JP2003123607A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2003123607A JP2001310044A JP2001310044A JP2003123607A JP 2003123607 A JP2003123607 A JP 2003123607A JP 2001310044 A JP2001310044 A JP 2001310044A JP 2001310044 A JP2001310044 A JP 2001310044A JP 2003123607 A JP2003123607 A JP 2003123607A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属接点同士の衝突に伴い発生する金属屑に
よって複数の固定接点端子間で短絡が生じる事態を回避
できる電磁継電器を提供する。 【解決手段】 本体組立100と、端子板組立200と
を嵌合させて組み合わせたものをカバー400に挿入し
て構成する。本体組立は、電磁石組立120と、接極子
組立130とからなり、端子板組立との嵌合部を備え
る。端子板組立は、端子板210と、この端子板の板面
に設けられた嵌合凹部に、その嵌合突部が圧入嵌合され
る複数の固定接点端子230、240とからなる。端子
板には、複数個の固定接点端子の各々を分離するよう
に、端子板の複数個の固定接点端子が固定されている方
の平面側から外方に突出し、かつ、その突出した端面
が、電磁継電器本体がカバー内に挿入されたときに、カ
バーの内壁面に当接する突条を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばプリント
配線基板に装着可能な小型の電磁継電器として好適な電
磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の小型の電磁継電器は、従来、一
般には、次のような構造を備えている。すなわち、例え
ば、円筒部の両側に鍔(フランジ)部を備える形状を有
する樹脂からなる巻枠に巻線を施して巻線組立を形成す
る。巻枠1の中心軸位置には、鉄心3が挿入される。鍔
部から露呈する鉄心の頭部は、接極子を電磁石により磁
気的に吸引するための部分となる。
【0003】そして、巻枠の軸方向の長さにほぼ等しい
長さの板部を有する形状の継鉄が、巻枠の両側の鍔部に
渡るような状態で、巻枠に対して取り付けられる。この
継鉄の板部には、可動接点ばねが取り付けられる。この
可動接点ばねは、鉄心の頭部が位置する鍔部側におい
て、継鉄に対してほぼ直交する方向に折り曲げられた形
状を備え、その折り曲げられた部分の、前記鉄心の頭部
に対向する面側に、矩形の鋼板からなる接極子が取り付
けられる。さらに、可動接点ばねは、接極子の板面方向
に平行な方向に突出する部分を備え、その突出部分に可
動接点が形成されている。
【0004】また、所定の幅の細板をL字型に折り曲
げ、その折り曲げた先端部に接点が設けられている形状
のブレイク固定接点端子およびメイク固定接点端子が、
巻枠の鍔部に設けられた溝に圧入嵌合されて取り付けら
れる。これにより、固定接点端子が、巻枠に対して固定
されている。
【0005】ところで、上述のような構造の従来の電磁
継電器の場合、ブレイク固定接点端子およびメイク固定
接点端子が、樹脂製の巻枠に対して直接的に固定されて
いるため、次のような問題が生じるおそれがあった。
【0006】すなわち、電磁継電器の巻線にドライブ電
流が流れて、可動接点と、メイク接点とが接続される動
作中において、故障などにより可動接点およびメイク接
点を通じて過大電流が流れると、ドライブ電流によるコ
イル発熱に加えて、可動接点ばね、固定接点端子などの
導体部の発熱のため、樹脂からなる巻枠が溶解し、可動
接点をメイク接点に接続する「オンモード」のまま固着
されてしまう。そのため、その後、巻線の層間ショート
(コイルレアショート)が生じても、可動接点はブレイ
ク接点に接続する状態には戻らず、可動接点がメイク接
点に接続された状態のままとなる。
【0007】このような故障が電磁継電器に生じた場合
に、その故障時のモードが「オンモード」であると、メ
イク接点を通じて過大電流が流れ続け、他の故障を引き
起こすおそれがある。
【0008】また、上述した従来の電磁継電器の場合、
ブレイク固定接点端子およびメイク固定接点端子は、巻
枠の鍔部に設けた溝に圧入嵌合されるが、この圧入嵌合
の際に、例えば銅合金からなる固定接点端子が巻枠を構
成する樹脂を削り、その削り屑が発生する。そして、そ
の削り屑は付近に巻散る。この圧入嵌合部の近傍には、
可動接点、ブレイク接点、メイク接点の接点組が存在す
るため、巻散った削り屑が接点間に介在することがあ
り、その場合には、接点間の接触不良障害が生じるおそ
れがある。
【0009】以上のような問題を解決する電磁継電器と
して、出願人は、先に、巻枠に巻線が施された巻線組立
と鉄心と継鉄とで構成される電磁石組立に、可動接点ば
ねおよび接極子を組み合わせて結合した本体組立と、固
定接点端子を端子板に取り付けた端子板組立とを、別部
材とし、これら本体組立と端子板組立とを嵌合されて電
磁継電器本体を構成するようにしたものを提供している
(特開平10−162712号公報参照)。
【0010】すなわち、図16は、先に提供した電磁継
電器の概要を説明する図である。図の例の電磁継電器
は、図16(A)に示す本体組立1と、図16(B)に
示す端子板組立2とを組み合わせて、図16(D)に示
す電磁継電器本体3を形成するものである。図の例で
は、2個の本体組立1が端子板組立2と組み合わされ
て、電磁継電器本体3が形成される。電磁継電器本体3
は、図16(C)に示すカバー4内に収納される。そし
て、カバー4の開口部がシール剤でシールされて、電磁
継電器が完成となる。
【0011】本体組立1は、電磁石組立20と、接極子
組立30とからなる。電磁石組立20は、巻線組立10
に鉄心(図示せず)と、継鉄21とが装着して構成され
る。巻線組立10は、両端部に矩形板状の鍔部11aお
よび11bを備える樹脂からなる巻枠11に、巻線13
が施されると共に、例えば銅合金製の巻線端子12aお
よび12bが装着されたものである。
【0012】鍔部11aには、その板面から直交する方
向に突出する突部11cが形成されている。この突部1
1cは、端子板組立2と嵌合するときの係止部材として
の役割を果たすものである。また、鍔部11bには、後
述するように、端子板組立2と嵌合するときの係止部材
としての突部11dが設けられている。この突部11d
は、鍔部11bの上面から巻線巻回部の中心軸線方向に
平行な方向に突出するものである。
【0013】接極子組立30は、弾性を有する導体、例
えば銅合金で構成され、概略L字状の形状を有する可動
接点ばね31に、鋼の矩形状板で構成される接極子32
を取り付けたものである。
【0014】一方、端子板組立2は、図17(A)に示
す端子板40に、図17(B)に示すメイク固定接点端
子(以下、M固定接点端子という)50と、図17
(C)に示すブレイク固定接点端子(以下、B固定接点
端子という)60とが嵌合されて図17(D)に示すよ
うにものとして形成される。
【0015】端子板40は、樹脂の一体成型により薄板
状に形成されたもので、その具体的な形状および構造を
図18および図19を参照して説明する。
【0016】図18(A)は、この端子板40をM固定
接点端子50およびB固定接点端子60の嵌合挿入側の
面40a(図17(A)に示した面40bとは反対側)
から見た正面図である。図18(B)は、この端子板4
0の側面図、図18(C)は、この端子板40の上面図
である。
【0017】また、図18(D)は図18(A)におけ
るD−D断面図、図18(E)は図18(A)における
E−E断面図、図18(F)は図18(A)におけるA
−A断面図、図18(G)は図18(A)におけるB−
B断面図、図18(H)は図18(A)におけるC−C
断面図、図18(I)は図18(B)におけるF−F断
面図である。
【0018】また、図19(B)は、端子板40を本体
組立1と嵌合される面40b側から見た図であり、図1
9(A)は、そのG−G断面図である。
【0019】図18(A)に示すように、端子板40に
は、M固定接点端子50およびB固定接点端子60に設
けられる後述する嵌合突板部が圧入嵌合される嵌合凹部
41、42、43、44、45が設けられる。これら嵌
合凹部41〜45は、図18(D),(E),(F),
(G),(H)に示すように、袋小路の凹部である。こ
の例の場合、嵌合凹部41および44は、M固定接点端
子50の嵌合用であり、嵌合凹部42、43および45
は、B固定接点端子60の嵌合用である。
【0020】また、この端子板40の面40b側には、
本体組立1と嵌合するための嵌合部が形成されている。
すなわち、この面40b側には、本体組立1の巻線13
の部分が位置する凹部46a、46bが形成されると共
に、図18(G)および図19に示すように、図16に
示した巻枠11の鍔部11bに設けられた突部11dが
嵌合される凹部47が形成されている。
【0021】端子板40の主要な板部の高さhは、巻枠
