JP3830805B2 - 燃料電池 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電極構造体をセパレータで挟持してなる燃料電池セルを複数積層して構成された燃料電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
燃料電池を構成する燃料電池セルには、固体高分子電解質膜の両側にそれぞれアノード電極およびカソード電極を配置してなる膜電極構造体を、一対のセパレータで挟持することにより平板状に構成されたものがある。このように構成された燃料電池セルは、その厚さ方向に複数積層されることにより燃料電池を構成している。
【0003】
各燃料電池セルでは、アノード電極に対向配置されるアノード側セパレータの一面に燃料ガス(例えば、水素)の流路が設けられ、カソード電極に対向配置されるカソード側セパレータの一面に酸化剤ガス(例えば、酸素を含む空気)の流路が設けられている。また、隣接する燃料電池セルの隣接するセパレータ間には、冷却媒体(例えば、純水)の流路が設けられている。
【0004】
そして、アノード電極の電極反応面に燃料ガスを供給すると、ここで水素がイオン化され、固体高分子電解質膜を介してカソード電極に移動する。この間に生じた電子は外部回路に取り出され、直流の電気エネルギとして利用される。カソード電極においては、酸化剤ガスが供給されているため、水素イオン、電子、および酸素が反応して、水が生成される。電極反応面では、水が生成される際に熱が発生するので、セパレータ間に流通させられる冷却媒体によって冷却されるようになっている。
【0005】
これら燃料ガスと酸化剤ガス(総称して反応ガス)および冷却媒体は、各々独立した流路に流通させる必要があるため、各流路間を液密または気密状態に仕切るシール技術が重要となる。
密封すべき部位としては、例えば、反応ガスおよび冷却媒体を燃料電池の各燃料電池セルに分配供給するために貫通形成された供給口の周囲、各燃料電池セルから排出された反応ガスおよび冷却媒体をそれぞれ収集して排出する排出口の周囲、膜電極構造体の外周、隣接する燃料電池セルのセパレータ間の外周等がある。シール部材としては、有機ゴム等の柔らかくて、適度に反発力のある材質のものが採用されている。
【0006】
一方、近年、実車への搭載に向けた実用化の動きの中で、燃料電池の小型軽量化、低コスト化が大きな課題となっている。
燃料電池を小型化するためには、燃料電池を構成する各燃料電池セルを薄くすること、具体的には、各燃料電池セル内部に形成されている反応ガスの流路を最大限に確保しながら、セパレータ間の間隔寸法を小さくすることや、セパレータを薄肉化することが考えられる。
【0007】
ところが、セパレータを薄肉化することには、セパレータの強度や燃料電池の剛性上限界がある。また、セパレータ間の間隔寸法を小さくするには、シール部材の高さ寸法を低減することが効果的であるが、必要十分な密封性を確保するためには、十分な潰れ代を確保し得るシール部材の高さ寸法が必要となるため、その低減にも自ずと限界がある。
【0008】
さらに、燃料電池セルにおいて、シール部材が占有する空間は、反応ガスおよび冷却媒体を密封するために必要不可欠ではあるものの、実質的に発電に寄与しない空間であるため、極力小さくする必要がある。
【0009】
図24は、従来の燃料電池を示す平面図である。図中、符号70は、燃料電池をセパレータ71の積層方向に貫通する燃料ガス供給口、排出口、酸化剤ガス供給口、排出口、冷却媒体供給口、排出口などの連通孔である。また、符号72は、セパレータ71に沿って複数の燃料ガス流路、酸化剤ガス流路および冷却媒体流路が形成されている領域である。
【0010】
図25は、図24の線X−Xで切断した従来の燃料電池73を示す縦断面図である。平面視において、発電に寄与しないシール部材の占有空間を極力小さくするために、従来は、燃料ガス流路74および酸化剤ガス流路75をそれぞれ密封するガスシール部材76,77と、冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材78とを、燃料電池セル79の積層方向に一列に並べて配置することにより、燃料電池73の外形寸法を最小限に抑制している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このように構成される燃料電池73の場合に、各流路74,75を密封するガスシール部材76,77および冷却面シール部材78の全てを燃料電池セル79の積層方向に一列に並べて配置すると、燃料電池73の厚さ寸法を、各燃料電池セル79の厚さ寸法に燃料電池セル79間の冷却面シール部材78の高さ寸法を加えて積層数倍した値より小さくすることができないという不都合がある。
【0012】
このことをさらに詳しく説明するために、再度、図25を参照する。この図25によれば、ガスシール部材76,77によって密封状態に隔離された燃料ガス供給口70と燃料ガス流路74とが連絡路80によって連絡されている。該連絡路80は、燃料ガス流路74の周囲を全周にわたって密封しているガスシール部材77の燃料ガス供給口70近傍をセパレータ81の厚さ方向に迂回するようにセパレータ81に設けられている。また、セパレータ82も酸化剤ガス供給口(図示略)において同様の連絡路(図示略)を有している。
