JP2003127530A - インクジェット被記録媒体の製造方法 - Google Patents

インクジェット被記録媒体の製造方法

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JP2003127530A
JP2003127530A JP2001325460A JP2001325460A JP2003127530A JP 2003127530 A JP2003127530 A JP 2003127530A JP 2001325460 A JP2001325460 A JP 2001325460A JP 2001325460 A JP2001325460 A JP 2001325460A JP 2003127530 A JP2003127530 A JP 2003127530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、写真印画紙に匹敵する高光沢
および目視面質を有し、かつインク吸収性の優れたイン
クジェット被記録媒体の製造方法の提供である。 【解決手段】本発明は、支持体上に下塗り層を設け、そ
の上に無機超微粒子を含有するインク受容層塗工液を塗
工してなるインクジェット被記録媒体の製造方法におい
て、該下塗り層がアルカリ土類金属の塩と接着剤を含有
し、かつ該下塗り層が湿潤状態にある間に鏡面ドラムに
圧接して鏡面仕上げを施してから、無機超微粒子を含有
するインク受容層塗工液を塗工することを特徴とするイ
ンクジェット被記録媒体の製造方法である。該無機超微
粒子が気相法による非晶質合成シリカまたはアルミナ化
合物であると好ましい。該アルカリ土類金属の塩がカル
シウム又はマグネシウムの炭酸塩であると好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット被
記録媒体の製造方法に関するものであり、更に詳しく
は、市販の写真用印画紙に匹敵する白紙光沢および目視
面質を有する一方で、優れたインク吸収性を有するイン
クジェット被記録媒体の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、種々の作動
原理によりインクの微小液滴を飛翔させて紙等の被記録
媒体に付着させ、画像、文字等の記録を行なうものであ
るが、高速、低騒音、多色化が容易、記録パターンの融
通性が大きい、現像−定着が不要等の特徴があり、漢字
を含め各種図形及びカラー画像等の記録装置として種々
の用途において急速に普及している。又、多色インクジ
ェット方式により形成される画像は、製版方式による多
色印刷やカラー写真方式による印画に比較して、遜色の
ない記録を得ることが可能である。更に、作成部数が少
なくて済む用途においては、写真技術による印画よりも
安価であることからフルカラー画像記録分野にまで広く
応用され、多様化が進んでいる。
【0003】多様化はインクジェット被記録媒体の外観
に対しても展開され、従来からある普通紙やマット紙と
いった光沢のない或いは光沢の低い外観に加え、アート
紙、コート紙、キャストコート紙、印画紙等に類似の光
沢を有した外観が求められている。これはインクジェッ
ト記録が印刷や写真に匹敵する画像品質を再現できるこ
とにより、外観も類似させたいという要望のためであ
る。
【0004】そこで、表面光沢性を高めたインクジェッ
ト被記録媒体としては、支持体上に樹脂からなるインク
受容層を設けたものが提案されている。こうした用途に
使用される樹脂の例としては、例えば特開昭57−38
185号公報、同62−184879号公報等に開示さ
れているポリビニルピロリドン、ビニルピロリドン−酢
酸ビニル共重合体、特開昭60−168651号公報、
同60−171143号公報、同61−134290号
公報に開示されているポリビニルアルコールを主体とす
る樹脂組成物、特開昭60−234879号公報に開示
されているビニルアルコールとオレフィンまたはスチレ
ンと無水マレイン酸との共重合体、特開昭61−748
79号公報に開示されているポリエチレンオキサイドと
イソシアネートとの架橋物、特開昭61−181679
号公報に開示されているカルボキシメチルセルロースと
ポリエチレンオキサイドとの混合物、特開昭61−13
2377号公報に開示されているポリビニルアルコール
にメタクリル酸アミドをグラフト化したポリマー、特開
昭62−220383号公報に開示されているカルボキ
シル基を有するアクリル系ポリマー、特開平4−214
382号公報等に開示されているポリビニルアセタール
系ポリマー、特開平4−282282号公報、同4−2
85650号公報に開示されている架橋性アクリル系ポ
リマー等種々のインク吸収性ポリマーが開示されてい
る。また、特開平4−282282号公報、同4−28
5650号公報等には架橋性ポリマーから構成されるポ
リマーマトリックスと吸収性ポリマーとを併用したイン
クジェット被記録媒体が開示されている。しかし、これ
ら樹脂からなるインク受容層は、シリカ等の顔料微粒子
からなるインク受容層と比較して、表面光沢性は得られ
るものの、吸収速度が遅く、また吸収容量が少ないとい
う欠点を有する。
【0005】インク吸収速度が速く、表面光沢性を高め
たインクジェット被記録媒体としては、近年、アルミナ
水和物(カチオン性アルミナ水和物)を用いたインクジ
ェット用被記録媒体が提案されており、例えば特開昭6
0−232990号公報、同60−245588号公
報、特公平3−24906号公報、特開平6−1990
35号公報、同7−82694号公報に、微細な擬ベー
マイト形アルミナ水和物を水溶性接着剤とともに支持体
表面に塗工したインクジェット被記録媒体が開示されて
いる。しかしながら、擬ベーマイト形アルミナ水和物を
用いたインクジェット被記録媒体は、表面光沢性は非常
に高くなるものの、細孔容積が少ないために、例えば特
開平5−24335号公報に記載されているように、単
位塗工量当たりのインク吸収容量が少なく、十分なイン
ク吸収容量を得るためには厚膜塗工が必要である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、写真
印画紙に匹敵する高光沢、目視面質を有する一方で、優
れたインク吸収性を有するインクジェット被記録媒体の
製造方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】支持体上に下塗り層を設
け、その上に無機超微粒子を含有するインク受容層塗工
液を塗工してなるインクジェット被記録媒体の製造方法
において、該下塗り層がアルカリ土類金属の塩と接着剤
を含有し、かつ該下塗り層が湿潤状態にある間に鏡面ド
