JP2003117069A - 遊技メダルの投入口 - Google Patents

遊技メダルの投入口

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JP2003117069A JP2001314661A JP2001314661A JP2003117069A JP 2003117069 A JP2003117069 A JP 2003117069A JP 2001314661 A JP2001314661 A JP 2001314661A JP 2001314661 A JP2001314661 A JP 2001314661A JP 2003117069 A JP2003117069 A JP 2003117069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導溝20に沿ってメダルを投入する場合はよ
りスムーズに投入が行え、数枚を誘導溝20に沿わせずに
メダルを投入する場合でもスムーズに投入が行える遊技
メダルの投入口を提供すること。 【解決手段】 前記誘導溝20のスリット30側の縁部24に
面取りを施すとともに、スリット30の奥行き方向の幅x
と、前記誘導溝20のスリット側最高位置から前記立設板
40の手前側の面までの幅yが、メダルの厚みtとの関係
において、t<x≦1.6tかつ、2t≦y≦2.5tの関係
を満たしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、遊技メダルの投
入口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スロットマシン等メダルを投
入して遊技を行う遊技機におけるメダル投入口として
は、メダルを通過させるスリットの手前にメダルの誘導
溝を設け、一度に大量のメダルを順次投入可能に形成さ
れたものが知られている。例えば、図3に示したような
構造のものである。これは、誘導溝20内にメダルを立て
て重ねて並べ、手前から奥に向けてメダルを押し出す
と、先頭のメダルから順次スリット30に落下していく仕
組みである。このとき、誘導溝20の奥には立設板40が設
けられているので、メダルが溝外へ飛び出すことなく、
手前のスリット30に投入されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、少量のメダル
を誘導溝に沿わせずに投入しようとする際には、スリッ
トを狙って立設板をガイドにしながら一枚ずつ投入しな
ければならないので、投入しにくいものである。この点
のみに注目すれば、スリットの幅xを十分に広くすれば
問題は解決されるが、同時に二枚以上のメダルが投入可
能な投入口とすると、メダルのカウントやメダルセレク
ターへの搬送において支障が生じ好ましくない。
【0004】さらに、誘導溝にメダルを並べて押し出す
ようにしてメダルを投入する場合にも、手前から押され
るメダルと立設板との間にメダルが挟まれて、投入途中
で入り口に詰まることがあり、これを回避するためにメ
ダルの列を揺すり込むようにしながら投入しなければな
らず、遊技者を煩わせることがままあった。そこで、各
請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の
技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、次の点にある。
【0005】(請求項1)請求項1記載の発明は、誘導
溝に沿ってメダルを投入する場合はよりスムーズに投入
が行え、数枚を誘導溝に沿わせずにメダルを投入する場
合でもスムーズに投入が行える遊技メダルの投入口を提
供しようとするものである。 (請求項2)請求項2記載の発明は、上記した請求項1
記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0006】すなわち、請求項2記載の発明は、誘導溝
に沿ってメダルを投入する場合に、スリット開口部にメ
ダルが詰まることなく、よりスムーズにメダル投入が行
える遊技メダルの投入口を提供しようとするものであ
る。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0007】すなわち、請求項3記載の発明は、誘導溝
に沿ってメダルを投入する場合に、メダルの列を手前側
