JP2003127489A - 記録装置、及び記録装置のホームポジション検出方法 - Google Patents

記録装置、及び記録装置のホームポジション検出方法

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JP2003127489A
JP2003127489A JP2001329820A JP2001329820A JP2003127489A JP 2003127489 A JP2003127489 A JP 2003127489A JP 2001329820 A JP2001329820 A JP 2001329820A JP 2001329820 A JP2001329820 A JP 2001329820A JP 2003127489 A JP2003127489 A JP 2003127489A
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home position
optical sensor
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recording head
detecting
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Toshiyuki Mitsuya
利幸 三津屋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドのホームポジションを正確に検出
できること。 【解決手段】 プラテンに沿って走行するキャリッジに
記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドが、プラテンと
の間に搬送されたシートSに画像を記録するとともに、
記録ヘッドがホームポジションHPを表すホームポジシ
ョン検出部34とシートSとを検出可能な単一の反射型
光センサ32が上記キャリッジに設置され、上記ホーム
ポジション検出部が、光センサの対向可能位置であるプ
ラテンに設けられたプリンタ10において、上記ホーム
ポジション検出部が、シートとは反射率の異なる素材を
用いて構成されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、反射型の光センサ
を用いて記録ヘッドのホームポジションを検出する機能
を備えた記録装置、及び記録装置のホームポジション検
出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラテンに沿って走行可能なキャリッジ
に記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドが、プラテン
との間に搬送されるシートに画像を記録するドットイン
パクトプリンタには、キャリッジに単一の光センサが設
置され、この光センサが、キャリッジの走行中にプラテ
ン上のシートと記録ヘッドのホームポジションとを、共
に検出可能とするよう構成されたものが知られている。
【0003】図6に示すように、上記従来技術のプリン
タでは、記録ヘッドのホームポジション100の検出
は、ホームポジション検出用のマーク(ホームポジショ
ン検出部101)を光センサ102が検出することによ
って実施される。つまり、光センサ102が所定速度で
図6における左方向に移動(走査)して、ホームポジシ
ョン検出部101を検出してから、所定距離M移動した
位置がホームポジション100である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
プリンタでは、光センサ102がホームポジション検出
部101を検出した時の出力レベルは、光センサ102
がシート103を検出した時の出力レベルと同一である
ため、例えば、光センサ102の走査経路に残留したシ
ート103のシート幅が、ホームポジション検出部10
1の幅とほぼ同一寸法である場合に、その残留したシー
ト103をホームポジション検出部101と誤検出して
しまう場合がある。そして、この誤検出したホームポジ
ション検出部を基準にキャリッジを走行させると、キャ
リッジ駆動用のモータが脱調してしまう恐れがある。
【0005】また、ホームポジション検出部101をバ
ーコードで形成した場合には、光センサ102は、この
バーコードとシート103との両者を異なった方式で検
出する必要があるので、高価なセンサとなってしまう。
【0006】更に、ホームポジション検出部101をバ
ーコードではなく、明度の異なる色(黒白)を規定幅で
交互に配置して形成した場合には、高価な光センサは必
要ないものの、ホームポジション検出部101の寸法が
長くなり、プリンタが大型化してしまう。
【0007】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、記録ヘッドのホームポジッションを
