JP2002264997A - 送出制御方法および送出制御装置 - Google Patents

送出制御方法および送出制御装置

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JP2002264997A JP2001064025A JP2001064025A JP2002264997A JP 2002264997 A JP2002264997 A JP 2002264997A JP 2001064025 A JP2001064025 A JP 2001064025A JP 2001064025 A JP2001064025 A JP 2001064025A JP 2002264997 A JP2002264997 A JP 2002264997A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の物性や送出量が変動した場合でも、一
定量の安定した液体の送出制御を実現でき、減速比に応
じた部品の選択、組立てを不要にして装置構成のコンパ
クト化を実現し、一定量の液体を安定して送出すること
ができる送出制御方法および送出制御装置を提供する。 【解決手段】 流量調整器7の制御範囲より大であるシ
ロップ圧力に対し、制御範囲を超えたシロップ圧力分の
送出量を制限しながら一定容積量でシロップをマルチバ
ルブ9に送出する駆動負荷制御部11を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送出制御方法およ
び送出制御装置に関し、特に、液体や気体等の供給媒体
を送出するときにその送出動作が制御可能範囲で行われ
るようにするとともに、一定容積量で精度良く安定した
供給媒体の送出を行うことのできる送出制御方法および
送出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、供給源から一定量の液体を管路に
連続して送出する場合に、回転子の回転に基づいて液体
を送出させる送出装置を管路中に設け、液体の送出量が
一定量となるように回転子を駆動して送出制御を行って
いる。
【0003】このような送出制御を実現するものとし
て、回転子と駆動源との間に歯車減速機を設け、必要と
する時間当たりの送出量に対応した回転領域で回転子を
一定速度で安定して回転させることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の送出制
御によると、回転子の回転速度を機械的に減速する場合
には液体の物性や送出量に応じて歯車減速機の減速比を
設定する必要があるため、減速比に応じた部品の選択、
組立てといった面倒な作業を必要とするという問題があ
る。また、必要とされる減速比によっては歯車減速機が
大型化し、液体の送出制御を必要とする機器への形状的
な制約が生じるという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、液体の物性や送
出量が変動した場合でも、一定量の安定した液体の送出
制御を実現する送出制御方法を提供することにある。
【0006】また、本発明の目的は、減速比に応じた部
品の選択、組立てを不要にし、構成を大型化することな
く一定量の安定した液体の送出制御を実現する送出制御
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、液体、気体等の供給媒体の送出量を調節
する送出量調整器を管路中に設け、前記管路を介して前
記供給媒体を前記送出量調整器に供給し、前記供給媒体
を供給することに基づく前記送出量調整器の負荷の状態
が前記送出量調整器の制御範囲より大であるとき、前記
制御範囲を超えた負荷分に基づく前記供給媒体の送出量
を制限しながら一定容積量で前記供給媒体を前記管路に
送出する送出制御方法を提供する。
【0008】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、液体、気体等の供給媒体の入口および出口を有する
本体と、前記本体に収容されて回転駆動されることによ
り前記入口から前記本体に流入する前記供給媒体を一定
容積量で前記出口より流出させる回転子と、前記回転子
を回転駆動する駆動モータを備えた送出量調整器と、前
記駆動モータの制御範囲で一定容積量の前記供給媒体を
送出するように前記駆動モータの回転を電気的に制御す
る制御部を有する送出制御装置を提供する。
【0009】また、本発明は上記した目的を達成するた
め、液体を任意の圧力で加圧した加圧液体の流入部およ
び流出部を有する本体と、前記本体に収容されて回転駆
動されることにより前記流入部から前記本体に流入する
前記加圧液体を一定容積量で前記流出部より流出させる
回転子と、前記回転子を回転駆動する駆動モータを備え
た流量調整器と、前記駆動モータの制御範囲で一定容積
量の前記加圧液体を送出するように前記駆動モータの回
転を電気的に制御する制御部を有する送出制御装置を提
供する。
【0010】上記した送出制御方法および送出制御装置
によると、送出制御する供給媒体によって送出量調整器
に制御範囲を超えた負荷が与えられたときに、制御範囲
を超えた負荷分について供給媒体の送出を制限して一定
