JP2003119414A - 活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ - Google Patents

活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ

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JP2003119414A
JP2003119414A JP2001316143A JP2001316143A JP2003119414A JP 2003119414 A JP2003119414 A JP 2003119414A JP 2001316143 A JP2001316143 A JP 2001316143A JP 2001316143 A JP2001316143 A JP 2001316143A JP 2003119414 A JP2003119414 A JP 2003119414A
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香緒里 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低粘度で、かつ光重合性に優れ、厚膜での硬化
性が非常によく、熱的安定性が良好であり、ノズルでの
吐出安定性、被記録媒体への密着性、耐溶剤性および耐
水性の良好な活性エネルギー線硬化型インクジェットイ
ンキを提供する。 【解決手段】顔料、オキシラン基含有化合物およびジ
〔1−低級アルキル(3−オキセタニル)〕低級アルキ
ルエーテル、更に、ビニルエーテル、顔料分散剤、光カ
チオン重合開始剤を含んでもよい、無溶剤型インキであ
る上記活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ。
顔料は平均粒径10〜150nmの微細顔料であり、顔
料分散剤は顔料誘導体である上記活性エネルギー線硬化
型インクジェットインキ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光重合性に優れ、
硬化性がよく、インキとしての安定性が良好で、硬化膜
の強度が強く、ノズルでの吐出安定性、被記録媒体への
密着性、耐溶剤性および耐水性の良好な活性エネルギー
線硬化型インクジェットインキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、耐水性の良好なインクジェットイ
ンキとしては、油溶性染料を高沸点溶剤に分散ないし溶
解したもの、油溶性染料を揮発性の溶剤に溶解したもの
があるが、染料は耐光性等の諸耐性で顔料に劣るため、
着色剤として顔料を用いたインキが望まれている。しか
しながら、顔料を安定して有機溶剤に分散することは困
難であり、安定な分散性および吐出性を確保することも
難しい。一方、高沸点溶剤を用いたインキは、非吸収性
の受像体においては、インキ中の溶剤が揮発せず、溶剤
の蒸発による乾燥は困難なので、非吸収性の基材への印
字は不可能である。
【0003】揮発性の有機溶剤を用いたインキにおいて
は、使用する樹脂の密着性および溶剤の揮発によって非
吸収性の基材においても良好な印字を形成することがで
きる。しかしながら、揮発性の溶剤がインキの主成分と
なるためヘッドのノズル面において溶剤の揮発による乾
燥が非常に早く、頻繁なメンテナンスを必要とする。ま
た、インキは本質的に溶剤に対する再溶解性が必要とさ
れるため、溶剤に対する耐性が十分得られないことがあ
る。
【0004】このような特性を満足させるため、揮発性
のないモノマー類を使用して、ヘッドでの乾燥を防ぎ、
その一方、活性エネルギー線を与えることで硬化させる
型のインキの利用もおこなわれている。このようなイン
キは、例えば、特開昭62−64874号公報、特開昭
58−32674号公報等に公開されている。これらの
インキは、主に、コンティニュアスタイプのプリンター
にて使用されるものであり、インキの粘度としては、3
〜5mPa・s程度のものである。また、このプリンタ
ーは、インキを連続的に吐出するため揮発性の溶剤を多
量に併用することができ、インキの粘度調整、揮発性の
付与も比較的容易に調整できる。
【0005】しかしながら、ピエゾ素子によるオンデマ
ンド方式のプリンターにおいては、揮発性の溶剤を多量
に使用することはメンテナンスの頻度を増やし、また、
プリンター内のインキ接触材料の溶解膨潤という問題を
誘発しやすくする。また、揮発溶剤は、消防法でいう危
険物による制約も大きくなる。そこで、ピエゾ素子を用
いるオンデマンドタイププリンターにおいては、揮発性
溶剤の少ないインキとする必要がある。しかしながら、
活性エネルギー線硬化型のインキに用いる材料は比較的
粘度の高い材料であり、従来のプリンターにて吐出でき
