JP2013196763A - 電磁継電器 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化してもコイルから発生する熱量を十分に放熱して所望の吸引力を確保する。
【解決手段】電磁石ブロックと、接点開閉機構2と、を備える。接点開閉機構2の可動接触片33は、可動接点40が取り付けられる接点取付部36と、電磁石ブロック1の可動鉄片8に取り付けられる第1の固定部37と、を備える。第1の固定部37は、可動鉄片8に面接触し、可動鉄片8の幅寸法と略同一である。
【選択図】図1

Description

本発明は、電磁継電器に関するものである。
従来、電磁継電器として、固定端子を、各電磁ブロックのスプールの各フランジに圧入等によって係止させて取り付けることにより、各フランジをそれぞれ並列状に連結させて各電磁ブロックを一体的に連結した構成のものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の電磁継電器では、小型化しようとすると、その構造上、可動接触片の幅寸法を狭くせざるを得ない。また、電磁石も小型となって同じ吸引力を確保しようとすると、コイルへの通電量を増大させる必要がある。このため、コイルからの発熱量が増大する。この場合、前述のように、可動接触片の幅寸法が狭くなって表面積が小さくなると、コイルからの発熱を十分に外部へと排出できない。この結果、電磁石に所望の吸引力を確保できず、前記従来の電磁継電器では小型化することが難しい。
特開2000−315448号公報
本発明は、小型化してもコイルから発生する熱量を十分に放熱して所望の吸引力を確保することのできる電磁継電器を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、
電磁継電器を、
鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなる電磁石と、前記鉄心の一端側連結部に連結される連結受部、及び、前記鉄心の磁極部の側方に延びる起立部を有するヨークと、前記ヨークの起立部の先端に回動可能に支持され、前記電磁石の励磁により鉄心の磁極部に吸引される可動鉄片と、を有する複数の電磁石ブロックと、
前記可動鉄片に取り付けられ、可動接点を有する可動接触片と、前記スプールに取り付けられ、前記複数の電磁石ブロックを一体化し、前記可動接点に接離可能な固定接点を設けた固定端子と、を有する接点開閉機構と、
を備え、
前記可動接触片は、前記可動接点が取り付けられる接点取付部と、前記可動鉄片に取り付けられる第1の固定部と、を備え、
前記第1の固定部は、前記可動鉄片に面接触し、前記可動鉄片の幅寸法と略同一であるように構成したものである。
この構成により、可動接触片の表面積を可動鉄片に面接触する部分で大きくすることができる。したがって、コイルに通電することにより発生した熱は、可動鉄片から可動接触片の第1の固定部を介して十分に放熱させることができる。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、
電磁継電器を、
鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなる電磁石と、前記鉄心の一端側連結部に連結される連結受部、及び、前記鉄心の磁極部の側方に延びる起立部を有するヨークと、前記ヨークの起立部の先端に回動可能に支持され、前記電磁石の励磁により鉄心の磁極部に吸引される可動鉄片と、を有する複数の電磁石ブロックと、
前記可動鉄片に取り付けられ、可動接点を有する可動接触片と、前記スプールに取り付けられ、前記複数の電磁石ブロックを一体化し、前記可動接点に接離可能な固定接点を設けた固定端子と、を有する接点開閉機構と、
を備え、
前記可動接触片は、前記可動接点が取り付けられる接点取付部と、前記ヨークの起立部に取り付けられる第2の固定部と、を備え、
前記第2の固定部は、前記ヨークに面接触し、前記ヨークの幅寸法と略同一であるように構成したものである。
この構成により、可動接触片の表面積をヨークに面接触する部分で大きくすることができる。したがって、コイルに通電することにより発生した熱は、ヨークから可動接触片の第2の固定部を介して十分に放熱させることができる。
前記各スプールは、前記鉄心の磁極部が露出する他端側に並設される鍔部を備え、
前記各鍔部は、並設方向の一方の側に圧入凹部を形成され、
前記固定端子は、前記各スプールの圧入凹部にそれぞれ圧入される複数の圧入部を形成され、
