JP2000077227A - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JP2000077227A
JP2000077227A JP10245773A JP24577398A JP2000077227A JP 2000077227 A JP2000077227 A JP 2000077227A JP 10245773 A JP10245773 A JP 10245773A JP 24577398 A JP24577398 A JP 24577398A JP 2000077227 A JP2000077227 A JP 2000077227A
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JP
Japan
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iron core
coil
coil bobbin
piece
parts
Prior art date
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Pending
Application number
JP10245773A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shimomura
勉 下村
Fumihiro Kasano
文宏 笠野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JP2000077227A publication Critical patent/JP2000077227A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄芯の装着作業がやり易いようにする。 【解決手段】 鉄芯3 の周囲に装着されるコイル巻回部
1cと、コイル巻回部1cの両端に設けられて鉄芯1cに貫通
される鍔部1a,1b と、を備え、コイル巻回部1cは、鉄芯
3 の周囲に装着され互いに対向する対をなした両対向部
1dが設けられたコイルボビン1 において、両対向部1dの
間を橋架する橋架部1eが設けられた構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁継電器等に使用さ
れるコイルボビンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコイルボビンとして、実
開平3−128908号に開示されたものが存在する。
このものは、図20に示すように、鉄芯の周囲に装着され
るコイル巻回部A と、コイル巻回部A の両端に設けられ
て鉄芯に貫通される鍔部B と、を備えている。詳しく
は、このもののコイル巻回部A は、鉄芯の周囲に装着さ
れ互いに対向する対をなした両対向部A1からなる。
【0003】このものは、コイルが巻回された状態で、
両鍔部B を貫通するよう鉄芯が挿通されることにより、
コイル巻回部A が鉄芯の周囲に装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のコイル
ボビンX にあっては、コイル巻回部A が、鉄芯の周囲に
装着され互いに対向する対をなした両対向部A1からなる
ので、断面ロ字状に形成された場合に比較して、コイル
巻回部A そのものの占めるスペースが小さくなり、コイ
ルが巻回された状態での全体の体積が、断面ロ字状に形
成された場合と同一のときは、コイルの巻回回数を多く
することができるので、コイルGcを大きくすることが
できる。
【0005】しかしながら、このものは、コイルに必要
以上に張力をかけて、コイルがコイル巻回部A に巻回さ
れると、両対向部A1の対向間隔が小さくなり、その結
果、鉄芯を挿通し難くなって、鉄芯の装着作業がやり難
くなる恐れがある。
【0006】本発明は、上記の点に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、鉄芯の装着作業がやり
易いコイルボビンを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載の発明は、鉄芯の周囲に装着され
るコイル巻回部と、コイル巻回部の両端に設けられて鉄
芯に貫通される鍔部と、を備え、コイル巻回部は、鉄芯
の周囲に装着され互いに対向する対をなした両対向部が
設けられたコイルボビンにおいて、前記両対向部の間を
橋架する橋架部が設けられた構成にしている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記橋架部は、前記両鍔部の間に連続して
設けられた構成にしている。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1乃至
図19に基づいて以下に説明する。このコイルボビン1
は、コイル2 及び鉄芯3 と共に、電磁石20を構成する一
部品である。
【0010】詳しくは、コイルボビン1 は、成形材料製
であって、図2及び図3に示すように、両端部に設けら
れた鍔部1a,1b により巻回空間が仕切られた状態でコイ
ル20a の巻回されるコイル巻回部1cが設けられている。
詳しくは、このコイル巻回部1cは、互いに対向する一対
の対向部1d及びその対向部1dの間を橋架する橋架部1eに
より、断面コ字型に形成されている。さらに詳しくは、
この橋架部1eは、両鍔部1a,1b の間に連続して設けられ
ている。このコイルボビン1 は、その一端鍔部1aより延
設された延設部1fから、コイル2 に接続されるコイル端