正確に検出できる記録装置、及び記録装置のホームポジ
ッション検出方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、プラテンに沿って走向するキャリッジに記録ヘッド
が搭載され、この記録ヘッドが、上記プラテンとの間に
搬送されたシートに画像を記録するとともに、上記記録
ヘッドのホームポジションを表すホームポジション検出
部を検出可能な反射型の光センサが上記キャリッジに設
置され、このホームポジション検出部が上記光センサの
対向可能位置に設けられた記録装置において、上記ホー
ムポジション検出部が、上記シートとは反射率の異なる
素材を用いて構成されたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2に記載の発明は、プラテンに沿っ
て走向するキャリッジに記録ヘッドが搭載され、この記
録ヘッドが、上記プラテンとの間に搬送されたシートに
画像を記録するとともに、上記記録ヘッドのホームポジ
ションを表すホームポジション検出部と上記シートとを
検出可能な単一の反射型の光センサが上記キャリッジに
設置され、このホームポジション検出部が上記光センサ
の対向可能位置に設けられた記録装置において、上記ホ
ームポジション検出部が、上記シートとは反射率の異な
る素材を用いて構成されたことを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記ホームポジション検出部
は、シートよりも反射率の高い素材を用いて構成された
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、上記ホームポジショ
ン検出部は、記録ヘッドに対向して配置されたプラテン
に設けられたことを特徴とするものである。
【0012】請求項5に記載の発明は、プラテンに沿っ
て走向するキャリッジに記録ヘッドが搭載され、この記
録ヘッドのホームポジションを表すホームポジション検
出部を、上記キャリッジに設置された反射型の光センサ
が検出することにより、上記ホームポジションを検出す
る記録装置のホームポジション検出方法において、上記
光センサの検出レベルが、上記シート検出時の検出レベ
ルとは異なる上記ホームポジション検出部検出時の検出
レベルである場合に、上記光センサを上記ホームポジシ
ョン検出部から離反させ、その後反転して当該ホームポ
ジション検出部方向へ移動させ、上記光センサがホーム
ポジション検出部検出時の検出レベルを出力した時点か
ら同方向に所定距離移動した位置をホームポジションと
して検出し、また、上記光センサの検出レベルがホーム
ポジション検出部検出時の検出レベルと異なる場合に、
上記光センサを上記ホームポジション検出部方向へ移動
させ、この光センサが上記ホームポジション検出部検出
時の検出レベルを出力した時点から同方向に所定距離移
動した位置をホームポジションとして検出することを特
徴とするものである。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、上記光センサによる検出レベルは、ホ
ームポジション検出部検出時の検出レベルがシート検出
時の検出レベルよりも高いことを特徴とするものであ
る。
【0014】請求項1乃至6に記載の発明には、次の作
用がある。
【0015】反射型の光センサにて検出可能でホームポ
ジションを表すホームポジション検出部が、シートとは
反射率の異なる素材(シートよりも反射率の高い素材)
を用いて構成されたことから、反射型の光センサによる
検出レベルが、シートの検出時とホームポジション検出
部の検出時とでは異なるので、シートとホームポジショ
ン検出部とを光センサによって明確に区別して検出でき
る。この結果、記録ヘッドのホームポジッションを正確
に検出でき、このホームポジッションの誤検出を防止で
きる。
【0016】また、記録ヘッドのホームポジッションの
誤検出を防止できるので、このホームポジッションの誤
検出に基づいてキャリッジを移動させたときに生ずる、
キャリッジ駆動用モータの脱調を確実に防止できる。
【0017】更に、記録ヘッドのホームポジッション検
出部とシートとを検出する光センサは反射型の光センサ
であれば足りるので、例えば、バーコードをも検出可能
な特殊な光センサを用いる場合に比べ、光センサのコス
トを低減できる。
【0018】また、ホームポジッション検出部が、シー
トよりも反射率の高い素材を用いて形成され、明度の異
なる色(黒白)を規定幅で交互に配置して形成されたも
のではないので、このホームポジッション検出部の長さ
を短くでき、記録装置の大型化を招くことがない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0020】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタを概略して
示す側断面図である。図2は、図1のプリンタを示す平
