JP2004230075A - 遊技機 - Google Patents

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Takaaki Ichihara
高明 市原
Yuji Kato
雄司 加藤
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Abstract

【課題】個々の遊技球について可変入賞装置への入賞率を従来よりも高められるようにする。
【解決手段】パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機に関し、遊技球Bを検出する検出手段1と、検出手段1が遊技球Bを検出したことを契機として抽選を行う抽選手段2と、遊技球Bが入賞容易な第1姿勢6aと遊技球Bが入賞困難な第2姿勢6bとの間で切り換え可能な可変入賞装置6と、検出手段1から可変入賞装置6までの間に備え、遊技球Bが通行可能な通路部材7と、抽選手段2による抽選の結果に応じて可変入賞装置6を第1姿勢6aに切り換える制御を行う姿勢制御手段3とを備える。こうすれば可変入賞装置6への入賞率が高まるので、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりも高められる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出手段,抽選手段,可変入賞装置等を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機には、始動口と呼ばれる入賞装置を備えているものが多い。当該始動口にパチンコ球が入賞すると、例えば特別図柄の変動表示などを始める。遊技者はより多くのパチンコ球を始動口に入賞させることを狙って遊技するが、かかる始動口への入賞間隔を調整する技術が既に開示されている(例えば特許文献1を参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−269543号公報(第5−6頁,図3)
【0004】
当該特許文献1に開示された技術によれば、保留数が0または1のときに羽根部材を開けてパチンコ球を始動口の上方に誘導させることで、入賞間隔を調整している。なお、多くの始動口は可動片(いわゆるチューリップ)を備えた可変入賞装置で構成されており、可動片が開いた状態では入賞が容易になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、羽根部材でパチンコ球を誘導したとしても、始動口の可動片が閉じた状態では入賞率は低くなる(ただしゼロではない)。当該入賞率が高くなる可動片が開く状態は一定時間であって、しかも普通図柄の変動表示を行なって所定図柄が表示されたときに限られる。少なくとも普通図柄の変動表示中は始動口の可動片を閉じているので、羽根部材で誘導する個々のパチンコ球について入賞率を高めることは極めて困難である。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、個々の遊技球について可変入賞装置への入賞率を従来よりも高められるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は図1に模式的に示すように、遊技球Bを検出する検出手段1と、検出手段1が遊技球Bを検出したことを契機として抽選を行う抽選手段2と、遊技球Bが入賞容易な第1姿勢6aと遊技球Bが入賞困難な第2姿勢6bとの間で切り換え可能な可変入賞装置6とを備えた遊技機であって、
前記検出手段1から前記可変入賞装置6までの間に備え、遊技球Bが通行可能な通路部材7と、
前記抽選手段2による抽選の結果に応じて前記可変入賞装置6を前記第1姿勢6aに維持する維持期間を異ならせ、当該維持期間中は前記第1姿勢6aにする制御を行う姿勢制御手段3とを有する。
【0007】
ここで、手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「検出手段」は遊技球(遊技媒体)を検出可能なものであって、非接触型(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)のみならず、接触型(例えばスイッチ,タッチパネル,圧力センサ等)を含む。
(2)「可変入賞装置」は第1姿勢と第2姿勢との間で切り換え可能な部材を備えていればよく、その形態(開閉,スライド,揺動,弾性等)を問わない。
【0008】
当該手段1によれば、抽選手段2は個々の遊技球Bについて抽選を行い、その抽選結果に応じて維持期間が異なる。姿勢制御手段3が第1姿勢6aに維持する維持期間中は、遊技球Bが可変入賞装置6に入賞し易くなる。この維持期間が長くなれば可変入賞装置6への入賞率が高まるので、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0009】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、手段1に記載した遊技機であって、
