JP2001096826A - ロール状記録媒体識別装置 - Google Patents

ロール状記録媒体識別装置

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JP2001096826A
JP2001096826A JP27772699A JP27772699A JP2001096826A JP 2001096826 A JP2001096826 A JP 2001096826A JP 27772699 A JP27772699 A JP 27772699A JP 27772699 A JP27772699 A JP 27772699A JP 2001096826 A JP2001096826 A JP 2001096826A
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JP27772699A
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Tatsuma Suzuki
竜馬 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ロール状記録媒体の種類を正確に識別できる簡
易な構造のロール状記録媒体識別装置を提供する。 【解決手段】芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種
類を識別するロール状記録媒体識別装置において、前記
芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種類を識別する
ために前記芯管に形成された識別部と、該識別部を検出
する検出手段と、前記検出部が検出した識別部に基づい
て前記芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種類を識
別する識別手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロール状記録媒体
の種類を識別するロール状記録媒体識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置として、インクを吐出して記録媒体に画像を形成
するインクジェット方式の画像形成装置や、現像剤など
を用いて記録媒体に画像を形成する電子写真方式の画像
形成装置が知られている。これらの画像形成装置には、
記録媒体としてカット紙(予め所定サイズに切断された
記録媒体)及びロール紙(ロール状に巻かれたロール状
記録媒体の一例)双方を選択的に使用できるタイプのも
のがある。また、記録媒体としてロール紙しか使用でき
ないタイプのものもある。
【0003】ロール紙は、一般に、所定長さの芯管とこ
の芯管の外周面に巻き回された記録紙からなる。このロ
ール紙には用途に応じて多種多彩な種類のものが存在す
る。ロール紙としては、例えば、画像を鮮明にするため
にロール紙の表面に特殊なコーティングを施したもの、
フィルムをベースにしたもの、光沢のあるものなどが知
られている。
【0004】上記したインクジェット方式画像形成装置
のなかには、ロール紙の種類に応じてインクの1回の吐
出量などを増減させるタイプのものがある。また、イン
クを吐出する印字ヘッドとロール紙の距離を一定にして
高品位の画像を形成したり、印字ヘッドにロール紙が接
触することを防止したりするために、ロール紙の厚さに
応じて印字ヘッドの位置を変更するタイプのものもあ
る。さらに、ロール紙の搬送量が紙厚によって変動して
くるので、一定の搬送量にするために、ロール紙の厚さ
に応じて搬送量を変えるように制御するタイプのものも
ある。
【0005】上記のようなタイプのインクジェット方式
画像形成装置では、ロール紙の種類を識別したり、ロー
ル紙の残量を検出したりすることが重要である。そこ
で、このタイプのインクジェット方式画像形成装置は、
ユーザがロール紙の種類を識別する構成か、もしくは、
特殊な光学式センサでロール紙の種類を識別する構成に
なっている。
【0006】また、ロール紙の残量を検出するために、
ロール紙の後端部(ロール紙のうち芯管に巻き始めの部
分)にマークを形成する技術が知られている。しかし、
この技術では、ロール紙の後端部(ロールエンド)を検
出できるだけであるので、画像形成(印字)の途中で紙
切れを起こすおそれがある。このような紙切れが起きた
場合、画像形成を最初からやり直さなければならないの
で、そのための時間や費用が損失となる。特に、高価な
ロール紙の場合は損失も大きくなる。