るような粘度において、硬化性がよく安定性が良好なイ
ンキを設計することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明による活性エネ
ルギー線硬化型インクジェットインキは、低粘度で、か
つ光重合性に優れ、厚膜での硬化性が非常によく、熱的
安定性が良好なインキを提供することにある。また、本
発明はノズルでの吐出安定性、被記録媒体への密着性、
耐溶剤性および耐水性の良好な活性エネルギー線硬化型
インクジェットインキを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、顔
料、オキシラン基含有化合物およびジ〔1−低級アルキ
ル(3−オキセタニル)〕低級アルキルエーテルを含有
する活性エネルギー線硬化型インクジェットインキに関
する。
【0008】又、本発明は、更に、ビニルエーテルを含
むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化型インク
ジェットインキに関する。又、本発明は、更に、顔料分
散剤を含むことを特徴とする上記活性エネルギー線硬化
型インクジェットインキに関する。又、本発明は、更
に、光カチオン重合開始剤を含むことを特徴とする上記
活性エネルギー線硬化型インクジェットインキに関す
る。又、本発明は、更に、無溶剤型インキである上記活
性エネルギー線硬化型インクジェットインキに関する。
又、本発明は、更に、顔料が、平均粒径10〜150n
mの微細顔料であることを特徴とする上記活性エネルギ
ー線硬化型インクジェットインキに関する。又、本発明
は、更に、顔料分散剤が、顔料誘導体であることを特徴
とする上記活性エネルギー線硬化型インクジェットイン
キに関する。又、本発明は、更に、25℃での粘度が5
〜50mPa・sであることを特徴とする上記活性エネ
ルギー線硬化型インクジェットインキに関する。又、本
発明は、基材に上記活性エネルギー線硬化型インクジェ
ットインキを印刷してなる印刷物に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェットインキに
含まれる顔料は、カーボンブラック、酸化チタン、炭酸
カルシウム等の無彩色無機顔料または有彩色の有機顔料
が使用できる。有機顔料としては、トルイジンレッド、
トルイジンマルーン、ハンザエロー、ベンジジンエロ
ー、ピラゾロンレッドなどの不溶性アゾ顔料、リトール
レッド、ヘリオボルドー、ピグメントスカーレット、パ
ーマネントレッド2Bなどの溶性アゾ顔料、アリザリ
ン、インダントロン、チオインジゴマルーンなどの建染
染料からの誘導体、フタロシアニンブルー、フタロシア
ニングリーンなどのフタロシアニン系有機顔料、キナク
リドンレッド、キナクリドンマゼンタなどのキナクリド
ン系有機顔料、ペリレンレッド、ペリレンスカーレット
などのペリレン系有機顔料、イソインドリノンエロー、
イソインドリノンオレンジなどのイソインドリノン系有
機顔料、ピランスロンレッド、ピランスロンオレンジな
どのピランスロン系有機顔料、チオインジゴ系有機顔
料、縮合アゾ系有機顔料、ベンズイミダゾロン系有機顔
料、キノフタロンエローなどのキノフタロン系有機顔
料、イソインドリンエローなどのイソインドリン系有機
顔料、その他の顔料として、フラバンスロンエロー、ア
シルアミドエロー、ニッケルアゾエロー、銅アゾメチン
エロー、ペリノンオレンジ、アンスロンオレンジ、ジア
ンスラキノニルレッド、ジオキサジンバイオレット等が
挙げられる。
【0010】有機顔料をカラーインデックス(C.I.)ナン
バーで例示すると、C.I.ピグメントエロー12、13、
14、17、20、24、74、83、86 93、1
09、110、117、125、128、129、13
7、138、139、147、148、150、15
1、153、154、155、166、168、18
0、185、C.I.ピグメントオレンジ16、36、4
3、51、55、59、61、C.I.ピグメントレッド
9、48、49、52、53、57、97、122、1
23、149、168、177、180、192、20
2、206、215、216、217、220、22
3、224、226、227、228、238、24
0、C.I.ピグメントバイオレット19、23、29、3
0、37、40、50、C.I.ピグメントブルー15、1
5:1、15:3、15:4、15:6、22、60、
64、C.I.ピグメントグリーン7、36、C.I.ピグメン
トブラウン23、25、26等が挙げられる。
【0011】上記顔料の中で、キナクリドン系有機顔
料、フタロシアニン系有機顔料、ベンズイミダゾロン系
有機顔料、イソインドリノン系有機顔料、縮合アゾ系有
機顔料、キノフタロン系有機顔料、イソインドリン系有
