JP2003063597A - 液体送出装置 - Google Patents

液体送出装置

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JP2003063597A
JP2003063597A JP2001254678A JP2001254678A JP2003063597A JP 2003063597 A JP2003063597 A JP 2003063597A JP 2001254678 A JP2001254678 A JP 2001254678A JP 2001254678 A JP2001254678 A JP 2001254678A JP 2003063597 A JP2003063597 A JP 2003063597A
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liquid
rotor
liquid delivery
flow rate
syrup
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JP2001254678A
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Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
Kenji Tako
健次 田高
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Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
    • F04C2/08Rotary-piston machines or pumps of intermeshing-engagement type, i.e. with engagement of co-operating members similar to that of toothed gearing
    • F04C2/082Details specially related to intermeshing engagement type machines or pumps
    • F04C2/084Toothed wheels
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C2/00Rotary-piston machines or pumps
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実稼動時の温度環境で希望する流量の液体を
正確に一定容積量で連続して送出することのできる液体
送出装置を提供する。 【解決手段】 流量設定モードにおいて、シロップ冷却
コイル15を冷却する冷却水Wの水温を冷却水温度計3
0で測定し、その測定温度に応じた流量補正量を加算し
た補正流量を設定する。流量調整器1の実稼動時には補
正流量でシロップSを送出させることで、希望する流量
のシロップSが精度良く一定容積量で連続して送出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体送出装置に関
し、特に、制御対象の液体の粘性が温度環境の変化によ
って変動しうる状況でも希望する流量で一定容積量で連
続して精度良く送出させることのできる液体送出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液体送出装置として、供給源から
流入側の管路を介してケーシング内に流入する液体を回
転子の回転に基づいて流出側の管路に送出するものがあ
る。この液体送出装置では、液体の送出量に応じて回転
子を回転駆動することにより、ケーシングと回転子との
間に収容される液量と回転子の回転速度に基づく一定容
積量の液体を流出側に送出させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の液体送
出装置によると、送出する液体の温度変化や、液体送出
装置を設置する場所の温度環境の変化によって液体の粘
性が変動することがあるため、初期設定時に設定した流
量と実稼動時の流量で誤差が生じるという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、実稼動時の温度
環境で希望する流量の液体を正確に一定容積量で連続し
て送出することのできる液体送出装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、物性の異なる種々の液体を送出可能な液