で保持しやすく、よりよりスムーズにメダル投入が行え
る遊技メダルの投入口を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】(特徴点)各請求項にそ
れぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成する
ためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示
した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
【0009】なお、符号は、発明の実施の形態において
用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するもの
ではない。また、図面番号も、発明の実施の形態におい
て用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するも
のでない。 (請求項1)請求項1記載の発明は、次の点を特徴とす
る。
【0010】すなわち、請求項1記載の発明は、上方か
ら投入されたメダルが通過可能な横長のスリット30と、
該スリット30の手前側に凹部を形成してなる誘導溝20
と、前記スリット30を挟んで前記誘導溝20の対向側に形
成された立設板40を有する遊技メダルの投入口であっ
て、前記誘導溝20のスリット側の縁部24に面取りを施す
とともに、スリット30の奥行き方向の幅xと、前記誘導
溝20のスリット側最高位置から前記立設板40の手前側の
面までの幅yが、メダルの厚みtとの関係において、下
記の式関係をを満たしていることを特徴とする。
【0011】 [式1] t<x≦1.6tかつ、2t≦y≦2.5t。 本発明は、スロットマシン等のメダル遊技機に使用する
メダル投入口である。ここで、「メダル投入口」とは、
メダルを投入するスリット30と、スリット30に付属する
メダル投入に関わる部分を含めた広い意味での投入口の
ことであり、遊技機本体と別個に形成されるユニット形
式のものであっても良いし、遊技機本体と一体成形され
るものであっても良い。
【0012】誘導溝20は、メダルの表裏面を正面側にし
て複数枚重ねて並べることができる凹部であり、左右の
側壁がメダル接触面21上のメダルを支持するような形状
となっている。立設板40は、誘導溝20を遊技機の奥方向
から塞ぐように立設されていて、この立設板40の手前で
あり誘導溝20のいちばん奥が横長のスリット30となって
いる。すなわち、本発明は、メダルの表裏面を正面側に
向けてメダルを投入するように形成したメダル投入口で
ある。なお、立設板40は、誘導溝20の左右両端部の高さ
よりも高く形成した方が望ましい。
【0013】また、前記誘導溝20は、手前側からスリッ
ト30側に向かって登り傾斜となっていてもよいし、水平
に形成されていてもよい。ただし、本発明は、手前側か
らスリット30側に向かって下り傾斜となっているものに
ついては想定していない。前記誘導溝20のスリット30側
の縁部24には、面取り加工が施されている。面取りは、
前記縁部24の角を落としたものであり、C面取りであっ
てもR面取りであってもよい。この面取りがあることに
より、スリット30の奥行き方向の開口部の幅は、スリッ
ト幅xよりも広くなる。
【0014】そして、本発明は、スリット30の奥行き方
向の幅xと、前記誘導溝20のスリット側最高位置から前
記立設板40の手前側の面までの幅yが、メダルの厚みt
との関係において、[式1]の関係を満たしているもの
である。すなわち、メダルの厚みがtの場合には、前記
x及びyの値を[式1]に当てはまるように形成したメ
ダル投入口である。
【0015】ここで、「誘導溝20のスリット側最高位置
から前記立設板40の手前側の面までの幅」yとは、スリ
ット30の奥行き方向の開口部幅を意味するものである。
すなわち、「誘導溝20のスリット側最高位置」とは、誘
導溝20が手前側からスリット30側に向かって登り傾斜と
なっている場合にはその頂点P(図8(A)参照)、誘
導溝20が水平になっている場合には面取りの端部P’
(図8(B)参照)を指し、このP点又はP’点と、立
設板40までの長さを示す。換言すれば、スリット幅x
と、前記yとの差の長さが、縁部24に施される面取りの
R径又はC値となるものである。
【0016】本発明によれば、スリット幅xがメダル1.