11の高さ(鍔部11cの底部から鍔部11bの上面ま
での長さ)よりも短いものとされて、後述もするよう
に、可動接点や固定接点が位置する部分には、この端子
板40の前記嵌合凹部41〜45が形成される主要な板
部は位置しないようにされている。このため、端子板4
0には、その主要な板部から板面方向に突出する突部4
8に設けられ、前記凹部47は、この突部48に設けら
れている。
【0022】また、端子板40の面40b側には、巻枠
11の鍔部11a側に設けられた突部11cが嵌合する
透孔49aを備える嵌合突片49が設けられる。この嵌
合突片49は、薄いコ字状の板状片が端子板40の高さ
方向の底部40cから、端子板40の板面に直交する方
向に突出するように設けられたもので、この嵌合突片4
9の板面方向に直交する方向に弾性偏倚が可能である。
【0023】さらに、端子板40の面40b側には、図
18(F),(G),(H)および(I)に示すよう
に、この嵌合突片49の上面と同一面を有する凹部40
dが設けられている。この凹部40dには、本体組立1
を端子板組立2に嵌合するとき、巻線13の巻き始め端
と巻き終わり端が接続される巻線端子の巻線端部接続部
が入り込むようになる。
【0024】この端子板40に嵌合されるM固定接点端
子50およびB固定接点端子60は、詳細には、図20
および図21に示すようなものである。
【0025】すなわち、図20(A),(B),(C)
は、それぞれM固定接点端子50の上面図、正面図、側
面図である。また、図21(A),(B),(C)は、
それぞれB固定接点端子60の上面図、正面図、側面図
である。
【0026】これら図20および図21に示すように、
M固定接点端子50およびB固定接点端子60は、端子
板40に嵌合したときに、端子板40の板面に沿う板部
50aおよび60aを備える。そして、この板部50a
および60aの延長部分として、端子板40の底部40
cから、端子板40の板面方向に突出する外部端子部5
1および61が、それぞれ形成されている。
【0027】そして、M固定接点端子50およびB固定
接点端子60の板部50aおよび60aそれぞれの、外
部端子部51および61とは反対側は、板部50aおよ
び60aに直交する方向に折り曲げられた板部50bお
よび60bとされており、この板部50bおよび60b
には、それぞれM固定接点52、53およびB固定接点
62、63が設けられている。
【0028】そして、板部50aおよび60aにおい
て、接点52、53および62、63が形成されている
板部50aおよび50bよりも外部端子部51および6
1側に離れた位置には、前記端子板40の嵌合凹部41
〜45に圧入嵌合される嵌合突板部54、55および6
4、65、66が、板部50aおよび60aに直交する
方向に設けられる。
【0029】そして、M固定接点端子50の嵌合突板部
54、55が、端子板40の嵌合凹部41、44に圧入
嵌合されることにより、端子板40にM固定接点端子5
0が固定される。同様に、B固定接点端子60の嵌合突
板部64、65、66が、端子板40の嵌合凹部42、
43、45に圧入嵌合されることにより、端子板40に
B固定接点端子60が固定される。その固定された状態
を、図22に示す。
【0030】このとき、図22に示すように、M固定接
点端子50の一部と、B固定接点端子60との一部は、
嵌合凹部44のところで、交差するようになるが、嵌合
凹部44に嵌合するM固定接点端子50の嵌合突板部5
5は、図17に示すようにコ字状に形成されると共に、
M固定接点端子50の板部50bの対応する部分は、図
17および図20(A)に示すように、抉られているの
で、B固定接点端子60と接触せず、電気的に分離され
ている。
【0031】また、M固定接点52、53と、B固定接
点62、63とは、図17(D)および図22に示すよ
うに、外部端子部51、61の延長方向に平行な方向
に、所定距離だけ離れた状態になる。また、端子板40
の嵌合凹部44と、端子板40の突部48を除く主要板
部の高さ方向の端縁40eまでの距離h1よりも、M固
定接点端子50の嵌合突板部55と、M固定端子52、
53が形成されている板部50bまでの距離h2の方が
大きく(h1<h2)選定されているため、M固定接点
端子50の板部50bと端子板40の主要板部の端縁4
0dとは、端子板40の高さ方向に離れた状態にある。
【0032】したがって、M固定端子52、53および
B固定端子62、63の高さ位置近傍には、樹脂からな
る端子板40の部分は、突部48を除いては存在しな
い。つまり、電磁継電器の動作中に可動接点とM固定接
点を通じて過大電流が流れて、発熱しても、接点部近傍
には、これらを固着してしまうような端子板40の樹脂
がほとんど存在しない。
【0033】また、端子板40へのM固定接点端子50
およびB固定接点端子60の圧入嵌合時、嵌合突板部5
4、55および嵌合突板部64、65、66が嵌合凹部
41〜45内の部分を削るために、その削り屑が発生す
る場合があるが、嵌合凹部41〜45は、袋小路になっ
ているために、その削り屑は嵌合凹部41〜45内に留
まり、外部に巻散る心配はない。したがって、削り屑が
接点部に付着して、接点部不良を生じるおそれがほとん
どなくなる。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】ところで、可動接点
が、M固定接点とB固定接点とに交互に切り換わる際に
は、接点金属の衝突、磨耗によって、金属屑が飛び散る
ことがある。複数の固定接点端子の金属板部が、外部に
露呈していない場合、また、複数の固定接点端子の間に
十分な空間が存在する場合には、前記金属屑によって、
複数の固定接点端子間が短絡されてしまうような心配は
ない。
【0035】しかしながら、上述の電磁継電器の場合
は、図22に示したように、M固定接点端子50および
B固定接点端子60は、端子板40の一面40a側に露
呈するとともに、この面40aに、M固定接点端子50
およびB固定接点端子60の金属板面がほぼ密着してい
る状態となる。
【0036】このため、それら複数の固定接点端子の金
属板部の間隔が短いときには、その間隔部分に前記金属
屑が蓄積されて短絡されて、それら複数の固定接点端子
間が短絡されてしまうおそれがある。
【0037】この発明は、出願人が先に提案した、従来
の問題点を改善した構造の電磁継電器において、金属接
点同士の衝突に伴い発生する金属屑によって生じるおそ
れのある問題点を回避することを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明による電磁継電器おいては、本体組立と、
端子板組立と、カバーとからなり、前記本体組立と前記
端子板組立とを嵌合させて組み合わせた電磁継電器本体
が前記カバーに挿入されてなる電磁継電器であって、前
記本体組立は、互いに対向する2個の鍔部の間に巻線巻
回部を備える巻枠の前記巻線巻回部に巻線が施された巻
線組立と、前記2個の鍔部および前記巻線巻回部を貫通
した状態で固定される鉄心と、継鉄とで構成される電磁
石組立に、導電体からなる可動接点ばねと前記可動接点
ばねに固定される接極子とで構成される接極子組立が、
結合されて構成され、かつ、前記2個の鍔部の一方およ
び他方は、前記端子板組立との嵌合部を備え、前記端子
板組立は、絶縁性材料からなる端子板と、この端子板に
嵌合されて固定される複数個の固定接点端子とからな
り、前記端子板は、一方の平面側には、その所定位置
に、前記複数個の固定接点端子用として、複数個の袋小
路状の嵌合凹部を備えると共に、前記複数個の嵌合凹部
に嵌合された前記複数個の固定接点端子の各々を分離す
るように、前記一方の平面側から外方に突出し、かつ、
その突出した端面が、前記電磁継電器本体が前記カバー
内に挿入されたときに、前記カバーの内壁面に当接する
突条を備えると共に、前記一方の平面側とは反対側の面
側には、前記2個の鍔部の一方および他方の嵌合部と嵌
合する複数個の嵌合部を備え、前記複数個の固定接点端
子のそれぞれは、導電性部材により構成され、固定接点
と、前記カバー外に導出される外部端子部と、前記端子
板の前記複数個の嵌合凹部の所定のものに対して圧入嵌
合される、前記外部端子部の延長方向に対して直交する
方向の複数個の嵌合突部とを備え、前記複数個の嵌合突
部が前記端子板の複数個の嵌合凹部に圧入嵌合された状
態では、前記固定接点の位置と、前記端子板の端縁とは
離間するようにされると共に、前記外部端子部は、前記
端子板の前記一方の平面に沿う方向に前記端子板の端縁
よりも外部に導出するようにされ、前記本体組立と前記
端子板組立とは、前記2個の鍔部の嵌合部と前記端子板
の複数個の嵌合部とが嵌合することにより、前記端子板
が前記巻枠をその中心軸線方向に平行な方向に挟持する
ようにして結合し、前記本体組立と前記端子板組立とが
結合した状態では、前記可動接点ばねの可動接点と前記
固定接点端子の固定接点とが対向することを特徴とす
る。
【0039】
【作用】上述の構成によるこの発明による電磁継電器に
おいては、端子板には、複数個の固定接点端子の各々を
分離するように、端子板面から外方に突出し、かつ、そ