通路部材7の下方に可変入賞装置6を備えるとともに、遊技球Bが検出手段1によって検出されてから前記通路部材7を落下するまでの時間分布5に基づいて第1姿勢6aに維持する維持時間を異ならせた複数の役物作動パターンを予め記憶部4に記憶し、
姿勢制御手段3は、抽選手段2による抽選の結果に応じて役物作動パターンを決定し、当該維持期間中は前記第1姿勢6aにする。
【0010】
ここで、手段2に記載した用語の「時間分布」は時間の確率分布を意味し、実験で得られるデータに基づいて定めたり、実際に遊技機を稼働させて得られるデータに基づいて定めるなどして記憶部4に記憶する。当該解釈は請求項および発明の詳細な説明についても同様である。
【0011】
当該手段2によれば、役物作動パターンの決定は、抽選手段2による抽選の結果に応じて行う。例えば、抽選の結果として当選すれば維持時間の長い役物作動パターンを選択し、落選すれば維持時間の長い役物作動パターンを選択する。また遊技球Bが通路部材7を落下する割合の高い時期に可変入賞装置6を第1姿勢6aに切り換える役物作動パターンを選択した場合には、当該可変入賞装置6への入賞率がさらに高まる。よって、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりもさらに高めることが可能になる。
【0012】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、遊技球Bを検出する検出手段1と、当該検出手段1が遊技球Bを検出したことを契機として抽選を行う抽選手段2と、遊技球Bが入賞容易な第1姿勢6aと遊技球Bが入賞困難な第2姿勢6bとの間で切り換え可能な可変入賞装置6とを備えた遊技機であって、
前記検出手段1から前記可変入賞装置6までの間に備え、遊技球Bが通行可能な通路部材7と、
前記抽選手段2による抽選の結果に応じて前記検出手段1が遊技球Bを検出してから前記可変入賞装置6を前記第1姿勢6aに切り換えるまでの待機時間を異ならせ、当該待機時間を経過してから前記可変入賞装置6を前記第1姿勢6aに切り換える制御を行う姿勢制御手段3とを有する。
【0013】
当該手段3によれば、抽選手段2は個々の遊技球Bについて抽選を行い、その抽選結果に応じて待機時間が異なる。姿勢制御手段3は、待機時間を経過してから第1姿勢6aに切り換える。この待機時間によっては可変入賞装置6への入賞率が高まるので、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0014】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、手段3に記載した遊技機であって、
姿勢制御手段3は、抽選手段2による抽選の結果に応じて可変入賞装置6を第1姿勢6aに維持する維持期間を異ならせ、当該維持期間中は前記第1姿勢6aにする。
【0015】
当該手段4によれば、姿勢制御手段3は、抽選手段2の抽選結果に応じて異なる維持期間中は第1姿勢6aに切り換える。この維持期間が長くなれば可変入賞装置6への入賞率が高まるので、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0016】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、手段3または4に記載した遊技機であって、
通路部材7の下方に可変入賞装置6を備えるとともに、遊技球Bが検出手段1によって検出されてから前記通路部材7を落下するまでの時間分布5に基づいて第1姿勢6aに維持する維持時間を異ならせた複数の役物作動パターンを予め記憶部4に記憶し、
姿勢制御手段3は、抽選手段2による抽選の結果に応じて役物作動パターンを決定し、当該待機時間を経過してから前記可変入賞装置6を前記第1姿勢6aに切り換える。
【0017】
当該手段5によれば、役物作動パターンの決定は、抽選手段2による抽選の結果に応じて行う。例えば、抽選の結果として当選すれば維持時間の長い役物作動パターンを選択し、落選すれば維持時間の長い役物作動パターンを選択する。また遊技球Bが通路部材7を落下する割合の高い時期に可変入賞装置6を第1姿勢6aに切り換える役物作動パターンを選択した場合には、当該可変入賞装置6への入賞率がさらに高まる。よって、個々の遊技球Bについて可変入賞装置6への入賞率を従来よりもさらに高めることが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用し、抽選結果に応じて開放姿勢に維持する時間を異ならせる例である。当該実施の形態1は、図2〜図9を参照して説明する。
【0019】
まず、カードユニット10およびパチンコ機12の外観を図2に示す。カードユニット10は、記録媒体(例えば磁気カードやICカード等)に記録された残高情報や有価価値情報等が入出力可能であり、当該残高情報等で示す範囲内で遊技者が望む金額分に相当する個数のパチンコ球が貸し出し可能に構成されている。カードユニット10の具体的な構成や作動等については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0020】