容積量の送出性を確保する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の送出制御方法およ
び送出制御装置を図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施の形態に係る
飲料供給装置を部分的に示し、飲料ディスペンサで液体
原料としてのシロップを送出するシロップ供給ラインを
概略的に示す。このシロップ供給ラインは、高圧の炭酸
ガスを収容した炭酸ガスボンベ1と、液体原料としての
シロップを収容したシロップタンク2と、炭酸ガスをシ
ロップタンクに供給する炭酸ガス供給ライン3と、炭酸
ガス供給ライン3に設けられる炭酸ガス調整弁4と、シ
ロップを冷却水(図示せず)によって冷却する冷却コイ
ル5と、シロップを送出するシロップ供給ライン6と、
シロップを一定容積量で送出する定容積型流量調整器
(送出量調整器)7と、定容積型流量調整器7に設けら
れてシロップを一定容積量で送出させる回転子(後述)
を駆動する直流モータからなる回転子駆動モータ7A
と、シロップ供給ライン6を開閉するシロップ電磁弁8
と、シロップ、希釈水、炭酸水等の液体を混合するマル
チバルブ9と、回転子駆動モータ7Aに電力を供給する
通電部10と、回転子駆動モータ7Aの電気的負荷を変
化させる駆動負荷制御部11を有する。
【0013】図2は、定容積型流量調整器(以下、流量
調整器という)7を示し、図2(イ)は平面方向から見
た状態、図2(ロ)は側面方向から見た状態、図2
(ハ)は図2(ロ)のA−A部における断面を矢印方向
に見た状態である。この流量調整器7は、シロップが流
入する流入部12a、シロップが流出する流出部12b
を有する本体12と、本体12の上部にビス等により固
定される減速機13と、減速機13を介して本体12に
固定される回転子駆動モータ7Aと、本体12の下部に
固定される蓋部14と、本体12の内部に設けられる一
組の円型歯車15(回転子)と、を有している。一組の
円型歯車15は、本体12および蓋部14に支持される
軸16(駆動側)、17(従動側)によって回転自在に
支持されており、軸16を減速機13を介して回転子駆
動モータ7Aの回転軸と連結して駆動することによって
矢印方向に回転する。
【0014】また、流量調整器7は、円型歯車15の回
転速度(減速機13を介して軸16と連結して駆動する
回転子駆動モータ7Aの回転速度)を検出するための回
転子駆動モータ7Aの回転速度と連動してパルスを出力
するマグネットエンコーダ18(後述)を有する。
【0015】図3は、流量調整器7を駆動することによ
るシロップ吐出量を示し、流量調整器7が停止している
時は、回転子駆動モータ7Aが円型歯車15の回転を妨
げるブレーキの働きをするので、通常のフローレギュレ
ータや流量計に比べて圧力損失が大きく、円型歯車15
の圧力損失によるシロップ吐出量は、炭酸ガスボンベ1
から供給される炭酸ガスの圧力でシロップタンク2から
押し出されたシロップを吐出するフローレギュレータや
流量計のシロップ吐出量に比べて少なくなる。図3にお
いて、流量調整器7のシロップ吐出量が通常のフローレ
ギュレータや流量計のシロップ吐出量より少ない部分
は、円型歯車15の圧力損失によるシロップ吐出量減少
分であり、回転子駆動モータ7Aが円型歯車15を駆動
するのに必要とする力は、シロップを押し出そうとする
圧力が炭酸ガスの圧力により加わる分小さくなる。ま
た、流量調整器7のシロップ吐出量が通常のフローレギ
ュレータやシロップ流量計のシロップ吐出量より多い部
分は、炭酸ガスの圧力でシロップタンク2から押し出さ
れたシロップを回転子駆動モータ7Aが円型歯車15を
駆動することによりシロップを吐出するシロップ吐出量
増加分であり、炭酸ガスの圧力でシロップタンク2から
シロップを押し出している圧力の分、回転子駆動モータ
7Aが円型歯車15を駆動するのに必要とする力が小さ
くなる。
【0016】図4は、駆動負荷制御部11を示し、回転
子駆動モータ7Aの駆動回路に設けられるパワートラン
ジスタ114と、パワートランジスタ114の等価抵抗
を可変させる可変抵抗器115を有する。
【0017】可変抵抗器115は、図示しない抵抗可変
機構でその抵抗値を可変させることで回転子駆動モータ
7Aの電気的負荷を可変させるものであり、その可変量
は、実験等によって得られたデータ等により、シロップ
の送出時にシロップによって付与される外的な負荷に対
して回転子駆動モータ7Aの回転変動が生じない量に設
定される。
【0018】図5は、第1の実施の形態におけるシロッ
プ供給ラインの制御ブロックを示し、制御上の各種設定
値を入力するキーボード等を有した入力装置23と、飲
料供給装置の前面に複数設けられた飲料選択用の販売ス
イッチ24と、飲料供給装置の各部の制御データを格納
するメモリ25と、シロップ供給時間等の時間計測を行
うタイマー26と、上記した各部を制御する主制御部2
7を有する。
【0019】次に、第1の実施の形態に係る飲料供給装
置のシロップ供給動作について説明する。
【0020】主制御部27は、購買者が飲料を選択して
販売スイッチ24を押すことに基づく販売信号を入力す
る。主制御部27は、販売信号の入力に基づいて通電部
10に通電信号を出力する。通電部10は、通電信号を
入力すると回転子駆動モータ7Aおよびシロップ電磁弁
