JPH0796998A - 飲料供給装置における洗浄方法及びその装置 - Google Patents

飲料供給装置における洗浄方法及びその装置

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JPH0796998A
JPH0796998A JP25897693A JP25897693A JPH0796998A JP H0796998 A JPH0796998 A JP H0796998A JP 25897693 A JP25897693 A JP 25897693A JP 25897693 A JP25897693 A JP 25897693A JP H0796998 A JPH0796998 A JP H0796998A
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beer
cleaning
beverage
supply pipe
tank
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JP25897693A
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Tadashi Sekiguchi
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Tokyo Coca Cola Bottling Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Coca Cola Bottling Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飲料供給装置の飲料タンクからディスペンサ
ヘッドの飲料供給ノズルまでの飲料供給パイプの洗浄を
飲料タンクから飲料供給パイプを外すことなく簡単に行
う。 【構成】 ビール供給パイプ21のビールタンク3側の
端部にビール側洗浄用バルブ13aと原液タンク側バル
ブ20aとを設け、原液タンク側バルブをビールタンク
3に接続して、また、ビール側洗浄用バルブには洗浄用
パイプ12を接続し、該洗浄用パイプから洗浄液と洗浄
ガスとを交互に、かつ、高圧で供給し、ビール供給パイ
プのビール供給ノズル28側に設けたビール側開放バル
ブ29によりビール供給ノズルを開放して、ここから洗
浄液及び洗浄ガスを排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な飲料供給装置にお
ける洗浄方法及びその装置に関する。詳しくは、飲料供
給装置の飲料タンクからディスペンサヘッドの飲料供給
ノズルまでの飲料供給パイプの洗浄を飲料タンクから飲
料供給パイプを外すことなく簡単に行うことができる新
規な飲料供給装置における洗浄方法及びその装置を提供
するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料タンクとディスペンサヘッドの飲料
供給ノズルとを飲料供給パイプで接続すると共に飲料タ
ンク内を高圧にし、上記飲料供給ノズルを開くことによ
り、飲料供給パイプを介して供給された飲料を飲料供給
ノズルから吐出させる飲料供給装置がある。
【0003】このような飲料供給装置として、飲食店、
レストラン等において提供する飲料物、例えば、ビール
を供給するビールサーバーが知られている。
【0004】このようなビールサーバーにあっては、そ
の飲料(ビール)供給パイプの内壁にビールの酵母が蓄
積され、時間が経つと蓄積された酵母が次に飲料供給装
置を使用したときにビールに混入してしまい、ビールの
味を悪くする。
【0005】そのため、ビールサーバーの上記ビール供
給パイプ内を洗浄する必要がある。
【0006】ビール製造元が推奨する洗浄方法には、毎
日行う洗浄と1週間に一度行う洗浄とがあり、前者はビ
ール供給パイプ内に水道水を流すことにより行い、ま
た、後者はビール供給パイプの内径と略同じ大きさのス
ポンジ玉を水道水の勢い又は高圧ガスで増強された水の
勢いでビール供給パイプ内を通すことにより行う。
【0007】前者の洗浄方法は、ビールタンクの頭部に
取着されたいわゆるタンクヘッドからビール供給パイプ
を取り外し、該ビール供給パイプを専用の洗浄用ホース
を介して水道の蛇口に接続した後、水道水をビール供給
