JP2010117902A - 取引処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】待機モード時における消費電力を抑えるとともに、装置本体の運用効率の低下を防止することができる取引処理装置を提供する。
【解決手段】運用表示部9は、装置本体前面の上方に設けた運用表示盤9aを有している。この運用表示盤9aには、9個の表示器21〜29が取り付けられている。運用表示部9は、表示器21〜29毎に、その表示器21〜29に割り当てられている取引の種類に対応する画像を表示する。各表示器20に対する取引の種類の割り当ては、制御部2が行う。制御部2は、いずれかの表示器21〜29における異常の発生や、いずれかの種類の取引の取扱停止にともなって、この割り当てを更新する。また、各表示器21〜29は、表示させる画像を与えるときに電力供給を必要とし、電力供給が停止しているときは、最後に与えられた画像を表示しつづける電子ペーパーである。
【選択図】図3

Description

この発明は、金融機関の店舗や、コンビニエンスストア等に設置される現金自動預け払い機等、利用者が複数種類の取引の中から選択した種類の取引を行う取引処理装置に関する。
従来、出金取引、入金取引、振替取引等の複数種類の取引の中から、選択した種類の取引が行える現金自動預け払い機(所謂、ATM)が、金融機関の店舗や、コンビニエンスストア等に設置されている(特許文献1参照)。また、最近では、利用者の利便性を向上させるために、現金自動預け払い機の稼働時間を延長する傾向にあり、すでにほとんどのコンビニストアでは、設置しているATMを24時間稼動している。また、金融機関の店舗でも、ATMを24時間稼動しているところがある。
また、現金自動預け払い器の稼働時間を延長するにあたり、利用者がいないときの装置本体の消費電力(無駄な消費電力)を抑えることが要望されている。この要望に対して、装置本体の動作モードを、待機モードと、取引モードとの間で切り替えることが行われている。具体的には、利用者がいないときには、動作させる必要がない処理部(例えば、紙幣処理部や硬貨処理部)に対する電力供給を停止した待機モードに切り替え、利用者を検知すると、各部への電力供給を開始して取引モードに切り替えることが行われている。利用者の検知は、装置本体正面に設けた近接センサ等で行っている。
特開平9-102080号公報
しかしながら、待機モード時にも、動作させておく必要のある機構部がある。特に、装置本体が取扱中(稼働中)であるかどうかや、装置本体で取り扱うことができる取引の種類等を表示する運用表示部は、待機モード時に、表示(運用表示)を停止する構成であると、利用者が装置本体に近づく前に、装置本体が取扱中でないと勘違いし、立ち去ってしまう。したがって、待機モード時に、運用表示部を停止することは、装置本体の利用率(運用効率)を低下させることになる。
また、従来の一般的な現金自動預け払い機の運用表示部は、取り扱える取引の種類毎に割り当てた表示器を設けている。この表示器は、LED等の発光体を利用して文字を表示するものであった。このため、運用表示部は、装置本体の動作モード(取引モード、および待機モード)にかかわらず、電力を消費しつづける。
また、従来の現金自動預け払い機は、運用表示部のいずれかの表示器に異常が生じると、その表示器に割り当てている取引の種類が適正に表示できなくなる。その結果、異常が生じた表示器に割り当てられている種類の取引については、取扱いが停止されている取引であると利用者に誤解させてしまう。特に、振替取引や、出金取引等、利用頻度が高い種類の取引を割り当てている表示器に異常が生じたときには、より多くの利用者が取扱いが停止されていると誤解し、立ち去ってしまう。このため、装置本体の運用効率を大きく低下させることになる。
この発明の目的は、待機モード時における消費電力を抑えるとともに、装置本体の運用効率の低下を防止することができる取引処理装置を提供することにある。
この発明の取引処理装置は、上記目的を達するために、以下のように構成している。