前記圧入部は、前記固定端子の一部を前記並設方向に沿って切り起こして形成するのが好ましい。
この構成により、鍔部での可動接触片の配置範囲を、並設方向の一方の側に形成された圧入凹部のみを避けて設けることができる。したがって、可動接触片の占有範囲を広く取ることが可能となる。また、固定端子に形成する圧入部を切り起こしにより形成しているので、材料取りを無駄なく行うことができ、コストを抑えることが可能となる。
前記可動接触片は、前記可動鉄片及び前記ヨークに比べて熱伝導率の高いバネ材料からなるのが好ましい。
この構成により、コイルに通電することにより発生した熱を、可動接触片を介してより一層効果的に放熱させることができる。
本発明によれば、可動接触片の電磁石ブロックを構成する部品と面接触する部分の表面積を大きく取ることができるので、コイルに通電することにより発生した熱を効果的に放熱させることができる。この結果、昇温による動作特性の悪化を防止することが可能となる。
本実施形態に係る電磁継電器のケースを外した状態を示す斜視図である。 図1の一方の電磁石ブロックの斜視図である。 図2の分解斜視図である。 図3を異なる方向から見た状態を示す分解斜視図である。 図3のスプールを異なる方向から見た状態を示す斜視図である。 図2の電磁石ブロックを並設し、第2固定端子を組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図6に示す状態から第2固定端子を組み付けた後、第1固定端子を組み付ける前の状態を示す斜視図である。 図7に示す状態から第1固定端子を組み付ける前の状態で、一方の可動接触片及び可動鉄片を取り外した状態を示す平面図である。 図8の正面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「側」、「端」を含む用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本実施形態に係る電磁継電器を示す。この電磁継電器は、一対の電磁石ブロック1を並設し、接点開閉機構2を設け、ケース3を被せたものである。
図2、図3及び図4に示すように、各電磁石ブロック1は、鉄心4にスプール5を介してコイル6を巻回し、鉄心4にヨーク7を固定し、このヨーク7に可動鉄片8を回動可能に取り付けたものである。
鉄心4は、磁性材料を棒状としたもので、断面略矩形状の胴部9と、胴部9の上端部に形成される鍔状の磁極部10と、下端部に形成される、断面積が小さくなった連結部11とで構成されている。磁極部10は可動鉄片8を吸引する。連結部11は、後述するヨーク7に形成した連結孔32に嵌合されて一体化される。
スプール5は、合成樹脂材料を成形加工することにより、筒状部12の上下端部に平面視略矩形状の鍔部13,20をそれぞれ有する構成としたものである。筒状部12の中心孔は前記鉄心4の胴部9に沿った内面形状に形成されている。
スプール5の上端側鍔部13の上面には中心孔の開口部分の周囲に鉄心4の磁極部10が配置される凹所14が形成されている。凹所14の底面には中心孔の開口部分の近傍4箇所に突起15が形成されている。これら突起15に磁極部10の下面が当接し、上下方向に位置決めされる。また、上端側鍔部13の第1方向(長手方向の一方)側の両端部が突出し、その間にはヨーク7が配置される。さらに、上端側鍔部13の第2方向(長手方向の他方)側の中央部には段部16が設けられ、そこには切欠部17が形成されている。段部16には後述する第2固定端子35の一部(接点台部)が位置し、切欠部17には後述する第2固定接点53が位置する。上端側鍔部13の第2方向側の一方の側部は肉厚で、上下方向の中央部に溝状の係合受部18が形成されている。係合受部18には第1固定端子34の先端部分が圧入される。上端側鍔部13の第2方向側の他方の側部は、上方に向かって突出し、その上面には圧入凹部19が形成されている。圧入凹部19は平面視略矩形状で、そこには第1固定端子34の第1圧入部47が圧入される。
