JP4518340B2 - 画像形成方法及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、記録媒体にインクを吐出して画像を形成する画像形成方法及び画像形成装置に関する。
従来、帳票用紙などの印刷に際しては乾式電子写真方式のプリンタが使用されてきた。しかし、最近では乾式電子写真方式に代わるプリンタとして、インクジェットプリンタ(インクジェット方式画像形成装置)が使用され始めている。このインクジェットプリンタは、記録ヘッド(印字ヘッド)に形成された複数のインク吐出口(ノズルの出口)から記録媒体にインク滴を吐出させて画像を形成するものである。インク滴を吐出させる技術として、駆動パルスに応じた熱エネルギをノズル内のインクに供給して膜沸騰による気泡を形成させ、この気泡によってノズルからインク滴を吐出させる技術が知られている。形成する画像に応じた多数のインク滴がノズルから記録媒体に吐出されて画像が形成される。
このようなインクジェットプリンタでは一般に、巻取紙などに直接に印刷する(画像を形成する)ので大量の印刷処理が可能であり、また、ランニングコストも安いので、保険の申込用紙、公共料金等の通知用紙、通信販売の申し込み用紙など、各種帳票用紙の印刷に適している。しかし、インクジェットプリンタでは、記録ヘッド単体の最大駆動周波数(安定した画質を維持しつつ、1秒間に繰り返しインクを吐出できる最大公称値:Hz)を超えた印刷速度を実現することができず、印刷速度の向上という市場の要求に対して十分に応えることができないという問題がある。このような問題を解決すべく、所謂ラインプリンタを使用して同一色の画像データについてラスタ展開し、生成されたラスタデータを分割した後、この分割されたラスタデータを複数の記録ヘッドに割り当てて印刷することにより、印刷速度の向上を図る「ラスター分割」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記したラインプリンタでは、記録媒体の搬送方向に直交する方向(本発明にいう交差する交差方向の一例である)に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列が形成された記録ヘッドを使用することが多い。このような記録ヘッドを記録媒体の搬送方向に例えば4個並べて(4列のインク吐出口列であり、本願発明にいう複数列配置の一例である)画像を形成する場合について、図9と図10を参照して説明する。
図9(a)は、記録媒体の搬送方向(矢印A方向)に並んだ4個の記録ヘッドK1、K2、K3、K4を示す模式図であり、(b)は記録媒体上に着弾した記録ヘッドK1〜K4からのインク滴を示す模式図である。図10は、記録媒体Pの各ページに同じ罫線Kを繰り返して印刷する例を示す模式図である。ここでは、記録媒体の搬送方向の上流側から順に4個の記録ヘッドK1、K2、K3、K4が並んでいるとし、この順に印字していると仮定する。また、図9(a)においては、○内の数字は各記録ヘッドのインク吐出口列を表し、図9(b)においては、○内の数字は各記録ヘッドのインク吐出口から吐出されたインク滴で形成された画素を表し、○で囲まれた領域は画素領域を表す。なお、図9(b)の記録媒体P上の二点差線は、後述するラスターライン領域を表し、隣り合う二本の二点差線で挟まれた領域が、本願発明にいう1本のラスターライン領域である。
記録ヘッドK1〜K4による印字がこの順番に一回行われた後は、図10に示すように、記録ヘッドK4に続いて記録ヘッドK1による印字が再び行われる。記録ヘッドK1による印字領域(一つのラスターライン領域)から記録ヘッドK4による印字領域までの間では、記録ヘッドK1〜K4の設置間隔分に相当する距離だけ記録媒体が搬送されることとなる。記録ヘッドK1〜K4の印字タイミング(インク吐出タイミング)は記録媒体に印字された画像を確認しながら調整できるので、記録ヘッドによる誤差の補正の方法については各種の提案がなされている。
特開2005−238556号公報
上記したラインプリンタを用いて、帳票等、定型用紙の印刷を行う場合には、図10に示すように紙などの記録媒体Pの各ページ(図10では1〜4ページを示す)に同じ罫線Kを繰り返して大量に印刷することがある。このような場合、罫線Kを担持する画像データをラスタ展開して得られたラスタデータを分割し、記録ヘッドK1〜K4に割り当ててこの画像データを印刷する。この印刷では、特定の記録ヘッド(図10の例では記録ヘッドK1)のみが集中的に使用され、特定の記録ヘッド(記録ヘッドK1)の温度(ヘッド温度)が上昇してしまう。ヘッド温度はインク吐出量を決定するパラメータの一つであり、この点について、図11を参照して説明する。図11はヘッド温度とインク吐出量との関係を示すグラフであり、横軸は記録ヘッド温度を表し、縦軸は吐出されるインクの量を表す。