【0013】
したがって、各セパレータ81,82は、連絡路80を形成するために比較的厚く形成されているが、各シール部材76〜78が配置されているシールラインの位置においては、図25の断面に見られるように、強度を確保するための最小限の肉厚寸法となっており、それ以上の薄肉化を図ることができない。
また、各シール部材76〜78は、密封性を確保するために必要最小限の高さ寸法とされているので、これらシール部材76〜78の高さ寸法もそれ以上低減することはできない。
【0014】
その結果、燃料電池73の厚さ寸法は、2枚のセパレータ81,82の最小肉厚寸法、連絡路80を構成するための厚さ寸法、2つのガスシール部材76,77の高さ寸法、固体高分子電解質膜83の厚さ寸法および冷却面シール部材78の高さ寸法を加えたものを積層数倍した寸法となるが、これらは全て必要不可欠な寸法であるため、それ以上の寸法低減を図ることは困難であった。
【0015】
このような燃料電池73の厚さ寸法を低減する手段として、前記ガスシール部材76,77と冷却面シール部材78との積層方向から見た位置を互いにずらすことが提案されている。このようにすれば、連絡路の形成されている位置におけるセパレータ81,82の肉厚寸法を確保しつつ、冷却面シール部材78が十分な密封性を確保するために必要な、冷却面シール部材78の占有高さを節約して、燃料電池73の高さを大幅に低減することができる。
【0016】
しかし、前記ガスシール部材76,77と冷却面シール部材78の配置位置をずらすことにより、積層方向に各燃料電池セルのシールラインが、直線上に並ばなくなる。このため、ずらして配置された前記ガスシール部材76、77と冷却面シール部材78にかかる荷重圧力が弱くなる。このため、積層した燃料電池セルを積層方向に締め付けた場合には、冷却面シール部材が押しつぶされることにより生じた反力によってセパレータが変形してシール部材の密封性能が損なわれ、この位置におけるガスシール部材76,77と冷却面シール部材78からガス及び冷媒の漏れが発生するおそれがある。したがって、シール部材の密封性能を確保するセパレータ81、82の剛性を確保するために、セパレータ81、82の厚みをある程度厚くせざるを得ず、これ以上の燃料電池73の小型化を図ることができないという問題があった。
【0017】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、燃料電池を構成するセパレータおよび膜電極構造体の間の各シール部材により各種流路を確実に密封しながら、燃料電池の厚さ寸法を小さくして小型軽量化した燃料電池を提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載した発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電解質(例えば、実施の形態における固体高分子電解質膜10)の両面にそれぞれ電極(例えば、実施の形態におけるアノード電極11,カソード電極12)を配した電極構造体(例えば、実施の形態における膜電極構造体3)と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対のセパレータ(例えば、実施の形態におけるセパレータ4A、5A)と、前記電極構造体の外周部に配置され、各セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される反応ガス用のガス流路をそれぞれ密封するガスシール部材(例えば、実施の形態におけるガスシール部材6A、7A)とから構成された複数の燃料電池セル(例えば、実施の形態における燃料電池セル2A)を、これら燃料電池セル間に形成される冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材(例えば、実施の形態における冷却面シール部材27)を挟んで積層してなる燃料電池(例えば、実施の形態における燃料電池1A)であって、前記各セパレータに、前記ガスシール部材の外側にセパレータを厚さ方向に貫通して設けられる反応ガスおよび冷却媒体用の連通孔(例えば、実施の形態における連通孔17〜22)と反応ガス用の連通孔とガス流路とを連絡する連絡路(例えば、実施の形態における連絡路23A、25A)とが設けられ、ガスシール部材および冷却面シール部材が積層方向から見てずれた位置に配置されたセパレータの部位が支持部材(例えば、実施の形態における支持部材29A〜29D)によって支持されていることを特徴とする燃料電池である。
【0019】
このように構成することで、上記したガスシール部材および冷却面シール部材をずらして配置されているセパレータの部位の剛性を確保することができる。このため、上記した位置のずれたガスシール部材および冷却面シール部材に十分な荷重圧力を付与することができる。
【0020】
なお、支持部材の材質は配置する部位によって異なり、電極構造体を挟んだセパレータ間に配置する場合にはゴムや樹脂等の絶縁材料を用いる。また、セパレータの冷却面側に配置する場合には、ステンレスやカーボン材等の耐食性のある導電性材料を用いてもよいし、ゴムや樹脂等の絶縁材料を用いてもよい。また、電極構造体とセパレータ間に配置する場合にも、上記した耐食性のある絶縁材料を用いる。そして、燃料電池としては、固体高分子型、固体電解質型、アルカリ型、リン酸型、溶融炭酸塩型のうち、いずれであってもよい。
