JP2003126396A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003126396A
JP2003126396A JP2001322296A JP2001322296A JP2003126396A JP 2003126396 A JP2003126396 A JP 2003126396A JP 2001322296 A JP2001322296 A JP 2001322296A JP 2001322296 A JP2001322296 A JP 2001322296A JP 2003126396 A JP2003126396 A JP 2003126396A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技球の落下位置を予測不能にしながらも、
役物装置自体の大きさをコンパクトに構成できるように
する。 【解決手段】 パチンコ機やアレンジボール機等の遊技
機に関し、複合役物装置12(役物装置)には同方向に
延びる棒状部材18b,18c(複数の誘導部材)と、
当該棒状部材18b,18c,18eを長手方向と平行
な軸回りに回転させるモータ32,メイン制御基板34
等(駆動手段)とを備える。棒状部材18b,18c
は、パチンコ球B(遊技球)を誘導可能な誘導部位と、
落下可能な落下部位とが構成される。駆動手段によって
棒状部材18b,18cを回転させると落下部位を長手
方向に変化させるので、パチンコ球Bの落下位置が予測
不能になる。駆動手段は棒状部材18b,18cを回転
させるだけでよいので、複合役物装置12自体の大きさ
をコンパクトに構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、役物装置を備えた
遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】役物装置に関する技術の一例が特開平5
−300970号公報に開示されている。当該技術は、
一対の棒状部材(ガイド棒)について、遊技球の直径よ
りも狭い間隔と広い間隔とで対向して開閉することによ
り、当該遊技球の落下位置を変化させるものである。こ
の技術によれば、一対の棒状部材の開閉タイミングを変
化させることにより、遊技球がどの位置で落下するのか
が予測不能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記役
物装置では回転カムを用いて一対の棒状部材を水平方向
に開閉させているので、当該回転カムや一対の棒状部材
が開状態になり得るためのスペースが必要になる。した
がって、回転カムや一対の棒状部材等を収納する役物装
置が大きくなってしまうという問題があった。本発明は
このような点に鑑みてなしたものであり、遊技球の落下
位置を予測不能にしながらも、役物装置自体の大きさを
コンパクトに構成した遊技機を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段1】課題を解決するための
手段1は、請求項1に記載した通りである。当該手段1
によれば、役物装置には同方向に延びる複数の誘導部材
と、少なくとも一つの誘導部材を長手方向と平行な軸回
りに回転させる駆動手段とを備える。複数の誘導部材に
よって、遊技球を誘導可能な誘導部位と、当該遊技球を
落下可能な落下部位とが構成される。駆動手段が誘導部
材を回転させると落下部位を長手方向に変化させるの
で、遊技球がどの位置で落下するのかが予測不能にな
る。また駆動手段は、誘導部材を回転させるだけでよい
ので構造が簡単になり、スペースを必要としない。よっ
て、役物装置自体の大きさをコンパクトに構成すること
ができる。
【0005】
【課題を解決するための手段2】課題を解決するための
手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2
によれば、誘導部材は一部または全部を曲線状に形成し
た棒状部材からなる。誘導部材は棒状部材を曲線状に加
工すればよいので、簡単に形成することができる。誘導
部位と落下部位とは、棒状部材の加工具合によって簡単
に位置や形状等を調整することができる。
【0006】
【課題を解決するための手段3】課題を解決するための
手段3は、請求項3に記載した通りである。当該手段3
によれば、遊技球が入賞可能な入賞口を備え、落下部位
は遊技球の運動エネルギーを失わせ入賞口に向けて落下
可能に構成した。すなわち、誘導される遊技球が落下部
位に到達すると運動エネルギーを失って静止する。その
後に落下部位から落下する遊技球は入賞口に向かうの