図11のように、記録ヘッドの温度上昇に伴って吐出されるインクの量が増えた場合は画質低下となるので、ヘッド温度の変化に起因するインク吐出量の増減は、パルス幅を変更させることで抑えている。しかし、この技術では、記録ヘッドの温度が一定温度以上(図11の例では、記録ヘッドの温度が60°以上)になったときはインク吐出量の制御が困難になってしまい、安定した画像が得られにくくなってしまうという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、予め決められた温度以上にヘッド温度を上昇させないようにした画像形成方法及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の画像形成方法は、記録媒体の搬送方向に交差する交差方向に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列を備えた記録ヘッドを、前記搬送方向に沿って複数配置しておき、1つの画素が形成される記録媒体上の1つの画素領域が前記交差方向に複数個並んで構成される1本のラスターライン領域に向けて、前記複数の記録ヘッドのうちのいずれか一つの記録ヘッドからインクを吐出することを繰り返して記録媒体に画像を記録する画像形成方法において、
記録媒体上の複数本の前記ラスターライン領域のうちのどのラスターライン領域の記録を、前記複数の記録ヘッドのうちのどの記録ヘッドで記録するかの対応関係を予め割り当てて基本割当として記憶しておき、
所定頁分の印刷データを印刷するに先立ち、前記複数の記録ヘッドそれぞれの温度を検出するとともに前記所定頁分の印刷データを、前記基本割当てに応じて前記複数の記録ヘッド各々で記録されるラスタ毎の記録データに分割し、
前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記検出温度が最も高い記録ヘッドで記録するように、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更し、
変更された前記対応関係に応じて前記所定分の印刷データの記録を行うことを特徴とするものである。
前記分割されたラスタ毎のインク吐出ドットをカウントし、前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記検出温度が最も高い記録ヘッドで記録するように、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更するようににしてもよい。
また、一頁分の記録媒体に画像を形成し終える毎に前記対応関係を変更するようにしてもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の画像形成装置は記録媒体の搬送方向に交差する交差方向に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列を有する記録ヘッドと、該記記録ヘッドを前記搬送方向に沿って複数備え、1つの画素が形成される記録媒体上の1つの画素領域が前記交差方向に複数個並んで構成される1本のラスターライン領域に向けて、前記複数ののうちのいずれか一つの記録ヘッドからインクを吐出することを繰り返して記録媒体に画像を記録する画像形成装置において、
記録媒体上の複数本の前記ラスターライン領域のうちのどのラスターライン領域の記録を、前記複数の記録ヘッドのうちどの記録ヘッドで記録するかの対応関係を予め割り当てて基本割当として記憶しておく基本割当記憶手段と、
所定頁分の印刷データを印刷するに先立ち前記複数の記録ヘッドそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、前記所定頁分の印刷データを、前記基本割当てに応じて前記複数の記録ヘッドの各々で記録されるラスタ毎の記録データに分割する記録データ分割手段と、
前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記温度検出手段で検出された温度の最も高い記録ヘッドで記録する様に、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更する基本割当変更手段とを備えたことを特徴とするものである。
前記分割されたラスタ毎のインク吐出ドットをカウントするカウント手段を、さらに備えるものであってもよい。
本発明によれば、画像形成中のインク吐出口列それぞれの温度に基づいて基本割当(ラスタデータを割り当てる記録ヘッドを予め決めておいたもの)を変更できるので、所定温度を超えたインク吐出口列が検出されたときは、このインク吐出口列からインクを吐出させない(又は、吐出するインクの量が少なくなる)ように基本割当を変更できる。この結果、上記の検出されたインク吐出口列から吐出されるインクの量は減少してその温度が下がる。このように、所定温度を超えたインク吐出口列からはインクを吐出させない(又は、吐出するインクの量が少なくなる)ように基本割当を変更するので、各インク吐出口列の温度は、予め決められた温度以上に上昇しない。このため、インク吐出口列の温度上昇に起因する画質の低下を防止でき、印刷品位を安定にできる。
本発明は、4つの同色の記録ヘッドを備えたラインプリンタに実現された。