この取引処理装置は、取扱える複数種類の取引の中から、利用者によって選択された種類の取引を処理する。取引処理装置は、例えば、銀行等の金融機関の店舗に設置される現金自動預け払い機(所謂、ATM)である。表示手段は、複数の表示器を有する。また、表示手段は、表示器毎に、その表示器に割り当てられている取引の種類に対応する画像(例えば、文字列画像)を表示する。例えば、出金取引が割り当てられている表示器に「お引き出し」の文字列画像を表示し、入金取引が割り当てられている表示器に「お預入れ」の文字列画像を表示する。これらの表示器は、装置本体前面に設け、利用者が少し離れた場所からでも視認できる大きさで表示する。
また、表示順位記憶手段が、取引の種類毎に、表示順位を対応付けて記憶する。例えば、利用頻度(利用者が選択する頻度)が高い種類の取引ほど、表示順位を高くしている。また、異常検知手段が、予め定めたタイミングで、表示器毎に異常が生じているかどうかを検知する。この異常検知を行うタイミングは、装置本体の立ち上げ時や、一定時間(例えば、1時間や2時間)毎にすればよい。そして、取引種類割当手段が、異常検知手段によって異常が生じていることが検知された表示器があれば、取引の種類を、表示順位が高いほうから順番に、この時点で異常が生じていない表示器に割り当てる。すなわち、異常検知手段によって異常が生じている表示器が検知されると、各表示器に対する取引の種類の割り当てが更新される。その結果、表示手段によって表示器での表示が更新される。
また、異常が生じていない表示器に対して、表示順位が高いほうから順番に取引の種類を割り当てる構成である。したがって、上述したように、利用頻度が高い種類の取引ほど表示順位を高くしておけば、利用頻度が高い取引の種類に対応する画像を表示していた表示器に異常が生じたときであっても、利用頻度が低い取引の種類に対応する画像に替えて、この利用頻度が高い取引の種類の画像を表示することができる。したがって、装置本体の運用効率の低下を防止することができる。
さらに、各表示器は、表示させる画像を与えるときに電力供給を必要とし、電力供給が停止しているときは、最後に与えられた画像を表示しつづける電子ペーパーである。公知のように、電子ペーパーには、パネル内に封止した色のついた粒子を電界によって移動させることで表示する電気泳動型のもの等がある。電圧の印加を止めると粒子の動きも停止し、そのときの状態を保つ。したがって、表示手段で消費される電力を十分に抑えることができる。
また、異常検知手段は、電子ペーパーのドライバ回路の電源端子に電圧を印加し、このときの電源端子間電圧によって異常が生じているかどうかを検知してもよいし、各表示器を撮像した撮像画像を処理して、適正な画像(割り当てられている取引の種類に対応する画像)が表示されているかどうかによって異常が生じているかどうかを検知する構成であってもよい。
また、取引種類割当手段は、いずれかの種類の取引について取扱いを停止したとき、その取引の種類に対応する画像を表示している電子ペーパーに対して、割り当てている取引の種類を取り消す構成としてもよい。このようにすれば、取扱いを停止した取引の種類に対応する画像が、いつまでも表示器に表示され続けることもない。すなわち、取扱を停止している種類の取引が行えると、利用者に誤解させるのを防止できる。
さらに、取引種類割当手段は、いずれかの種類の取引について取扱いを停止したとき、取扱い中の取引の種類数が、異常が生じていない電子ペーパーの個数以上であれば、取扱い中の取引の種類を、表示順位が高いほうから順番に、この時点で異常が生じていない表示器に割り当てる構成としてもよい。このようにすれば、取扱いを停止した取引の種類に対応する画像を表示していた表示器に、取扱いを停止していないが、これまで表示器の不足により表示できなかった取引の種類に対応する画像を表示することができ、表示器を有効に利用できる。
この発明によれば、待機モード時における消費電力が抑えられるとともに、装置本体の運用効率の低下を防止することができる。
以下、この発明の実施形態である現金自動預け払い機について説明する。