機顔料等は耐光性が優れているため好ましい。有機顔料
は、レーザ散乱による測定値で平均粒径10〜150n
mの微細顔料であることが好ましい。顔料の平均粒径が
10nm未満の場合は、粒径が小さくなることによる耐
光性の低下が生じ、150nmを越える場合は、分散の
安定維持が困難になり、顔料の沈澱が生じやすくなる。
【0012】有機顔料の微細化は下記の方法で行うこと
ができる。すなわち、有機顔料、有機顔料の3重量倍以
上の水溶性の無機塩および水溶性の溶剤の少なくとも3
つの成分からなる混合物を粘土状の混合物とし、ニーダ
ー等で強く練りこんで微細化したのち水中に投入し、ハ
イスピードミキサー等で攪拌してスラリー状とする。次
いで、スラリーの濾過と水洗を繰り返して、水溶性の無
機塩および水溶性の溶剤を除去する。微細化工程におい
て、樹脂、顔料分散剤等を添加してもよい。水溶性の無
機塩としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙げ
られる。これらの無機塩は、有機顔料の3重量倍以上、
好ましくは20重量倍以下の範囲で用いる。無機塩の量
が3重量倍よりも少ないと、所望の大きさの処理顔料が
得られない。また、20重量倍よりも多いと、後の工程
における洗浄処理が多大であり、有機顔料の実質的な処
理量が少なくなる。
【0013】水溶性の溶剤は、有機顔料と破砕助剤とし
て用いられる水溶性の無機塩との適度な粘土状態をつく
り、充分な破砕を効率よく行うために用いられ、水に溶
解する溶剤であれば特に限定されないが、混練時に温度
が上昇して溶剤が蒸発し易い状態になるため、安全性の
点から沸点120〜250℃の高沸点の溶剤が好まし
い。水溶性溶剤としては、2−(メトキシメトキシ)エ
タノール、2−ブトキシエタノール、2−(イソペンチ
ルオキシ)エタノール、2−(ヘキシルオキシ)エタノ
ール、ジエチレングリコール、ジエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエ
ーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ト
リエチレングリコール、トリエチレングリコールモノメ
チルエーテル、液体ポリエチレングリコール、1−メト
キシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノ
ール、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエ
チルエーテル、低分子量ポリプロピレングリコール等が
挙げられる。
【0014】本発明において顔料は、十分な濃度および
十分な耐光性を得るため、インクジェットインキ中に3
〜15重量%の範囲で含まれることが好ましい。
【0015】本発明のインクジェットインキに含まれる
オキシラン基含有化合物は、分子中に1個以上の下式で
示されるオキシラン環
【化1】 を有する化合物であり、通常、エポキシ樹脂として用い
られているものは、モノマー、オリゴマー又はポリマー
いずれも使用可能である。具体的には、従来公知の芳香
族エポキシド、脂環族エポキシドおよび脂肪族エポキシ
ドが挙げられる。尚、以下エポキシドとは、モノマーま
たはそのオリゴマ−を意味する。これら化合物は、一種
または必要に応じて二種以上用いてもよい。
【0016】芳香族エポキシドとして好ましいものは、
少なくとも1個の芳香族核を有する多価フェノールある
いはそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒド
リンとの反応によって製造されるジまたはポリグリシジ
ルエーテルであり、例えばビスフェノールAあるいはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジ
ルエーテル、水素添加ビスフェノールAあるいはそのア
ルキレンオキサイド付加体のジまたはポリグリシジルエ
ーテル、ならびにノボラック型エポキシ樹脂等が挙げら
れる。ここでアルキレンオキサイドとしては、エチレン
オキサイドおよびプロピレンオキサイド等が挙げられ
る。
【0017】脂環式エポキシドとしては、少なくとも1
個のシクロへキセンまたはシクロペンテン環等のシクロ
アルカン環を有する化合物を、過酸化水素、過酸等の適
当な酸化剤でエポキシ化することによって得られる、シ
クロヘキセンオキサイドまたはシクロペンテンオキサイ
ド含有化合物が好ましく、具体例としては、例えば、ダ
イセル化学工業(株)製、セロキサイド2021、セロ
キサイド2021A、セロキサイド2021P、セロキサ
イド2080、セロキサイド3000、セロキサイド2
000、エポリードGT301、エポリードGT302、エ
ポリードGT401、エポリードGT403、EHPE−3
150、EHPEL3150CE、ユニオンカーバイド社製、
