JP2003296811A - 売り切れ検出装置 - Google Patents

売り切れ検出装置

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JP2003296811A
JP2003296811A JP2002096297A JP2002096297A JP2003296811A JP 2003296811 A JP2003296811 A JP 2003296811A JP 2002096297 A JP2002096297 A JP 2002096297A JP 2002096297 A JP2002096297 A JP 2002096297A JP 2003296811 A JP2003296811 A JP 2003296811A
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Japan
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liquid
abnormality
drive motor
control
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Application number
JP2002096297A
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English (en)
Inventor
Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
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Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Fukiage Fuji Vending Machine Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 監視した制御量に含まれる売り切れに基づく
異常を検出することができる売り切れ検出装置を提供す
る。 【解決手段】 回転子駆動モータ1Mを駆動初期の過渡
条件下で意図的に停止させる。このことにより、液体を
加圧して送出することにより管路13内での不連続性が
生じにくい状況であっても売り切れを確実に検出するこ
とができる。また、管路13内の液体の有無を検出する
売り切れセンサとして流量調整器1を使用できることか
ら、売り切れを検出するためのセンサを別途設ける必要
性を排除して構成の簡素化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、売り切れ検出装置に関し、特
に、監視した制御量に含まれる売り切れに基づく異常を
検出することのできる売り切れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、あらゆる状況において液体を適切
に送出したい場合、液体の送出状態を監視して送出操作
のフィードバック制御を行うことが知られている。
【0003】図6は、液体送出器の駆動源であるモータ
の単位時間当たりの回転数を示し、液体の送出時に目標
値A(一点鎖線)と監視した制御量B(実線)との間に
偏差を生じることがある。このような場合、液体の送出
動作を監視した結果に基づいて、次回の送出動作時に偏
差を解消するように操作量が設定される。但し、この場
合には監視した送出動作については補正ができないとい
う不都合がある。
【0004】図7は、液体の送出時に目標値Aと監視し
た制御量Bとの間に偏差が生じ、これを液体の送出中に
補正すべくモータの逐次制御を行った状態を示し、目標
値Aとの偏差を一定周期で監視して偏差を求め、この偏
差を解消するように操作量を設定して送出制御を行う動
作を一送出中に繰り返すことにより、図7に斜線で示す
部分の面積を一送出中に打ち消して最終的に目標値Aに
一致するように制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の送出制
御によると、監視した制御量に真の制御量以外の情報が
含まれている場合であってもそれを検出することができ
ない。監視した制御量Cが、例えば、図8に示すように
真の制御量Bに偽の制御量を含んでおり、この偽の制御
量が売り切れに基づいて生じている場合であっても、モ
ータの実際の動作に基づく制御量Cを目標値Aと比較し
て偏差を求めるため、売り切れによる異常部分である斜