図1は、この現金自動預け払い機の主要部の構成を示すブロック図である。また、図2は、この現金自動預け払い機の外観を示す概略図である。この現金自動預け払い機1は、所謂ATMであり、金融機関の店舗や、コンビニエンスストア等に設置される。現金自動預け払い機1は、出金取引や入金取引等の複数種類の取引の中から、利用者が選択した取引を処理する。
この現金自動預け払い機1は、制御部2と、操作部3と、紙幣処理部4と、硬貨処理部5と、通帳処理部6と、カード/明細票処理部7と、利用者検知部8と、運用表示部9と、通信部10と、を備えている。制御部2は、現金自動預け払い機1本体各部の動作を制御する。また、制御部2は、表示順位テーブルや、使用順位テーブル等を記憶する記憶部2aを有している。表示順位テーブルや、使用順位テーブルの詳細については、後述する。
操作部3は、装置本体の操作面に配置した表示器3aと、この表示器3aの表示画面上に貼付したタッチパネル3bと、を有している。操作部3は、利用者に対して操作案内画面を表示器3aに表示する。また、操作部3は、利用者によるタッチパネル3bの押下位置を検知し、このときに表示器3aに表示している操作案内画面に基づいて、利用者の入力操作を判断する。また、操作部3は、利用者に対して、操作案内を音声で行う音声出力部等を有する構成であってもよい。
紙幣処理部4は、装置本体前面に設けた紙幣投入口や紙幣放出口(不図示)と、本体内部にセットされている紙幣カートリッジと、の間に形成した紙幣搬送路を有し、この紙幣搬送路に沿って入金紙幣や出金紙幣を搬送する。また、紙幣処理部4は、紙幣搬送路に沿って搬送している紙幣の真偽や金種の鑑別も行う。硬貨処理部5は、装置本体前面に設けた硬貨投入口や硬貨放出口(不図示)と、本体内部にセットされている硬貨カートリッジと、の間に形成した硬貨搬送路を有し、この硬貨搬送路に沿って入金硬貨や出金硬貨を搬送する。また、硬貨処理部4は、硬貨搬送路に沿って搬送している硬貨の真偽や金種の鑑別も行う。通帳処理部6は、装置本体前面に設けた通帳挿入口6aに挿入された通帳を本体内部に取り込み、受け付ける。また、受け付けた通帳に貼付されている磁気ストライプに磁気データで記録されている口座番号等の読み取りや、受け付けた通帳に対する取引内容の印字等も行う。また、受け付けた通帳に対する処理が完了すると、通帳挿入口6aに放出し、利用者に返却する。カード/明細票発行部7は、装置本体前面に設けたカード挿入口7aに挿入されたカードを本体内部に取り込み、受け付ける。また、受け付けたカードの磁気ストライプに記録されている磁気データや、カードに内蔵されているICチップに記録されているデータの読み取りや更新を行う。また、受け付けたカードに対する処理が完了すると、カード挿入口7aに放出し、利用者に返却する。また、カード/明細票発行部7は、取引処理時に、必要に応じて、今回の取引内容を印字した明細票を発行する。利用者検知部8は、装置本体前面に設けた近接センサ(不図示)を有し、この近接センサによって、利用者の有無を検知する。
運用表示部9は、装置本体前面の上方に設けた運用表示盤9aを有している。この運用表示盤9aには、図3に示すように、9個の表示器21〜29が取り付けられている。以下、9個の表示器21〜29を区別せず、総称して説明するときには、表示器20と言う。運用表示部9は、表示器20毎に、その表示器20に割り当てられている取引の種類に対応する画像を表示する。各表示器20に対する取引の種類の割り当ては、制御部2が行う。
各表示器20は、表示させる画像を与えるときに電力供給を必要とし、電力供給が停止しているときは、最後に与えられた画像を表示しつづける電子ペーパーである。公知のように、電子ペーパーには、パネル内に封止した色のついた粒子を電界によって移動させることで表示する電気泳動型のもの等がある。この電子ペーパーは、電圧の印加を止めると粒子の動きが停止し、そのときの状態を保つ。すなわち、表示器20は、表示している画像の変更時に電力を消費するだけで、画像の表示を保持するための電力を消費しない。