図1を参照して、本発明の画像形成装置の一例を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一例であるラインプリンタの概略を示す斜視図である。
ラインプリンタ(以下、プリンタ)10には、複数のラベル14(記録媒体の一例である)にインクを吐出して画像を形成する記録ヘッドK1、K2、K3、K4を備えている。複数のラベル14は、ロール状に巻かれた台紙12の表面に仮付けされている。記録ヘッドK1〜K4は、画像形成中は静止状態を保って動かない。また、各記録ヘッドK1〜K4からは黒色のインク滴が吐出される。台紙12と共にラベル14は、搬送モータ16によって駆動する搬送ローラ18、20によって矢印A方向に一定速度で搬送される。
記録ヘッドK1、K2、K3、K4にはそれぞれ、記録媒体の搬送方向に直交する方向(本発明にいう交差する交差方向の一例である)に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列が形成されている。ここでは、4つの記録ヘッドK1、K2、K3、K4を記録媒体の搬送方向(矢印A方向)に並べて(4列のインク吐出口列であり、本願発明にいう複数列配置の一例である)画像を形成する。
記録ヘッドK1よりも搬送方向上流側(矢印A方向の上流側)には、ラベル14の先端を検知する先端検知センサ22が配置されている。この先端検知センサ22がラベル14の先端を検知したときに、各記録ヘッドK1〜K4が所定のタイミングでインクを吐出し始め、各ラベル14に順次に印字され始める。なお、記録ヘッドK4よりも搬送方向下流側(矢印A方向の下流側)にも、ラベル14の先端を検知する先端検知センサ24が配置されており、この先端検知センサ24は紙詰まり(ジャム)の検出などに用いられる。
図2を参照して、図1のプリンタ10の電気系統を説明する。
図2は、図1のプリンタの電気系統を示すブロック図である。
台紙12(図1参照)に形成される画像のデータはホストPC100で作成される。作成された画像データはインタフェースコントローラ30に転送されてからメモリコントローラ32に送信される。メモリコントローラ32はCPU34(本発明にいう基本割当変更手段及び基本割当記憶手段の一例であり、且つ、本発明にいうドット数検出手段の一例でもある)の指示によって受信データ(画像データ)をVRAM36に高速で一旦書き込む。VRAM36に所定量の記録データが書き込まれた後、CPU34では、各記録ヘッドK1〜K4による画像形成動作の準備に取り掛かる。
先ず、駆動部38を介してヘッドU/Dモータ40とキャッピングモータ42とを相互に動作させ、キャップ機構(図示せず)に塞がれて待機中の記録ヘッドK1〜K4を記録位置に移動する。この移動の際、記録ヘッドK1〜K4は上下方向に移動し、キャップ機構(図示せず)は搬送方向(図1の矢印A方向)と平行に移動する。続いて、駆動部44によって搬送モータ16を駆動させて台紙12を搬送し始める。搬送モータ16の起動はCPU34からサーボロジック回路46に搬送モータ16の速度指示値が書き込まれることをきっかけとする。
その後、ロータリエンコーダ48の出力がサーボロジック回路46にフィードバックされて、駆動部44〜搬送モータ16〜ロータリエンコーダ48〜サーボロジック回路46のフィードバックループによって台紙12の搬送速度は定速度制御される。サーボロジック回路46ではロータリエンコーダ48の出力を搬送位置パルスに変換して出力し、この出力データは、各記録ヘッドK1〜K4が各々のラスタ記録するための切り出し信号にされる。
先端検知センサ22がラベル14の先端を検知したときは、この先端検知センサ22から各記録ヘッドK〜K4までの距離に相当する搬送位置パルスを記録ヘッド制御回路48が受信し、さらに、メモリコントローラ32からイメージバッファの読み出しを開始し、読み出したイメージバッファを記録ヘッド制御回路48に転送する。記録ヘッド制御回路48では、各記録ヘッドK1〜K4に切り出しタイミングが異なる全ラスタ分の記録データを生成しようとするが、各記録ヘッドK1〜K4への転送出力部において、各記録ヘッドK1〜K4が担当しないラスタ(4ラスタ中3ラスタ)分の記録データをマスクする。
CPU34の処理はFlashROM50(本発明にいう記憶手段の一例である)に書き込まれた制御プログラムによるが、作業用としてRAM52も用いる。EEPROM54は、各記録ヘッドK1〜K4相互の微小記録位置(レジストレーション)を電気的に調整する調整値など装置固有の数値を記憶する不揮発性のメモリである。なお、プリンタ10には、LCD等の表示器や記録動作の一時停止、再開、緊急停止キーを含むオペレーションパネル56が備えられており、入出力ポート58を介して表示データの書き込みやキーのON/OFF状態の読み出しができるように構成されている。