ラムに圧接して鏡面仕上げを施してから、無機超微粒子
を含有するインク受容層塗工液を塗工することを特徴と
するインクジェット被記録媒体の製造方法である。
【0008】該アルカリ土類金属がカルシウム又はマグ
ネシウムであると好ましく、さらに該アルカリ土類金属
の塩が炭酸塩であるとより好ましい。
【0009】該無機超微粒子が気相法による非晶質合成
シリカまたはアルミナ化合物であると好ましい。
【0010】無機超微粒子を含有するインク受容層塗工
液のpHが5.0以下であることはより好ましい製造方
法である。
【0011】該下塗り層の接着剤量が、該下塗り層顔料
に対して質量比で0.05倍以上0.8倍以下の範囲で
あることは好ましい製造方法である。
【0012】該下塗り層がアルカリ土類金属の塩に対し
質量比で0.05倍以上20倍以下の有機顔料を含むこ
とは好ましい製造方法である。
【0013】該有機顔料の平均粒径が0.3μm以上1
0μm以下の範囲であることは好ましい製造方法であ
る。
【0014】該有機顔料が中空有機顔料であると好まし
く、さらに該中空有機顔料の平均空隙率が20%以上で
あるとより好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明のインクジェット被
記録媒体の製造方法について、詳細に説明する。
【0016】本発明の下塗り層中には、アルカリ土類金
属の塩を含有する。本発明で言うアルカリ土類金属と
は、ベリリウム、カルシウム、マグネシウム、ストロン
チウム、バリウム、ラジウムの総称である。アルカリ土
類金属の塩としては例えば、炭酸塩、珪酸塩、硼酸塩、
塩酸塩、硫酸塩、有機酸塩等があげられるが、下塗り層
の塗工液は水系の場合が多いため、溶解度の低い弱酸塩
が好ましい。特に好ましくは炭酸カルシウムまたは炭酸
マグネシウムである。
【0017】また、本発明の下塗り層に有機顔料を適宜
含有することはより好ましい態様である。本発明で使用
できる有機顔料としては、例えば、ポリスチレン樹脂、
スチレン−アクリル樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン
樹脂、酢ビ系共重合ポリオレフィン樹脂、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリアセタール樹脂、塩素化ポリエーテル樹
脂、ポリ塩化ビニル樹脂等の熱可塑性樹脂からなるもの
を挙げることができる。またこれらの樹脂が多層構造を
形成している有機顔料であっても良い。上記のうちで
は、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂またはスチレン−
アクリル樹脂が好ましい。
【0018】含有する有機顔料の量は、アルカリ土類金
属の塩に対して質量比で0.05倍以上20倍以下の範
囲が好ましい。より好ましくは0.05倍以上6倍以下
の範囲である。有機顔料がアルカリ土類金属の塩に対し
て質量比で0.05倍未満であると、白紙光沢、目視面
質が劣り、好ましくない。また、有機顔料がアルカリ土
類金属の塩に対して質量比で20倍を越えるとインク吸
収性が低下し好ましくない。
【0019】これら有機顔料の中でも、平均粒径が0.
3μm以上10μm以下の範囲が好ましい。更に好まし
くは、0.3μm以上6μm以下である。平均粒径が
0.3μm未満では、下塗り層内で有機顔料が密充填さ
れ、インク吸収性が阻害され、好ましくない。また、平
均粒径が10μmを越えると有機顔料の粒径が大きいた
め、下塗り層内の細孔数が減少し、インクの吸収性が阻
害されて、好ましくない。
【0020】本発明に用いられる有機顔料の形状は、中
密球状、中空球状、お椀型、赤血球型、金平糖型等のい
ずれでもよく2種類以上を適宜選択して併用することも
できる。インク吸収性の観点から好ましい形状は、粒子
内部に1または複数の空隙(中空)部を有する中空有機
顔料である。中空有機顔料の平均空隙率は20%以上が
好ましい。空隙率とは、有機顔料の体積に占める空隙部
の体積の比率のことである。このような中空有機顔料に
は市販の有機顔料を好適に用いることができる。たとえ
ば、HP−1055、HP−91、OP−84J、HP
−433J(以上、ロームアンドハース社製)等が挙げ
られる。
【0021】本発明に用いられるアルカリ土類金属の塩
を含有する下塗り層には、接着剤を含有する。該接着剤
は該下塗り顔料に対して質量比で0.05倍以上0.8
倍以下の接着剤を含有するのが好ましい。より好ましく
は0.05倍以上0.4倍以下の範囲である。接着剤が
下塗り顔料に対して質量比で0.05未満であると、接
着力が不足し、支持体、或いはインク受容層との間で剥
離を生ずる。また、接着剤が下塗り顔料に対して質量比
で0.8倍を超えると吸収性の低下を招き好ましくな
い。
【0022】下塗り層に含有する接着剤としては例え
ば、メチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロ
ース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、及びヒド
ロキシエチルセルロース等のセルロース系接着剤、澱粉
及びその変性物、ゼラチン及びその変性物、カゼイン、
プルラン、アラビアゴム、及びアルブミン等の天然高分
子樹脂またはこれらの誘導体、ポリビニルアルコール及
びその変性物、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレ
ン−アクリル共重合体、メチルメタクリレート−ブタジ
エン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のラテ
ックスやエマルジョン類、ポリアクリルアミド、ポリビ
ニルピロリドン等のビニルポリマー、ポリエチレンイミ
ン、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、及び無水マレイン酸またはその共重合体等を挙げら
れる。好ましくは、共重合体系のエマルジョンである。
【0023】更に、その他の添加剤として、カチオン系
染料定着剤、顔料分散剤、増粘剤、流動性改良剤、粘度
安定剤、pH調整剤、界面活性剤、消泡剤、抑泡剤、離
型剤、発泡剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、白色無機
顔料、白色有機顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、レベリング剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤、
湿潤紙力増強剤、乾燥紙力増強剤などを本発明の目的を