【0007】このような損失を無くすための残量検出装
置を、図13を参照して説明する。図13は、従来の残
量検出装置を模式的に示す斜視図である。
【0008】従来の残量検出装置100は、ロール紙1
02に一端部104aが当接したアーム104と、アー
ム104の他端部104bの近傍に配置されたセンサ1
06から構成されている。ロール紙102の残量が所定
量になると、アーム104の他端部104bがセンサ1
06をオンし、これにより、ロール紙102の残量が所
定量になったことが検出される。紙切れを起こす前にロ
ール紙102の残量を検出するためには、複数台の残量
検出装置100をロール紙102の周辺に配置しておく
必要があり、その台数分だけ、スペースも費用もかか
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した残
量検出装置100ではロール紙102の種類を識別でき
ない。ロール紙102の種類を識別するためには、上述
したように、ユーザがロール紙の種類を識別する構成に
するか、もしくは、特殊な光学式センサでロール紙の種
類を識別する構成にする必要がある。しかし、ユーザが
ロール紙の種類を誤って識別することもある。また、特
殊な光学式センサを使用する場合は、複雑な構造でコス
トアップになる。
【0010】本発明は、上記事情に鑑み、ロール状記録
媒体の種類を正確に識別できる簡易な構造のロール状記
録媒体識別装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のロール状記録媒体識別装置は、芯管に巻き回
されたロール状記録媒体の種類を識別するロール状記録
媒体識別装置において、(1)上記芯管に巻き回された
ロール状記録媒体の種類を識別するために上記芯管に形
成された識別部と、(2)この識別部を検出する検出手
段と、(3)上記検出部が検出した識別部に基づいて上
記芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種類を識別す
る識別手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】ここで、(4)上記識別部は、上記芯管の
端面に形成されたものであってもよい。
【0013】また、(5)上記識別部は、上記芯管の端
面に形成された所定幅の第1凹部と、この第1凹部の幅
とは異なる幅の第2凹部とからなるものであり、(6)
この第2凹部は、上記芯管に巻き回されるロール状記録
媒体の種類に応じた数だけ形成されたものであってもよ
い。
【0014】さらに、(7)上記識別部は、上記芯管の
端面に貼り付けられた薄片からなるものであってもよ
い。
【0015】さらにまた、(8)上記薄片は、上記芯管
の端面に貼り付けられたバーコードからなるものであっ
てもよい。
【0016】さらにまた、(9)上記薄片は、上記芯管
に巻き回されたロール状記録媒体の種類に応じた数だけ
凹凸が形成されたものであってもよい。
【0017】さらにまた、(10)上記検出手段は、上
記芯管が1回転するのに要する所要時間を検出するもの
であり、(11)ロール状記録媒体識別装置が、上記検
出手段で検出された上記所要時間と、この所要時間に対
応したロール状記録媒体の残量とに基づいて、ロール状
記録媒体の残量を演算する残量演算手段を備えてもよ
い。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のロ
ール状記録媒体識別装置の実施形態を説明する。
【0019】図1を参照して、本発明のロール状記録媒
体識別装置が組み込まれたカラープロッタ(以下、プロ
ッタという)を説明する。
【0020】図1は、プロッタの外観を示す斜視図であ
る。
【0021】プロッタ1は、キャスタ2a付きのスタン
ド2の上部に固定されている。プロッタ1は、このプロ
ッタ1を操作するための操作部3を備えており、操作部
3に設置された各種のスイッチ等を操作することによ
り、紙サイズ、オンライン/オフライン、コマンドなど
が指示される。矢印A方向から記録紙挿入口4に挿入さ
れたロール紙は、操作部3からの指示に基づいて、プロ
ッタ1の内部に搬送され、画像が印字されて排出され
る。なお、プロッタ1には、後述する制御器が内蔵され
ている。
【0022】図2を参照してロール紙の搬送経路を説明
する。
【0023】図2は、図1のプロッタにおける、ロール
紙の挿入から排出までの搬送経路を示す斜視図であり、
この図では、図1の構成要素と同一の構成要素には同一
の符号が付されている。