各記録ヘッドK1〜K4には、それぞれのインク吐出口列の温度を検出する温度検出センサ61〜64(本発明にいう温度検出手段の一例である)が組み込まれている。これらの温度検出センサ61〜64で検出された温度や先端検知センサ22,24で検知された検知信号の出力アナログ値はADコンバータ66を介してほぼリアルタイムに読み出される。なお、ポンプモータ68は、インクタンク(図示せず)から記録ヘッドK1〜K4にインクを供給するときや、記録ヘッドK1〜K4の内部を加圧してインク吐出口からインクを強制的に排出して健全な記録性能を回復するときに使用されるポンプ(図示せず)を駆動する。
上記した構成のプリンタ10による画像形成方法について図3を参照して説明する。図3は、本発明に関係する画像形成方法の参考例1を示すフロー図である。ここでは、基本割当として、図9に示すように、記録ヘッドK1にラスタ1を対応させ、記録ヘッドK2にラスタ2を対応させ、記録ヘッドK3にラスタ3を対応させ、記録ヘッドK4にラスタ4を対応させる。
図3に示すフロ−は、温度センサ61〜64(図2参照)のいずれかで検出された温度が、予め決められた温度(ここでは60℃)を超えたときに基本割当を変更するようにした画像形成方法であり、具体的には、一枚の記録媒体(ここでは、一枚のラベル14)に画像を形成し終える毎に記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64で検出し、検出された温度が60℃を超えたときには、基本割当におけるラスターライン領域とインク吐出口列との対応(ラスタ1〜4と記録ヘッドK1〜K4との対応)を一つずつずらすものである。
このフローは、印刷開始の信号がホストPC100(図2参照)からCPU34に入力されることにより起動し(S301)、FlashROM50(図2参照)に格納されたプログラム等に従ってCPU34が実行する。先ず、ホストPC100(図2参照)から入力されたデータをラスタ分割し、ラスタ1〜4を各ヘッドに割り当てる(S302)。この割り当ては基本割当であり、予めFlashROM50に記憶されている。続いて、1ページを印刷し(S303)、印刷を継続するか否か(2ページ目の印刷があるか否か)の判定をする(S304)。印刷を継続しないと判定したときは、印刷を終了する(S322)。印刷を継続すると判定したときは、記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64で検出し(S305)、検出された温度が60℃を超えているか否かを判定する(S306)。温度センサ61〜64のいずれもが60℃以下の温度を検出したときは2ページ目を印刷する(S308)。温度センサ61〜64のいずれかが検出した温度が60℃を超えているときはラスタの割り当てを一つずつ移動させる(ラスタ1〜4と記録ヘッドK1〜K4との対応を一つずつずらす)(S307)。具体的には、記録ヘッドK2にラスタ1を対応させ、記録ヘッドK3にラスタ2を対応させ、記録ヘッドK4にラスタ3を対応させ、記録ヘッドK1にラスタ4を対応させる。即ち、基本割当では、ラスターライン領域1には記録ヘッドK1からインクを吐出していたが、割当の変更後は、ラスターライン領域1には記録ヘッドK2からインクを吐出する。同様に、基本割当ではラスターライン領域2には記録ヘッドK2からインクを吐出していたが、割当の変更後は、ラスターライン領域2には記録ヘッドK3からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域3には記録ヘッドK3からインクを吐出していたが、割当の変更後はラスターライン領域3には記録ヘッドK4からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域4には記録ヘッドK4からインクを吐出していたが、割当の変更後は、ラスターライン領域4には記録ヘッドK1からインクを吐出する。このように、基本割当を変更することにより、ヘッド温度の高い記録ヘッドから吐出させるインクの量を減少できることとなるので、この記録ヘッドの温度上昇を防止できる。
上記のように1ページを印刷した後に記録ヘッドK1〜K4の温度を検出して所定温度を超えた記録ヘッドからはインクを吐出させる量を少なくできる(又は、インクを吐出させないようにできる)ので、所定温度を超えた記録ヘッドの温度を低下させられる。このため、記録ヘッドの温度上昇に起因する画質の低下を防止でき、印刷品位を安定にできる。なお、S306において、例えば記録ヘッドK1、K2の温度が共に60℃を超えていた場合は、S307に示す割当変更をしても記録ヘッドK2の温度は低下されないが、後述するS311においてS306と同様の判定をするので、記録ヘッドK2の温度の上昇は抑えられる。