害しない範囲で適宜添加することもできる。
【0024】下塗り層を設ける際に、塗工する方法は、
特に限定されず、公知の塗工方法を用いることができ
る。例えば、エアーナイフコーター、カーテンコータ
ー、スライドリップコーター、ダイコーター、ブレード
コーター、ゲートロールコーター、バーコーター、ロッ
ドコーター、ロールコーター、ビルブレードコーター、
ショートドエルブレードコーター、サイズプレスなどの
各種装置により支持体上に塗工することができる。
【0025】本発明では、下塗り層を塗工後、湿潤状態
の間にキャスト処理を行う。キャスト処理には、直接
法、凝固法、再湿潤法(リウエット法)があり、下塗り
層塗工液を塗工後、該下塗り層塗工液が湿潤状態にある
間に、加熱した鏡面ドラムに接触、圧着、乾燥させ剥離
し、該下塗り層表面に該鏡面ドラム表面のレプリカを形
成する方法である。直接法は、該下塗り層塗工液を塗工
後、未乾燥の状態(湿潤状態)で加熱された鏡面ドラム
に圧接し乾燥する方法であり、凝固法は該下塗り層塗工
液を塗工後、酸溶液、アルカリ溶液等により凝固させ加
熱された鏡面ドラムに圧接する方法である。なお、凝固
法には、該下塗り塗工液を塗工後に赤外線を照射して表
面を凝固させる熱凝固法も含まれる。再湿潤法は、該下
塗り層塗工液を塗工乾燥後、水を主体とする液にて該下
塗り層を再湿潤させ、加熱された鏡面に圧接し乾燥する
方法である。
【0026】これらのキャスト処理方法は、いずれも本
発明のインクジェット被記録媒体に用いることが可能で
あるが、特に、光沢度の高いインクジェット被記録媒体
を得るには、直接法が好ましい。また、該鏡面ドラムの
表面粗度、表面温度、直径、圧接時の圧力(線圧)、塗
工速度等は市販のキャストコート紙の製造条件と同様に
適宜選択することが可能である。
【0027】下塗り層の塗工量は特に限定されないが、
少な過ぎると下塗り層の効果が現れず、多過ぎる場合は
製造上の困難が多いばかりか効果も飽和してしまい経済
性に劣る。従って好ましい範囲は5g/m2以上30g
/m2以下である。
【0028】また本発明のインクジェット被記録媒体
は、上記下塗り層上に無機超微粒子を含有するインク受
容層を設けてなる。
【0029】本発明のインクジェット被記録媒体におけ
る無機超微粒子とは、一次粒子径が100nm以下で、
かつ二次粒子径が400nm以下の無機微粒子を言う。
例えば、特開平1−97678号公報、同2−2755
10号公報、同3−281383号公報、同3−285
814号公報、同3−285815号公報、同4−92
183号公報、同4−267180号公報、同4−27
5917号公報などに開示されているアルミナ水和物で
ある擬ベーマイトゾル、特開昭60−219083号公
報、同61−19389号公報、同61−188183
号公報、同63−178074号公報、特開平5−51
470号公報などに記載されているコロイダルシリカ、
特公平4−19037号公報、特開昭62−28678
7号公報に記載されているシリカ/アルミナハイブリッ
ドゾル、特開平10−119423号公報、特開平10
−217601号公報に記載されている、気相法シリカ
を高速ホモジナイザーで分散したシリカゾル、その他に
もヘクタイト、モンモリロナイトなどのスメクタイト粘
土(特開平7−81210号公報)、ジルコニアゾル、
クロミアゾル、イットリアゾル、セリアゾル、酸化鉄ゾ
ル、ジルコンゾル、酸化アンチモンゾルなどを代表的な
ものとして挙げることができる。
【0030】これらの無機超微粒子の中でも特に、気相
法シリカ超微粒子、アルミナ化合物(アルミナ水和物或
いは酸化アルミニウム超微粒子)を好適に用いることが
できる。
【0031】シリカ微粒子は、乾量基準でSiO293
%以上、Al23約5%以下、Na2O約5%以下から
構成される微粒子であり、いわゆるホワイトカーボン、
シリカゲルや微粉末シリカなどの非晶質シリカがある。
非晶質シリカ微粒子の製造方法としては、液相法、粉砕
固相法、晶析固相法および気相法がある。液相法とは、
いわゆる液中に存在する珪酸化合物等を、化学変化また
は物理変化によって固体状態に析出させる微粒子製造方
法である。粉砕固相法とはシリカ固体を機械的に粉砕す
る方法であり、晶析固相法とは溶融や固体の相転移など
を利用した微粒子製造方法である。気相法とは、揮発性
金属化合物の蒸気の熱分解や、原材料の加熱、蒸発、生
成した気相種の冷却、凝縮による微粒子製造方法であ
る。
【0032】本発明で使用するシリカ微粒子は、上記の
内、気相法により合成された非晶質シリカ微粒子であ
る。中でも平均一次粒子径が3nm〜50nmの超微粒
子状シリカが好ましい。特に好ましい一次粒子径は5n
m〜30nmのものである。またこれらが連結した二次
粒子径としては、10nm〜400nmにするのが好ま
しい。この気相法により合成された非晶質シリカ微粒子
として市販されている製品としては、アエロジル(テグ
サ社)が該当する。
【0033】本発明で使用する気相法シリカは、上記の
一次粒子径のシリカ微粒子を水に添加し、高速ホモジナ
イザー等で分散して平均二次粒子径が400nm以下、
好ましくは200nm以下にまで分散したものである。
【0034】本発明に用いられるアルミナ水和物は、下
記の一般式により表すことができる。 Al23・nH2O アルミナ水和物は組成や結晶形態の違いにより、ジプサ
イト、バイアライト、ノルストランダイト、ベーマイ
ト、ベーマイトゲル(擬ベーマイト)、ジアスポア、無
定形非晶質等に分類される。中でも、上記の式中、nの
値が1である場合はベーマイト構造のアルミナ水和物を
表し、nが1を越え3未満である場合は擬ベーマイト構
造のアルミナ水和物を表し、nが3以上では非晶質構造
のアルミナ水和物を表す。特に、本発明に好ましいアル
ミナ水和物は、少なくともnが1を越え3未満の擬ベー
マイト構造のアルミナ水和物である。
【0035】本発明に用いられるアルミナ水和物の形状
は、平板状、繊維状、針状、球状、棒状等のいずれでも
よく、インク吸収性の観点から好ましい形状は平板状で
ある。平板状のアルミナ水和物は、平均アスペクト比3
〜8であり、好ましくは平均アスペクト比が3〜6であ
る。アスペクト比は、粒子の「厚さ」に対する「直径」
の比で表される。ここで粒子の直径とは、アルミナ水和
物を電子顕微鏡で観察したときの粒子の投影面積に等し
い円の直径を表す。アスペクト比が上記の範囲より小さ
い場合は、インク受容層の細孔径分布が狭くなり、イン
ク吸収性が低下する。一方アスペクト比が上記の範囲を
超える場合は、粒子を揃えてアルミナ水和物を製造する
ことが困難となる。
【0036】本発明に用いられるアルミナ水和物は、ア
ルミニウムイソプロポキシド等のアルミニウムアルコキ
シドの加水分解、アルミニウム塩のアルカリによる中