の突出した端面が、電磁継電器本体がカバー内に挿入さ
れたときに、カバーの内壁面に当接する突条が設けられ
ている。
【0040】これにより、電磁継電器本体がカバー内に
挿入されて形成された電磁継電器においては、端子板に
対して、その嵌合突部が端子板の嵌合凹部に嵌合され
て、外部に露呈する状態で固定された複数の固定接点端
子の金属板部は、端子板の突条とカバーの内壁とによ
り、空間的に隔絶された状態になる。
【0041】したがって、可動接点が固定接点と接触す
ることにより発生する金属屑が、複数個の固定接点端子
の金属板部間を橋渡しして短絡させるような状態になる
ことはない。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、この発明による電磁継電器
の実施の形態を、その組立方法と共に、図を参照しなが
ら説明する。
【0043】図1は、この実施の形態の電磁継電器の概
要を説明する図である。この実施の形態の電磁継電器
は、図1(A)に示す本体組立100と、図1(B)に
示す端子板組立200とを組み合わせて、図1(D)に
示す電磁継電器本体300を形成するものである。電磁
継電器本体300は、図1(C)に示すカバー400内
に収納される。そして、カバー400の開口部がシール
剤でシールされて、電磁継電器が完成となる。
【0044】この例の電磁継電器は、1個の電磁石で、
2個の接点組の開閉制御をする場合である。そして、こ
の例では、図1(D)に示すように、1個の電磁石で、
2個の可動接点を同時に駆動して、2個のメイク固定接
点に対する開閉を行なう。この例では、ブレイク固定接
点は存在しない。
【0045】なお、この例では、ブレイク固定接点が設
けられるブレイク固定接点端子が存在しない代わりに、
可動接点ばねの可動接点の、電磁石が非励磁のときの位
置規制用として、金属製のバックストップが設けられ
る。
【0046】[本体組立100について]本体組立10
0は、後で詳述する図4(D)および図5(D)に示す
電磁石組立120と、図5(C)に示す接極子組立13
0とからなる。電磁石組立120は、図4に示すよう
に、巻線組立110(図2(C)および図4(C))
と、鉄心121(図4(A))と、継鉄122(図4
(B))とからなる。
【0047】巻線組立110(図2(C)および図4
(C))は、図2(A)に示す巻枠111に、例えば銅
の合金の板状体からなる巻線端子112を嵌合させたも
のである。巻枠111は、絶縁性の例えば樹脂からな
り、円筒状の巻線巻回部111aの両端部に矩形板状の
鍔部111b,111cをそれぞれ備えたものである。
【0048】鍔部111b、111cには、鉄心121
を挿入するため、円筒状の巻線巻回部111aの中空部
に連通する孔が穿かれている。また、鍔部111cに
は、巻線端子112a,112bが嵌合される嵌合溝1
11d,111eが形成されている。
【0049】鍔部111cは、カバー400に電磁継電
器本体300を挿入したときに、電磁継電器本体300
の各部に電気的に接続されている複数本の外部端子が導
出される外部端子板の一部としての役割も有する。ま
た、鍔部111cには、後述するように、継鉄122が
挿入される凹部111kが、その板面方向に沿って形成
されている。
【0050】さらに、鍔部111cには、その底面から
巻線巻回部111aの中心軸線方向に平行な方向に突出
する突部111fが形成されている。また、鍔部111
bには、この鍔部111bの上面から巻線巻回部111
aの中心軸線方向に平行な方向に突出する突部111g
が設けられている。これらの突部111fおよび111
gは、後述するように、端子板組立200と嵌合すると
きの係止部材としての役割を果たすものである。
【0051】図3(A)は、巻枠111を、その鍔部1
11b側から見た上面図、図3(B)は、巻枠111の
側面図、図3(C)は、巻枠111を、その鍔部111
c側から見た底面図である。図3において、111h
は、鉄心121が挿入される貫通孔である。また、11
1iおよび111jは、後述する可動接点端子が挿通嵌
合される凹部である。
【0052】図2に示す巻線端子112は、例えば銅の
合金で構成されたもので、鍔部111cに設けられてい
る嵌合溝111d,111eに嵌合する嵌合部112
a,112bと、この嵌合部112a,112bによ
り、巻線端子112が鍔部111cに嵌合されたとき
に、図1(A)に示すように、鍔部111cから鍔部1
11bとは反対側に導出される巻線外部端子部112
c,112dと、巻線の一端および他端が接合される突
起部112e,112fからなる。
【0053】突起部112e,112fは、嵌合溝11
1d,111eに巻線端子112が嵌合された後、鍔部
111cの凹部111m、111n(図3(A))のと
ころで、巻線巻回部111a側に折り曲げられる。図2
(B)に示された巻線端子112の枠部112gは、巻
枠111に巻線端子112が嵌合された後に、切除され
る。
【0054】そして、巻枠111の巻線巻回部111a
に、図2(C)に示すように、巻線113が施される。
巻線113の巻き始め端と巻き終わり端は、それぞれ巻
線端子112の突部112e,112fに接続されて、
電気的に巻線外部端子部112c,112dに接続され
る。
【0055】以上のようにして形成された巻線組立11
0に対して、図4に示すように、鉄心121と、継鉄1
22とが取り付けられて、図4(D)に示すような電磁
石組立120が形成される。
【0056】鉄心121は、例えば鋼で構成され、巻枠
111の鍔部111b側から、円筒状巻線巻回部111
aの中空部内に挿入される。継鉄122は、例えば鋼の
板をL字型に曲げたもので、巻枠111の鍔部111c
に設けられている凹部111kに挿入される板部122
aと、長さが鍔部111cから鍔部111bにまで渡る
板部122bとを備える。板部122aには、これを鍔
部111c内に挿入したときに、巻線巻回部111aの
中空部に連通する透孔122cが穿かれている。
【0057】巻枠111に継鉄122の板部122aを
差し込んだ状態で、鉄心121を巻枠111に挿入する
と、鉄心121の先端の径が小さい部分121aが、継
鉄122の透孔122cを通じて、また、鍔部111c
の対応する位置に穿かれている孔を通じて、外部に露呈
する。そして、この鉄心121の前記径が小さい部分1
21aの頭部を、かしめて、鉄心121を巻枠111に
固定する。これにより、継鉄122も巻枠111に固定
される。
【0058】継鉄122が巻枠111に固定された状態
では、図4(D)に示すように、継鉄122の板部12
2bは、巻枠111の鍔部111bと鍔部111cとの
間を橋渡しする状態となる。そして、この板部122b
には、後述する可動接点ばね131を取り付けるため
の、かしめ部122d,122eが設けられている。
【0059】以上のようにして、図4(D)に示すよう
な電磁石組立120が形成され、この電磁石組立120
に対して、図5に示すように、接極子組立130が取り
付けられて、本体組立が形成される。
【0060】すなわち、図5(A)は、弾性を有する導
体、例えば銅合金で構成され、概略L字状に折り曲げら
れた可動接点ばね131を示す。この可動接点ばね13
1は、継鉄122の板部122bに取り付けられる板部
131aと、この板部131aに対してほぼ直交する方
向に曲げられた板部131bとを備える。
【0061】この例の電磁継電器においては、板部13
1bはY字状に分岐され、そのY次状分岐部分の先端
に、それぞれ可動接点131cおよび131dが形成さ
れる。一方、板部131aからは、電磁石組立120
(図5(D))に取り付けたときに、巻枠111の鍔部
111cから巻線外部端子部112c,112dと同方
向に突出する可動接点外部端子部131eおよび131
fが延長されて設けられている。また、可動接点ばね1
31の板部131aには、電磁石組立120の継鉄12
2の板部122bのかしめ部122d,122eが係合
される透孔131g,131hが形成されている。
【0062】接極子132は、図5(B)に示すような
もので、例えば鋼の矩形状板で構成される。この接極子
132は、可動接点ばね131の板部131bに対し
て、図5(C)に示すように、板部131bの2個の可
動接点131cおよび131dが形成されている部分
は、接極子132よりも、さらに突出するような状態
で、この例では、かしめにより固定される。このため、
接極子132には、この例では3個のかしめ部132
a,132b,132cが形成されると共に、可動接点
ばね131の板部131bには、これらかしめ部132
a,132b,132cに対応する位置に透孔131i
(図示せず),131j,131kが穿かれている。
【0063】以上のようにして、可動接点ばね131に
接極子132が固定されることにより、接極子組立13
0が形成される。そして、この接極子組立130の可動
接点ばね131の板部131aの透孔131g,31h
内に、図5(D)に示す電磁石組立120の継鉄122
の板部122bのかしめ部122d,122eが挿入さ
れ、かしめ部122d,122eの頭部が、かしめられ
て、接極子組立130が電磁石組立120に取り付けら
れる。