体送出ラインと、前記液体が流入する流入部および前記
液体が流出する流出部を有する本体と、前記本体内で回
転することによって前記流入部から流入する前記液体を
一定容積量ずつ前記本体の内壁に沿って移動させて前記
流出部から前記液体送出ラインに連続して送出させる回
転子と、前記回転子を駆動する駆動部を有し、前記回転
子の回転に基づいて前記液体を一定容積量ずつ連続的に
前記液体送出ラインに送出する流量調整器と、前記液体
の温度に応じた回転速度で前記回転子を回転させるよう
に前記駆動部の駆動制御を行う制御手段を有する液体送
出装置を提供する。
【0006】上記した液体送出装置によると、送出する
液体の流量を設定する際に実稼動時の温度環境との温度
差に基づいて定まる流量の変動分を含むように流量を設
定することで、液体送出装置の実稼動時に希望する流量
の液体を一定容積量で正確に連続して送出させることが
できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の液体送出装置を図
面を参照して詳細に説明する。
【0008】図1は、本発明の実施の形態の液体送出装
置として、複数の液体供給ラインを有する飲料ディスペ
ンサの主要部を概略的に示し、液体原料としてのシロッ
プを送出するシロップ供給ラインに設けられる定容積型
流量調整器(以下、流量調整器という)1と、流量調整
器1の制御に必要な種々のデータを入力する入力装置2
と、飲料調理に用いる希釈水の流量を計測する希釈水流
量計3と、飲料調理に用いる炭酸水の流量を計測する炭
酸水流量計4と、後述するシロップ冷却コイルを冷却す
る冷却水の水温に応じた水温検出信号を出力する冷却水
温度計30と、入力装置2によって入力される各種デー
タを表示する表示部32と、各部の動作を制御する供給
制御部100を有する。
【0009】流量調整器1は、円形歯車状に形成されて
互いに噛合して回転する一対の回転子11と、一対の回
転子11を収容する本体10と、一対の回転子11を回
転駆動する回転子駆動モータ12と、回転子駆動モータ
12の駆動軸11Aの回転数に応じた周波数のパルスを
出力するパルスエンコーダ12Aを有し、一対の回転子
11は、駆動軸11Aおよび従動軸11Bを本体10に
回転自在に支持されており、歯間と本体10の内壁との
間に収容した液体を回転に基づいて移動させることで本
体10から一定容積量のシロップを連続的に送出する。
【0010】入力装置2は、数字キー、文字キー、およ
び機能ボタンを設けられたキーボード(図示せず)を有
し、シロップ送出テストの設定量、シロップの希望流
量、希釈水および炭酸水の販売量に応じた種々の入力操
作を行う。
【0011】希釈水流量計3および炭酸水流量計4は、
例えば、本体内に回転自在に収容される羽根車を有し、
本体内を通過する液体に応じて回転する羽根車の回転数
をフォトセンサで検出して流量信号として出力する。
【0012】回転子駆動モータ12は、直流モータを使
用し、パルス幅のHiとLowの比(デューティサイク
ル)を変化させることにより回転数を可変させるPWM
(Pulse WidthModulation)制御に基づいて供給制御部
100により通電制御される。PWM制御については周
知の技術であることから、詳細な説明については省略す
る。
【0013】表示部32は、液晶等の表示素子からなる
ディスプレイであり、入力装置2によって入力された各
種のデータ、回転子駆動モータ12の回転速度、および
モータのデューティを表示する。
【0014】供給制御部100は、後述するメモリ10
2に格納されて飲料ディスペンサで販売する販売飲料の
種類に応じた希釈水、炭酸水、およびシロップの希釈比
率、流量となるように回転子駆動モータ12に電力を供
給する。回転子駆動モータ12に設けられるパルスエン
コーダ12Aは、シロップの粘性と回転子駆動モータ1
2によって付与される駆動力に応じた周波数のパルスを
出力することから、供給制御部100は、販売時間にお
いて希望する流量のシロップが連続して送出されるよう
に回転子駆動モータ12に電力を供給する。また、供給
制御部100は、内蔵する基準クロック発生部(図示せ
ず)で発生する基準クロックに基づいて計時動作を行う
時計機能を有している。
【0015】また、供給制御部100は、シロップの送
出時にパルスエンコーダ12Aから入力する出力パルス
数と、後述するメモリ102に記憶している基準パルス
数とを任意の時間t(例えば、0.5秒間)において比
較してずれの有無を検出する。パルスエンコーダ12A
の出力する単位時間(例えば、1秒)あたりの出力パル