で、当該入賞口に入賞する可能性が高まる。よって、遊
技者に賞球等の利益を与えることが可能になる。
【0007】
【課題を解決するための手段4】課題を解決するための
手段4は、請求項3に記載した遊技機において、駆動手
段の回転を制御し、遊技球を一時的に保留し得る第1姿
勢と、保留した前記遊技球を落下させ得る第2姿勢との
間で切り換える姿勢制御手段を有する。当該手段4によ
れば、姿勢制御手段が落下部位を第1姿勢に切り換える
と、遊技球の運動エネルギーを失わせて静止し保留させ
ることができる。また、姿勢制御手段が落下部位を第2
姿勢に切り換えると、保留している遊技球を落下させる
ことができる。このように、どの姿勢に切り換えるかに
よって遊技球の動向を簡単に制御することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1は遊技機の一つであるパ
チンコ機に本発明を適用し、二本の棒状部材についてそ
れぞれの一部を曲線状(湾曲)に形成した例である。当
該実施の形態1は、図1〜図4を参照しながら説明す
る。なお、パチンコ機を構成する他の部材や装置(例え
ばハンドル,上皿,下皿,枠,スピーカ,装飾用ラン
プ,カード用の度数表示器や返却スイッチ等)について
は周知であるので、図示および説明を省略する。
【0009】まず図1には、パチンコ機に備える遊技盤
10の外観を正面図で示す。当該遊技盤10は、後述す
るように液晶表示器14や誘導装置18等を有する複合
役物装置12、パチンコ球が入賞可能な始動口20、ソ
レノイド等によって開閉可能な開閉蓋22aを有する大
入賞口22、その他にゲートや一般の入賞口,風車,障
害釘等を適宜に配置する。
【0010】複合役物装置12は、図柄を表示可能な液
晶表示器14、パチンコ球を壁部26に向けて誘導する
通路28、パチンコ球を誘導可能な誘導部位と落下可能
な落下部位とを有する誘導装置18、壁部26の出口2
6a(図2等を参照)から出たパチンコ球が落下し得る
棚部24等を有する。この複合役物装置12の下方に
は、図示するように始動口20を配置している。なお、
必要に応じて通路28と同等の通路16(二点鎖線で図
示)を複合役物装置12に備えてもよい。
【0011】液晶表示器14に表示する図柄は、例えば
文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラク
タ等),映像などからなる抽選表示用図柄(特別図柄,
普通図柄等),装飾用図柄(前景図柄,背景図柄等)な
どが該当し、静止画でもよく、アニメーション等の動画
でもよい。パチンコ球が始動口20に入賞すると特別図
柄の図柄変動を始め、当該図柄変動を終えた後に保留数
の範囲内で続けて次回以降の図柄変動を行うように構成
する。なお液晶表示器14に代えて、7セグメント素
子,プラズマ表示装置等のような発光体を任意に用いて
もよい。
【0012】続いて図2には、誘導装置18と、当該誘
導装置18の回転駆動を制御する手段(駆動手段)との
構成例を模式的に示す。なお図2以降に示す壁部26
は、簡単かつ見易くするために、複合役物装置12の壁
部26のうちの一部分であって、片側(図面左上側)の
みを示す。よって、壁部26は歯車30,複合歯車40
等を設けた側(図面右下側)にも存在する。
【0013】誘導装置18は、両側の壁部26にそれぞ
れが回転可能に架橋した二本の棒状部材18b,18c
からなる。当該棒状部材18bのほぼ中央部には湾曲部
18aを備え、棒状部材18cのほぼ中央部にはU字状
に形成した湾曲部18dを備える。湾曲部18a,18
dの接触を防止するため、棒状部材18b,18cの直
線部分は回転中心軸(一点鎖線で図示)と非平行状に形
成している。この構成によって、回転によって変化する
棒状部材18b,18cの姿勢に応じて、棒状部材18
b,18cの間隔がパチンコ球Bの直径よりも大きくな
る部位と小さくなる部位とが変化する。当該間隔がパチ
ンコ球Bの直径よりも大きくなる部位では、当該パチン
コ球Bは落下するために落下部位に相当する。一方、当
該間隔がパチンコ球Bの直径よりも小さくなる部位で
は、パチンコ球Bは棒状部材18b,18c上を誘導さ
れるために誘導部位に相当する。
【0014】また、棒状部材18bの端部には歯車30
を備え、棒状部材18cの端部には複合歯車40を備え
る。複合歯車40は大径の歯車と小径の歯車とからな
り、大径側の複合歯車40が歯車30と噛み合う。よっ
て棒状部材18bと棒状部材18cは、図示する回転方
向D2,D4のように互いに反対方向に回転することに
なる。小径側の複合歯車40と噛み合う歯車38は、モ