8に電力を供給する。シロップ電磁弁8は、電力の供給
に基づいてシロップ供給ライン6を開き、回転子駆動モ
ータ7Aは流量調整器7を駆動してシロップを一定容積
量でマルチバルブ9に送出する。
【0021】回転子駆動モータ7Aは、シロップ送出時
において駆動負荷制御部11に設けられる可変抵抗器1
15の抵抗値に応じた負荷を伴って回転する。このこと
により、モータ駆動時の電流値が大になっており、その
ことによって抵抗値に応じた負荷を伴わない回転時と比
較して高トルク領域で回転する。
【0022】第1の実施の形態によると、駆動負荷制御
部11は、シロップ送出時に回転子駆動モータ7Aに電
気的な負荷を与えることにより、回転子駆動モータ7A
への通電量を大にして電流値を増大させる。このことに
よって回転子駆動モータ7Aを高トルク領域で回転させ
ることができ、シロップの異常送出や、シロップタンク
内の圧力変動等によって一組の円型歯車15に負荷が伝
えられたとしても駆動状態が不安定にならず、かつ、送
出量の増減制御が可能な駆動範囲に保つことができる。
また、回転子駆動モータ7Aのトルク特性に基づいて負
荷に対して適切な減速比で回転子駆動モータ7Aを駆動
して送出制御を行えることから、減速ギヤ等の選択、組
立てといった作業が不要になり、コンパクトな装置構成
とすることができる。
【0023】また、シロップを介して一組の円型歯車1
5に付与される負荷が大である場合には、可変抵抗器1
15の抵抗値を大にすることで対応できるが、通電量の
増大に伴って可変抵抗器115の発熱量が大になる。こ
のため、可変抵抗器115の発熱を考慮して通電量を設
定する必要がある。
【0024】上記した第1の実施の形態では、シロップ
送出制御を常に回転子駆動モータ7Aの制御範囲におい
て行なえるようにするために、回転子駆動モータ7Aと
の間にアナログ的な電圧調整器を有する駆動負荷制御部
11を設けた構成を説明したが、通電時の発熱を抑え、
より電力効率を向上させるものとして、例えば、PWM
制御に基づくスイッチング動作を行うことでシロップ送
出制御を行うこともできる。
【0025】図6は、本発明の第2の実施の形態に係る
飲料供給装置を部分的に示し、第1の実施の形態で説明
した駆動負荷制御部11に代えて通電部10から回転子
駆動モータ7Aに電力を供給する送電経路に回転子駆動
モータ7Aで発生した電力を放電させる放電回路11A
を有する構成において第1の実施の形態と相違してお
り、その他の構成および機能については第1の実施の形
態と同一であるので重複する説明を省略する。
【0026】回転子駆動モータ7Aは、直流モータを使
用し、パルス幅のHiとLowの比(デューティサイク
ル)を変化させることにより回転数を可変させるPWM
(Pulse Width Modulation)制御に基づいて通電部10
により通電制御される。PWM制御については周知の技
術であることから、詳細な説明については省略する。
【0027】図7は、放電回路11Aを示し、回転子駆
動モータ7Aの駆動回路に電力を供給するトランジスタ
110と、回転子駆動モータ7Aで発生した電流を放電
するための抵抗器111と、抵抗器111を設けられた
回路をオンにするトランジスタ112と、トランジスタ
110および112についてのスイッチング動作を行う
スイッチング部113を有する。
【0028】スイッチング部113は、通電部10から
入力する通電信号に基づいてトランジスタ110および
112についてのスイッチング動作を行う。モータ駆動
時はトランジスタ110をオン、トランジスタ112を
オフにして指定された回転速度で回転子駆動モータ7A
を回転させる。また、モータ非駆動時はトランジスタ1
10をオフ、トランジスタ112をオンにして抵抗器1
07を設けられた回路をオンにする。また、流量調整器
7に流入する加圧されたシロップの粘度が大であると、
流動性が小であることから円型歯車15に対して与えら
れる負荷低減量は小となる。このことから一定粘度以上
の加圧液体送出時にはトランジスタ112を常時オフと
するようにしても良い。また、流量調整器7に流入する
加圧されたシロップの粘度が小であると、流動性が大で
あることから円型歯車15に対して与えられる負荷低減
量は大となる。この場合にはモータ通電動作に同期して
オフパルス時にトランジスタ112をオンにする。この
切り替えはPWMのオンオフに同期させるようにしても
良い。
【0029】図8は、流量調整器7の駆動系を示し、回
転子駆動モータ7Aの回転軸7Bに取り付けられるマグ
ネットエンコーダ18と、マグネットエンコーダ18の
回転に応じた出力パルスを発生するパルス発生回路を搭
載した基板19と、回転子駆動モータ7Aの回転軸7B
に取り付けられるピニオンギヤ20と、円型歯車15の
軸16(駆動軸)に取り付けられてピニオンギヤ20と
噛合するギヤ16Aと、軸16を本体12(図示せず)
に回転自在に支持する軸受部材21と、軸16に取り付
けられて圧力もれを防止するシール部材22を有し、ピ
ニオンギヤ20の回転数をギヤ16Aで減速して軸16
に伝達している。
【0030】流量調整器7は、一組の円型歯車15を回
転させると、炭酸ガスボンベ1から炭酸ガス供給ライン
3を介して供給される炭酸ガスの圧力でシロップタンク
2から押し出されたシロップが流入部12aから本体1