ス数が基準パルス数より少ない場合、デューティを変更
して回転子駆動モータ12の回転速度を大にする。ま
た、パルスエンコーダ12Aから入力する出力パルス数
が基準パルス数より多い場合、デューティを変更して回
転子駆動モータ12の回転速度を小にする。このように
してパルスエンコーダ12Aの出力パルス数が予め記憶
部に記憶している基準パルス数と同じになるように回転
子駆動モータ12の回転速度を制御する。基準パルス数
は、シロップ毎、販売飲料毎、又は販売量毎に設定する
ことができ、実験等によって得られた結果に基づいて設
定される。
【0016】図2は、第1の実施の形態に係る液体送出
装置を設けた飲料ディスペンサを概略的に示し、高圧の
炭酸を収容した炭酸ガスボンベBと、シロップSを収容
したシロップタンク6と、炭酸ガスをシロップタンク6
に供給する炭酸ガス供給ライン7Aと、炭酸ガス供給ラ
イン7Aに設けられる炭酸ガス制御弁8Aと、シロップ
Sを冷却水Wによって冷却するシロップ冷却コイル15
と、シロップ冷却コイル15を浸漬される冷却水Wを満
たした冷却水槽15Aと、冷却水Wの水温に応じた水温
検出信号を出力する冷却水温度計30と、図示しない冷
却ユニットから供給される冷媒の気化に基づいて冷却水
Wを冷却するエバポレータ15Bと、エバポレータ15
Bに冷媒を循環させる冷媒管路15Cと、シロップSを
送出するシロップ供給ライン13と、シロップSを一定
容積量で送出する流量調整器1と、シロップ供給ライン
13を開閉するシロップ電磁弁14と、シロップS、希
釈水WA、炭酸水Wc等の液体を混合して飲料として排
出するマルチバルブ29と、希釈水WAの取水管16
と、取水管16を開閉する水電磁弁17と、希釈水WA
を圧送する水ポンプ18と、希釈水WAを冷却水(図示
せず)によって冷却する希釈水冷却コイル19と、希釈
水WAを送出する希釈水供給ライン20と、希釈水WA
流量を計測して流量に応じたパルスを出力する希釈水流
量計3と、希釈水供給ライン20を開閉する希釈水電磁
弁22と、希釈水供給ライン20から分岐して設けられ
る水分岐ライン23と、水分岐ライン23を開閉する電
磁弁21と、水分岐ライン23を介して供給される希釈
水WAと炭酸ガス供給ライン7Bを介して供給される炭
酸ガスとを混合して炭酸水Wcを形成するカーボネータ
24と、炭酸ガス供給ライン7Bに設けられる炭酸ガス
制御弁8Bと、カーボネータ24で形成された炭酸水W
cを送出する炭酸水供給ライン25と、炭酸水Wcの流
量を計測して流量に応じたパルスを出力する炭酸水流量
計4と、炭酸水Wcを冷却水(図示せず)によって冷却
する炭酸水冷却コイル27と、炭酸水供給ライン25を
開閉する炭酸水電磁弁28とを有する。
【0017】エバポレータ15Bは、冷媒管路15Cを
介して供給される液冷媒を気化させることによって表面
に氷15Dを形成し、この氷15Dに基づいて冷却水槽
15Aの冷却水Wを冷却する。
【0018】マルチバルブ29は、上記したシロップ
S、希釈水WA、炭酸水Wc等の液体を希釈比率に応じ
て混合した飲料を図示しないカップに送出する。
【0019】また、希釈水冷却コイル19および炭酸水
冷却コイル27についても、シロップ冷却コイル15と
同様に冷却水Wによる冷却を行う冷却水槽が設けられる
が、図示省略している。
【0020】図3は、流量調整器1を示し、図3(a)
は平面方向から見た状態、図3(b)は側面方向から見
た状態、図3(c)は図3(b)のA−A部における断
面を矢印方向に見た状態である。流量調整器1は、本体
10に炭酸ガスで加圧されたシロップSを流入させる流
入部10a、シロップSを流出させる流出部10bを有
し、本体10の上部にビス等により固定されて回転子駆
動モータ12で発生する回転トルクを所定の減速比に減
速する減速機10Aと、本体10の下部に固定される蓋
部10Bを有し、回転子11は、回転子駆動モータ12
で発生した回転トルクを減速機10Aを介して伝達され
ることにより、本体10の内部で矢印方向に回転する。
【0021】回転子駆動モータ12は、回転軸の回転速
度に応じたパルスを出力するパルスエンコーダ12A
(図示せず)を有している。
【0022】この流量調整器1は、回転子駆動モータ1
2を駆動して回転子11を図示する矢印の方向に回転さ
せると、流入部10aから本体10内に炭酸ガスで加圧
されたシロップSが流入する。流入したシロップSは回
転子11の歯と本体10の内壁との間の歯間Cに収容さ
れて移動し、流出部10bから連続的に送出する。この
ことにより、回転子駆動モータ12は通電量と加圧され
たシロップSの粘性に基づく回転速度で回転し、パルス
エンコーダ12Aは、回転子駆動モータ12の回転速度
