JP5034592B2 - 飲料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給する飲料供給装置に関するものである。
従来より、飲料ディスペンサ(飲料供給装置)では濃縮したシロップと希釈液(飲用水または炭酸水)とをノズルから吐出して所定の比率(シロップ濃度)に希釈した飲料をカップ(飲料容器)に流下させる構造が一般的であり、シロップと希釈液を所定の比率でノズルへ配給するためにシロップの流量を調節するシロップ弁と希釈液の流量を調節する希釈液弁とシロップの流量を計測するシロップ流量計と希釈液の流量を計測する希釈液流量計と各弁の開閉を制御する制御部とを備えている。制御部は各流量計が出力する流量信号に基づいてシロップ弁および希釈液弁を開閉することによりノズルからのシロップ、希釈液の吐出量が所定の比率になるように制御している。
図9(a)に示すシロップと希釈液の吐出タイミングチャートのタイミングでシロップと希釈液を吐出させることにより所定の希釈比率の混合液をつくるようにしている。当該タイミングチャートは制御部が制御するシロップ弁および稀釈液弁の開閉をシロップ流量計および稀釈液流量計が流量を計測して出力するパルス信号のタイミングとパルス数で表している。飲料ディスペンサのシロップ流量計および希釈液流量計は計測した液体1mlを1パルスとして液体流量に比例した数のパルス信号を出力し、シロップと希釈液は0.1秒間に3ml(3パルス)吐出するように流量調整されている。また、シロップが1回5ml(5パルス)吐出されてから次に吐出されるまでの間に希釈液が25ml(25パルス)吐出され、その間のシロップと希釈液との設定希釈比率を「1:5」としている。制御部は、シロップと希釈液との混合を開始するときは、希釈液を「先出量」の分、シロップより先にノズルから吐出させるために希釈液弁をシロップ弁より先に開くようにしている。即ち、制御部は、希釈液弁をシロップ弁より先に開き、希釈液流量計からのパルス信号を「9個」カウントした時点でシロップ弁を開いて、シロップ流量計からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁を閉じるようにしている。その間、制御部は、希釈液が単位時間当たり流量が一定となるように希釈液弁を連続的に開いている。
そして、制御部は、希釈液流量計からのパルス信号を「25個」カウントする都度にシロップ弁を開き、シロップ流量計からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁を閉じることを繰り返し、飲料選択釦の押釦が解除されるとシロップパルスを「5個」カウントしてからシロップ弁を閉じ、希釈液パルスを「25個」カウントしてから希釈液弁を閉じて飲料の供給を停止する。ここでは、シロップパルスを「20個」、希釈液パルスを「100個」カウントしているので、ノズルからカップに吐出されたシロップの総量は「20ml」、希釈液の総量は「100ml」となるので、カップ内にはシロップと希釈液との希釈比率「1:5」の飲料が「120ml」供給されていることになる(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−225899号公報
このように、飲料ディスペンサでシロップと希釈液との混合を開始するときは、カップ内の底辺にシロップ比率が高い飲料が溜まるという混合バラツキをなくすため、また、飲料ノズルから吐出するシロップの飛び散りを防止するため、先ず、希釈液弁をシロップ弁より先に開いて、希釈液流量計からのパルス信号を「9個」カウントした時点で初めてシロップ弁を開いて、希釈液を「先出量」の分、シロップより先にノズルから吐出させるようにしている。また、ファミリーレストランなどのフリードリンク販売(供給)の場合には飲料選択釦の押釦および押釦の解除と連動させて利用客が希望する量の飲料供給が行われるようにしている。
しかしながら、このような飲料供給方法の場合、飲料選択釦が一瞬(例えば0.1秒程度)だけ押釦された場合には図9(b)に示すように、希釈液のみしか供給されないという問題があった。この希釈液のみの供給はカップ内の飲料を薄めてしまうだけでなく、利用客に不快感を与える虞がある。
本発明は、上記実情に鑑みて、飲料選択釦が一瞬押釦された場合(所謂チョイ押し)にも確実にシロップと希釈液が混合した飲料を供給することが可能な飲料供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に係る飲料供給装置は、シロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給する飲料供給装置において、