ータ32の回転軸36の端部に備えている。当該モータ
32には例えばパルスモータ(またはサーボモータ等)
を用い、メイン制御基板34が回転軸36の回転駆動
(回転速度,回転方向,回転角等)を制御する。なお歯
車30等やモータ32に代えて、棒状部材18b,18
c等の姿勢を変化させ得る動力伝達部(例えばベルト,
チェーン,ラック&ピニオン等)や駆動体(例えばソレ
ノイド等)を用いてもよい。
【0015】図3には、誘導装置18と棚部24との関
係例を模式的に示す。なお、図3と図4では見易くする
ために図2で図示した歯車やモータ等を省略している。
図3(A)と図3(B)において、誘導装置18の下方
に位置する棚部24には、始動口20のほぼ真上に位置
する誘導溝24aを備える。この誘導溝24aは、湾曲
部18a,18dのほぼ真下に位置するように構成す
る。
【0016】ここで、図3(A)に示すように湾曲部1
8a,18dが下方に向けて凸状になる姿勢では、壁部
26の出口26aから出てきて誘導されたパチンコ球B
は湾曲部18a,18dで保留され得る。その後、棒状
部材18b,18cを回転させると湾曲部18a,18
dの姿勢(位置)が変化するため、保留されているパチ
ンコ球Bは落下し得る。落下したパチンコ球Bは誘導溝
24aに入る可能性が高く、一点鎖線で示す矢印D6に
沿って誘導溝24aを転動した後、始動口20に向けて
落下する。したがって、湾曲部18a,18dに保留さ
れた後に落下したパチンコ球Bは、始動口20への入賞
率が高くなる。
【0017】しかし、棒状部材18b,18cが他の姿
勢になると、パチンコ球Bの落下位置は変化する。その
落下位置の例を図4に示す。図4(A)で示すように湾
曲部18a,18dの各凹部が接近する姿勢では、誘導
装置18の誘導経路上にパチンコ球Bの直径よりも大き
なほぼ円形状の空間(穴)が存在する形になり、矢印D
8に示すように当該空間から落下する。
【0018】図4(B)で示すように湾曲部18a,1
8dの各凸部が斜め上方向になり、出口26a側の湾曲
部18a,18dの間隔がパチンコ球Bの直径よりも小
さくなる姿勢では、当該湾曲部18a,18dはストッ
パーの役割を果たす。すなわち、出口26aから出てき
たパチンコ球Bは図示するように湾曲部18a,18d
で停められる。こうして停止したパチンコ球Bは、その
後の誘導装置18の動きによって落下位置が変化するこ
とになる。
【0019】図4(C)で示すように湾曲部18a,1
8dの各凸部が対向して最も接近する姿勢では、棒状部
材18b,18cにかかる出口26a側の端部から湾曲
部18a,18dまでの直線部分は相互間の距離が次第
に広がる。よって、出口26aから出てきたパチンコ球
Bは、その直径よりも直線部分の相互間距離が大きくな
った位置で落下するので、矢印D10に沿って移動する
ことになる。
【0020】図4(D)で示すように湾曲部18a,1
8dの各凸部が接近して相互間の距離が小さくなる姿勢
では、その距離によっては図3(A)のように保留され
ない場合がある。この場合には湾曲部18a,18dの
いずれか一方側から落下するので、矢印D12に沿って
移動することになる。ただし、棒状部材18b,18c
にかかる出口26a側の端部から湾曲部18a,18d
までの直線部分は登り勾配になるので、湾曲部18a,
18dに到達するだけの運動エネルギーを有しないパチ
ンコ球Bの場合は出口26a側の端部に留まってしま
う。
【0021】上記実施の形態1によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 (a1)複合役物装置12(役物装置)には同方向に延
びる棒状部材18b,18c(複数の誘導部材)と、当
該棒状部材18b,18c,18eを長手方向と平行な
軸回りに回転させるモータ32,メイン制御基板34等
(駆動手段)とを備えた{図1,図2を参照}。棒状部
材18b,18cの直線部分は回転中心軸と非平行状に
形成しているので、パチンコ球B(遊技球)を誘導可能
な誘導部位と、パチンコ球Bを落下可能な落下部位とが
構成される。モータ32,メイン制御基板34等によっ
て棒状部材18cを回転させると落下部位を長手方向に
変化させるので、パチンコ球Bがどの位置で落下するの
かが予測不能になる。またモータ32,メイン制御基板
34等は、棒状部材18b,18cを回転させるだけで
よいので構造が簡単になり、スペースを必要としない。
よって、複合役物装置12自体の大きさをコンパクトに
構成することができる。
【0022】(a2)棒状部材18b,18cは一部を
曲線状に形成したので、簡単に形成することができる。