パチンコ機12の正面側は、内側を透視可能な透視体16,36を備えたカバー体14で覆われている。カバー体14は半透明(または透明や不透明)の部材で形成する。透視体16,36はそれぞれ透明(または半透明)の部材で形成されており、透視体16を通じて遊技盤50(具体的には遊技領域等)が見える。このうち遊技盤50には、後述するようにセグメント素子20や液晶表示器22等を備えた役物装置18や、パチンコ球を検出する始動口センサ48を有する始動口24、一般の入賞口,風車,障害釘などを適宜に配置されている。これらのうち、始動口24は可変入賞装置6に相当し、上述した始動口センサ48の他に、ソレノイドによって開閉可能な一対の可動片60(いわゆるチューリップ;図3を参照)を備える。当該可動片60は、開放姿勢(第1姿勢6aに相当)と閉鎖姿勢(第2姿勢6bに相当)との間で切り換え可能に構成する。
【0021】
その他には、パチンコ球を発射させるためのハンドル30、音(例えば音声,音楽,効果音等)を響かせるスピーカ42、球貸しを指示する球貸ボタン40、パチンコ遊技を終了して精算を指示する精算ボタン38、カード(ICカードや磁気カード等の記録媒体)の返却を指示する返却ボタン32等を備える。
【0022】
図3には、図2に示す役物装置18と始動口24とを拡大して図示する。図4には、図3に示す役物装置18と始動口24を斜視図で示す。役物装置18には、普通図柄の変動表示等を行うセグメント素子20や、特別図柄の変動表示や保留数(普通図柄,特別図柄にかかる変動表示の保留数)等を表示可能な液晶表示器22、パチンコ球B2がそれぞれ通行(落下を含む)可能な誘導通路52,62(いわゆるワープ装置)、誘導通路52にパチンコ球B2が入ったことを検出する通過センサ56、同じく誘導通路62にパチンコ球B2が入ったことを検出する通過センサ64、誘導通路52,62を通行したパチンコ球B2が移動可能な移動通路58(いわゆるステージ)などを有する。
【0023】
これらのうちで誘導通路52,62と移動通路58はそれぞれ通路部材7に相当し、通過センサ56,64はそれぞれ検出手段1に相当する。本例では、誘導通路52,62は直立状の筒体で構成し、その近傍には障害釘54を配置する。図4に示すように誘導通路52は入口52aと出口52bを備え、誘導通路62も同様に備える。移動通路58は凹状に湾曲させて構成し、その中央部には手前側(すなわち遊技者側)に下って傾斜させた窪部58aを備える。始動口24は、例えば移動通路58の下方に配置する。
なお、パチンコ球B2は遊技球B(あるいは遊技媒体)に相当する。また、二点鎖線で示す通過センサ56aは出口52bの近傍に備え、同じく二点鎖線で示す通過センサ56bは窪部58aの近傍に備える。
【0024】
セグメント素子20には例えば7セグメントLEDを用いるが、普通図柄等が表示可能な他の表示器(すなわち液晶表示器,CRT,プラズマ表示器等)を用いてもよい。液晶表示器22に代えて、特別図柄の変動表示や保留数等が表示可能な他の表示器(すなわちCRT,プラズマ表示器,LEDを格子状に配置したLED表示器等)を用いてもよい。これらのセグメント素子20や液晶表示器22は、それぞれ表示部に相当する。
【0025】
次に、パチンコ機12によるパチンコ遊技を実現するべく構成した基板や装置等の接続例について図5を参照して説明する。なお以下の説明で単に「接続する」という場合には、特に断らない限り電気的に接続することを意味する。
【0026】
CPU(プロセッサ)122を中心に構成したメイン制御基板120は、遊技制御プログラムや一定のデータ等を格納したROM124、乱数,保留数(特別保留数,普通保留数),上限値およびバッファ等のような一時的データを格納可能なRAM126、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。これらのうちでROM124やRAM126は、それぞれ記憶部4に相当する。CPU122は、遊技制御プログラムを実行してパチンコ遊技を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述する球検出処理,変動パターン設定処理,始動口開閉処理等のような各手続きを実現するプログラムを含む。他の構成要素は周知の技術と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0027】
メイン制御基板120には、駆動センサ106,計数センサ108等からの信号を受けて払い出し用のモータ104を駆動制御する払出制御基板112や、外部装置に信号を伝達可能な外部端子板116、セグメント素子20、表示や音等の演出を制御するサブ制御基板130、信号を中継する中継端子板138などを接続する。外部装置には、遊技場に備えたホールコンピュータや、島設備に備えた島コンピュータ、他の遊技機(例えばパチンコ機,スロットマシン等)、携帯端末装置(例えば携帯電話器等)などが該当する。外部装置に伝達する信号には、例えば大当たり,図柄確定,確変中等のような遊技情報を含む。
【0028】