2内部に流入し、円型歯車15の歯間と本体12の内壁
間で形成する空間Bに保持されて本体12の内壁に沿っ
て送られて流出部12b側に達し、流出部12bから流
出する。
【0031】次に、第2の実施の形態に係る飲料供給装
置のシロップ供給動作について説明する。
【0032】主制御部27は、購買者が飲料を選択して
販売スイッチ24を押すことに基づく販売信号を入力す
る。主制御部27は、販売信号の入力に基づいて通電部
10に通電信号を出力する。通電部10は、通電信号を
入力すると回転子駆動モータ7Aおよびシロップ電磁弁
8に電力を供給する。シロップ電磁弁8は、電力の供給
に基づいてシロップ供給ライン6を開き、回転子駆動モ
ータ7Aは流量調整器7を駆動してシロップを一定容積
量でマルチバルブ9に送出する。
【0033】通電部10は、メモリ25に格納されたデ
ューティ比に基づいて回転子駆動モータ7Aに電力を供
給する。通電部10は、回転子駆動モータ7Aの駆動開
始から一定時間(例えば、100m/s)が経過するま
ではデューティ比100%で回転子駆動モータ7Aに電
力を供給し、一定時間経過後に飲料毎に設定されたデュ
ーティ比で電力の供給を行う。この一定時間は、送出制
御する液体の粘性等の物性や回転子駆動モータ7Aの電
気的特性に基づいて設定する。
【0034】図9(a)は、シロップ送出時のパルス波
形を示し、回転子駆動モータ7Aの制御可能範囲を超え
た圧力が一組の円型歯車15に付与されることによっ
て、一組の円型歯車15が回転子駆動モータ7Aの制御
範囲を超えて駆動されると起電力が生じ、オフパルス時
に起電力に基づくリップルLが生じる。このリップルL
発生分に相当する流量が送出されることによって希望す
る流量とのずれが生じることになる。
【0035】特に、回転子駆動モータ7Aのデューティ
が小であるとき、例えば、回転子駆動モータ7Aに対す
る制御負荷量を20g-cm、25%デューティとした
場合、加圧されたシロップを供給されることによって制
御負荷量が回転子駆動モータ7Aの制御が可能である2
0%デューティ以下となってモータを回転させる制御範
囲を超えてしまうことになる。この状態で回転子駆動モ
ータ7Aへの印加電圧を0%にすると、加圧されたシロ
ップにより約40%デューティ分の電圧を発生する発電
機となる。このような状態で回転子駆動モータ7Aの駆
動回路により印加される電圧は、モータ起動時の駆動ト
ルクを与えられるのみとなる。
【0036】図9(b)は、放電回路11Aを作動させ
たときのシロップ送出時のパルス波形を示し、スイッチ
ング部113は、モータ通電時のオフパルス時にトラン
ジスタ112をオンすることにより起電力に基づく電力
を抵抗器111で放電することによって(a)に示すリ
ップルLが解消されている。このようにして回転子駆動
モータ7Aを制御範囲で回転駆動させる。
【0037】回転子駆動モータ7Aは、図2(ハ)に示
す回転方向に一組の円型歯車15を回転駆動する。一組
の円型歯車15は、シロップ供給ライン6を介して供給
されるシロップを流量調整器7の流入部12aから本体
12内部に流入し、円型歯車15の歯間と本体12の内
壁間で形成する空間Bに保持しながら本体12の内壁に
沿って送ることによって流出部12bから連続的に流出
させる。マルチバルブ9は、シロップ供給ライン6を介
して供給されるシロップをバルブ内で図示しない希釈
水、炭酸水と混合することにより飲料として供給する。
【0038】上記したシロップ供給動作において、回転
子駆動モータ7Aの駆動時間については、例えば、カッ
プサイズに基づく販売時間のデータをメモリ25に格納
しておき、このデータによって駆動時間を選択的に決定
することも可能である。
【0039】また、上記したシロップ供給動作では、1
種類のシロップをシロップ供給ラインに供給する場合に
ついて説明しているが、例えば、密度が異なる2種以上
のシロップを混合した混合シロップ、又は2種以上のシ
ロップを連続してシロップ供給ラインに供給することも
可能である。
【0040】図10は、円型歯車15の回転時に回転子
駆動モータ7Aに流れる電流値の変化を示し、流量調整
器7の本体12内にシロップが充満している状態で円型
歯車15を回転させると円型歯車15には負荷がかか
り、回転子駆動モータ7Aに流れる電流値は大きくな
る。しかし、本体12内のシロップが減少すると円型歯
車15にかかる負荷が軽くなり、回転子駆動モータ7A
に流れる電流値が電流値差D分少なくなる。例えば、主
制御部27は、電流値差Dの変化を検出すると、本体1
2内のシロップがなくなったものとして、販売スイッチ
24に飲料売り切れ表示を点灯させることもできる。
【0041】また、本体12内のシロップが減少する
と、円型歯車15にかかる負荷が軽くなり、マグネット
エンコーダ18の出力するパルス周波数が変化するの
で、回転子駆動モータ7Aに流れる電流値の変化を検出
する代わりに、マグネットエンコーダ18の出力するパ
ルス周波数の変化を主制御部27で検出するようにして
も良い。主制御部27はパルス周波数の変化が許容値を
超えたときに本体12内のシロップがなくなったものと
して、販売スイッチ24に飲料売り切れ表示を点灯させ
るようにしても良い。
【0042】図11は、流量調整器7に内蔵される一組
の回転子の他の実施の形態を示し、上記した円型歯車1