【0064】こうして、図5(E)に示す本体組立10
0が形成される。この本体組立100においては、2個
の可動接点131cおよび131dが形成されている可
動接点ばね131の先端部は、継鉄122が存在する側
とは反対側の部分に突出する状態となる。
【0065】[端子板組立200について]端子板組立
200は、図6(A)に示す端子板210に、図6
(C)に示す2個のメイク固定接点端子(以下、M固定
接点端子という)230,240と、図6(B)に示す
バックストップ250とが嵌合されて図6(D)に示す
ようにものとして形成される。
【0066】端子板210は、樹脂の一体成型により薄
板状に形成されたもので、その具体的な形状および構造
を図7、図8および図9を参照して説明する。これらの
図において、端子板210の高さ方向は、巻枠111の
巻線巻回部111aの中心軸線方向に平行な方向であ
る。
【0067】図7(A)は、この端子板210を、2個
のM固定接点端子230および240の嵌合挿入側の面
210a(図6(A)に示した面210bとは反対側)
から見た正面図である。図7(B)は図7(A)におけ
るC−C断面図、図7(C)は図7(A)におけるD−
D断面図、図8(A)は図7(A)におけるA−A断面
図、図8(B)は図7(A)におけるB−B断面図、図
8(C)は図7(A)におけるE−E断面図である。
【0068】また、図9(A)は、この端子板210の
上面図、図9(B)は、この端子板210の側面図、図
9(C)は、この端子板210の底面図である。また、
図9(D)は、端子板210を本体組立100と嵌合さ
れる面210b側から見た裏面図である。
【0069】図7(A)に示すように、端子板210に
は、後述する2個のM固定接点端子230、240に設
けられる嵌合突板部が圧入嵌合される嵌合凹部211、
212、213、214が設けられる。これら嵌合凹部
211〜214は、図7B,C,および図8(B)に示
すように、袋小路状の凹部である。この例の場合、嵌合
凹部211および212は、M固定接点端子230の嵌
合用であり、嵌合凹部213および214は、M固定接
点端子240の嵌合用である。
【0070】また、この端子板210の面210b側に
は、本体組立100と組み合わせられるときに、ぶつか
り合わないようにするための逃げ部が形成されている。
すなわち、この面210b側には、本体組立100の巻
線113の部分が位置する凹部215が形成されると共
に、図7(C)、図8(C)および図9(D)に示すよ
うに、巻線113の巻き始め端と巻き終わり端が接続さ
れる巻線端子112の突部112e,112fの部分を
収めるための凹部216a,216bが形成されてい
る。
【0071】端子板210の主要な板部の高さh1は、
巻枠111の高さ(鍔部111cの底部から鍔部111
bの上面までの長さ)よりも短いものとされて、後述も
するように、可動接点や固定接点が位置する部分には、
この端子板210の前記嵌合凹部211〜214が形成
される主要な板部は位置しないようにされている。
【0072】しかし、前述したように、端子板210に
は、鍔部111bの突部111fおよび鍔部111cの
突部111gと嵌合する部分を形成する必要があるた
め、端子板210の、その主要な板部の端面210cか
ら、さらに端子板210の高さ方向に突出する突出壁部
217が設けられる。
【0073】この突出壁部217の部分での端子板21
0の高さh2は、鍔部11bと鍔部11cとの距離より
も若干長いものとされる。そして、この突出壁部217
の先端部近傍の面210b側には、鍔部111bの突部
111fと嵌合するための凹部218が設けられる。こ
の例では、鍔部111bの突部111fは、鍔部111
bの横方向の中央部に設けられるため、突出壁部217
も、端子板210の横方向(高さ方向に直交する方向)
の中央部に形成される。
【0074】また、端子板210の底部の面210b側
には、巻枠111の鍔部111c側に設けられた突部1
11fが嵌合する透孔219aを備える嵌合突片219
が設けられる。この嵌合突片219は、薄いコ字状の板
状片が端子板210の高さ方向の底部から、端子板21
0の板面に直交する方向に突出するように設けられたも
ので、この嵌合突片219の板面方向に直交する方向に
弾性偏倚が可能である。
【0075】そして、この実施の形態では、端子板21
0の面210a側には、嵌合凹部211および212に
嵌合されたM固定接点端子230と、嵌合凹部213お
よび214に嵌合されたM固定接点端子240とを、互
いに分離するように、端子板210の高さ方向に延長し
て設けられた突条221が形成される。
【0076】この突条221は、この例では、面210
aから一定の高さを有する断面が矩形のもので、この例
では、2個のM固定接点端子230および240を分離
するようにするため、突条221は、端子板210の横
方向(高さ方向に直交する方向)の中央部に形成され
る。したがって、突条221は、この例では、突出壁部
217の面210a側の面にも延長されて形成されてい
る。
【0077】そして、この突条221の面210aから
の高さdは、カバー400内に、電磁継電器本体300
が挿入されたときに、突条221の高さ方向の端面22
1aが、図10(A)およびその一部断面図である図1
0(B)に示すように、カバー400の内壁面401
に、隙間無く当接するような高さとされる。
【0078】また、この突条221の端面221aに
は、細溝222が、端子板210の高さ方向に、突条2
21の全長に渡って形成されている。この細溝222
は、図9(C)に示すように、端子板210の底面から
も望むようになっている。このため、カバー400内に
電磁継電器本体100が挿入されると、カバー400と
突条221との当接によって、当該細溝222は細管と
なり、鍔部111c側にシール材が注入されてシールさ
れるときに、シール材が、前記細管内に毛細管現象によ
って注入されると期待される。
【0079】さらに、この実施の形態では、突出壁部2
17内には、前記細溝222に連通して、端子板210
の高さ方向に、袋小路状の深溝223が形成されてい
る。この深溝223には、後述するバックストップ25
0が圧入嵌合される。この深溝223の形状は、後述す
るバックストップ250の形状に合わせて、鉤型に形成
されている。
【0080】端子板210に嵌合されるM固定接点端子
230および240は、全く同一形状を備えるもので、
詳細には、図11に示すようなものである。なお、図1
1は、M固定接点端子230について記載したもので、
各部は230番台の番号を付して示してある。M固定接
点端子240の場合には、対応する240番台の番号で
示される各部を備えるものである。また、バックストッ
プ250は、図12に示すようなものである。
【0081】図11(A),(B),(C)は、それぞ
れM固定接点端子230の上面図、正面図、側面図であ
る。また、図12(A),(B),(C)は、それぞれ
バックストップ250の上面図、正面図、側面図であ
る。
【0082】図11に示すように、M固定接点端子23
0は、端子板210に嵌合したときに、端子板210の
板面210aに沿う板部230aを備える。そして、こ
の板部230aの延長部分として、端子板210の底部
から、端子板210の板面210aに沿う方向に突出す
る外部端子部231が形成されている。
【0083】そして、M固定接点端子230の板部23
0aの、外部端子部231側とは反対側は、板部230
aに直交する方向に折り曲げられた板部230bとされ
ており、この板部230bには、導電金属からなるM固
定接点232が形成されている。
【0084】そして、板部230aの中間部の位置に
は、前記端子板210の嵌合凹部211、212に圧入
嵌合される嵌合突板部233および234が、板部23
0aに直交する方向に設けられる。この場合、嵌合突板
部233と、板部230bとの間の距離h4は、図7
(A)に示すように、端子板210の嵌合凹部211
と、端子板210の端縁210cとの距離h3よりも大
きく選定されている。
【0085】また、図12に示すように、バックストッ
プ250は、突出壁部217の深溝223内に圧入され
る板部251と、この板部251の延長部分として、板
部251に直交する方向に折り曲げられた板部252と
を備える。
【0086】そして、板部251は、図12(B)に示
すように、突出壁部217の深溝223の形状に応じた
鉤型形状を有すると共に、この板部251には、突出壁
部217の深溝223内に圧入されたときにバックスト
ップ250を確実に係止させるために、膨出部253が
形成されている。
【0087】また、板部252には、可動接点ばね13
1に設けられた可動接点131cが衝合する衝合部25
4が形成される。この衝合部254は、板部252の一
部が板部251側に膨出するように板部252が成形さ
れることにより形成されている。
【0088】そして、M固定接点端子230の嵌合突板
部233、234が、端子板210の嵌合凹部211、
212に圧入嵌合されることにより、端子板210にM
固定接点端子230が固定される。また、M固定接点端