スプール5の下端側鍔部20は、前記上端側鍔部13よりも第2方向側へと突出している。突出部分の両側部には上下面に貫通する矩形孔と切欠きからなる端子取付部21がそれぞれ形成されている。これら端子取付部21の間には上方に向かって突出する絶縁壁部22と、下端側溝部の一端から絶縁壁部22に向かう係合溝部23とが形成されている。絶縁壁部22には係合溝部側の端面に係合凹部24が形成されている。下端側鍔部20の下面には、図5に示すように、ヨーク7の連結受部30が配置される逃がし凹部25が形成されている。逃がし凹部25の中心には、前記筒状部12の中心孔が開口している。また、逃がし凹部25は、下端側鍔部20の一端面及びこれに連続する上面の一部分に連通部25aを介して連通し、側方から逃がし凹部25内へとヨーク7の連結受部30を挿入可能となっている。また、下端側鍔部20の一方の側面には、後述する各固定端子34,35の端子部49,57が配置される凹所26a,26bが形成されている。但し、凹所26a,26bは一対の電磁石ブロック1の間で形成される側面の位置が反対側となっている。
コイル6は、スプール5の胴部9に巻回され、その各引出線が、スプール5の下端側鍔部20に圧入固定した一対のコイル端子27にそれぞれ巻き付けられる。各コイル端子27は、コイル6の引出線が巻き付けられる巻付部28と、端子部29とを備え、巻付部28の基部が端子取付部21の矩形孔に、端子部29の上部が切欠きにそれぞれ圧入固定される。
ヨーク7は磁性材料からなる板材を、連結受部30と起立部31とからなる略L字形に屈曲させたものである。連結受部30には鉄心4の連結部11が連結される連結孔32が形成されている。起立部31には、幅方向に所定間隔でかしめ用の突部31aが形成されている。
可動鉄片8は、磁性材料からなる板材であり、先端角部が面取りされて先端で幅狭となっている。また、可動鉄片8の後端面両側から支持片8aがそれぞれ突出し、各支持片8aの内側には上下に延びる溝部8bがそれぞれ形成されている。可動鉄片8の上面には幅方向に所定間隔でかしめ用の突部8cが形成されている。可動鉄片8は、その下面と支持片が交差する位置(ヨーク7の起立部31の上端角部)を中心として、前記ヨーク7の起立部31の上端に回動可能に支持される。そして、鉄心4、ヨーク7及び可動鉄片8によって磁気の閉ループを形成可能となっており、磁束漏れが抑制される。
図1に示すように、接点開閉機構2は、前記可動鉄片8に取り付けられる可動接触片33と、前記スプール5に取り付けられる第1固定端子34及び第2固定端子35とで構成されている。
図3及び図4に示すように、可動接触片33は、導電性及び弾性を有し、可動鉄片8やヨーク7よりも熱伝達率の高い材料(例えば、銅系の合金)からなる薄板で形成されている。可動接触片33は、先端側から接点取付部36、水平固定部37、垂直固定部38、及び、可動端子部39で構成されている。接点取付部36は、先端の一方の角部が面取りされ、他方の側縁には2箇所に円弧状の切欠きが形成されている。また、接点取付部36には、可動接点40がかしめ固定されている。水平固定部37は、接点取付部36とは、ほぼ可動鉄片8の厚み分だけ上方に延びる第1接続部41を介して接続され、可動鉄片8の上面に沿って延びている。水平固定部37は、可動鉄片8とほぼ同じ幅寸法を有し、表面積がほぼ設計可能な最大値とされている。水平固定部37の両側2箇所には貫通孔37aが形成され、そこに挿通される突部8cがかしめられることによって可動鉄片8に固定されている(図8参照)。水平固定部37と垂直固定部38は、可動鉄片8及びヨーク7に沿って略直角に折り曲げられた幅狭の第2接続部42によって接続されている。この第2接続部42によって可動鉄片8に作用するバネ力が決定されている。垂直固定部38は、ヨーク7の幅寸法とほぼ同じ幅寸法を有し、前記水平固定部37と同様に、表面積がほぼ設計可能な最大値とされている。垂直固定部38の両側2箇所には貫通孔38aが形成され、そこに挿通される突部31aがかしめられることによりヨーク7に固定されている。このように、水平固定部37と垂直固定部38は表面積がほぼ設計可能な最大値とされている(図9参照)。このため、コイル6への通電により発生した熱は、水平固定部37と垂直固定部38を介して効果的に放熱することができる。
図7に示すように、第1固定端子34は、導電性板材を中間部分で略直角に折り曲げて第1水平部43と第1垂直部44とを形成したものである。第1水平部43は、同一形状の第1接点台部45を接続したものである。各接点台部には貫通孔がそれぞれ形成され、下面側から第1固定接点46がそれぞれかしめ固定されている。また、各第1接点台部45は、一方の側縁部で、先端角部が面取りされ、基部側角部には屈曲されて下方に延びる第1圧入部47が形成されている。各第1圧入部47は、固定接点に対して垂直部側に形成されており、先端に向かうに従って徐々に幅寸法及び厚み寸法が小さくなっている。第1垂直部44は、第1水平部43との接続部分から側方に変位するように屈曲され、前記スプール5の凹所26bに配置される中間部48と、スプール5の下面から突出する端子部49とで構成されている。