【0021】
請求項2に記載した発明は、前記複数の燃料電池セルにおける、一の燃料電池セル(例えば、実施の形態における燃料電池セル2B)と、該燃料電池セルの積層方向に隣合う燃料電池セル(例えば、実施の形態における燃料電池セル2C)との、それぞれ対応する連絡路(例えば、実施の形態における連絡路23Bおよび23C、連絡路25Bおよび25C)が、積層方向から見て互いにずれた位置に設けられ、前記支持部材の少なくとも一部(例えば、実施の形態における支持部材29E、29F)が連絡路を形成するセパレータの部位を支持していることを特徴とする燃料電池(例えば、実施の形態における燃料電池1C)である。
【0022】
このように構成することで、連絡路をずらして設けたセパレータの部位の剛性が増すため、この部位の厚みを薄くできるとともに、この部位を積層方向にずらすことができる。
【0023】
請求項3に記載した発明は、前記ガス流路または冷却媒体流路上に設けられた支持部材(例えば、実施の形態における支持部材29B)には、反応ガスまたは冷却媒体を流入可能な通路部(例えば、実施の形態における通路部30)が形成されていることを特徴とする燃料電池である。
請求項4に記載した発明は、前記冷却媒体流路は、複数の燃料電池セル(例えば、実施の形態における燃料電池セル2B、2C)間に形成されることを特徴とする燃料電池である。
【0024】
このように構成することで、前記支持部材に形成された通路部からガスまたは冷却媒体を流入させることができるとともに、この支持部材の設けられたセパレータの部位の剛性を増すことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態における燃料電池を図面と共に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態における燃料電池を構成する燃料電池セルを示す概略構成図である。本実施の形態に係る燃料電池1Aは、図12に示されるように、燃料電池セル2Aを複数積層して構成されている。燃料電池セル2Aは、図1に示されるように、膜電極構造体3を一対のセパレータ4A,5Aで挟持することにより構成されている。膜電極構造体3と各セパレータ4A,5Aとの間には、ガスシール部材6A,7Aがそれぞれ配置されている。これらガスシール部材6A,7Aは、図12に示されるように、膜電極構造体3の両側に燃料ガス流路8と酸化剤ガス流路9とを密封状態に画定している。
【0026】
前記膜電極構造体3は、例えば、図5および図12に示されるように、ペルフルオロスルホン酸ポリマーからなる固体高分子電解質膜10(以下、単に電解質膜という。)と、この電解質膜10の両面を挟むアノード電極11およびカソード電極12とを有している。
電解質膜10は、例えば、図5に示されるように、複数の貫通孔10aを有している。電解質膜10は、後述するセパレータ4A,5Aと同等の大きさを有し、各貫通孔10aは、セパレータ4A,5Aの各供給口17〜19および各排出口20〜22に対応する位置に配置されている。
【0027】
前記アノード電極11およびカソード電極12は、例えば、多孔質カーボンクロスまたは多孔質カーボンペーパーからなるガス拡散層を基材として電解質膜10と接する一表面に、Ptを主体とする合金からなる触媒層を配設させることにより構成されている。
【0028】
燃料電池セル2Aを構成するセパレータ4A,5Aには、2種類のセパレータ4A,5Aがある。各セパレータ4A,5Aは、図2および図3に示されるように、いずれもカーボン製平板の表面に、複数の溝(図示せず)を削り込むことにより、一定の高さを有する凹凸が一定のパターンで多数形成された波板部4a,5aと、該波板部4a,5aに流通させる燃料ガス(例えば、水素ガス)、酸化剤ガス(例えば、酸素を含む空気)および冷却媒体(例えば、純水)をそれぞれ供給、排出させるように各セパレータ4A,5Aを貫通する燃料ガス供給口(連通孔)17、酸化剤ガス供給口(連通孔)18、冷却媒体供給口(連通孔)19、燃料ガス排出口(連通孔)20、酸化剤ガス排出口(連通孔)21および冷却媒体排出口(連通孔)22と、これら連通孔17〜22および前記波板部4a,5aをそれぞれ取り囲むように配置される平面部4b,5bとを具備している。
【0029】
前記冷却媒体連通孔19および冷却媒体連通孔22は、図2および図3に示されるように、セパレータ4A,5Aの幅方向(図2の矢印Q方向)のほぼ中央に配置されている。また、前記燃料ガス連通孔17と酸化剤ガス連通孔18は、前記冷却媒体連通孔19を挟んでセパレータ4A,5Aの幅方向の両側に配置されている。さらに、前記燃料ガス連通孔20と酸化剤ガス連通孔21は、前記冷却媒体連通孔22を挟んでセパレータ4A,5Aの幅方向の両側に配置されている。これら燃料ガス連通孔20および酸化剤ガス連通孔21は、それぞれ燃料ガス連通孔17および酸化剤ガス連通孔18に対して対角位置となるように配置されている。
【0030】
