JP2015085430A - スリッティング工具用切断刃およびスリッティング工具 - Google Patents

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裕光 横田
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Abstract

【課題】第1刃(下刃)の刃先部の耐摩耗性が高く、かつ刃先部が摩耗した場合には、刃先部の再研磨ができるとともに、切れ味のよいスリッティング工具用切断刃を提供する。
【解決手段】第1刃2および第2刃3が各々の中心を軸として互いに逆方向に回転しつつ、第2刃3の第2刃先部5が第1刃2の第1刃先部4に隣接する溝部7に挿入されて、第1刃先部4と第2刃先部5との重なり部分で被切断物を剪断により連続的に切断する切断刃1であって、第1刃2の外周面には、第1刃先部4と、溝部7を挟んで第1刃先部4と対向する対岸部8とが前記軸を中心とする同じ半径を有するように設けられているとともに、溝部7で第1刃先部4側と対岸部8側とが分割可能な別体となっており、かつ第1刃先部4は第1刃2の他の部分よりも高硬度の別の材質で構成され、第1刃2の載置部6に接着されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フィルムや金属箔などの薄い帯状体を連続して一定の幅に切断するスリッティング工具用切断刃およびスリッティング工具に関する。
フィルムや金属箔などの薄い帯状体を多数条に切断するために、下刃部材の回転軸と上刃部材の回転軸とを互いに平行に配置するとともに、上刃部材の上刃の先端部が下刃部材の下刃に接するように配置したスリッティング工具が用いられている。
特許文献1では、かかるスリッティング工具の一例として、下刃部材の刃先部に隣接して溝部が形成され、該溝部に上刃部材の刃先部を挿入したスリッティング工具が知られている。
特開2000−343482号公報
上記特許文献1に記載されているスリッティング工具では、刃先部が摩耗した場合には刃部を再研磨して使用される。しかしながら、下刃部の形状が、刃先部に隣接して溝部が設けられるとともに、この溝部を挟んで刃先部と対向する対岸部とが同じ高さに位置する形状の場合には、対岸部が邪魔になって刃先部を再研磨することができないという問題があった。また、溝部に代えてスペーサを挟み込む形状もあるが、スペーサの強度を保つために、スペーサの幅を広くする必要があり、被切断物がスペーサ上を通過する際に撓んでしまい、切れ味が悪くなるという問題があった。
そこで、本発明は、第1刃(下刃)の刃先部の耐摩耗性が高く、かつ刃先部が摩耗した場合には、刃先部の再研磨ができるとともに、切れ味のよいスリッティング工具用切断刃およびスリッティング工具を提供することを目的とする。
本発明のスリッティング工具用切断刃は、第1刃および第2刃が各々の中心を軸として互いに逆方向に回転しつつ、前記第2刃の第2刃先部が前記第1刃の第1刃先部に隣接する溝部に挿入されて、前記第1刃先部と前記第2刃先部との重なり部分で被切断物を剪断により連続的に切断するスリッティング工具の前記第1刃および前記第2刃を具備するスリッティング工具用切断刃であって、
前記第1刃の外周面には、リング状の前記第1刃先部と、前記溝部を挟んで前記第1刃先部と対向する対岸部とが前記軸を中心とする同じ半径を有するように設けられているとともに、前記溝部で前記第1刃先部側と前記対岸部側とが分割可能な別体となっており、かつ前記第1刃先部は前記第1刃の他の部分よりも高硬度の別の材質で構成され、前記第1刃の載置部に接着されているものである。
また、本発明のスリッティング工具は、上記スリッティング工具用切断刃を備えたものである。
本発明によれば、第1刃の第1刃先部のみを高硬度材にて構成するので、刃先部の耐摩耗性が高い。しかも、第1刃先部が摩耗した場合には、対岸部を取り外して第1刃先部がむき出しになるため、第1刃先部を再研磨ができて、有効に利用することができ、コストダウンにつながる。
本発明のスリッティング工具用切断刃の一例を示す模式図であり、(a)正面図、(b)要部拡大断面図である。
本発明のスリッティング工具用切断刃の一例を示す模式図である図1を基に説明する。
図1によれば、スリッティング工具用切断刃(以下、切断刃と略す)1は、概略円板形状の2枚の切断刃である第1刃(下刃)2と第2刃(上刃)3とを具備する。そして、第1刃(下刃)2の第1刃先部4と第2刃(上刃)3の第2刃先部5とが所定間隔(オーバーラップ量)Dだけ重なった状態で平行に配設されている。
また、各切断刃2、3は各々の中心(O、P)の軸が固定されて、その軸を中心にそれぞれが回転するようにセッティングされている。なお、第1刃(下刃)2と第2刃(上刃)3それぞれの周縁部の軌跡にて形成される仮想平面同士の平行度(図1のLとLとの平行度)は2度以内であればずれていてもよい。
本実施態様における切断刃1は、第2刃(上刃)3の第2刃先部5が第1刃2の第1刃先部4に隣接する溝部7に挿入されて、第1刃先部4と第2刃先部5との重なり部分で被切断物を剪断により連続的に切断する。
本実施態様によれば、第1刃2の外周面には、リング状の第1刃先部4と、溝部7を挟んで第1刃先部4と対向する対岸部8とが設けられている。第1刃先部4と対岸部8とは同じ高さに位置している。すなわち、中心Oからの距離(半径)が同じであり、第1刃先部4と対岸部8との外周は同じ半径の円となっている。
また、溝部7で第1刃先部4側と対岸部8側とに分割可能となっている。すなわち、第1刃2は、第1刃先部4を含む刃先側部材9と、対岸側8を含む対岸側部材10との2つの部材に分割されており、ネジ部材11で組み立てられている。そして、第1刃先部4は、第1刃2の中で他の部分よりも高硬度の別の材質で構成され、第1刃4の載置部6にエポキシ樹脂等の接着剤にて接着されている。
この構成によって、第1刃2の第1刃先部4を高硬度材にて構成するので、第1刃先部4の耐摩耗性が高い。なお、第1刃2の全体を高硬度材で構成することも考えられるが、第1刃2が複雑な形状であるために、加工が難しくコスト高になって実用的でない。また、第1刃先部4が摩耗した場合には、第1刃先部4を再研磨して再利用すればよく、コストダウンにつながる。このとき、溝部7を挟んで第1刃先部4に対向する対岸側部材10を取り外すことができるので、第1刃先部4の再研磨面をむき出しにすることができる。そのため、第1刃先部4の再研磨が容易にできる。
なお、本実施態様によれば、ネジ部材11は4か所設けられているが、4か所に限定されるものではなく、2か所以上であれば何か所でもよい。また、第1刃先部4は第1刃先部4の載置部6に対して幅t(t=1〜5mm)だけ突出した状態で接着される。これによって、再研磨する際に高硬度材のみが研磨されるため、高硬度材以外の材質の削りかす(例えば金属粉)が発生することなく、第1刃先部4の加工精度が向上して、第1刃先部
4のエッジもシャープな形状に仕上げることができるという効果がある。
第1刃先部4が、超硬合金やサーメット、ダイヤモンド質焼結体、cBN質焼結体等の高硬度材からなり、耐摩耗性に優れている。第1刃2のその他の部分は、金属や合金鋼からなり、コストダウンすることができる。そして、第1刃2の第1刃先部4は、エポキシ樹脂等の接着剤によって、第1刃2の載置部6に接着されている。
また、本実施態様によれば、第2刃3の第2刃先部5も第1刃先部4と同じ高硬度材からなる。第2刃3も第2刃先部5のみが高硬度材からなり、その他の部分を他の部材からなるものであってもよいが、第2刃3を薄板化して溝部7の幅を狭くする場合には、第2刃3の全体が高硬度材からなるものであってもよい。
本実施態様によれば、溝部7の幅w、換言すると、第1切刃部4と対岸部8との間の距離は10mm以下、特に3〜6mmからなる。これによって、被切断材がたるむことなく被切断材に張力を付与した状態で切断することができる。
ここで、本実施態様における第2刃3の第2刃先部5における先端角θは60°以下、特に45°以下、さらには10〜30°のシャープエッジをなす薄刃からなる。これによって、被切断材にかかる応力を小さくできて切断面の寸法精度が高くかつダレやバリのない良好な加工面とすることができるとともに、溝部7の幅を小さくできて、被切断材のたるみを抑制することができる。
本発明のスリッティング工具は、樹脂フィルム、磁気テープ、紙、金属箔、金属薄板等の長尺シート状の被切断物を連続的に切断するために好適に用いられる。
1 スリッティング工具用切断刃(切断刃)
2 第1刃(下刃)
3 第2刃(上刃)
4 第1刃先部
5 第2刃先部
6 載置部
7 溝部
8 対岸部
9 刃先側部材
10 対岸側部材
11 ネジ部材

