JP2006021312A - 薄帯状材料のスリット加工方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スリット加工された薄帯状材料のバリの発生を減少し、スリット加工の精度を高める。
【解決手段】スリット切断部は、外径がほぼ同一の複数のブロック刃1と弾性スペーサーリング2が交互に装着軸5に同軸に配置された第1のカッター25と、外径がほぼ同一の複数のブロック刃9と弾性スペーサーリング10が交互に装着軸13に同軸に配置された第2のカッター26とからなり、第1のカッター25のブロック刃1に対向する位置に第2のカッター26の弾性スペーサーリング10が設けられ、第1のカッター25の弾性スペーサーリング2に対向する位置に第2のカッター26のブロック刃9が設けられ、第一のカッターと第二のカッターの間に間隙を有するスリット部と、バリ取りローラーのバリ取り具は、幅がスリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、回転軸の断面がV字型のバリ取り部からなることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】スリット切断部は、外径がほぼ同一の複数のブロック刃1と弾性スペーサーリング2が交互に装着軸5に同軸に配置された第1のカッター25と、外径がほぼ同一の複数のブロック刃9と弾性スペーサーリング10が交互に装着軸13に同軸に配置された第2のカッター26とからなり、第1のカッター25のブロック刃1に対向する位置に第2のカッター26の弾性スペーサーリング10が設けられ、第1のカッター25の弾性スペーサーリング2に対向する位置に第2のカッター26のブロック刃9が設けられ、第一のカッターと第二のカッターの間に間隙を有するスリット部と、バリ取りローラーのバリ取り具は、幅がスリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、回転軸の断面がV字型のバリ取り部からなることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、薄帯状材料を長手方向に沿って所定幅に連続的にスリット切断し、スリット切断された薄帯状材料をバリ取りするスリット加工方法及び装置に関するものである。特に、金属箔等の薄帯状金属材料のスリット加工方法及び装置に関するものである。
金属箔等の薄帯状材料は通常ロール状に巻かれており、使用に際してこのロール状の金属箔等を所定の幅にスリットしてロール状に巻き取り、スリットされて巻き取られた薄帯状材料はバリ取りを行いながら巻き戻される。このスリット切断とバリ取りをされた金属の薄帯状材料は、種々の電気製品、電子製品、電子部品等に使用される。
従来、薄帯状材料を所定の幅にスリット切断するには、薄帯状材料を上下配置されたカッターの間を通すことにより行なわれ、バリ取りはバリ取りローラーやバリ取りナイフを、スリット切断された薄帯状材料の長手端部に押し付けることにより行なわれる。
従来、薄帯状材料を所定の幅にスリット切断するには、薄帯状材料を上下配置されたカッターの間を通すことにより行なわれ、バリ取りはバリ取りローラーやバリ取りナイフを、スリット切断された薄帯状材料の長手端部に押し付けることにより行なわれる。
円盤状カッターを使用したスリット切断の従来の技術を図11と図12により説明する。図11は円盤状カッターを使用したスリッター装置の部分正面図、図12は該スリッター装置の側面図である。該スリッター装置は、上部のカッターとして、スペーサーリング52と、スペーサーリング52によって所定の間隔に設けられた複数枚の円板状カッター53とを装着軸51に同軸に取りつけ、下部のカッターとして、スペーサーリング58と、スペーサーリング58によって所定の間隔に設けられた複数枚の円板状カッター59とを装着軸57に同軸に取り付け、上部のカッターと下部のカッターとを組み合わせ、上部カッターのスペーサーリング52と回転軸54に装着されたプーリー55との間にベルト56、64を掛け回し、下部カッターのスペーサーリング58と回転軸60に装着されたプーリー61との間にベルト62、63を掛け回して、上カッターと下カッターの間に搬送される薄帯状の金属材料23を所定の幅にスリットする。31はスリット切断された薄帯状材料を示している。
しかし、このスリット装置は、スペーサーリングと駆動軸の間にベルトを掛け回す操作が必要であり、ベルトの張力を調整する手間がかかる。
また、このスリット装置は上下カッターが交錯することで材料を直接切断し、上下一組のカッターで一つのカットをしている。
しかし、このスリット装置は、スペーサーリングと駆動軸の間にベルトを掛け回す操作が必要であり、ベルトの張力を調整する手間がかかる。
また、このスリット装置は上下カッターが交錯することで材料を直接切断し、上下一組のカッターで一つのカットをしている。
ブロック刃を使用したスリット切断の従来の技術を図13と図14により説明する。図13はブロック刃を使用したスリット装置の正面図、図14は該スリット装置の斜視図である。上部ブロック刃71と上部スペーサーリング72が交互に複数配列され、該複数の上部ブロック刃71が同軸で回転する上部ユニットと、下部ブロック刃74と下部スペーサーリング75が交互に複数配列され、該複数の下部のブロック刃74が同軸で回転する下部ユニットからなり、前記上部ブロック刃71に対向する位置に下部スペーサーリング75が設けられ、前記上部スペーサーリング72に対向する位置に下部ブロック刃74が設けられ、下部スペーサーリング75を上部ブロック刃71に定常的に押し付ける複数の支持ローラー76と該支持ローラー76を上部ユニット側に押し付けるスプリングを用いた支柱77が設けられたスリット装置である。L1は上部ユニットの回転軸を、L2は下部ユニットの回転軸を示す。
