレータにつき、前記第1酸化剤ガス貫通路と前記第2酸化剤ガス貫通路とが前記セパレータの厚さ方向から視てずれた位置に形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項13に係る発明は、前記少なくとも2つ以上の電極構造体は、平面寸法が異なっていることを特徴とする燃料電池である。
請求項15に記載の発明は、燃料電池の電解質の両面にアノード電極とカソード電極とをそれぞれ配した電極構造体を厚さ方向に挟むセパレータであって、前記電極構造体の外周部に配置され、前記セパレータを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔および酸化剤ガス連通孔と、前記セパレータを厚さ方向に貫通し、前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される酸化剤ガス流路に連通する酸化剤ガス貫通路と、前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される燃料ガス流路と、前記燃料ガス連通孔とを連絡する燃料ガス連絡路と、を備え、前記酸化剤ガス貫通路は、前記セパレータの前記カソード電極対向面の裏面である前記アノード電極対向面の前記アノード電極側ガスシール部材の外側を通って前記酸化剤ガス連通孔に連通し、前記燃料ガス連絡路は、前記電極構造体の外周部に配置され前記燃料ガス流路を密封するアノード電極側ガスシール部材を、前記セパレータの厚さ方向に迂回していることを特徴とするセパレータである。
請求項16に記載の発明は、前記アノード電極側ガスシール部材または前記カソード電極側ガスシール部材と一体化されていることを特徴とするセパレータである。
請求項17に記載の発明は、カーボンまたはステンレスにより構成されていることを特徴とするセパレータである。
〔参考としての親出願の発明の実施例〕親出願の発明に係る第1参考実施例の燃料電池20は、図12に示されるように、燃料電池セル21を複数積層して構成されている。燃料電池セル21は、図1に示されるように、電極構造体22を一対のセパレータ23,24で挟持することにより構成されている。電極構造体22と各セパレータ23,24との間には、ガスシール部材25,26がそれぞれ配置されている。これらガスシール部材25,26は、図12、図13に示されるように、電極構造体22の両側に燃料ガス流路27と酸化剤ガス流路28とを密封状態に画定している。
図7、図9は、このようなガスシール部材25,26を、前記セパレータ23のアノード電極側の面に配置した状態、前記セパレータ24のカソード電極側の面に配置した状態をそれぞれ示している。
前記ガスシール部材25の主環状部51において、燃料ガス供給口33または燃料ガス排出口36を密封する部位は、前記貫通路43の一方の端部44よりも燃料ガス供給口33または燃料ガス排出口36側にずれた位置に配置され、貫通路43の一方の端部44がガスシール部材25で覆われないようにしている。このガスシール部材25は、セパレータ23に固着されて一体化されている。
なお、図14は、図7に示された線C−Cに沿う図1の燃料電池20を示す縦断面図を示している。これによれば、冷却媒体供給口35から隣接する燃料電池セル21間に画定された冷却媒体流路61に接続する冷却媒体の経路が示されている。
21 燃料電池セル
22 電極構造体
23,24 セパレータ
25,26 ガスシール部材
27,28 ガス流路
29 固体高分子電解質膜(電解質膜)
30 アノード電極(電極)
31 カソード電極(電極)
33 燃料ガス供給口(反応ガス連通孔)
34 酸化剤ガス供給口(反応ガス連通孔)
35 冷却媒体供給口(冷却媒体連通孔)
36 燃料ガス排出口(反応ガス連通孔)
37 酸化剤ガス排出口(反応ガス連通孔)
38 冷却媒体排出口(冷却媒体連通孔)
43 貫通路
46 酸化剤ガス連絡路(反応ガス連絡路)
55 冷却面シール部材
61 冷却媒体流路
Claims (17)
- 電解質の両面にアノード電極とカソード電極とをそれぞれ配した電極構造体と、
該電極構造体を厚さ方向に挟むセパレータと、
前記電極構造体の前記アノード電極側に配置された前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される燃料ガス流路と、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記燃料ガス流路を密封するアノード電極側ガスシール部材と、
前記電極構造体の前記カソード電極側に配置された前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される酸化剤ガス流路と、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記酸化剤ガス流路を密封するカソード電極側ガスシール部材と、
前記セパレータにおける前記燃料ガス流路および前記酸化剤ガス流路を形成する部位の外側に設けられ、前記セパレータを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔および酸化剤ガス連通孔と、
を備えた燃料電池セルを複数積層してなる燃料電池であって、