直線部分や湾曲部18a,18d等の加工具合によっ
て、誘導部位と落下部位とにかかる位置や形状等を簡単
に調整することができる。
【0023】(a3)パチンコ球Bが入賞可能な始動口
20(入賞口)を備えるとともに、湾曲部18a,18
d(落下部位)はパチンコ球Bの運動エネルギーを失わ
せ始動口20に向けて落下可能に構成した{図3
(A),図3(B)を参照}。すなわち、棒状部材18
b,18c上を誘導されるパチンコ球Bが湾曲部18
a,18dに到達すると保留され得るので、保留された
場合には運動エネルギーを失って静止する。その後に湾
曲部18a,18dから落下するパチンコ球Bは始動口
20に向かうので、当該始動口20に入賞する可能性が
高まる。よって、遊技者に賞球等の利益を与えることが
可能になる。
【0024】(a4)モータ32(駆動手段)の回転を
制御して、パチンコ球Bを一時的に保留する第1姿勢
{図3(A)を参照}と、保留したパチンコ球Bを落下
させる第2姿勢{図3(B)を参照}との間で切り換え
る構成とした{姿勢制御手段}。棒状部材18b,18
cを第1姿勢に切り換えると、図3(A)に示すように
パチンコ球Bの運動エネルギーを失わせて湾曲部18
a,18dに保留させることができる。また、棒状部材
18b,18cを第2姿勢に切り換えると、保留してい
るパチンコ球Bを落下させることができる。このよう
に、どの姿勢に切り換えるかによってパチンコ球Bの動
向を簡単に制御することができる。
【0025】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1と同様にパチンコ機に本発明を適用し、二本の棒状
部材のうち、一方をほぼ直線状に形成し、他方の一部を
曲線状(湾曲)に形成した例である。当該実施の形態2
は図5,図6を参照しながら説明する。なお遊技盤10
の構成等は実施の形態1と同様であり、図示および説明
を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異
なる点について説明する。よって、実施の形態1と同一
の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】まず図5には、誘導装置18と、当該誘導
装置18の回転駆動を制御する手段との構成例を概念的
に示す。図2に示す誘導装置18と異なるのは、第1
に、直線部分と湾曲部18dとからなる棒状部材18c
に代えて、ほぼ全部を直線状に形成した棒状部材18e
を用いた点である。第2に、棒状部材18bと棒状部材
18eとを段違いに架橋した点である。棒状部材18e
には歯車を備えていないので、長手方向と平行な軸回り
に回転することはない。図示するように、モータ32の
回転軸36に備えた回転軸36は、棒状部材18bの端
部に備えた歯車30と噛み合う。この構成によれば、棒
状部材18bのみが長手方向と平行な軸回り(回転方向
D4)に回転する。
【0027】出口26aから出てきたパチンコ球Bの動
向によっては棒状部材18b,18eに乗らず、そのま
ま落下する可能性がある。しかし、パチンコ球Bが棒状
部材18b,18eに乗った場合には棒状部材18bの
姿勢に応じて落下位置が変化する。その落下位置の例を
図6に示す。
【0028】図6(A)で示すように湾曲部18aが棒
状部材18eと反対側に凸状となる姿勢では、棒状部材
18bにかかる出口26a側の端部から湾曲部18aま
での直線部分と棒状部材18eとの距離が次第に狭ま
る。よって、パチンコ球Bは当該直線部分によって押し
出されるように矢印D14に沿って移動し、湾曲部18
aに到達する前に落下する。
【0029】図6(B)で示すように湾曲部18aの凸
部が上方を向く姿勢では、出口26aから出てきたパチ
ンコ球Bは湾曲部18aまで誘導され得る。棒状部材1
8bと棒状部材18eは段違いになっているので、パチ
ンコ球Bが湾曲部18aに到達すると、これまで支えて
きた棒状部材18bの直線部分がなくなって湾曲部18
aと棒状部材18eとの空間を落下し、矢印D16に沿
って移動する。
【0030】図6(C)で示すように湾曲部18aの凸
部が棒状部材18e側に向く姿勢では、図4(C)の場
合と同様に棒状部材18bにかかる出口26a側の端部
から湾曲部18aまでの直線部分と棒状部材18eとの
相互間距離が次第に広がる。よって、自身の直径よりも
相互間距離が大きくなった位置でパチンコ球Bは落下す
るので、矢印D18に沿って移動することになる。
【0031】図6(D)で示すように湾曲部18aの凸
部が下方を向く姿勢では、出口26aから出てきたパチ
ンコ球Bは湾曲部18aまで誘導され得る。棒状部材1