【0024】プロッタ1では記録紙挿入口4から挿入さ
れた記録紙、及びロール状に巻かれた記録紙(ロール紙
5)の双方に選択的に印字できる。ここでは、記録紙挿
入口4から挿入されたロール紙の搬送経路を説明する。
なお、記録紙の搬送経路もほぼ同様である。
【0025】ロール紙5の先端部を矢印A方向から記録
紙挿入口4に挿入する。挿入されたロール紙5は、カバ
ー6と上ガイド7との間を通り、下搬送コロ支持板8に
取り付けられた紙搬送コロ9a,9b及び上搬送コロ支
持板(プラテンと兼用)10に取り付けられた紙搬送コ
ロ9cと駆動ローラ11とに挟持されながら、ロール紙
5の位置を規制する第1位置規制部材12を経て印字板
13の上方(画像形成領域)に到達する。
【0026】印字板13のうち記録紙搬送方向下流側の
部分に形成された第2位置規制部材14を通過したロー
ル紙5は、排出ローラ19と拍車20とに挟持されて排
出される。搬送されているロール紙5のうち印字板13
の上方に位置する部分は、第1位置規制部材12と第2
位置規制部材14とで規制されることにより平面性が維
持される。なお、プロッタ1は、駆動ローラ11や排出
ローラ19等を回転させるためのギア11a,20a,
21a等を備えている。
【0027】図3を参照して、ロール紙や記録紙に印字
する印字工程について説明する。
【0028】図3は、図1のプロッタの印字工程を説明
するための斜視図である。図3では、図2の構成要素と
同一の構成要素には同一の符号が付されている。
【0029】プロッタ1の印字部には、矢印B方向に往
復動するキャリッジ15が備えられている。このキャリ
ッジ15はヘッドホルダ16を備えており、ヘッドホル
ダ16には、各カラーインク(例えば、シアン、マゼン
タ、イエロー、黒の各インク)それぞれが収納された印
字ヘッド17が装着されている。印字ヘッド17のイン
ク吐出面(図示せず)には、インクが吐出する複数のイ
ンク吐出口(図示せず)が形成されている。
【0030】キャリッジ15は、駆動モータ(図示せ
ず)などに掛設されたベルト29に固定されている。こ
のベルト29は、駆動源の正逆回転によって矢印B方向
に往復動する。ベルト29が矢印B方向に往復動する
と、キャリッジ15も案内レール18に案内されて矢印
B方向に往復動する。
【0031】ロール紙5は、矢印B方向に直交する方向
(記録紙搬送方向)に断続的に搬送される。ロール紙5
に画像を形成するときは、ロール紙5を一次的に停止さ
せてキャリッジ15を矢印B方向に往復動させると共に
位置検出装置(図示せず)でキャリッジ15の位置を検
出しながら、ロール紙5のうちインク吐出面(図示せ
ず)の前方に形成された画像形成領域に位置する部分
に、印字ヘッド17に入力された画像情報に基づいてイ
ンク吐出口からインクを吐出する。その後、所定長さだ
けロール紙5を搬送し、画像形成領域に位置する新たな
部分に次のバンド分の画像を形成する。この動作をロー
ル紙5の全長に亘って繰り返す。これにより、ロール紙
5にカラー画像が形成される。カラー画像が形成された
ロール紙5は、排出ローラ19と拍車20に挟持されな
がら排出ガイド21に沿って排出される。
【0032】プロッタ1に組み込まれたロール状記録媒
体識別装置を、図4、図5、及び図6を参照して説明す
る。
【0033】図4は、ロール状記録媒体識別装置を分解
して示す斜視図である。図5は、芯管の端部を示す断面
図である。また、図6は、芯管の端面を示す、(a)は
正面図であり、(b)は断面図である。
【0034】ロール状記録媒体識別装置30は、ロール
紙5が巻き回された所定長さの芯管40と、この芯管4
0の端面に形成された複数の凹部(本発明にいう識別部
の一例であり、後述する。)を検出する光学式反射型セ
ンサ50(本発明にいう検出手段の一例である。)とを
有する。この光学式反射型センサ50は周知の構造であ
り、ロール紙ホルダ60に内蔵されている。
【0035】芯管40の一端部には、図5に示すように
中間ホルダ70が半分程度差し込まれている。中間ホル
ダ70は、固定軸72と止めリング74によってロール
紙ホルダ60に回転自在に固定される。なお、ロール紙
5ではその右端側(ロール紙ホルダ60の側)が紙基準
であり、ロール紙ホルダ62がロール紙の幅に対応して
矢印C方向にスライドするようになっている。
【0036】芯管40の端面40aには、ほぼ等間隔だ
け離れた位置(端面の円周において中心角で90°ずつ
離れた位置)に4つの凹部41,42,43,44が形
成されている。凹部41は、本発明にいう第1凹部の一
例であり、凹部42,43,44は、本発明にいう第2