パイプに流すものである。
【0008】また、後者の洗浄方法のうち高圧ガスによ
る水の勢いでビール供給パイプ内にスポンジ玉を通して
行う洗浄方法は、ビールタンクの代わりにぬるま湯を入
れた洗浄用のタンクを用い、ビールを供給する場合と同
様に炭酸ガスで上記ぬるま湯をビール供給パイプを介し
て飲料(ビール)供給ノズルから吐出させ、予め、ビー
ル供給パイプのビールタンク側に入れたスポンジ玉を炭
酸ガスによるぬるま湯の勢いでビール供給パイプ内を通
過させて行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した飲料
(ビール)供給パイプについての何れの洗浄方法にあっ
ても、タンクヘッドから飲料供給パイプを取り外して水
道の蛇口に接続したり、あるいはタンクヘッドを飲料
(ビール)タンクから取り外してこれを別の洗浄用タン
クに接続しなければならず、手間が掛かるという問題が
あった。
【0010】尚、上記従来技術の説明において、ビール
サーバーの問題として説明したが、原液と希釈水とを飲
料供給ノズルの直前で混合してコップ等に注入する、い
わゆるポストミックス飲料(コーラ、ジュース等の清涼
飲料)を供給する飲料供給装置についても、洗浄の頻度
が少ないものの同様な問題が生ずる。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明飲料供給
装置における洗浄方法は、上記した課題を解決するため
に、飲料供給パイプの飲料タンク側の端部に切替バルブ
を介して接続した洗浄用パイプから洗浄液と洗浄ガスと
を交互に、かつ、高圧で供給し、飲料供給パイプの飲料
供給ノズル側から洗浄液及び洗浄ガスを排出するように
したものである。
【0012】また、本発明飲料供給装置における洗浄装
置は、洗浄液及び/又は洗浄ガスを高圧で供給する洗浄
液等供給手段と、一端が切替バルブを介して上記飲料供
給パイプの飲料タンク側の端部に接続され、他端が上記
洗浄液等供給手段に接続された洗浄用パイプと、飲料供
給パイプの飲料供給ノズル側に配設された開放バルブと
を備え、洗浄工程において、上記切替バルブを切り替え
て洗浄用パイプと飲料供給パイプとを接続すると共に、
上記開放バルブを開放するようにしたものである。
【0013】
【作用】従って、本発明飲料供給装置における洗浄方法
及びその装置によれば、飲料供給パイプの飲料タンク側
の端部に切替バルブを介して接続した洗浄用パイプから
飲料供給パイプに洗浄液と洗浄ガスとを交互に、かつ、
高圧で供給するため、従来のように、タンクヘッドから
飲料供給パイプを取り外して水道の蛇口に接続したり、
あるいはタンクヘッドを飲料タンクから取り外してこれ
を別の洗浄用タンクに接続したりする必要はなく、簡単
に、かつ、効率的に飲料供給パイプの洗浄を行うことが
できる。
【0014】
【実施例】以下に、本発明飲料供給装置における洗浄方
法及びその装置の詳細を添付図面に示した実施の一例に
従って説明する。
【0015】尚、この実施例は本発明をプレミックス飲
料としてのビールと、ポストミックス飲料としての清涼
飲料とを各別に供給することができる飲料供給装置にお
ける洗浄方法及びその装置に適用したものである。
【0016】1は飲料供給装置であり、炭酸ガスが充填
された炭酸ガスタンク2と、ビールが充填されたビール
タンク3と、清涼飲料の原液が充填された原液タンク4
と、炭酸水を製造する炭酸水製造装置5と、ビール、清
涼飲料の原液及び炭酸水を冷却する冷却装置6と、ビー
ル及び清涼飲料を吐出させるディスペンサヘッド7等か
ら成る。
【0017】炭酸ガスタンク2には炭酸水の製造に使用
し、清涼飲料の原液及びビールを搬送すると共に、後述
する飲料供給パイプ内の洗浄を行うための炭酸ガスが充
填されている。
【0018】8、8、・・・は炭酸ガスタンク2の上部
に取り付けられた炭酸ガスレギュレータであり、炭酸ガ
スを供給しかつその送出圧力を調整するためのものであ
り、その一8aは炭酸水製造装置5に炭酸ガスを送出す
るためのものであり、他の一8bはビールタンク3に炭
酸ガスを送出するためのものであり、別の一8cは清涼
飲料の原液タンク4に炭酸ガスを送出するためのもので
あり、更に別の一8dは後述するビールの飲料供給パイ
プ又は原液の飲料供給パイプの洗浄時にこれらの飲料供
給パイプに炭酸ガスを送出するためのものである。
