JP2003128192A - 液体送出方法および液体送出装置 - Google Patents

液体送出方法および液体送出装置

Info

Publication number
JP2003128192A
JP2003128192A JP2001326899A JP2001326899A JP2003128192A JP 2003128192 A JP2003128192 A JP 2003128192A JP 2001326899 A JP2001326899 A JP 2001326899A JP 2001326899 A JP2001326899 A JP 2001326899A JP 2003128192 A JP2003128192 A JP 2003128192A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
syrup
flow rate
beverage
pressurized
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001326899A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3806636B2 (ja
Inventor
Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001326899A priority Critical patent/JP3806636B2/ja
Publication of JP2003128192A publication Critical patent/JP2003128192A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3806636B2 publication Critical patent/JP3806636B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Dispensing Beverages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路内での安定した流動状態を確保しながら
液体を一定容積量で連続して送出させることができる液
体送出方法および液体送出装置を提供する。 【解決手段】 シロップ供給ライン13にシロップSの
流量を計測して一定容積量で送出する定容積型のシロッ
プ流量計1を設け、シロップSの流量に応じてパルスエ
ンコーダ1Sから出力されるパルスに基づいてシロップ
Sの流動状態および希釈比率を監視する。シロップ供給
ライン13から連続した一定容積量のシロップSが送出
されないときはフローレギュレータ1Rを調整してシロ
ップSの流動が不連続とならないようにシロップ供給ラ
イン13の圧力損失を調整する。このことにより、販売
飲料全体としての希釈比率を確保しつつシロップSの飲
料販売中における流動状態が安定して希望する流量を精
度良く送出させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体送出方法およ
び液体送出装置に関し、特に、管路を送出される液体の
粘性等の物性による計測精度の低下を防ぎ、一定容積量
の液体を精度良く安定して連続的に送出させることので
きる液体送出方法および液体送出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、飲料ディスペンサやカップ式自動
販売機では、飲料の原料を濃縮した種々の液体原料(シ
ロップ)を希釈水、炭酸水、又はこれらを混合した液体
で希釈することにより飲料を調理して販売している。こ
のような飲料の調理においては、販売毎の飲料品質のば
らつきを防いで安定した品質の飲料を提供するためにシ
ロップと上記した液体について流量の調整を行うことが
知られており、例えば、シロップ、希釈水、炭酸水の供
給ラインに流量計を設けて流量を監視し、流量変動が生
じた液体について送出量が適正量となるように送出制御
を行っている。
【0003】このような送出制御を行う液体送出装置と
して、例えば、特開2001−202561号公報に開
示されるものがある。この液体送出装置は、飲料供給動
作の開始から希釈水を継続的に送出するとともに炭酸ガ
スで加圧されたシロップを断続的に供給して混合させる
ことによって飲料を調理する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液体送
出装置によると、シロップを送出開始から断続的に送出
させているため、温度変化等の要因によってシロップの
粘性が変動すると、シロップの種類や管路形状によって
気泡を生じる等の流動状態の乱れを生じて送出性が不安
定となり、希望する流量を連続的に送出させることが難
しい。特に、シロップはその種類によって粘性が異な
り、温度変化等の要因により生じる粘性変動はシロップ
毎に異なることから、断続的な送出では希望する量のシ
ロップを常に精度良く送出させることが難しいという問
題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、管路内での安定
した流動状態を確保しながら液体を一定容積量で連続し
て送出させることのできる液体送出方法および液体送出
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、飲料を構成する加圧液体を管路に送出
し、前記加圧液体の単位時間における流量を監視し、前
記流量が連続して一定容積量で送出されるように前記管
路の圧力損失を制御する液体送出方法を提供する。
【0007】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、飲料を構成する複数の加圧液体をそれぞれの管路に
送出し、前記複数の加圧液体の少なくとも1つの加圧液
体の単位時間における流量を監視し、前記流量に基づく
連続した一定容積量の送出および前記飲料の希釈比率を
満足するように前記少なくとも1つの加圧液体を送出す
る管路の圧力損失を設定し、前記圧力損失を設定された
管路を含む前記それぞれの管路を介して前記複数の加圧
液体を送出させる液体送出方法を提供する。
【0008】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、飲料を構成する加圧液体を送出する管路と、前記管
路に設けられて前記加圧液体の流量を計測する流量計
と、前記流量が連続して一定容積量で送出されるように
前記管路の圧力損失を制御する圧力制御部を有する液体
送出装置を提供する。
【0009】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、飲料を構成する複数の加圧液体をそれぞれ送出する
