JPH071386A - 丸刃組体の組立方法 - Google Patents

丸刃組体の組立方法

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JPH071386A
JPH071386A JP14324493A JP14324493A JPH071386A JP H071386 A JPH071386 A JP H071386A JP 14324493 A JP14324493 A JP 14324493A JP 14324493 A JP14324493 A JP 14324493A JP H071386 A JPH071386 A JP H071386A
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JP
Japan
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round
blade
blades
round blade
assembly
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Withdrawn
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JP14324493A
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English (en)
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Tsuneo Yamazaki
恒夫 山崎
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートを所定幅のテープに裁断する丸刃組体
を組み立てる方法において、裁断により得られるテープ
の幅方向の寸法精度を向上させる。 【構成】 丸刃10の刃面10a の中心から一定距離離れた
円周上に座ぐり孔2およびタップ孔3を交互に等間隔で
設ける。各丸刃10のうち互いに隣接する丸刃同志を、隣
接した状態において各丸刃の刃面同志の平行度が最小と
なる位置において、一方の丸刃の座ぐり孔2が他方の丸
刃10のタップ孔3に対向するように配し、この状態で各
丸刃10をねじ止めして組み付ける。これの組み付けを複
数の丸刃10について行い、丸刃組体1を組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シート状物をテープ状
物に裁断するための丸刃組体を組み立てる丸刃組体の組
立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、シート状物をオーディオテー
プ、ビデオテープ等のテープ状物に裁断するための装置
が種々知られている。このような装置は図5に示す丸刃
10が、図6に示すように複数個軸11に嵌挿され、基準面
15とワッシャ12および止めねじ13との間に互いに密接し
て組み付けられている。また、各丸刃10の刃面10a には
上刃14が接しており、この丸刃10の刃面10a と上刃14と
により、シート状物は所定幅(互いに隣接する丸刃10の
刃面10a の間隔)に裁断される。
【0003】このような丸刃10においては、テープの幅
の寸法を維持するために刃面10a と面10b との平行度は
略0.5 μとなっている。このため、裁断により得られる
テープの幅を高精度にすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た丸刃を装置に組み付ける際には、軸11の基準面15に丸
刃10の刃面10が密着するように複数の丸刃を軸に嵌挿す
るものであるため、基準面の近傍にある互いに密接する
丸刃10同志の平行度は高精度に維持されるが、基準面15
から離れた位置すなわちワッシャ12近傍の丸刃10同志
は、基準面15からの丸刃10の平行度の誤差が累積され
て、各丸刃10同志の平行度の誤差が大きくなってしまう
ことがあった。このため、丸刃10の平行度をいくら高精
度にしても、基準面15から離れた位置にある丸刃10によ
り裁断されることにより得られるテープの幅方向の精度
を維持することができないものであった。
【0005】さらに、丸刃は超硬合金により製作される
ため極めて重く、複数の丸刃10により軸13がたわむこと
があり、これによってもテープの幅方向の精度を向上さ
せることができないものであった。
【0006】とくに将来へ向けての情報のデジタル化の
ためにも、テープの幅寸法を高精度に維持することは極
めて重要である。
【0007】本発明は上記事情に鑑み、複数の丸刃を組
み付けることにより構成される丸刃組体によってシート
状物を裁断することにより得られるテープ状物の幅方向
の寸法を、高精度に維持することができる丸刃組体の組
体方法および丸刃を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による丸刃組体の
組立方法は、シート状物を複数の所定幅のテープ状物に
裁断する丸刃組体を構成する複数のリング状の丸刃を、
該各丸刃の刃面が互いに略平行となるように縦列させて
組み付ける丸刃組体の組立方法において、該各丸刃の刃