しかし、このスリット装置は、スペーサーリングを複数の支持ローラーで上部ユニットに押し付けているために、押し付ける圧力の調整が難しく、また、シート材の駆動をスリットされたシート材を巻き取るボビンやリールにより行なうために、シート材が蛇行し易く、スリット幅のばらつきを生ずるという欠点を有している。
しかし、このスリット装置は、スペーサーリングを複数の支持ローラーで上部ユニットに押し付けているために、押し付ける圧力の調整が難しく、また、シート材の駆動をスリットされたシート材を巻き取るボビンやリールにより行なうために、シート材が蛇行し易く、スリット幅のばらつきを生ずるという欠点を有している。
本発明者等は、上記の欠点を改良したスリット切断装置を特許出願した。該スリット切断装置は、上記のスリット切断装置に比べ、高い精度で、約1〜約50ミリミートルの幅に薄帯状材料をスリット切断することができる。バリの発生も、前記のスリット切断装置に比べると、減少することができる。しかし、電子製品等に使用される金属箔等の薄帯状材料においては、バリの発生が微少なものであっても、製品加工において残存するバリが、悪影響を及ぼすことがある。その為、バリ取りにも高度な精度を要求される
バリ取りの従来の技術を図15と図16により説明する。図15はバリ取りローラーを使用したバリ取り装置の部分正面図、図16はバリ取りナイフを使用したバリ取り装置の部分正面図である。図15のバリ取り装置は、駆動装置81により回転するバリ取りローラー82をスリット切断された薄帯状材料31の上側長手端部84と下側長手端部83に押し付けて、バリを取る。
図16に示すバリ取り装置は、軸受け85に回転自在に支持された円盤状バリ取りナイフ86をスリット切断された薄帯状材料31の下側長手端部83に押し当てて、ナイフの連れ回りによりバリを削り取る。しかし、これらの方法は、バリ取りをするスリット切断された薄帯状材料の幅により、バリ取りローラーやナイフの幅を調整しなければならない。更に、バリ取りをするスリット切断された薄帯状材料の幅が狭くなると、調整が困難となり高い精度が得られなくなる。
従って、前記のバリ取り方法では、バリ取りの精度が低く、幅の狭い薄帯状材料のバリ取りには適用することができない。
特開2003−266235号公報 特開2000−94385号公報 特開昭60−242912号公報
図16に示すバリ取り装置は、軸受け85に回転自在に支持された円盤状バリ取りナイフ86をスリット切断された薄帯状材料31の下側長手端部83に押し当てて、ナイフの連れ回りによりバリを削り取る。しかし、これらの方法は、バリ取りをするスリット切断された薄帯状材料の幅により、バリ取りローラーやナイフの幅を調整しなければならない。更に、バリ取りをするスリット切断された薄帯状材料の幅が狭くなると、調整が困難となり高い精度が得られなくなる。
従って、前記のバリ取り方法では、バリ取りの精度が低く、幅の狭い薄帯状材料のバリ取りには適用することができない。
本発明の課題は、スリット切断され、バリ取りされた薄帯状材料の幅の変動が極めて少なく、バリの残留の少ない、精度の高い薄帯状材料を提供することである。
本発明の請求項1記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、薄帯状材料をスリット切断するスリット切断部と、スリット切断された薄帯状材料をバリ取りするバリ取り部を有する薄帯状材料のスリット加工装置において、ブロック刃と弾性スペーサーリングが交互に装着軸に同軸に配置され、弾性スペーサーリングはライナーを介して装着軸に装着され、ブロック刃と弾性スペーサーリングの外径がほぼ同一である第一と第二のカッターからなり、前記第一のカッターのブロック刃に対向する位置に第二のカッターの弾性スペーサーリングが設けられ、前記第一のカッターの弾性スペーサーリングに対向する位置に第二のカッターのブロック刃が設けられ、第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1を有するスリット切断部と、薄帯状材料と平行の回転軸を有するバリ取りローラーのバリ取り具の幅はスリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、バリ取りローラーのバリ取り具は回転軸の断面がV字型であるバリ取り部からなることを特徴としている。
本発明の請求項2記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1記載のスリット加工装置において、第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴としている。
本発明の請求項3記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1又は2記載のスリッ加工装置において、第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴としている。
本発明の請求項2記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1記載のスリット加工装置において、第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴としている。
本発明の請求項3記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1又は2記載のスリッ加工装置において、第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴としている。
本発明の請求項4記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1から3記載のスリット加工装置において、第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であることを特徴としている。