電子ペーパーである表示器20は、図4に示すように、ドライバ回路20aを有している。運用表示部9は、表示器20毎に、その表示器20に割り当てられている取引の種類に対応する画像(ここでは、文字列画像)を、ドライバ回路20aに与える。また、運用表示部9は、表示器20毎に、ドライバ回路20aに異常が生じているかどうかを検知する異常検知回路20bを有している。この異常検知回路20bは、コンパレータcomを用いて、ドライバ回路20aの電源端子間電圧と基準電圧とを比較した比較結果を出力する回路である。すなわち、この異常検知回路20bは、ドライバ回路20aに短絡等の異常が生じていないかどうかを検知する回路である。
なお、運用表示部9は、ドライバ回路20aの電源端子に電圧を印加していないときには、この異常検知回路20bの出力を無視する。また、コンパレータcomに対して、基準電圧を与える電源や、駆動電源は、ドライバ回路20aの電源端子に電圧を印加する電源と同じであってもよいが、別電源にするほうが好ましい。
次に、制御部2が記憶部2aに記憶している各種テーブルについて説明する。記憶部2aは、図5(A)に示す表示順位テーブルや、図5(B)に示す使用順位テーブルを記憶している。表示順位テーブルは、図5(A)に示すように、表示器20に表示する画像の優先順位を定めたテーブルである。図5(A)に示す例では、表示順位は、「取扱中」、「お振替」、「お引出し」、「通帳記入」、「お預入れ」、「キャッシング」、「お振込」、「残高照会」、「各種取引」の順番である。また、表示順位テーブルは、画像毎に対応する種類の取引が、取扱中であるか、停止中であるかを示す取扱状態も記憶する。図5(A)では、全ての画像に対応する種類の取引が取扱中である状態を示している。
なお、記憶部2aは、取引の種類毎に、対応する画像を記憶している。例えば、出金取引と、「お引き出し」にかかる文字列画像と、を対応付けて記憶している。また、入金取引と、「お預入れ」にかかる文字列画像と、を対応付けて記憶している。また、振替取引と、「お振替」にかかる文字列画像と、を対応付けて記憶している。
使用順位テーブルは、図5(B)に示すように、表示器21〜29の使用順位を定めたテーブルである。図5(B)に示す例では、使用順位は、「表示器21」、「表示器22」、「表示器23」、「表示器24」、「表示器25」、「表示器26」、「表示器27」、「表示器28」、「表示器29」の順番である。また、使用順位テーブルは、表示器20毎に、異常が発生しているかどうかを記憶するとともに、その時点で割り当てられている表示画像を記憶する。図5(B)に示す例では、全ての表示器20に異常が発生していない状態を示している。また、表示器21に「取扱中」、表示器22に「お振替」を割り当てていることを示している。
次に、この現金自動預け払い機1の動作について説明する。
この現金自動預け払い機1は、出金取引(お引出し)、入金取引(お預入れ)、振替取引(お振替)等、複数の種類の取引が行える。また、利用者がいないときには、装置本体を待機モードに移行するモード切替機能を有している。さらに、一部の処理部に異常が発生したときに、この異常が発生した処理部を使用する種類の取引については取扱を停止し、その他の種類の取引については取扱を継続する縮退機能も有している。この、モード切替機能や、縮退機能については、公知であるので、ここでは詳細な説明を省略し、簡単に説明する。
まず、この現金自動預け払い機1の取引処理時の動作について簡単に説明する。現金自動預け払い機1は、利用者がいないとき装置本体の動作モードを待機モードにしている。この待機モードでは、操作部3、紙幣処理部4、硬貨処理部5、通帳処理部6、およびカード/明細票処理部7に対する動作電源の供給を停止している(待機モードから、取引モードへの移行に要する時間を短縮するため、CPU等の一部の回路部品については、動作電源を供給していてもよい。)。
一方、制御部2、利用者検知部3、通信部10については動作電源の供給を行っている。また、運用表示部9については、動作電源の供給を停止しているが、各表示器20が上述したように電子ペーパーであるので、各表示器20では、この時点で割り当てられている取引の種類等に対応する画像が表示されつづけている。このため、待機モード時における運用表示部9での消費電力については、略「0」に抑えられる。また、利用者に装置本体が取扱中でないと誤解させることもない。