複数の管路と、前記複数の管路の少なくとも1つに設け
られて前記加圧液体の流量を計測する流量計と、前記流
量に基づく連続した一定容積量の送出および前記飲料の
希釈比率を満足するように前記管路の圧力損失を制御す
る圧力制御部を有する液体送出装置を提供する。
【0010】上記した液体送出方法および液体送出装置
によると、管路を送出される液体の流動を監視して連続
した一定容積量の送出となるように管路の圧力損失を制
御することで、流量の計測値に管路の物理的要因や液体
の物性要因が誤差として含まれることを防止する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体送出方法およ
び液体送出装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
液体送出装置の主要部を概略的に示す。この液体送出装
置は、カップ式飲料を販売飲料として製造する飲料ディ
スペンサの希釈水供給ライン20および炭酸水供給ライ
ン25に羽根車21A、26Aの回転に基づいて流量を
検出する流量計21、26を設け、シロップ供給ライン
13にシロップSの流量を計測して一定容積量で送出す
る定容積型のシロップ流量計1を設けて販売飲料に応じ
た希釈比率で複数の液体の送出動作を制御するものであ
り、本体10の内部に収容されて互いに噛合して回転す
ることによりシロップSを一定容積量で連続的にシロッ
プ供給ライン13に送出するオーバル型歯車からなる一
組の回転子11と、回転子11の一方の軸11Aに接続
されて一組の回転子11の回転速度に応じた周波数のパ
ルスを発生するパルスエンコーダ1Sを備えたシロップ
流量計1と、シロップ供給ライン13の圧力損失を可変
させる電動式のフローレギュレータ(流量制御弁)1R
と、希釈水WAの流量に応じた周波数のパルスを発生す
る希釈水流量計21と、希釈水流量計21と同様に形成
されて炭酸水Wcの流量に応じた周波数のパルスを発生
する炭酸水流量計26と、販売飲料毎の希釈比率、基準
流量等の制御データを格納するメモリ3と、パルスエン
コーダ1S、希釈水流量計21、および炭酸水流量計2
6から入力する各液体の流量に応じたパルスに基づいて
シロップSの流動状態および希釈比率とのずれを監視す
る流量監視部4と、流量の監視状態およびシロップSが
一定容積量で連続して送出されていないときに警告情報
を表示する液晶ディスプレイ等の表示器(図示せず)を
設けた表示部5と、フローレギュレータ1Rに設けられ
るモータの通電制御を行う通電部44と、流量監視部4
で演算された通電量に基づいて通電部44に通電命令を
出力する供給制御部2を有する。
【0013】シロップ流量計1は、オーバル型歯車で形
成される回転子11の軸11Aおよび軸11Bを本体1
0に回転自在に支持しており、回転子11の歯間と本体
10の内壁との間に収容した一定容積量のシロップSを
回転子11の回転に基づいて移動させる。
【0014】パルスエンコーダ1Sは、図示しない構成
として、軸11Aに接続される軸部材と、軸部材に固定
されてスリットを形成された円盤部材と、円盤部材を介
して対向配置された発光素子と受光素子を有しており、
スリットを通過した光を受光素子で受光することによっ
て回転子11の回転速度に応じた周波数のパルスを出力
する。
【0015】メモリ3は、上記した希釈比率の他に、販
売飲料毎に定められるシロップS、希釈水、および炭酸
水の流量、総量に応じたパルスエンコーダおよび流量計
のパルス数、送出時間、およびシロップSの流量とシロ
ップ供給ライン13の圧力損失とを換算する流量圧力換
算テーブルを格納しており、流量圧力換算テーブルはシ
ロップSの流量とシロップ供給ライン13の圧力損失と
を実測することにより得られたデータを近似化して作成
されており、シロップの種類毎に設けられる。
【0016】流量監視部4は、パルスエンコーダ1S、
希釈水流量計21、および炭酸水流量計26から入力す
るパルスの連続性を監視するパルス監視部40と、パル
スをカウントするカウンタ41と、カウンタ41から入
力するパルスカウント値を基準値(基準パルス数)と比
較する比較部42と、比較部42から出力されるパルス
値の差分に基づいてシロップ供給ライン13の圧力損失
補正量を演算する演算部43を有する。
【0017】供給制御部2は、カウンタ41から入力す
るシロップ、希釈水、および炭酸水の流量に応じたパル
スカウント値に基づいて販売飲料の希釈比率を演算す
る。
【0018】図2は、飲料ディスペンサの配管を概略的
に示し、高圧の炭酸を収容した炭酸ガスボンベBと、液
体原料としてのシロップSを収容したシロップタンク6
と、炭酸ガスをシロップタンク6に供給する炭酸ガス供
給ライン7Aと、炭酸ガス供給ライン7Aに設けられる
炭酸ガス制御弁8Aと、シロップSを冷却水Wによって
冷却するシロップ冷却コイル15と、シロップ冷却コイ
ル15を浸漬される冷却水Wを満たした冷却水槽15A
と、図示しない冷却ユニットから供給される冷媒の気化
に基づいて冷却水Wを冷却するエバポレータ15Bと、
エバポレータ15Bに冷媒を循環させる冷媒管路15C
と、シロップSを送出するシロップ供給ライン13と、
シロップSの一定容積量の流量を計測してパルスエンコ
ーダ1Sから流量に応じた流量信号を出力するシロップ
流量計1と、シロップ供給ライン13の圧力損失を可変
させるフローレギュレータ1Rと、シロップ供給ライン
13を開閉するシロップ電磁弁14と、シロップS、希
釈水WA、炭酸水Wc等の液体を混合して販売飲料とし
てカップ50に排出するマルチバルブ29と、希釈水W
Aの取水管16と、取水管16を開閉する水電磁弁17
と、希釈水WAを圧送する水ポンプ18と、希釈水WA
冷却水(図示せず)によって冷却する希釈水冷却コイル
19と、希釈水WAを送出する希釈水供給ライン20
と、希釈水WAの流量に応じた流量信号を出力する希釈
水流量計21と、希釈水供給ライン20を開閉する希釈
水電磁弁22Aと、希釈水供給ライン20から分岐して
設けられる水分岐ライン23と、水分岐ライン23を開
閉する電磁弁22Bと、水分岐ライン23を介して供給
される希釈水WAと炭酸ガス供給ライン7Bを介して供
給される炭酸ガスとを混合して炭酸水Wcを形成するカ
ーボネータ24と、炭酸ガス供給ライン7Bに設けられ
る炭酸ガス制御弁8Bと、カーボネータ24で形成され
た炭酸水Wcを送出する炭酸水供給ライン25と、炭酸
水Wcの流量に応じた流量信号を出力する炭酸水流量計
26と、炭酸水Wcを冷却水(図示せず)によって冷却
する炭酸水冷却コイル27と、炭酸水供給ライン25を
開閉する炭酸水電磁弁28を有する。
【0019】また、図示しない構成として、シロップ冷
却コイル15と同様に希釈水冷却コイル19および炭酸
水冷却コイル27を冷却水によって冷却する冷却水槽、