線部Dについても補正しようとすることとなり、その結
果、システムを不安定にするという問題がある。特に、
飲料製造装置において制御量の許容範囲が小である条件
下で目標値に一致させる制御を実施しようとするとき、
前述した偽の制御量を含んだ偏差に基づいて制御を行う
と目標値の達成が困難になる。
【0006】従って、本発明の目的は、監視した制御量
に含まれる売り切れに基づく異常を検出することのでき
る売り切れ検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、状態監視信号を出力する駆動部と、前記
状態監視信号に基づいて前記駆動部を逐次制御する制御
部と、前記駆動部の過渡条件下で出力される前記状態監
視信号に異常が生じた際、その異常を検出する異常検出
手段とを有する売り切れ検出装置を提供する。
【0008】上記した売り切れ検出装置によると、駆動
部の駆動開始直後の過渡条件下で駆動条件を一時的に変
更することにより、状態監視信号に売り切れに基づく異
常が含まれるときはこれを出現させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の売り切れ検出装置
を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
売り切れ検出装置を概略的に示す。この売り切れ検出装
置は、管路13に一定容積量の液体を連続して送出可能
な定容積型の流量調整器1を設けて液体を送出し、その
送出状態(制御量)を制御部3で監視して目標値と偏差
を生じたときはこれを解消するように送出制御を行い、
制御量に異常が生じたときはこれを検出するように構成
されており、流量調整器1に設けられる直流モータであ
る回転子駆動モータ1Mと、回転子駆動モータ1Mに電
力を供給する通電部2と、回転子駆動モータ1Mおよび
パルスエンコーダ1Sから出力される信号に基づいて通
電部2に制御信号を出力する制御部3と、回転子駆動モ
ータ1Mの通電をON/OFFするスイッチ4を有す
る。液体は図示しない貯蔵部から加圧されて送出され
る。また、液体の送出動作を実行させるための図示しな
い販売スイッチが設けられている。
【0011】流量調整器1は、本体10の内部に収容さ
れて互いに噛合して回転することにより一定容積量の液
体を連続的に管路13に送出する円形歯車状の一組の回
転子11と、一組の回転子11の一方の軸11Aに接続
される直流モータである回転子駆動モータ1Mと、回転
子駆動モータ1Mの回転速度に応じた周波数のパルスを
発生するパルスエンコーダ1Sを有する。
【0012】パルスエンコーダ1Sは、図示しない構成
として、軸11Aに接続される軸部材と、軸部材に固定
されてスリットを形成された円盤部材と、円盤部材を介
して対向配置された発光素子と受光素子を有しており、
スリットを通過した光を受光素子で受光することによっ
て一組の回転子11の回転速度に応じた周波数のパルス
を出力する。
【0013】駆動部2は、デューティ可変制御に基づい
て回転子駆動モータ1Mの通電を制御する。
【0014】制御部3は、パルスエンコーダ1Sから入
力するパルスに基づく回転子駆動モータ1Mの回転数の
算出、回転子駆動モータ1Mの駆動状態に応じて入力す
る信号に基づく制御信号の生成、図示しないタイマー回
路から出力される計時信号に基づくサンプリング周期
(t=1…n)の更新、スイッチ4のON/OFF制御
を行う制御回路を有する。また、送出制御する液体につ
いての目標値のデータ、および売り切れ検出時の応答動
作を実行するプログラムを格納するメモリを有してい
る。制御回路は図示しない入力装置と接続可能なインタ
ーフェース部を備えており、前述のメモリに格納される
目標値等の種々のデータ、および応答動作を実行するた
めのプログラムを必要に応じて読み書きすることができ
るように構成されている。また、回転子駆動モータ1M
から入力する信号に基づいて異常を検出する異常検出部
3A(異常検出手段)を有している。
【0015】異常検出部3Aは、送出制御する液体の目
標値に対して設けられて異常を判定するためのデータで
ある閾値および異常判定動作のプログラムを格納する格
納部と、前述のデータおよびプログラムに基づいて異常
判定処理を実行する判定処理部を有している。閾値は回
転子駆動モータ1Mの単位時間当たりの回転数につい
て、目標とする回転数に対する許容範囲に基づいて設定
しており、判定処理部は、異常を検出したときは制御部
3の制御回路に異常検出信号を出力する。