【0019】炭酸水製造用の炭酸ガスレギュレータ8a
には炭酸ガス供給パイプ9aの一端が接続され、該炭酸
ガス供給パイプ9aの他端は炭酸水製造装置5のカーボ
ネータタンク10に接続されている。
【0020】ビール用の炭酸ガスレギュレータ8bには
炭酸ガス供給パイプ9bの一端が接続され、該炭酸ガス
供給パイプ9bの他端は上記ビールタンク3の頭部に取
着されたビール用タンクヘッド11aに接続されてい
る。
【0021】原液用の炭酸ガスレギュレータ8cには炭
酸ガス供給パイプ9cの一端が接続され、該炭酸ガス供
給パイプ9cの他端は上記清涼飲料の原液タンク4の頭
部に取着された原液用タンクヘッド11bに接続されて
いる。
【0022】洗浄用の炭酸ガスレギュレータ8dには炭
酸ガス供給パイプ9dの一端が接続され、該炭酸ガス供
給パイプ9dの一端は後述する洗浄用パイプに接続され
ている。
【0023】そして、各炭酸ガスレギュレータ8a、8
b、8c、8dは上記各タンク3、4、10又は洗浄用
パイプに炭酸ガスを送出するのに必要な所定の圧力に調
整され、例えば、ビール用炭酸ガスレギュレータ8bは
2〜3kg/cm2、炭酸ガス供給用、原液用及び洗浄
用炭酸ガスレギュレータ8a、8c、8dは7kg/c
m2ぐらいに設定されている。
【0024】12は洗浄用パイプであり、その一端は後
述するビール供給パイプのビールタンク3側の端部に電
磁バルブ(以下「ビール側洗浄用バルブ」という。)1
3aを介して接続され、また、その他端は後述する原液
供給パイプの原液タンク4側の端部に電磁バルブ(以下
「原液側洗浄用バルブ」という。)13bを介して接続
されている。
【0025】炭酸水製造装置5は清涼飲料の希釈液とし
ての炭酸水を製造するもので、水と炭酸とを混合するた
めのカーボネータタンク10とフィルタ14を通して供
給された水を所定の圧力で上記カーボネータタンク10
に供給する高圧ポンプ15等から成る。
【0026】カーボネータタンク10においては炭酸ガ
スレギュレータ8aを通して供給された炭酸ガスと高圧
ポンプ15を通して供給された水とが混合されて炭酸水
が製造される。
【0027】カーボネータタンク10には2つの炭酸水
供給パイプ16、17の一端が接続され、その一16は
飲料用炭酸水供給パイプであり、他の一17は洗浄用炭
酸水供給パイプであり、飲料用炭酸水供給パイプ16は
その他端がディスペンサヘッド7側に接続されて炭酸水
をディスペンサヘッド7側へと供給し、また、後者の洗
浄用炭酸水供給パイプ17の一端は上記洗浄用パイプ1
2の中間部に接続されている。
【0028】また、洗浄用パイプ12の中間部であって
洗浄用炭酸水供給パイプ17が接続された部分には、上
記炭酸ガス供給パイプ9dが接続されている。
【0029】18は洗浄用の炭酸ガス供給パイプ9dの
洗浄用パイプ12側の端部に配設された炭酸ガス選択バ
ルブであり、該炭酸ガス選択バルブ18の開閉により、
洗浄用パイプ12に炭酸ガスの供給が行われる。
【0030】19は洗浄用炭酸水供給パイプ17の洗浄
用パイプ12側の端部に配設された炭酸水選択バルブで
あり、該炭酸水選択バルブ19の開閉により、洗浄用パ
イプ12に炭酸水の供給が行われる。
【0031】尚、炭酸ガス選択バルブ18と炭酸水選択
バルブ19とは交互に開閉されるようになっており、後
述する洗浄工程が選択されたときに、炭酸ガスと炭酸水
が交互に洗浄用パイプ12内に供給されるようになって
いる。また、これら選択バルブ18、19に替えて単一
の選択バルブを用いても良い。
【0032】ビールタンク3はビールが充填された状態
でビール製造元から供給されるものであり、該ビールタ
ンク3に取着されたビール用タンクヘッド11aには電
磁バルブ(以下「ビールタンク側バルブ」という。)2
0aが接続されている。
【0033】ビール供給パイプ21のビールタンク3側
の一端は二叉に分岐され、その一方は上記ビール側洗浄
用バルブ13aに、また、その他方は上記ビールタンク
側バルブ20aに接続されている。
【0034】ビールタンク側バルブ20aと上記ビール
側洗浄用バルブ13aとは交互に開閉されるようになっ
ており、通常の飲料供給装置1としてビールを供給する
ときは、ビールタンク側バルブ20aが開放され、か
つ、ビール側洗浄用バルブ13aが閉塞され、また、後
述する洗浄工程が選択されたときは、逆に、ビールタン
ク側バルブ20aが閉塞され、かつ、ビール側洗浄用バ