カップ50を供給するカップ供給装置、カップ50に氷
を供給する製氷機を有している。
【0020】エバポレータ15Bは、冷媒管路15Cを
介して供給される液冷媒を気化させることによって表面
に氷15Dを形成し、この氷15Dに基づいて冷却水槽
15Aの冷却水Wを冷却する。
【0021】マルチバルブ29は、各液体送出ラインを
介して送出される上記したシロップS、希釈水WA、炭
酸水Wc等の液体を内部で混合した販売飲料をカップ5
0に送出する。
【0022】図3は、シロップ流量計1を示し、図3
(a)は平面方向から見た状態、図3(b)は側面方向
から見た状態、図3(c)は図3(b)のA−A部にお
ける断面を矢印方向に見た状態である。シロップ流量計
1は、本体10に炭酸ガスで加圧されたシロップSを流
入させる流入部10a、シロップSを流出させる流出部
10bを有し、本体10の上部にビス等により固定され
て回転子11の回転をパルスエンコーダ1Sに伝達する
伝達ギヤ(図示せず)を収容した伝達部10Aと、本体
10の下部に固定される蓋部10Bを有し、回転子11
は、流入部10aから本体10内に流入する加圧された
シロップの圧力によって回転し、本体10と回転子11
との間に形成される空間Cに収容した一定容積量のシロ
ップSを移動させる。また、軸11Aを介して伝達ギヤ
に接続されているパルスエンコーダ1Sに回転量を伝達
する。パルスエンコーダ1Sは、図示しない構成として
伝達ギヤに接続される軸部材と、軸部材に固定されてス
リットを形成された円盤部材と、円盤部材を介して対向
配置された発光素子と受光素子を有しており、スリット
を通過した光を受光素子で受光することによって回転子
11の回転速度に応じた周波数のパルスを出力する。
【0023】図4は、フローレギュレータ1Rの流路を
切断して示し、シロップ供給ライン13から炭酸ガスで
加圧されたシロップSが流入する弁室51、シロップS
を流出させる弁口52と、弁口52に設けられる弁座5
3と、弁室51に配置されて弁座53に密接するテーパ
ー形状の先端部を有するニードル弁54と、弁室51,
弁口52,弁座53を有する弁本体55と、ニードル弁
54を弁本体55にねじ係合するねじ部56と、ニード
ル弁54を回転させるステッピングモータ57を有し、
ステッピングモータ57は、相反する方向に通電励磁す
るリング状のステータコイル58および59と、筒状の
永久磁石60を固定されてニードル弁54とともに回転
するロータ61と、ロータ61を回転自在に収容すると
ともに外周にステータコイル58および59を固定され
るケース62を有し、ロータ61は、ケース62との間
に挿入されているスプリング63によってニードル弁5
4のがたつきを防止している。
【0024】フローレギュレータ1Rは、ステータコイ
ル58および59に通電することによってロータ61を
回転させると、ねじ部56によって弁本体55にねじ係
合しているニードル弁54が上下方向に移動して弁口5
2の隙間寸法が変化する。この弁口52の隙間寸法の変
化に基づいてシロップ供給ライン13の圧力損失が変化
する。ニードル弁54は、弁座53との間に形成される
弁口52の隙間寸法に応じた流量のシロップSを通過さ
せてシロップ供給ライン13に送出する。ステータコイ
ル58および59の通電は図1に示す通電部44により
行われる。
【0025】図5は、飲料ディスペンサの制御ブロック
を示し、販売飲料毎に使用するシロップ、希釈水、炭酸
水の流量、各液体の総量に応じたパルスエンコーダおよ
び流量計のパルス数、販売飲料毎の希釈比率、各液体の
送出時間のデータを入力するキー入力部を備えた入力装
置30と、オペレータに操作されることによって供給制
御部2に販売要求信号を出力する販売スイッチ31と、
基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックを
カウントすることにより、シロップS、希釈水WA、炭
酸水Wcの送出時間を計数するタイマー32を有する。
また、供給制御部2は、図示しないインターフェース部
を有しており、パーソナルコンピュータや通信機器等の
端末装置と接続することによってメモリ3の格納データ
の追加、更新、消去が可能である。
【0026】次に、本発明の第1の実施の形態に係る飲
料ディスペンサの送出制御を、図6に示すフローチャー
トに基づいて説明する。以下の説明では、希釈水WA
シロップSとを混合した無炭酸飲料について、圧力損失
の調整および販売動作の流れを説明する。
【0027】(1)圧力損失の調整 オペレータが販売スイッチ31を押すことによって、供
給制御部2に販売要求信号が入力する。供給制御部2
は、メモリ3に記憶しているシロップSおよび希釈水W
Aについてのデータを基準値として読み込み、水電磁弁
17、水ポンプ18、および希釈水電磁弁22Aに通電
する。
【0028】希釈水流量計21は、希釈水供給ライン2
0を介して流入する希釈水WAの流量に応じた周波数の
パルスを流量監視部4のパルス監視部40に出力する。
送出された希釈水WAは、希釈水電磁弁22Aを通過し
てマルチバルブ29に供給される。
【0029】次に、供給制御部2は、希釈水の送出開始
から一定の時間が経過した後に、シロップ電磁弁14に
通電する。このようにして販売飲料の送出動作を開始す
る(S1)。
【0030】シロップ流量計1は、シロップ供給ライン
13を介して流入部10aから本体10内部に流入する
加圧されたシロップSを、回転子11の歯間と本体10
の内壁間で形成する空間Cに保持し、回転子11の回転
に基づいて本体10の内壁に沿って移動させて一定容積
量で流出部10bから連続して流出させる。送出された
シロップSは、シロップ電磁弁14を通過してマルチバ
ルブ29に供給される。マルチバルブ29は、シロップ
Sと希釈水WAとを混合した販売飲料をカップ50に送
出する。
【0031】パルスエンコーダ1Sは、シロップSの流
量に応じた周波数のパルスを流量監視部4のパルス監視
部40に出力する。パルス監視部40は、希釈水流量計
21、炭酸水流量計26、およびパルスエンコーダ1S
から入力するパルスが基準流量のパルスと一致するか否
かを監視し(S2)、管路内への気泡の混入や流量計内
における部材間のもれ等によって基準流量とのずれを生
じているとき(S3)はシロップSが一定容積量で連続
して送出されていないと判断して供給制御部2に警告信
号を出力する(S4)。供給制御部2は、警告信号の入
力に基づいて表示部5の表示器に液体の種類(炭酸水、
希釈水、シロップS)と不連続の文字表示を行わせる。
【0032】パルス監視部40は、カウンタ41に上記
したパルスを出力する。カウンタ41は、それぞれのパ
ルスを予め定めた周期においてカウントして供給制御部
2および比較部42に出力する。供給制御部2は、入力
したパルスカウント値に基づいて送出中の販売飲料の希