押釦されると飲料供給信号を出力する飲料選択釦と、
前記シロップの流量を調節するシロップ弁と、
前記希釈液の流量を調節する希釈液弁と、
前記シロップの流量を計測するシロップ流量計と、
前記希釈液の流量を計測する希釈液流量計と、
前記飲料選択釦が所定時間以上押釦されて前記シロップと前記希釈液とを混合して希釈した飲料を供給するとき、前記希釈液弁を前記シロップ弁より先に開いてから前記シロップ流量計および前記希釈液流量計の計測結果に基づいて前記シロップ弁および前記希釈液弁を開閉することにより前記シロップと前記希釈液とをそれぞれ所定量ずつ吐出させ、
前記飲料選択釦の押釦時間が前記所定時間を下回った時、前記希釈液弁を開いた後に前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を開き、前記シロップ流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を閉じ、前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記希釈液弁を閉じるように制御する飲料吐出制御手段と、
を備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給する飲料供給装置において、押釦されると飲料供給信号を出力する飲料選択釦と、前記シロップの流量を調節するシロップ弁と、前記希釈液の流量を調節する希釈液弁と、前記シロップの流量を計測するシロップ流量計と、前記希釈液の流量を計測する希釈液流量計と、前記飲料選択釦が所定時間以上押釦されて前記シロップと前記希釈液とを混合して希釈した飲料を供給するとき、前記希釈液弁を前記シロップ弁より先に開いてから前記シロップ流量計および前記希釈液流量計の計測結果に基づいて前記シロップ弁および前記希釈液弁を開閉することにより前記シロップと前記希釈液とをそれぞれ所定量ずつ吐出させ、前記飲料選択釦の押釦時間が前記所定時間を下回った時、前記希釈液弁を開いた後に前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を開き、前記シロップ流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を閉じ、前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記希釈液弁を閉じるように制御する飲料吐出制御手段と、を備えているので、シロップと希釈液との混合を開始するときのカップ内の底辺にシロップ比率が高い飲料が溜まるという混合バラツキをなくすことができ、また、飲料ノズルから吐出するシロップの飛び散りを防止して、設定希釈比率の飲料を供給することができ、さらに、飲料選択釦が一瞬押釦された場合(所謂チョイ押し)にも確実にシロップと希釈液が混合した飲料を供給することが可能な飲料供給装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る飲料供給装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1である飲料ディスペンサ(飲料供給装置)1の外観図である。図1に示すように、飲料ディスペンサ1は、前面に開口を有するディスペンサ本体2と、ディスペンサ本体2の前面開口を開閉可能にする態様で該ディスペンサ本体2の前面の一側に支承された前扉3とを有し、前扉3の表面には、無炭酸飲料や炭酸飲料などの各種飲料を選択するときの入力手段である飲料選択釦4が配設してある。また、前扉3の内側下方には、飲料を吐出するノズルやチューブ式ポンプが配設され、その下方には飲料容器であるカップの置き台になるカップレスト5と、飛び散った飲料等を集めるドリップトレイ6が設けてあり、ディスペンサ本体2底部には、飲料ディスペンサ1を支え、高さ調整可能なレベリング調整脚である脚部7を備えている。
図2は、飲料ディスペンサ1の概要構成を示すブロック図である。飲料ディスペンサ1は水道から供給される飲用水(希釈液)またはカーボネータ(炭酸水製造装置)24から供給される炭酸水(希釈液)と、シロップタンク33から供給されるシロップとがそれぞれ希釈液ノズル18、シロップノズル39から吐出すると空中で衝突させて混合することにより所定の比率に希釈した飲料としてカップCに流下させて飲料の供給を行う。この飲用水を冷却する水冷却コイル13、シロップを冷却するシロップ冷却コイル35および炭酸水を冷却して貯留するカーボネータ24は、冷却水槽41に貯留されている冷却水42に浸かるように設置され、水冷却コイル13、シロップ冷却コイル35をそれぞれ通流する飲用水、シロップおよびカーボネータ24に貯留されている炭酸水は冷却水42との熱交換により冷やされる。