【0016】スイッチ4は、回転子駆動モータ1Mの通
電開始から一定時間の経過後の過渡条件下においてOF
Fされる。
【0017】図2は、流量調整器1を示し、図2(a)
は平面方向から見た状態、図2(b)は側面方向から見
た状態、図2(c)は図2(b)のA−A部における断
面を矢印方向に見た状態である。流量調整器1は、本体
10に加圧された液体を流入させる流入部10a、液体
を流出させる流出部10bを有し、本体10の上部にビ
ス等により固定されて回転子駆動モータ1Mで発生する
回転トルクを液体の粘性に基づいて定まる減速比に減速
する減速機10Aと、本体10の下部に固定される蓋部
10Bを有し、回転子11は、回転子駆動モータ1Mで
発生した回転トルクを減速機10Aを介して伝達される
ことにより、本体10の内部で矢印方向に回転する。回
転子駆動モータ1Mの上部にはパルスエンコーダ1Sが
取り付けられている。
【0018】流量調整器1は、流入部10aから本体1
0内に加圧された液体が流入する。回転子駆動モータ1
Mを駆動して回転子11を図2(c)に示す矢印の方向
に回転させると、本体10内に流入した液体は回転子1
1の歯と本体10の内壁との間の歯間Cに収容されて移
動し、流出部10bから連続的に送出する。このことに
より、回転子駆動モータ1Mは通電量と加圧された液体
の粘性に基づく回転速度で回転し、パルスエンコーダ1
Sから回転子駆動モータ1Mの回転速度に応じたパルス
が出力される。
【0019】この流量調整器1は、回転子駆動モータ1
Mに通電していないときは、回転子駆動モータ1Mに駆
動力は生じず、回転子11には加圧された液体の圧力が
付与される。このことにより、回転子駆動モータ1Mは
自らの回転抵抗と加圧された液体の粘性に基づく回転速
度で回転する。例えば、温度が低下して液体の粘性が大
になった場合、回転子駆動モータ1Mの回転速度が低下
してパルスエンコーダ1Sから出力される単位時間あた
りのパルス数が減少する。
【0020】以下、第1の実施の形態における売り切れ
検出装置の動作について説明する。
【0021】オペレータによって図示しない販売スイッ
チが押されると、制御部3に販売要求信号が入力する。
制御部3において、制御回路は、送出制御する液体につ
いての目標値をメモリから読み込む。続いて、異常検出
部3Aの格納部から送出制御する液体の閾値を読み込
み、通電部2に制御信号を出力する。通電部2は、制御
部3から入力する制御信号に基づいて回転子駆動モータ
1Mに通電する。
【0022】図3は、液体送出動作に係るタイミングチ
ャートを示し、制御部3は、図3(a)に示すように販
売スイッチが操作されることによる販売要求信号の入力
から、図3(b)に示すように500μ秒後にスイッチ
4を200μ秒間OFFにする。スイッチ4をOFFに
するタイミングは回転子駆動モータ1Mの過渡領域であ
り、使用するモータの種類によって異なる。スイッチ4
のOFFによって回転子駆動モータ1Mへの電圧印加が
停止する。
【0023】スイッチ4をOFFにしたとき、液体が管
路13に満たされている場合には液体の粘性に基づく負
荷が大になり、その結果、図3(c)に示すパルスエン
コーダ1Sの出力パルス(状態監視信号)に見られるよ
うに回転子駆動モータ1Mの回転が停止する。一方、液
体が売り切れを生じている場合には液体の粘性に基づく
負荷が小になり、スイッチ4をOFFにしても回転子駆
動モータ1Mは慣性によって回転を続ける。その結果、
図3(d)に示すパルスエンコーダ1Sの出力パルスに
見られるようにパルスが連続して出力される。
【0024】このように、回転子駆動モータ1Mの駆動
初期における過渡状態でスイッチ4をOFFにすること
により、管路13内を送出される液体の売り切れをパル
スエンコーダ1Sの出力パルス波形に基づいて検出する
ことが可能になり、売り切れの早期発見を可能にする。
売り切れを発見したときは、例えば、警報表示用に設け
られたランプを点灯させることでオペレータに異常の発
生を通報する。また、ランプの代わりに他の警報通知装
置であっても良い。
【0025】制御部3は、液体の売り切れが検出されな
かったとき、流量調整器1に送出動作を継続させる。回
転子駆動モータ1Mは、回転子11を回転駆動すること
によって流入部10aから本体10内に流入するシロッ
プを流出部10bから連続的に送出する。制御部3は、
回転子駆動モータ1Mの駆動状態に応じて出力されるパ
ルスエンコーダ1Sの出力パルスを異常検出部3Aに入
力する。異常検出部3Aにおいて、判定処理部は、パル