8bと棒状部材18eは段違いになっているので、パチ
ンコ球Bが湾曲部18aに到達すると、これまで支えて
きた棒状部材18bの直線部分がなくなって湾曲部18
aの開口部を落下し、矢印D20に沿って移動する。
【0032】上記実施の形態2によれば、以下に示す効
果を得ることができる。 (b1)棒状部材18b,18eを段違いに架橋したの
で{図5,図6を参照}、ほぼ同じ高さで架橋した棒状
部材18b,18cの場合に比べると{図2等を参
照}、棒状部材18b,18eに乗らないで落下するパ
チンコ球Bが増える。よって、パチンコ球Bの動きを多
様化することができる。 (b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等につい
ては、棒状部材18eを直線状に形成し回転不能に構成
した点が異なるだけであるので、実施の形態1と同様の
効果を得ることができる{上述した(a1)〜(a4)
を参照}。
【0033】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機
(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,
材質,配置および動作条件等については、上記実施の形
態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を
応用した次の各形態を実施することもできる。 (c1)実施の形態1,2では、パチンコ機に本発明を
適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊
技機(例えばアレンジボール機,雀球遊技機等)であっ
て誘導部材と駆動手段とを備えたものにも同様に本発明
を適用することができる。他の遊技機であっても遊技者
は遊技球の落下位置を予測することができず、しかも役
物装置自体の大きさをコンパクトに構成することができ
る。
【0034】(c2)実施の形態1,2では、いずれも
棒状部材を用いて誘導装置18を構成した{図2,図5
等を参照}。この形態に代えて、二本の棒状部材のうち
一方または双方を板状部材として誘導装置18を構成し
てもよい。例えば図7に示す例では、図2に示す棒状部
材18bに代えて、ほぼ全部を平板状に形成した板状部
材18f(誘導部材)を用いている。この構成によれ
ば、板状部材18fを回転させると落下部位を長手方向
に変化させるので、パチンコ球Bがどの位置で落下する
のかが予測不能になる。またモータ32,メイン制御基
板34等は棒状部材18bおよび板状部材18fの一方
または双方を回転させるだけでよいので、複合役物装置
12の大きさをコンパクトに構成することができる。な
お、板状部材18fの一部または全部を曲面状に形成す
ると、長手方向に対して落下部位が多様に変化する(曲
面部分が増えるほど変化しやすくなる)ので面白味が増
す。また、棒状部材や板状部材は二つに限らず、三以上
の任意数で誘導装置18を構成してもよい。この構成に
よれば部材間の距離が複雑に変化するので、長手方向に
対する落下部位の変化も複雑になって面白味が増す。
【0035】(c3)実施の形態1,2では、棒状部材
18b,18c,18eや板状部材18f等の両端は壁
部26で回転可能に支持する構成とした{図2,図5,
図7等を参照}。この形態に代えて、一方側の端を自由
端で構成してもよい。この場合、他方側の端には歯車や
モータ等を備える必要があるので、これとは反対側に限
られる。自由端とすれば弾性作用によって誘導部材の相
互間距離が変化するので、支持端に比べてパチンコ球B
の落下位置がより複雑に変化してゆく。したがって、遊
技者はパチンコ球Bの落下位置を予測するのがより困難
になる。
【0036】(c4)実施の形態1,2では、複合役物
装置12内に棒状部材18b,18c等,歯車30,モ
ータ32などを備えたが、棒状部材18b,18c等を
複合役物装置12以外の装置や遊技盤10上にも同様に
備える構成としてもよい。この場合でも遊技者はパチン
コ球Bの落下位置を予測することができない。また、棒
状部材18b,18c,18eや板状部材18fの回転
方向,回転速度,回転/停止のタイミング等を変化させ
るとなおよい。例えば実施の形態1の例では、棒状部材
18b,18cのうち一方の回転方向を変化させたり、
棒状部材18bと棒状部材18cとで回転速度を変化さ
せたり、遊技状態等に応じて棒状部材18b,18cの
回転を停止して図3(A)に示す棒状部材18b,18
cの姿勢を所定期間(例えば5秒間等)だけ維持する。
こうすれば、パチンコ球Bの落下位置がより複雑に変化
してゆくので、より面白味が増す。