本発明の請求項5記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1から4記載のスリット加工装置において、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴としている。
本発明の請求項6記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1から5記載のスリット加工装置装置において、バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴としている。
本発明の請求項5記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1から4記載のスリット加工装置において、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴としている。
本発明の請求項6記載の薄帯状材料のスリット加工装置は、請求項1から5記載のスリット加工装置装置において、バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴としている。
本発明の請求項7記載のスリット加工方法は、薄帯状材料を搬送しながらスリット切断した後にバリ取りする薄帯状材料のスリット加工方法において、ブロック刃と弾性スペーサーリングが交互に装着軸に同軸に配置され、弾性スペーサーリングはライナーを介して装着軸に装着され、ブロック刃と弾性スペーサーリングの外径がほぼ同一である第一と第二のカッターからなり、前記第一のカッターのブロック刃に対向する位置に第二のカッターの弾性スペーサーリングが設けられ、前記第一のカッターの弾性スペーサーリングに対向する位置に第二のカッターのブロック刃が設けられ、ギャップT1を有する第一のカッターと第二のカッターの間に薄帯状材料を通過させスリット切断し、該スリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、回転軸の断面がV字型であるバリ取り具を有するバリ取りローラーを、該スリット切断された薄帯状材料と平行の回転軸を中心に、搬送される該スリット切断された薄帯状材料の搬送方向と逆の回転をさせ、該スリット切断された薄帯状材料の長手両端部とバリ取り具とを接触させてバリ取りすることを特徴とすることを特徴としている。
本発明の請求項8に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7記載の薄帯状材料のスリット加工方法第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴としている。
本発明の請求項9に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7又は請求項8記載の薄帯状材料のスリット加工方法において、第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴としている。
本発明の請求項8に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7記載の薄帯状材料のスリット加工方法第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴としている。
本発明の請求項9に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7又は請求項8記載の薄帯状材料のスリット加工方法において、第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴としている。
本発明の請求項10に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7から請求項9のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法において、第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であることを特徴としている。
本発明の請求項11に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7から請求項10のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法において、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴としている。
本発明の請求項12に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7から請求項11のいずれかに記載のスリット加工方法において、バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴としている。
本発明の請求項11に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7から請求項10のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法において、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴としている。
本発明の請求項12に記載された薄帯状材料のスリット加工方法は、請求項7から請求項11のいずれかに記載のスリット加工方法において、バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴としている。
請求項1記載の加工装置は、第一のカッターと第二のカッターが噛み合わされない状態で薄帯状材料をスリット切断し、スリット切断された薄帯状材料の幅よりも広い幅の、V字型のバリ取り具でバリ取りをするので、スリット切断の精度を高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項2記載の加工装置は、第一のカッターと第二のカッターのギャップT1をスリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%とすることにより、スリット切断の精度をより高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項3記載の加工装置は、第一と第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広くしたことにより、薄帯状材料の搬送の精度を高め、スリット切断の精度をさらに高めることができる。
請求項2記載の加工装置は、第一のカッターと第二のカッターのギャップT1をスリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%とすることにより、スリット切断の精度をより高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項3記載の加工装置は、第一と第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広くしたことにより、薄帯状材料の搬送の精度を高め、スリット切断の精度をさらに高めることができる。
請求項4記載の加工装置は、第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であるので、スリット切断の精度をさらに高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項5記載の加工装置は、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であるので、バリの残留をより少なくすることができる。
請求項6記載の加工装置は、バリ取りローラーのバリ取り具の表面に直線状又は曲線状の凹凸を有するので、バリの残留をさらに少なくすることができると同時に、削り取られるバリが溝に沿ってバリ取り具から脱落し、目詰まりのない状態を維持することができる。
請求項5記載の加工装置は、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であるので、バリの残留をより少なくすることができる。
請求項6記載の加工装置は、バリ取りローラーのバリ取り具の表面に直線状又は曲線状の凹凸を有するので、バリの残留をさらに少なくすることができると同時に、削り取られるバリが溝に沿ってバリ取り具から脱落し、目詰まりのない状態を維持することができる。
請求項7記載の加工方法は、第一のカッターと第二のカッターが噛み合わされない状態で薄帯状材料をスリット切断し、スリット切断された薄帯状材料の幅よりも広い幅の、V字型のバリ取り具でバリ取りをするので、スリット切断の精度を高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項8記載の加工方法は、第一のカッターと第二のカッターのギャップT1をスリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%とすることにより、スリット切断の精度をより高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項9記載の加工方法は、第一と第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広くしたことにより、薄帯状材料の搬送の精度を高め、スリット切断の精度をさらに高めることができる。
請求項8記載の加工方法は、第一のカッターと第二のカッターのギャップT1をスリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%とすることにより、スリット切断の精度をより高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項9記載の加工方法は、第一と第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広くしたことにより、薄帯状材料の搬送の精度を高め、スリット切断の精度をさらに高めることができる。
請求項10記載の加工方法は、第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であるので、スリット切断の精度をさらに高め、バリの残留を少なくすることができる。
請求項11記載の加工方法は、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であるので、バリの残留をより少なくすることができる。
請求項12記載の加工方法は、バリ取りローラーのバリ取り具の表面に直線状又は曲線状の凹凸を有するので、バリの残留をさらに少なくすることができると同時に、削り取られるバリが溝に沿ってバリ取り具から脱落し、目詰まりのない状態を維持することができる。
請求項11記載の加工方法は、バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であるので、バリの残留をより少なくすることができる。
請求項12記載の加工方法は、バリ取りローラーのバリ取り具の表面に直線状又は曲線状の凹凸を有するので、バリの残留をさらに少なくすることができると同時に、削り取られるバリが溝に沿ってバリ取り具から脱落し、目詰まりのない状態を維持することができる。
以下、図1〜図10により、本発明を説明する。