スに基づく単位時間当たりの回転数が閾値を超えていな
いかを監視する。回転数が閾値を超えたときは異常と判
定して制御部3の制御回路に異常検出信号を出力する。
上記した動作を予め定めたサンプリング周期毎に実行す
る。
【0026】図4は、異常検出部3Aの判定処理部にお
ける異常判定処理を示し、単位時間当たりの回転数につ
いて設定される目標値Aに対して閾値x−xが設定され
ている。同図においては閾値x−xを目標値Aに対する
絶対値として設定しており、売り切れを生じたときの制
御量Eが点線で示すような振幅を伴う場合でも検出でき
るようにしている。判定処理部は、サンプリング周期が
更新されると異常判定処理を実行する。このとき回転子
駆動モータ1Mを回転駆動して液体を送出したときの回
転数(制御量E)が閾値x−xの範囲に収まっていると
き(実線)は正常な状態であると判定して正常判定信号
を制御部3の制御回路に出力する。制御回路は、監視し
た制御量Eと目標値Aとの偏差を算出することによって
制御信号を生成し、通電部2に出力する。このようにし
てサンプリング周期更新毎に同様の動作を実行する。
【0027】一方、制御量Eが閾値x−xの範囲から外
れているときは売り切れが生じていると判定して異常検
出信号を制御部3の制御回路に出力する。制御回路は、
判定処理部から異常検出信号を入力すると、そのサンプ
リング周期について売り切れが生じていることを示すフ
ラグを立てるとともに液体の送出動作を停止し、オペレ
ータに売り切れの発生を通報する。売り切れの通報は、
例えば、警報表示用に設けられたランプを点灯させるこ
とで行うことができるが、他の警報通知装置であっても
良い。
【0028】このように、液体の送出動作に基づいて発
生する状態監視信号についてサンプリング周期毎に異常
判定を実行することにより、真の制御量以外の情報を分
別して売り切れを確実に検出することが可能である。
【0029】上記した第1の実施の形態における売り切
れ検出装置によると、回転子駆動モータ1Mを駆動初期
の過渡条件下で意図的に停止させるようにしたので、液
体を加圧して送出することにより管路13内での不連続
性が生じにくい状況であっても売り切れを確実に検出す
ることができる。また、管路13内の液体の有無を検出
する売り切れセンサとして流量調整器1を使用できるこ
とから、売り切れを検出するためのセンサを別途設ける
必要性を排除して構成の簡素化を図ることができる。
【0030】また、駆動源としての回転子駆動モータ1
Mに直に取り付けられたパルスエンコーダ1Sによって
回転子駆動モータ1Mの回転数を検出するので、液体の
粘性と液体の加圧量と回転子駆動モータ1Mの駆動負荷
とのバランスに基づいて応答性が良好で正確な売り切れ
検出が可能になる。
【0031】このような売り切れ検出装置の用途として
は、例えば、液体原料としてのシロップについて、希釈
水、炭酸水等の液体と決められた希釈比率を維持するよ
うに送出制御を行って飲料を製造する飲料製造装置に適
用することができる。飲料製造装置においては、予め定
めた希釈比率を外れると飲料の味覚が変化することか
ら、一販売動作における希釈比率を一定に保つことが要
求される。但し、貯蔵されたシロップが飲料製造中に売
り切れになったのにもかかわらず販売動作が継続される
と、飲料に濃淡が形成されてしまうことから、シロップ
の売り切れをその程度に関わらず出来る限り速やかに検
出できることが好ましい。
【0032】図5は、第2の実施の形態として、第1の
実施の形態で説明した売り切れ検出装置30を適用した
飲料ディスペンサの概略構成を示し、液体原料であるシ
ロップと、希釈水と、炭酸水をそれぞれの供給ラインを
介して連続的にマルチバルブ29に供給し、マルチバル
ブ29で混合してカップ50に供給するものであり、第
1の実施の形態で説明した管路13は、以降、シロップ
を供給するシロップ供給ライン13として説明する。売
り切れ検出装置30の具体的な構成については図1に示
す構成と同一であることから重複する説明を省略する。
【0033】飲料ディスペンサは、高圧の炭酸を収容し
た炭酸ガスボンベBと、液体原料としてのシロップSを
収容したシロップタンク6と、炭酸ガスをシロップタン
ク6に供給する炭酸ガス供給ライン7Aと、炭酸ガス供
給ライン7Aに設けられる炭酸ガス制御弁8Aと、シロ
ップSを冷却水Wによって冷却するシロップ冷却コイル
15と、シロップ冷却コイル15を浸漬される冷却水W
を満たした冷却水槽15Aと、図示しない冷却ユニット
から供給される冷媒の気化に基づいて冷却水Wを冷却す