現金自動預け払い機1は、利用者検知部8が利用者を検知すると、装置本体を待機モードから取引モードに切り替え、動作電源の供給を停止していた各部に対する動作電源の供給を開始する。現金自動預け払い機1は、操作部3において利用者が選択した種類の取引を処理する。このとき、利用者が所持しているカードや、通帳を必要に応じて受け付ける。この取引処理の詳細については、公知の装置と同様であるので、ここでは説明を省略する。
現金自動預け払い機1は、利用者が選択した種類の取引にかかる処理が完了し、この利用者がいなくなってから、一定時間経過するまでの間に、利用者検知部8が新たな利用者を検知しなければ、装置本体の動作モードを取引モードから待機モードに切り替える。
このように、この現金自動預け払い機1は、利用者がいないときには、装置本体の動作モードを待機モードにし、無駄な電力消費を抑えている。また、運用表示部9の表示器20として電子ペーパーを使用しているので、運用表示部9で消費される電力を十分に抑えることができる。
次に、運用表示部9における運用表示の変更について説明する。図6は、運用表示の変更にかかる処理を示すフローチャートである。現金自動預け払い機1は、装置本体が稼働している間、この処理を実行しつづける。現金自動預け払い機1は、取り扱いを停止している取引処理がなく、且つ、異常が発生している表示器20がないとき、運用表示部9では図3に示す運用表示を行っている。ここでは、この運用表示を行っているときを通常時という。このとき、表示順位テーブル、および使用順位テーブルは、図5に示す状態である。
現金自動預け払い機1は、装置本体のいずれかの処理部で異常が発生するか(s1)、または、各表示器20の異常検知タイミングになるのを待っている(s2)。この異常検知タイミングは、予め定めたタイミングであり、装置本体の立ち上げ時や、一定時間(例えば、1時間や2時間)毎に定めている。
現金自動預け払い機1は、いずれかの処理部で異常が発生すると、その処理部を使用する種類の取引の取扱を停止し、その他の種類の取引については取扱を継続する縮退運転に移行するかどうかを判定する(s3)。s3にかかる判定基準は、例えば、取り扱いを停止する取引の種類数が、一定の個数を超えているかどうか等によって判定すればよい。
現金自動預け払い機1は、縮退運転を行わないと判定すると、装置本体に対する動作電源の供給を停止、装置本体の動作を停止させる(s4)。これにより、s4では、全ての種類の取引について取扱を停止することになる。また、現金自動預け払い機1は、このとき、本体の稼働を停止したこと、異常が発生している処理部やその内容についてホスト装置等に通知し、係員による復旧作業を待つ。
現金自動預け払い機1は、s3で縮退運転を行うと判定すると、取扱を停止する取引の種類を判定し、表示順位テーブルを更新する(s5)。s5では、今回発生した処理部の異常により、取扱を停止すると判定した種類の取引について、表示順位テーブルにおける取扱状態を、取扱中から停止中に更新する。例えば、通帳処理部6において、異常が発生し、通帳記入にかかる取引を停止すると判断したときには、表示順位テーブルを図7(A)に示す状態から図7(B)に示す状態に更新する。また、s5では、今回異常が発生した処理部に対する電源供給を停止するとともに、異常が発生している処理部やその内容についてホスト装置等に通知する。
なお、入金取引等、通帳を使用する種類の取引は、他にもあるが、通帳を使用しなくても明細票を発行することにより取引が処理できるので、これらの種類の取引については、取扱を停止しない。