に応じたパルスを供給制御部(図示せず)に出力する。
【0023】また、回転子駆動モータ12に通電してい
ないときは、回転子駆動モータ12に駆動力は生じず、
回転子11にはシロップSを加圧している炭酸ガスの圧
力が付与される。このことにより、回転子駆動モータ1
2は自らの回転抵抗と加圧されたシロップSの粘性に基
づく回転速度で回転し、パルスエンコーダ12Aは、回
転子駆動モータ12の回転速度に応じたパルスを供給制
御部に出力する。例えば、温度が低下してシロップSの
粘性が大になった場合、回転子駆動モータ12の回転速
度が低下してパルスエンコーダ12Aから出力される単
位時間あたりのパルス数が減少する。このような場合
に、パルスエンコーダ12Aの出力パルスに基づいて回
転子駆動モータ12の通電(例えば、デューティ)を制
御することによって希望する流量でシロップSを連続的
に送出させる。
【0024】図4は、飲料ディスペンサの制御ブロック
を示し、飲料ディスペンサの前面に複数設けられた飲料
選択用の販売スイッチ33と、販売飲料に応じた希釈水
A、炭酸水Wc、およびシロップSの希釈比率、当該
飲料ディスペンサで使用するシロップSの物性に応じた
データ、流量補正値のテーブル、および制御プログラム
を格納するメモリ102と、基準クロック発生部(図示
せず)で発生するクロックをカウントすることにより、
各電磁弁の開閉時間を計数するタイマー103を有す
る。その他の構成については図1の構成と同一であるの
で重複する説明を省略する。
【0025】図5(a)は、飲料ディスペンサの初期設
定時にシロップSの流量を温度に基づいて補正するフロ
ーチャートを示し、オペレータは、入力装置2を操作し
て流量設定モードを選択する(S1)。供給制御部10
0は、流量設定モードが選択されると、メモリ102か
ら流量設定モードのプログラムを読み込んで実行する。
オペレータは、入力装置2のキーボードを操作して冷却
水槽15A内の冷却水Wの有無、およびシロップSの希
望流量を入力する。供給制御部100は、冷却水Wあり
の場合に冷却水温度計30から水温検出信号を読み取る
ことにより得られる冷却水Wの水温をメモリ102に格
納する(S2)。また、供給制御部100は、冷却水W
なしの場合にオペレータに入力装置2を操作して外気温
度を入力するように表示部32に文字表示を行う(S
3)。
【0026】供給制御部100は、冷却水温度計30か
ら入力した水温、又はオペレータによって手入力された
外気温度について、図5(b)に示す流量補正値のテー
ブルをメモリ102から読み込み、該当する温度範囲を
選択し(S4)、その温度範囲に対応した流量補正値を
(S1)で入力されたシロップSの流量に加算する。こ
のテーブルは、飲料ディスペンサの実稼動時におけるシ
ロップ温度(5℃)について予め定められており、例え
ば、オペレータによって入力されたシロップSの流量が
30ml/secであり、冷却水Wの温度が21℃である
とき、流量補正値として+1mlを加算した流量(31
ml)が補正流量として設定される(S5)。オペレー
タは、上記した手順で販売飲料およびそのサイズ毎にシ
ロップSの補正流量を算出し、メモリ102に格納す
る。
【0027】次に、本発明の実施の形態に係る飲料ディ
スペンサを、無炭酸飲料の販売動作に基づいて説明す
る。
【0028】販売スイッチ33が選択されると、供給制
御部100は、メモリ102に記憶している販売飲料お
よび販売サイズのデータに基づいて、水電磁弁17、水
ポンプ18、希釈水電磁弁22に駆動信号を出力する。
水電磁弁17、希釈水電磁弁22は、駆動信号に基づい
て希釈水供給ライン20を開く。水ポンプ18は、駆動
信号に基づいて駆動されることによって希釈水流量計3
を介して希釈水供給ライン20からマルチバルブ29に
希釈水WAを供給する。
【0029】供給制御部100は、希釈水WAの供給開
始後、例えば、0.2秒後に、シロップ電磁弁14に通
電する。また、回転子駆動モータ12に販売飲料および
販売サイズ毎にメモリ102に格納されている補正流量
に応じたデューティで電力を供給する。
【0030】流量調整器1は、炭酸ガスボンベBから供
給される炭酸ガスの圧力でシロップタンク6から押し出
され、流入部10aから本体10内部に流入するシロッ
プSを、回転子11の歯間と本体10の内壁間で形成す
る空間Cに保持し、回転子11の回転に基づいて本体1
0の内壁に沿って送ることにより流出部10bから流出
させる。
【0031】マルチバルブ29に供給された希釈水WA
とシロップSは、マルチバルブ29内で混合され、適切
な濃度の希釈比率で混合された無炭酸飲料となって排出