図1は本発明のスリット部の正面図、図2は本発明のスリット部のカッター25と26の軸方向の断面図である。第一のカッター25は、複数のブロック刃1と弾性スペーサーリング2が交互に組み合わされ、締付具3と4により装着軸5に固定されている。6はブロック刃であり、7はブロック刃でもよいし、フランジであってもよい。スペーサーリング2は、ライナー8を介して装着軸5に装着されている。第二のカッター26は、複数のブロック刃9と弾性スペーサーリング10が交互に組み合わされ、締付具11と12により装着軸13に固定されている。スペーサーリング10はライナー15を介して装着軸13に装着されている。第一のカッター25と第二のカッター26とは、第一のカッター25のブロック刃1に対向する位置に第二のカッター26の弾性スペーサーリング10が設けられ、第一のカッター25の弾性スペーサーリング2に対向する位置に第二のカッター26のブロック刃9が設けられるように、基台22に設けられた軸受け19、20により支持されている。
図1は本発明のスリット部の正面図、図2は本発明のスリット部のカッター25と26の軸方向の断面図である。第一のカッター25は、複数のブロック刃1と弾性スペーサーリング2が交互に組み合わされ、締付具3と4により装着軸5に固定されている。6はブロック刃であり、7はブロック刃でもよいし、フランジであってもよい。スペーサーリング2は、ライナー8を介して装着軸5に装着されている。第二のカッター26は、複数のブロック刃9と弾性スペーサーリング10が交互に組み合わされ、締付具11と12により装着軸13に固定されている。スペーサーリング10はライナー15を介して装着軸13に装着されている。第一のカッター25と第二のカッター26とは、第一のカッター25のブロック刃1に対向する位置に第二のカッター26の弾性スペーサーリング10が設けられ、第一のカッター25の弾性スペーサーリング2に対向する位置に第二のカッター26のブロック刃9が設けられるように、基台22に設けられた軸受け19、20により支持されている。
第二のカッター26の装着軸13は、駆動軸18を介して駆動装置21と連結されており、駆動装置21を駆動することにより、第二のカッター26は薄帯状材料を搬送する方向に回転する。第二のカッター26が回転することにより、第一のカッター25も回転し、薄帯状材料23を搬送すると同時に、薄帯状材料23をスリット切断する。スペーサー16と17は、駆動装置により装着軸13が回転するときに、第2のカッター26が装着軸芯方向に振れて、薄帯状材料が蛇行することを防止し、スリット切断の精度を高めることができる。
第一のカッター25の7と第二のカッター26の14は、ブロック刃でもよいし、内側のブロック刃に弾性スペーサーリングを押し付けるためのフランジであってもよい。
ブロック刃とフランジの材質としては、通常スリッターのカッター刃の材料として使用されているものを使用することができるが、超硬合金、高速度鋼、ハイス材等の高硬度のものが好ましい。
弾性スペーサーリングの材質としては、天然ゴム、合成ゴム(例えば、シリコーン系、フッ素系、ウレタン樹脂等)等を挙げることができる。
第一のカッター25の7と第二のカッター26の14は、ブロック刃でもよいし、内側のブロック刃に弾性スペーサーリングを押し付けるためのフランジであってもよい。
ブロック刃とフランジの材質としては、通常スリッターのカッター刃の材料として使用されているものを使用することができるが、超硬合金、高速度鋼、ハイス材等の高硬度のものが好ましい。
弾性スペーサーリングの材質としては、天然ゴム、合成ゴム(例えば、シリコーン系、フッ素系、ウレタン樹脂等)等を挙げることができる。
図1と図2では、駆動装置21は駆動軸18を介して第二のカッター26の装着軸13に連結されているが、駆動装置21は第一のカッター25の装着軸5に連結されていてもよいし、第一のカッター25の装着軸5と第二のカッター26の装着軸13の双方に連結されていてもよい。
装着軸5と13の端部は駆動部と接続するために、軸芯と直角方向の断面が四角形、六角形等であってもよい。弾性スペーサーリング2の外径は、ブロック刃1とほぼ同一とするのが好ましく、弾性スペーサーリング10の外径は、ブロック刃9とほぼ同一とするのが好ましい。ほぼ同一とは、約0.1%程度までの範囲で、弾性スペーサーリングの外径が、ブロック刃の直径より大きくても小さくてもよいことを意味する。より好ましくは0.01%以下の範囲である。この範囲内であれば、第一のカッターと第2のカッターがスリット切断する薄帯状材料を正確に保持して、薄帯状材料が搬送され、スリット切断の精度を高めることができる。この範囲外であると、第一のカッターと第2のカッターがスリット切断する薄帯状材料を正確に保持をすることが難しくなり、スリット切断によるバリが発生し、スリット幅の精度も低くなる。
装着軸5と13の端部は駆動部と接続するために、軸芯と直角方向の断面が四角形、六角形等であってもよい。弾性スペーサーリング2の外径は、ブロック刃1とほぼ同一とするのが好ましく、弾性スペーサーリング10の外径は、ブロック刃9とほぼ同一とするのが好ましい。ほぼ同一とは、約0.1%程度までの範囲で、弾性スペーサーリングの外径が、ブロック刃の直径より大きくても小さくてもよいことを意味する。より好ましくは0.01%以下の範囲である。この範囲内であれば、第一のカッターと第2のカッターがスリット切断する薄帯状材料を正確に保持して、薄帯状材料が搬送され、スリット切断の精度を高めることができる。この範囲外であると、第一のカッターと第2のカッターがスリット切断する薄帯状材料を正確に保持をすることが難しくなり、スリット切断によるバリが発生し、スリット幅の精度も低くなる。