また冷却水42は冷凍装置43の冷媒蒸発コイル44を通流する液冷媒の蒸発熱で冷却され、冷却水攪拌モータ45が駆動されると回転するプロペラで循環して水温が略0℃に保たれている。カーボネータ24は、所定圧力で充満している炭酸ガス中に冷水を噴射して炭酸ガスを冷水に溶かし込んで炭酸水を製造する装置であり、炭酸ガスは炭酸ガスボンベ31から炭酸ガス管路32、23を介して供給され、冷水は水ポンプ12を駆動して水入口弁11とカーボネータ給水弁22を開いて水道から供給される飲用水を水冷却コイル13に通流させて冷やして飲用水管路14から分岐したカーボネータ給水管路21から供給される。
ここで、無炭酸飲料を選択する飲料選択釦4(図1参照)が押釦されると、水ポンプ12を駆動すると同時に水入口弁11と飲用水弁(希釈液弁)16を開き、水ポンプ12で圧送した飲用水を水冷却コイル13に通流させて冷やした冷水として飲用水管路14、17を通流させて希釈液ノズル18から吐出する。その後、シロップ弁37を開き、炭酸ガスボンベ31から炭酸ガス管路32を介して供給されている炭酸ガスの圧力でシロップタンク33からシロップ管路34に押し出されたシロップをシロップ冷却コイル35で冷やしてシロップ管路38を通流させてシロップノズル39から吐出する。このようにして希釈液ノズル18から吐出した飲用水とシロップノズル39から吐出したシロップとを空中で衝突させて混合した無炭酸飲料がカップCに流下する。このとき、飲用水管路14から飲用水管路17を通流して希釈液ノズル18から吐出する飲用水は飲用水流量計(希釈液流量計)15で流量が計測されて流量信号が飲料吐出制御部90(図3参照)へ出力され、シロップ管路34からシロップ管路38を通流してシロップノズル39から吐出するシロップはシロップ流量計36で流量が計測されて流量信号が飲料吐出制御部90へと出力される。
また、炭酸飲料を選択する飲料選択釦4が押釦されると、炭酸水弁(希釈液弁)27を開き、カーボネータ24で冷やされて貯留している炭酸水を炭酸ガス管路32から分岐している炭酸ガス管路23を介して炭酸ガスボンベ31から供給されている炭酸ガスの圧力で押し出して炭酸水管路25、28を通流させて希釈液ノズル18から吐出する。その後、シロップ弁37を開き、炭酸ガスボンベ31から炭酸ガス管路32を介して供給されている炭酸ガスの圧力でシロップタンク33からシロップ管路34に押し出されたシロップをシロップ冷却コイル35で冷やしてシロップ管路38を通流させてシロップノズル39から吐出する。このようにして希釈液ノズル18から吐出した炭酸水とシロップノズル39から吐出したシロップとを空中で衝突させて混合した炭酸飲料がカップCに流下する。このとき、炭酸水管路25から炭酸水管路28を通流して希釈液ノズル18から吐出する炭酸水は炭酸水流量計(希釈液流量計)26で流量が計測されて流量信号が飲料吐出制御部90へ出力され、シロップ管路34からシロップ管路38を通流してシロップノズル39から吐出するシロップはシロップ流量計36で流量が計測されて流量信号が飲料吐出制御部90へと出力される。
図3は、飲料ディスペンサ1の制御ブロック図を示し、シロップと希釈液の吐出制御を行う飲料吐出制御部(飲料吐出制御手段)90、無炭酸飲料や炭酸飲料などの各種飲料を選択する入力手段であり、押釦されると飲料供給信号を飲料吐出制御部90に出力する飲料選択釦4、飲用水管路14から飲用水管路17を通流して希釈液ノズル18から吐出する飲用水の流量を計測して流量信号を飲料吐出制御部90に出力する飲用水流量計15、炭酸水管路25から炭酸水管路28を通流して希釈液ノズル18から吐出する炭酸水の流量を計測して流量信号を飲料吐出制御部90に出力する炭酸水流量計26、シロップ管路34からシロップ管路38を通流してシロップノズル39から吐出するシロップの流量を計測して流量信号を飲料吐出制御部90に出力するシロップ流量計36、飲料吐出制御部90が出力する信号で各々動作する、弁を開くと水道からの飲用水が導入される水入口弁11、水道から導入された飲用水を圧送する水ポンプ12、入口弁11とともに弁を開くと水ポンプ12が圧送する飲用水を希釈液ノズル18から吐出させる飲用水弁16、入口弁11とともに弁を開くと水ポンプ12が圧送する飲用水をカーボネータ24に供給するカーボネータ給水弁22、弁を開くとカーボネータ24に貯留されている炭酸水を希釈液ノズル18から吐出させる炭酸水弁27、弁を開くと炭酸ガスボンベ31から供給されている炭酸ガスの圧力でシロップタンク33から押し出されたシロップをシロップノズル39から吐出させるシロップ弁37、飲料ディスペンサ1の制御データを記憶するメモリ95を有している。