ルブ13aが開放されるようになっている。尚、これら
バルブ13aと20aに替えて単一の選択バルブを用い
ても良い。
【0035】原液タンク4は、例えば、コーラ等の清涼
飲料水の原液が充填された状態で製造元から供給される
ものであり、該原液タンク4に取着された原液用タンク
ヘッド11bには電磁バルブ(以下「原液タンク側バル
ブ」という。)20bが接続されている。
【0036】原液供給パイプ22の原液タンク4側の一
端は二叉に分岐され、その一方は上記原液側洗浄用13
bに、また、その他方は上記原液タンク側バルブ20b
に接続されている。
【0037】原液タンク側バルブ20bと上記原液側洗
浄用バルブ13bとは交互に開閉されるようになってお
り、通常の飲料供給装置1として清涼飲料水を供給する
ときは、原液タンク側バルブ20bが開放され、かつ、
原液側洗浄用バルブ13bが閉塞され、また、後述する
洗浄工程が選択されたときは、逆に、原液タンク側バル
ブ20bが閉塞され、かつ、原液側洗浄用バルブ13b
が開放されるようになっている。尚、これらバルブ13
bと20bに替えて単一の選択バルブを用いても良い。
【0038】23はビールフローレギュレータであり、
上記ビール供給パイプ21の途中であって、冷却装置6
の手前に配置されており、ビール供給パイプ21内のビ
ールの流量を調整するものである。
【0039】24は原液フローレギュレータであり、上
記原液供給パイプ22の途中であって、冷却装置6の手
前に配置されており、原液供給パイプ22内の原液の流
量を調整するものである。
【0040】冷却装置6は冷却水が入れられた水槽25
と該水槽25内の冷却水を冷却するコンプレッサ26等
から成る。
【0041】水槽25には上記飲料用炭酸水供給パイプ
16、ビール供給パイプ21及び原液供給パイプ22が
それぞれコイル状に巻回された状態で通されており、各
供給パイプ16、21、22のそれぞれのコイル状部1
6a、21a、22aが冷却水内にあるように位置され
ている(尚、図面では各供給パイプ16、21、22の
それぞれのコイル状部16a、21a、22aを水槽2
5内において点線で示している。)。
【0042】水槽25内の冷却水は上記コンプレッサ2
6によりその温度が略0度になるように制御され、ま
た、水槽25内には図示しない撹拌手段により冷却水に
流れが生ずるようになっており、冷却水の温度の均一化
が図られている。
【0043】そして、炭酸水、ビール、原液はそれぞれ
の供給パイプ16、21、22のコイル状部16a、2
1a、22a内を流れるときにその温度が所定の温度に
される。
【0044】尚、各コイル状部16a、21a、22a
の長さは炭酸水、ビール、原液が後述するディスペンサ
ヘッド7の各供給ノズルから吐出されて飲料物となった
とき、各飲料物がその最適温度になるように設定されて
いる。
【0045】27は炭酸水フローレギュレータであり、
上記飲料用炭酸水供給パイプ16の途中であって、冷却
装置6から出た位置に配置されており、飲料用炭酸水供
給パイプ16内の炭酸水の流量を調整するものである。
【0046】ディスペンサヘッド7はプレミックス飲料
(ビール)供給ノズル28とポストミックス飲料(清涼
飲料水)供給ノズル29とを有する。
【0047】ビール供給ノズル28にはビール供給パイ
プ21の他端部が接続されており、ビール供給パイプ2
1により給送され冷却装置6によって冷却されたビール
が図示しないスイッチ又は操作レバーの操作によりビー
ル供給ノズル28から吐出されるようになっている。
【0048】29はビール供給ノズル28に内蔵された
洗浄用の電磁バルブ(以下「ビール側開放バルブ」とい
う。)であり、後述する洗浄工程が選択されたときにビ
ール供給ノズル28を開放し、炭酸ガス及び炭酸水を排
出するためのものである。
【0049】清涼飲料水供給ノズル30には飲料用炭酸
水供給パイプ16の他端部及び原液供給パイプ22の他
端部が接続されており、飲料用炭酸水供給パイプ16に
より給送され冷却装置6によって冷却された炭酸水及び
原液供給パイプ22により給送され冷却装置6によって
冷却された原液が図示しない各別のスイッチ又は操作レ
バーの操作により吐出されるようになっている。
【0050】図示は省略したが、炭酸水と原液とのミキ
シングは清涼飲料水供給ノズル30の内部においてその
吐出直前に行われる。