和、アルミン酸塩の加水分解等公知の方法によって製造
することができる。また、アルミナ水和物の粒子径、細
孔径、細孔容積、比表面積等の物性は、析出温度、熟成
温度、熟成時間、液のpH、液の濃度、共存化合物等の
条件によって制御することができる。
【0037】アルコキシドからアルミナ水和物を得る方
法としては、特開昭57−88074号公報、同62−
56321号公報、特開平4−275917号公報、同
6−64918号公報、同7−10535号公報、同7
−267633号公報、米国特許第2,656,321
号明細書等にアルミニウムアルコキシドを加水分解する
方法として開示されている。これらのアルミニウムアル
コキシドとしてはイソプロポキシド、2−ブトキシド等
が挙げられる。
【0038】また、特開昭54−116398号公報、
同55−23034号公報、同55−27824号公
報、同56−120508号公報には、アルミニウムの
無機塩またはその水和物を原料として使用する方法が開
示されている。原料としては、例えば塩化アルミニウ
ム、硝酸アルミニウム、硫酸アルミニウム、ポリ塩化ア
ルミニウム、アンモニウムミョウバン、アルミン酸ナト
リウム、アルミン酸カリウム、水酸化アルミニウム等の
無機塩およびその水和物を挙げることができる。
【0039】更に別の方法として、特開昭56−120
508号公報には、pHを酸性側乃至塩基性側に交互に
変動させ、アルミナ水和物の結晶を成長させる方法、特
公平4−33728号公報には、アルミニウムの無機塩
から得られるアルミナ水和物と、バイヤー法で得られる
アルミナとを混合し、アルミナを再水和する方法が開示
されている。
【0040】本発明のインクジェット被記録媒体には、
市販のアルミナ水和物も好適に用いることができる。以
下にその一例を挙げるが、本発明はこれに限定されるも
のではない。例えば、アルミナ水和物としては、カタロ
イドAS−1、カタロイドAS−2、カタロイドAS−
3(以上、触媒化学工業製)、アルミナゾル100、ア
ルミナゾル200、アルミナゾル520(以上、日産化
学工業製)、M−200(以上、水澤化学工業製)、ア
ルミゾル10、アルミゾル20、アルミゾル132、ア
ルミゾル132S、アルミゾルSH5、アルミゾルCS
A55、アルミゾルSV102、アルミゾルSB52
(以上、川研ファインケミカル製)などを挙げることが
できる。
【0041】本発明において用いられる酸化アルミニウ
ム(以下アルミナ)超微粒子は、γ型結晶であるγ型ア
ルミナ微粒子が好ましく用いられる。γ型結晶は結晶学
的に分類すると、さらにγグループとδグループに分け
ることができる。δグループの結晶形態を有する微粒子
の方が好ましい。
【0042】γ型アルミナ微粒子は、一次粒子の平均粒
子径を10nm程度にまで小さくすることが可能である
が、一般に、一次粒子は二次凝集形態(以下、二次粒子
と記す)を形成して、数千から数万nmにまで粒子径が
大きくなる。このような大粒子径のγ型アルミナ微粒子
を使用すると、インク受容層の印字性、吸収性は良好で
あるものの、透明性に欠け、塗膜欠陥が発生しやすくな
る。一次粒子の平均粒子径は、80nm未満であること
が好ましい。80nm以上の一次粒子からなる二次粒子
を使用すると、脆弱性が増し、塗膜欠陥が非常に発生し
やすくなる。
【0043】γ型アルミナ微粒子ゾルを得るには、通
常、数千から数万nmの二次粒子となっているγ型アル
ミナ結晶をビーズミルや超音波ホモジナイザー、高圧式
ホモジナイザー等の粉砕手段によって、平均粒子径が2
00nm以下、好ましくは100nm以下の超微粒子に
なるまで粉砕する。平均粒子径が200nmを越える
と、インク吸収性は増加するが、被膜が脆く、透明性が
低下する。粉砕手段としては、超音波ホモジナイザーや
高圧式ホモジナイザーを用いる方法が好ましく、ビーズ
ミル等の他の粉砕方法では、γ型アルミナ結晶が硬い結
晶であるために、粉砕容器から異物が混入しやすく、透
明性の低下や欠陥の発生の原因となる。γ型アルミナ微
粒子は、インク吸収性に優れ、乾燥性、インク定着性等
の印字品質もよく、超微粒子化することで、高比率でイ
ンク受容層に含有させても透明性に優れたインクジェッ
ト記録媒体を得ることができる。
【0044】γ型アルミナ微粒子は、市販品として、δ
グループに属する酸化アルミニウムC(日本アエロジル
(株)製)、γグループに属するAKP−G015(住
友化学(株)製)などとして入手できる。
【0045】本発明に用いられる無機超微粒子の接着剤
として、水溶性あるいは非水溶性の高分子化合物を添加
しても良い。本発明に用いられる高分子化合物は、イン
ク受容層の構成成分として、インクと親和性を有する化
合物である。例えば、水溶性高分子化合物としてはメチ
ルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、メ
チルヒドロキシプロピルセルロース、及びヒドロキシエ
チルセルロース等のセルロース系接着剤、澱粉及びその
変性物、ゼラチン及びその変性物、カゼイン、プルラ
ン、アラビアゴム、及びアルブミン等の天然高分子樹脂
またはこれらの誘導体、ポリビニルアルコール及びその
変性物、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ア
クリル共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエン共
重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のラテックス
やエマルジョン類、ポリアクリルアミド、ポリビニルピ
ロリドン等のビニルポリマー、ポリエチレンイミン、ポ
リプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、及
び無水マレイン酸またはその共重合体等を挙げられる。
好ましくは、ポリビニルアルコールである。
【0046】また、非水溶性高分子化合物としては、エ
タノール、2−プロパノール等のアルコール類やこれら
のアルコール類と水との混合溶媒に溶解する非水溶性接
着剤が、アルミナの分散を安定化するので特に好まし
い。この様な非水溶性接着剤としては、ビニルピロリド
ン/酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルホルマール等のアセタール樹脂を挙げることがで
き、特にアセタール化度が5モル%以上20モル%以下
の範囲のアセタール樹脂は、水を多少含有させることが
でき、超微粒子の分散を容易にすることができる為、好
ましい。
【0047】これらの高分子化合物は、単独乃至複数を
併用してもよく、無機超微粒子に対し、2質量%以上7