5の他に、(a)に示す三角おむすび形歯車15A、
(b)に示すオーバル形歯車15B、(c)に示すまゆ
型回転子15C、(d)に示すクローバ型回転子15D
であっても良い。まゆ型回転子15Cおよびクローバ型
回転子15Dは、外周が平滑面で形成されており、まゆ
型回転子15Cは軸32および33に取り付けられたギ
ヤ15cの噛合に基づいて相対回転する。このように、
本体12に収容される一組の回転子の形状によって液体
の送出性を可変させることが可能である。この場合、液
配管内の圧力損失は回転子の形状によって変化すること
から、送出する液体の密度、粘性等の物性に応じた一組
の回転子を用いることが好ましい。また、三角おむすび
形歯車15Aやオーバル形歯車15Bでは、液体を介し
て伝わる圧力が回転子の回転を促す外力として効果的に
作用することから、液体の粘度が大である場合でも圧力
損失の低減を図れる。
【0043】この飲料供給装置では、流量調整器7に炭
酸ガスで加圧されたシロップをシロップ供給ライン6を
介して送り込んでいるので、シロップがシロップタンク
2側に逆流せず、回転子駆動モータ7Aが一組の円型歯
車15を駆動するのに必要とする力は炭酸ガスの加圧に
よって小になり、回転子駆動モータ7Aを小型化でき、
装置コストの低減を図れる。また、一組の円型歯車15
の回転を変化させることでシロップ吐出量を必要とする
吐出量に増減させることが可能である。
【0044】このような構成では、例えば、機器設置後
のシロップ加圧量設定が回転子駆動モータ7Aの制御範
囲を超えた高圧に設定されてしまうと、流量調整器7は
シロップ供給開始直後に制御不能となる恐れがあり、大
量のシロップが供給されるばかりでなく、回転子駆動モ
ータ7Aの損傷、または寿命の低下を招くことになる。
【0045】上記した第2の実施の形態によると、流量
調整器7の一組の円型歯車15が、その制御可能範囲を
超えた負荷状態で流入するシロップによって駆動される
ような状況であっても、回転子駆動モータ7Aの制御範
囲を超えた負荷を電力に変換して放電させることによっ
て液体送出動作が制御可能範囲から外れることを防止で
き、異常高圧による送出制御性の喪失、圧力変動による
送出性の変動を抑制し、一組の円型歯車15の回転に基
づく一定容積量で精度良く安定したシロップの送出を行
うことができる。また、回転子駆動モータ7Aの制御範
囲を超えた負荷について電気的に回転を抑制する構成と
することで、減速機を不要にでき、コンパクトな装置構
成にできるとともに回転子駆動モータ7Aを安定して一
定速度で回転させることが可能になる。
【0046】第2の実施の形態では、回転子駆動モータ
7Aの制御範囲を超えた負荷を放出するものとして、抵
抗器112を有する放電回路11Aで起電力を放電させ
ているが、これに限定されず、例えば、パルス制御法、
スイッチング制御法、あるいはチョッパ制御法と抵抗器
とを組み合わせて通電制御を行うことも可能である。
【0047】また、第2の実施の形態では、飲料供給装
置におけるシロップ送出制御について説明したが、その
用途は飲料供給装置に限定されず、シロップ以外の他の
液体、例えば、油等の加圧された液体の送出制御に適用
することも可能である。また、流体の他に粉体や気体を
加圧して配管を介して送出する場合の送出制御や、重力
に基づいて液体や粉体を落下等によって供給する場合の
送出制御に適用することができる。
【0048】また、第2の実施の形態では、シロップを
マルチバルブ9に供給する弁装置としてシロップ電磁弁
8を用いたが、それに限定されず、例えば、電気モータ
により弁を開閉してシロップの供給を制御しても良い。
また、少なくとも流量調整器7の流入側圧力を圧力計に
よって監視し、圧力が負圧となったときは炭酸ガス調整
弁4を駆動することに基づく増圧制御あるいは回転子駆
動モータ7Aの回転速度を減じる等の制御を行うことが
好ましい。
【0049】また、シロップの他の供給形態として、例
えば、袋にシロップを充填し、この袋を輸送箱の中に収
めた液体原料容器(バックインボックス)を飲料供給装
置内に設置して、シロップ自体の重さで流量調整器7に
供給し、流量調整器7で一定容積のシロップを連続して
送出し、シロップ電磁弁8を介してマルチバルブ9に供
給しても良い。
【0050】また、上記した第2の実施の形態では、回
転子駆動モータ7Aの制御範囲を超えた負荷に対する制
御を回転子駆動モータ7Aの電気的制御に基づいて行っ
ているが、起電力を検出したときに負荷を弁装置等で制
限することによって回転子駆動モータ7Aを回転制御す
るようにしても良い。
【0051】図12は、本発明の第3の実施の形態に係
る飲料供給装置を部分的に示し、流量調整器7の上流側
に設けられるニードル弁30と、回転子駆動モータ7A
で発生した起電力に応じてニードル弁30の開度を制御
する弁制御部31を有する構成について第2の実施の形
態と相違しており、その他の構成については第2の実施
の形態と同一であるので重複する説明を省略する。
【0052】弁制御部31は、シロップ供給ライン6を
介して流量調整器7に送り込まれるシロップの圧力が大
で、その負荷によって回転子駆動モータ7Aに起電力が
生じたとき、その起電力を検出してニードル弁30を駆
動する。ニードル弁30は、針状の弁体によってシロッ