図6及び図8に示すように、第2固定端子35は、導電性板材の上縁部を略直角に折り曲げて第2水平部50と第2垂直部51とを形成したものである。第2水平部50には、所定間隔で側縁部から突出し、第2接点台部52を構成している。第2接点台部52には貫通孔が形成され、上面側から第2固定接点53がそれぞれかしめ固定されている。第2接点台部52の一方からは上方側第2圧入部54が突出している。また、両第2接点台部52を接続する部分のうち、他方の第2接点台部側の側縁部も上方側第2圧入部54として機能する。各上方側第2圧入部54は、前記スプール5の上端側鍔部13に形成した係合受部18に圧入される。第2水平部50と第2垂直部51の連続部分(屈曲部)には、各第2接点台部52に対応する位置にスリット状の開口がそれぞれ形成されている。第2垂直部51の下縁部からは、前記各上方側第2圧入部54に対応する位置に下方側に突出し、水平方向に屈曲する下方側第2圧入部55がそれぞれ形成されている。各下方側第2圧入部55の垂直部分には水平部分に隣接して矩形開口がそれぞれ形成されている。各下方側第2圧入部55は、前記スプール5の下端側鍔部20に形成した係合溝部23を介して係合凹部24へと圧入される。第2垂直部51の一端側は略直角に屈曲された中間部56と、その下方に延びる端子部57とで構成されている。
続いて、前記電磁継電器の組立方法について説明する。
スプール5にコイル6を巻回し、その下端側鍔部20の各端子取付部21に一対のコイル端子27をそれぞれ圧入により取り付け、そこに巻回したコイル6の引出線をそれぞれ巻き付ける。そして、スプール5の下端側鍔部20に形成した開口を介して逃がし凹部25内へと側方からヨーク7の連結受部30を挿入し、ヨーク7の起立部31を巻回したコイル6の側方に位置させる。さらに、スプール5の上方から中心孔へと鉄心4を挿入し、その先端の連結部11をヨーク7の連結孔32に嵌合する。また、可動鉄片8に可動接触片33をかしめ固定し、さらに可動接触片33をヨーク7にかしめ固定することにより電磁石ブロック1を完成する。この状態では、可動鉄片8は可動接触片33のばね力によって鉄心4の磁極部10から離間した状態を維持する。
このようにして完成した電磁石ブロック1を2つ並設し、まず、第2固定端子35によって両者を一体化する。すなわち、並設した一対の電磁石ブロック1に対して側方より第2固定端子35を組み付ける。このとき、第2固定端子35の上方側第2圧入部54をスプール5の上端側鍔部13に形成した係合受部18に圧入すると共に、下方側第2圧入部55を下端側鍔部20に形成した係合溝部23を介して係合凹部24へと圧入する。この状態では、第2固定端子35の中間部56が、一方の電磁石ブロック1の下端側鍔部20に形成した凹所26aに位置し、スプール5から側方にはみ出すことはない。
また、第1固定端子34によって電磁石ブロック1の連結状態を強固なものとする。すなわち、一体化した電磁石ブロック1に対して上方より第1固定端子34を組み付ける。このとき、第1圧入部47をスプール5の上端側鍔部13に形成した圧入凹部19に圧入する。この状態では、第1固定端子34の中間部48が、他方の電磁石ブロック1の下端側鍔部20に形成した凹所26bに位置し、スプール5から側方にはみ出すことはない。
このように、一対の電磁石ブロック1を、側方から組み付けた第2固定端子35のみならず、上方から組み付けた第1固定端子34によっても一体化しているので、その状態が安定している。その後、一体化した電磁石ブロック1にケース3を被せて電磁継電器を完成する。
次に、前記電磁継電器の動作について説明する。
コイル6に通電していない電磁石ブロック1を励磁する前の状態では、可動鉄片8は可動接触片33のバネ力によってヨーク7の上端角部を中心として鉄心4の磁極部10から離間するように回動する。そして、可動接点40を第1固定接点46に当接させる。
ここで、コイル6に通電して電磁石ブロック1を励磁すると、可動鉄片8が鉄心4の磁極部10に吸引され、可動接触片33のバネ力に抗して回動する。これにより、可動接点40が第1固定接点46から離間し、第2固定接点53に当接する。