互いに厚さ方向に隣接する少なくとも2つ以上の前記燃料電池セルは、少なくとも2つ以上の前記電極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む少なくとも3枚以上の前記セパレータとを備え、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて厚さ方向の一方の端部に位置し、前記電極構造体の前記アノード電極側に配置されたアノード電極側端部セパレータには、前記アノード電極側端部セパレータを厚さ方向に貫通し前記燃料ガス流路に連通する第1燃料ガス貫通路が形成され、前記第1燃料ガス貫通路は、前記アノード電極側端部セパレータの前記アノード電極対向面の裏面を通って前記燃料ガス連通孔に連通し、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて厚さ方向の他方の端部に位置し、前記電極構造体の前記カソード電極側に配置されたカソード電極側端部セパレータには、前記酸化剤ガス連通孔と前記酸化剤ガス流路を連絡する第1酸化剤ガス連絡路が形成され、前記第1酸化剤ガス連絡路は、前記カソード電極側ガスシール部材を前記カソード電極側端部セパレータの厚さ方向に迂回し、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて前記アノード電極側端部セパレータと前記カソード電極側端部セパレータとの間に位置し板状部材からなる1枚の中間セパレータには、前記中間セパレータを厚さ方向に貫通し前記燃料ガス流路に連通する第2燃料ガス貫通路が形成され、前記第2燃料ガス貫通路は、前記中間セパレータの前記アノード電極対向面の裏面である前記カソード電極対向面の前記カソード電極側ガスシール部材の外側を通って前記燃料ガス連通孔に連通すると共に、前記中間セパレータには、前記酸化剤ガス連通孔と前記酸化剤ガス流路を連絡する第2酸化剤ガス連絡路とが形成され、前記第2酸化剤ガス連絡路は、前記カソード電極側ガスシール部材を前記中間セパレータの厚さ方向に迂回していることを特徴とする燃料電池。 - 電解質の両面にアノード電極とカソード電極とをそれぞれ配した電極構造体と、
該電極構造体を厚さ方向に挟むセパレータと、
前記電極構造体の前記アノード電極側に配置された前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される燃料ガス流路と、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記燃料ガス流路を密封するアノード電極側ガスシール部材と、
前記電極構造体の前記カソード電極側に配置された前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される酸化剤ガス流路と、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記酸化剤ガス流路を密封するカソード電極側ガスシール部材と、
前記セパレータにおける前記燃料ガス流路および前記酸化剤ガス流路を形成する部位の外側に設けられ、前記セパレータを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔および酸化剤ガス連通孔と、
を備えた燃料電池セルを複数積層してなる燃料電池であって、
互いに厚さ方向に隣接する少なくとも2つ以上の前記燃料電池セルは、少なくとも2つ以上の前記電極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む少なくとも3枚以上の前記セパレータとを備え、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて厚さ方向の一方の端部に位置し、前記電極構造体の前記アノード電極側に配置されたアノード電極側端部セパレータには、前記燃料ガス連通孔と前記燃料ガス流路を連絡する第1燃料ガス連絡路が形成され、前記第1燃料ガス連絡路は、前記アノード電極側ガスシール部材を前記アノード電極側端部セパレータの厚さ方向に迂回し、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて厚さ方向の他方の端部に位置し、前記電極構造体の前記カソード電極側に配置されたカソード電極側端部セパレータには、前記カソード電極側端部セパレータを厚さ方向に貫通し前記酸化剤ガス流路に連通する第1酸化剤ガス貫通路が形成され、前記第1酸化剤ガス貫通路は、前記カソード電極側端部セパレータの前記カソード電極対向面の裏面を通って前記酸化剤ガス連通孔に連通し、
前記3枚以上のセパレータのうち、前記2つ以上の燃料電池セルにおいて前記アノード電極側端部セパレータと前記カソード電極側端部セパレータとの間に位置し板状部材からなる1枚の中間セパレータには、前記燃料ガス連通孔と前記燃料ガス流路を連絡する第2燃料ガス連絡路が形成され、前記第2燃料ガス連絡路は、前記アノード電極側ガスシール部材を前記アノード電極側端部セパレータの厚さ方向に迂回すると共に、前記中間セパレータには、前記中間セパレータを厚さ方向に貫通し前記酸化剤ガス流路に連通する第2酸化剤ガス貫通路が形成され、前記第2酸化剤ガス貫通路は、前記中間セパレータの前記カソード電極対向面の裏面である前記アノード電極対向面の前記アノード電極側ガスシール部材の外側を通って前記酸化剤ガス連通孔に連通することを特徴とする燃料電池。 - 前記電極構造体に配される電極において、前記アノード電極が、前記カソード電極より、大きく形成されているか、
または、
前記電極構造体に配される電極において、前記カソード電極が、前記アノード電極より、大きく形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。 - 前記アノード電極が、前記カソード電極より、少なくとも前記カソード電極側ガスシール部材の幅寸法分平面寸法を大きく形成されているか、
または、
前記カソード電極が、前記アノード電極より、少なくとも前記アノード電極側ガスシール部材の幅寸法分平面寸法を大きく形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記電極構造体に配される電極において、前記アノード電極が、前記カソード電極より大きく形成され、前記アノード電極と、前記アノード電極側ガスシール部材とが、前記電解質の平面寸法と同等に形成されているか、
または、
前記電極構造体に配される電極において、前記カソード電極が、前記アノード電極より大きく形成され、前記カソード電極と、前記カソード電極側ガスシール部材とが、前記電解質の平面寸法と同等に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体に圧接するように形成されているか、