図4は、シロップと希釈液の吐出タイミングチャートを示し、タイミングチャートのタイミングでシロップと希釈液を吐出させることにより所定の希釈比率の混合液をつくるようにしている。尚、この実施の形態では、シロップに対して希釈液として飲用水と炭酸水を選択的に混合されることから、以下、説明の便宜上、飲用水と炭酸水をまとめて「希釈液」と呼び、飲用水弁16と炭酸水弁27をまとめて希釈液弁16、27と呼び、併せて飲用水流量計15と炭酸水流量計26をまとめて希釈液流量計15、26と呼ぶことにする。
当該タイミングチャートは飲料吐出制御部90が制御するシロップ弁37および希釈液弁16、27の開閉をシロップ流量計36および希釈液流量計15、26から出力されるパルス信号のタイミングとパルス数で表している。また、この実施の形態では、シロップ流量計36および希釈液流量計15、26は液体1mlを1パルスとして液体流量に比例した数のパルス信号を出力し、シロップと希釈液は0.1秒間に3ml(3パルス)吐出するように流量調整されている。さらに、シロップが1回5ml(5パルス)吐出されてから次に吐出されるまでの間に希釈液が25ml(25パルス)吐出され、その間のシロップと希釈液との設定希釈比率を「1:5」としている。
飲料吐出制御部90は、飲料選択釦4が押釦されてシロップと希釈液とを吐出して混合を開始するときは、図4(a)に示すように、希釈液を「先出量」の分、シロップより先に希釈液ノズル18から吐出させるために、希釈液弁16、27をシロップ弁37より先に開くようにしている。即ち、飲料吐出制御部90は、飲料選択釦4が押釦されると、先ず、希釈液弁16、27をシロップ弁37より先に開き、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「9個」カウントした時点(所定時間)でシロップ弁37を開き、シロップ流量計36からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁37を閉じるようにしている。その間、飲料吐出制御部90は、希釈液が単位時間当たり流量が一定となるように希釈液弁16、27を連続的に開いている。
そして、飲料吐出制御部90は、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「25個」カウントする都度にシロップ弁37を開き、シロップ流量計36からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁37を閉じることを繰り返し、飲料選択釦4の押釦が解除されるとシロップパルスを「5個」カウントしてからシロップ弁37を閉じ、希釈液パルスを「25個」カウントしてから希釈液弁16、27を閉じて飲料の供給を停止する。ここでは、シロップパルスを「20個」、希釈液パルスを「100個」カウントしているので、シロップノズル39からカップCに吐出されたシロップの総量は「20ml」、希釈液ノズル18からカップCに吐出された希釈液の総量は「100ml」となるので、カップC内にはシロップと希釈液との希釈比率「1:5」の飲料が「120ml」供給されている。
ここで、飲料選択釦4の押釦時間が所定時間(例えば0.3秒、パルス数に換算すると9パルスに相当する時間)を下回った時(飲料選択釦4が0.1秒程度の一瞬だけ押釦される、所謂チョイ押しされた場合)には、飲料吐出制御部90は、図4(b)に示すように、希釈液弁16、27を予め設定されている時間(例えば0.35秒)開放し、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「9個」カウントした時点でシロップ弁37を開き、予め設定されている時間(例えば0.35秒)経過すると希釈液弁16、27を閉じると同時にシロップ弁37を閉じるようにする。このように飲料選択釦4が所謂チョイ押しされた場合にも、カップCには希釈液「約11ml」に「約2ml」のシロップが混合した「約13ml」の飲料が供給されている。