プ通過部の開口量を調整する構成を有し、モータ等の開
口量制御が可能な駆動部(図示せず)によって圧力制御
量に応じた位置に弁体を配置する。
【0053】上記した第3の実施の形態によると、回転
子駆動モータ7Aで発生した起電力に応じてニードル弁
30を駆動することによって、流量調整器7にかかる負
荷を制限することができ、そのことによって一定容積量
のシロップを安定的に送出させることができる。
【0054】また、ニードル弁30は、流量調整器7の
上流側と下流側に設けるようにしても良く、ニードル以
外の圧力制限部材を有する弁装置を用いて回転子駆動モ
ータ7Aにかかる負荷を軽減するようにしても良い。ま
た、粘性が低いと思われる液体を送出する場合には、予
めニードル弁30を駆動してシロップ通過部の開口量を
制限しても良く、更に、駆動機構によらないでニードル
弁30を手動で操作してシロップ通過部の開口量を制限
しても良い。
【0055】第1、第2、および第3の実施の形態で
は、一定容積を計量する流量調整器として歯車等の形状
を有する一組の回転子を有した流量調整器を説明した
が、回転子は一対以外に複数の回転子を組み合わせて構
成されていても良い。また、液体を一定容積で送出可能
であれば回転子は単独で設けられても良い。
【0056】図13は、第4の実施の形態に係る他の流
量調整器を示し、モータによって回転駆動される回転体
に複数の羽根(vane)を放射状に設けられるベーン型流
量調整器40である。このベーン型流量調整器40は、
本体41と、本体41内に形成される楕円状の液体収容
部42と、本体41内でモータ(図示せず)によって回
転駆動される回転体43と、回転体43に放射状に設け
られる複数のベーン44と、ベーン44を回転体43の
径方向に伸縮自在に保持するベーン収容溝45を有し、
液体収容部42に収容される回転体43との間に形成さ
れる空間に流入管6Aを介してシロップを流入させ、回
転体43の回転に基づいて流出管6Bよりシロップを流
出させる。
【0057】ベーン44は、ベーン収容溝45に収容さ
れる図示しないスプリング等の弾性部材によって液体収
容部42の内壁に密接するように付勢されており、その
伸縮量は楕円の大径部で最大となり、小径部で最小とな
る。
【0058】ベーン型流量調整器40によるシロップの
送出動作は、シロップ供給ライン6から流入管6Aを介
して液体収容部42にシロップを流入させ、回転体43
を図中に示す矢印方向に回転させることによって回転体
43、2枚のベーン44、および液体収容部42の内壁
との間に一定容積のシロップを収容し、回転体43の回
転に基づいて移動させて流出管6Bより流出させる。ベ
ーン型流量調整器40では、シロップの送出動作は図面
に示す回転体43の左側と右側で同時に行われる。
【0059】上記した第4の実施の形態に係るベーン型
流量調整器40によると、ギヤを用いて一組の回転子を
駆動することに基づくギヤのバックラッシ拡大に基づく
液体のもれ、計量精度の低下を生じることなく、一定容
積の液体を長期にわたって精度良く安定的に供給するこ
とができる。
【0060】上記した本発明の送出制御方法および送出
制御装置によると、以下に示す作用および効果が得られ
る。 (a)流量調整器7の負荷の状態(加圧されたシロップ
の供給に基づく)が流量調整器7の制御範囲を超えてい
るときに制御範囲を超えた負荷分についてのシロップ送
出量を制限することによって、圧力変動に対する応答性
に優れ、小型のモータを回転子駆動モータ7Aとして用
いた場合でも送出不能に陥ることがなく、密度や粘度等
の物性に関係なく一定容積量のシロップを正確に、安定
的に送出することができる。
【0061】(b)流量調整器7の本体12内で円型歯
車15等の回転子を回転駆動させる回転子駆動モータ7
Aの制御範囲で一定容積量を送出させるように制御する
ことで、送出動作中に回転子駆動モータ7Aから回転子
にかけての見かけ上の減速比を可変させることが可能に
なり、減速機を不要にしてコンパクトな装置構成にでき
るとともに一定容積量のシロップ送出性を確保しながら
圧力変動に対応することができる。
【0062】(c)回転子は、複数の回転子を組み合わ
せて形成される一組の回転子であっても良く、シロップ
その他の液体の送出に応じた形状の回転子を選択的に用
いることができる。
【0063】(d)流量調整器7に設けられる回転子駆
動モータ7Aの回転制御範囲を超えた負荷が円型歯車1
5等の回転子に付与されたときは、その負荷に応じて回
転子をブレーキによって制動するようにしたので、増大
した負荷によって回転子が異常回転することを機械的又
は電気的に防止することができる。
【0064】(e)回転子駆動モータ7Aの回転制御範
囲を超えた負荷が円型歯車15等の回転子に付与された
とき、モータのトルク特性に基づいて負荷に応じた制動
力を生じるブレーキを設けたことによって、負荷を検出
する検出器等の機器を不用にして構成の簡素化、コンパ
クト化を図ることができ、かつ、装置コストを安価にで
きる。
【0065】(f)ブレーキとして、回転子駆動モータ
7Aが回転制御範囲を超えた負荷に基づいて駆動される
ことにより発生する起電力を放電回路11Aで放電する
ようにしたので、負荷を速やかに解消でき、負荷に基づ
く流量変動の発生を抑制することができる。
【0066】(g)回転子駆動モータ7Aの駆動開始か