現金自動預け払い機1は、この時点で、取扱を停止していない全ての種類の取引(言い換えれば、取扱中である全ての種類の取引)に対応する画像が、いずれかの表示器20に表示されているかどうかを判定する(s6)。現金自動預け払い機1は、s6で、取扱を停止していない全ての種類の取引に対応する画像が、いずれかの表示器20に表示されていると判定すると、今回取扱を停止した種類の取引に対応する画像を表示している表示器20について、割り当てている表示画像を削除し(s7)、s1に戻る。簡単に言うと、表示順位テーブルに対して、S5で停止中にした表示器20に対応付けられている表示画像を削除する。例えば、上述した、通帳処理部6において、異常が発生し、通帳記入にかかる取引を停止すると判断したときには、使用順位テーブルを図8(A)に示す状態から図8(B)に示す状態に更新する。これにより、運用表示部9が、該当する表示器20に対して、画像の書き換えを行う。この例では、図8に示す使用順位テーブルの更新にともなって、運用表示部9が、運用表示盤9Aにおける表示を図9(A)に示す状態から、図9(B)に示す状態に変更する。具体的には、表示器24の表示を削除する。
また、現金自動預け払い機1は、s6で、取扱を停止していない種類の取引の中に、いずれの表示器20にも対応する画像が表示されていない種類の取引があると判定すると、運用表示配置変更処理を行う(s8)。具体的には、いずれかの表示器20で異常が発生したために、対応する画像を表示できない種類の取引がある状態で、いずれかの種類の取引について取扱を停止する場合に、この運用表示配置変更処理を行う。この運用表示配置変更処理の詳細を説明する前に、s2で異常検知タイミングであると判定した場合について説明する。
現金自動預け払い機1は、s2で異常検知タイミングであると判定すると、表示器20毎に、異常の発生有無を確認する異常検知処理を行う(s9)。s9では、表示器20毎に、ドライバ回路20aの電源端子に電圧を印加し、異常検知回路20bによって、ドライバ回路20aの電源端子間電圧と基準電圧とを比較し、ドライバ回路20aに短絡等の異常が生じていないかどうかを検知する。現金自動預け払い機1は、今回新たに異常の発生を検知した表示器20の有無を判定し(s10)、今回新たに異常の発生を検知した表示器20がなければs1に戻る。一方、今回新たに異常の発生を検知した表示器20があれば、その表示器20について使用順位テーブルの異常発生有無を無から有に更新し(s10)、s8で運用表示配置変更処理を行い、s1に戻る。
図10は、運用表示配置変更処理を示すフローチャートである。まず、現金自動預け払い機1は、使用順位テーブルにおいて、各表示器20に対応付けられている表示画像をリセットする(s20)。次に、現金自動預け払い機1は、表示順位テーブルに設定されている優先順位が最も高い取引の種類を処理対象取引とし(s21)、取扱中であるかどうかを判定する(s22)。s22にかかる判定は、表示順位テーブルの内容に基づいて行える。現金自動預け払い機1は、s22で取扱中でないと判定すると、未処理の種類の取引があるかどうかを判定する(s25)。現金自動預け払い機1は、未処理の種類の取引があれば、次に優先順位が高い取引の種類を処理対象とし(s26)、s22に戻る。
一方、現金自動預け払い機1は、s22で取扱中であると判定すると、現時点で取引の種類に対応する画像を割り当てておらず、且つ異常が発生していない表示器20があるかどうかを判定する(s23)。現金自動預け払い機1は、現時点で取引の種類に対応する画像を割り当てておらず、且つ異常が発生していない表示器20があると判定すると、その中で、使用順位が最も高い表示器20を選択し、この表示器20に処理対象である種類の取引に対応する画像を割り当て(s25)、s25以降の処理を実行する。
現金自動預け払い機1は、s23で、現時点で取引の種類に対応する画像を割り当てておらず、且つ異常が発生していない表示器20がないと判定した場合、または、s25で、未処理の種類の取引がないと判定すると、運用表示部9が、今回設定された使用順位テーブルの内容に基づいて、各表示器20の表示を書き換え(s27)、本処理を終了する。
例えば、全ての種類の取引について、取扱を停止していないときに(取扱中であるときに)、表示器24に異常が発生していることが検知されると、使用順位テーブルは、上述した運用表示配置変更処理により、図11(A)に示す状態から図11(B)に示す状態に変更される。これにともない、運用表示盤9aの各表示器20の表示は、図12(A)に示す状態から、図12(B)に示す状態に変更される。