払出制御基板112には、ハンドル30に備えたタッチセンサ100等からの信号を受けて発射用のモータ102を駆動制御する発射制御基板110や、カードユニット10等との間でデータの送受信等を制御するインタフェース基板114(図5では「I/F基板」と表記する)などを接続する。発射制御基板110やインタフェース基板114等は、メイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成する。モータ102,104には例えばパルスモータ(正逆回転可能なものが望ましい)を用いるが、サーボモータ等を用いてもよい。駆動センサ106は、モータ104やパチンコ球を払い出す払出装置等の駆動状態を監視する。計数センサ108は、実際に払い出したパチンコ球の個数をカウントする。
【0029】
サブ制御基板130には、液晶表示器22への表示を制御する図柄制御基板140や、スピーカ42、装飾用の発光体142などを接続する。当該サブ制御基板130はCPU132を中心に構成し、サブ制御プログラムや所要のデータ等を格納するROM134、受信データ,大当たり図柄,抽選データ等の一時的データを格納するRAM136、あるいは入出力処理回路や通信制御回路などを備える。CPU132はROM134に格納したサブ制御プログラムを実行して、メイン制御基板120から送信された演出用のコマンドを受信し、図柄制御基板140を通じて液晶表示器22に図柄等を表示したり、スピーカ42から音を出したり、発光体142の表示などを制御する。他の構成要素については周知の構成と同様であるので、図示および説明を省略する。
【0030】
図柄制御基板140はメイン制御基板120と同様にCPUを中心に構成し、図柄等を予め記憶したキャラクタROMや、サブ制御基板130から送信された表示用のコマンドに基づいて液晶表示器22に図柄等を表示するVDP(Video Display Processor)等を有する。VDPはパレットRAM等を有し、二以上のレイヤーで独立に表示/非表示を制御する。またVDPは、CPUが受けた表示用のコマンドに含まれる表示情報の解析結果に基づくCPUからの指示を受けて図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なって図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を液晶表示器22に出力する。スプライト処理を実行して実現するスプライト機能によって、図柄(特別図柄,普通図柄,背景図柄など)等の表示や図柄変動などを実現する。
【0031】
中継端子板138には、特にメイン制御基板120から離れた位置に備えた装置(例えば始動口センサ48、通過センサ56,64、可動片60を運動させるソレノイド等)などを接続する。ソレノイドの作動を制御することにより、可動片60を矢印方向に往復運動させて開閉することができる。
なお上述した駆動センサ106や、計数センサ108、始動口センサ48、通過センサ56,64等には、接触型センサ(例えばリードスイッチ,マイクロスイッチ,圧力センサ等)、あるいは非接触型センサ(例えば近接センサ,光センサ,赤外線センサ等)を用いる。
【0032】
上述のように構成したパチンコ機12において、本発明を実現する手続きについて図6〜図8を参照して説明する。図6にはパチンコ球の通過を検出して抽選等を行う球検出処理の手続きを、図7には変動表示のパターンを設定する変動パターン設定処理の手続きを、図8には始動口24の開閉を実現する始動口開閉処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。これらの手続きは、例えばメイン制御基板120で実現する。なお以下の説明では特に断らない限り、「保留数」という場合には普通保留数を意味し、「変動表示」という場合には普通図柄の変動表示を意味する。また一のパチンコ球は誘導通路52,62のいずれかを通行可能であるが、いずれの通路を通行した場合でも同等の処理を行うので誘導通路52を通行する場合を例にして説明する。
【0033】
図6に示す球検出処理では、まず誘導通路52,62に入る(または通行する)パチンコ球B2を検出したか否かを判別する〔ステップS10〕。例えば図3,図5等に示す通過センサ56からの検出信号があれば誘導通路52に入った(YES)と判別し、当該検出信号がなければ誘導通路52に入っていない(NO)と判別する。もしパチンコ球B2が誘導通路52に入って通行したときは(YES)、そのパチンコ球B2ごとに対応して所要の乱数を読み込む〔ステップS12〕。当該乱数は、カウンタ等を用いたソフトウェア乱数と、発振器等を用いたハードウェア乱数とのいずれか一方または双方を用いる。例えば当選か否かを決定する当落判定用乱数や、変動表示を終了(すなわち停止)した後に確定して表示する停止図柄(例えば単図柄や図柄パターン等)を特定する停止図柄用乱数などが該当する。乱数を読み終えると、保留数を増やした加算結果を液晶表示器22の画面内に表示する〔ステップS14〕。
【0034】
ステップS14で保留数を表示した後、あるいはステップS10で誘導通路52にパチンコ球B2が入っていないときは(NO)、変動不能か否か又は保留数が0以下であるか否かを判別する〔ステップS16〕。すなわち図3等に示すセグメント素子20で変動表示中であるときなどは変動不能と判別し、そうでないときは変動可能と判別する。もし保留数が0以下であれば、既に保留にかかる変動表示を全て終えていることを意味する。