UVR−6105、UVR−6110、UVR−612
8、UVR−6100、UVR−6216、UVR−6
000等)等が挙げることができる。
【0018】脂肪族エポキシドの好ましいものとして
は、脂肪族多価アルコールあるいはそのアルキレンオキ
サイド付加体のジまたはポリグリシジルエーテル等があ
り、その代表例としては、エチレングリコールのジグリ
シジルエーテル、プロピレングリコールのジグリシジル
エーテルまたは1,6−ヘキサンジオールのジグリシジ
ルエーテル等のアルキレングリコールのジグリシジルエ
ーテル、グリセリンあるいはそのアルキレンオキサイド
付加体のジまたはトリグリシジルエーテル等の多価アル
コールのポリグリシジルエーテル、ポリエチレングリコ
ールあるいはそのアルキレンオキサイド付加体のジグリ
シジルエーテル、ポリプロピレングリコールあるいはそ
のアルキレンオキサイド付加体のジグリシジルエーテル
等のポリアルキレングリコールのジグリシジルエーテル
等が挙げられる。ここでアルキレンオキサイドとして
は、エチレンオキサイドおよびプロピレンオキサイド等
が挙げられる。
【0019】さらに、これらの化合物の他に、脂肪族高
級アルコールのモノグリシジルエーテルおよびフェノー
ル、クレゾールのモノグリシジルエーテル等も用いるこ
とができる。これらのエポキシドのうち、速硬化性を考
慮すると、芳香族エポキシドおよび脂環式エポキシドが
好ましく、特に脂環式エポキシドが好ましい。
【0020】オキシラン基含有化合物は、インキ中15
〜60重量%用いることが好ましい。オキシラン基含有
化合物が上記数値より少ないと硬化膜の強度が弱くなっ
てしまい印字物としての耐性が得られず、上記数値より
大きいと印字物の耐性はよくなるが粘度が非常に高くな
ってしまいインクジェットインキとして適用できなくな
るため好ましくない。
【0021】本発明のインクジェットインキに使用され
るジ〔1−低級アルキル(3−オキセタニル)〕低級ア
ルキルエーテルは、光重合性に優れ、良好な硬化膜、基
材に対する密着性を示し、又、粘度が非常に低く、オキ
シラン基含有化合物、顔料分散剤、光カチオン重合開始
剤等のインキ中の他の成分をよく溶解するため顔料を良
好に分散し、粘度を低く保つことができる。本発明にい
う低級アルキルとは炭素数1〜4のアルキル基をいう。
ジ〔1−低級アルキル(3−オキセタニル)〕低級アル
キルエーテルのうち、低粘度を考慮すると、特にジ〔1
−エチル(3−オキセタニル)〕メチルエーテルが好ま
しい。
【0022】ジ〔1−低級アルキル(3−オキセタニ
ル)〕低級アルキルエーテルはインキ中20〜55重量
%用いることが好ましい。ジ〔1−低級アルキル(3−
オキセタニル)〕低級アルキルエーテルが上記数値より
少ないと速硬化性が得られず、またインキの粘度も上昇
してしまい、上記数値より大きいと粘度は低くなるが硬
化膜の強度が弱くなってしまい印字物としての耐性が得
られなくなってしまうため好ましくない。
【0023】本発明のインクジェットインキに含まれる
ビニルエーテル化合物は、例えばエチレングリコールジ
ビニルエーテル、エチレングリコールモノビニルエーテ
ル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、トリエチ
レングリコールモノビニルエーテル、トリエチレングリ
コールジビニルエーテル、プロピレングリコールジビニ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジビニルエーテ
ル、ブタンジオールジビニルエーテル、ヘキサンジオー
ルジビニルエーテル、シクロヘキサンジメタノールジビ
ニルエーテル、ヒドロキシエチルモノビニルエーテル、
ヒドロキシノニルモノビニルエーテル、トリメチロール
プロパントリビニルエーテル等のジ又はトリビニルエー
テル化合物、エチルビニルエーテル、n−ブチルビニル
エーテル、イソブチルビニルエーテル、オクタデシルビ
ニルエーテル、シクロヘキシルビニルエーテル、ヒドロ
キシブチルビニルエーテル、2−エチルヘキシルビニル
エーテル、シクロヘキサンジメタノールモノビニルエー
テル、n−プロピルビニルエーテル、イソプロピルビニ
ルエーテル、イソプロペニルエーテル−O−プロピレン
カーボネート、ドデシルビニルエーテル、ジエチレング
リコールモノビニルエーテル、オクタデシルビニルエー
テル等のモノビニルエーテル化合物等が挙げられる。
【0024】これらのビニルエーテル化合物のうち、硬
化性、密着性、表面硬度を考慮すると、ジ又はトリビニ
ルエーテル化合物が好ましく、特にジビニルエーテル化
合物が好ましい。本発明では、上記ビニルエーテル化合
物の1種を単独で使用してもよいが、2種以上を適宜組
み合わせて使用してもよい。
【0025】ビニルエーテル化合物は、配合させること