るエバポレータ15Bと、エバポレータ15Bに冷媒を
循環させる冷媒管路15Cと、シロップSを送出するシ
ロップ供給ライン13と、シロップSを一定容積量で連
続的に送出させるとともにパルスエンコーダ1Sで流量
に応じた流量信号を出力する流量調整器1と、シロップ
供給ライン13を開閉するシロップ電磁弁14と、シロ
ップS、希釈水WA、炭酸水Wc等の液体を混合して販
売飲料としてカップ50に排出するマルチバルブ29
と、希釈水WAの取水管16と、取水管16を開閉する
水電磁弁17と、希釈水WAを圧送する水ポンプ18
と、希釈水WAを冷却水(図示せず)によって冷却する
希釈水冷却コイル19と、希釈水WAを送出する希釈水
供給ライン20と、希釈水WAの流量に応じた流量信号
を出力する希釈水流量計21と、希釈水供給ライン20
を開閉する希釈水電磁弁22Aと、希釈水供給ライン2
0から分岐して設けられる水分岐ライン23と、水分岐
ライン23を開閉する電磁弁22Bと、水分岐ライン2
3を介して供給される希釈水WAと炭酸ガス供給ライン
7Bを介して供給される炭酸ガスとを混合して炭酸水W
cを形成するカーボネータ24と、炭酸ガス供給ライン
7Bに設けられる炭酸ガス制御弁8Bと、カーボネータ
24で形成された炭酸水Wcを送出する炭酸水供給ライ
ン25と、炭酸水Wcの流量に応じた流量信号を出力す
る炭酸水流量計26と、炭酸水Wcを冷却水(図示せ
ず)によって冷却する炭酸水冷却コイル27と、炭酸水
供給ライン25を開閉する炭酸水電磁弁28を有する。
【0034】また、図示しない構成として、シロップ冷
却コイル15と同様に希釈水冷却コイル19および炭酸
水冷却コイル27を冷却水によって冷却する冷却水槽、
カップ50を供給するカップ供給装置、カップ50に氷
を供給する製氷機、販売要求信号を入力する販売スイッ
チを有している。
【0035】エバポレータ15Bは、冷媒管路15Cを
介して供給される液冷媒を気化させることによって表面
に氷15Dを形成し、この氷15Dに基づいて冷却水槽
15Aの冷却水Wを冷却する。
【0036】以下、第2の実施の形態の飲料ディスペン
サでシロップSと希釈水WAとを混合して飲料を製造す
る販売動作について説明する。
【0037】まず、オペレータによって飲料を選択する
図示しない販売ボタンが押されると、制御部3に販売要
求信号が入力する。制御部3は、販売要求信号に基づい
て水電磁弁17、水ポンプ18、希釈水電磁弁22Aに
通電することによって希釈水供給ライン20を介してマ
ルチバルブ29に希釈水WAを供給する。制御部3には
希釈水流量計21の流量信号が入力する。また、制御部
3は、希釈水WAの送出開始から一定の時間が経過した
後にシロップ電磁弁14に通電してシロップ供給ライン
13を開き、続いて流量調整器1の回転子駆動モータ1
Mに通電してシロップSを介してマルチバルブ29に供
給する。
【0038】制御部3は、販売スイッチが操作されるこ
とによる販売要求信号の入力から500μ秒後にスイッ
チ4を200μ秒間OFFにする。スイッチ4のOFF
によって回転子駆動モータ1Mへの電圧印加が停止す
る。制御部3は、パルスエンコーダ1Sの出力パルスを
状態監視信号として異常検出部3Aで監視することによ
ってシロップ売り切れの検出動作を行う。ここで、売り
切れが検出されたときは飲料の販売動作を停止する。ま
た、売り切れが検出されなかったときは飲料の販売動作
を継続する。
【0039】制御部3は、販売動作の実行中に回転子駆
動モータ1Mのデューティを異常検出部で監視する。ま
た、予め定められたサンプリング周期毎に希釈水流量計
21から入力する希釈水WAの流量信号とパルスエンコ
ーダ1Sの出力パルスに基づいて希釈比率を演算し、希
釈比率の変動を生じているときは回転子駆動モータ1M
の回転数を制御してシロップSの流量を制御する。この
ようにしてマルチバルブ29からカップ50に飲料を供
給する。
【0040】上記した第2の実施の形態によると、回転
子駆動モータ1Mの過渡条件下においてスイッチ4をO
FFすることによりシロップSの売り切れ検出を行うよ
うにしたので、飲料の販売動作時にシロップSの売り切
れを確実に速やかに検出することができる。
【0041】第2の実施の形態では、流量調整器1から
連続してシロップSが送出されるようにシロップSを気
体加圧して送出を促しているが、このような状況では、
正常販売時と売り切れ時との送出動作の差異が小になる
傾向がある。正常販売時と売り切れ時とでパルスエンコ
ーダ1Sの出力パルスを監視したときにその差異が小で