子240は、前述したように、M固定接点端子230と
全く同一の構造のものであるので、その嵌合突板部が、
端子板210の嵌合凹部213、214に圧入嵌合され
ることにより、端子板210にM固定接点端子240が
固定される。
【0089】さらに、バックストップ250は、板部2
51が、端子板210の突出壁部217の深溝223内
に圧入されることにより、端子板210に固定される。
そして、これらのM固定接点端子230,240および
バックストップ250が端子板210に取り付けられる
ことにより、端子板組立200が形成される。
【0090】この端子板組立200を、端子板210の
板面210a側から見た図を、図13に示す。前述した
ように、端子板210の嵌合凹部211と、主要板部の
高さ方向の端縁210cまでの距離h3よりも、M固定
接点端子230の嵌合突板部233と、M固定端子23
2が形成されている板部230bまでの距離h4の方が
大きく(h3<h4)選定されているため、M固定接点
端子230が端子板210に嵌合されて固定されたとき
には、この図13に示すように、M固定接点端子230
の板部230bと端子板210の主要板部の端縁210
cとは、端子板210の高さ方向に離れた状態にある。
【0091】M固定接点端子240も、同様にして、端
子板210に嵌合されて固定されたときには、M固定接
点端子240のM固定接点242は、端子板210の主
要な板部の端縁210cから、端子板210の高さ方向
に、所定距離だけ離れた状態になる。そして、バックス
トップ250の衝合部254が、M固定接点端子230
の固定接点232の上方に位置する状態になる。
【0092】なお、図13において、仮想的に示すよう
に、可動接点ばね131に設けられる可動接点131d
が、バックストップ250と、M固定接点242との間
の空間に配置されるようにされ、可動接点131c,1
31dが、M固定接点232および242に対向するよ
うに設けられる配置される。
【0093】可動接点131dは、電磁石が励磁されな
いときには、バックストップ250に衝合して、位置規
制される。可動接点131c側には、バックストップ
は、設けられないが、可動接点131cおよび可動接点
131dは、共に可動接点ばね131に取り付けられて
いるため、可動接点131dが、バックストップ250
により位置規制されると、それに応じて可動接点131
cも位置規制されるものである。
【0094】以上説明したように、M固定端子232、
242およびバックストップ250の高さ位置近傍に
は、樹脂からなる端子板210の部分は、突出壁部21
7を除いては存在しない。つまり、電磁継電器の動作中
に可動接点とM固定接点を通じて過大電流が流れて、発
熱しても、接点部近傍には、これらを固着してしまうよ
うな端子板210の樹脂がほとんど存在しない。
【0095】また、端子板210へのM固定接点端子2
30,240の圧入嵌合時、嵌合突板部233,234
および嵌合突板部243,244が嵌合凹部211〜2
14内の部分を削るために、その削り屑が発生する場合
があるが、嵌合凹部211〜214は、袋小路になって
いるために、その削り屑は嵌合凹部211〜214内に
留まり、外部に巻散る心配はない。したがって、削り屑
が接点部に付着して、接点部不良を生じるおそれがほと
んどなくなる。
【0096】以上のようにして形成された端子板組立2
00が、本体組立100と組み合わせられることによ
り、電磁継電器本体300が形成される。すなわち、図
1に示したように、この端子板組立200の前記凹部2
15a内に、本体組立100の巻線113部分が位置
し、可動接点ばね131の先端の可動接点131c、1
31dが、端子板組立200のM固定接点230,24
0と対向させる状態で嵌合させて、電磁継電器本体30
0を形成する。
【0097】このとき、端子板組立200の端子板21
0の前記凹部216a、216b内に、本体組立100
の巻線端子112の突部112f,112gが収納され
る状態で、本体組立100の巻枠111の鍔部111b
の突部111gが、端子板組立200の突出壁部217
の凹部218に嵌合し、かつ、本体組立100の巻枠1
11の鍔部111cの突部111fが、端子板組立20
0の突板部219の透孔219a内に嵌合して係止する
ようにして、本体組立100と、端子板組立200とを
嵌合させるものである。
【0098】嵌合状態では、可動接点ばね131の偏倚
力により、可動接点131dは、バックストップ250
の衝合部254に衝合する状態となる。そして、巻線1
13に電流が流れる電磁継電器が動作状態では、電磁石
により接極子132が鉄心121側に吸引されて、可動
接点131c,131dは、M固定接点232、242
に接続される。
【0099】そして、電磁継電器本体300が、ケース
400内に挿入され、シール材によりシールされること
により、電磁継電器が完成となる。このとき、図10
(B)に示したように、シール材の一部は、カバー40
0の内壁面401と、突状221の細溝222とで形成
される細管223に、毛細管現象によって入り込む。
【0100】図10(A)および(B)に示したよう
に、カバー400内に、電磁継電器本体300が挿入さ
れたときには、端子板210に設けられている突状22
1の端面221aが、カバー400の内壁面401に当
接して、M固定接点端子230の板部230aと、M固
定接点端子240の板部240aとは、突状221と、
カバー400の内壁面とにより仕切られた別空間(別
室)に存在するようにされるので、可動接点131c,
131dが、M固定接点232や242、また、バック
ストップ250の衝合部254と照合したときに、金属
屑が発生しても、その金属屑により、2個のM固定接点
端子230,240間が電気的に短絡してしまうような
事態は生じない。
【0101】以上のように構成した、この実施の形態の
電磁継電器は、本体組立100と、端子板組立200と
の別部品を嵌合させて、電磁継電器本体を形成するよう
にしたので、コイルによる発熱と、接点端子を介して過
大電流が流れることによる発熱とを分離することができ
る。そして、端子板組立200を、本体組立100と別
体として、固定接点端子230,240は、巻枠111
に取り付けず、端子板210に取り付け、しかも、固定
接点端子230および240の固定接点232および2
42の近傍には、端子板210を構成する樹脂部分をで
きるだけ存在させない構成にしたので、樹脂の溶解によ
り、可動接点131cおよび/または131dと、M固
定接点232および/または242との接続状態で固着
されてしまうおそれがほとんどない。
【0102】したがって、電磁継電器本体300の巻線
113にドライブ電流が流れ、可動接点131c、13
1dが、M固定接点232,242と接続されている状
態において、過大電流が流れて、発熱による結果、コイ
ルレアショートが生じたときには、可動接点131c,
131dは、バックストップ250側に復帰する。すな
わち、電磁継電器の故障モードは、「オフモード」にな
る。このため、電磁継電器が故障の後にも過大電流が流
れ続けるのを防止することが可能となる。
【0103】また、端子板210への固定接点端子23
0および240の圧入嵌合は、端子板210に設けた袋
小路状の凹部211〜214内へ、固定接点端子230
および240の突板部233,234および243,2
44を圧入するものであるので、圧入時の削り屑は凹部
211〜214内に留まる。このため、固定端子23
0,240と可動接点131c、131d間に、削り屑
が付着することはほとんどなくなり、ごみの付着による
接点の接触不良障害の発生が少なくなる。
【0104】また、端子板210に取り付けられた複数
個の固定接点端子は、端子板210に設けられた突状2
21と、カバー400の内壁面401とにより、仕切ら
れるため、複数個の固定接点端子間が電気的に短絡され
てしまうような事態を防止することができる。
【0105】[他の実施の形態]また、上述の実施の形
態の電磁継電器は、2個のM固定接点端子を設けた2個
の接点組における固定接点端子の電気的絶縁を保持する
場合であったが、この発明は、1組の接点組のB固定接
点端子と、M固定接点端子との電気的絶縁を保持する場
合にも適用できる。
【0106】この例の電磁継電器は、上述した実施の形
態の電磁継電器においては、本体組立100の可動接点
ばね131の構造を若干変更し、端子板組立200にお
いては、M固定接点端子230の代わりにB固定接点端
子260を用いると共に、バックストップ250を除去
する構成とすることにより実現できる。
【0107】すなわち、この例では、可動接点ばね13
1は、そのY字型先端のうち、可動接点131cが形成
される側部分は切除し、可動接点131dの部分のみを
残すようにする。また、バックストップ250は用いな
い。そして、M固定接点端子230の代わりに、図14
に示すようなB固定接点端子260を用いる。
【0108】図14(A),(B),(C)は、それぞ
れB固定接点端子260の上面図、正面図、側面図であ
る。
【0109】図14に示すように、このB固定接点端子
260は、端子板210に嵌合したときに、端子板21