第一のカッター25は、装着軸5に複数のブロック刃1及びライナー8を介して弾性スペーサーリング2が装着され、締付具3、4により装着軸5に装着されている。ライナー8の外径は、弾性スペーサーリング2の外径の約3分の1〜約2分の1が好ましい。第二のカッター26は、装着軸13に複数のブロック刃9及びライナー15を介して弾性スペーサーリング10が装着され、締付具11、12により装着軸13に装着されている。ライナー8の外径は、弾性スペーサーリング2の外径の約3分の1〜約2分の1が好ましく、ライナー15の外径は、弾性スペーサーリング10の外径の約3分の1〜約2分の1が好ましい。ライナー8と15の材料としては、ブロック刃と同様のものを使用することができる。ライナーを介して弾性スペーサーリングを装着することにより、スリット切断の第一のカッターと第2のカッターがスリット切断する薄帯状材料を、正確に保持して薄帯状材料が搬送し、スリット切断の精度を高めることができる。弾性スペーサーリングとライナーの幅は、弾性スペーサーリングの幅がライナーの幅よりもスリット切断する薄帯状材料の厚さの約3〜約15%の範囲で広い方が好ましい。この範囲であると、弾性スペーサーリングはブロック刃とブロック刃又はフランジにより圧縮されて見掛けの硬さが上昇する。そのため、カッター刃とスペーサーリングにより薄帯状材料に静水圧力場を形成し、カッター刃とカッター刃の微少クリアランス間で被加工材料の延性特性を活用して、薄帯状材料のせん断加工および搬送を正確に行うことができ、バリの発生をより減少することができ、スリット切断の精度を高くすることができる。
図3は本発明のスリット部のブロック刃による薄帯状材料23の切断時の概念図である。
薄帯状材料23は、駆動装置により回転されている第一のカッター25及び/又は第二のカッター26の回転により、第一のカッター25と第二のカッター26の間を搬送されると同時に、第一のカッター25と第二のカッター26によりスリット切断される。この際、第一のカッター25と第二のカッター26の間にはギャップT1があり、通常のスリット切断のように、ブロック刃1とブロック刃9は噛み合っていない。ギャップT1は、スリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%の範囲が好ましい。より好ましくは、スリット加工される薄帯状材料の厚さの40から60%である。この範囲であると、薄帯状材料23が蛇行することを防止し、バリの発生を抑えて、スリット切断の精度を高めることができる。ギャップT1は、薄帯状材料の厚さの20%未満では、スリット切断はできるが、エッジ部が波打ち、材料の蛇行が発生する。薄帯状材料の厚さの60%より大きいと、せん断加工の他の材料破壊を引き起こし、バリが発生しやすくなる。
薄帯状材料23は、駆動装置により回転されている第一のカッター25及び/又は第二のカッター26の回転により、第一のカッター25と第二のカッター26の間を搬送されると同時に、第一のカッター25と第二のカッター26によりスリット切断される。この際、第一のカッター25と第二のカッター26の間にはギャップT1があり、通常のスリット切断のように、ブロック刃1とブロック刃9は噛み合っていない。ギャップT1は、スリット切断される薄帯状材料の厚さの20から60%の範囲が好ましい。より好ましくは、スリット加工される薄帯状材料の厚さの40から60%である。この範囲であると、薄帯状材料23が蛇行することを防止し、バリの発生を抑えて、スリット切断の精度を高めることができる。ギャップT1は、薄帯状材料の厚さの20%未満では、スリット切断はできるが、エッジ部が波打ち、材料の蛇行が発生する。薄帯状材料の厚さの60%より大きいと、せん断加工の他の材料破壊を引き起こし、バリが発生しやすくなる。
図4は本発明の第一のカッター25と第二のカッター26の組み合わせが、図1と異なる他の組み合わせを表したものである。図1では、第一のカッターと第二のカッターのブロック刃、弾性スペーサーリング及びフランジの数が同じであるが、図6では第二のカッターのブロック刃、弾性スペーサーリング及びフランジの数が第一のカッターよりも各々1個多くなっている。
第一のカッター25は、ブロック刃1の間に弾性スペーサーリング2が締付具3、4により装着軸5に装着されている。第二のカッター26は、第一のカッターに対応して、ブロック刃9と弾性スペーサーリング10が締付具11、12により装着軸13に装着されている。外側の14と24は、ブロック刃でもよいし、フランジであってもよい。
第一のカッター25は、ブロック刃1の間に弾性スペーサーリング2が締付具3、4により装着軸5に装着されている。第二のカッター26は、第一のカッターに対応して、ブロック刃9と弾性スペーサーリング10が締付具11、12により装着軸13に装着されている。外側の14と24は、ブロック刃でもよいし、フランジであってもよい。
図5は、本発明の第一のカッター25のブロック刃1と第二のカッター26のブロック刃9との間のギャップT2を表したものである。第一のカッター25のブロック刃1と第二のカッター26のブロック刃9との間のギャップT2は、スリット切断される薄帯状材料の厚さの3から20%の範囲が好ましく、より好ましくは5から10%の範囲である。
第一のカッター25のブロック刃1と第二のカッター26のブロック刃9との間のギャップT2が、スリット切断される薄帯状材料の3%より少なくてもスリットはできるが、クリアランスに余裕がないため、カッター刃エッジ部への応力が大きくなり、カッター刃の寿命を早めることになる。また、20%より大きいとスリット切断することができない。
第一のカッター25のブロック刃1と第二のカッター26のブロック刃9との間のギャップT2が、スリット切断される薄帯状材料の3%より少なくてもスリットはできるが、クリアランスに余裕がないため、カッター刃エッジ部への応力が大きくなり、カッター刃の寿命を早めることになる。また、20%より大きいとスリット切断することができない。
図6は、本発明のスリット切断部のブロック刃とスリット切断された薄帯状材料に発生したバリの関係を示した概念図である。第一のカッター25のブロック刃1と第二のカッター26のブロック刃9により切断された薄帯状材料31に発生したバリ43と44は、ブロック刃の方向に発生することを示している。