ら一定時間が経過した後にブレーキをONさせるように
することで、回転子駆動モータ7Aの起動時における負
荷を軽減することができる。また、送出する液体の密度
や粘度等の物性に基づく時間応答性を考慮することによ
り、回転子駆動モータ7Aの損傷、寿命低下を防止でき
る。
【0067】(h)ブレーキを制御するスイッチング回
路を設け、回転子駆動モータ7Aの通電オフ時に放電回
路11Aをオンにし、通電オン時に放電回路11Aをオ
フにするようにしたので、放電回路11Aにかかる電気
的負荷を軽減できるとともに、回転子駆動モータ7Aの
回転制御範囲を超えた負荷に対して効率良くブレーキを
かけることができ、また、長期的にわたって安定した送
出制御を行うことができる。
【0068】(i)PWM制御に基づくスイッチングを
行って放電回路11Aを制御して回転子駆動モータ7A
にブレーキをかけるようにしたので、回転子駆動モータ
7Aの回転時間およびブレーキ作動時間をパルス幅の設
定に基づいて適切に設定することができる。
【0069】(j)送出制御するシロップを炭酸ガスに
よって加圧し、所定の加圧状態で流量調整器7に流入さ
せているので、シロップ送出時における回転子駆動モー
タ7Aの駆動負荷を減じることができ、例えば、粘性が
大なるシロップや粘性が小なるシロップ等の物性の違い
に基づく送出性のばらつきを防止することができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の液体送出装
置および液体送出方法によると、送出量調整器の制御範
囲より大である負荷に対して供給媒体の送出量を制限し
ながら一定容積量で供給媒体を管路に送出するようにし
たため、液体の物性や送出量が変動した場合でも、一定
量の安定した液体の送出制御を実現でき、減速比に応じ
た部品の選択、組立てを不要にして装置構成のコンパク
ト化を実現し、一定量の液体を安定して送出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る液体送出装置
としての飲料供給装置を示す部分構成図
【図2】第1の実施の形態における定容積型流量調整器
を示し、(イ)は平面図、(ロ)は側面図、(ハ)は
(ロ)のA−A部における断面図
【図3】第1の実施の形態における定容積型流量調整器
を設けたシロップ供給ラインの液体吐出量を示す説明図
【図4】第1の実施の形態における駆動負荷制御部を示
す回路図
【図5】第1の実施の形態における飲料供給装置の制御
ブロック図
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る液体送出装置
としての飲料供給装置を示す部分構成図
【図7】第2の実施の形態における放電回路を示す回路
【図8】第2の実施の形態における流量調整器の駆動系
を示す概略構成図
【図9】第2の実施の形態におけるシロップ送出時のパ
ルス波形を示し、(a)は、オフパルス時にリップルL
を含むパルス波形図、(b)は、リップルが解消された
パルス波形図、
【図10】第2の実施の形態における回転子駆動モータ
に流れる電流特性図
【図11】(a)から(d)は、流量調整器に内蔵され
る一組の回転子の他の実施の形態を示す部分断面図
【図12】本発明の第3の実施の形態に係る液体送出装
置としての飲料供給装置を示す部分構成図
【図13】本発明の第4の実施の形態に係るベーン型流
量調整器を示す概略構成図
【符号の説明】
1、炭酸ガスボンベ 2、シロップタンク 3、炭酸ガ
ス供給ライン 4、炭酸ガス調整弁 5、冷却コイル 6、シロップ供
給ライン 6A、流入管 6B、流出管 7、定容積型流量調整器 7A、回転子駆動モータ 7
B、回転軸 8、シロップ電磁弁 9、マルチバルブ 10、通電部 11、駆動負荷制御部 11A、放電回路 12、本体 12a、流入部 12b、流出部 13、
減速機 14、蓋部 15、円型歯車 15A、三角おむすび形
歯車 15B、オーバル形歯車 15C、まゆ型回転子 15D、クローバ型回転子 15c、ギヤ 16、軸
16A、ギヤ 17、軸 18、マグネットエンコーダ 19、基板
20、ピニオンギヤ 21、軸受部材 22、シール部材 23、入力装置 24、販売スイッチ 25、メモリ 26、タイマー
27、主制御部 30、ニードル弁 31、弁制御部 32、軸 40、ベーン型流量調整器 41、本体 42、液体収
容部 43、回転体 44、ベーン 45、ベーン収容溝 107、抵抗器 110、トランジスタ 111、抵抗
器 112、トランジスタ 112、抵抗器 113、スイ
ッチング部 114、パワートランジスタ 115、可変抵抗器

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体、気体等の供給媒体の送出量を調節
    する送出量調整器を管路中に設け、 前記管路を介して前記供給媒体を前記送出量調整器に供
    給し、 前記供給媒体を供給することに基づく前記送出量調整器
    の負荷の状態が前記送出量調整器の制御範囲より大であ
    るとき、前記制御範囲を超えた負荷分に基づく前記供給
    媒体の送出量を制限しながら一定容積量で前記供給媒体
    を前記管路に送出することを特徴とする送出制御方法。
  2. 【請求項2】 液体、気体等の供給媒体の入口および出