以上説明したように、この実施の形態1の飲料供給装置の構成によれば、押釦されると飲料供給信号を出力する飲料選択釦4と、シロップの流量を計測するシロップ流量計36と、シロップの流量を調節するシロップ弁37と、希釈液の流量を計測する希釈液流量計15、26と、希釈液の流量を調節する希釈液弁16、27と、飲料選択釦4が所定時間以上押釦されてシロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給するとき、希釈液弁16、27をシロップ弁37より先に開いてからシロップ流量計36および希釈液流量計15、26の計測結果に基づいてシロップ弁37および希釈液弁16、27を開閉することによりシロップと希釈液とをそれぞれ所定量ずつシロップノズル39および希釈液ノズル18からカップCに吐出させ、飲料選択釦4の押釦時間が所定時間を下回った時、シロップ弁37と希釈液弁16、27とをそれぞれ予め設定されている時間開放する飲料吐出制御部90とを備えているので、シロップと希釈液との混合を開始するときのカップC内の底辺にシロップ比率が高い飲料が溜まるという混合バラツキをなくすことができ、また、ノズルから吐出するシロップの飛び散りを防止して、設定希釈比率の飲料を供給することができ、さらに、飲料選択釦4が一瞬押釦された場合(所謂チョイ押し)にも確実にシロップと希釈液が混合した飲料を供給することが可能な飲料ディスペンサ1を提供することができ、利用客に不快感を与えることがなくなる。
(実施の形態2)
次に、この発明の実施の形態2について図5を参照して説明する。実施の形態1では、飲料ディスペンサ1は、シロップノズル39から吐出したシロップと希釈液ノズル18から吐出した希釈液とを空中で衝突させて混合された飲料をカップCに流下させていたが、この実施の形態2では、飲料ディスペンサ10でカップCに飲料を吐出するとき、シロップ弁37と飲用水弁16または炭酸水弁27を開いてシロップと飲用水または炭酸水をマルチノズル40に供給し、供給されたシロップと飲用水または炭酸水はその内部で混合されて希釈された飲料としてカップCに流下する。
図6は、実施の形態2のシロップと希釈液の吐出タイミングチャートを示している。飲料選択釦4が押釦されてシロップと希釈液との混合を開始するとき、図6(a)に示すように、希釈液を「先出量」の分、シロップより先に供給するために、先ず稀釈液弁16、27をシロップ弁37より先に開き、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「9個」カウントした時点でシロップ弁37を開いて、シロップ流量計36からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁37を閉じるようにしている。そして、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「25個」カウントする都度にシロップ弁37を開き、シロップ流量計36からのパルス信号を「5個」カウントした時点でシロップ弁37を閉じることを繰り返し、飲料選択釦4の押釦が解除されるとシロップパルスを「5個」カウントしてからシロップ弁37を閉じ、希釈液パルスを「25個」カウントしてから希釈液弁16、27を閉じて飲料の供給を停止する。
ここで、飲料選択釦4の押釦時間が所定時間(例えば0.3秒、パルス数に換算すると9パルスに相当する時間)を下回った時(飲料選択釦4が0.1秒程度の一瞬だけ押釦される、所謂チョイ押しされた場合)には、図6(b)に示すように、希釈液弁16、27を予め設定されているパルス数(例えば15パルス、時間に換算すると0.5秒に相当するパルス数)開放し、希釈液流量計15、26からのパルス信号を「9個」カウントした時点でシロップ弁37を開き、シロップ流量計36からのパルス信号を「3個」カウントした時点でシロップ弁37を閉じ、希釈液弁16、27はシロップ弁37を閉じてからの希釈液流量計15、26からのパルス信号「3個」経過してから閉じる。このように飲料選択釦4が所謂チョイ押しされた場合にも、カップCには希釈液「15ml」に「3ml」のシロップが混合したシロップと希釈液との希釈比率「1:5」の飲料が「18ml」供給されている。
以上説明したように、飲料選択釦4の押釦時間が所定時間を下回った時、シロップ弁37と希釈液弁16、27とをそれぞれ予め設定されている時間開放するようにしているので、飲料選択釦4が一瞬押釦された場合(所謂チョイ押し)にも確実にシロップと希釈液が混合した飲料を供給することが可能な飲料ディスペンサ10を提供することができ、利用客に不快感を与えることがなくなる。また、シロップ弁37を閉じた後に希釈液弁16、27を閉じるようにしているので、マルチノズル40の内部に残留しているシロップを希釈液が洗い流し、マルチノズル40内部に希釈液で希釈されたシロップが残留することを防ぐことができる。
(実施の形態3)