によってインクジェットインキに要求される低粘度化が
実現できる。また、硬化速度の向上もできる。ビニルエ
ーテル化合物はインキ中0.1〜10重量%用いること
が好ましい。
【0026】本発明で用いられる光カチオン重合開始剤
としては、アリールスルホニウム塩誘導体(例えばユニ
オン・カーバイド社製のサイラキュアUVI−699
0、サイラキュアUVI−6974、旭電化工業社製の
アデカオプトマーSP−150、アデカオプトマーSP
−152、アデカオプトマーSP−170、アデカオプ
トマーSP−172)、アリルヨードニウム塩誘導体
(例えばローディア社製のRP−2074)、アレン−
イオン錯体誘導体(例えばチバガイギー社製のイルガキ
ュア261)、ジアゾニウム塩誘導体、トリアジン系開
始剤及びその他のハロゲン化物等の酸発生剤が挙げられ
る。光カチオン重合開始剤は、オキシラン基含有化合物
100重量部に対して、0.2〜20重量部の比率で含
有させることが好ましい。重合開始剤の含有量が0.2
重量部未満では硬化物を得ることが困難であり、20重
量部を越えて含有させてもさらなる硬化性向上効果はな
い。これら光カチオン重合開始剤は、1種又は2種以上
を選択して使用することができる。
【0027】光重合促進剤としては、アントラセン、ア
ントラセン誘導体(例えば旭電化工業社製のアデカオプ
トマーSP−100)が挙げられる。これらの光重合促
進剤は1種または複数を組み合わせて使用することがで
きる。
【0028】本発明の顔料分散剤としては、水酸基含有
カルボン酸エステル、長鎖ポリアミノアマイドと高分子
量酸エステルの塩、高分子量ポリカルボン酸の塩、長鎖
ポリアミノアマイドと極性酸エステルの塩、高分子量不
飽和酸エステル、高分子共重合物、変性ポリウレタン、
変性ポリアクリレート、ポリエーテルエステル型アニオ
ン系活性剤、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物
塩、芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物塩、ポリオキシ
エチレンアルキルリン酸エステル、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ステアリルアミンアセテー
ト、顔料誘導体等を挙げることができる。
【0029】顔料分散剤の具体例としては、BYK C
hemie社製「Anti−Terra−U(ポリアミ
ノアマイド燐酸塩)」、「Anti−Terra−20
3/204(高分子量ポリカルボン酸塩)」、「Dis
perbyk−101(ポリアミノアマイド燐酸塩と酸
エステル)、107(水酸基含有カルボン酸エステ
ル)、110(酸基を含む共重合物)、130(ポリア
マイド)、161、162、163、164、165、
166、170(高分子共重合物)」、「400」、
「Bykumen」(高分子量不飽和酸エステル)、
「BYK−P104、P105(高分子量不飽和酸ポリ
カルボン酸)」、「P104S、240S(高分子量不
飽和酸ポリカルボン酸とシリコン系)」、「Lacti
mon(長鎖アミンと不飽和酸ポリカルボン酸とシリコ
ン)」が挙げられる。
【0030】また、Efka CHEMICALS社製
「エフカ44、46、47、48、49、54、63、
64、65、66、71、701、764、766」、
「エフカポリマー100(変性ポリアクリレート)、1
50(脂肪族系変性ポリマー)、400、401、40
2、403、450、451、452、453(変性ポ
リアクリレート)、745(銅フタロシアニン系)」、
共栄社化学社製「フローレン TG−710(ウレタン
オリゴマー)、「フローノンSH−290、SP−10
00」、「ポリフローNo.50E、No.300(ア
クリル系共重合物)」、楠本化成社製「ディスパロン
KS−860、873SN、874(高分子分散剤)、
#2150(脂肪族多価カルボン酸)、#7004(ポ
リエーテルエステル型)」が挙げられる。
【0031】さらに、花王社製「デモールRN、N(ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、
MS、C、SN−B(芳香族スルホン酸ホルマリン縮合
物ナトリウム塩)、EP」、「ホモゲノールL−18
(ポリカルボン酸型高分子)、「エマルゲン920、9
30、931、935、950、985(ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル)、「アセタミン24
(ココナッツアミンアセテート)、86(ステアリルア
ミンアセテート)」、ゼネカ社製「ソルスパーズ500
0(フタロシアニンアンモニウム塩系)、13240、
13940(ポリエステルアミン系)、17000(脂
肪酸アミン系)、24000、32000」、日光ケミ