各セパレータ4A,5Aの長さ方向(図2の矢印R方向)に沿う、燃料ガス連通孔17および連通孔20、酸化剤ガス連通孔18および連通孔21の長さ寸法は、隣接する冷却媒体連通孔19および連通孔22よりも短く形成されている。これにより、燃料ガス連通孔17および連通孔20、酸化剤ガス連通孔18および連通孔21と波板部4a,5aとの間の間隔寸法は、冷却媒体連通孔19および連通孔22と波板部4a,5aとの間の間隔寸法よりも大きく形成されている。
【0031】
一方のセパレータ4Aの一面側には、図2に示されるように、燃料ガス連通孔17と波板部4aとの間および該波板部4aと燃料ガス連通孔20との間に、燃料ガス連通孔17から供給されてきた燃料ガスを波板部4aに流通させ、波板部4aを通過した燃料ガスを燃料ガス連通孔20から排出させるための連絡路23Aがそれぞれ形成されている。該連絡路23Aは、セパレータ4Aの一面側に形成された複数の溝23aと、該溝23a上に掛け渡される平板上のブリッジ板23bとを備えている。ブリッジ板23bが配置されるセパレータ4Aの表面には、該ブリッジ板23bをはめ込む凹部が形成されており、それによってブリッジ板23bの表面は、セパレータ4Aの平面部4bと段差なく同一平面内に配されている。
【0032】
また、他方のセパレータ5Aの一面側にも、図3に示されるように、酸化剤ガス供給口18と波板部5aとの間、および、該波板部5aと酸化剤ガス排出口21との間に、一方のセパレータ4Aと同様に、複数の溝25aとブリッジ板25bとからなる連絡路25Aが設けられている。
なお、両セパレータ4A,5Aの他面側には、図4に示されるように、冷却媒体供給口19と波板部4a,5aとを結ぶ連絡路26および該波板部4a,5aと冷却媒体排出口22とを結ぶ連絡路26が設けられている。
【0033】
前記ガスシール部材6A,7Aは、図2および図3に示されているように、波板部4a,5aの外周を取り囲む主環状部6a,7aの両側に、各連通孔17〜22をそれぞれ取り囲む複数の副環状部6b,7bを有する形状に一体的に構成されている。図2および図3に示したように、ガスシール部材6A,7Aの主環状部6a,7aは、各連通孔17〜22と波板部4a,5aとの間の平面部4b,5bを通過するように配置される。これにより、主環状部6a,7aは、連絡路23A,25Aに設けられたブリッジ板23b,25bの上を通過して、各連通孔17〜22と波板部4a,5aとの間を連絡路23A,25Aを構成する溝23a,25aのみによって連絡し、他の部分は液密状態に密封するようになっている。
【0034】
このように構成された燃料電池セル2Aは、図12に示されるように、冷却面シール部材27を挟んで複数積層される。冷却面シール部材27は、図4に示されるように、主環状部27aと副環状部27bとを一体的に連結した構造を有している。前記冷却面シール部材27の主環状部27aは、燃料ガスおよび酸化剤ガスの連通孔17,18と波板部4a,5aとの間、連通孔20,21と波板部4a,5aとの間を通過して、冷却媒体連通孔19から連絡路26を介して波板部4a,5aに接続し、波板部4a,5aから連絡路26を介して冷却媒体連通孔22に接続する冷却媒体流路28の周囲を密封している。また、冷却面シール部材27の副環状部27bは、燃料ガスおよび酸化剤ガスの各連通孔17,18および各連通孔20,21を、それぞれ独立して密封している。
【0035】
冷却面シール部材27の主環状部27aのうち、燃料ガスおよび酸化剤ガスの連通孔17,18と波板部4a,5aとの間、連通孔20,21と波板部4a,5aとの間を通過する部分は、上記ガスシール部材6A、7Aの主環状部6a,7aの通過位置と比較すると、供給口17,18または排出口20,21に、より近い位置を通過するようにずれた位置に配置されている。
【0036】
本実施の形態においては、積層方向から見てガスシール部材6A、7Aおよび冷却面シール部材27がずらして配置されているセパレータ4A、5Aの部位を支持する支持部材29A〜29Dが設けられている。すなわち、図2および図3に示したように、ガスシール部材6A、7Aには、このガスシール部材6A、7Aからずらして配置された冷却面シール部材27を支持するための支持部材29A、29Bが設けられている。また、図4に示したように、前記冷却面シール部材27には、ガスシール部材6A、7Aの通過位置からずれた位置に、支持部材29C、29Dが設けられている。
【0037】
このように構成された燃料電池1Aの各部の断面を図11〜図14に示す。これらの図は、単に断面のみを示し、図中の波線は、左右に示される図が、連続した部材であることを示している。
図12は、図2に示される線A−Aに沿って切断した縦断面図である。この図12によれば、各セパレータ4A,5Aを厚さ方向に貫通する燃料ガス連通孔17から連絡路23Aを通してアノード電極11とセパレータ4Aとの間に形成されている燃料ガス流路8へ燃料ガスを流通させる経路が示されている。
【0038】
この図12を見ると、膜電極構造体3とその両側に配される一対のセパレータ4A,5Aとの間を密封するガスシール部材6A,7Aが、燃料電池セル2Aの積層方向に対向する位置で電解質膜10を厚さ方向に挟んで配置されている。燃料ガス流路のガスシール部材6Aは、セパレータ4Aに形成されている連絡路23Aに掛け渡されたブリッジ板23b上に配置されている。すなわち、連絡路23Aは、ガスシール部材6Aをセパレータ4Aの厚さ方向に迂回して、該ガスシール部材6Aの内外を連通させ、ガスシール部材6Aの外側の燃料ガス連通孔17から供給される燃料ガスを、ガスシール部材6A内側の燃料ガス流路8に流通させることを可能としている。