図7は本発明のバリ取り部の平面図である。スリット切断された薄帯状材料31は、矢印方向に搬送される。搬送速度は0.5〜10m/秒の範囲で任意に設定することができる。ピンチローラー36は装着軸37、駆動軸38を介して駆動装置41により、薄帯状材料31の搬送方向に回転している。ピンチローラー36は、薄帯状材料31の搬送と、薄帯状材料31をバリ取り具32に押し付けるために用いられる。バリ取りローラーは、装着軸34、バリ取り具32及び及び締付具33により構成され、駆動軸35を介して駆動装置41により、薄帯状材料31の搬送方向とは逆の回転をしている。回転数は100〜1,000rpmの範囲で任意に設定することができる。バリ取りローラーは薄帯状材料31の搬送方向とは逆の回転をしているので、薄帯状材料31のバリを高い精度で除去することができる。
図8は、本発明のバリ取り部の正面図である。搬送される薄帯状材料31は、ピンチローラー36により、搬送されると伴にバリ取りローラーの方向に押し付けられる。薄帯状材料31は、バリ取り具32により下面の長手側端部のバリが除去される。
図9は、バリ取り部の概念図である。スリット切断された薄帯状材料31は、片面長手両端部に発生したバリ43と44がバリ取り具32側になるように搬送されることにより、バリ43と44は、薄帯状材料31の搬送方向と逆方向に回転するバリ取り具32と接触して除去される。そのため、スリット切断された薄帯状材料の両端部は、バリがほぼ完全に除去された状態に加工することができる。
バリ取り具は、円錐を底面と平行に切断した、垂線の断面が台形のものを、中央部の断面がV字になるように組み合せて使用することができる。θはV字が形成する角度を表している。V字の角度θは110から150度の範囲が好ましい。150度より広いと、搬送時に薄帯状材料の傾きによっては削り取られたバリが薄帯状材料表面に再付着し汚染したり、さらにそのまま巻き取られ表面に傷をつけてしまうことがある。110度未満であると、薄帯状材料の自重による変形を生じさせ、バリ取りの除去が十分ではなく、バリが残ってしまうことがある。バリ取り具の材質としては、セラミック製の砥石を使用することもでき、超硬合金、高速度鋼、ハイス材等の高硬度のものに凹凸をつけたものを使用することができる。
図10は、表面に凹凸を有するバリ取り具の正面図である。(a)は上記の高硬度の材質の表面に、放射状の直線の凹凸を有するバリ取り具であり、(b)は上記の高硬度の材質の表面に、放射状の曲線の凹凸を有するバリ取り具である。
バリ取り具の回転方向は、削り取られたバリが、バリ取り具の外に脱落する方向、すなわち、正面図の上部が紙面の手前方向を通過して下部に回転する方向が好ましい。
バリ取り具の回転方向は、削り取られたバリが、バリ取り具の外に脱落する方向、すなわち、正面図の上部が紙面の手前方向を通過して下部に回転する方向が好ましい。
本発明の薄帯状材料のスリット切断とバリ取りは、連続して行なってもよいし、スリット切断した後に巻き取りローラー巻き取り、巻き取りローラーから巻き戻しながらバリ取りを行なってもよい。
本発明のスリット加工においては、スリット加工することができる幅としては、約1ミリメートルからスリット切断することができるが、実用的な面からスリット幅としては約1〜約50ミリメートルが好ましい。
薄帯状材料の厚さとしては、約0.01〜約1.0ミリメートルに好ましく使用することができる。
本発明のスリット加工は、金属箔等の薄帯状材料のスリットに適しており、種々の薄帯状の金属材料、例えば、金、アルミニウム、希土類金属、合金、アモルファス等に適用することができる。
本発明のスリット加工により、マイクロメーター単位の精度が要求されるスリット切断をすることができる。
薄帯状材料の厚さとしては、約0.01〜約1.0ミリメートルに好ましく使用することができる。
本発明のスリット加工は、金属箔等の薄帯状材料のスリットに適しており、種々の薄帯状の金属材料、例えば、金、アルミニウム、希土類金属、合金、アモルファス等に適用することができる。
本発明のスリット加工により、マイクロメーター単位の精度が要求されるスリット切断をすることができる。
本発明のスリット加工方法及び装置は、種々の薄帯状材料、例えば、金属箔等の薄帯状材料を高い精度でスリット加工することができる。
1 ブロック刃
2 弾性スペーサーリング
3 締付具
4 締付具
5 装着軸
6 ブロック刃
7 ブロック刃又はフランジ
8 ライナー
9 ブロック刃
10 弾性スペーサーリング
11 締付具
12 締付具
13 装着軸
14 ブロック刃又はフランジ
15 ライナー
16 スペーサー
17 スペーサー
18 駆動軸
19 軸受け
20 軸受け
21 駆動装置
22 基台
23 薄帯状材料
24 ブロック刃又はフランジ
25 第一のカッター
26 第二のカッター
31 薄帯状材料
32 バリ取り具
33 締付具
34 装着軸
35 駆動軸
36 ピンチローラー
37 装着軸
38 駆動軸
39 軸受け
40 軸受け
41 駆動装置
42 基台
43 バリ
44 バリ
51 装着軸
52 スペーサーリング
53 円盤状カッター
54 回転軸
55 プーリー
56 ベルト
57 装着軸
58 スペーサーリング
59 円盤状カッター
60 回転軸
61 プーリー
62 ベルト
63 ベルト
64 ベルト
71 上部ブロック刃
72 上部スペーサーリング
73 上部支持ローラー
74 下部ブロック刃
75 下部スペーサーリング
76 下部支持ローラー
77 スプリングを用いた支柱
78 基台
81 駆動装置
82 バリ取りローラー
83 薄帯状材料の下側長手端部
84 薄帯状材料の上側長手端部
85 軸受け
86 円盤状バリ取りナイフ
2 弾性スペーサーリング
3 締付具
4 締付具
5 装着軸
6 ブロック刃
7 ブロック刃又はフランジ
8 ライナー
9 ブロック刃
10 弾性スペーサーリング
11 締付具
12 締付具
13 装着軸
14 ブロック刃又はフランジ
15 ライナー
16 スペーサー
17 スペーサー
18 駆動軸
19 軸受け
20 軸受け
21 駆動装置
22 基台
23 薄帯状材料
24 ブロック刃又はフランジ
25 第一のカッター
26 第二のカッター
31 薄帯状材料