S307においてラスタの割り当てを一つずつ移動させた後、2ページを印刷する(S308)。この印刷の後、S304と同様に、印刷を継続するか否か(3ページ目の印刷があるか否か)の判定をする(S309)。印刷を継続しないと判定したときは、印刷を終了する(S322)。印刷を継続すると判定したときは、記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64で検出し(S310)、検出された温度が60℃を超えているか否かを判定する(S311)。温度センサ61〜64のいずれもが60℃以下の温度を検出したときは3ページ目を印刷する(S313)。温度センサ61〜64のいずれかが検出した温度が60℃を超えているときはラスタの割り当てを一つずつ移動させる(ラスタ1〜4と記録ヘッドK1〜K4との対応を一つずつずらす)(S312)。具体的には、記録ヘッドK3にラスタ1を対応させ、記録ヘッドK4にラスタ2を対応させ、記録ヘッドK1にラスタ3を対応させ、記録ヘッドK2にラスタ4を対応させる。即ち、基本割当では、ラスターライン領域1には記録ヘッドK1からインクを吐出していたが、割当の2回目の変更後は、ラスターライン領域1には記録ヘッドK3からインクを吐出する。同様に、基本割当ではラスターライン領域2には記録ヘッドK2からインクを吐出していたが、割当の2回目変更後は、ラスターライン領域2には記録ヘッドK4からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域3には記録ヘッドK3からインクを吐出していたが、割当の2回目変更後はラスターライン領域3には記録ヘッドK1からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域4には記録ヘッドK4からインクを吐出していたが、割当の2回目変更後は、ラスターライン領域4には記録ヘッドK2からインクを吐出する。このように、基本割当を変更することにより、ヘッド温度の高い記録ヘッドから吐出させるインクの量を減少できることとなるので、この記録ヘッドの温度上昇を防止できる。
S312においてラスタの割り当てを一つずつ移動させた後、3ページを印刷する(S313)。この印刷の後、印刷を継続するか否か(4ページ目の印刷があるか否か)の判定をする(S314)。印刷を継続しないと判定したときは、印刷を終了する(S322)。印刷を継続すると判定したときは、記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64で検出し(S315)、検出された温度が60℃を超えているか否かを判定する(S316)。温度センサ61〜64のいずれもが60℃以下の温度を検出したときは4ページ目を印刷する(S318)。温度センサ61〜64のいずれかが検出した温度が60℃を超えているときはラスタの割り当てを一つずつ移動させる(ラスタ1〜4と記録ヘッドK1〜K4との対応を一つずつずらす)(S317)。具体的には、記録ヘッドK4にラスタ1を対応させ、記録ヘッドK1にラスタ2を対応させ、記録ヘッドK2にラスタ3を対応させ、記録ヘッドK3にラスタ4を対応させる。即ち、基本割当では、ラスターライン領域1には記録ヘッドK1からインクを吐出していたが、割当の3回目の変更後は、ラスターライン領域1には記録ヘッドK4からインクを吐出する。同様に、基本割当ではラスターライン領域2には記録ヘッドK2からインクを吐出していたが、割当の3回目変更後は、ラスターライン領域2には記録ヘッドK1からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域3には記録ヘッドK3からインクを吐出していたが、割当の3回目変更後はラスターライン領域3には記録ヘッドK2からインクを吐出し、基本割当ではラスターライン領域4には記録ヘッドK4からインクを吐出していたが、割当の3回目変更後は、ラスターライン領域4には記録ヘッドK3からインクを吐出する。このように、基本割当を変更することにより、ヘッド温度の高い記録ヘッドから吐出させるインクの量を減少できることとなるので、この記録ヘッドの温度上昇を防止できる。
S317においてラスタの割り当てを一つずつ移動させた後、4ページを印刷する(S318)。この印刷の後、印刷を継続するか否か(5ページ目の印刷があるか否か)の判定をする(S319)。印刷を継続しないと判定したときは、印刷を終了する(S322)。印刷を継続すると判定したときは、記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64で検出し(S320)、検出された温度が60℃を超えているか否かを判定する(S321)。温度センサ61〜64のいずれもが60℃以下の温度を検出したときは5ページ目を印刷する(図示せず)。温度センサ61〜64のいずれかが検出した温度が60℃を超えているときはラスタの割り当てを一つずつ移動させる(ラスタ1〜4と記録ヘッドK1〜K4との対応を一つずつずらす)(図示せず)。この場合は、基本割当(S302と同じ)に戻ることとなる。
上記のように、ラスタの割り当てをヘッド温度が一定以上になる度にずらすことにより特定の記録ヘッドが集中的に使用されることを回避し、各記録ヘッドの温度を均一化し、吐出量を均一化することが可能になる。
上記した構成のプリンタ10を用いて本発明の実施例2ついて図4を参照して説明する。図4は、本発明の画像形成方法の実施例2を示すフロー図である。ここでは、基本割当として、図9に示すように、記録ヘッドK1にラスタ1を対応させ、記録ヘッドK2にラスタ2を対応させ、記録ヘッドK3にラスタ3を対応させ、記録ヘッドK4にラスタ4を対応させる。