【0051】尚、清涼飲料水供給ノズル30に2つの吐
出口を設け、それぞれの吐出口から各別に炭酸水と原液
とを吐出するようにし、カップ等に注ぎ入れたときにミ
キシングされるようにしても良い。
【0052】また、炭酸水及び原液のそれぞれの供給量
は上記炭酸水フローレギュレータ27及び原液フローレ
ギュレータ24の流量調整により決定される。
【0053】31は清涼飲料水供給ノズル30に内蔵さ
れた洗浄用の電磁バルブ(以下「原液側開放バルブ」と
いう。)であり、後述する洗浄工程が選択されたときに
清涼飲料水供給ノズル30を開放し、炭酸ガス及び炭酸
水を排出するためのものである。
【0054】しかして、洗浄工程を選択すると、各バル
ブ13a、13b、18、19、20a、20bの開閉
が制御されてビール供給パイプ21又は原液供給パイプ
22の洗浄が行われる。尚、これらバルブ13a、13
b、18、19、20a、20bの開閉は図示しない制
御手段により行われる。
【0055】尚、ビール供給パイプ21の洗浄と原液供
給パイプ22の洗浄とは、同様な方法により行うことが
できるため、以下の説明は、ビール供給パイプ21の洗
浄についてのみ行い、原液供給パイプ22の洗浄につい
てはその説明を省略する。
【0056】ビール供給パイプ21の洗浄は、先ず、ビ
ール側洗浄用バルブ13aを開放し、かつ、ビールタン
ク側バルブ20aを閉塞すると共にビール側開放バルブ
29を開放し、この状態で、炭酸ガス選択バルブ18と
炭酸水選択バルブ19とが交互に開放及び閉塞を繰り返
すことにより行う。尚、全体の洗浄工程の時間は、例え
ば、105秒間とし、炭酸ガス選択バルブ18と炭酸水
選択バルブ19との交互の開閉は、例えば、炭酸ガス選
択バルブ18を4秒間開放した後、炭酸水選択バルブ1
9を3秒間開放するようにする。このような全体の洗浄
時間あるいは選択バルブ18、19の開閉時間は、ビー
ル供給パイプ21の内径及び/又は長さにより適宜決定
される。
【0057】ビール側洗浄用バルブ13aを開放し、か
つ、ビールタンク側バルブ20aを閉塞すると、洗浄用
パイプ12とビール供給パイプ21とが連通され、洗浄
用パイプ12とビールタンク3との連通が防止される。
【0058】この状態で、炭酸ガス選択バルブ18と炭
酸水選択バルブ19とを交互に開閉することにより、炭
酸ガス及び炭酸水は交互に洗浄用パイプ12を介してビ
ール供給パイプ21に供給され、ビール供給ノズル28
より排出される。
【0059】ビール供給パイプ21に供給された炭酸ガ
ス及び炭酸水は高圧であるため、ビール供給パイプ21
内を勢い良く通過し、かつ、これら炭酸ガスと炭酸水と
が交互に通過されるため、ビール供給パイプ21内の内
壁を洗浄することになる。
【0060】ビール供給パイプ21内の洗浄後、ビール
側洗浄用バルブ13aを閉塞し、かつ、ビールタンク側
バルブ20aを開放して、ビール供給パイプ21内にビ
ールを充填する。これは、上述のような洗浄をしたまま
にしておくと、ビール供給パイプ21内に炭酸水が残留
し、洗浄後の最初に提供するビールに残留した炭酸水が
混入して希釈されてしまうことを防ぐためである。
【0061】尚、上記実施例において、飲料供給パイプ
21、22の洗浄にあたり、洗浄液として炭酸水を用
い、また、洗浄ガスとして炭酸ガスを用いたものについ
て説明したが、本発明はこれに限ることはなく、既存の
洗浄液及び洗浄ガスを用いることもできる。
【0062】また、上記実施例において、洗浄液及び洗
浄ガスとしてポストミックス飲料に使用する炭酸ガス及
び炭酸水を利用したので、洗浄専用の洗浄液及び洗浄ガ
スの供給手段を用いなくても良く、設備の簡略化を図る
ことができる。
【0063】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明飲料供給装置における洗浄方法は、飲料供給
ノズルと飲料タンクとを飲料供給パイプで接続し、飲料
供給ノズルから飲料を吐出させる飲料供給装置における
洗浄方法であって、上記飲料供給パイプの飲料タンク側
の端部に切替バルブを介して接続した洗浄用パイプから
洗浄液と洗浄ガスとを交互に、かつ、高圧で供給し、飲
料供給パイプの飲料供給ノズル側から洗浄液及び洗浄ガ
スを排出するようにしたことを特徴とする。
【0064】また、別の本発明飲料供給装置における洗
浄装置は、飲料供給ノズルと飲料タンクとを飲料供給パ