面図である。
【0021】記録装置としてのプリンタ10は、記録ヘ
ッド11の複数の記録ワイヤを、インクリボン(ともに
不図示)を介してシートSに打ち付けてドットを記録す
ることにより、文字を含む画像を記録するドットインパ
クトプリンタである。このプリンタ10は、記録装置本
体としてのプリンタ本体14と、このプリンタ本体14
の上方、下方をそれぞれ覆うアッパケース19A、ロア
ケース19Bとを有して構成される。
【0022】なお、シートSには、所定長さに裁断され
たカットシートと、複数枚が連接された連続シートとが
ある。カットシートとしては、例えば単票紙、複写紙、
通帳またはカットフィルム等があり、連続シートとして
は連続紙がある。
【0023】上記プリンタ本体14は、一対のサイドフ
レーム15(図2)を備えた本体フレーム(不図示)
と、記録機構部としての記録ヘッド11、キャリッジ1
6及びプラテン17と、シート搬送機構部としての第1
搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ
23及び第4搬送ローラ24と、を有して構成される。
【0024】上記本体フレームの両サイドフレーム15
にキャリッジ軸25が架け渡されるとともに、このサイ
ドフレーム15に平坦面形状の前方シート案内18及び
後方シート案内28が固定して設けられる。これらの前
方シート案内18と後方シート案内28との間に、平面
形状のプラテン17が配置される。
【0025】また、前方シート案内18の上方に前方搬
送ガイド30が、後方シート案内28の上方に後方搬送
ガイド31がそれぞれ設置される。前方シート案内18
と前方搬送ガイド30が、更に、後方シート案内28と
後方搬送ガイド31が、記録ヘッド11及びプラテン1
7へ向かって搬送され、または記録ヘッド11及びプラ
テン17から遠ざかって搬送されるシートSを案内す
る。
【0026】上記シート搬送機構部は、プラテン17に
対し、第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプ
リンタ本体14の前方側に、第3搬送ローラ23及び第
4搬送ローラ24がプリンタ本体14の後方側にそれぞ
れ配置されて構成される。更に、第1搬送ローラ21と
第2搬送ローラ22が、また第3搬送ローラ23と第4
搬送ローラ24が、それぞれ上下方向に配置されて対を
なす。
【0027】このうち、第1搬送ローラ21、第3搬送
ローラ23は、プラテン17とともに前方シート案内1
8、後方シート案内28のそれぞれの下方に配置され、
第2搬送ローラ22、第4搬送ローラ24が、前方シー
ト案内18、後方シート案内28のそれぞれの上方に配
置される。第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、
第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24は、図示し
ないシート搬送モータ及び駆動輪列部によって、図1の
時計方向(CW)または反時計方向(CCW)に回転駆
動される。
【0028】シートSは、図1に示すように、プリンタ
本体14の前方側から手差し供給された後、第1搬送ロ
ーラ21及び第3搬送ローラ23の反時計方向の回転、
並びに第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24の時
計方向の回転により、プリンタ本体14の前方から後方
へ向かって搬送され、また、第1搬送ローラ21及び第
3搬送ローラ23の時計方向の回転、並びに第2搬送ロ
ーラ22及び第4搬送ローラ24の反時計方向の回転に
より、プリンタ本体14の後方から前方へ向かって搬送
される。これにより、シートSは、キャリッジ16の主
走査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0029】上記プラテン17は、後述のキャリッジ1
6の走行方向に延在して平面形状に形成され、付勢ばね
29により弾性支持される。この付勢ばね29のばね力
により、記録ヘッド11の記録動作時における記録ワイ
ヤのインパクト力が支持される。また、プラテン17
は、シートSの搬送中にこのシートSの厚さが変化した
場合、またはプリンタ本体14に厚さの異なるシートS
が搬入された場合に、付勢ばね29の付勢力に抗して記
録ヘッド11から離れる方向に移動する。これにより、
シートS厚に拘わらず、記録ヘッド11とシートSとの
間のプラテンギャップが常に一定に確保される。
【0030】上記キャリッジ16は、キャリッジ軸25
に摺動自在に挿通されるとともに、記録ヘッド11を搭
載し、リボンマスクホルダ20を有する。このキャリッ
ジ16は、図示しないキャリッジ駆動モータの正転また
は逆転により往復移動されるタイミングベルト27に結
合される。従って、キャリッジ16は、キャリッジ駆動
モータの正転または逆転により、タイミングベルト27