凹部の一例である。凹部41の幅Wは他の3つの凹部4
2,43,44の幅Wよりも広く、これら3つの凹部4
2,43,44の幅Wはほぼ同一である。なお、4つの
凹部41,42,43,44は幅W以外の点では差異が
ほとんど無い。
【0037】上記の例では、4つの凹部41,42,4
3,44が芯管40の端面40aに形成された例を示し
たが、凹部41を除いた凹部(第2凹部)の数は、ロー
ル状記録媒体の種類ごとにそれぞれ異なる。従って、凹
部が1つの場合もあれば、5つ以上の場合もある。第2
凹部の数とロール状記録媒体の種類とは対応関係があ
る。例えば、第2凹部が0(凹部41だけ)のときは普
通紙を表わし、1つのとき(凹部42だけのとき)はフ
ィルムをベースにしたロール状記録媒体を表わし、2つ
のとき(凹部42,43だけのとき)は光沢紙を表わ
し、3つのとき(凹部42,43,44のとき)は厚口
コート紙を表わす。凹部41は、第2凹部の数を数える
ときの基準になり、ホームポジションといえる。第2凹
部の数とロール状記録媒体の種類との対応関係は、プロ
ッタ1(図1参照)に組み込まれた制御装置(本発明に
いう識別手段の一例であり、図示せず。)のメモリに予
め記憶されている。
【0038】図5に示すように、光学式反射型センサ5
0から射出された光52は端面40aで反射される。こ
の光52が凹部41,42,43,44で反射されたと
きに光学式反射型センサ50がオンになるようにし、凹
部41,42,43,44が形成されていない部分で光
52が反射されたときには光学式反射型センサ50がオ
フになるようにしておく。なお、ロール紙ホルダ60を
透明な材質で作製し、光学式反射型センサ50をロール
紙ホルダ60の外側に固定してもよい。
【0039】図7を参照して、ロール状記録媒体の種類
を識別する際の一例を説明する。
【0040】図7は、光学式反射型センサ50のオン・
オフ状態を示すグラフであり、図中41,42,43,
44で表わされるものは、凹部41,42,43,44
に対応した信号である。
【0041】ロール紙5(図2参照)がプロッタ1に装
着されると、駆動ローラ11によってロール紙5が引き
出される。この引き出しによって芯管40が回転し、光
学式反射型センサ50から射出された光52が端面40
aを照射するので光学式反射型センサ50がオン・オフ
する。芯管40が一回転する時間T1に、光学式反射型
センサ50は、凹部の数だけオンする。4つの凹部4
1,42,43,44が形成されている場合は、芯管4
0が一回転する間に光学式反射型センサ50は4回だけ
オンする。
【0042】また、凹部41の幅は凹部42,43,4
4の幅よりも長いので、光学式反射型センサ50から射
出された光が凹部41に反射されて光学式反射型センサ
50がオンしている時間は、上記の光52が凹部42,
43,44に反射されて光学式反射型センサ50がオン
している時間よりも長い。従って、光学式反射型センサ
50が凹部41を検出してから次に凹部41を検出する
までの間に、何回オンするかで、第2凹部42,43,
44の数が検出される。この第2凹部の数とロール状記
録媒体の種類との対応関係は、上述したように制御装置
のメモリに予め記憶されているので、光学式反射型セン
サ50が検出した第2凹部42,43,44の数に基づ
いてロール状記録媒体の種類を識別できる。この識別結
果を操作部3(図1参照)に表示するようにしてもよ
い。
【0043】上記のようにして識別されたロール状記録
媒体の種類を担持する信号に基づいて制御装置が、例え
ば、コート紙などのようにインクを速く吸収するものは
インク吐出量を少なめにしたり、フィルムをベースにし
た記録媒体などのようにインクの吸収が遅いものはイン
ク吐出量を多めにしたりするように制御する。また、厚
紙などの場合は、印字ヘッド17(図3参照)をやや上
げるように制御装置が制御する。この結果、ユーザがイ
ンク吐出量や印字ヘッドの上下動を設定するという煩わ
しさが無く、また誤設定する危険性も無い。
【0044】図8、図9を参照して、ロール状記録媒体
の残量を知る技術を説明する。
【0045】図8は、光学式反射型センサ50のオン・
オフ状態を示すグラフであり、図中41,42,43,
44で表わされるものは、凹部41,42,43,44
に対応した信号である。図9は、ロール紙残量と時間
(T1−Tn)との関係を示すグラフであり、縦軸はロ
ール紙残量を表わし、横軸は時間(T1−Tn)を表わ
す。ここで、時間(T1−Tn)とは、新品のロール紙
を所定の搬送速度で引き出しているときに芯管40(図
5などを参照)が一回転するのに要する時間(周速時