釈比率をリアルタイムで演算する(S5)。ここで、演
算された希釈比率が当該販売飲料について予め設定され
た希釈比率と異なるとき(S6)、供給制御部2は、比
較部42に希釈水WAおよびシロップSのそれぞれのパ
ルスカウント値について基準パルス値との比較を行わせ
る。比較部42は、基準パルス値に対する流量の変化量
に応じた比較結果を演算部43に出力する。演算部43
は、シロップSについて、上記した比較結果に基づいて
販売飲料の希釈比率が予め設定された値となるように流
量の補正量を演算し(S7)、流量圧力換算テーブルで
流量の補正量をシロップ供給ライン13の圧力損失に換
算することによって圧力損失補正量を演算し(S8)、
供給制御部2を介して通電部44に通電命令を出力す
る。通電部44は、通電命令に基づいてステッピングモ
ータ57の通電制御を行う(S9)。ステッピングモー
タ57は、回転駆動に基づいて弁座53との間に形成さ
れる弁口52がシロップ供給ライン13の設定すべき圧
力損失に応じた隙間寸法となる位置までニードル弁54
を移動させる。このようにして販売飲料の希釈比率に応
じたシロップ供給ライン13の圧力損失となるように調
整を行う。
【0033】次に、オペレータは再度販売スイッチ31
を押して飲料ディスペンサに上記した販売飲料の送出動
作を実行させる(S10)。ここで、販売飲料の希釈比
率が得られず、また、シロップSが希望した流量で連続
して送出されない送出異常のとき(S11)は、上記し
たシロップ供給ライン13の圧力損失を再度調整する
(S12)。このようにして各液体送出ラインに希望し
た流量の液体が一定容積量で連続して送出され、販売飲
料について与えられた希釈比率を満たすことを確認した
後、販売待機状態となる(S13)。
【0034】また、希釈水流量計21、炭酸水流量計2
6、およびパルスエンコーダ1Sからパルスが連続的に
入力していても、シロップSの粘性変動等によって希釈
比率の変動が生じている場合には、上記したシロップ供
給ライン13の圧力損失調整を行う。
【0035】また、希釈水流量計21、炭酸水流量計2
6、およびパルスエンコーダ1Sからパルスが連続的に
入力しており、かつ、希釈比率に変動がないときは販売
待機状態となる。
【0036】(2)販売動作 オペレータが販売スイッチ31を押すことによって、供
給制御部2に販売要求信号が入力する。供給制御部2
は、メモリ3に記憶しているシロップSおよび希釈水W
Aについてのデータを基準値として読み込み、希釈水WA
およびシロップSの送出動作を実行する。供給制御部2
は、流量監視部4で希釈水流量計21およびシロップ流
量計1のパルスエンコーダ1Sから入力するパルスに基
づいて各液体送出ラインを送出される液体の流動状態お
よび希釈比率を監視し、希釈水WAの送出終了時間とな
ったときに希釈水電磁弁22Aを閉じて希釈水WAの送
出動作を停止し、パルスエンコーダ1Sから入力するパ
ルスがシロップSの総量に応じた累積パルス数となった
ときにシロップ電磁弁14を閉じてシロップSの送出動
作を停止する。
【0037】上記した第1の実施の形態によると、シロ
ップSおよび希釈水WAの流量に応じたパルスに基づい
て各液体送出ラインにおける液体の流動状態を監視し、
シロップSが連続して一定容積量で送出され、かつ、そ
の送出中の希釈比率を満たすようにシロップ供給ライン
13の圧力損失を設定するようにしたので、シロップS
の粘性に応じてシロップ供給ライン13の圧力損失が適
切なものとなり、販売飲料全体としての希釈比率を確保
しつつシロップSの飲料販売中における流動状態が安定
して希望する流量を精度良く送出させることができる。
また、本体10と回転子11との間に一定容積量のシロ
ップSを収容し、回転子11の回転に基づいてシロップ
Sを送出させるので、シロップ粘度が大になってもシロ
ップ供給ライン13の圧力損失に基づく回転子11の回
転が得られることにより流量計測精度を安定させること
ができる。
【0038】また、液体原料としてのシロップSを炭酸
ガスで加圧してシロップ供給ライン13に供給している
が、ポンプ等で圧搾した空気によって加圧したシロップ
Sをシロップ供給ライン13に送出するようにしても良
い。また、シロップの自重に基づく重力落下型であって
も良い。
【0039】また、第1の実施の形態で説明した送出制
御は、上記した飲料製造用途以外にも適用することが可
能であり、例えば、自動車用オイルや血液等の粘性の大
なる液体を送出する装置に適用することも可能である。
【0040】第1の実施の形態では、シロップ供給ライ
ン13の圧力損失を電動式のフローレギュレータ1Rで
調整する構成を説明したが、駆動源を備えた遠隔調整機
構によらない手動のフローレギュレータで行うようにし
ても良い。この場合、供給制御部2は、演算部43から
入力する圧力損失補正量に基づいてフローレギュレータ
の手操作量を表示部5の表示器に表示させるようにする
ことで、オペレータによるフローレギュレータの手操作
性を向上させることができる。
【0041】また、販売飲料全体としてのシロップSの
総量および希釈比率を確保できれば良い場合には、フロ
ーレギュレータによるシロップ供給ライン13の圧力損
失の調整を行わず、パルスエンコーダ1Sから入力する
パルスの累積値が販売飲料の希釈比率に応じた値となっ
たところでシロップ電磁弁14を閉じるように供給制御
部2で制御するようにしても良い。この場合には希釈水
AとシロップSの送出終了タイミングにずれを生じる
ことがあるが、飲料の品質に影響を与えない程度の時間
差であれば圧力損失補正量の演算やステッピングモータ
57の通電制御を不要にして簡易な送出制御とすること
ができる。
【0042】また、シロップ供給ライン13の圧力損失
を調整する構成については管路側の設定を変更せずに加
圧液体の送出圧力を可変させることでも同等の効果を奏
することができる。例えば、シロップSを加圧供給する
ための炭酸ガスの加圧量を炭酸ガス制御弁8Aの開度調
整に基づいて変更して希望する流量となるように制御し
ても良い。
【0043】また、第1の実施の形態では、シロップ供
給ライン13の圧力損失の調整をパルスエンコーダ1S
のパルスに基づいて行う構成を説明したが、例えば、フ
ローレギュレータ1Rの流入側および流出側にシロップ
供給ライン13の圧力を計測する一組の圧力計を設け、
この一組の圧力計が出力する圧力計測信号に基づいてフ
ローレギュレータ1Rを調整することによりシロップ供
給ライン13の圧力損失の調整を行うようにしても良
い。
【0044】また、シロップ供給ライン13では、シロ
ップ流量計1で加圧されたシロップSの流量をパルスエ
ンコーダ1Sで監視し、パルスエンコーダ1Sの出力パ
ルスと希釈比率の関係に基づいて圧力損失を可変させる
ことで流量の調整を可能にしている。このことから、流