    口を有する本体と、 前記本体に収容されて回転駆動されることにより前記入
    口から前記本体に流入する前記供給媒体を一定容積量で
    前記出口より流出させる回転子と、前記回転子を回転駆
    動する駆動モータを備えた送出量調整器と、 前記駆動モータの制御範囲で一定容積量の前記供給媒体
    を送出するように前記駆動モータの回転を電気的に制御
    する制御部を有することを特徴とする送出制御装置。
  3. 【請求項3】 前記回転子は、複数の回転子を組み合わ
    せて形成される一組の回転子であることを特徴とする請
    求項第2項記載の送出制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記供給媒体を介して前
    記駆動モータの制御範囲を超えた負荷が前記回転子に付
    与されたとき、前記負荷に応じて前記回転子を制動する
    ブレーキを有することを特徴とする請求項第2項記載の
    送出制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御部は、前記供給媒体を介して前
    記駆動モータの制御範囲を超えた負荷が前記回転子に付
    与されたとき、前記駆動モータのトルク特性に基づいて
    前記負荷に応じた制動力を発生するブレーキを有するこ
    とを特徴とする請求項第2項記載の送出制御装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレーキは、前記駆動モータの駆動
    量と前記回転子の回転量の差分に基づいて生じる起電力
    を放電する放電回路を有することを特徴とする請求項第
    5項記載の送出制御装置。
  7. 【請求項7】 前記制御部は、前記駆動モータの駆動開
    始から一定時間の経過後に前記ブレーキをONにするこ
    とを特徴とする請求項第4項記載の送出制御装置。
  8. 【請求項8】 前記ブレーキは、直流モータの通電オン
    時に前記放電回路をオフにし、前記直流モータの通電オ
    フ時に前記放電回路をオンにするスイッチング回路を有
    することを特徴とする請求項第6項記載の送出制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記スイッチング回路は、PWM(Pulse
    Width Modulation)回路から入力するパルス信号のデュ
    ーティ比に基づいて前記放電回路をオンオフすることを
    特徴とする請求項第8項記載の送出制御装置。
  10. 【請求項10】 液体を任意の圧力で加圧した加圧液体
    の流入部および流出部を有する本体と、前記本体に収容
    されて回転駆動されることにより前記流入部から前記本
    体に流入する前記加圧液体を一定容積量で前記流出部よ
    り流出させる回転子と、前記回転子を回転駆動する駆動
    モータを備えた流量調整器と、前記駆動モータの制御範
    囲で一定容積量の前記加圧液体を送出するように前記駆
    動モータの回転を電気的に制御する制御部を有すること
    を特徴とする送出制御装置。
  11. 【請求項11】 前記回転子は、複数の回転子を組み合
    わせて形成される一組の回転子であることを特徴とする
    請求項第10項記載の送出制御装置。
  12. 【請求項12】 前記制御部は、前記加圧液体を介して
    前記駆動モータの制御範囲を超えた負荷が前記回転子に
    付与されたとき、前記負荷に応じて前記回転子を制動す
    るブレーキを有することを特徴とする請求項第10項記
    載の送出制御装置。
  13. 【請求項13】 前記制御部は、前記加圧液体を介して
    前記駆動モータの制御範囲を超えた負荷が前記回転子に
    付与されたとき、前記駆動モータのトルク特性に基づい
    て前記負荷に応じた制動力を発生するブレーキを有する
    ことを特徴とする請求項第10項記載の送出制御装置。
  14. 【請求項14】 前記ブレーキは、前記駆動モータの駆
    動量と前記回転子の回転量の差分に基づいて生じる起電
    力を放電する放電回路を有することを特徴とする請求項
    第13項記載の送出制御装置。
  15. 【請求項15】 前記制御部は、前記駆動モータの駆動
    開始から一定時間の経過後に前記ブレーキをONにする
    ことを特徴とする請求項第12項記載の送出制御装置。
  16. 【請求項16】 前記ブレーキは、デューティ比を可変
    させることに基づいて通電制御される直流モータへの通
    電オン時に前記放電回路をオフにし、前記直流モータへ
    の通電オフ時に前記放電回路をオンにするスイッチング
    回路を有することを特徴とする請求項第14項記載の送
    出制御装置。
  17. 【請求項17】 前記スイッチング回路は、PWM(Pul
    se Width Modulation)回路から入力するパルス信号に基
    づいて前記放電回路をオンオフすることを特徴とする請
    求項第16項記載の送出制御装置。
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