次に、この発明の実施の形態3について図7を参照して説明する。実施の形態1および実施の形態2では、シロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給するとき、シロップ流量計36および希釈液流量計15、26の計測結果に基づいてシロップ弁37および希釈液弁16、27を開閉することによりシロップと希釈液とをそれぞれ所定量ずつノズルからカップCに吐出させて設定希釈比率の飲料を供給するようにしていたが、この実施の形態3の飲料ディスペンサ50では、その内部を通流する液体の流量を調整するフローレギュレータ(流量調整器)51、52、53を飲用水管路14、17、炭酸水管路25、28、シロップ管路34、38に配設し、フローレギュレータ51、52、53で設定希釈比率(例えばシロップと希釈液との希釈比率「1:5」)の流量に調整したシロップと希釈液とをそれぞれ所定量ずつノズルからカップCに吐出させて飲料を供給するようにしている。
図8は、実施の形態3のシロップと希釈液の吐出タイミングチャートを示している。飲料選択釦4が押釦されてシロップと希釈液との混合を開始するときは、図8(a)に示すように、希釈液を「先出量」の分、シロップより先に供給するために、先ず、稀釈液弁16、27をシロップ弁37より先に開き、稀釈液弁16、27を開いてから0.3秒経過した時点でシロップ弁37を開くようにしている。そして、飲料選択釦4の押釦が解除されるとシロップ弁37を閉じ、シロップ弁37を閉じてから0.1秒経過すると希釈液弁16、27を閉じて、マルチノズル40の内部に残留しているシロップを希釈液が洗い流して飲料の供給を停止する。
ここで、飲料選択釦4の押釦時間が所定時間(例えば0.3秒)を下回った時(飲料選択釦4が0.1秒程度の一瞬だけ押釦される、所謂チョイ押しされた場合)には、図8(b)に示すように、希釈液弁16、27を開き、希釈液弁16、27を開いてから予め設定されている時間(例えば0.3秒)経過した時点でシロップ弁37を0.1秒間開放し、希釈液弁16、27はシロップ弁37を閉じてから0.1秒後に閉じる。このように飲料選択釦4が所謂チョイ押しされた場合にも、カップCには希釈液にシロップを混合した飲料を供給することができる。
本発明の実施の形態1における飲料ディスペンサの外観図である。 図1に示した飲料ディスペンサの概要構成を示すブロック図である。 図1に示した飲料ディスペンサの制御ブロック図である。 図1に示した飲料ディスペンサの吐出タイミングチャートである。 本発明の実施の形態2における飲料ディスペンサの概要構成を示すブロック図である。 図5に示した飲料ディスペンサの吐出タイミングチャートである。 本発明の実施の形態3における飲料ディスペンサの概要構成を示すブロック図である。 図7に示した飲料ディスペンサの吐出タイミングチャートである。 従来の飲料ディスペンサの吐出タイミングチャートである。
符号の説明
1 飲料ディスペンサ(飲料供給装置)
2 ディスペンサ本体
4 飲料選択釦
10 飲料ディスペンサ(飲料供給装置)
11 水入口弁
12 水ポンプ
15 飲用水流量計
16 飲用水弁
18 希釈液ノズル
22 カーボネータ給水弁
24 カーボネータ
26 炭酸水流量計
27 炭酸水弁
36 シロップ流量計
37 シロップ弁
39 シロップノズル
40 マルチノズル
50 飲料ディスペンサ(飲料供給装置)
90 飲料吐出制御部(飲料吐出制御手段)
95 メモリ
C カップ

Claims (1)

  1. シロップと希釈液とを混合して希釈した飲料を供給する飲料供給装置において、
    押釦されると飲料供給信号を出力する飲料選択釦と、
    前記シロップの流量を調節するシロップ弁と、
    前記希釈液の流量を調節する希釈液弁と、
    前記シロップの流量を計測するシロップ流量計と、
    前記希釈液の流量を計測する希釈液流量計と、
    前記飲料選択釦が所定時間以上押釦されて前記シロップと前記希釈液とを混合して希釈した飲料を供給するとき、前記希釈液弁を前記シロップ弁より先に開いてから前記シロップ流量計および前記希釈液流量計の計測結果に基づいて前記シロップ弁および前記希釈液弁を開閉することにより前記シロップと前記希釈液とをそれぞれ所定量ずつ吐出させ、
    前記飲料選択釦の押釦時間が前記所定時間を下回った時、前記希釈液弁を開いた後に前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を開き、前記シロップ流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記シロップ弁を閉じ、前記希釈液流量計からのパルス信号を予め設定されているパルス数カウントした時点で前記希釈液弁を閉じるように制御する飲料吐出制御手段と、
    を備えていることを特徴とする飲料供給装置。
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