される。
【0032】供給制御部100は、希釈水流量計3が出
力するパルス数が飲料毎にメモリ102に記憶している
基準パルス数に達したら、水電磁弁17、水ポンプ1
8、希釈水電磁弁22に出力している駆動信号を停止す
ることにより希釈水WAの供給を停止する。また、希釈
水流量計3が出力するパルスの周波数に基づいて動作し
ている回転子駆動モータ12、シロップ電磁弁14に出
力している駆動信号を停止することにより、希釈水WA
の供給停止と同時にシロップSの供給を停止する。
【0033】上記した実施の形態によると、飲料ディス
ペンサの実稼動時にシロップSが希望する流量で送出さ
れるように、実稼動時の温度に応じた流量設定操作を行
うようにしたので、飲料ディスペンサの設置時における
温度条件との違いによってシロップSの粘性変動が生じ
ても実稼動時に希望する流量のシロップSが一定容積量
で連続して正確に送出する。このことにより希釈比率が
一定で品質が安定した販売飲料を供給することができ
る。
【0034】また、上記した無炭酸飲料の販売動作に限
定されず、炭酸飲料の販売動作、および希釈水WA、炭
酸水Wc、およびシロップSを混合する弱炭酸飲料の販
売動作についても希釈比率に変動が生じることを防いで
品質の安定した飲料を製造することが可能である。
【0035】上記した実施の形態では、冷却水槽15A
に貯水された冷却水Wの水温に基づいてシロップSの流
量を補正し、実稼動時に希望流量のシロップSを精度良
く連続して一定容積量で送出させる構成を説明したが、
シロップ供給ラインにシロップSの温度を測定するシロ
ップ温度センサを設け、測定されたシロップSの温度に
応じて流量を補正するようにしても良い。また、シロッ
プ温度センサと冷却水温度計30を設け、測定された水
温とシロップ温度の平均値に基づいて流量を補正するよ
うにしても良い。
【0036】また、飲料ディスペンサの実稼動時にシロ
ップ温度センサでシロップSの温度を検出し、検出温度
が実稼動時の温度として想定された温度とのずれを生じ
ているときは表示部32に警告表示を行うようにしても
良い。
【0037】図6は、流量調整器1に内蔵される他の回
転子の構成を示し、上記した回転子11の他に、(a)
に示す三角おむすび型歯車11D、(b)に示すオーバ
ル型歯車11E、(c)に示すまゆ型回転子11F、
(d)に示すクローバ型回転子11Hであっても良い。
まゆ型回転子11Fおよびクローバ型回転子11Hは、
外周が平滑面で形成されており、まゆ型回転子11Fは
軸11Aおよび11Bに取り付けられたギヤ11Gの噛
合に基づいて相対回転する。このように、本体10に収
容される一対の回転子の形状によって液体の送出性を可
変させることが可能である。この場合、液配管内の圧力
損失は回転子の形状によって変化することから、送出す
る液体の密度、粘性等の物性に応じた一対の回転子を用
いることが好ましい。また、三角おむすび型歯車11D
やオーバル型歯車11Eでは、液体を介して伝わる圧力
が回転子の回転を促す外力として効果的に作用すること
から、液体の粘度が大である場合でも圧力損失の低減を
図れる。
【0038】また、上記した流量調整器1では、楕円形
状、もしくは8の字形状の本体10に2つの回転子を収
容した構成を説明したが、一組の回転子として2つ以外
の回転子を組み合わせて形成されても良く、また、回転
子の数に応じた形状を有する本体に収容するようにして
も良い。
【0039】なお、本発明の液体送出装置は上記した飲
料ディスペンサへの適用に限定されず、カップ式飲料の
自動販売機のシロップ供給系に適用することもできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の液体送出装
置によると、送出する液体の温度変化に基づいて生じる
粘性変動を考慮して初期設定時に流量を設定するように
したため、実稼動時の温度環境で希望する流量の液体を
正確に一定容積量で連続して送出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る飲料ディスペンサの
主要部を示す概略構成図
【図2】本発明の実施の形態に係る液体送出装置を設け
た飲料ディスペンサを示す概略構成図
【図3】本発明の実施の形態に係る流量調整器を示し、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)は(b)のA
−A部における断面図
【図4】本発明の実施の形態に係る飲料ディスペンサの
制御ブロック図
【図5】(a)は、本発明の実施の形態に係るシロップ
Sの流量を温度に基づいて補正するフローチャートであ