0の板面210aに沿う板部260aを備える。そし
て、この板部260aの延長部分として、端子板210
の底部から、端子板210の板面210aに沿う方向に
突出する外部端子部261が形成されている。
【0110】M固定接点端子260の板部260aの、
外部端子部261側とは反対側は、板部260aに直交
する方向に折り曲げられた板部260bとされており、
この板部260bには、導電金属からなるB固定接点2
62が形成されている。
【0111】そして、板部260aの中間部の位置に
は、前記端子板210の嵌合凹部211、212に圧入
嵌合される嵌合突板部263および264が、板部26
0aに直交する方向に設けられる。
【0112】この場合、板部260bは、端子板210
に取り付けられたときに、B固定接点262が、前述の
実施の形態におけるバックストップ250の衝合部25
4の位置になるように構成されている。
【0113】すなわち、嵌合突板部263と、板部26
0bとの間の距離h5は、図14(C)に示すように、
端子板210の嵌合凹部211と、端子板210の端縁
210cとの距離h3よりも大きく、かつ、M固定接点
端子240の嵌合突板部243と、板部240bとの間
の距離h4よりも大きく選定されている。また、板部2
60bは、このB固定接点端子260が端子板210に
装着されたときに、B固定接点262が、前述の実施の
形態におけるバックストップ250の衝合部254の位
置になるように、端子板210の面210aに平行な方
向に延長されている。
【0114】そして、B固定接点端子260の嵌合突板
部263、264が、端子板210の嵌合凹部211、
212に圧入嵌合されることにより、端子板210にB
固定接点端子260が固定される。また、M固定接点端
子240は、前述の実施の形態と同様に、その嵌合突板
部243,244が、端子板210の嵌合凹部213、
214に圧入嵌合されることにより、端子板210に固
定される。
【0115】以上により、この例の場合の端子板組立2
00が形成される。この例の端子板組立200を、端子
板210の板面210a側から見た図を、図15に示
す。この図15に示すように、B固定接点端子260の
固定接点262と、M固定接点端子240の固定接点2
42とが対向すると共に、可動接点131dが、それら
固定接点262と242との間に位置する状態になる。
【0116】そして、この例の場合には、B固定接点端
子260と、M固定接点端子240との間には、突条2
21が存在して、上述の実施の形態と全く同様の作用効
果が得られるものである。
【0117】なお、複数の固定接点端子の絶縁を確保す
るための構成としては、上述の例に限られるものではな
い。例えば、図10(C)に示すように、カバー400
の内壁面401に、端子板210の突状221の細溝2
22に対応して嵌合する細条402を設けておき、電磁
継電器本体300をカバー400内に挿入したときに、
端子板210の突状221の細溝222内に、カバー4
00の内壁面401の細条402が挿入嵌合するように
する構成とすることもできる。その場合には、端子板2
10の突条221の端面221aは、カバー400の内
壁面401に、特に当接していなくてもよい。
【0118】また、図10(D)に示すように、カバー
400の内壁面401に細溝402を設け、端子板21
0側に、その細溝402内に嵌合する細条224を設け
るようにしてもよい。その場合に、図10(D)の例の
ように、端子板210の突条221に細条224をさら
に設けるようにしてもよいし、突条221自身を、カバ
ー400の内壁面401の細溝402に嵌合する細条2
24とするようにしてもよい。
【0119】また、図10(E)に示すように、端子板
210の突条221を、段差部225を有する形状に
し、一方、カバー400には、この段差部225に係合
する突部403を設ける構成とすることもできる。その
場合に、図10(E)のように、段差部225と突部4
03の形状を、両者を正確に対応させて係合させる形状
とする必要はなく、要は、複数個の固定接点端子を、互
いに空間的に仕切ることができればよい。
【0120】さらに、端子板210の面210aには、
凹溝を設け、カバー400の内壁面に、この凹溝に嵌合
する突条を設けるようにしてもよい。
【0121】また、以上の実施の形態では、2個の固定
接点端子を互いに分離して仕切るようにする場合であっ
たが、端子板に対して3個以上の固定接点端子を設ける
場合において、それら3個以上の固定接点端子を互いに
分離して仕切るようにする場合にも、同様にこの発明が
適用できることは勿論である。
【0122】また、以上の実施の形態は、電磁石組立が
一つの場合の例であったが、先に提案した例として示し
たような複数個の電磁石組立を、一つの端子板組立に対
して嵌合させて、電磁継電器組立を形成する場合にも、
この発明が適用できることは言うまでもない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、本体組立と、端子板組立とを嵌合させて組み合わせ
て電磁継電器本体を形成することにより、巻線への過電
流による異常発熱発生時の問題を解決すると共に、端子
板組立として、端子板に複数個の固定接点端子を嵌合す
ることにより、削り屑の発生を防止できるようにした電
磁継電器において、可動接点が固定接点と接触すること
により発生する金属屑が、複数個の固定接点端子の金属
板部間を橋渡しして短絡させるような事態を生じさせな
いようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による電磁継電器の一実施の形態の概
略構造を説明する分解斜視図である。
【図2】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける巻線組立を説明するための分解斜視図である。
【図3】図2の巻線組立に用いられる巻枠を説明するた
めの図である。
【図4】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける電磁石組立を説明するための分解斜視図である。
【図5】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける本体組立を説明するための分解斜視図である。
【図6】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板組立を説明するための分解斜視図である。
【図7】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板を説明するための図である。
【図8】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板を説明するための図である。
【図9】この発明による電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板を説明するための図である。
【図10】この発明による電磁継電器の要部の説明のた
めの図である。
【図11】この発明による電磁継電器の一実施の形態に
おける固定接点端子を説明するための図である。
【図12】この発明による電磁継電器の一実施の形態に
おけるバックストップを説明するための図である。
【図13】この発明による電磁継電器の実施の形態にお
ける端子板組立200を説明するための図である。
【図14】この発明による電磁継電器の他の実施の形態
で用いる固定接点端子を説明するための図である。
【図15】この発明による電磁継電器の他の実施の形態
における端子板組立200を説明するための図である。
【図16】先に提案した電磁継電器の一実施の形態の概
略構造を説明する分解斜視図である。
【図17】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板組立を説明するための分解斜視図である。
【図18】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板を説明するための図である。
【図19】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板を説明するための図である。
【図20】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける固定接点端子を説明するための図である。
【図21】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける固定接点端子を説明するための図である。
【図22】先に提案した電磁継電器の一実施の形態にお
ける端子板組立を説明するための図である。
【符号の説明】
100 巻線組立 111 巻枠 111a 巻線巻回部 111b,111c 鍔部 112 巻線端子 113 巻線 120 電磁石組立 121 鉄心 122 継鉄 131 可動接点ばね 131c、131d 可動接点 132 接極子 210 端子板 211〜214 嵌合凹部 221 突条 230,240 M固定接点端子 100 本体組立 200 端子板組立 300 電磁継電器本体 400 カバー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月28日(2002.8.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】この発明は、金属接点同士の衝突に伴い発