面の該刃面中心から一定距離離れた円周上に、座ぐり孔
およびタップ孔を交互に等間隔で設け、前記各丸刃のう
ち、組み付けにより互いに隣接する丸刃同志を、隣接し
た状態において両丸刃の刃面同志の平行度が最も小さく
なる位置で一方の丸刃の座ぐり孔が他方の丸刃のタップ
孔に対向するように配置し、このように配置した各丸刃
を前記座ぐり孔およびタップ孔においてねじ止めするこ
とにより、前記各丸刃を組み付けることを特徴とするも
のである。
【0009】また、本発明による別の丸刃組体の組立方
法は、上述した本発明による丸刃組体の組立方法におい
て、前記各丸刃のうち所定数の丸刃を所定の径を有する
軸状の治具に嵌挿して組み付けることにより丸刃ユニッ
トを構成し、該丸刃ユニットを複数縦列させて組み付け
ることを特徴とするものである。
【0010】さらに、本発明による丸刃は、シート状物
を複数の所定幅のテープ状物に裁断する丸刃組体を構成
する複数のリング状の丸刃において、該丸刃の刃面の該
刃面中心から一定距離離れた円周上に、座ぐり孔および
タップ孔を交互に等間隔で設けたことを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】本発明による丸刃の組立方法は、各丸刃の刃面
中心から一定距離離れた円周上に、座ぐり孔およびタッ
プ孔を交互に等間隔で設け、各丸刃のうち組み付けによ
り互いに隣接する丸刃同志を、隣接した状態において両
丸刃の刃面同志の平行度が最も小さくなる位置で一方の
丸刃の座ぐり孔が他方の丸刃のタップ孔に対向するよう
に配置し、これらの隣接する各丸刃を座ぐり孔およびタ
ップ孔においてねじ止めするようにしたものである。こ
れにより、隣接する丸刃同志により丸刃の平行度の誤差
を最小限に抑え、互いに隣接する丸刃により丸刃の平行
度の誤差を補償することができるため、裁断装置の軸に
おける丸刃の位置にかかわらず、高精度でテープ状物の
裁断を行うことができる。
【0012】また、複数の丸刃のうち所定数の丸刃を所
定の径を有する軸状の治具に嵌挿して組み付けることに
より丸刃ユニットを構成し、この丸刃ユニットを複数縦
列させて組み付けるようにすれば、丸刃を全て組み付け
た組体よりも軽いユニットをを裁断装置に組み付けるこ
ととなるため、装置の組立を容易に行うことができる。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例について
説明する。
【0014】図1は本発明による丸刃組体の組体方法に
用いられる丸刃を表す図である。図1に示すように、丸
刃10には刃面10a の中心Oから一定距離離れた円周上
に、4つの座ぐり孔2および4つのタップ孔3が交互に
等間隔で設けられている。
【0015】次いで、図2に示すように、この丸刃10の
1つを裁断装置の軸と略同一の径を有する軸状の治具3
のフランジ部3aまで嵌挿する。次いで、他の丸刃10′を
治具3に嵌挿する。そして、他の丸刃10′を回転させる
ことによって丸刃10と他の丸刃10′との刃面10a ,10a
′の平行度を測定し、この平行度が最も小さくなると
ともに丸刃10′の座ぐり孔2′が丸刃10のタップ孔3に
対向する位置において、丸刃10′の座ぐり孔2′にねじ
を挿入し、丸刃10と丸刃10′とをねじ止めする。次い
で、丸刃10″を治具3に嵌挿し、上述したのと同様に、
丸刃10″を回転させることによって、丸刃10′と丸刃1
0″との刃面10a ′,10a ″の平行度を測定し、この平
行度が最も小さくなるとともに、丸刃10″の座ぐり孔
2″が丸刃10′のタップ孔3′に対向する位置において
丸刃10″の座ぐり孔2″にねじを挿入して、丸刃10′と
丸刃10″とをねじ止めする。
【0016】このように、治具3に丸刃10を次々と嵌挿
し、互いに隣接する丸刃同志を、隣接した状態において
各丸刃の刃面同志の平行度が最も小さくなる位置で、一
方の丸刃の座ぐり孔が他方の丸刃のタップ孔に対向する
ように配置して、各丸刃を座ぐり孔およびタップ孔にお
いてねじ止めをする。そして治具3に所定数(例えば8
個)の丸刃が嵌挿され、各丸刃が組み付けられ丸刃ユニ
ットが構成されると、このユニットを治具3から外し、
また別の丸刃を治具に嵌挿し、丸刃ユニットを構成す
る。
【0017】このようにして複数の丸刃ユニットが構成
されると、各丸刃ユニットを図3に示すようなテープ裁
断装置の軸11に嵌挿してワッシャ12およびねじ止め13に
より各ユニットを軸に固定することにより、丸刃組体1
が組立てられる。
【0018】このように互いに隣接する丸刃同志の平行
度が最小となる位置において各丸刃をねじ止めすること
により、隣接する丸刃同志の平行度の誤差が補償され、
結果として治具3の基準面15近傍と基準面15から離れた
位置における各丸刃10の平行度は略同一のものとなり、
軸上の位置の違いによるテープの幅寸法の誤差を小さく
することができる。
【0019】このようにして組み付けられた丸刃組体お
よび従来の組体の刃面の面振れおよび幅1/2インチの
VHS用テープを裁断した際のテープ幅比較結果を以下
の表1および図4に示す。
【0020】
【表1】
【0021】但し、測定長:10m 測定器:ミツトヨ製 レーザ幅測定器 このように従来の丸刃組体において刃面の面振れが1.8