【0035】
もし変動表示が可能な時期であって、かつ保留数が1以上ならば(ステップS16でNO)、保留数を減らした減算結果を液晶表示器22の画面内に表示する〔ステップS18〕。なお、図4に二点鎖線で示す通過センサ56a(あるいは通過センサ56b)を備え、これらのセンサと通過センサ56との検出信号に基づいてパチンコ球B2の移動速度を求め〔ステップS20〕、セグメント素子20で変動表示を実現するための変動パターンを設定するべく変動パターン設定処理を実行してもよい〔ステップS22〕。ここで、変動パターン設定処理の具体的な手続きについて図7を参照して説明する。
【0036】
図7の変動パターン設定処理では、まず今回の抽選で当選したか否かを判別する〔ステップS30〕。通常のパチンコ機12では、例えば当落判定用乱数が当選値(1個または複数個の値)に等しいか否かで判別する。もし落選したならば(NO)、落選用の変動パターンを乱数等に基づいて選択し〔ステップS40〕、選択した落選用の変動パターンをバッファに設定したうえで〔ステップS38〕、変動パターン設定処理を終える。
【0037】
一方、ステップS30で当選したときは(YES)、当選値に従って選択すべき変動パターンを異ならせる。例えば、当選値が第1範囲(具体的には4〜6等)のときは(ステップS32でYES)、当選用の変動パターンP1を選択する〔ステップS42〕。また当選値が第2範囲(具体的には7〜9等)のときは(ステップS34でYES)、当選用の変動パターンP2を選択する〔ステップS44〕。さらに当選値が第3範囲(具体的には1〜3等)のときは(ステップS34でNO)、当選用の変動パターンP3を選択する〔ステップS36〕。こうして選択した各変動パターンP1,P2,P3をバッファに設定したうえで〔ステップS36〕、変動パターン設定処理を終える。本例ではバッファに変動パターンを設定する構成としたが、コマンドを送信する構成としてもよい。
【0038】
変動パターンを設定した後、図6に戻って当該設定した変動パターンに基づいてセグメント素子20で変動表示や停止図柄の表示等を行う〔ステップS24〕。すなわち変動表示を選択した変動パターンに基づく変動期間だけ行い、停止図柄を表示する。本実施例の当該変動期間は、変動パターンP1は5秒間、変動パターンP2は3秒間、変動パターンP3は1秒間に設定する。なお、変動期間は変動パターンの相違にかかわらず同一(例えば3秒間)としてもよい。また、パチンコ球B2の検出に基づいて変動表示を開始して変動期間を経過した後に停止図柄を表示する形態としてもよく、変動表示を常時行なってパチンコ球B2の検出から変動期間を経過した後に停止図柄を表示する形態としてもよい。
【0039】
変動表示を終えると、始動口24の開閉を実現するべく始動口開閉処理を実行し〔ステップS26〕、球検出処理を終える。これに対してステップS16で変動不能か保留数が0以下のときは(YES)、そのまま球検出処理を終える。ここで、始動口開閉処理の具体的な手続きについて図8を参照して説明する。
【0040】
図8の始動口開閉処理では、まずRAM126内のバッファに変動パターンが設定されているか否かを判別する〔ステップS50〕。もしバッファに変動パターンが設定されており(ステップS52でYES)、しかも設定された変動パターンが所定の変動パターンであれば(ステップS54でYES)、当該変動パターンに基づいて始動口24の可動片60を開閉する役物作動パターンを選択して設定する。例えば、変動パターンP1が設定されたときは(ステップS54でYES)、役物作動パターンPaを選択して設定する〔ステップS64〕。また変動パターンP2が設定されたときは(ステップS56でYES)、役物作動パターンPbを選択して設定する〔ステップS66〕。他の変動パターンが設定されたときは(ステップS56でNO)、役物作動パターンPcを選択して設定する〔ステップS58〕。
【0041】
こうして役物作動パターンを設定した後、パチンコ球B2が通過センサ56によって検出されてから始動口24に到達するのに要する移動時間を経過するまで待機する〔ステップS60〕。当該移動時間は平均値や所定値等(例えば5秒間等)を用いてもよく、図6のステップS20で求めたパチンコ球B2の移動速度から推測される時間を用いてもよい。その後、ステップS58で設定した変動パターンに従って上述の可動片60を開閉し〔ステップS62〕、始動口開閉処理を終える。
【0042】
図10は、パチンコ球B2が通過センサ56に検出された時点を時刻t0とし、時間tの経過に伴って当該パチンコ球B2が通路部材7から落下する時点での割合(%)を表した分布データを表す。また、当該分布データとの関係で可動片60を開閉させるパターン(すなわち役物作動パターン)を併せて表す。
【0043】