【0039】
この場合において、各燃料電池セル2A間を密封して冷却媒体流路28を画定している冷却面シール部材27は、前記ガスシール部材6A,7Aが配置されている連絡路23Aに対して燃料ガス連通孔17側にずれた位置に配置されている。その結果、冷却面シール部材27は、セパレータ4Aの一表面を厚さ方向に彫り込んで形成した連絡路23Aを構成する溝23aとはセパレータ4Aの厚さ方向に重なる位置に配置することが可能となる。
【0040】
また、冷却面シール部材27がガスシール部材6A、7Aからずらして配置されているセパレータの部位4A、5Aには、支持部材29A、29Bが設けられている。図12の断面図には支持部材29Bが示されている。この支持部材29A、29Bにより、上記した冷却面シール部材27をずらして配置したセパレータ4A、5Aの部位が支持され、この部位の剛性を確保することができる。このため、この部位におけるセパレータ4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすることができる。また、上記した位置のずれた冷却面シール部材27に十分な荷重圧力を付与することができる。このため、この部位のセパレータ4A、5Aの厚みを薄くしても、十分なシール性を確保することができる。
【0041】
また、本実施の形態においては、図2や図3に示したように、上記冷却面シール部材27のずれた部位を支持する支持部材として、2種類の支持部材29A、29Bとが設けられている。これについて図11を用いて説明する。図11は、図2の線P−Pで切断した図1の燃料電池を示す縦断面図である。燃料ガス流路8を横断するように設けられる支持部材29Bには、断面凹状に切り欠いて形成した通路部30が設けられている。この通路部30により、燃料ガス流路8からの燃料ガスを流入させることができるとともに、この支持部材29Bの設けられたセパレータ4A、5Aの部位の剛性を増すことができる。また、支持部材29Aには前記通路部30を設けておらず、その分剛性をさらに高めることができる。なお、支持部材29A、29Bには絶縁材料が用いられる。
上記においては、燃料ガス連通孔17について説明したが、燃料ガス連通孔20においても同様のことが言える。
【0042】
さらに、図13は、図3に示される線B−Bに沿って切断した縦断面図である。この図13によれば、各セパレータ4A,5Aを厚さ方向に貫通する酸化剤ガス連通孔18から連絡路25Aを通してカソード電極12とセパレータ5Aとの間に形成されている酸化剤ガス流路9へ酸化剤ガスを流通させる経路が示されている。
【0043】
この図13においても、膜電極構造体3とその両側に配される一対のセパレータ4A,5Aとの間を密封するガスシール部材6A,7Aが、燃料電池セル2Aの積層方向に対向する位置で電解質膜10を厚さ方向に挟んで配置されており、ガスシール部材7Aは、セパレータ5Aに形成されている連絡路25Aに掛け渡されたブリッジ板25b上に配置されている。すなわち、連絡路25Aは、ガスシール部材7Aをセパレータ5Aの厚さ方向に迂回して、該ガスシール部材7Aの内外を連通させ、ガスシール部材7Aの外側の酸化剤ガス連通孔18から供給される酸化剤ガスを、ガスシール部材7Aの内側の酸化剤ガス流路9に流通させることを可能としている。
【0044】
この場合において、各燃料電池セル2A間を密封して冷却媒体流路28を画定している冷却面シール部材27は、前記ガスシール部材7Aが配置されている連絡路25Aよりも酸化剤ガス連通孔18側にずれた位置に配置されている。その結果、冷却面シール部材27は、セパレータ5Aの一表面を厚さ方向に彫り込んで形成した連絡路25Aの溝25aと厚さ方向に重なる位置に配置することが可能となる。また、燃料ガス連通孔17の場合と同様に、冷却面シール部材27がガスシール部材6A、7Aからずらして配置されているセパレータ4A,5Aの部位には、支持部材29A、29Bが設けられており、これによりこの部位におけるセパレータ4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすることができるとともに、十分なシール性を確保することができる。
酸化剤ガス連通孔21側においても同様のことが言える。
【0045】
図14は、図4に示された線C−Cで切断した縦断面図を示している。これによれば、冷却媒体供給口19から隣接する燃料電池セル2A、2A間に画定された冷却媒体流路28に接続する冷却媒体の経路、並びに、波板部4a,5aによって画定された燃料ガス流路8、酸化剤ガス流路9および冷却媒体流路28がそれぞれ示されている。また、図4に示したようにセパレータ4A、5Aの冷却媒体流路28の形成される側のには、支持部材29C、29Dが設けられており、これによりガスシール部材6A、7Aからの荷重を受けて、セパレータ4A、5Aの剛性を高めている。また、冷却媒体流路28を横断するように設けられる支持部材29Dには、支持部材29Bと同様に通路部30が設けられている。この支持部材29C、29Dには、耐食性を有するステンレスやカーボン材等の導電性材料が用いられる。