0質量%以下を添加することが好ましい。より好ましく
は、5質量%以上30質量%以下を添加する。上記の添
加量の範囲に満たないと塗膜強度が弱くなり、範囲を超
えて添加するとインク吸収性が低下する。
【0048】更に、本発明の超微粒子と必要なら接着剤
とを含有するインク受容層を形成する塗工液は、必要に
応じて、界面活性剤、無機顔料、着色染料、着色顔料、
インク染料定着剤(カチオン性樹脂)、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング剤、防
腐剤、蛍光増白剤、粘度安定剤、pH調整剤、硬膜剤等
の公知の各種添加剤を添加することができる。
【0049】本発明は、支持体上にアルカリ土類金属の
塩と接着剤を含有する下塗り層を設け、該下塗り層が湿
潤状態にある間にキャスト処理を行い、さらにその上に
気相法シリカを含有するインク受容層を設けることによ
って、写真印画紙に匹敵する高光沢、目視面質を有し、
かつインク吸収性に優れたインクジェット被記録媒体を
得ることが出来る製造方法である。なぜこの組み合わせ
により、高光沢、目視面質およびインク吸収性に優れた
インクジェット被記録媒体が得られるかは定かではな
い。
【0050】高光沢および写真印画紙に匹敵する目視面
質を得る為には、下塗り層が平滑であり、かつ高光沢で
あるほうがよい。また、インク受容層の塗工時にはイン
ク受容層が下塗り層にしみ込まず、高平滑な表面を形成
し乾燥される必要がある。そして高吸収性を得るために
はインク受容層のみならず下塗り層も吸収に寄与する必
要があるが、下塗り層の吸収性が大きすぎるとインク受
容層を塗工する際、インク受容層塗工液が下塗り層にし
み込み、高光沢および写真印画紙に匹敵するような目視
面質を得ることができないという矛盾を生ずる。
【0051】本発明の如く、下塗り層中の顔料がアルカ
リ土類金属の塩であり、かつインク受容層塗工液が酸性
であると、インク受容層を塗工する際に、インク受容層
中の酸とアルカリ土類金属の塩がショックを起こし、イ
ンク受容層塗工液が下塗り層にしみ込まず、下塗り層を
キャスト処理することで得られた鏡面に境界面を形成
し、従来では得られないような写真印画紙に匹敵する高
光沢および目視面質が発現すると考えられる。また、乾
燥途中あるいは乾燥後、インク受容層中の水分や酸等に
よって、その境界面や下塗り層中のアルカリ土類金属の
塩が徐々に溶解或いは変形され、吸収経路を形成する事
によって下塗り層の吸収性がインク受容層の空隙と連動
し、吸収性を高めているのではないかと考えられる。従
って、インク受容層塗工液が酸性であることが好まし
い。インク受容層塗工液のpHは5.0以下が好まし
く、特にpH4.0以下であると好ましい。インク受容
層塗工液のpHが5.0を超えると上記アルカリ土類金
属の塩との相互作用が弱くなりインク吸収性がやや低下
傾向にある。またアルカリ性領域になるとその効果は発
現しない。
【0052】このような下塗り層の吸収性寄与によっ
て、擬ベーマイト形アルミナ水和物のような単位塗工量
当たりのインク吸収容量が少ない顔料をインク受容層に
用いても、厚塗りせずに良好なインク吸収性を得ること
ができる。
【0053】本発明におけるインク受容層塗工液を塗布
する方法は、Eバー塗布、カーテン塗布、スライドホッ
パー塗布、エクストルージョン塗布、ロール塗布、エア
ナイフ塗布、グラビア塗布、ロッドバー塗布等の各種塗
布方法を採用することができる。
【0054】本発明の無機超微粒子を含有するインク受
容層の塗工量は、固形分換算で5g/m2以上が必要で
あり、本発明のさらなる効果を認めるには、好ましくは
10g/m2以上30g/m2以下である。より好ましく
は10g/m2以上25g/m2以下である。空隙量など
にもよるが、厚さで10μm以上30μm以下が好まし
い。
【0055】本発明において用いられる支持体は、下塗
り層及びインク受容層が塗工できる支持体であれば特に
限定されない。しかし、支持体の透気性或いは通気性
が、下塗り層をキャスト処理する際に発生する蒸気を裏
面に移動させ、下塗り層を乾燥するために必要であり、
鏡面ドラムからの下塗り層の離型性を決める重要な要因
である。したがって、一般には天然パルプを主成分とす
る紙支持体が好ましい。ただし、透気性或いは通気性を
有しているものであれば、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリエステル、レーヨン、ポリウレタン等の合成樹
脂を繊維化した後に支持体に形成したものでも良い。
【0056】好ましく用いられる紙支持体を構成するパ
ルプとしては、天然パルプ、再生パルプ、合成パルプ等
を1種もしくは2種以上混合して用いられる。天然パル
プとしては、通常製紙用に使用されるパルプ、即ち、針
葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ、針葉樹サ
ルファイトパルプ、広葉樹サルファイトパルプ等の晒ケ
ミカルパルプ等が、いずれも使用可能である。また、白
色度が高いメカニカルパルプであってもよい。更に、
藁、エスパルト、バガス、ケナフ等の草類繊維、麻、
楮、雁皮、三椏等の靱皮繊維、綿等より製造した非木材
パルプでもよい。これらの中では通常工業的に最も多用
される針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ針
葉樹サルファイトパルプ、広葉樹サルファイトパルプ等
の晒ケミカルパルプが特に好ましい。
【0057】パルプは抄紙適性ならびに、強度、平滑
性、地合の均一性等といった紙の諸特性等を向上させる
ため、ダブルディスクリファイナー等の叩解機により叩
解される。叩解の程度は、カナディアン スタンダード
フリーネスで250ml〜550ml程度の通常の範
囲で目的に応じて選択することが出来る。
【0058】叩解されたパルプスラリーは、長網抄紙
機、ツインワイヤー抄紙機、または、丸網抄紙機等の抄
紙機により抄紙されるが、この際、本発明では、通常抄
紙に際して用いられるパルプスラリーの分散助剤、乾燥
紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、填料、サイズ剤、定着剤
等の諸添加物は全て必要に応じて添加することが可能で
ある。更に、必要であれはpH調節剤、染料、有色顔
料、及び蛍光増白剤等も添加することが可能である。
【0059】また、本発明に好ましく用いられる紙支持
体は、水溶性高分子添加剤をはじめとする各種の添加剤
を含有する液を、タブサイズ、サイズプレス、ゲートロ
ールコーターあるいはフィルムトランスファーコーター
等で塗工することも可能である。
【0060】上記水溶性高分子添加剤としては、例えば