分布データは、実験等によって、所定個数(例えば50個や100個等)のパチンコ球を誘導通路52および通路部材7を通行させ、当該パチンコ球が通過センサ56に検出された時点から通路部材7を落下する時点までに要する時間を計測して求める。さらには、分布データに基づいて分布線(図10の例では、実線c4で示す折れ線や、二点鎖線c2で示す曲線など)を求める。求めた分布線に基づいて、折れ点や変曲点、極値(極大値や極小値等)、所定の時間間隔(等分した時間間隔を含む)などから役物作動パターンを規定してROM124等の記憶部に記憶しておく。例えば、役物作動パターンPaは、時刻t0から時刻t2までの間は閉鎖姿勢(図9(B)を参照)で待機し、時刻t2から時刻t8までの間は開放姿勢(図9(A)を参照)を維持する。役物作動パターンPb,Pcについても、姿勢を変化させるタイミングが異なる点を除けば同様である。
【0044】
最も長く開放姿勢を維持する役物作動パターンPaに従って始動口24を開放すると、通過センサ56に検出されたパチンコ球B2が誘導通路52を通行する。移動通路58上で左右(矢印D2方向)に往復運動した後に落下(矢印D4方向)した後も、図9(A)に示すように可動片60が開放姿勢になる可能性が高い。よって、パチンコ球B2が始動口24に入賞しやすい。役物作動パターンPbや役物作動パターンPcになるに従って開放期間が短くなるので、移動通路58から落下するときには図9(B)に示すように可動片60が閉鎖姿勢になる可能性が高まる。役物作動パターンPa,Pb,Pcのうちで、抽選等で選択されるのがPa→Pb→Pcの順番になるにつれて、パチンコ球B2が矢印D6のように落下して始動口24に入賞し難くなってゆく。こうしたことから、遊技者は役物作動パターンPaが選択されることを期待して遊技するようになる。
【0045】
これに対してバッファに変動パターンが設定されていないときや(ステップS52でNO)、設定された変動パターンが所定外の変動パターンであれば(ステップS54でNO)、始動口24を開放せずに始動口開閉処理を終える。
【0046】
なお、上述した例では役物作動パターンPaと、当該役物作動パターンPaに対して待機時間が同じで維持時間を異ならせた役物作動パターンPb,Pcとからなる三つの役物作動パターンについて抽選等により選択する構成とした。役物作動パターンは上述した三つには制限されず、図10に示すように役物作動パターンPd,Pe,Pfをさらに選択対象として含めてもよい。こうすれば様々のパターンで可動片60の姿勢が変化してゆくので、遊技に面白味が増す。
また役物作動パターンは単純に閉鎖姿勢から開放姿勢に切り換え、さらに開放姿勢から閉鎖姿勢に切り換えるパターンに限らず、役物作動パターンPgのように一部の期間内(本例では時刻t2から時刻t4までの間)では姿勢を小刻みに切り換えるように規定してもよい。小刻みに姿勢が変わると、遊技者はパチンコ球が始動口24に入賞するか否かを興味を持って見るようになる。
【0047】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(a1)乱数を用いて抽選を行い{抽選手段2;図6のステップS12を参照}、その抽選結果に応じて始動口24の可動片60を開放姿勢(第1姿勢6a)に維持する維持期間を異ならせ、当該維持期間中は可動片60を開放する制御を行なった{姿勢制御手段3;図8を参照}。個々のパチンコ球B2について抽選を行い、その抽選結果に応じて可動片60を開放姿勢に維持する維持期間を異ならせ、その維持期間中はパチンコ球B2が始動口24に入賞し易くなる。この維持期間が長くなれば始動口24への入賞率が高まるので、個々のパチンコ球B2について始動口24への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0048】
(a2)抽選結果に応じて始動口24を開放姿勢に維持する維持期間を異ならせ、当該維持期間中は開放姿勢にした{姿勢制御手段3;図8,図10を参照}。例えば図10に示す役物作動パターンPaのように維持期間が長ければ始動口24への入賞率が高まるので、個々のパチンコ球B2について始動口24への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0049】
(a3)パチンコ球B2が通過センサ56によって検出されてから始動口24に到達するのに要する移動時間(所要時間)を経過した後、可動片60を開放姿勢に切り換えた{姿勢制御手段3;図8のステップS60,S62を参照}。通過センサ56によって検出されてから移動時間(図10の例では時刻t0から時刻t2までの期間)を経過するまではパチンコ球B2が始動口24に入賞する可能性は極めて低いが、当該移動時間を経過した後は始動口24に入賞する可能性が高まる。よって、個々のパチンコ球B2について始動口24への入賞率を従来よりもさらに高めることが可能になる。
【0050】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機12に本発明を適用し、抽選結果に応じて可動片60を開放姿勢にするまでの待機時間を異ならせる例である。当該実施の形態2は、図11や図12等を参照して説明する。なおパチンコ機12の構成や手続き等は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