あっても、売り切れ時の出力パルスには売り切れによる
偽の制御量が含まれているために、目標値である希釈比
率との偏差に偽の制御量による誤差が含まれることにな
り、その結果、逐次制御を行っても目標とする希釈比率
を実現できない。
【0042】このような場合に、回転子駆動モータ1M
の過渡条件下で駆動を一時的に停止してシロップSの粘
性とシロップSの加圧量と回転子駆動モータ1Mの駆動
負荷とのバランスを意図的に崩すことで、状態監視信号
としてのパルスエンコーダ1Sの出力パルスにシロップ
Sの有無に基づく波形を出現させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の売り切れ検
出装置によると、回転子駆動モータを駆動開始直後の過
渡条件下で意図的に停止させるようにしたため、監視し
た制御量に含まれる売り切れに基づく異常を検出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る売り切れ検出
装置の概略構成図
【図2】流量調整器の構成を示し、(a)は平面図、
(b)は側面図、(c)は(b)のA−A部における断
面図
【図3】液体送出動作に係るタイミングチャート
【図4】異常検出部の判定処理部における異常判定処理
説明図
【図5】第2の実施の形態に係る飲料ディスペンサの概
略構成図
【図6】従来の送出制御についての説明図
【図7】従来の逐次制御についての説明図
【図8】従来の送出制御についての説明図
【符号の説明】
1、流量調整器 1S、パルスエンコーダ 1M、回転
子駆動モータ 2、通電部 3A、異常検出部 3、制御部 4、スイ
ッチ 6、シロップタンク 7A、炭酸ガス供給ライン 7B、炭酸ガス供給ライン 8A、炭酸ガス制御弁 8B、炭酸ガス制御弁 10、本体 10A、減速機
10B、蓋部 10a、流入部 10b、流出部 11、回転子 11
A、軸 13、シロップ供給ライン 13、管路 14、シロッ
プ電磁弁 15B、エバポレータ 15、シロップ冷却コイル 15D、氷 15A、冷却水槽 15C、冷媒管路 1
6、取水管 17、水電磁弁 18、水ポンプ 19、希釈水冷却コ
イル 20、希釈水供給ライン 21、希釈水流量計 22
A、希釈水電磁弁 22B、電磁弁 23、水分岐ライン 24、カーボネ
ータ 25、炭酸水供給ライン 26、炭酸水流量計 27、
炭酸水冷却コイル 28、炭酸水電磁弁 29、マルチバルブ 30、売り切れ検出装置 50、カップA
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F030 CA10 CB10 CC06 CF07 CF08 CG02 CG09 3E044 AA01 CC03 3E047 AA01 BA04 DC04 EB03 FA04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 状態監視信号を出力する駆動部と、 前記状態監視信号に基づいて前記駆動部を逐次制御する
    制御部と、 前記駆動部の過渡条件下で出力される前記状態監視信号
    に異常が生じた際、その異常を検出する異常検出手段と
    を有することを特徴とする売り切れ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、前記駆動部を過渡
    条件下で停止させたときの前記状態監視信号の出力波形
    に基づいて異常としての売り切れを検出することを特徴
    とする請求項第1項記載の売り切れ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動部は、前記状態監視信号に基づ
    いて設定される制御信号を前記制御部から入力する通電
    部と、 前記通電部によって通電されることにより回転するモー
    タを有することを特徴とする請求項第1項記載の売り切
    れ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記状態監視信号として
    前記モータの回転数を入力することを特徴とする請求項
    第3項記載の売り切れ検出装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記状態監視信号として
    前記モータの電流値を入力することを特徴とする請求項
    第3項記載の売り切れ検出装置。
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