量の調整は単独の液体送出ラインで行うことも可能であ
り、更に、上記した希釈比率以外の他の送出条件に基づ
いて圧力損失の調整を行うことでシロップSの流量を設
定することが可能である。
【0045】図7は、1回路の液体送出ラインからなる
液体送出装置として、シロップ送出器の主要部を概略的
に示す。このシロップ送出器は、シロップ供給ライン1
3にシロップSの流量を計測して一定容積量で送出する
定容積型のシロップ流量計1を設けてシロップSを連続
的に送出させるものであり、シロップ流量計1は、シロ
ップSの流量に応じた周波数のパルスを出力するパルス
エンコーダ1Sを有する。また、シロップ供給ライン1
3にはパルスエンコーダ1Sの出力するパルスに応じて
シロップ供給ライン13の圧力損失を調整するフローレ
ギュレータ1Rが設けられている。その他、図1に示す
構成と同一である部分については共通の引用数字を付し
ているので重複する説明を省略する。
【0046】供給制御部2は、シロップ送出器の送出開
始からパルスエンコーダ1Sの出力するパルスに基づい
てシロップ供給ライン13を送出されるシロップSの流
動状態を監視し、パルスエンコーダ1Sから入力するパ
ルスが基準流量とのずれを生じているときはシロップS
が一定容積量で連続して送出されていないと判断して供
給制御部2に警告信号を出力する。供給制御部2は、警
告信号の入力に基づいて表示部5の表示器にシロップ不
連続の文字表示を行わせるとともにフローレギュレータ
1Rの調整を行い、再度シロップSの送出動作を行って
送出状態を確認する。
【0047】上記した1回路の液体送出ラインからなる
液体送出装置によると、一定容積量のシロップ送出動作
をパルスエンコーダ1Sのパルスに基づいて監視できる
とともに単位時間におけるシロップSの流量が連続した
一定容積量とならないときは上記したパルスに基づいて
シロップ供給ライン13の圧力損失を調整することで、
シロップSを連続して精度良く送出させることができ
る。例えば、かき氷用のシロップ送出器として用いるこ
とにより適量のシロップを氷に対してむらなくかけるこ
とができる。その送出動作についても、上記したように
オペレータが販売スイッチ31を押すことによる一定時
間での送出のほかに、オペレータが販売スイッチ31を
押し続けている間は時間の制約を受けずに連続して送出
させる連続送出モードを設けることも可能であり、シロ
ップSの総量を時間で正確に換算することが可能にな
る。
【0048】図8は、第2の実施の形態として、シロッ
プ供給ライン13、希釈水供給ライン20、および炭酸
水供給ライン25のそれぞれの液体送出ラインに定容積
型の流量計1、21、および26とフローレギュレータ
1R,21R、および26Rを設けて販売飲料に応じた
希釈比率で複数の液体の送出動作を制御するものであ
り、図1に示す構成と同一である部分については共通の
引用数字を付しているので重複する説明を省略する。
【0049】上記した構成によると、シロップS、希釈
水WA、および炭酸水Wcの流量がそれぞれ変動した場
合であっても、予め定めた送出時間で希釈比率を保って
各液体を送出させることができる。また、各液体送出ラ
インについてそれぞれ圧力損失を調整できるので、希望
する送出時間で希釈比率を保って各液体を送出させるこ
ともできる。このように、管路内での液体の流動状態に
対応して管路の圧力損失を調整することで、各液体を一
定容積量で精度良く送出できるとともに希釈比率を適切
に設定することができる。また、飲料販売動作における
各液体の送出開始と送出終了のタイミングを一致させる
ことも可能である。また、各液体送出ラインに共通の構
成を有する流量計1、21、および26を用いて流量の
監視を行うことにより、流量検出精度のばらつきを抑え
ることができ、単一の液体の送出制御では精度の確保が
困難な送出動作を実現することができる。
【0050】また、水のように流量や流動状態の変化が
経験的に予測可能な液体については、パルスエンコーダ
から出力されるパルスの累積値に基づいて送出終了を決
定する送出制御に加えて、送出開始からの時間に基づい
て送出終了を決定する送出制御を選択することもでき、
液体の種類や環境条件に応じて送出制御の自由度が向上
する。
【0051】また、第2の実施の形態で説明した送出制
御は、上記した無炭酸飲料の送出制御に限定されること
なく、炭酸飲料の送出制御に適用することが可能であ
る。また、シロップS、希釈水WA、炭酸水Wc毎に管
路の圧力損失を調整できるので、炭酸水Wcと希釈水W
Aとの混合率を任意に設定した弱炭酸水の送出が可能に
なり、これをシロップSと混合した弱炭酸飲料を製造す
ることができる。
【0052】図9は、流量計に内蔵される他の回転子の
構成を示し、上記したオーバル型歯車の回転子11の他
に、(a)に示す円形歯車11D、(b)に示す三角お
むすび型歯車11E、(c)に示すまゆ型回転子11
F、(d)に示すクローバ型回転子11Hであっても良
い。まゆ型回転子11Fおよびクローバ型回転子11H
は、外周が平滑面で形成されており、まゆ型回転子11
Fは、軸11Aおよび11Bに取り付けられたギヤ11
Gの噛合に基づいて相対回転する。このように、本体1
0に収容される一組の回転子の形状を液体の種類に応じ
て選択することによって、管路を通過する液体の摩擦損
失を低減させることができる。
【0053】また、上記した流量計では、楕円形状、も
しくは8の字形状の本体10に2つの回転子を収容した
構成を説明したが、一組の回転子は、2つ以外の回転子
を組み合わせて形成されても良く、また、回転子の数に
応じた形状を有する本体に収容するようにしても良い。
また、複数のベーンを有する回転子を本体内に収容し、
隣接するベーンと本体との間に流入するシロップを回転
子の回転に基づいて本体から流出させるベーン型の流量
計であっても良い。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の液体送出方
法および液体送出装置によると、管路を送出される液体
が連続して一定容積量で送出されるように管路の圧力損
失を制御するようにしたため、管路内で安定した流動状
態を確保しながら液体を一定容積量で連続して送出させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液体送出装置
の主要部を示す概略構成図
【図2】第1の実施の形態に係る飲料ディスペンサの配
管を示す概略構成図
【図3】第1の実施の形態に係る流量計を示し、(a)
は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA−A部
における断面図
【図4】流量制御弁を示す断面図
【図5】第1の実施の形態に係る流量計を設けた飲料デ
ィスペンサの制御ブロック図
【図6】第1の実施の形態に係る飲料ディスペンサの送