図4に示すフロ−は、記録媒体(ここではラベル14)に画像を形成するに先立って、記録ヘッドK1〜K4それぞれからのインク吐出のドット数を検出し、この検出されたドット数に基づいて基本割当を変更するようにした画像形成方法であり、具体的には、ページごとにラスタの割当てを任意にすることで、ページ内でインク吐出のドット数の最も多いラスタにはヘッド温度が最も低い記録ヘッドを割り当てる。逆に、ヘッドの温度が最も高い記録ヘッドには、ページ内で吐出のドット数の最も少ないラスタを割り当てるようにする。これによって、ヘッド温度の上昇を抑えることが可能となる
このフローは、印刷開始の信号がホストPC100(図2参照)からCPU34に入力されることにより起動し(S401)、FlashROM50(図2参照)に格納されたプログラム等に従ってCPU34が実行する。先ず、ホストPC100(図2参照)から入力されたデータをラスタ分割し、ラスタ1〜4を各ヘッドに割り当てる(S402)。この割り当ては基本割当であり、予めFlashROM50に記憶されている。続いて、ラスタごとのドットカウント(S403)を行う。即ち、1ページを印刷するに先立って、この1ページを印刷する際に記録ヘッドK1〜K4(の各インク吐出口列)から吐出されるインク滴の数を、記録ヘッドK1〜K4ごとに演算しておく(求めておく)。続いて、各記録ヘッドK1〜K4の温度を温度センサ61〜64(図2参照)で検出し(S404)、温度の高い記録ヘッドから順に、ドットカウントの少ないラスタを割り当て(S405)、1ページを印刷する(S406)。
1ページを印刷した後は、S405で実行したラスタ割当をリセットする(S407)。その後、2ページの印刷が有るか否かを判定し(S408)し、無い時は印刷を終了する(S409)。2ページ目の印刷が有るときはS402に戻って、2ページを印刷する際に記録ヘッドK1〜K4(の各インク吐出口列)から吐出されるインク滴の数を、記録ヘッドK1〜K4ごとに演算しておく(S403)。その後は上記と同じ手順を、印刷が終了するまで繰り返す。
上記したように、記録媒体上の複数本のラスターライン領域のうちのどのラスターライン領域に向けて、複数列のインク吐出口列のうちのどのインク吐出口列からインクを吐出するかを予め割り当てて基本割当としておき、記録媒体に画像を形成するに先立って、複数列のインク吐出口列それぞれからのインク吐出のドット数を検出し、この検出されたドット数及びヘッド温度に基づいて基本割当を変更するので、特定の記録ヘッドが集中的に使用されることを回避でき、各記録ヘッドの温度を均一化し、吐出量を均一化することで印刷品位を安定にすることが可能となる。
上記した例では、一つの記録ヘッドに一列のインク吐出口列が形成された例を示したが、図5に示すように複数のインク吐出口列(ノズル列)N1、N2、N3、N4が一つの記録ヘッドKに形成された場合であっても同様に適応される。
参考例2について図6を参照して説明する。
図6は、本発明に関係する画像形成方法の参考例2を示すフロー図であり、図3に示すフローの一部を変更したものである。この変更した部分は、図6の破線で囲まれた部分であり、その前後の手順は図3と同じであるので、図6では一部を省略している。また、図3に示すS306、S311、S316、S321における「N」の次に、図6では「S601」と「S602」が追加されている。
参考例1では、S306、S311、S316、S321において、各記録ヘッドK1〜K4の最高温度60℃にのみ着目したが、各記録ヘッドK1〜K4のうち最大温度と最小温度との差に着目して、この差が、予め決められた値を超えたときに基本割当を変更するようにしてもよい。この理由は、最高温度が60℃を超えていない場合であっても、各記録ヘッドの最大温度と最小温度の差が20℃を超えているときは、最高温度が60℃を超えるまで待っていると、ラスタ割付を変更してもその差が小さくなるのに時間が長くかかるからである。そこで、最高温度が60℃を超えていなくとも、各記録ヘッドK1〜K4のうち最大温度と最小温度との差がヘッドによって決まる所定値(本参考例では20℃)以上になった場合には、ラスタ割付を変更して、突出した最高温度のヘッドが出現するのを予防して各ヘッド間の温度を平均化することができる。その手順を図6を参照して説明する。上述したように、図6は、図3と比較して破線の部分が異なる。
図6の最上部が、フロー図3のS306、S311、S316、S321にある、最高温度が60℃であるかの判断である。Ka、Kb、Kc、Kd、は、任意のヘッドを示している。ここで「YES」の場合には、実施例1のフロー図(図3)と変わらない動作が実行される。しかし、「NO」の場合には、破線で囲んだ部分が追加になる。すなわち、ヘッドの最高、最低の温度差が20℃以上あるか判断し(S601)、NOの場合にはフロー図3と同じにある(例えばS307に進む)。しかし、S601において「YES」の場合には、基本割当を変更する。この変更により、最高温度の記録ヘッドから吐出させるインクの量を減少できるので、この記録ヘッドが温度上昇し60℃以上となることを防止できる。