Claims (4)

  1. 第1刃および第2刃が各々の中心を軸として互いに逆方向に回転しつつ、前記第2刃の第2刃先部が前記第1刃の第1刃先部に隣接する溝部に挿入されて、前記第1刃先部と前記第2刃先部との重なり部分で被切断物を剪断により連続的に切断するスリッティング工具の前記第1刃および前記第2刃を具備するスリッティング工具用切断刃であって、
    前記第1刃の外周面には、リング状の前記第1刃先部と、前記溝部を挟んで前記第1刃先部と対向する対岸部とが前記軸を中心とする同じ半径を有するように設けられているとともに、前記溝部で前記第1刃先部側と前記対岸部側とが分割可能な別体となっており、かつ前記第1刃先部は前記第1刃の他の部分よりも高硬度の別の材質で構成され、前記第1刃の載置部に接着されているスリッティング工具用切断刃。
  2. 前記第1刃先部側と前記対岸部側がネジ留めされている請求項1記載のスリッティング工具用切断刃。
  3. 前記溝部の幅が10mm以下である請求項1または2記載のスリッティング工具用切断刃。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載のスリッティング工具用切断刃の前記第1刃および前記第2刃が各々の中心を軸として互いに逆方向に回転しつつ、前記第1刃の刃先部と前記第2刃の刃先部との重なり部分で前記被切断物を剪断により連続的に切断するスリッティング工具。
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