または
前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体に圧接するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体を挟んで反対側の前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されているか、
または、
前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体を挟んで反対側の前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード電極側ガスシール部材が、前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体および前記電極構造体を挟んで反対側の前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されているか、
または、
前記カソード電極側ガスシール部材が、前記カソード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに固着されるとともに、前記電極構造体および前記電極構造体を挟んで反対側の前記アノード電極側端部セパレータもしくは前記中間セパレータに圧接するように形成されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記アノード電極側ガスシール部材または前記カソード電極側ガスシール部材が、前記電極構造体に固着されていることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記2つ以上の燃料電池セルごとに、冷却媒体流路が形成され、
前記冷却媒体流路は、前記アノード電極側端部セパレータまたは前記カソード電極側端部セパレータに形成されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の燃料電池。 - 前記セパレータは、カーボンまたはステンレスにより構成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の燃料電池。
- 前記電極構造体を挟む前記アノード電極側端部セパレータおよび前記中間セパレータにつき、前記第1燃料ガス貫通路と前記第2燃料ガス貫通路とが前記セパレータの厚さ方向から視てずれた位置に形成されているか、
または、
前記電極構造体を挟む前記カソード電極側端部セパレータおよび前記中間セパレータにつき、前記第1酸化剤ガス貫通路と前記第2酸化剤ガス貫通路とが前記セパレータの厚さ方向から視てずれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。 - 前記少なくとも2つ以上の電極構造体は、平面寸法が異なっていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。
- 燃料電池の電解質の両面にアノード電極とカソード電極とをそれぞれ配した電極構造体を厚さ方向に挟むセパレータであって、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記セパレータを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔および酸化剤ガス連通孔と、
前記セパレータを厚さ方向に貫通し、前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される燃料ガス流路に連通する燃料ガス貫通路と、
前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される酸化剤ガス流路と、前記酸化剤ガス連通孔とを連絡する酸化剤ガス連絡路と、を備え、
前記燃料ガス貫通路は、前記セパレータの前記アノード電極対向面の裏面である前記カソード電極対向面の前記カソード電極側ガスシール部材の外側を通って前記燃料ガス連通孔に連通し、
前記酸化剤ガス連絡路は、前記電極構造体の外周部に配置され前記酸化剤ガス流路を密封するカソード電極側ガスシール部材を、前記セパレータの厚さ方向に迂回していることを特徴とするセパレータ。 - 燃料電池の電解質の両面にアノード電極とカソード電極とをそれぞれ配した電極構造体を厚さ方向に挟むセパレータであって、
前記電極構造体の外周部に配置され、前記セパレータを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔および酸化剤ガス連通孔と、
前記セパレータを厚さ方向に貫通し、前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される酸化剤ガス流路に連通する酸化剤ガス貫通路と、
前記セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される燃料ガス流路と、前記燃料ガス連通孔とを連絡する燃料ガス連絡路と、を備え、
前記酸化剤ガス貫通路は、前記セパレータの前記カソード電極対向面の裏面である前記アノード電極対向面の前記アノード電極側ガスシール部材の外側を通って前記酸化剤ガス連通孔に連通し、
前記燃料ガス連絡路は、前記電極構造体の外周部に配置され前記燃料ガス流路を密封するアノード電極側ガスシール部材を、前記セパレータの厚さ方向に迂回していることを特徴とするセパレータ。 - 前記アノード電極側ガスシール部材または前記カソード電極側ガスシール部材と一体化されていることを特徴とする請求項14または請求項15に記載のセパレータ。
- カーボンまたはステンレスにより構成されていることを特徴とする請求項14から請求項16のいずれかに記載のセパレータ。
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