出制御を示すフローチャート
【図7】1回路の液体送出ラインからなる液体送出装置
としてのシロップ送出器の主要部を示す概略構成図
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る液体送出装置
の主要部を示す概略構成図
【図9】流量計に内蔵される他の回転子の構成を示す断
面図
【符号の説明】
1,シロップ流量計 1S,パルスエンコーダ 1R,
フローレギュレータ 2,供給制御部 3,メモリ 4,流量監視部 5,表
示部 6,シロップタンク 7A,炭酸ガス供給ライン 7
B,炭酸ガス供給ライン 8A,炭酸ガス制御弁 8B,炭酸ガス制御弁 10,
本体 10A,伝達部 10B,蓋部 10a,流入部 10
b,流出部 11,回転子 11A,軸 11B,軸 11D,円形
歯車 11E,三角おむすび型歯車 11F,まゆ型回転子 11G,ギヤ 11H,クローバ型回転子 13,シロ
ップ供給ライン 14,シロップ電磁弁 15,シロップ冷却コイル 1
5A,冷却水槽 15B,エバポレータ 15C,冷媒管路 15D,氷
16,取水管 17,水電磁弁 18,水ポンプ 19,希釈水冷却コ
イル 20,希釈水供給ライン 21,希釈水流量計 21
A,羽根車 21R,フローレギュレータ 22A,希釈水電磁弁
22B,電磁弁 23,水分岐ライン 24,カーボネータ 25,炭酸
水供給ライン 26,炭酸水流量計 27,炭酸水冷却コイル28,炭
酸水電磁弁 29,マルチバルブ 30,入力装置 31,販売スイ
ッチ 32,タイマー 40,パルス監視部 41,カウンタ 42,比較部 43,演算部 44,通電部 50,カ
ップ 51,弁室 52,弁口 53,弁座 54,ニードル
弁 55,弁本体 56,ねじ部 57,ステッピングモー
タ 58,ステータコイル 60,永久磁石 61,ロータ 62,ケース 63,スプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E082 AA02 AA04 AA07 BB02 CC04 CC10 DD02 DD05 DD09 EE04 FF05

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料を構成する加圧液体を管路に送出
    し、 前記加圧液体の単位時間における流量を監視し、 前記流量が連続して一定容積量で送出されるように前記
    管路の圧力損失を制御することを特徴とする液体送出方
    法。
  2. 【請求項2】 飲料を構成する複数の加圧液体をそれぞ
    れの管路に送出し、 前記複数の加圧液体の少なくとも1つの加圧液体の単位
    時間における流量を監視し、 前記流量に基づく連続した一定容積量の送出および前記
    飲料の希釈比率を満足するように前記少なくとも1つの
    加圧液体を送出する管路の圧力損失を設定し、 前記圧力損失を設定された管路を含む前記それぞれの管
    路を介して前記複数の加圧液体を送出させることを特徴
    とする液体送出方法。
  3. 【請求項3】 前記一定容積量での連続した送出と前記
    飲料の希釈比率が予め定めた送出時間で実現するように
    前記管路の圧力損失を設定することを特徴とする請求項
    第2項に記載の液体送出方法。
  4. 【請求項4】 飲料を構成する加圧液体を送出する管路
    と、 前記管路に設けられて前記加圧液体の流量を計測する流
    量計と、 前記流量が連続して一定容積量で送出されるように前記
    管路の圧力損失を制御する圧力制御部を有することを特
    徴とする液体送出装置。
  5. 【請求項5】 飲料を構成する複数の加圧液体をそれぞ
    れ送出する複数の管路と、 前記複数の管路の少なくとも1つに設けられて前記加圧
    液体の流量を計測する流量計と、 前記流量に基づく連続した一定容積量の送出および前記
    飲料の希釈比率を満足するように前記管路の圧力損失を
    制御する圧力制御部を有することを特徴とする液体送出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記流量計は、前記加圧液体が流入する
    流入部および前記加圧液体が流出する流出部を有する本
    体と、前記本体内で回転することによって、前記流入部
    から前記流出部へ前記加圧液体を一定容積量ずつ前記本
    体の内壁に沿って移動させる回転子と、前記回転子の回
    転に基づいて前記流量に応じた流量信号を前記検出量と
    して出力するパルスエンコーダを有することを特徴とす
    る請求項第4項又は第5項に記載の液体送出装置。
  7. 【請求項7】 前記圧力制御部は、ニードル弁と弁座に
    よって形成される隙間寸法に応じた通過量で前記加圧液
    体を通過させる弁本体と、 前記ニードル弁を駆動して前記隙間寸法を可変させるモ
    ータと、 前記加圧液体の流量に基づいて前記モータへの通電を制
    御する供給制御部を有する流量制御弁であることを特徴
    とする請求項第4項又は第5項に記載の液体送出装置。
  8. 【請求項8】 前記供給制御部は、前記一定容積量での
    連続した送出と前記飲料の希釈比率が予め定めた送出時
    間で実現するように前記モータへの通電制御を行って前
    記隙間寸法を可変させることを特徴とする請求項第7項
    に記載の液体送出装置。
  9. 【請求項9】 前記圧力制御部は、前記加圧液体の加圧
    源として炭酸ガスを貯蔵する炭酸ガス貯蔵部と、 前記炭酸ガスの供給量を可変させる弁を有することを特
    徴とする請求項第4項又は第5項に記載の液体送出装
    置。
  10. 【請求項10】 前記圧力制御部は、前記加圧液体につ
    いて予め測定された流量を基準流量として比較すること
    により前記管路の圧力損失を制御することを特徴とする
    請求項第4項又は第5項に記載の液体送出装置。
  11. 【請求項11】 前記回転子は、複数の回転子を組み合
    わせて形成される一組の回転子であることを特徴とする
    請求項第6項に記載の液体送出装置。
  12. 【請求項12】 前記一組の回転子は、噛合する2つの
    円型歯車、各々が少なくとも3辺を有して噛合する2つ
    の多辺型歯車、噛合する2つのオーバル型歯車、同軸結
    合された歯車と噛合する2つのまゆ型回転子、又は、連
    結回転する2つのクローバ型回転子であることを特徴と
    する請求項第11項に記載の液体送出装置。