【0046】
したがって、連絡路23A,25Aの形成されている位置におけるセパレータ4A,5Aの肉厚寸法を確保しつつ、冷却面シール部材27が十分な密封性を確保するために必要な、冷却面シール部材27の占有高さを節約できる。また、ガスシール部材6A、7Aおよび冷却面シール部材27をずらして配置されているセパレータ4A、5Aの部位の剛性を確保することができるため、セパレータ4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすることができるとともに、十分なシール性を確保することができる。このため、燃料電池1Aの大幅な小型化を図ることができる。
【0047】
次に、この発明の第2の実施の形態に係る燃料電池1Bについて、図15〜図17を参照して、以下に説明する。
本実施の形態に係る燃料電池1Bは、金属製薄板をプレス加工により波板状に形成したセパレータ4A,5Aを採用している点において、カーボン製セパレータを採用している第1の実施の形態に係る燃料電池1Aと相違している。
【0048】
本実施の形態に係る燃料電池1Bにおいても、電解質膜10を両側から挟むガスシール部材6A,7Aの位置で、ガスシール部材6A,7Aとの間隔をあける方向にセパレータ4Aを湾曲させて連絡路23Aを形成し、該連絡路23Aに掛け渡したブリッジ板23bによってガスシール部材6Aを支持するように構成している。したがって、連絡路23Aはガスシール部材6Aをセパレータ4A,5Aの積層方向に迂回してガスシール部材6Aの内外を連通している。
【0049】
また、冷却面シール部材27は、前記連絡路23Aから燃料ガス連通孔17方向にずれた位置に配置されており、これによって、セパレータ4A,5Aの積層方向に連絡路23Aと重なる位置に配置されるようになっている。その結果、対向するセパレータ4A,5Aの間隔寸法を低減し、燃料電池1B全体の高さ寸法を低減することができるという効果がある。また、本実施の形態においても、第1の実施形態と同様に、支持部材29A〜29Dが設けられ、これにより、セパレータ4A、5Aの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすることができるとともに、十分なシール性を確保することができる。金属製セパレータはカーボン製セパレータよりもさらに厚みを薄くすることができるため、さらなる燃料電池1Bの小型化を図ることができる。
【0050】
次に、本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池1Cについて、図18〜図20を参照して、以下に説明する。なお、本実施の形態においては、第1および第2の実施の形態と構成を共通とする箇所に同一符号を付して説明を簡略化することにする。
【0051】
図18〜図20は、それぞれ、第1の実施の形態における図12〜図14に対応する縦断面図である。
本実施の形態に係る燃料電池1Cは、第1および第2の実施の形態に係る燃料電池1Aおよび燃料電池1Bが各燃料電池セル2A毎に冷却媒体流路28を形成していたのに対し、2つの燃料電池セル2B,2C毎に1つの冷却媒体流路28を形成している点で相違している。すなわち、冷却媒体流路28が形成される部分においては、第1の実施の形態に係る燃料電池1Aと同様に、図17に示されるように、2つのセパレータ4A,5Aを対向させ、これらの間に冷却面シール部材27を挟むことにより、冷却媒体流路28を形成するようにしているが、冷却媒体流路28が形成されない部分においては、第1の実施の形態におけるセパレータ4A,5Aを一体にしたような単一のセパレータ37が使用されている。
【0052】
このように、冷却媒体流路28を2つの燃料電池セル2B,2C毎に設けることにより、冷却面シール部材27の数量を減らしてコスト低減を図ることができるとともに、冷却媒体流路28を設けていない一体型のセパレータ37の厚さ寸法を低減することにより、燃料電池1Cの高さ寸法をさらに低減することが可能となる。
【0053】
さらに、本実施の形態においては、図6(a)、(b)に示されているように、燃料電池セル2Bの燃料ガス連絡路23Bと、燃料電池セル2Cの燃料ガス連絡路23Cとは、積層方向から見て燃料ガス連通孔17から膜電極構造体3に向かう方向に互いにずれた位置に設けられ、前記燃料電池セル2Cの燃料ガス連絡路23Cを、積層方向から見て燃料電池セル2Bの膜電極構造体3よりも外側に形成している。また、図6(a)、(b)に示されているように、本実施の形態においても、支持部材29E〜29Hが設けられ、セパレータ4B,37、5Cの各部位を支持している。ここで、支持部材29E、29Fは、セパレータ4B,37または37,5C間に設けられるため、絶縁材料で形成されている。また、支持部材29G,29Hはセパレータ4Bと膜電極構造体3または膜電極構造体3とセパレータ37との間に設けられるため、耐食性材料で形成されている。そして、支持部材29F、29Hには反応ガス(燃料ガスまたは酸化剤ガス)を流入するための通路部30が形成されている。支持部材29E、29Fには通路部30が設けられておらず、その分剛性を高めることができる。
【0054】