澱粉、カチオン化澱粉、酸化澱粉、エーテル化澱粉、リ
ン酸エステル化澱粉等の澱粉誘導体、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシ変性ポリビニルアルコール等のポリビ
ニルアルコール誘導体、カルボキシメチルセルローズ、
ヒドロキシメチルセルローズ、ヒドロキシエチルセルロ
ーズ、セルロースサルフェート等のセルロース誘導体、
ゼラチン、カゼイン、大豆蛋白等の水溶性天然高分子、
ポリアクリル酸ナトリウム、スチレン−無水マレイン酸
共重合体ナトリウム塩、ポリスチレンスルフォン酸ナト
リウム等、無水マレイン酸樹脂等の水溶性高分子、メラ
ミン樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性合成樹脂等の水性高分
子接着剤等が用いられ、さらにこの他、サイズ剤として
石油樹脂エマルジョン、スチレン−無水マレイン酸共重
合体アルキルエステルのアンモニウム塩、アルキルケテ
ンダイマー乳化物、スチレン−ブタジエン共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリ塩化
ビニリデン等のディスパージョンが挙げられる。その他
の添加剤としては、帯電防止剤として、無機電解質であ
る塩化ナトリウム、塩化カルシウム、ボウ硝等が、吸湿
性物質としてグリセリン、ポリエチレングリコール等
が、顔料としてクレー、カオリン、タルク、硫酸バリウ
ム、酸化チタン等が、pH調節剤として塩酸、苛性ソー
ダ、炭酸ソーダ等が用いられ、その他染料、蛍光増白
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等の添加剤を組み合わせ
て使用することも可能である。
【0061】また、本発明に好ましく用いられる紙支持
体は、抄造中または抄造後、平坦化をコントロールする
目的で、マシンカレンダー、TGカレンダー、ソフトカ
レンダー等のカレンダー装置を使用しても良い。また、
その坪量は通常40〜300g/m2であるが、特に制
限されるものではない。
【0062】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。な
お、本発明は実施例に限定されるものではない。以下に
おける部、%はすべて質量によるものである。
【0063】<支持体の作製>広葉樹晒クラフトパルプ
(LBKP、白色度90%)と針葉樹晒サルファイトパ
ルプ(NBSP、白色度90%)の1:1混合物をカナ
ディアン スタンダード フリーネスで350mlにな
るまで叩解し、パルプスラリーを調製した。これにサイ
ズ剤としてアルキルケテンダイマーを対パルプ0.5質
量%、乾燥紙力増強剤としてポリアクリルアミドを対パ
ルプ1.0質量%、カチオン化澱粉を対パルプ2.0質
量%添加し、水で希釈して1%スラリーとした。このス
ラリーを長網抄紙機で坪量100g/m2になるように
抄造し、支持体を作製した。
【0064】<下塗り層塗工液A1〜A8>アルカリ土
類金属の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール22
2H:奥多摩工業社製)100部、接着剤としてスチレ
ン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターDS
226、大日本インキ社製)を固形分で各々3部、5
部、10部、15部、20部、40部、80部、100
部を水に混合し、固形分濃度45%の下塗り層塗工液A
1〜A8を調製した。
【0065】<下塗り層塗工液B>アルカリ土類金属の
塩として重質炭酸カルシウム(カービタル90:ECC
インターナショナル社製)100部、接着剤としてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターD
S226、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合
し、固形分濃度45%の下塗り層塗工液Bを調製した。
【0066】<下塗り層塗工液C>アルカリ土類金属の
塩として炭酸マグネシウム(球状炭酸マグネシウム:神
島化学工業社製)100部、接着剤としてスチレン−ブ
タジエン共重合体ラテックス(ラックスターDS22
6、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合し、固
形分濃度45%の下塗り層塗工液Cを調製した。
【0067】<下塗り層塗工液D>アルカリ土類金属の
塩として硫酸バリウム(沈降性硫酸バリウムD−2:バ
ライタ工業社製)100部、接着剤としてスチレン−ブ
タジエン共重合体ラテックス(ラックスターDS22
6、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合し、固
形分濃度45%の下塗り層塗工液Dを調製した。
【0068】<下塗り層塗工液E>合成非晶質シリカ
(ファインシールX37B:トクヤマ社製)100部、
接着剤としてポリビニルアルコール(PVA117:ク
ラレ社製)20部を水に溶解混合し、固形分濃度10%
の下塗り層塗工液Eを調製した。
【0069】<下塗り層塗工液F1>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中空有機顔料(ローペー
クHP−91:ロームアンドハース社製、平均粒径1.
0μm、平均空隙率50%)20部、接着剤としてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターD
S226、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合
し、固形分濃度30%の下塗り層塗工液F1を調製し
た。
【0070】<下塗り層塗工液F2>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)50部、中空有機顔料(ローペー
クHP−91:ロームアンドハース社製、平均粒径1.
0μm、平均空隙率50%)50部、接着剤としてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターD
S226、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合
し、固形分濃度30%の下塗り層塗工液F2を調製し
た。
【0071】<下塗り層塗工液F3>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)20部、中空有機顔料(ローペー
クHP−91:ロームアンドハース社製、平均粒径1.