実施の形態1では通路部材7(誘導通路52,62と移動通路58)を役物装置18に備える構成としたが、本形態では通路部材7を役物装置18と別体に構成する。すなわち図11の正面図と図12の斜視図とに示すように、通路部材7に相当する湾曲部材70を役物装置18の下方に備える。いわゆるステージに相当する湾曲部材70は、実施の形態1における移動通路58(図3を参照)と同様に凹状に湾曲させて構成し、その中央部には手前側に下って傾斜させた窪部72を備える。当該湾曲部材70の両端部には、パチンコ球B2を検出する通過センサ56,64を備える。湾曲部材70の下方には始動口24を備える。
【0052】
上述した実施の形態2によれば、以下に示す各効果を得ることができる。
(b1)通路部材7に相当する湾曲部材70を役物装置18と別体に構成したが、乱数を用いて抽選を行い{抽選手段2;図6のステップS12を参照}、その抽選結果に応じて始動口24の可動片60を開放姿勢(第1姿勢6a)に維持する維持期間を異ならせ、当該維持期間中は可動片60を開放する制御を行なった{姿勢制御手段3;図11,図12を参照}。個々のパチンコ球B2について抽選を行い、その抽選結果に応じて可動片60を開放姿勢に維持する維持期間が異ならせる点では実施の形態1と同様であるので、同等の効果が得られる。
【0053】
(b2)その他の要件,構成,作用,作動結果等については実施の形態1と同様であるので、当該実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述した事項(a1)〜(a3)を参照}。
【0054】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機12(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、次の各形態を実施することもできる。
(c1)実施の形態1,2では、パチンコ機12に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって検出手段,抽選手段,可変入賞装置等を備えたものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、個々の遊技球について可変入賞装置への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0055】
(c2)実施の形態1,2では、通路部材7(移動通路58や湾曲部材70)の下方に始動口24を備えた{図4,図11等を参照}。この形態に代えて、他の入賞装置を備えた場合でも同様に本発明を適用することができる。当該他の入賞装置としては、例えば大入賞口や開閉羽根を備えた役物装置などが該当する。この場合でも、個々のパチンコ球B2について他の入賞装置への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【0056】
(c3)通路部材7として、実施の形態1では誘導通路52,62と移動通路58を適用し{図3を参照}、実施の形態2では湾曲部材70を適用した{図11を参照}。この形態に代えて、遊技盤50の表面から裏側(メイン制御基板120等を備えた側)に誘導し、再び遊技盤50の表面で別の位置に戻すワープ通路を適用してもよい。このようなワープ通路を適用した場合であっても、分布データを求めたうえで複数の役物作動パターンを規定し、当該複数の役物作動パターンの中から抽選等によって一又は二以上の役物作動パターンを選択するようにすれば可動片60について姿勢を切り換える制御を行うことが可能になり、実施の形態1,2と同様の効果を得ることができる。
【0057】
(c4)実施の形態1では、通過センサ56のみで用いるか、あるいはパチンコ球B2の移動速度を求めるために通過センサ56a,56bを追加して用いた{図4を参照}。通過センサ56に代えて通過センサ56bを備えた場合には、移動通路58上を移動するか、移動通路58から落下するパチンコ球B2を検出することが可能になる。この構成例における役物作動パターンの設定は、例えばパチンコ球B2を初回(あるいは2回目や3回目等)で検出するときに行う。移動通路58から落下する目前にパチンコ球B2を検出するので、始動口24の可動片60を開放姿勢にするタイミングを最適化できて入賞率が高まる。
【0058】
(c5)実施の形態1,2では、通過センサ56(あるいは通過センサ64)がパチンコ球B2を検出したことを契機として抽選を行なった{図6のステップS10,S12を参照}。この形態に代えて、他の遊技条件を満たすことを契機として抽選を行う構成としてもよい。当該他の遊技条件としては、例えば特定領域(例えば始動口24やゲート等)に単位時間当たりの入賞/通過する回数を計数し、計数した単位時間当たりの回数が所定頻度(例えば1個/5分間)以下になることなどが該当する。こうすることで、なかなか始動口24に入賞させることができずに大当たりを獲得できない遊技者にチャンスを与えることができ、遊技意欲を維持(または向上)させることができる。
また、特定の遊技条件を満たすことを契機として、抽選を行うことなく図10に示すいずれかの役物作動パターンを選択し、可動片60の姿勢を変化させる構成としてもよい。当該特定の遊技条件としては、例えば上述した特定領域にパチンコ球を入賞/通過させることや、入賞/通過の回数が所定回数に達したこと等が該当する。抽選でなかなか当選しない場合でも、遊技者自らの技量によって始動口24への入賞機会を増やすことができる。