子4 が導出されている。なお、このコイル端子4 は、コ
イルボビン1 に一体成形され、コイルボビン1 及びコイ
ル2 と共に、コイルブロック30を構成する。
【0011】鉄芯3 は、図4に示すように、基端部に鍔
部3aが設けられた角棒状に形成され、その先端部からコ
イルボビン1 の両鍔部1a,1b に挿通されて、両鍔部1a,1
b に貫通している。
【0012】そして、コイルボビン1 、コイル2 及び鉄
芯3 と共に構成された電磁石20は、電磁継電器40に使用
される。
【0013】次に、この電磁継電器40について説明す
る。この電磁継電器40は、前述した電磁石20及びコイル
端子4 の他に、継鉄5 、付勢ばね6 、接極子7 、ベース
8 、常開側固定接点端子9 、常閉側固定接点端子10、可
動接点ばね11、カード12、絶縁壁13、ケース14を備えて
いる。
【0014】継鉄5 は、磁性材料により、一方片5a及び
他方片5bを有したL字状に形成され、その一方片5aに設
けられた貫通孔5cに貫通した鉄芯3 の先端部とスピンか
しめされて、一端部が鉄芯3 と固定される。この継鉄5
は、その一端部が鉄芯3 と固定された状態では、鉄芯3
と略同寸法を有した他方片5bが鉄芯3 と平行に位置し
て、他端が鉄芯3 の基端部である鍔部3aと隣接配置され
る。
【0015】付勢ばね6 は、薄い金属板よりなり、図4
に示すように、中央片6a及びその中央片基端両側より延
設された両翼片6b,6b によりなる断面略コ字型の部分を
有して形成され、中央片6aから遠ざかる方向へ向かって
付勢可能な付勢片6cが、中央片6aの先端から両翼片6b,6
b の間へ斜めに延設されている。この付勢ばね6 は、コ
イルボビン1 の延設部1fに突設されてなる装着部1gに、
断面略コ字型の部分が差し込まれるようにして装着され
る。
【0016】接極子7 は、図5に示すように、磁性材料
により、一端側が他端側よりも薄い板状に形成され、付
勢ばね6 の付勢片6cと継鉄5 の他端の間に一端側が配設
されることにより、付勢ばね6 の付勢片6cによって、他
端側が継鉄5 の他端に当接するよう付勢される。この接
極子7 は、電磁石20、継鉄5 、付勢ばね6 と共に、電磁
石ブロック50を構成する。
【0017】ベース8 は、成形材料によりなり、図7に
示すように、断面コ字型部分を形成するよう、本体部分
から延設部8aが延設されることにより、電磁石ブロック
50を側方から装着する装着部8bが設けられている。この
ベース8 は、図7に示すように、先端部に常開側固定接
点9aが設けられた常開側固定接点端子9 が同時成形によ
り設けられ、また、先端部に常閉側固定接点10a が設け
られた常閉側固定接点端子10が圧入により設けられてい
る。また、このベース8 は、図8に示すように、可動接
点ばね11が圧入により設けられている。この可動接点ば
ね11は、図1に示すように、常開側可動接点11a 及び常
閉側可動接点11b が先端部に背中合わせに設けられ、そ
れらの両接点11a,11b の近傍に貫通孔11c が設けられて
いる。
【0018】カード12は、成形材料により、図9に示す
ように、窓部12a を有する略梯子状に形成され、その基
端部両側に設けられた掛止部12b が接極子7 の一端両側
に掛止するとともに、先端部の尖状部12c が可動接点ば
ね11の貫通孔11c に圧入して貫通固定された状態で、ベ
ース8 の延設部8aに突設された突設部8cに窓部12a が嵌
め込まれて、長手方向に沿って可動自在に、ベース8 の
延設部8aに装着される。
【0019】絶縁壁13は、金属板材からなり、ベース8
の側面中央部に装着されて、所定の絶縁が確保される。
ケース14は、図10に示すように、成形材料により、一面
が開口した箱状に形成され、開口部分からベース8 に被
着されて、ベース8 との間がシーリングされる。
【0020】次に、このコイルボビン1 が設けられた電
磁継電器40の組立手順について説明する。初めに、図2
及び図3に示すように、コイル端子4 をコイルボビン1
と一体成形してから、コイル線を巻回してコイル2 を形
成する。
【0021】次に、図4に示すように、鉄芯3 をその先
端部から、コイルボビン1 の両対向部1d及び橋架部1eに
沿って挿通して両鍔部1a,1b に貫通するとともに、鉄芯
3 の先端部を継鉄5 の一方片5aの貫通孔5cに貫通して、
スピンかしめにより固定し、続いて付勢ばね6 の断面コ
字型部分をコイルボビン1 の装着部1gに装着する。
【0022】次に、図5に示すように、接極子7 を付勢
ばね6 の付勢片6cと継鉄2 の他端及び鉄芯3 の基端部で
ある鍔部3aとの間に挿入して配設する。詳しくは、接極
子7をその一端側が鉄芯3 の基端部である鍔部3aと対向
するとともに、他端側が付勢ばね6 の付勢片6cにより付
勢されて継鉄5 の他端に当接するように配設する。
【0023】次に、図8に示すように、両固定接点端子
9,10が設けられたベース8 に可動接点ばね11を圧入し、
続いて、ベース8 の装着部8bに電磁石ブロック50を装着
し、さらに、コイル端子4 に所定形状に曲げ加工する。
次に、図9に示すように、カード12及び絶縁壁13を装着
し、最後に、ベース8 にケース14を被着してシーリング
する。
【0024】次に、このコイルボビン1 が設けられた電
磁継電器40の動作について説明する。コイル2 を通電す
ると、電磁石20が励磁されて、接極子7 は、その薄い一
端側が鉄芯1 の鍔部14a に吸引されるようになり、付勢
ばね6 の付勢片6cにより付勢されることによって継鉄5
の他端に当接している他端側の当接部分を回動支点とし
て、閉磁路をなすよう一端側が鉄芯1 の鍔部14a に当接