上記した実施例では、各記録ヘッドの温度実測して(計測した後に)基本割当を変更したが、実施例では、各記録ヘッドの昇温(印刷後の温度)を印刷データ(画像データ)に基づいて予測し、この予測した温度に基づいて基本割当を変更する例を説明する。図7と図8を参照して第実施例を説明する。
図7は、連続印刷枚数に応じて(連続印刷枚数が増えるほど)記録ヘッドが昇温する様子を示すグラフであり、図7の横軸は連続印刷枚数を表し、縦軸は記録ヘッドが何度だけ昇温したかを表す。図8は、実施例4の画像形成方法を示すフロー図である。図7に示す曲線701,702,703,704,705は、連続印刷枚数が同じであっても、打ち込み量(インク吐出量 印刷duty)が異なるときは記録ヘッドの昇温の程度(温度)が相違することを示し、打ち込み量が高いほど(印刷dutyが大きいほど)記録ヘッドの温度は高くなることを表している。
図8に示すフロ−では、記録媒体(例えばラベル14(図1参照))に画像を形成するに先立って、印刷データに基づいてインク吐出のドット数をラスタ毎に予め演算しておき、この演算されたドット数に基づいて各ラスタの打ち込み量(インク吐出量)を予め算出し、図7のグラフを参照して記録ヘッドの温度(ヘッド温度)を予測し、この予測したヘッド温度に基づいて、ヘッド温度の上昇を抑えるように(一定温度を超えないように)基本割当を変更する。具体的には、一定量のページ(m頁)を印刷する際に(印刷した後に)ヘッド温度を最も上昇させると予測されたラスタ(m頁を印刷するときに印刷dutyの最も高いラスタ)には、印刷前においてヘッド温度が最も低い記録ヘッドを割り当てるように基本割当を変更する。逆に言えば、一定量のページ(m頁)を印刷する際に(印刷した後に)ヘッド温度が最も高くなると予測される記録ヘッドには、m頁を印刷するときに印刷dutyの最も低いラスタを割り当てる。これにより、各記録ヘッドのヘッド温度の上昇を抑えることが可能となる。
図8のフローは、印刷開始の信号がホストPC100(図2参照)からCPU34に入力されることにより起動し(S801)、FlashROM50(図2参照)に格納されたプログラム等に従ってCPU34がこのフローを実行する。先ず、ホストPC100(図2参照)から入力された印刷データ(画像データ)を一定量(一定枚数 m頁)のページごとに分割し(S802)、記録ヘッドK1〜K4の温度を測定する(実測する)(S803)。続いて、一定量のページ内の印刷データをラスタ分割する(S804)。
続いて、この分割された各ラスタ(ここではラスタ1から4まで)ごとにそのドットカウントを行う(印刷dutyを演算する)(S805)。即ち、一定量のページを印刷するに先立って、一定量のページを印刷する際に各ラスタ1〜4のインク滴の数を、各ラスタ1〜4ごとに予め演算しておく(求めておく)。続いて、FlashROM50(図2参照)に格納されたプロファイル(図7のグラフに相当する)を参照して(S806)、各ラスタ1〜4に相当する画像を形成し終わったときに、記録ヘッドが上昇する温度を予測する(S807)。S803で測定された各記録ヘッドK1〜K4を参照して、ラスタ1〜4をどの記録ヘッドK1〜K4に割り当てるかを決める。ここでは、S803で測定された温度が最も高い記録ヘッドには、
S807において昇温の最も小さい(印刷dutyの最も低い)ラスタを割り当てる。即ち、そのラスタに相当する画像を形成し終わったときに記録ヘッドの温度上昇が最も小さいラスタを、S803で測定された温度が最も高い記録ヘッドに割り当てる。同様に、S803で測定された温度が2番目に高い記録ヘッドに、印刷dutyの2番目に低いラスタを割り当てる。同様に、S803で測定された温度が3番目に高い記録ヘッドに、印刷dutyの3番目に低いラスタを割り当てる。同様に、S803で測定された温度が最も低い記録ヘッドに、印刷dutyの最も高いラスタを割り当てる(S808)。S808において最初に割り当たられたラスタと記録ヘッドの組み合わせが基本割当となる。このように各ラスタ1〜4を各記録ヘッド1〜4に割り当てて、一定量のページを印刷する(S809)。
S809で一定量のページを印刷した後は、S808で実行したラスタの割当をリセットする(S810)。その後、次の印刷が有るか否かを判断し(S811)し、次の印刷が無いときは印刷を終了する(S812)。次の印刷が有るときはS803に戻って記録ヘッドK1〜K4の温度を測定し、S804に進み、次のm頁分の印刷データをラスタ分割する。その後は上記と同じ手順を、印刷が終了するまで繰り返す。
上記例では、複数の記録ヘッドから構成されたラスター分割の例を示したが、図5に示すように一つのヘッド内に単色のインク吐出列(ノズル列)N1、N2、N3、N4を持つヘッドにおいても同様に適応される。
上記した実施例の画像形成方法によれば、画像形成前に最も温度の高い記録ヘッドには、この画像形成において温度上昇の最も低いと予測されるラスタを割り当てるように基本割当を変更できる。この結果、各記録ヘッドが画像形成中に温度上昇する程度を抑制できることとなるので、記録ヘッドの温度上昇に起因する画質の低下を低減でき、印刷品位を安定にできる。