生する金属屑によって生じるおそれある問題点を回避す
ることができる電磁継電器を提供することを目的とす
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による電磁継電器は、複数個の固定接点端
子が取り付けられた、絶縁性材料からなる板部を備える
電磁継電器本体と、前記電磁継電器本体が挿入されるも
のであって、前記電磁継電器本体が挿入されたときに前
記板部が対面する内壁面を備えるカバーと、からなり、
前記電磁継電器本体の前記板部に、前記複数個の固定接
点端子の各々を分離するように突出させたものであっ
て、その突出した端面が、前記電磁継電器本体が前記カ
バー内に挿入されたときに、前記カバーの前記内壁面に
当接する突条を設けたことを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】
【作用】上述の構成によるこの発明による電磁継電器に
おいては、絶縁性材料からなる板部には、複数個の固定
接点端子の各々を分離するように突出させたものであっ
て、その突出した端面が、電磁継電器本体がカバー内に
挿入されたときに、カバーの内壁面に当接する突条が設
けられている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】これにより、電磁継電器本体がカバー内に
挿入されて形成された電磁継電器においては、絶縁性材
料からなる板部に対して固定された複数の固定接点端子
の金属板部のそれぞれは、端子板の突条とカバーの内壁
とにより、空間的に隔絶された状態になる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0071
【補正方法】変更
【補正内容】
【0071】端子板210の主要な板部の高さh3(図
7(A)参照)は、巻枠111の高さ(鍔部111cの
底部から鍔部111bの上面までの長さ)よりも短いも
のとされて、後述もするように、可動接点や固定接点が
位置する部分には、この端子板210の前記嵌合凹部2
11〜214が形成される主要な板部は位置しないよう
にされている。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0073
【補正方法】変更
【補正内容】
【0073】この突出壁部217の部分での端子板21
0の高さh4(図7(A)参照)は、鍔部11bと鍔部
11cとの距離よりも若干長いものとされる。そして、
図7(A)に示すように、この突出壁部217の先端部
近傍の面210b側には、巻枠111の鍔部111bの
突部111fと嵌合するための凹部218が設けられ
る。この例では、鍔部111bの突部111fは、鍔部
111bの横方向の中央部に設けられるため、突出壁部
217も、端子板210の横方向(高さ方向に直交する
方向)の中央部に形成される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】また、この突条221の端面221aに
は、細溝222が、端子板210の高さ方向に、突条2
21の全長に渡って形成されている。この細溝222
は、図9(C)に示すように、端子板210の底面から
臨むことができるようになっている。このため、カバ
ー400内に電磁継電器本体100が挿入されると、カ
バー400と突条221との当接によって、当該細溝2
22は細管となり、鍔部111c側にシール材が注入さ
れてシールされるときに、シール材が、前記細管内に毛
細管現象によって注入されると期待される。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】そして、板部230aの中間部の位置に
は、前記端子板210の嵌合凹部211、212に圧入
嵌合される嵌合突板部233および234が、板部23
0aに直交する方向に設けられる。この場合、嵌合突板
部233と、板部230bとの間の距離h6(図11
(C)参照)は、端子板210の嵌合凹部211の位置
から、端子板210の端縁210cまでの距離h5(図
7(A)参照)よりも大きく選定されている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0090
【補正方法】変更
【補正内容】
【0090】この端子板組立200を、端子板210の
板面210a側から見た図を、図13に示す。前述した
ように、端子板210の嵌合凹部211の位置から、主
要板部の高さ方向の端縁210cまでの距離hより
も、M固定接点端子230の嵌合突板部233の位置か
ら、M固定端子232が形成されている板部230bま
での距離hの方が大きく(h5<h6)選定されてい
る。このため、M固定接点端子230が端子板210に
嵌合されて固定されたときには、この図13に示すよう
に、M固定接点端子230の板部230bと端子板21
0の主要板部の端縁210cとは、端子板210の高さ
方向に離れた状態にある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0099
【補正方法】変更
【補正内容】
【0099】そして、電磁継電器本体300が、ケース
400内に挿入され、シール材によりシールされること
により、電磁継電器が完成となる。このとき、図10
(B)に示したように、シール材の一部は、カバー40
0の内壁面401と、突221の細溝222とで形成
される細管223に、毛細管現象によって入り込む。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0100
【補正方法】変更
【補正内容】
【0100】図10(A)および(B)に示したよう
に、カバー400内に、電磁継電器本体300が挿入さ
れたときには、端子板210に設けられている突22
1の端面221aが、カバー400の内壁面401に当
接して、M固定接点端子230の板部230aと、M固
定接点端子240の板部240aとは、突221と、
カバー400の内壁面とにより仕切られた別空間(別
室)に存在するようにされるので、可動接点131c,
131dが、M固定接点232や242、また、バック
ストップ250の衝合部254と照合したときに、金属
屑が発生しても、その金属屑により、2個のM固定接点
端子230,240間が電気的に短絡してしまうような
事態は生じない。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0104
【補正方法】変更
【補正内容】
【0104】また、端子板210に取り付けられた複数
個の固定接点端子は、端子板210に設けられた突
21と、カバー400の内壁面401とにより、仕切ら
れるため、複数個の固定接点端子間が電気的に短絡され
てしまうような事態を防止することができる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0110
【補正方法】変更
【補正内容】
【0110】固定接点端子260の板部260aの、
外部端子部261側とは反対側は、板部260aに直交
する方向に折り曲げられた板部260bとされており、
この板部260bには、導電金属からなるB固定接点2
62が形成されている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0113
【補正方法】変更
【補正内容】
【0113】すなわち、嵌合突板部263と、板部26
0bとの間の距離hは、図14(C)に示すように、
端子板210の嵌合凹部211の位置から、端子板21
0の端縁210cまでの距離h5(図7(A)参照)
りも大きく、かつ、M固定接点端子240の嵌合突板部
243と、板部240bとの間の距離h6(図11
(C)参照)よりも大きく選定されている。また、板部
260bは、このB固定接点端子260が端子板210
に装着されたときに、B固定接点262が、前述の実施
の形態におけるバックストップ250の衝合部254の
位置になるように、端子板210の面210aに平行な
方向に延長されている。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】なお、複数の固定接点端子の絶縁を確保す
るための構成としては、上述の例に限られるものではな
い。例えば、図10(C)に示すように、カバー400
の内壁面401に、端子板210の突221の細溝2
22に対応して嵌合する細条402を設けておき、電磁
継電器本体300をカバー400内に挿入したときに、
端子板210の突221の細溝222内に、カバー4
00の内壁面401の細条402が挿入嵌合するように
する構成とすることもできる。その場合には、端子板2
10の突条221の端面221aは、カバー400の内
壁面401に、特に当接していなくてもよい。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0118