このようにしたため、燃料電池セル2Cの燃料ガス連絡路23Cを形成する部位は、前記燃料電池セル2Bの膜電極構造体3よりも突出させて設けても支持部材29Fにより十分な剛性を確保することが可能となる。また、支持部材29E〜29Hにより、ガスシール部材6B、7Bおよび冷却面シール部材27をずらして配置されているセパレータ4B、37、5Cの部位の剛性を確保することができる。燃料ガス連通孔20側の燃料ガス連絡路23B、23Cについても同様である。
【0055】
また、前記燃料ガス連絡路23Bおよび23Cと同様に、燃料電池セル2Bの酸化剤ガス連絡路25Bと、燃料電池セル2Cの酸化剤ガス連絡路25Cとは、図7(a)、(b)に示したように、積層方向から見て酸化剤ガス連通孔18から膜電極構造体3に向かう方向に互いにずれた位置に設けられている。このため、燃料電池セル2Cにおける酸化剤ガス連絡路23Bを形成する部位は、積層方向に隣合う燃料電池セル2Cの膜電極構造体3に対して突出させて設けることが可能となる。そして、図18に示したようにこの部位を支持部材29Fで支持しているため、この部位の剛性が確保される。また、燃料ガス側と同様に、支持部材29E〜29Hにより、ガスシール部材6B、7Bおよび冷却面シール部材27をずらして配置されているセパレータ4B、37、5Cの部位の剛性を確保することができる。酸化剤ガス連通孔21側の酸化剤ガス連絡路25B、25Cについても同様である。したがって、本実施の形態における燃料電池1Cは、シール性が十分に確保できるとともに、セパレータ37,5C、4Bの厚みを十分に低減できるため、さらに小型化することができている。
【0056】
次に、図21〜図23は本発明の第4の実施の形態を示すものであり、それぞれ第1の実施の形態の図12〜図14に相当する縦断面図である。この実施の形態における燃料電池1Dは、図21〜図23に示したように燃料電池セル2Dと燃料電池セル2Eとで構成されている。図21(a)、(b)に示されているように、燃料電池セル2Dの燃料ガス連絡路23Dと、燃料電池セル2Eの燃料ガス連絡路23Eとは、積層方向から見て燃料ガス連通孔17から膜電極構造体3に向かう方向および交差する方向に互いにずれた位置に設けられている。
【0057】
前記燃料電池セル2Dと、前記燃料電池セル2Eとの燃料ガス連絡路23D,23Eが、前記向かう方向および交差する方向に互いにずれた位置に設けられているので、前記燃料電池セル2Eのガスシール部材6E、7Eを、積層方向から見て燃料電池セル2Dの燃料ガス連絡路23Dの形成位置からずらして、前記燃料電池セル2Dの膜電極構造体3よりも外側に設けることができる。
【0058】
また、図8(a)、(b)に示したように、本実施の形態においても、第3の実施の形態と同様に、支持部材29E〜29Hが設けられ、セパレータ4D,4E、5D、5Eの各部位を支持している。これにより、燃料電池セル2Eの燃料ガス連絡路23Eを形成する部位は、剛性を維持しつつ前記燃料電池セル2Dの膜電極構造体3よりも突出させて設けることが可能となり、その分燃料電池セル2D、2Eの厚さ寸法を低減することができる。燃料ガス連通孔20側の燃料ガス連絡路23D、23Eについても同様である。また、図22(a)、(b)に示したように、燃料電池セル2Dの酸化剤ガス連絡路25Dと、燃料電池セル2Eの酸化剤ガス連絡路25Eについても同様である。さらに、本実施の形態においては、図10に示したように、冷却面シール部材27が配置されているセパレータ4D,5Eの面には、支持部材29I〜29Kが設けてあり、さらにこの部位の剛性を高めている。このため、燃料電池のさらなる小型化を図ることができる。
【0059】
なお、以上説明した実施の形態においては、支持部材がセパレータとは別の構成部材である場合について説明したが、これに限らずセパレータと一体的に形成してもよい。例えば、カーボン製のセパレータにおいては、支持部材の箇所を肉厚にするとともに、凹凸を設けて通路部を形成することができる。また、上記した実施の形態は例示であり、他の形態にも本発明を適用できることはもちろんである。例えば、第2および第3の実施の形態のセパレータをカーボン製にしてもよいし、第4の実施の形態の冷却流路は各燃料電池セルごとではなく、2セルおきまたは3セル以上おきに設けてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載した発明によれば、ガスシール部材および冷却面シール部材をずらして配置されているセパレータの部位の剛性を確保することができる。このため、セパレータの変形を防止しつつ厚みを十分に薄くすることができる。また、上記した位置のずれたガスシール部材および冷却面シール部材に十分な荷重圧力を付与することができる。このため、セパレータの厚みを薄くしても、十分なシール性を確保することができる。このため、燃料電池の大幅な小型化を図ることができる。
【0061】
請求項2に記載した発明によれば、連絡路をずらして設けたセパレータの部位の厚みを薄くできるとともに、この部位を積層方向にずらして設けることができる。このため、燃料電池のさらなる小型化を図ることができる。
【0062】
請求項3に記載した発明によれば、前記支持部材に形成された通路部からガスまたは冷却媒体を流入させることができるとともに、この支持部材の設けられたセパレータの部位の剛性を増すことができる。このため、燃料電池のさらなる小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施の形態における燃料電池を構成する燃料電池セルを示す概略構成図である。