を介しキャリッジ軸25に案内されて、このキャリッジ
軸25の軸方向及びプラテン17の長手方向と一致する
主走査方向に、図2に示す一対のサイドフレーム15の
範囲で走行(走査)される。
【0031】図1に示す上記記録ヘッド11は、多数の
記録ワイヤ(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突
出方向前方にインクリボン(不図示)が位置する。この
インクリボンは、上記リボンマスクホルダ20により、
プラテン17上のシートSに対し保護される。更に、こ
のインクリボンは、キャリッジ16または一対のサイド
フレーム間15に装着されたリボンカートリッジ内に折
り畳まれて収納される。
【0032】記録ヘッド11は、キャリッジ16ととも
に主走査方向に走行される間に、記録ワイヤを突出させ
てインクリボンに打ち当て、このインクリボンのインク
を、プラテン17と記録ヘッド11との間に搬送される
シートSに付着させて、このシートSに文字を含む画像
を記録する。この記録ヘッド11による記録動作は、記
録ヘッド11が主走査方向左向きまたは右向きに走行さ
れる間に、記録ヘッド11の記録ワイヤにより1行分の
記録がなされ、この1行分の記録がなされる度に、第1
搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、第3搬送ローラ
23及び第4搬送ローラ24がシートSを所定長(通常
行間分)搬送させ、これらの動作が繰り返されることに
より実施される。
【0033】ところで、記録ヘッド11を搭載したキャ
リッジ16には、投光部及び受光部を備えた反射型の光
センサ32が1個設置されている。この光センサ32
は、図2及び図3に示すように、キャリッジ16が一対
のサイドフレーム15間を走行する間に、シート搬送領
域33内に搬送されるシートSと、記録ヘッド11のホ
ームポジションHPを表すホームポジション検出部34
とを、後述のごとく検出可能とする。
【0034】ここで、上記ホームポジションHPは、プ
リンタ10への電源投入時等のように、キャリッジ16
を走行させるキャリッジ駆動モータ(不図示)を停止状
態から起動させるときのイニシャライズ時に、記録ヘッ
ド11に初期位置合わせを実行させるために、この記録
ヘッド11が位置づけられるポジションである。
【0035】上記ホームポジション検出部34は、図4
に示すようにホームポジションHPを含み、キャリッジ
16と共に走行する光センサ32の走査経路上で、この
光センサ32に対向可能な位置に設置される。具体的に
は、ホームポジション検出部34は、記録ヘッド11に
対向配置されたプラテン17において、サイドフレーム
15の一方側(図2及び図4における左側)の端部に設
置される。
【0036】そして、このホームポジション検出部34
は、光センサ32の投光器からの投光に対し反射率がシ
ートSとは異なる素材、つまり光の反射率がシートSよ
りも高い素材にて構成されている。この素材としては、
例えばアルミ蒸着したフィルムやシール、または鏡など
が好適である。従って、図4に示すように、光センサ3
2がホームポジション検出部34からの反射光を受光し
て、このホームポジション検出部34を検出したときに
出力されるホームポジション検出部出力値VHは、光セ
ンサ32がシートSからの反射光を受光して、このシー
トSを検出したときに出力されるシート出力値VPより
も大きな値となる。このため、ホームポジション検出部
34とシートSとが、光センサ32により明確に区別し
て検出される。
【0037】この図4において、VLは光センサ32の
基準検出値であり、シートS及びホームポジション検出
部34以外のプラテン17からの反射光を光センサ32
が検出したときに出力する値である。また、VHPはシ
ート検出値であり、光センサ32がその走査方向におけ
るシートSの両端縁を検出したときに出力する値であ
る。更に、VHHはホームポジション検出部検出値であ
り、光センサ32がその走査方向におけるホームポジシ
ョン検出部34の両端縁を検出したときに出力する値で
ある。これらの光センサ32が出力する値(出力レベ
ル)には、VH>VHH>VP>VHP>VLの関係が
ある。
【0038】また、ホームポジション検出部34におい
てホームポジションHPは、キャリッジ16が光センサ
32と共に所定速度で図4の左方向に走行(走査)し、
光センサ32がホームポジション検出部34の右側端縁
を検出してホームポジション検出部検出値VHHを出力
してから、所定距離Lだけ移動した位置に位置づけられ
検出される。この所定距離Lは、例えば、図示しない前
記キャリッジ駆動モータ(スタッピングモータ)のステ
ップ数として設定されても良い。
【0039】次に、光センサ32からの出力に基づき実
行されるホームポジションHPの検出処理を、図5を参
照して説明する。
【0040】キャリッジ16の停止状態において、光セ
ンサ32の出力がホームポジション検出部検出値VHH