【0037】(c5)実施の形態1,2では、誘導装置
18の下方に位置する棚部24に誘導溝24aを備えた
{図3を参照}。この形態に代えて、始動口20の近傍
までパチンコ球Bを誘導可能な他の通路等を備えてもよ
い。図8に示す例では、湾曲部18a,18dのほぼ真
下に入口24bを備え、始動口20のほぼ真上に出口2
4cを備えた誘導路24dを棚部24に設けている。当
該誘導路24dを設けた場合でも、湾曲部18a,18
dに保留された後に落下したパチンコ球Bは、誘導路2
4dを通じて始動口20に入賞する確率が高くなる。な
お出口24cに代えて、入口24bから入ったパチンコ
球Bを検出するセンサを誘導路24d内に備えてもよ
い。この場合には誘導路24dを入賞通路として構成す
ることになり、入口24bに入れば確実に入賞となる。
【0038】(c6)実施の形態1,2では、メイン制
御基板34(メイン基板)がモータ32を通じて誘導装
置18の駆動を制御する構成とした{図2,図5等を参
照}。この形態に代えて、モータ32を通じて誘導装置
18の駆動を制御可能な他の基板(サブ基板)によって
制御する構成としてもよい。例えば、メイン制御基板3
4から指令信号を受けて液晶表示器14で表示する図柄
を制御するのは図柄制御基板であるが、当該図柄制御基
板がモータ32を通じて誘導装置18の駆動を制御する
構成とする。この構成によれば、液晶表示器14で表示
する内容に合わせて誘導装置18を駆動することも可能
になる。よって、メイン制御基板34側の負担を減らす
ことができるとともに、遊技者は液晶表示器14の表示
内容を見てパチンコ球Bが湾曲部18a,18dに保留
されるタイミングを狙って発射させ得るので遊技性が向
上する。こうした作用効果は、スピーカから出す音を制
御する音制御基板や、パチンコ球Bの払い出しを制御す
る賞球制御基板等についても同様である。他の基板から
誘導装置18の駆動を制御する場合であっても、パチン
コ球Bがどの位置で落下するのかを予測不能にできる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、遊技者は遊技球の落下
位置を予測することができず、しかも役物装置自体の大
きさをコンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤の外観を示す正面図である。
【図2】誘導装置および駆動手段の第1構成例を模式的
に示す斜視図である。
【図3】誘導装置と棚部との関係例を模式的に示す図で
あって、(A)にはパチンコ球の保留状態を示し、
(B)にはパチンコ球の落下後を示す。
【図4】棒状部材の姿勢に対するパチンコ球の経路例を
示す図である。
【図5】誘導装置および駆動手段の第2構成例を概念的
に示す斜視図である。
【図6】棒状部材の姿勢に対するパチンコ球の経路例を
示す図である。
【図7】誘導装置および駆動手段の第3構成例を概念的
に示す斜視図である。
【図8】誘導装置と棚部との関係例を模式的に示す図で
ある。
【符号の説明】
10 遊技盤 12 複合役物装置(役物装置) 14 液晶表示器 16,28 通路 18 誘導装置 18a,18d 湾曲部 18b,18c,18e 棒状部材(複数の誘導部材) 18f 板状部材(複数の誘導部材) 20 始動口 22 大入賞口 24 棚部 24a 誘導溝 26 壁部 26a 出口 30,38 歯車 40 複合歯車 32 モータ(駆動手段) 34 メイン制御基板(駆動手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同方向に延びる複数の誘導部材と、 前記複数の誘導部材によって、遊技球を誘導可能な誘導
    部位と、前記遊技球を落下可能な落下部位とが構成さ
    れ、 前記複数の誘導部材のうち少なくとも一つの誘導部材を
    長手方向と平行な軸回りに回転させて、前記落下部位を
    前記長手方向に変化させる駆動手段とを役物装置に備え
    た遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した遊技機において、 誘導部材は、一部または全部を曲線状に形成した棒状部
    材からなる遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機にお
    いて、 遊技球が入賞可能な入賞口を備え、 落下部位は、前記遊技球の運動エネルギーを失わせ、前
    記入賞口に向けて落下可能に構成した遊技機。
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