間)T1と、使い始められたロール紙を上記の所定の搬
送速度で引き出しているときに芯管40が一回転するの
に要する時間がT1よりもどの程度速いかを表わす時間
Tnとの時間差をいう。従って、使い始めロール紙では
Tnがほとんどゼロであるので、時間(T1−Tn)は
T1にほぼ等しい。ロール紙をかなり使うと時間Tnが
大きくなるので、時間(T1−Tn)が減少する。図9
では、ロール紙残量が無いときに時間(T1−Tn)が
Tsになるとしている。
【0046】図9のグラフで表わされるロール紙残量と
時間(T1−Tn)との関係は、上記のメモリに記憶さ
れている。また、時間Tnと時間(T1−Tn)は、光
学式反射型センサ50のオン・オフ信号に基づいて上記
の制御装置で演算される。また、上記の制御装置では時
間(T1−Tn)に基づいてロール紙残量が演算され
る。従って、光学式反射型センサ50と制御装置によっ
てロール紙残量を知ることができる。なお、上記の制御
装置は、本発明にいう残量演算手段の一例である。この
ようにして演算されたロール紙残量と比べ、形成される
画像のほうが多いと判断されたときは、その旨をユーザ
に警告するようにしてもよい。これにより、印字途中で
ロール紙が無くなってしまうというトラブルを解決でき
る。
【0047】図10、図11を参照して、識別部の他の
例を説明する。
【0048】図10は、芯管とバーコードを示す側面図
であり、図11は、芯管の端面に貼り付けられたバーコ
ードを示す側面図である。
【0049】図6に示すように芯管40の端面40aに
形成した凹部41,42,43,44に代えて、ここで
は、この芯管80の端面80aにバーコード82を貼り
付けて識別部とした。バーコード82を端面80aに貼
り付けるだけでよいので、識別部を容易に形成できる。
この場合であっても、凹部41,42,43,44を識
別部としたときと同様の効果を得られる。
【0050】図12を参照して、識別部の更に他の例を
説明する。
【0051】図12は、芯管とその端面に貼り付けられ
る薄片を示す斜視図である。
【0052】上記の例では、バーコード82を端面80
aに貼り付けたが、バーコード82に代えて、凹凸を形
成した薄片84を端面80aに貼り付けても、凹部4
1,42,43,44を識別部としたときと同様の効果
を得られる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明のロール状記
録媒体識別装置によれば、芯管に形成された識別部を検
出手段で検出し、この検出結果に基づいて識別手段でロ
ール状記録媒体の種類を識別するので、この種類を正確
に識別できる簡易な構造のロール状記録媒体識別装置が
得られる。
【0054】ここで、上記識別部は、上記芯管の端面に
形成されたものである場合は、スペースを占有せずにい
っそう簡易な構造のロール状記録媒体識別装置が得られ
ることとなる。
【0055】また、上記識別部は、上記芯管の端面に形
成された所定幅の第1凹部と、この第1凹部の幅とは異
なる幅の第2凹部とからなるものであり、この第2凹部
は、上記芯管に巻き回されるロール状記録媒体の種類に
応じた数だけ形成されたものである場合は、芯管に凹部
を形成することにより識別部が形成されるので、いっそ
う簡易な構造のロール状記録媒体識別装置が得られる。
【0056】さらに、上記識別部は、上記芯管の端面に
貼り付けられた薄片からなるものである場合は、いっそ
う簡易な構造で、しかもスペースの少ないロール状記録
媒体識別装置が得られる。
【0057】さらにまた、上記薄片は、上記芯管の端面
に貼り付けられたバーコードからなるものである場合
は、バーコードを芯管の端面に貼り付けることにより識
別部を形成できるので、識別部を容易に形成できる。ま
た、検出手段は、このバーコードを検出できるものであ
ればよいので、比較的低コストにできる。
【0058】さらにまた、上記薄片は、上記芯管に巻き
回されたロール状記録媒体の種類に応じた数だけ凹凸が
形成されたものである場合は、凹凸の形成された薄片を
芯管の端面に貼り付けることにより識別部を形成できる
ので、識別部を容易に形成できる。
【0059】さらにまた、上記検出手段は、上記芯管が
1回転するのに要する所要時間を検出するものであり、
上記検出手段で検出された上記所要時間と、この所要時
間に対応したロール状記録媒体の残量とに基づいて、ロ
ール状記録媒体の残量を演算する残量演算手段を備えた
場合は、ロール状記録媒体の種類だけでなくロール状記