【補正方法】変更
【補正内容】
【0118】また、図10(D)に示すように、カバー
400の内壁面401に細溝40を設け、端子板21
0側に、その細溝40内に嵌合する細条224を設け
るようにしてもよい。その場合に、図10(D)の例の
ように、端子板210の突条221に細条224をさら
に設けるようにしてもよいし、突条221自身を、カバ
ー400の内壁面401の細溝40に嵌合する細条2
24とするようにしてもよい。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0119
【補正方法】変更
【補正内容】
【0119】また、図10(E)に示すように、端子板
210の突条221を、段差部225を有する形状に
し、一方、カバー400には、この段差部225に係合
する突部40を設ける構成とすることもできる。その
場合に、図10(E)のように、段差部225と突部4
の形状を、両者を正確に対応させて係合させる形状
とする必要はなく、要は、複数個の固定接点端子を、互
いに空間的に仕切ることができればよい。
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 50/56 H01H 50/56 K

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体組立と、端子板組立と、カバーとから
    なり、前記本体組立と前記端子板組立とを嵌合させて組
    み合わせた電磁継電器本体が前記カバーに挿入されてな
    る電磁継電器であって、 前記本体組立は、 互いに対向する2個の鍔部の間に巻線巻回部を備える巻
    枠の前記巻線巻回部に巻線が施された巻線組立と、前記
    2個の鍔部および前記巻線巻回部を貫通した状態で固定
    される鉄心と、継鉄とで構成される電磁石組立に、 導電体からなる可動接点ばねと前記可動接点ばねに固定
    される接極子とで構成される接極子組立が、結合されて
    構成され、かつ、 前記2個の鍔部の一方および他方は、前記端子板組立と
    の第1嵌合部を備え、 前記端子板組立は、 絶縁性材料からなる端子板と、この端子板に嵌合されて
    固定される複数個の固定接点端子とからなり、 前記端子板は、 一方の平面側には、その所定位置に、前記複数個の固定
    接点端子用として、複数個の袋小路状の嵌合凹部を備え
    ると共に、前記複数個の嵌合凹部に嵌合された前記複数
    個の固定接点端子の各々を分離するように、前記一方の
    平面側から外方に突出し、かつ、その突出した端面が、
    前記電磁継電器本体が前記カバー内に挿入されたとき
    に、前記カバーの内壁面に当接する突条を備えると共
    に、 前記一方の平面側とは反対側の面側には、前記2個の鍔
    部の一方および他方の嵌合部と嵌合する複数個の第2嵌
    合部を備え、 前記複数個の固定接点端子のそれぞれは、 導電性部材により構成され、固定接点と、前記カバー外
    に導出される外部端子部と、前記端子板の前記複数個の
    嵌合凹部の所定のものに対して圧入嵌合される、前記外
    部端子部の延長方向に対して直交する方向の複数個の嵌
    合突部とを備え、 前記複数個の嵌合突部が前記端子板の複数個の嵌合凹部
    に圧入嵌合された状態では、前記固定接点の位置と、前
    記端子板の端縁とは離間するようにされると共に、前記
    外部端子部は、前記端子板の前記一方の平面に沿う方向
    に前記端子板の端縁よりも外部に導出するようにされ、 前記本体組立と前記端子板組立とは、前記2個の鍔部の
    第1嵌合部と前記端子板の複数個の第2嵌合部とが嵌合
    することにより、前記端子板が前記巻枠をその中心軸線
    方向に平行な方向に挟持するようにして結合し、 前記本体組立と前記端子板組立とが結合した状態では、
    前記可動接点ばねの可動接点と前記固定接点端子の固定
    接点とが対向することを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の電磁継電器において、 前記端子板の前記突条の端面と、当該端面と当接する前
    記カバーの内壁面には、対応する凹凸を設け、前記突条
    の端面と前記カバーの内壁面とが、前記凹凸が嵌合する
    状態で当接することを特徴とする電磁継電器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の電磁継電器において、 前記端子板の前記突条は、前記巻枠の中心軸線方向に平
    行な方向に形成されるものであると共に、前記端子板
    の、前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向の高さは、前
    記固定接点端子が嵌合される部位では、前記固定接点と
    前記端子板の端縁とが離間するように、前記巻枠の2個
    の鍔部との距離よりも低いものとされるが、前記突条が
    形成される部位では、前記巻枠の2個の鍔部との距離以
    上の高さとされ、 前記突条が形成される部位の、前記固定接点が位置する
    側の端部に、前記巻枠の2個の鍔部の一方と嵌合する第
    3嵌合部が設けられる ことを特徴とする電磁継電器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の電磁継電器において、 前記突条が形成される部位の、前記固定接点が位置する
    側の部分には、前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向の
    溝が設けられ、 前記溝に固定接点端子またはバックストップ金属が挿入
    されて固定されていることを特徴とする電磁継電器。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の電磁継電器において、 前記端子板の前記突条は、前記巻枠の中心軸線方向に平
    行な方向に形成されるものであると共に、前記突条の端
    面と前記カバーの内壁面との当接面には、前記巻枠の中
    心軸線方向に平行な方向の凹溝が設けられ、前記カバー
    内に前記電磁継電器本体が挿入されて、シール材によっ
    てシールされるときに、前記凹溝に前記シール材が入り
    込むようにされてなることを特徴とする電磁継電器。
  6. 【請求項6】本体組立と、端子板組立と、カバーとから
    なり、前記本体組立と前記端子板組立とを嵌合させて組
    み合わせた電磁継電器本体が前記カバーに挿入されてな
    る電磁継電器であって、 前記本体組立は、 互いに対向する2個の鍔部の間に巻線巻回部を備える巻
    枠の前記巻線巻回部に巻線が施された巻線組立と、前記
    2個の鍔部および前記巻線巻回部を貫通した状態で固定
    される鉄心と、継鉄とで構成される電磁石組立に、 導電体からなる可動接点ばねと前記可動接点ばねに固定
    される接極子とで構成される接極子組立が、結合されて
    構成され、かつ、 前記2個の鍔部の一方および他方は、前記端子板組立と
    の第1嵌合部を備え、 前記端子板組立は、 絶縁性材料からなる端子板と、この端子板に嵌合されて
    固定される複数個の固定接点端子とからなり、 前記端子板は、 一方の平面側には、その所定位置に、前記複数個の固定
    接点端子用として、複数個の袋小路状の嵌合凹部を備え
    ると共に、前記複数個の嵌合凹部に嵌合された前記複数
    個の固定接点端子の各々を分離するような位置に、前記
    カバーの内壁面に設けられる第2嵌合部と嵌合する第3
    嵌合部を備えると共に、 前記一方の平面側とは反対側の面側には、前記2個の鍔
    部の一方および他方の第1嵌合部と嵌合する複数個の第
    4嵌合部を備え、 前記複数個の固定接点端子のそれぞれは、 導電性部材により構成され、固定接点と、前記カバー外
    に導出される外部端子部と、前記端子板の前記複数個の
    嵌合凹部の所定のものに対して圧入嵌合される、前記外
    部端子部の延長方向に対して直交する方向の複数個の嵌
    合突部とを備え、 前記複数個の嵌合突部が前記端子板の複数個の嵌合凹部
    に圧入嵌合された状態では、前記固定接点の位置と、前
    記端子板の端縁とは離間するようにされると共に、前記
    外部端子部は、前記端子板の前記一方の平面に沿う方向
    に前記端子板の端縁よりも外部に導出するようにされ、 前記本体組立と前記端子板組立とは、前記2個の鍔部の
    第1嵌合部と前記端子板の複数個の第4嵌合部とが嵌合
    することにより、前記端子板が前記巻枠をその中心軸線
    方向に平行な方向に挟持するようにして結合し、 前記本体組立と前記端子板組立とが結合した状態では、
    前記可動接点ばねの可動接点と前記固定接点端子の固定
    接点とが対向することを特徴とする電磁継電器。
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