本発明の画像形成装置の一例であるラインプリンタの概略を示す斜視図である。 図1のプリンタの電気系統を示すブロック図である。 本発明の画像形成方法の参考例1を示すフロー図である。 本発明の画像形成方法の実施例を示すフロー図である。 複数のインク吐出口列(ノズル列)N1、N2、N3、N4が形成された一つの記録ヘッドKの概略を示す斜視図である。 参考例1にヘッド間の温度差を追加した参考例2の要部を示すフロー図である。 連続印刷枚数に応じて記録ヘッドが昇温する様子を示すグラフであり、横軸は連続印刷枚数を表し、縦軸は記録ヘッドの温度を表す。 本発明の画像形成方法の一例を示すフロー図である。 (a)は、記録媒体の搬送方向(矢印A方向)に並んだ4個の記録ヘッドK1、K2、K3、K4を示す模式図であり、(b)は記録媒体上に着弾した記録ヘッドK1〜K4からのインク滴を示す模式図である。 記録媒体Pの各ページに同じ罫線Kを繰り返して印刷する例を示す模式図である。 ヘッド温度とインク吐出量との関係を示すグラフであり、横軸は記録ヘッド温度を表し、縦軸は吐出されるインクの量を表す。
符号の説明
10 プリンタ
34 CPU
50 FlashROM
K1、K2、K3、K4 記録ヘッド

Claims (5)

  1. 記録媒体の搬送方向に交差する交差方向に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列を備えた記録ヘッドを、前記搬送方向に沿って複数配置しておき、1つの画素が形成される記録媒体上の1つの画素領域が前記交差方向に複数個並んで構成される1本のラスターライン領域に向けて、前記複数の記録ヘッドのうちのいずれか一つの記録ヘッドからインクを吐出することを繰り返して記録媒体に画像を記録する画像形成方法において、
    記録媒体上の複数本の前記ラスターライン領域のうちのどのラスターライン領域の記録を、前記複数の記録ヘッドのうちのどの記録ヘッドで記録するかの対応関係を予め割り当てて基本割当として記憶しておき、
    所定頁分の印刷データを印刷するに先立ち、前記複数の記録ヘッドそれぞれの温度を検出するとともに前記所定頁分の印刷データを、前記基本割当てに応じて前記複数の記録ヘッド各々で記録されるラスタ毎の記録データに分割し、
    前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記検出温度が最も高い記録ヘッドで記録するように、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更し、
    変更された前記対応関係に応じて前記所定分の印刷データの記録を行うことを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記分割されたラスタ毎のインク吐出ドットをカウントし、前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記検出温度が最も高い記録ヘッドで記録するように、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更することを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 頁分の記録媒体に画像を形成し終える毎に前記対応関係を変更することを特徴とする請求項1、2いずれか一項に記載の画像形成方法。
  4. 記録媒体の搬送方向に交差する交差方向に並んだ複数個のインク吐出口からなる一列のインク吐出口列を有する記録ヘッドと、該記記録ヘッドを前記搬送方向に沿って複数備え、1つの画素が形成される記録媒体上の1つの画素領域が前記交差方向に複数個並んで構成される1本のラスターライン領域に向けて、前記複数の記録ヘッドのうちのいずれか一つの記録ヘッドからインクを吐出することを繰り返して記録媒体に画像を記録する画像形成装置において、
    記録媒体上の複数本の前記ラスターライン領域のうちのどのラスターライン領域の記録を、前記複数の記録ヘッドのうちどの記録ヘッドで記録するかの対応関係を予め割り当てて基本割当として記憶しておく基本割当記憶手段と、
    所定頁分の印刷データを印刷するに先立ち前記複数の記録ヘッドそれぞれの温度を検出する温度検出手段と、
    前記所定頁分の印刷データを、前記基本割当てに応じて前記複数の記録ヘッドの各々で記録されるラスタ毎の記録データに分割する記録データ分割手段と、
    前記ラスタ毎の記録データのうち最もインク吐出ドット数の少ないラスタを前記温度検出手段で検出された温度の最も高い記録ヘッドで記録する様に、前記記録ヘッドと前記ラスタライン領域の対応関係を変更する基本割当変更手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記分割されたラスタ毎のインク吐出ドットをカウントするカウント手段を、さらに備えることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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