32 バリ取り具
33 締付具
34 装着軸
35 駆動軸
36 ピンチローラー
37 装着軸
38 駆動軸
39 軸受け
40 軸受け
41 駆動装置
42 基台
43 バリ
44 バリ
51 装着軸
52 スペーサーリング
53 円盤状カッター
54 回転軸
55 プーリー
56 ベルト
57 装着軸
58 スペーサーリング
59 円盤状カッター
60 回転軸
61 プーリー
62 ベルト
63 ベルト
64 ベルト
71 上部ブロック刃
72 上部スペーサーリング
73 上部支持ローラー
74 下部ブロック刃
75 下部スペーサーリング
76 下部支持ローラー
77 スプリングを用いた支柱
78 基台
81 駆動装置
82 バリ取りローラー
83 薄帯状材料の下側長手端部
84 薄帯状材料の上側長手端部
85 軸受け
86 円盤状バリ取りナイフ
Claims (12)
- 薄帯状材料をスリット切断するスリット切断部と、スリット切断された薄帯状材料をバリ取りするバリ取り部を有する薄帯状材料のスリット加工装置において、ブロック刃と弾性スペーサーリングが交互に装着軸に同軸に配置され、弾性スペーサーリングはライナーを介して装着軸に装着され、ブロック刃と弾性スペーサーリングの外径がほぼ同一である第一と第二のカッターからなり、前記第一のカッターのブロック刃に対向する位置に第二のカッターの弾性スペーサーリングが設けられ、前記第一のカッターの弾性スペーサーリングに対向する位置に第二のカッターのブロック刃が設けられ、第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1を有するスリット切断部と、薄帯状材料と平行の回転軸を有するバリ取りローラーのバリ取り具の幅はスリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、バリ取りローラーのバリ取り具は回転軸の断面がV字型であるバリ取り部からなることを特徴とする薄帯状材料のスリット加工装置。
- 第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴とする請求項1記載の薄帯状材料のスリット加工装置。
- 第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の薄帯状材料のスリット加工装置。
- 第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工装置。
- バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工装置。
- バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工装置。
- 薄帯状材料を搬送しながらスリット切断した後にバリ取りする薄帯状材料のスリット加工方法において、ブロック刃と弾性スペーサーリングが交互に装着軸に同軸に配置され、弾性スペーサーリングはライナーを介して装着軸に装着され、ブロック刃と弾性スペーサーリングの外径がほぼ同一である第一と第二のカッターからなり、前記第一のカッターのブロック刃に対向する位置に第二のカッターの弾性スペーサーリングが設けられ、前記第一のカッターの弾性スペーサーリングに対向する位置に第二のカッターのブロック刃が設けられ、ギャップT1を有する第一のカッターと第二のカッターの間に薄帯状材料を通過させスリット切断し、該スリット切断された薄帯状材料の幅よりも広く、回転軸の断面がV字型であるバリ取り具を有するバリ取りローラーを、該スリット切断された薄帯状材料と平行の回転軸を中心に、搬送される該スリット切断された薄帯状材料の搬送方向と逆の回転をさせ、該スリット切断された薄帯状材料の長手両端部とバリ取り具とを接触させてバリ取りすることを特徴とする薄帯状材料のスリット加工方法。
- 第一のカッターと第二のカッターとの間のギャップT1がスリット切断する薄帯状材料の厚さの20から60%であることを特徴とする請求項7記載の薄帯状材料のスリット加工方法。
- 第一のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、第二のカッターの弾性スペーサーリングの幅がライナー幅に対して3から15%広く、それぞれ締め付けによりライナー幅にあわせて装着したことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の薄帯状材料のスリット加工方法。
- 第一のカッターと第二のカッターの間のギャップT2がスリット切断する薄帯状材料の厚さの3から20%であることを特徴とする請求項7から請求項9のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法。
- バリ取りローラーのバリ取り具のV字を形成する角度が110から150度の範囲であることを特徴とする請求項7から請求項10のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法。
- バリ取りローラーのバリ取り具は、表面に直線状又は曲線状の凹凸を有することを特徴とする請求項7から請求項11のいずれかに記載の薄帯状材料のスリット加工方法。
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JP2004231705A JP2006021312A (ja) | 2004-07-09 | 2004-07-09 | 薄帯状材料のスリット加工方法及び装置 |
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- 2004-07-09 JP JP2004231705A patent/JP2006021312A/ja active Pending
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