【図2】 図1の燃料電池セルを構成する一方のセパレータにガスシール部材及び支持部材を配置した状態を示す平面図である。
【図3】 図1の燃料電池セルを構成する他方のセパレータにガスシール部材及び支持部材を配置した状態を示す平面図である。
【図4】 図2および図3のセパレータの裏面に冷却面シール部材及び支持部材を配置した状態を示す平面図である。
【図5】 図1の燃料電池セルを構成する電極構造体を示す平面図である。
【図6】 本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池の一方のセパレータを示す図2と同様の平面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態に係る係る燃料電池の他方のセパレータを示す図3と同様の平面図である。
【図8】 第4の実施の形態に係る燃料電池の一方のセパレータを示す図2と同様の平面図である。
【図9】 本発明の第4の実施の形態に係る燃料電池の他方のセパレータを示す図3と同様の平面図である。
【図10】 図8及び図9に示したセパレータの裏面に冷却面シール部材及び支持部材を配置した状態を示す平面図である。
【図11】 図2の線P−Pで切断した図1の燃料電池を示す縦断面図である。
【図12】 図2の線A−Aで切断した図1の燃料電池を示す縦断面図である。
【図13】 図3の線B−Bで切断した図1の燃料電池を示す縦断面図である。
【図14】 図4の線C−Cで切断した図1の燃料電池を示す縦断面図である。
【図15】 本発明の第2の実施の形態に係る燃料電池を示す図12と同様の縦断面図である。
【図16】 図15の燃料電池を示す図13と同様の縦断面図である。
【図17】 図15の燃料電池を示す図14と同様の縦断面図である。
【図18】 本発明の第3の実施の形態に係る燃料電池を示す図12と同様の縦断面図である。
【図19】 図18の燃料電池を示す図13と同様の縦断面図である。
【図20】 図18の燃料電池を示す図14と同様の縦断面図である。
【図21】 本発明の第4の実施の形態に係る燃料電池を示す図8の線D−D、線E−Eで切断した縦断面図である。
【図22】 図21の燃料電池を示す図9の線F−F、線G−Gで切断した縦断面図である。
【図23】 図21の燃料電池を示す図10の線H−Hで切断した縦断面図である。
【図24】 従来の燃料電池の燃料電池セルを概略的に示す平面図である。
【図25】 図24の燃料電池を線X−Xで切断した連通孔近傍を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1A 燃料電池
2A 燃料電池セル
3 膜電極構造体
4A,5A セパレータ
6A,7A ガスシール部材
8,9 ガス流路
10 固体高分子電解質膜(電解質膜)
11 アノード電極(電極)
12 カソード電極(電極)
17 燃料ガス供給口(連通孔)
18 酸化剤ガス供給口(連通孔)
19 冷却媒体供給口(連通孔)
20 燃料ガス排出口(連通孔)
21 酸化剤ガス排出口(連通孔)
22 冷却媒体排出口(連通孔)
23A,25A 連絡路
27 冷却面シール部材
28 冷却媒体流路
29A、29B、29C、29D 支持部材
30 通路部

Claims (4)

  1. 電解質の両面にそれぞれ電極を配した電極構造体と、該電極構造体を厚さ方向に挟む一対のセパレータと、前記電極構造体の外周部に配置され、各セパレータと前記電極構造体との間に挟まれて両者間に形成される反応ガス用のガス流路をそれぞれ密封するガスシール部材とから構成された複数の燃料電池セルを、これら燃料電池セル間に形成される冷却媒体流路を密封する冷却面シール部材を挟んで積層してなる燃料電池であって、
    前記各セパレータに、前記ガスシール部材の外側にセパレータを厚さ方向に貫通して設けられる反応ガスおよび冷却媒体用の連通孔と反応ガス用の連通孔とガス流路とを連絡する連絡路とが設けられ、
    ガスシール部材および冷却面シール部材が積層方向から見てずれた位置に配置されたセパレータの部位が支持部材によって支持されていることを特徴とする燃料電池。
  2. 前記複数の燃料電池セルにおける、一の燃料電池セルと、該燃料電池セルの積層方向に隣合う燃料電池セルとの、それぞれ対応する連絡路が、積層方向から見て互いにずれた位置に設けられ、
    前記支持部材の少なくとも一部が連絡路を形成するセパレータの部位を支持していることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. 前記ガス流路または冷却媒体流路上に設けられた支持部材には、反応ガスまたは冷却媒体を流入可能な通路部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池。
  4. 前記冷却媒体流路は、複数の燃料電池セル間に形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池。
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