する方向へ回動する。そうすると、接極子7 の一端部両
側に掛止しているカード12が、ベース8 の延設部8aの長
手方向に沿って可動して、尖状部12c により貫通固定さ
れている可動ばね11を、そのばね力に抗して、常開側固
定接点端子9 に向かって駆動するようになり、可動接点
ばね11の常開側可動接点11a が常開側固定接点端子9 の
常開側固定接点9aに当接するとともに、可動接点ばね11
の常閉側可動接点11b が常閉側固定接点端子10の常閉側
固定接点10a から開離する。
【0025】ここでコイル2 の通電を止めると、接極子
7 は、その一端側が鉄芯3 の鍔部14a から離反するの
で、前述とは逆方向に回動し、そうすると、カード12が
可動接点ばね8 のばね性によって、前述した方向と逆方
向に可動して復帰することとなり、可動接点ばね11の常
開側可動接点11a が常開側固定接点端子9 の常開側固定
接点9aから開離するとともに、可動接点ばね11の常閉側
可動接点11b が常閉側固定接点端子10の常閉側固定接点
10a に当接する。
【0026】かかるコイルボビンにあっては、橋架部1e
によって橋架された両対向部1dは、対向間隔が小さくな
るような外力が加えられても、対向間隔が小さくなり難
いので、鉄芯3 の挿通がやり難くなるようなことがな
く、鉄芯3 の装着作業がやり易くなる。
【0027】また、コイル巻回部1cに装着される鉄芯3
は、鍔部1a,1b に貫通するよう挿通されるときに、両鍔
部1a,1b の間に連続して設けられた橋架部1eに沿って挿
通されるので、鉄芯3 の装着作業が一段とやり易くなっ
ている。
【0028】なお、本実施形態では、橋架部1eは、両鍔
部1a,1b の間に連続して設けられているが、例えば、鉄
芯3 の装着作業がやり易いときは、コイル巻回部1cより
も短くして、両鍔部1a,1b の間に断続的に設けられても
よい。
【0029】また、本実施形態のコイルボビン1 は、電
磁継電器40に用いられたものであるが、電磁継電器40に
用いられたものに限るわけではない。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、橋架部によって
橋架された両対向部は、対向間隔が小さくなるような外
力が加えられても、対向間隔が小さくなり難いので、鉄
芯の挿通がやり難くなるようなことがなく、鉄芯の装着
作業がやり易くなる。
【0031】請求項2記載の発明は、コイル巻回部に装
着される鉄芯は、鍔部に貫通するよう挿通されるとき
に、両鍔部の間に連続して設けられた橋架部に沿って挿
通されるので、鉄芯の装着作業が一段とやり易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を備えた電磁継電器の側
面断面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の図2とは異なる方向から見た斜視図であ
る。
【図4】同上に鉄芯を挿通する状態を示す斜視図であ
る。
【図5】同上のものを備えた電磁継電器における接極子
の配設する状態を示す斜視図である。
【図6】同上のものを備えた電磁継電器における接極子
の配設された状態を示す斜視図である。
【図7】同上のものを備えた電磁継電器における常閉側
固定接点端子をベースに圧入する状態を示す斜視図であ
る。
【図8】同上のものを備えた電磁継電器における可動接
点ばねをベースに圧入する状態を示す斜視図である。
【図9】同上のものを備えた電磁継電器における絶縁壁
及びカードをベースに装着する状態を示す斜視図であ
る。
【図10】同上のものを備えた電磁継電器におけるケー
スをベースに被着する状態を示す斜視図である。
【図11】同上のものを備えた電磁継電器におけるケー
スがベースに被着された状態を示す斜視図である。
【図12】同上のものを備えた電磁継電器の正面断面図
である。
【図13】同上のものを備えた電磁継電器の上面図であ
る。
【図14】同上のものを備えた電磁継電器の下面図であ
る。
【図15】図12のB−B断面図である。
【図16】図15のF−F断面図である。
【図17】図1のC−C断面図である。
【図18】図17のD−D断面図である。
【図19】図17のE−E断面図である。
【図20】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 コイルボビン 1a 鍔部1b 鍔部 1c コイル巻回部 1d 対向部 1e 橋架部 3 鉄芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄芯の周囲に装着されるコイル巻回部
    と、コイル巻回部の両端に設けられて鉄芯に貫通される
    鍔部と、を備え、コイル巻回部は、鉄芯の周囲に装着さ
    れ互いに対向する対をなした両対向部が設けられたコイ
    ルボビンにおいて、 前記両対向部の間を橋架する橋架部が設けられたことを
    特徴とするコイルボビン。
  2. 【請求項2】 前記橋架部は、前記両鍔部の間に連続し
    て設けられたことを特徴とする請求項1記載のコイルボ
    ビン。
JP10245773A 1998-08-31 1998-08-31 コイルボビン Pending JP2000077227A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN117798663A (zh) * 2024-03-01 2024-04-02 哈尔滨工业大学 一种电磁继电器中纳米晶带材块体铁心的铆装方法

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