以上であるか否かを判断する(S1)。
【0041】このステップS1において、光センサ32
の出力がホームポジション検出部検出値VHH以上であ
って、光センサ32がホームポジション検出部34に位
置づけられているときには、キャリッジ16を一旦、図
2〜図4の右方向(つまり、ホームポジションHPと反
対の方向)へ走行させる(S2)。
【0042】そして、キャリッジ16のこの右方向への
走行中に、光センサ32の出力がホームポジション検出
部検出値VHH未満となるか否かを判断し(S3)、ホ
ームポジション検出部検出値VHH未満となるまで、キ
ャリッジ16を右方向に走行させる。
【0043】ステップS3において、光センサ32の出
力がホームポジション検出部検出値VHH未満となった
段階で、この光センサ32がホームポジション検出部3
4から外れるので、キャリッジ16の走行方向を反転し
て、このキャリッジ16を図2〜図4の左方向(ホーム
ポジションHPの方向)へ走行させる(S4)。
【0044】このキャリッジ16の左方向への走行中
に、光センサ32の出力がホームポジション検出部検出
値VHH以上となるか否かを判断し(S5)、この光セ
ンサ32の出力がホームポジション検出部検出値VHH
以上となるまで、キャリッジ16を左方向に継続して走
行させる。
【0045】このステップS4の走行中に、光センサ3
2がホームポジション検出部検出値VHH以上を出力し
たときに、キャリッジ16をこの時点から所定距離L走
行させて、記録ヘッド11をホームポジションHPに位
置付け、ホームポジションHPを検出する(S6)。
【0046】前記ステップS1において、光センサ32
からの出力がホームポジション検出部検出値VHH未満
であるときには、光センサ32がホームポジション検出
部34に位置していないので、キャリッジ16を、図2
〜図4の左方向(ホームポジションHP方向)へ走行さ
せ(S7)、以後、ステップS5及びS6を実行させ
て、ホームポジションHPを検出する。
【0047】上述のように構成されたことから、上記実
施の形態によれば、次の効果〜を奏する。
【0048】反射型の光センサ32にて検出可能でホ
ームポジションHPを表すホームポジション検出部34
が、シートSよりも反射率の高い素材を用いて構成され
たことから、この反射型の光センサ32による検出レベ
ル(出力レベル)が、シートSの検出レベル(シート検
出値VHP、シート出力値VP)と、ホームポジション
検出部34の検出レベル(ホームポジション検出部検出
値VHH、ホームポジション検出部出力値VH)とでは
異なるので、シートSとホームポジション検出部34と
を光センサ32によって明確に区別して検出できる。こ
の結果、記録ヘッド11のホームポジションHPを正確
に検出でき、このホームポジションHPの誤検出を防止
できる。
【0049】記録ヘッド11のホームポジションHP
の誤検出を防止できるので、このホームポジションHP
の誤検出に基づいてキャリッジ16を走行させたときに
生ずる、キャリッジ駆動用モータ(図示せず)の脱調を
確実に防止できる。
【0050】記録ヘッド11のホームポジション検出
部34とシートSとを検出する光センサは反射型の光セ
ンサ32であれば足りるので、例えばシートSの他、バ
ーコードをも検出可能な特殊な光センサを用いる場合に
比べ、光センサ32のコストを低減できる。
【0051】ホームポジション検出部34が、シート
Sよりも反射率の高い素材を用いて形成され、明度の異
なる色(黒白)を規定幅で交互に配置して形成されたホ
ームポジション検出部ではないので、ホームポジション
検出部34の長さを短くでき、プリンタ10の大型化を
招くことがない。
【0052】光センサ32がホームポジション検出部
34とシートSとを明確に区別して検出できるので、光
センサ32によるホームポジション検出部34の検出前
に、プリンタ10からシートSを排出する無駄な動作を
実行する必要がない。
【0053】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0054】例えば、上記実施の形態では、ホームポジ
ション検出部34は、プラテン17の一端部に設けられ
るものを述べたが、前方シート案内18または後方シー
ト案内28等のようにプラテン17以外の他部材に設置
しても良い。この場合には円柱形状のいわゆる丸プラテ
ンを搭載したドットインパクトプリンタに、本発明を適
用することができる。
【0055】また、上記実施の形態では、ホームポジシ
ョン検出部34は、シートSよりも反射率の高い素材を
用いて構成されたが、シートSよりも反射率の低い素材
にて構成されても良い。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至4に記載の
発明に係る記録装置によれば、記録ヘッドのホームポジ
ションを正確に検出できる。
【0057】また、請求項5及び6に記載の発明に係る