録媒体の残量も知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロール状記録媒体識別装置が組み込ま
れたプロッタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のプロッタにおける、記記録紙の挿入から
排出までの搬送経路を示す斜視図である。
【図3】図1のプロッタの印字工程を説明するための斜
視図である。
【図4】ロール状記録媒体識別装置を分解して示す斜視
図である。
【図5】芯管の端部を示す断面図である。
【図6】芯管の端面を示す、(a)は正面図であり、
(b)は断面図である。
【図7】光学式反射型センサのオン・オフ状態を示すグ
ラフである。
【図8】光学式反射型センサのオン・オフ状態を示すグ
ラフである。
【図9】ロール紙残量と時間(T1−Tn)との関係を
示すグラフである。
【図10】芯管とバーコードを示す側面図である。
【図11】芯管の端面に貼り付けられたバーコードを示
す側面図である。
【図12】芯管とその端面に貼り付けられる薄片を示す
斜視図である。
【図13】従来の残量検出装置を模式的に示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
5 ロール紙 40,80 芯管 30 ロール状記録媒体識別装置 50 光学式反射型センサ 41,42,43,44 凹部 82 バーコード 84 薄片

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯管に巻き回されたロール状記録媒体の
    種類を識別するロール状記録媒体識別装置において、 前記芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種類を識別
    するために前記芯管に形成された識別部と、 該識別部を検出する検出手段と、 前記検出部が検出した識別部に基づいて前記芯管に巻き
    回されたロール状記録媒体の種類を識別する識別手段と
    を備えたことを特徴とするロール状記録媒体識別装置。
  2. 【請求項2】 前記識別部は、 前記芯管の端面に形成されたものであることを特徴とす
    る請求項1に記載のロール状記録媒体識別装置。
  3. 【請求項3】 前記識別部は、 前記芯管の端面に形成された所定幅の第1凹部と、該第
    1凹部の幅とは異なる幅の第2凹部とからなるものであ
    り、 該第2凹部は、 前記芯管に巻き回されるロール状記録媒体の種類に応じ
    た数だけ形成されたものであることを特徴とする請求項
    1又は2に記載のロール状記録媒体識別装置。
  4. 【請求項4】 前記識別部は、 前記芯管の端面に貼り付けられた薄片からなるものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のロール状記録媒体
    識別装置。
  5. 【請求項5】 前記薄片は、 前記芯管の端面に貼り付けられたバーコードからなるも
    のであることを特徴とする請求項4に記載のロール状記
    録媒体識別装置。
  6. 【請求項6】 前記薄片は、 前記芯管に巻き回されたロール状記録媒体の種類に応じ
    た数だけ凹凸が形成されたものであることを特徴とする
    請求項4に記載のロール状記録媒体識別装置。
  7. 【請求項7】 前記検出手段は、前記芯管が1回転する
    のに要する所要時間を検出するものであり、 前記検出手段で検出された前記所要時間と、該所要時間
    に対応したロール状記録媒体の残量とに基づいて、ロー
    ル状記録媒体の残量を演算する残量演算手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から6までのうちのいずれか一
    項に記載されたロール状記録媒体識別装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003048348A (ja) * 2001-08-07 2003-02-18 Konica Corp インクジェット記録装置
US7176803B2 (en) 2000-12-15 2007-02-13 Eastern Ribbon And Roll, Corp. Paper roll anti-theft protection
JP2012045741A (ja) * 2010-08-25 2012-03-08 Toshiba Tec Corp プリンタ及びロール体

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