〜3.1 μmであるのに対し、本発明の丸刃組体において
は0.5 〜1.0 μmであった。また、テープの幅の誤差
は、従来の丸刃組体においては2.7 〜5.2 μmであるの
に対し、本発明の丸刃組体においてはすべて2.0 μm以
内に収まっている。このように、本発明による組立方法
により組み立てられた丸刃組体は、従来のものと比較し
て刃面の面振れおよび裁断により得られるテープ幅の寸
法の振れを小さくすることができ、高精度にテープを裁
断することができる。
【0022】なお、上述した実施例においては各丸刃を
一旦治具に嵌挿して丸刃ユニットとして組み立てた後
に、裁断装置の軸に取り付けるようにしているが、丸刃
を直接裁断装置の軸に嵌挿して組み付けるようにしても
よいものである。
【0023】また、上述した実施例においては、軸の寸
法交差は−10〜7μ、丸刃の内径寸法交差は+5μ〜+
15μと比較的大きめであるが、通常丸刃組体は裁断装置
の軸に組み付けた後に外周を研摩するものであり、ま
た、軸の垂直方向への変動は裁断により得られるテープ
の幅に影響を与えるものではないため、問題とはならな
い。
【0024】さらに、上述した実施例においては、本発
明による組立方法により組立てられた丸刃組体を磁気テ
ープを裁断する装置に適用しているが、磁気テープに限
らず、シート状物をテープ状に裁断するものであれば、
いかなる装置にも適用できるものである。
【0025】また、上述した実施例においては、本発明
による組立方法により組立てられた丸刃組体を裁断装置
の軸に嵌挿して裁断装置に組み付けるようにしている
が、本発明による組立方法により組立てられた丸刃組体
は、軸のないシャフトレスの裁断装置にも適用できるこ
とはいうまでもないものである。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る丸刃組立の組立方法は、組み付けにより互いに隣接す
る丸刃同志を、隣接した状態において両丸刃の刃面の平
行度が最も小さくなる位置において各丸刃をねじ止めす
るようにしたため、いかなる位置においても互いに隣接
する刃面の平行度を最小に保つことができ、裁断される
ことにより得られるテープの幅寸法を高精度に維持する
ことが可能となる。これにより、将来に向けての情報の
デジタル化に伴うテープの品質向上の要求に適応したテ
ープを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による丸刃を表す図
【図2】治具に嵌挿される丸刃を表す図
【図3】本発明による丸刃組体の組立方法により組み立
てられた丸刃組体を裁断装置の軸に組み付けた状態を表
す図
【図4】本発明による丸刃組体の組立方法により丸刃組
体が組み付けられた裁断装置と従来の方法により組み付
けられた裁断装置との面振れおよび裁断結果を比較する
グラフ
【図5】従来の丸刃を表す図
【図6】従来の方法により裁断装置の軸に組み付けられ
た丸刃組体を表す図
【符号の説明】
1 丸刃組体 2,2′,2″ 座ぐり孔 3,3′,3″ タップ孔 4 治具 10 丸刃 10a 刃面 14 上刃 15 基準面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状物を複数の所定幅のテープ状物
    に裁断する丸刃組体を構成する複数のリング状の丸刃
    を、該各丸刃の刃面が互いに略平行となるように縦列さ
    せて組み付ける丸刃組体の組立方法において、 該各丸刃の刃面の該刃面中心から一定距離離れた円周上
    に、座ぐり孔およびタップ孔を交互に等間隔で設け、 前記各丸刃のうち、組み付けにより互いに隣接する丸刃
    同志を、隣接した状態において両丸刃の刃面同志の平行
    度が最も小さくなる位置で一方の丸刃の座ぐり孔が他方
    の丸刃のタップ孔に対向するように配置し、 このように配置した各丸刃を前記座ぐり孔およびタップ
    孔においてねじ止めすることにより、前記各丸刃を組み
    付けることを特徴とする丸刃組体の組立方法。
  2. 【請求項2】 前記各丸刃のうち所定数の丸刃を所定の
    径を有する軸状の治具に嵌挿して組み付けることにより
    丸刃ユニットを構成し、 該丸刃ユニットを複数縦列させて組み付けることを特徴
    とする請求項1記載の丸刃組体の組立方法。
  3. 【請求項3】 シート状物を複数の所定幅のテープ状物
    に裁断する丸刃組体を構成する複数のリング状の丸刃に
    おいて、 該丸刃の刃面の該刃面中心から一定距離離れた円周上
    に、座ぐり孔およびタップ孔を交互に等間隔で設けたこ
    とを特徴とする丸刃。
JP14324493A 1993-06-15 1993-06-15 丸刃組体の組立方法 Withdrawn JPH071386A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085430A (ja) * 2013-10-30 2015-05-07 京セラ株式会社 スリッティング工具用切断刃およびスリッティング工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 20000905