り、(b)は、流量補正に用いる流量補正値のテーブル
【図6】流量調整器に内蔵される他の回転子の構成を示
す断面図
【符号の説明】
1,流量調整器 2,入力装置 3,希釈水流量計
4,炭酸水流量計 6,シロップタンク 7A,炭酸ガス供給ライン 7
B,炭酸ガス供給ライン 8A,炭酸ガス制御弁 8B,炭酸ガス制御弁 10,本体 10A,減速機 10B,蓋部 10a,
流入部 10b,流出部 11,回転子 11A,駆動軸 11
B,従動軸 11D,三角おむすび型歯車 11E,オーバル型歯車 11F,まゆ型回転子 11G,ギヤ 11H,クロー
バ型回転子 12,回転子駆動モータ 12A,パルスエンコーダ 13,シロップ供給ライン 14,シロップ電磁弁 1
5,シロップ冷却コイル 15A,冷却水槽 15B,エバポレータ 15C,冷
媒管路 15D,氷 16,取水管 17,水電磁弁 18,水
ポンプ 19,希釈水冷却コイル 20,希釈水供給ライン 21,電磁弁 22,希釈水電磁弁 23,水分岐ライ
ン 24,カーボネータ 25,炭酸水供給ライン 27,
炭酸水冷却コイル 28,炭酸水電磁弁 29,マルチバルブ 30,冷却水温度計 32,表示部 33,販売スイッチ 100,供給制御部 102,メ
モリ 103,タイマー
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04C 2/18 311 F04C 15/04 311A 15/04 311 B67D 1/08 A (72)発明者 田高 健次 東京都台東区浅草橋5丁目20番8号 三洋 電機自販機株式会社内 Fターム(参考) 3E082 AA04 BB02 CC04 DD02 DD05 EE04 FF05 3H041 AA04 BB02 BB09 CC22 DD02 DD05 DD10 DD13 DD31 DD34 3H044 AA04 BB02 BB06 BB08 CC26 DD02 DD05 DD13 DD18 DD21 DD24 DD45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物性の異なる種々の液体を送出可能な液
    体送出ラインと、 前記液体が流入する流入部および前記液体が流出する流
    出部を有する本体と、前記本体内で回転することによっ
    て前記流入部から流入する前記液体を一定容積量ずつ前
    記本体の内壁に沿って移動させて前記流出部から前記液
    体送出ラインに連続して送出させる回転子と、前記回転
    子を駆動する駆動部を有し、前記回転子の回転に基づい
    て前記液体を一定容積量ずつ連続的に前記液体送出ライ
    ンに送出する流量調整器と、 前記液体の温度に応じた回転速度で前記回転子を回転さ
    せるように前記駆動部の駆動制御を行う制御手段を有す
    ることを特徴とする液体送出装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記液体送出ラインに
    接続される冷却コイルを浸漬した冷却水槽の冷却水の温
    度に応じた水温検出信号を出力する温度センサと、 前記温度センサから出力される前記水温検出信号に基づ
    く前記液体の流量補正値を格納するメモリと、 前記流量補正値に基づいて補正された流量を送出させる
    ように前記駆動部に電力を供給する制御部を有すること
    を特徴とする請求項第1項記載の液体送出装置。
  3. 【請求項3】 前記回転子は、前記液体送出ラインを介
    して前記流入部から前記本体に流入する前記液体として
    の加圧液体を回転に基づいて一定容積量ずつ前記流出部
    より流出させることを特徴とする請求項第1項に記載の
    液体送出装置。
  4. 【請求項4】 前記回転子は、回転速度に応じた周期の
    パルスを出力するエンコーダを含むことを特徴する請求
    項第1項又は第3項に記載の液体送出装置。
  5. 【請求項5】 前記回転子は、複数の回転子を組み合わ
    せて形成される一組の回転子であることを特徴とする請
    求項第1項から第4項の何れかに記載の液体送出装置。
  6. 【請求項6】 前記一組の回転子は、噛合する2つの円
    型歯車、各々が少なくとも3辺を有して噛合する2つの
    多辺型歯車、噛合する2つのオーバル型歯車、同軸結合
    された歯車と噛合する2つのまゆ型回転子、又は、連結
    回転する2つのクローバ型回転子であることを特徴とす
    る請求項第5項に記載の液体送出装置。
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