0μm、平均空隙率50%)80部、接着剤としてスチ
レン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックスターD
S226、大日本インキ社製)固形分20部を水に混合
し、固形分濃度30%の下塗り層塗工液F3を調製し
た。
【0072】<下塗り層塗工液H1>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中密有機顔料(L899
9:旭化成工業社製、平均粒径0.2μm)20部、接
着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
(ラックスターDS226、大日本インキ社製)固形分
20部を水に混合し、固形分濃度45%の下塗り層塗工
液H1を調製した。
【0073】<下塗り層塗工液H2>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中密有機顔料(L880
1:旭化成工業社製、平均粒径0.5μm)20部、接
着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス
(ラックスターDS226、大日本インキ社製)固形分
20部を水に混合し、固形分濃度45%の下塗り層塗工
液H2を調製した。
【0074】<下塗り層塗工液H3>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中空有機顔料(ローペー
クOP−84J:ロームアンドハース社製、平均粒径
0.55μm、平均空隙率25%)20部、接着剤とし
てスチレン−ブタジエン共重合体ラテックス(ラックス
ターDS226、大日本インキ社製)固形分20部を水
に混合し、固形分濃度45%の下塗り層塗工液H3を調
製した。
【0075】<下塗り層塗工液H4>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中密有機顔料(アートパ
ールF−4P:根上工業社製、平均粒径2.1μm)2
0部、接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合体ラテ
ックス(ラックスターDS226、大日本インキ社製)
固形分20部を水に混合し、固形分濃度45%の下塗り
層塗工液H4を調製した。
【0076】<下塗り層塗工液H5>アルカリ土類金属
の塩として軽質炭酸カルシウム(タマパール123C
S:奥多摩工業社製)80部、中密有機顔料(ケミパー
ル V−100:三井化学社製、平均粒径12.0μ
m)20部、接着剤としてスチレン−ブタジエン共重合
体ラテックス(ラックスターDS226、大日本インキ
社製)固形分20部を水に混合し、固形分濃度45%の
下塗り層塗工液H5を調製した。
【0077】<インク受容層塗工液A>一次粒子径7n
mの気相法超微粒子シリカ(AEROSIL300:日
本アエロジル社製)100gと分散剤(シャロールDC
902P:第一工業製薬社製)3gを、500gのイオ
ン交換水中に攪拌機にて分散し、二次粒子径200nm
以下の分散液を得た。さらに、この気相法超微粒子シリ
カ分散液100部に対し、10質量%のポリビニルアル
コール(PVA105:クラレ社製)水溶液を15部混
合し、水を加えて固形分濃度15%のインク受容層塗工
液Aとした。インク受容層塗工液AのpHは3.8であ
った。
【0078】<アルミナ水和物の合成>イオン交換水1
200g、イソプロピルアルコール900gを3Lの反
応器に仕込み、75℃に加熱した。アルミニウムイソプ
ロポキシド408gを加え、75℃で24時間、続き9
5℃で10時間加水分解を行った。加水分解後、酢酸2
4gを加えて95℃で48時間攪拌した。次に、固形分
濃度が15質量%になるように濃縮し、白色の超微粒子
状アルミナ水和物分散液を得た。このゾルを室温で乾燥
させ、X線回折を測定したところ、擬ベーマイト構造を
示した。また、透過型電子顕微鏡で一次粒子径を測定し
たところ、30nmであり、アスペクト比6.0の平板
状の超微粒子状アルミナ水和物であった。また、窒素吸
着脱離方法によって、平均細孔半径、細孔容積およびB
ET比表面積を測定したところ、それぞれ7.1nm、
0.65ml/gそして200m2/gであった。
【0079】<インク受容層塗工液B>前記15質量%
の超微粒子状アルミナ水和物の分散液をホモミキサーを
用いて、二次粒子径が400nm以下になるように分散
し、さらに、このアルミナ水和物分散液100部に対
し、10質量%のポリビニルアルコール(PVA10
5:クラレ社製)水溶液を15部混合した。この混合液
を固形分濃度15%になるようにエバポレータにより濃
縮化し、インク受容層塗工液Bとした。インク受容層塗
工液BのpHは4.5であった。
【0080】<インク受容層塗工液C>アルミナ超微粒
子として、δグループのγ型アルミナ結晶粉末である、
一次粒子径13nmのアエロジル酸化アルミニウムC
(日本アエロジル社製)600gを2400gのイオン
交換水中に、ホモミキサーを用いて、二次粒子径が10
0nm以下になるように分散し、20質量%のスラリー
状の粘性液を調製した。この20質量%のγ型アルミナ
分散液を用いて、アルミナ分散液100部に対し、10
質量%のポリビニルアルコール(クラレ社製PVA23
5)水溶液を30部混合した。水を加えて固形分濃度1
5%のインク受容層塗工液Cとした。インク受容層塗工
液のpHは5.0であった。
【0081】<インク受容層塗工液D>一次粒子径7n
mの気相法超微粒子シリカ(AEROSIL300:日
本アエロジル社製)100gと分散剤(シャロールDC
902P:第一工業製薬社製)3gを、500gのイオ
ン交換水中に攪拌機にて分散し、二次粒子径200nm
以下の分散液を得た。さらに、この気相法超微粒子シリ
カ分散液100部に対し、10質量%のポリビニルアル
コール(PVA105:クラレ社製)水溶液を15部混
合し、水酸化ナトリウムを加えてpHを5.5に調整
し、水を加えて固形分濃度15%のインク受容層塗工液
Dとした。
【0082】<インク受容層塗工液E>本発明の無機超
微粒子に相当しない二次粒子径3.7μmの合成非晶質
シリカ(ファインシールX−37B:トクヤマ社製 B
ET比表面積270m2/g)100部、ポリビニルア
ルコール(PVA105:クラレ社製)15部、カチオ
ン性染料定着剤(スミレッズレジン1001:住友化学
社製)20部を水に溶解混合し、固形分濃度15%のイ
ンク受容層塗工液Eとした。インク受容層塗工液Eのp
Hは5.3であった。
【0083】実施例1〜22、比較例1〜2 支持体上に、表1記載の下塗り層塗工液をバーコーター
により乾燥塗工量10g/m2になるように塗工後、湿
潤状態にある間に100℃に加熱した鏡面ドラムに圧接
乾燥した。その上に表1記載のインク受容層塗工液をバ
ーコーターにより乾燥塗工量15g/m2になるように