カル社製「ニッコール T106(ポリオキシエチレン
ソルビタンモノオレート)、MYS−IEX(ポリオキ
シエチレンモノステアレート)、Hexagline
4−0(ヘキサグリセリルテトラオレート)」等が挙げ
られる。
【0032】本発明の顔料分散剤はインキ中に0.1〜
10重量%の範囲で分散剤を含有させることが好まし
い。
【0033】本発明に用いられる顔料誘導体は、下記一
般式(1)で示される化合物などが挙げられる。 P−X 一般式(1) (式中、Pは有機色素残基を示し、具体的には、アゾ
系、フタロシアニン系、キナクリドン系、ベンズイミダ
ゾール系、アントラキノン系、ペリレン系、ペリノン
系、チオインジゴ系、ジオキサジン系、イソインドリノ
ン系、キノフタロン系、トリフェニルメタン系、金属錯
塩系などの色素残基が挙げられる。Xは、−SO2 −、
−CO−、−CH2 −、−CH2 S−、−CH2 O−、
−COO−、−NH−、−CH2 NHCOCH−、また
はこれらの組合せが挙げられるが、なかでも−SO
2 −、−CO−、−CH2 −が好ましい。)
【0034】なお、有機顔料の分子骨格と顔料誘導体に
おけるPの分子骨格とは必ずしも一致している必要はな
いが、通常色相の関係から同一の系のものを組み合わ
せ、特に青色顔料に対してはフタロシアニン系残基、赤
色顔料に対してはキナクリドン系残基、黄色顔料に対し
てはベンズイミダゾール系残基を組み合わせることが好
ましい。
【0035】本発明のインクジェットインキは、活性エ
ネルギー線硬化性化合物、顔料分散剤と共に、顔料をサ
ンドミル等の通常の分散機を用いてよく分散することに
より製造される。予め顔料高濃度の濃縮液を作成してお
いて活性エネルギー線硬化性化合物で希釈することが好
ましい。通常の分散機による分散においても充分な分散
が可能であり、このため、過剰な分散エネルギーがかか
らず、多大な分散時間を必要としないため、インキ成分
の分散時の変質を招きにくく、安定性に優れたインキが
調製される。インキは、孔径3μm以下さらには、1μ
以下のフィルターにて濾過することが好ましい。
【0036】本発明のインクジェットインキは、25℃
での粘度が5〜50mPa・sと高めに調整することが
好ましい。25℃での粘度が5〜50mPa・sのイン
キは、特に通常の4〜10KHzの周波数を有するヘッ
ドから、10〜50KHzの高周波数のヘッドにおいて
も安定した吐出特性を示す。粘度が5mPa・s未満の
場合は、高周波数のヘッドにおいて、吐出の追随性の低
下が認められ、50mPa・sを越える場合は、加熱に
よる粘度の低下機構をヘッドに組み込んだとしても吐出
そのものの低下を生じ、吐出の安定性が不良となり、全
く吐出できなくなる。
【0037】また、本発明のインクジェットインキは、
ピエゾヘッドにおいては、10μS/cm以下の電導度
とし、ヘッド内部での電気的な腐食のないインキとする
ことが好ましい。また、コンティニュアスタイプにおい
ては、電解質による電導度の調整が必要であり、この場
合には、0.5mS/cm以上の電導度に調整する必要
がある。
【0038】本発明で用いる基材としては、従来各種の
用途で使用されている広汎な合成樹脂が全て対象とな
り、具体的には、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリウレタン、ポリプロピレン、ア
クリル樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリ
ロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブタジエンテレフタレート等
が挙げられ、これらの合成樹脂基材の厚みや形状は何ら
限定されない。
【0039】本発明のインクジェットインキを使用する
には、まずこのインクジェットインキをインクジェット
記録方式用プリンタのプリンタヘッドに供給し、このプ
リンタヘッドから基材上に吐出し、その後紫外線又は電
子線等の活性エネルギー線を照射する。これにより印刷
媒体上の組成物は速やかに硬化する。
【0040】なお、活性エネルギー線の光源としては、
紫外線を照射する場合には、例えば水銀アークランプ、
キセノンアークランプ、螢光ランプ、炭素アークラン
プ、タングステン−ハロゲン複写ランプおよび太陽光を
使用することができる。電子線により硬化させる場合に
は、通常300eVの以下のエネルギーの電子線で硬化
させるが、1〜5Mradの照射量で瞬時に硬化させる
ことも可能である。
【0041】
【実施例】以下、実施例に基づいて説明する。例中の部
および%は、重量部および重量%をそれぞれ示す。 実施例1〜8 表1に示す顔料、顔料分散剤及びオキシラン基含有化合
物、並びにジ〔1−エチル(3−オキセタニル)〕メチ
ルエーテル、ビニルエーテル化合物を共にサンドミルに
入れて分散を4時間行ない、活性エネルギー線硬化型イ
ンキ原液を得た。次いで光カチオン開始剤をインキ原液
に加え、光カチオン開始剤が溶解するまで、穏やかに混
合させた後、これをメンブランフィルターで加圧濾過
し、活性エネルギー線硬化型IJインキを得た。このイ
ンキはピエゾヘッドを有するIJプリンタにて各種基材
(ABS(アセトニトリル−スチレン−ブタジエン共重合
体)、ポリエチレンテレフタラート、ガラス)に印字を行
い、その後UV照射装置(メタルハライドランプ1灯:
出力120W)により、被印刷体の搬送速度10m/分
の条件で硬化を行った。
【0042】
【表1】
【0043】表中の化合物は、下記のものを示す。表中
の数字は部数を示す。 顔料 P1:粗製銅フタロシアニン250部、塩化ナトリウム
2500部およびポリエチレングリコール(東京化成社
製「ポリエチレングリコール300」)160部をステ
ンレス製1ガロンニーダーに仕込み、3時間混練し、こ
の混合物を2.5リットルの温水に投入し、約80℃に
加熱しながらハイスピードミキサーで約1時間撹拌しス
ラリー状とした後、濾過、水洗を5回くりかえして塩化
ナトリウムおよび溶剤を除き、次いでスプレードライを
して乾燥した微細化顔料。
【0044】P2:粗製銅フタロシアニン250部、塩
化ナトリウム2500部、青色顔料分散剤(P−〔CH
2 NH(CH2)4 N(CH3)23 、Pは銅フタロシア
ニン残基)25部および「ポリエチレングリコール30
0」160部をステンレス製1ガロンニーダーに仕込
み、P1と同様にして処理した微細化顔料。
【0045】P3:キナクリドン顔料(チバガイギー社
製「シンカシアマゼンタRT-355-D」)250部、塩化ナ
トリウム2500部および「ポリエチレングリコール3
00」160部をステンレス製1ガロンニーダーに仕込
み、P1と同様にした微細化顔料。
【0046】P4:キナクリドン顔料(チバガイギー社
製「シンカシアマゼンタRT-355-D」)250部、塩化ナ
トリウム2500部、赤色顔料分散剤(P−〔CH2
H(CH2)4 N(CH3)23 、Pはキナクリドン残
基)10部および「ポリエチレングリコール300」1
60部をステンレス製1ガロンニーダーに仕込み、P1
と同様にして処理した微細化顔料。
【0047】P5:ベンズイミダゾロン顔料(ヘキスト
社製「ホスターパーム エロー H3G」)250部、
塩化ナトリウム2500部および「ポリエチレングリコ
ール300」160部をステンレス製1ガロンニーダー
に仕込み、P1と同様にして処理した微細化顔料。
【0048】P6:ベンズイミダゾロン顔料(ヘキスト
社製「ホスターパーム エロー H3G」)260部、
塩化ナトリウム2500部、黄色顔料分散剤(P−〔C
2 NH(CH2)4 N(CH3)23 、Pはベンズダゾ
ール残基)15部および「ポリエチレングリコール30
0」160部をステンレス製1ガロンニーダーに仕込
み、P1と同様にした処理した微細化顔料。
【0049】P7:カーボンブラック顔料(デグサ社製
「Printex55 」) P8:酸化チタン顔料(石原産業社製「CR−50」)
【0050】オキシラン基含有化合物・ セロキサイド3000 脂環式エポキシ(ダイセル社製) ・UVR6110 脂環式エポキシ(ユニオンカーバイド
社製) オキセタン環含有化合物 ・DOX ジ〔1−エチル(3−オキセタニル)〕メチル
エーテル(東亞合成社製)ビニルエーテル化合物 ・DVE-3 トリエチレングリコールジビニルエーテル(IS
P社製)
【0051】顔料分散剤 ・32000 脂肪族変性系分散剤(「ソルスパーズ32000」
ゼネカ社製)
【0052】光カチオン開始剤・ UVI6990トリフェニルスルホニウム塩 (「サイラキュアU
VI6990」ユニオンカーバイド社製)
【0053】比較例1〜4 表2に示す顔料と分散剤及びモノマを共にサンドミルに
入れて分散を4時間行ない、活性エネルギー線硬化型I
Jインキ原液を得た。次いで光開始剤をインキ原液に加
え、光開始剤が溶解するまで、穏やかに混合させた後、
これをメンブランフィルターで加圧濾過し、活性エネル
ギー線硬化型IJインキを得た。このインキはピエゾヘ
ッドを有するIJプリンタにて上記の基材に印字を行
い、その後UV照射装置(メタルハライドランプ1灯:
出力120W)により、被印刷体の搬送速度10m/分
の条件で硬化を行った。
【0054】
【表2】
【0055】表2中の記号は下記の意味を示す。 ・XDO 1,4−ビス[[(3−エチル−3−オキセタニ
ル)メトキシ]メチル}ベンゼン(東亞合成社製) その他の表2中の化合物は、実施例1〜8に使用したも
のと同じものを使用した。数字は部数を示す。
【0056】実施例1〜8、比較例1〜4で得られたイ
ンキおよび印刷物について、下記の評価を行った。結果
を表3に示す。
【0057】
【表3】
【0058】表中の評価方法 [密着性]PET、ABS、ガラスに印字したものを硬化後、
セロハンテープによる剥離の有無で確認した。 ○:はがれなし ×:はがれあり [耐水性]PETに印字したものを硬化後、1分間水に浸
漬したときのインキのにじみの有無、インキの流れ出し
を目視評価した。 ○:にじみ、流れ出しなし。 ×:にじみ、流れ出しあり。 [硬化性]PETに印字したものを照射機で照射後、表面
のインキの粘着性の有無を指触確認した。20m/minのコ
ンベアスピードで照射直後の粘着性の有無を評価。 ○:粘着性なし。 △:粘着性あり。 ×:未硬化 [D50]インキの粒度分布をレーザー光散乱方式の粒度
分布計(日機装社製「Microtrac UPA-100」)で測定し
た時の、平均分散粒径。 [吐出性]インキを用いて4〜10KHzの周波数変化を
行うピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンター
で印字を行い、記録物の印字状態を目視評価した。 ○:所定位置に正確に連続印字できている。 ×:途中に欠損を生じたり、所定位置に印字されていな
い。 [経時安定性]インキを50℃で1ヵ月保存後の分散状
態を目視および粘度変化により評価した。 ○:沈殿物の発生が認められず、粘度の変化なし ×:沈殿物の発生が認められる。 [粘度]インキの粘度を、B型粘度計を用いて25℃に
て測定したときの値。単位はcps [透明性]インクジェット用OHPシートに1.5ミリの
アプリケーターにてインキを展色した時の透明性を目視
で評価した。 ○:良好 ×:不良 [濾過性]インキ25mlを直径25mmφ、孔径3.
0μmのメンブランフィルターで濾過できるか否かを評
価した。 ○:濾過できる。 △:僅かに濾過できる。 ×:全く濾過できない。 [膜耐性]硬化膜の強度を爪の引っ掻き耐性で判断を行っ
た。 ○:全く傷つかない。 △:僅かに傷つく。 ×:簡単に傷ついてしまう。 [再溶解性]ノズル先端部のインキをインキ中の分散媒
体に浸漬したときの洗浄性を目視で評価した。 ◎:完全に洗浄可能 ○:ほとんど洗浄可能 ×:洗浄不可能
【発明の効果】本発明により、活性エネルギー線硬化性
化合物に顔料を分散したインクジェットにおいて、低粘
度で、硬化膜の強度が強く、硬化性がよく、安定性が良
好でノズルでの吐出安定性がよいインクジェットインキ
を得ることができた。又、本発明のインクジェットイン
キにより記録した記録物は、透明性が高く、記録物の耐
性に優れ、光沢に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 EA13 FC01 2H086 BA55 BA59 BA60 BA61 4J039 AD21 AE05 BC31 BE01 BE22 BE27 EA04 GA24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】顔料、オキシラン基含有化合物およびジ
    〔1−低級アルキル(3−オキセタニル)〕低級アルキ
    ルエーテルを含有することを特徴とする活性エネルギー
    線硬化型インクジェットインキ。
  2. 【請求項2】更に、ビニルエーテルを含むことを特徴と
    する請求項1記載の活性エネルギー線硬化型インクジェ
    ットインキ。
  3. 【請求項3】更に、顔料分散剤を含むことを特徴とする
    請求項1または2記載の活性エネルギー線硬化型インク
    ジェットインキ。
  4. 【請求項4】更に、光カチオン重合開始剤を含むことを
    特徴とする請求項1ないし3いずれか記載の活性エネル
    ギー線硬化型インクジェットインキ。
  5. 【請求項5】無溶剤型インキである請求項1ないし4い
    ずれか記載の活性エネルギー線線硬化型インクジェット
    インキ。
  6. 【請求項6】顔料が、平均粒径10〜150nmの微細
    顔料であることを特徴とする請求項1ないし5いずれか
    記載の活性エネルギー線硬化型インクジェットインキ。
  7. 【請求項7】顔料分散剤が、顔料誘導体であることを特
    徴とする請求項3ないし6いずれか記載の活性エネルギ
    ー線線硬化型インクジェットインキ。
  8. 【請求項8】25℃での粘度が5〜50mPa・sであ
    ることを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載の活
    性エネルギー線線硬化型インクジェットインキ。
  9. 【請求項9】基材に請求項1ないし8いずれか記載の活
    性エネルギー線線硬化型インクジェットインキを印刷し
    てなる印刷物。
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