JP2001326899A 2001-10-24 2001-10-24 液体送出方法および液体送出装置 Expired - Fee Related JP3806636B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001326899A JP3806636B2 (ja) 2001-10-24 2001-10-24 液体送出方法および液体送出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001326899A JP3806636B2 (ja) 2001-10-24 2001-10-24 液体送出方法および液体送出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003128192A true JP2003128192A (ja) 2003-05-08
JP3806636B2 JP3806636B2 (ja) 2006-08-09

Family

ID=19143205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001326899A Expired - Fee Related JP3806636B2 (ja) 2001-10-24 2001-10-24 液体送出方法および液体送出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3806636B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537911A (ja) * 2007-09-06 2010-12-09 ザ・コカ−コーラ・カンパニー 複数の製品形成原料の分注を監視および制御するためのシステムおよび方法
KR20170129797A (ko) * 2015-03-04 2017-11-27 소다스트림 인더스트리즈 리미티드 투여 시스템

Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3121530A (en) * 1959-08-11 1964-02-18 Heraeus Gmbh W C High vacuum pumps
US4433701A (en) * 1981-07-20 1984-02-28 Halliburton Company Polymer flood mixing apparatus and method
JPS62125832A (ja) * 1985-11-22 1987-06-08 フア−レル コ−ポレ−シヨン 移動型表面放出装置を有する連続練りミキサ用の制御システム及び方法
JPH01240494A (ja) * 1987-10-23 1989-09-26 Coca Cola Co:The 飲料調合弁
JPH06509772A (ja) * 1991-05-02 1994-11-02 マスターマーク・コーポレーション フルーツジュースディスペンサ
US5388761A (en) * 1993-10-01 1995-02-14 Langeman; Gary D. Plural component delivery system
JPH0784649A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Kitz Corp 定流量機能と変流量機能を同時に持つ流量制御ユニット
JPH0796998A (ja) * 1993-09-24 1995-04-11 Tokyo Koka Cola Botoringu Kk 飲料供給装置における洗浄方法及びその装置
JP2000281195A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Tokyo Gas Co Ltd 複数ラインを流れる流体の流量調整方法
WO2000068136A1 (en) * 1999-05-08 2000-11-16 Imi Cornelius (Uk) Limited Dosing valve with flow rate sensor for a beverage dispenser
JP2000320712A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Daikin Ind Ltd 冷凍回路用電動ニードル弁及びこれを備えた冷凍装置
JP2001097495A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Ckd Corp 流体混合システム
JP2001097494A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Ckd Corp 飲料用ディスペンサ
JP2001202561A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Fuji Electric Co Ltd 飲料供給システム
JP2001206494A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Sanyo Electric Co Ltd 飲料供給装置
JP2001225899A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Ckd Corp 液体混合装置
JP2001242939A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Kubota Corp バルブの開閉制御方法
JP2001247196A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Sanyo Electric Co Ltd 飲料供給装置
JP2001265443A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Fujitsu Denso Ltd 流量制御方法及び流量制御装置

Patent Citations (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3121530A (en) * 1959-08-11 1964-02-18 Heraeus Gmbh W C High vacuum pumps
US4433701A (en) * 1981-07-20 1984-02-28 Halliburton Company Polymer flood mixing apparatus and method
JPS62125832A (ja) * 1985-11-22 1987-06-08 フア−レル コ−ポレ−シヨン 移動型表面放出装置を有する連続練りミキサ用の制御システム及び方法
JPH01240494A (ja) * 1987-10-23 1989-09-26 Coca Cola Co:The 飲料調合弁