記録装置のホームポジション検出方法によれば、記録ヘ
ッドのホームポジションを正確に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタを概略して示す側断面図
である。
【図2】図1のプリンタを示す平面図である。
【図3】図1のプリンタを概略して示す正面図である。
【図4】図1の光センサが、ホームポジション検出部と
シートとを検出したときの出力レベルを示すグラフであ
る。
【図5】図1のプリンタにおけるホームポジション検出
処理を示すフローチャートである。
【図6】従来のドットインパクトプリンタに設置された
光センサが、ホームポジション検出部とシートとを検出
したときの出力レベルを示すグラフである。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 11 記録ヘッド 16 キャリッジ 17 プラテン 32 光センサ 34 ホームポジション検出部 HP ホームポジション VH ホームポジション検出部出力値 VP シート出力値 VHH ホームポジション検出部検出値

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテンに沿って走向するキャリッジに
    記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドが、上記プラテ
    ンとの間に搬送されたシートに画像を記録するととも
    に、 上記記録ヘッドのホームポジションを表すホームポジシ
    ョン検出部を検出可能な反射型の光センサが上記キャリ
    ッジに設置され、このホームポジション検出部が上記光
    センサの対向可能位置に設けられた記録装置において、 上記ホームポジション検出部が、上記シートとは反射率
    の異なる素材を用いて構成されたことを特徴とする記録
    装置。
  2. 【請求項2】 プラテンに沿って走向するキャリッジに
    記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドが、上記プラテ
    ンとの間に搬送されたシートに画像を記録するととも
    に、 上記記録ヘッドのホームポジションを表すホームポジシ
    ョン検出部と上記シートとを検出可能な単一の反射型の
    光センサが上記キャリッジに設置され、このホームポジ
    ション検出部が上記光センサの対向可能位置に設けられ
    た記録装置において、 上記ホームポジション検出部が、上記シートとは反射率
    の異なる素材を用いて構成されたことを特徴とする記録
    装置。
  3. 【請求項3】 上記ホームポジション検出部は、シート
    よりも反射率の高い素材を用いて構成されたことを特徴
    とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 上記ホームポジション検出部は、記録ヘ
    ッドに対向して配置されたプラテンに設けられたことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 プラテンに沿って走向するキャリッジに
    記録ヘッドが搭載され、この記録ヘッドのホームポジシ
    ョンを表すホームポジション検出部を、上記キャリッジ
    に設置された反射型の光センサが検出することにより、
    上記ホームポジションを検出する記録装置のホームポジ
    ション検出方法において、 上記光センサの検出レベルが、上記シート検出時の検出
    レベルとは異なる上記ホームポジション検出部検出時の
    検出レベルである場合に、上記光センサを上記ホームポ
    ジション検出部から離反させ、その後反転して当該ホー
    ムポジション検出部方向へ移動させ、上記光センサがホ
    ームポジション検出部検出時の検出レベルを出力した時
    点から同方向に所定距離移動した位置をホームポジショ
    ンとして検出し、 また、上記光センサの検出レベルがホームポジション検
    出部検出時の検出レベルと異なる場合に、上記光センサ
    を上記ホームポジション検出部方向へ移動させ、この光
    センサが上記ホームポジション検出部検出時の検出レベ
    ルを出力した時点から同方向に所定距離移動した位置を
    ホームポジションとして検出することを特徴とする記録
    装置のホームポジション検出方法。
  6. 【請求項6】 上記光センサによる検出レベルは、ホー
    ムポジション検出部検出時の検出レベルがシート検出時
    の検出レベルよりも高いことを特徴とする請求項5に記
    載の記録装置のホームポジション検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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