塗工後乾燥して、実施例1〜22、比較例1〜2を得
た。
【0084】比較例3〜4 支持体上に、表1記載の下塗り層塗工液をバーコーター
により乾燥塗工量10g/m2になるように塗工後乾燥
し、その上に表1記載のインク受容層塗工液をバーコー
ターにより乾燥塗工量15g/m2になるように塗工後
乾燥し、比較例3〜4を得た。
【0085】以上、実施例及び比較例で作成したインク
ジェット被記録媒体について、下記の評価方法により評
価し、その結果をまとめて表1に示す。
【0086】<インク吸収性評価>インク吸収性の評価
は、インクジェット記録装置であるエプソン(株)製P
M9000を使い、シアンインク、マゼンタインク、イ
エローインクで重色の矩形パターンを印字した。重ねる
インク量が各色全て100%の時を300%とし、全て
90%の時を270%とし、以下同様に240%、21
0%、180%、150%の矩形パターンを作成して印
字した。この印字パターンと未印字部分の境界部分を下
記の基準に従って、目視にて評価した。 ◎:300%印字でアフレが認められない ○:270%印字でアフレが認められない △:210%印字でアフレが認められない ×:180%印字でアフレが認められる 良好なインク吸収性を示すのは、◎乃至△の評価であ
る。
【0087】<画像色彩性評価>キヤノンBJC−42
0Jを用いて、マゼンタおよびシアンのベタ印字を行っ
た。その色彩性を以下の通り目視評価を行った。 ◎:色彩が良く、画像が冴えて見える。 ○:色彩が良く見える。 △:色彩がややくすんで見えるが、実用上問題ない。 ×:色彩もにぶく、くすみが激しい。 実用上問題のないものは、◎乃至△の評価である。
【0088】<白紙光沢の評価>実施例2を標準(○)
とし、それより高いもの◎、それ以下だが実用上問題な
いものを△、光沢感の極めて悪いものを×とした。
【0089】<目視面質の評価>実施例2を標準(○)
とし、それより写真印画紙面質に類似したものを◎、そ
れ以下だが実用上問題ないものを△、目視面質の極めて
悪いものを×とした。
【0090】<接着性の評価>カッターナイフで記録面
側より縦横に5mm間隔の格子状切り込みを入れた後、
記録面に粘着テープを貼り、剥がし、格子100個あた
りのインク受容層のはがれ個数で判断した。 ◎:はがれ個数が5個未満 ○:はがれ個数が6〜9個 △:はがれ個数が10〜30個 ×:はがれ個数が31個以上 良好な接着性を示すのは◎または○であり、△でも実用
上問題がない。
【0091】
【表1】
【0092】表1より、支持体上にアルカリ土類金属の
塩および接着剤を含有する下塗り層を塗工し、該下塗り
層が湿潤状態にある間に鏡面ドラムに圧接した上に、さ
らに気相法シリカを含有するインク受容層を塗工した実
施例1〜22においては白紙光沢、目視面質、インク吸
収性のいずれもバランス良く優れたものが得られてい
る。しかし、下塗り層にアルカリ金属の塩を含まない場
合(比較例1)では、目視面質およびインク吸収性が劣
り、インク受容層に含有する顔料が超微粒子ではない場
合(比較例2)では白紙光沢および目視光沢が劣る。下
塗り層塗工後、湿潤状態の間に鏡面ドラムに圧接する場
合(実施例5、14)は、圧接しない場合(比較例3、
4)より目視面質が向上するので好ましい製造方法であ
る。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によって、
写真印画紙に匹敵する高光沢および目視面質を有し、イ
ンク吸収性が優れたインクジェット被記録媒体の製造方
法を提供できる。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に下塗り層を設け、その上に無
    機超微粒子を含有するインク受容層塗工液を塗工してな
    るインクジェット被記録媒体の製造方法において、該下
    塗り層がアルカリ土類金属の塩と接着剤を含有し、かつ
    該下塗り層が湿潤状態にある間に鏡面ドラムに圧接して
    鏡面仕上げを施してから、無機超微粒子を含有するイン
    ク受容層塗工液を塗工することを特徴とするインクジェ
    ット被記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 該アルカリ土類金属がカルシウム又はマ
    グネシウムであることを特徴とする請求項1記載のイン
    クジェット被記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 該アルカリ土類金属の塩が炭酸塩である
    ことを特徴とする請求項1〜2のいずれか一項に記載の
    インクジェット被記録媒体の製造方法。
  4. 【請求項4】 該無機超微粒子が気相法による非晶質合
    成シリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か一項に記載のインクジェット被記録媒体の製造方法。
  5. 【請求項5】 該無機超微粒子がアルミナ化合物である
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の
    インクジェット被記録媒体の製造方法。
  6. 【請求項6】 無機超微粒子を含有するインク受容層塗
    工液のpHが5.0以下であることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項に記載のインクジェット被記録媒
    体の製造方法。
  7. 【請求項7】 該下塗り層の接着剤量が、該下塗り層顔
    料に対して質量比で0.05倍以上0.8倍以下の範囲
    であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に
    記載のインクジェット被記録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】 該下塗り層がアルカリ土類金属の塩に対
    し質量比で0.05倍以上20倍以下の有機顔料を含む
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット被記録
    媒体の製造方法。
  9. 【請求項9】 該有機顔料の平均粒径が0.3μm以上
    10μm以下の範囲であることを特徴とする請求項8記
    載のインクジェット被記録媒体の製造方法。
  10. 【請求項10】 該有機顔料が中空有機顔料であること
    を特徴とする請求項8〜9のいずれか一項に記載のイン
    クジェット被記録媒体の製造方法。
  11. 【請求項11】 該中空有機顔料の平均空隙率が20%
    以上であることを特徴とする請求項8〜10のいずれか
    一項に記載のインクジェット被記録媒体の製造方法。
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