JPH06509772A (ja) * 1991-05-02 1994-11-02 マスターマーク・コーポレーション フルーツジュースディスペンサ
JPH0784649A (ja) * 1993-09-14 1995-03-31 Kitz Corp 定流量機能と変流量機能を同時に持つ流量制御ユニット
JPH0796998A (ja) * 1993-09-24 1995-04-11 Tokyo Koka Cola Botoringu Kk 飲料供給装置における洗浄方法及びその装置
US5388761A (en) * 1993-10-01 1995-02-14 Langeman; Gary D. Plural component delivery system
JP2000281195A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Tokyo Gas Co Ltd 複数ラインを流れる流体の流量調整方法
WO2000068136A1 (en) * 1999-05-08 2000-11-16 Imi Cornelius (Uk) Limited Dosing valve with flow rate sensor for a beverage dispenser
JP2000320712A (ja) * 1999-05-12 2000-11-24 Daikin Ind Ltd 冷凍回路用電動ニードル弁及びこれを備えた冷凍装置
JP2001097494A (ja) * 1999-09-29 2001-04-10 Ckd Corp 飲料用ディスペンサ
JP2001097495A (ja) * 1999-10-01 2001-04-10 Ckd Corp 流体混合システム
JP2001202561A (ja) * 2000-01-24 2001-07-27 Fuji Electric Co Ltd 飲料供給システム
JP2001206494A (ja) * 2000-01-31 2001-07-31 Sanyo Electric Co Ltd 飲料供給装置
JP2001225899A (ja) * 2000-02-16 2001-08-21 Ckd Corp 液体混合装置
JP2001242939A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Kubota Corp バルブの開閉制御方法
JP2001247196A (ja) * 2000-03-08 2001-09-11 Sanyo Electric Co Ltd 飲料供給装置
JP2001265443A (ja) * 2000-03-21 2001-09-28 Fujitsu Denso Ltd 流量制御方法及び流量制御装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010537911A (ja) * 2007-09-06 2010-12-09 ザ・コカ−コーラ・カンパニー 複数の製品形成原料の分注を監視および制御するためのシステムおよび方法
KR20170129797A (ko) * 2015-03-04 2017-11-27 소다스트림 인더스트리즈 리미티드 투여 시스템
JP2018513060A (ja) * 2015-03-04 2018-05-24 ソーダストリーム インダストリーズ リミテッド 投与システム
KR102462463B1 (ko) 2015-03-04 2022-11-01 소다스트림 인더스트리즈 리미티드 투여 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3806636B2 (ja) 2006-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6685054B2 (en) Apparatus and method for delivering liquids
US20190330043A1 (en) Systems and methods for incorporating micro-ingredient dispensing functionality into a macro-ingredient beverage dispensing system
EP2605999B1 (en) Bag-in-box pump system
US8087544B2 (en) System for mixing beverage components in a predetermined ratio
US20100031825A1 (en) Blending System
US20210130150A1 (en) Motor and Pump System
CN112889013A (zh) 具有热质量流量计的流量控制模块
CN113195398A (zh) 具有热质量流量计的回流检测与混合模块
JP3806636B2 (ja) 液体送出方法および液体送出装置
JP4666836B2 (ja) 液体送出装置および液体送出方法
JP4093760B2 (ja) 液体送出装置
JP3947914B2 (ja) 飲料製造機の原料搬出制御装置
JP2003118796A (ja) 液体送出方法および液体送出装置
JP2002114296A (ja) 飲料供給装置
JP2003063597A (ja) 液体送出装置
JP2003146395A (ja) 液体送出装置
JP2002362694A (ja) 送出制御方法および送出制御装置
JP2002145396A (ja) 飲料供給装置
JP2002293399A (ja) 液体送出装置
JP2003237896A (ja) 飲料供給装置
JP3871476B2 (ja) 流体混合システム
AU2014202675B2 (en) Bag-in-box pump system
JP2003040398A (ja) 液体送出装置
JP4093799B2 (ja) 送出制御装置
JP2003112798A (ja) 飲料供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20040219

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050802

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060502

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060515

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090519

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees