JP2003117886A - 金属箔のスリッター - Google Patents
金属箔のスリッターInfo
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Abstract
き取っていく際、より容易に切り粉の発生や、ロール状
に巻き取った際の切断端部の盛り上がり部の発生を抑制
できる金属箔のスリッターを提供すること。 【解決手段】 連続して送られる長尺の金属箔が接する
受けローラの受け刃54と、円盤形状のスリット刃6と
を回転させながら長尺の金属箔を連続的に切断し、目的
の金属箔を得る金属箔のスリッターにおいて、スリット
刃6を次のように設置する。つまり、スリット刃6の刃
付け部の2つの側面のうち、受け刃54側に向けられる
側面とは反対の側面を、切断後捨てられる側ではなく残
される側の金属箔が存する側に向けた状態で設置し、か
つ、受け刃54側に向けられる側面のうち受け刃54と
重なり合う領域では、スリット刃6の刃先が最も受け刃
54寄りに位置するように、スリット刃6を設置する。
Description
よって金属箔をスリットする金属箔のスリッターに関
し、特に2つの刃の一方として円盤形状のスリット刃が
用いられるものに関する。
特に長尺のものは、通常、所定幅にスリットされ、ロー
ル状に巻き取られた状態で市場に供給される。例えば、
長尺の銅箔をスリットするスリッターとしては、連続し
て送られる長尺の銅箔を受けるローラに設けられた受け
刃(下刃とも称する)と、この受け刃との協働によって
銅箔にスリットする円盤形状のスリット刃(上刃とも称
する)とを用いるものがある。両刃はいずれも回転可能
に軸支持されている。このスリッターでは、連続的に送
られる銅箔の送り速度に合わせて両刃を回転させながら
銅箔を切断して所定幅にスリットし、目的の銅箔を得
る。
定幅にスリットするときに、切断屑の如きもの(いわゆ
る「切り粉」。以下、このように称する。)が発生し、
スリットにより得た金属箔の表面に付着することがあ
る。また、切断によって得た金属箔の切断端部に反りが
生ずることがある。
して多用されているが、この銅箔の表面、特に基板との
接着面に切り粉が付着していると、接着後に行われる回
路形成のためのエッチング工程によって切り粉を除去で
きないことがある。除去されずに残った切り粉は、隣り
合った回路を導通させてショートサーキットを形成し、
プリント配線板が組み込まれた電子機器等の誤動作、動
作不良の原因になる場合がある。したがって、銅箔やア
ルミニウム箔の如き、軟質金属の金属箔、特に銅箔のス
リットでは、切り粉の発生を抑制することが必要不可欠
である。
生ずると、金属箔をロール状に巻き取っていくに連れて
反りが累積され、金属箔のロールの一端縁または両端縁
に環状の盛り上がり部(図8参照)が生ずる。盛り上が
り部が生ずると、この盛り上がり部によってロールに巻
きつけた金属箔が変形され、最終的には巻きつけた銅箔
の切断端部に亀裂が生じるという不具合が生ずる。
り、スリッターのセッティングについて種々の工夫がな
されてきた。ところが、スリット刃のセッティングの最
適化等の作業は、作業者の経験に基づいて行われている
部分が大きい。例えば、円盤形状のスリット刃と、ロー
ラに設けられた受け刃と、を用いて長尺の金属箔を連続
してスリットするスリッターでは、両刃の距離(図4の
隙間距離G1参照)や重なり合う部分の深さ距離(図4
の進入距離D参照)などをセッティングする必要があ
り、これらのセッティングの良し悪しでバリや切り粉の
量や盛り上がり(反り)の生じ方が定まるというのが実
情である。したがって、バリや切り粉あるいは盛り上が
りを安定して減らすには、作業者の技能を一様に高める
こともさることならが、作業者の技能に左右され難いス
リッターの構成を、切り粉が生じにくく、また切断端部
に盛り上がり部が生じ難いものに改良する必要がある。
たものであり、より容易に切り粉の発生および切断端部
の盛り上がり部の発生を抑制できる金属箔のスリッター
を提供することを課題とする。
るため、本件発明者等は、金属箔のスリッターに用いる
刃について検討した結果、以下に説明する発明に想到し
た。
が接する受けローラの側面の環状溝に沿って形成された
受け刃と、円盤形状であってその外周縁部に、外側に向
けて先鋭になっている刃付け部を有するスリット刃と、
を備えており、スリット刃の刃付け部の刃先を受けロー
ラの環状溝に入り込ませて両刃の刃先の一部を相互に重
ね合わせた状態で、両刃を回転させながら長尺の金属箔
を連続的に切断し、目的の金属箔を得る金属箔のスリッ
ターにおいて、円盤形状のスリット刃は、その刃付け部
の2つの側面のうち、受け刃側に向けられる側面とは反
対の側面を、目的の金属箔が存する側に向けた状態で設
置され、かつ、受け刃側に向けられる側面のうち受け刃
と重なり合う領域では、刃先が最も受け刃寄りに位置す
るように設置したものである。
備える受けローラの溝内に円盤形状のスリット刃の刃先
が入り込んでおり、受け刃とスリット刃とは、刃先が相
互に重なり合う状態になっている。そして、両刃を回転
させながら長尺の金属箔を連続して送ると、金属箔が目
的の金属箔と、耳(取り除かれる金属箔)とに切断され
る。得られた目的の金属箔は、通常、回転ローラによっ
て巻取り機構に送られ、そこで管などの芯材にロール状
態に巻き取られる。
的には、回転可能に軸支持される中心部に該当する刃身
と、刃身の外周縁に全周に亘って存在する刃付け部とか
ら構成されており、刃付け部は外側に向けて先鋭になっ
ている。この先鋭形状は、通常、刃付け部の2つの側面
のうちの一方の側面を刃先に向けて削ることによって形
成されている(図4参照)。
が、受け刃側とは反対側で、かつ、目的の金属箔が存在
する側に向くように、スリット刃を設置している。他
方、受け刃側に向けられた刃付け部の側面については、
少なくとも受け刃と重なり合う領域にあっては、刃先が
最も受け刃寄りに位置するように、スリット刃を設置す
る。例えば、刃付け部の受け刃側に向く側面と、受けロ
ーラ上の金属箔の表面とのなす角度(図4のθ2に相
当)が90°以上になるようにスリット刃を設置する。
このように設置すると、目的の金属箔への切り粉の付着
が抑制される。また、このように設置すれば、仮に切断
時に切り粉が生じても、目的の金属箔ではなく耳となる
金属箔に、より多くの切り粉が付着し、好ましいと考え
られる。なお、刃先は厳密には丸みを有する。したがっ
て、刃先が最も受け刃寄りに位置しているか否かの判断
に用いられる刃先とは、より厳密には、スリット刃の受
け刃側の側面と、刃先の丸みが始まる位置とが接する位
置(受け刃側の側面と刃先との境界位置)のことという
ことができる。
場合、通常、金属箔はスリット刃からせん断力を受ける
が、上述したような状態でスリット刃を設置して、目的
の金属箔側および耳側について、せん断力の影響を受け
る範囲を比べたところ、目的の金属箔側の金属箔のせん
断力を受ける範囲がより広く分散することが解った。こ
のように、せん断力が分散することで、目的の金属箔の
切断端部における反りが抑制され、ロール状に巻き取っ
た状態での盛り上がり部の発生が抑制されると考えられ
る。
の設置状態で設置することで高品質の金属箔製品を得る
ことができるようにするものであり、作業者の技能レベ
ルに拘わらず、より安定的に高品質の金属箔製品を得こ
とができるようにするとの目的を達成するものである。
面とは反対の側面は、受けロール上の金属箔表面とのな
す角度(図4のθ3に相当)が35°〜60°であるの
がより好ましい。角度測定位置は、進入距離D(図4参
照)が最も大きい位置(両刃の両回転軸を通る平面)で
ある。なす角度がこれより小さいと、切断完了直前に、
当該側面で金属箔を押しつける状態になって、スリット
刃の刃先と金属箔との間に十分な大きさのせん断力が作
用せず、金属箔が切断しにくくなるおそれがあると考え
られるからである。逆にこの範囲より大きい角度になる
と、スリット刃の刃付け部の肉厚が薄くなり、刃付け部
の刃先が欠け易くなるなどの不具合が生ずるおそれが高
まると考えられる。
向けられる側面であるが、少なくとも受け刃と重なり合
う領域にあっては、刃先以外の領域が刃先よりも受け刃
から遠い側に凹んでいるのが、より好ましい。例えば、
受け刃に向けられた側面が、刃先から回転軸心に近づい
ていくに連れて削られているスリット刃を用いる。この
ようにすると、金属箔製品への切り粉の付着量をより減
少させることができる。
以外の部分を凹ませると、受け刃とスリット刃との隙間
距離のセッティングがより容易である。セッティング方
法としては、両刃の間にすきまゲージを挿入して行う方
法があるが、スリット刃の刃付け部表面と刃身の表面と
面一である(即ち銅箔表面に対して直角である)と、両
刃の隙間にすきまゲージを挿入した際、刃身部分や刃付
け部分の表面精度の影響を受け、隙間距離を正確に測定
できないことがある。これに対し、凹状や皿状のスリッ
ト刃など、スリット刃の刃先以外の部分を凹ませたスリ
ット刃を用いると、すきまゲージはスリット刃の刃先だ
けに接することになるので、刃身の側面の影響を受ける
ことなく刃先位置における隙間距離を迅速かつ確実に測
定できる。
の中央部が凹形状に窪んだ湾曲形状のものや、刃付け部
が備わる外周部分が一方の側方に曲がった略皿形状のも
のでもよい。このような形状にすると、スリット刃の強
度が増すため好ましい。
刃とスリット刃とからなる刃の対を3対以上設置して目
的の金属箔を複数得る場合、設置されているスリット刃
のうちに、刃付け部の2つの側面のいずれの側にも目的
の金属箔が存在する状態に設置される、いわゆる中間位
置のスリット刃が存在することがある。中間位置のスリ
ット刃を用いる場合、切断により生ずる2つの切断端部
のいずれの側についても盛り上がり部を抑制するのが好
ましい。この点について検討した結果、中間位置のスリ
ット刃を設置する場合は、刃付け部の受け刃側に向けら
れる側面が、受けローラの回転動力の入力側とは反対側
に向く状態になるように設置するのが好ましいことが解
った。なお、ここでいう回転動力の入力側とは、例えば
受けローラに回転力を加える駆動手段が接続されるロー
ラの軸端側のことである。このように設置すると、中間
位置のスリット刃によって切り分けられて生じた2つの
切断端部に仮に小さな反りが生じるとしても、2つの切
断端部のうちのいずれか一方に偏って反りが発生するこ
とが防止され、反りの大きさが最小限に抑制される。反
りを最小限に抑制できれば、ロール状に巻き取った際に
盛り上がり部が生ずることが抑制される。
いて、複数の目的の金属箔を得る場合、得られた各目的
の金属箔は回転ローラに巻取り機構まで連続的に送ら
れ、それぞれ別々に巻き取られる。このような場合に、
金属箔を連続的に巻き取る巻取り機構を複数設け、複数
の目的の金属箔のうち、回転ローラへの回転動力の入力
側から遠い位置の金属箔ほど回転ローラとの総ラップ角
度が大きくなるように、各回転ローラおよび各巻取り機
構を設置すると好ましいことが解った。ここでいう回転
動力の入力側とは、例えば回転ローラに回転力を加える
駆動手段が接続される回転ローラの軸端側のことであ
る。このような構成にすれば、仮に各切断端部に反りが
生じたとしてもその偏りがより確実に防止され、反りの
大きさ引いては盛り上がり部の大きさがより確実に最小
限に抑制される。
続的に送る回転ローラの回転軸直角断面をとった場合に
回転ローラ外周のうちの金属箔が接する円弧部分と回転
ローラの回転軸心とを結んで形成される扇形の中心角の
ことである。そして、ここでいう総ラップ角度とは、ス
リット刃により切断されて得られた目的の金属箔が巻取
り機構によって巻き取られるまでに接する各回転ローラ
のラップ角度の総和値である。検討の結果、ラップ角度
を大きくすると、金属箔と回転ローラとの間で滑りが生
じにくくなり、テンションがより安定する傾向があると
考えられ、回転動力の入力側から遠い位置の金属箔ほど
テンションが不安定になりやすいと考えられることが解
った。このようなことから、総ラップ角度を、回転動力
の入力側から遠い位置の金属箔ほど大きくすると、各金
属箔のテンションが均等に安定するようになると考えら
れる。そして、金属箔のテンションを安定させることが
できれば、切断時の反りの発生が抑制され、ロール状で
の盛り上がり部の発生が抑制されると考えられる。
図面を用いつつ説明する。
連続電解法などの方法によって連続的に製造された長尺
の銅箔Cを連続して切断して所定幅の金属箔製品を得る
金属箔のスリッターであり、切断前の銅箔Cが巻かれて
いる巻ロールを支持する巻出し機構2と、巻出し機構2
から繰出された銅箔Cを切断する刃を備えた切断機構3
と、切断された製品としての銅箔Cをロール状に巻き取
る巻取り機構4a、4bと、切り取った部分(耳)を巻
き取る巻取り機構4cとを備える。また、スリッター1
は、巻出し機構2から繰出された銅箔Cを所定の経路に
沿って送るためのローラや、銅箔Cに適当なテンション
を付与するためのテンションローラなどのローラ11を
備えるものである。
た巻ロールから繰出された後、テンションローラ11な
どのローラによって所定の経路に沿って送られ、切断機
構3に送り込まれて所定の幅に切断される。所定幅に切
断された製品となる銅箔(目的の金属箔)Cおよび切り
取られた耳は、それぞれの巻取り機構4a,4b,4c
に送られて巻き取られる。なお、ここで説明した、巻出
し機構2から巻取り機構4に銅箔Cを送る機構は従来の
スリッターで用いられているものであり、詳細な説明は
省略する。
続的に送られる長尺の銅箔Cが接する受けローラ5と、
銅箔Cの切断に用いられる円盤形状のスリット刃6とを
有しており、該スリット刃6と、受けローラ5に取り付
けられた後述の外側リング(受け刃)54との協働によ
って長尺の銅箔Cを連続的に切断する。なお、図1の右
奥側、また後述の図3,図6の図中右側が、受けローラ
5やスリット刃6を回転させるモータ(回転動力)が設
置されている入力側(回転動力の入力側)である。
長手方向に延びる円筒形状のローラ本体51と、該ロー
ラ本体51の外周に着脱可能に取り付けられた筒体52
とを有する。筒体52の外周面は鏡面仕上げされてい
る。連続的に送られる長尺の銅箔Cにはテンションロー
ラ等によって所定のテンションがかけられており、銅箔
Cはその全幅に亘って筒体52の外周面に接触する。そ
して、受けローラ5のローラ本体51はその長手方向軸
回りに回転可能である。
転軸方向両外側に設置された、筒体52の位置決めを行
う内側リング53と、内側リング53の外側に離間設置
された外側リング54(受け刃)とを有する。両リング
53,54の相対向する面の外周縁53a,54aは鋭
利になっており,いずれのリング53,54も受け刃と
して機能させることができるが、本実施形態では外側リ
ング54が受け刃として用いられている。両リング5
3,54の間には、幅約1mmの環状溝Eが形成されて
いる(図4参照)。なお、筒体52、リング53,54
はローラ本体51に対して着脱可能であり、交換可能で
ある。したがって、適当な回転軸方向寸法の筒体52な
どを装着することで得られる銅箔製品の切断幅を所望の
寸法に調節することができる。
タリーカッターの一種であり、図3に示されるように、
受けローラ5の長手方向と平行状態で延びるシャフト7
に固定されている。スリット刃6は刃身6aの外周縁部
に全周に亘る刃付け部6bを備えており、刃付け部6b
は、図4に示されるように、外側(図4における下方)
に向けて先鋭である。また、スリット刃6の刃付け部6
bは、銅箔Cと直交する(なす角度がθ2の)側面と、
その反対側の削られた(銅箔とのなす角度がθ 3の)側
面の2側面を有する。スリット刃6のうち、両外側に設
置される左右のスリット刃6は、受け刃54側に向けら
れた側面とは反対の側面が、目的の銅箔Cが存する側に
向くように設置されている。なお、中間位置のスリット
刃6は、その両側に目的の銅箔Cが存在する。したがっ
て、受け刃側に向けられた側面とは反対の側面が目的の
銅箔Cに向けられた状態になっている。そして、各スリ
ット刃6は、銅箔切断時、図4に示されるように、刃付
け部6bの刃先6cを受けローラ5の環状溝Eに入り込
ませた状態で用いられる。
転可能である。また受けローラ5に対して接近離隔移動
自在に設置されており、シャフト7の受けローラ5に対
する位置を調節すると、スリット刃6の環状溝Eへの進
入距離(スリット刃6と受け刃54との重なり合う領域
の深さ距離)Dを調節できる。また、スリット刃6はシ
ャフト7に沿って移動可能である。したがって、筒体5
2の長さを変更すると共に受け刃54の位置を変更した
場合は、それに応じてスリット刃6の位置も変更でき
る。
銅箔製品を得る場合は、当該幅寸法に応じた筒体52、
内側リング53および受け刃54を取り付けると共に、
スリット刃6をシャフト7の対応する位置に固定する。
そして、シャフト7の位置を調節して円盤状スリット刃
6の進入距離Dを適宜調節する。この進入させた部分は
受け刃54と対面して重なり合う領域を形成する。ま
た、進入距離Dの調節と共に、すきまゲージなどを用い
てスリット刃6と受け刃54との隙間距離G1を適宜調
節する。このようにして両刃6,54のセッティングを
行った後、受けローラ5の筒体52の外周面およびスリ
ット刃6の刃先6cの周速を一致させた状態で、銅箔C
を繰出し側から巻取り側に送り出す。すると、長尺の銅
箔Cが同じ送り速度で送られて連続的に切断され、目的
の銅箔Cが得られる。
て、厚さが35μm、長さ4000mの銅箔(表面処理
銅箔)Cに対するスリットを行い、幅640mmの2本
の銅箔を巻き取る試験を行った。そして、受け刃54
(受けローラ5)として、外径が150mmのものを用
いた。受け刃54はダイス鋼(SKD−11)製であ
り、そのエッジ54a(図4参照)の角度は90°であ
った。また、円盤形状のスリット刃6は、直径が150
mm、刃付け部6bの刃先角θ1が45°、刃付け部6
bが高速度鋼製であった。
スリット刃6のうち、左右両外側のものについては、隙
間距離G1が0.1mm、進入距離Dが0.3mmであ
り、中間のスリット刃6については、隙間距離G1が
0.05mm、進入距離Dが0.25mmであった。ま
た、左右両外側のスリット刃6は、刃付け部6bの受け
刃54側の側面と銅箔表面とのなす角度θ2が90°で
あった。また、反対側の側面と銅箔表面とのなす角度θ
3が45°であった。そして、中間位置に設置されたス
リット刃6は、入力側とは反対に向く受け刃54側の側
面と銅箔表面とのなす角度が90°で、入力側の側面と
銅箔表面とのなす角度が45°であった。つまり、各ス
リット刃6の、受け刃54側の側面であって、受け刃5
4と対面している部分(スリット刃6と受け刃とが重な
り合う領域)のうちで、刃先よりも受け刃54寄りに位
置する部分はない。したがって、刃先は最も受け刃54
寄りに位置する部分に含まれる。また、各刃の対におけ
る隙間距離G1およびG2は等しい。なお、銅箔の送り
速度は80m/分であり、切断時の銅箔にかけられたテ
ンションは23kg/mであった。そして、スリットに
より得られる2つの銅箔製品のうち、図3において右側
に位置する入力側寄りの銅箔製品を一方の巻取り機構4
aでロール状に巻き取り、左側に位置する入力側から遠
い銅箔製品を他方の巻取り機構4bでロール状に巻き取
った。したがって、切断後、巻き取られるまでのローラ
との総ラップ角度は、図3において左側に位置する目的
の銅箔Cの方が大きい。なお、ラップ角度および総ラッ
プ角度については先に説明した通りであるが、例えばラ
ップ角度の具体例を挙げるとすると、図2の巻取り機構
4a、4bの銅箔流れ方向上流側に位置するローラ11
で示した角度θ8のことである。
側の側面の形状が、第1実施形態のスリット刃とは異な
るスリット刃を用いたものである。この実施形態のスリ
ット刃6は、刃付け部6bの受け刃54側の側面が、刃
先から回転軸心に近づくほど削られているものである。
したがって、各スリット刃6の刃先6cの位置における
受け刃54との隙間距離G1に比べて、刃先6cよりも
回転軸心寄りの位置における受け刃54との隙間距離G
2の方が大きくなっている。図5に示されるように、3
つのスリット刃6はいずれも刃先角θ1が35°のもの
であった。また、左右両外側のスリット刃6は、刃付け
部6bの受け刃54側の側面と銅箔表面とのなす角度θ
2が100°、反対側の側面と銅箔表面とのなす角度θ
3が45°であった。そして、中間位置に設置されたス
リット刃6は、入力側とは反対に向く受け刃54側の側
面と銅箔表面とのなす角度が100°、入力側の側面と
銅箔表面とのなす角度が45°であった。つまり、各ス
リット刃6の、受け刃54側の側面であって、受け刃5
4と対面している部分(スリット刃と受け刃とが重なり
合う領域)のうちでは、刃先が最も受け刃54寄りに位
置する。なお、隙間距離であるが、隙間距離G1を第1
実施形態と同じなるように設定した。これら以外の条件
は、第1実施形態と同じであり、説明を省略する。
るスリット刃6のうち、左右両外側のスリット刃6につ
いては、刃付け部6bの入力側の側面と銅箔表面とのな
す角度θ4が45°、反対側の側面と銅箔表面とのなす
角度θ5が90°になるものを用いた。また、中間位置
のスリット刃6については、入力側であって受け刃側で
ある側面と銅箔表面とのなす角度θ6が90°、反対側
の側面と銅箔表面とのなす角度θ7が45°になるよう
に設置した。これ以外の条件は、第1実施形態と同じで
あった。
1のスリッターについて、1300m切断した時点での
切り粉の数を測定した。具体的には、つぎのようにして
切り粉の数を測定した。まず粘着テープを切断されてロ
ール状に巻き取られた銅箔製品のロールの切断端面に貼
付して、これを剥がし、剥がしたテープを100倍の光
学顕微鏡で観察し、視野(2mm×2mm)中に存在す
る10μm以上の大きさの切り粉の数をカウントする。
切り粉の大きさは、顕微鏡レンズ内の寸法測定用ゲージ
で判断する。なお、粘着テープは同一の物を用いること
で相対評価できるようにした。測定結果を表1に示す。
施形態のスリッターを用いれば、比較例1のスリッター
に比べて銅箔Cに付着する切り粉の数が少なくなること
が解った。特に第2実施形態によれば、極端に切り粉の
数が多い端部が生じず、安定した品質を確保できること
がわかった。また、実施形態と比較例とで、右の銅箔に
付着した切り粉の数を比較すると解るように、スリット
刃6を実施形態で説明した向きに変えることで、製品に
なる銅箔側に付着する切り粉の数を減少させることがで
きた。この結果、スリット刃6の向きを実施形態で説明
した向きにすることで切り粉の数を減少させることがで
きることが解った。
して切断した金属箔Cを巻取り機構において芯材Tにロ
ール状に巻き取り、巻き取っていく際にロールの端縁部
LEに生ずる環状の盛り上がり部M(図8参照)に関す
るスリット試験を行った。この実施形態は、図3に示さ
れる切断機構3に備わる3つのスリット刃6のうち、中
間位置のスリット刃6を取り外すと共に、中間位置のス
リット刃6に対応するリング53,54を取り外し、そ
の変わりに一体ものの筒体52が左右の内側リング53
の間に装着された切断機構が用いられたスリッターであ
る(図7参照)。そして、切断により得られる幅128
0mmの銅箔を巻取り機構4aに巻き取るようにした。
これ以外の条件は第1実施形態と同じであった。
態とは異なる状態に設定して、第3実施形態と同様、盛
り上がり部に関するスリット試験を行った。より具体的
に説明すると、左右のスリット刃6を、その刃付け部6
bの、銅箔表面とのなす角度が90°である方の側面を
内側リング53に向け、内側リング53を受け刃として
用いてスリットを行った。スリット刃6の向き以外の条
件、例えば進入距離Dおよび隙間距離G等は全て第3実
施形態と同じであった。
比較例2の場合について、巻取り機構4aによって図8
に示されるようにロール状に巻き取られた状態の銅箔C
の両端縁部LEに亀裂が生ずるまでの銅箔の巻取り長さ
を測定した。盛り上がり大きいと、盛り上がり部Mによ
って、巻き取られた銅箔の端縁部が変形され、この部分
に亀裂が生ずる。したがって、亀裂を生じさせることな
く連続して巻き取れる銅箔長さは、盛り上がりの発生が
抑制されているか否かの指標として用いることができ
る。測定の結果、連続して巻き取ることができる長さ
は、比較例2では810mであったが、第3実施形態で
は1300mであった。つまり、実施形態のスリッター
によれば、従来のスリッターに比べて約60%長くまき
とることができ、盛り上がりの形成が著しく抑制される
ことが解った。
リッターを用いれば、切り粉の発生および切断端部にお
ける盛り上がりの発生をより容易に抑制できる。したが
って、作業者の技能レベルに拘わらず、高いスリット品
質を安定して得ることができる。
拡大図。
拡大図。
す平面図。
拡大図。
面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 連続して送られる長尺の金属箔が接する
受けローラの側面の環状溝に沿って形成された受け刃
と、円盤形状であってその外周縁部に、外側に向けて先
鋭になっている刃付け部を有するスリット刃と、を備え
ており、スリット刃の刃付け部の刃先を受けローラの環
状溝に入り込ませて両刃の刃先の一部を相互に重ね合わ
せた状態で、両刃を回転させながら長尺の金属箔を連続
的に切断し、目的の金属箔を得る金属箔のスリッターに
おいて、 円盤形状のスリット刃は、その刃付け部の2つの側面の
うち、受け刃側に向けられる側面とは反対の側面を、目
的の金属箔が存する側に向けた状態で設置され、かつ、
受け刃側に向けられる側面のうち受け刃と重なり合う領
域では、刃先が最も受け刃寄りに位置するように設置さ
れていることを特徴とする金属箔のスリッター。 - 【請求項2】 受け刃とスリット刃とからなる刃の対が
3対以上設置され、目的の金属箔を複数得ることができ
る金属箔のスリッターであり、 設置されているスリット刃のうち、刃付け部の2つの側
面のいずれの側にも目的の金属箔が存在する状態に設置
されているスリット刃は、刃付け部の受け刃側に向けら
れる側面を、受けローラの回転動力の入力側とは反対側
に向けた状態で設置されている請求項1に記載の金属箔
のスリッター。 - 【請求項3】 金属箔を連続的に巻き取る巻取り機構を
複数備えていると共に、各巻取り機構が設置される位置
まで目的の金属箔を連続的に送る回転ローラを備えてお
り、 複数の目的の金属箔のうち、回転ローラへの回転動力の
入力側から遠い位置の金属箔ほど回転ローラとの総ラッ
プ角度が大きくなるように、各回転ローラおよび各巻取
り機構が設置されている請求項2に記載の金属箔のスリ
ッター。
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