イプで接続し、飲料供給ノズルから飲料を吐出させる飲
料供給装置における洗浄装置であって、洗浄液及び/又
は洗浄ガスを高圧で供給する洗浄液等供給手段と、一端
が切替バルブを介して上記飲料供給パイプの飲料タンク
側の端部に接続され他端が上記洗浄液等供給手段に接続
された洗浄用パイプと、飲料供給パイプの飲料供給ノズ
ル側に配設された開放バルブとを備え、洗浄工程を選択
すると、上記切替バルブを切り替えて洗浄用パイプと飲
料供給パイプとを接続すると共に、上記開放バルブを開
放するようにしたことを特徴とする。
【0065】従って、本発明飲料供給装置における洗浄
方法及びその装置によれば、飲料供給パイプの飲料タン
ク側の端部に切替バルブを介して接続した洗浄用パイプ
から飲料供給パイプに洗浄液と洗浄ガスとを交互に、か
つ、高圧で供給するため、従来のように、タンクヘッド
から飲料供給パイプを取り外して水道の蛇口に接続した
り、あるいはタンクヘッドを飲料タンクから取り外して
これを別の洗浄用タンクに接続したりする必要はなく、
簡単に、かつ、効率的に飲料供給パイプの洗浄を行うこ
とができる。
【0066】尚、上記実施例においては、ポストミック
ス飲料を清涼飲料としたものに適用したが、ポストミッ
クス飲料としては、これに限らず、ジュース、コーヒー
などの炭酸を含まない飲料であっても良く、かかる場
合、炭酸水製造装置を水供給装置とし、該水供給装置に
より供給された水を供給ノズルにおいてコンクジュース
又はコンクコーヒーと混合するようにすれば良い。
【0067】また、上記実施例に示した各装置、手段、
部材等の具体的な形状乃至構造は、本発明飲料供給装置
における洗浄方法及びその装置を実施するに当たっての
具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによ
って本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明飲料供給装置における洗浄装置をビール
と清涼飲料水とを供給することができる飲料供給装置に
適用した実施の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 飲料供給装置 2 炭酸ガスタンク(洗浄ガス供給手段) 3 ビールタンク(飲料タンク) 4 原液タンク(飲料タンク) 5 炭酸水製造装置(洗浄液供給手段) 12 洗浄用パイプ 13a ビール側洗浄用バルブ(切替バルブ) 13b 原液側洗浄用バルブ(切替バルブ) 20a ビールタンク側バルブ(切替バルブ) 20b 原液タンク側バルブ(切替バルブ) 21 ビール供給パイプ(飲料供給パイプ) 22 原液供給パイプ(飲料供給パイプ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料供給ノズルと飲料タンクとを飲料供
    給パイプで接続し、飲料供給ノズルから飲料を吐出させ
    る飲料供給装置における洗浄方法であって、上記飲料供
    給パイプの飲料タンク側の端部に切替バルブを介して接
    続した洗浄用パイプから洗浄液と洗浄ガスとを交互に、
    かつ、高圧で供給し、飲料供給パイプの飲料供給ノズル
    側から洗浄液及び洗浄ガスを排出するようにしたことを
    特徴とする飲料供給装置における洗浄方法。
  2. 【請求項2】 飲料供給ノズルと飲料タンクとを飲料供
    給パイプで接続し、飲料供給ノズルから飲料を吐出させ
    る飲料供給装置における洗浄装置であって、洗浄液及び
    /又は洗浄ガスを高圧で供給する洗浄液等供給手段と、
    一端が切替バルブを介して上記飲料供給パイプの飲料タ
    ンク側の端部に接続され他端が上記洗浄液等供給手段に
    接続された洗浄用パイプと、飲料供給パイプの飲料供給
    ノズル側に配設された開放バルブとを備え、洗浄工程を
    選択すると、上記切替バルブを切り替えて洗浄用パイプ
    と飲料供給パイプとを接続すると共に、上記開放バルブ
    を開放するようにしたことを特徴とする飲料供給装置に
    おける洗浄装置。
JP25897693A 1993-09-24 1993-09-24 飲料供給装置における洗浄方法及びその装置 Pending JPH0796998A (ja)

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