ところで、コイル6に通電して電磁石ブロック1を励磁すると、コイル6から発熱し、場合によっては温度上昇により動作特性が悪化する恐れがある。この場合、前記構成の電磁継電器では、可動接触片33の表面積が、可動鉄片8への取付部分とヨーク7への取付部分の2箇所でほぼ最大占有可能面積まで広げられている。このため、コイル6から発生した熱が、可動鉄片8やヨーク7を伝わって可動接触片33から十分に放熱される。したがって、電磁石ブロック1が過熱状態となって動作特性を悪化させることがない。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、電磁石ブロック1を2つ並設する構成としたが、3つ以上を並設するように構成することも可能である。この場合、第1固定端子34及び第2固定端子35をさらに延長し、接点台部及び圧入部を、増えた電磁石ブロック1の数だけ追加した構成とすればよい。
1…電磁石ブロック
2…接点開閉機構
3…ケース
4…鉄心
5…スプール
6…コイル
7…ヨーク
8…可動鉄片
9…胴部
10…磁極部
11…連結部
12…筒状部
13…上端側鍔部
14…凹所
15…突起
16…段部
17…切欠部
18…係合受部
19…圧入凹部
20…下端側鍔部
21…端子取付部
22…絶縁壁部
23…係合溝部
24…係合凹部
25…逃がし凹部
26…凹所
27…コイル端子
28…巻付部
29…端子部
30…連結受部
31…起立部
32…連結孔
33…可動接触片
34…第1固定端子
35…第2固定端子
36…接点取付部
37…水平固定部(第1の固定部)
38…垂直固定部(第2の固定部)
39…可動端子部
40…可動接点
41…第1接続部
42…第2接続部
43…第1水平部
44…第1垂直部
45…第1接点台部
46…第1固定接点
47…第1圧入部
48…中間部
49…端子部
50…第2水平部
51…第2垂直部
52…第2接点台部
53…第2固定接点
54…上方側第2圧入部
55…下方側第2圧入部
56…中間部
57…端子部

Claims (4)

  1. 鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなる電磁石と、前記鉄心の一端側連結部に連結される連結受部、及び、前記鉄心の磁極部の側方に延びる起立部を有するヨークと、前記ヨークの起立部の先端に回動可能に支持され、前記電磁石の励磁により鉄心の磁極部に吸引される可動鉄片と、を有する複数の電磁石ブロックと、
    前記可動鉄片に取り付けられ、可動接点を有する可動接触片と、前記スプールに取り付けられ、前記複数の電磁石ブロックを一体化し、前記可動接点に接離可能な固定接点を設けた固定端子と、を有する接点開閉機構と、
    を備え、
    前記可動接触片は、前記可動接点が取り付けられる接点取付部と、前記可動鉄片に取り付けられる第1の固定部と、を備え、
    前記第1の固定部は、前記可動鉄片に面接触し、前記可動鉄片の幅寸法と略同一であることを特徴とする電磁継電器。
  2. 鉄心にスプールを介してコイルを巻回してなる電磁石と、前記鉄心の一端側連結部に連結される連結受部、及び、前記鉄心の磁極部の側方に延びる起立部を有するヨークと、前記ヨークの起立部の先端に回動可能に支持され、前記電磁石の励磁により鉄心の磁極部に吸引される可動鉄片と、を有する複数の電磁石ブロックと、
    前記可動鉄片に取り付けられ、可動接点を有する可動接触片と、前記スプールに取り付けられ、前記複数の電磁石ブロックを一体化し、前記可動接点に接離可能な固定接点を設けた固定端子と、を有する接点開閉機構と、
    を備え、
    前記可動接触片は、前記可動接点が取り付けられる接点取付部と、前記ヨークの起立部に取り付けられる第2の固定部と、を備え、
    前記第2の固定部は、前記ヨークに面接触し、前記ヨークの幅寸法と略同一であることを特徴とする電磁継電器。
  3. 前記各スプールは、前記鉄心の磁極部が露出する他端側に並設される鍔部を備え、
    前記各鍔部は、並設方向の一方の側に圧入凹部を形成され、
    前記固定端子は、前記各スプールの圧入凹部にそれぞれ圧入される複数の圧入部を形成され、
    前記圧入部は、前記固定端子の一部を前記並設方向に沿って切り起こして形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁継電器。
  4. 前記可動接触片は、前記可動鉄片及び前記ヨークに比べて熱伝導率の高いバネ材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電磁継電器。
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