また、表示器24に異常が発生しているときに、上述した縮退機能により、通帳記入にかかる取引を停止するときには、使用順位テーブルは、図13(A)に示す状態(図11(B)に示す状態と同じ)から、図13(B)に示す状態に変更される。これにともない、運用表示盤9aの各表示器20の表示は、図14(A)に示す状態(図12(B)に示す状態と同じ)から、図14(B)に示す状態に変更される。
このように、この現金自動預け払い機1は、運用表示盤9aのいずれかの表示器20に異常が発生した場合や、いずれかの種類について取扱を中止した場合に、運用表示盤9aでの運用表示を適正に変更することができる。したがって、運用効率の低下を防止することができる。また、表示器20として、電子ペーパーを用いているので、運用表示部9での消費電力を大幅に低減することができ、装置本体の消費電力の低下を図ることができる。
また、予め定めた異常検知タイミングになる毎に、各表示器20について異常が発生しているかどうかを検知するので、誤った運用表示がいつまでも行われることはない。
なお、運用表示盤9aの各表示器20の異常検知は、各表示器20に表示されている画像をカメラ等で撮像し、その撮像画像を処理して、適正な画像が表示されているかどうかによって判定する構成としてもよい。
また、本願発明は、上述した現金自動預け払い機1だけでなく、複数種類の取引が取り扱える取引処理装置であれば、適用可能である。
現金自動預け払い機の主要部の構成を示すブロック図である。 現金自動預け払い機の外観を示す概略図である。 運用表示盤を示す図である。 表示器を説明する図である。 表示順位テーブル、および使用順位テーブルを示す図である。 運用表示の変更にかかる処理を示すフローチャートである。 表示順位テーブルの更新を説明する図である。 使用順位テーブルの更新を説明する図である。 運用表示盤における運用表示の変更を説明する図である。 運用表示配置変更処理を示すフローチャートである。 使用順位テーブルの更新を説明する図である。 運用表示盤における運用表示の変更を説明する図である。 使用順位テーブルの更新を説明する図である。 運用表示盤における運用表示の変更を説明する図である。
符号の説明
1−現金自動預け払い機
2−制御部
2a−記憶部
9−運用表示部
9a−運用表示盤
20(21〜29)−表示器
20a−ドライバ回路
20b−異常検知回路

Claims (4)

  1. 取扱える複数種類の取引の中から、選択された種類の取引を処理する取引処理装置において、
    複数の表示器を有し、表示器毎に、その表示器に割り当てられている取引の種類に対応する画像を表示する表示手段と、
    取引の種類毎に、表示順位を対応付けて記憶する表示順位記憶手段と、
    予め定めたタイミングで、前記表示器毎に異常が生じているかどうかを検知する異常検知手段と、
    前記異常検知手段によって異常が生じていることが検知された表示器があれば、取引の種類を、表示順位が高いほうから順番に、この時点で異常が生じていない表示器に割り当てる取引種類割当手段と、を備え、
    前記表示器は、表示させる画像を与えるときに電力供給を必要とし、電力供給が停止しているときは、最後に与えられた画像を表示しつづける電子ペーパーである、取引処理装置。
  2. 前記異常検知手段は、前記電子ペーパーのドライバ回路の電源端子に電圧を印加し、このときの電源端子間電圧によって異常が生じているかどうかを検知する手段である、請求項1に記載の取引処理装置。
  3. 前記取引種類割当手段は、いずれかの種類の取引について取扱いを停止したとき、その取引の種類に対応する画像を表示している電子ペーパーに対して、割り当てている取引の種類を取り消す手段である、請求項1、または2に記載の取引処理装置。
  4. 前記取引種類割当手段は、いずれかの種類の取引について取扱いを停止したとき、取扱い中の取引の種類数が、異常が生じていない電子ペーパーの個数以上であれば、取扱い中の取引の種類を、表示順位が高いほうから順番に、この時点で異常が生じていない表示器に割り当てる手段である、請求項1、または2に記載の取引処理装置。
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