【0059】
(c6)始動口24への入賞に伴なって行う大当たりか否かの抽選について、大当たりになり易い高確率状態と、大当たりになり難い低確率状態とを切り換えるように構成したパチンコ機が存在する。このようなパチンコ機では、低確率状態において通過センサ56(あるいは通過センサ64)がパチンコ球B2を検出したときに限って抽選を行う構成としてもよい{図6のステップS10,S12を参照}。こうすれば、低確率状態では大当たりにはなり難いものの、始動口24に入賞する機会が増える。入賞機会が増えれば大当たりになる可能性も増すので、遊技者の遊技意欲を維持(または向上)させることができる。
【0060】
(c7)通路部材について、実施の形態1では役物装置18の一部(誘導通路52,62や移動通路58;図4を参照)に構成し、実施の形態2では役物装置18とは別個の装置(湾曲部材70;図12を参照)で構成したが、釘で構成してもよい。つまり、パチンコ球が通過センサ56(あるいは通過センサ64)によって検出されてから始動口24に到達するのに要する移動時間の分布が実験等の計測によって求まる構成であればよい。こうすれば、計測結果から役物作動パターンを確実に作成することができる。
【0061】
(c8)実施の形態1,2では、パチンコ球B2の通行を阻害するような障害物(例えば突起,釘等)を誘導通路52(あるいは誘導通路62)や移動通路58(あるいは湾曲部材70)に備えなかった{図3,図11等を参照}。この形態に代えて、誘導通路52および移動通路58のうちで一方または双方に当該障害物を備えたり、あるいは所定形状(例えば階段状や螺旋状等)に形成することにより、パチンコ球B2が通過センサ56によって検出されてから始動口24に到達するのに要する移動時間に影響を与えるような構成としてもよい。また、誘導通路52および移動通路58のうちで一方または双方の途中にパチンコ球B2の通行を阻害するような可動体を備え、上述した移動時間を変化させる構成としてもよい。当該可動体は、メイン制御基板120やサブ制御基板130から制御可能な駆動体(例えばモータやソレノイド等)によって姿勢を切り換え可能に構成する。いずれの構成にしても移動時間が多様に変わる。すなわち時間分布に幅ができるので、当該時間分布に基づいて役物作動パターンも多様性を持たせて作成することができる。遊技者は、始動口24が開放状態になるタイミングでパチンコ球が移動通路58から落下するのを期待する。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、個々の遊技球について可変入賞装置への入賞率を従来よりも高めることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機等の外観を示す正面図である。
【図3】役物装置と始動口を拡大して示す正面図である。
【図4】役物装置と始動口を拡大して示す斜視図である。
【図5】制御基板等の構成例を示すブロック図である。
【図6】球検出処理を示すフローチャートである。
【図7】変動パターン設定処理を示すフローチャートである。
【図8】始動口開閉処理を示すフローチャートである。
【図9】パチンコ球の振る舞い例を説明する図である。
【図10】分布と時間との関係を説明する図である。
【図11】役物装置と始動口を拡大して示す正面図である。
【図12】役物装置と始動口を拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 検出手段
2 抽選手段
3 姿勢制御手段
4 記憶部
5 時間分布
6 可変入賞装置
6a 第1姿勢
6b 第2姿勢
7 通路部材
B 遊技球
12 パチンコ機(遊技機)
18 役物装置
20 セグメント素子(表示部)
22 液晶表示器(表示部)
24 始動口(可変入賞装置)
42 スピーカ(演出手段)
48 始動口センサ
52,62 誘導通路(通路部材)
54 障害釘(誘導部材)
56,64 通過センサ(検出手段)
58 移動通路(通路部材)
58a,72 窪部
60 可動片
70 湾曲部材(通路部材)
120 メイン制御基板(抽選手段,姿勢制御手段)
122,140 CPU
124,142 ROM(記憶部)
126,144 RAM(記憶部)
130 サブ制御基板(抽選手段,姿勢制御手段)
B2 パチンコ球(遊技球,遊技媒体)

Claims (1)

  1. 遊技球を検出する検出手段と、当該検出手段が遊技球を検出したことを契機として抽選を行う抽選手段と、遊技球が入賞容易な第1姿勢と遊技球が入賞困難な第2姿勢との間で切り換え可能な可変入賞装置とを備えた遊技機であって、
    前記検出手段から前記可変入賞装置までの間に備え、遊技球が通行可能な通路部材と、
    前記抽選手段による抽選の結果に応じて前記第1姿勢に切り換える制御を行う姿勢制御手段とを有する遊技機。
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