6枚の厚みに満たないので、メダルが2枚一度にスリッ
ト30に入り込むことはない。また、誘導溝20のスリット
側最高位置から前記立設板40の手前側の面までの幅y
(以下開口部幅yという)はメダル2枚の厚みよりも広
く形成されているとともに、誘導溝20の縁部24に面取り
が施してあるので、2〜3枚のメダルをスリット30の上
から落下させたときに上方から投入したメダルがスリッ
ト30にきっちり入らなくても、面取りの斜面に沿ってス
リット30内に落下することができる。さらに、開口部幅
yは、メダル2.5枚の厚みに満たないので、メダルを誘
導溝20に沿わせて投入する際、最初のメダルがスリット
30に落下する前に次のメダルが面取りの斜面に沿って下
降することによりスリット30の入り口でメダルが詰まる
ことはない。
【0017】(請求項2)請求項2記載の発明は、上記
した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴
とする。すなわち、請求項2記載の発明は、前記面取り
をR面取りとしたことを特徴とする。
【0018】本発明は、誘導溝20の縁部24に施される面
取りをR面としたものである。本発明によれば、縁部24
は手前側ほど水平に近く、スリット30側ほど垂直に近く
なる。すなわち、縁部24の手前側はスリット30に落下い
にくく、縁部24の奥側ほどスリット30に落下しやすい構
成とすることができる。 (請求項3)請求項3記載の発明は、上記した請求項1
又は2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とす
る。
【0019】すなわち、請求項3記載の発明は、前記誘
導溝20は、手前側からスリット30側に向かって登り傾斜
となっていることを特徴とする。本発明は、誘導溝20の
縦断面を図1に示すように形成したものである。本発明
によれば、誘導溝20内にメダルを重ねて並べたときに、
奥側すなわちスリット30側にメダルが倒れることはな
い。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を、図
面に基づき説明する。 (図面の説明)図1乃至図4は、本発明の実施の形態を
示すものである。図1は、メダル投入口の断面図であ
る。図2及び図3は、面取り部分の拡大図である。図4
は、メダル投入口を示す斜視図である。図5及び図6
は、図2及び図3に対する比較例を示す図である。
【0021】(メダル投入口10)メダル投入口10は、図
1に示すように、遊技機に固定されるベース11と、ベー
ス11に手前側から奥行き方向に設けられた断面略U字状
の誘導溝20と、誘導溝20を奥側から塞ぐ半円形の立設板
40と、前記誘導溝20の奥端部であって立設板40の手前に
設けられた横長のスリット30とから構成されている。
【0022】ベース11は、誘導溝20及びスリット30及び
立設板40を備え、メダル投入口10を遊技機に固定するた
めのものである。具体的には、特に図示しないが、例え
ばスロットマシンの操作部の上面に取り付け穴を設け、
そこにメダル投入口10を嵌め込んで、ねじ等により固定
するものである。誘導溝20は、図4(A)示すように、
ベース11に設けられた断面略U字形状の凹部であり、遊
技メダルをスリット30に誘導するためのものである。す
なわち、この凹部にメダルを複数枚重ねて並べることが
できるようになっている。
【0023】また、図1に示すように、誘導溝20のメダ
ル接触面21は、手前から奥行き方向にかけて上向きに傾
斜している。このように形成することにより、並べたメ
ダルが前方に倒れることなく、メダルの列を手前側から
奥方向に指で押すことにより、メダルがスリット30の方
に移動するものである。この誘導溝20の奥端部に、メダ
ルを上方から投入し通過させることができる横長のスリ
ット30が形成されている。このスリット30の幅xは、図
2に示すように、メダル一枚の厚みtよりも広く、メダ
ル二枚の厚み2tよりは狭いものとなっており、メダル
が一枚ずつ余裕を持って投入可能となっている。なお、
さらに詳しくは、[式2]とするのが望ましいが、これ
については後述する。
【0024】[式2] t<x≦1.6t また、スリット30の誘導溝20側の縁部24には、面取り加
工が施されている。この面取りは、図2に示したように
R面取りであってもよいし、図3に示したようにC面取
りとしてもよい。そして、面取りが施されていることに
より、スリット30の開口部分は、スリット幅xよりも若
干広くなっている。すなわち、図2に示すように、前記
縁部24の頂点と、前記立設板40との距離yは、メダル二
枚の厚み2tよりも広く、メダル三枚の厚み3tよりも
狭く形成されている。なお、さらに詳しくは、[式3]
とするのが望ましいが、これについても後述する。
【0025】[式3] 2t≦y≦2.5t ところで、以上のように形成することにより、望ましい
縁部24の面取り径r又はC面取りの値(y−x)は、0.
4t以上1.5t以下となる。立設板40は、ベース11から立
設された半円形の板であり、スリット30を挟んで誘導溝
20の対向側に位置し、誘導溝20を奥側から塞ぐ形となっ
ている。
【0026】(メダルの投入)次に、本発明に係るメダ
ル投入口10にメダルを投入する場合について、図2に基
づき説明する。まず、大量のメダルを一度に投入する場
合には、誘導溝20にメダルを重ねて並べ、手前からメダ
ルを押し出すようにすれば、メダルはスリット30に順次
落下していく。
【0027】このとき、誘導溝20の縁部24には面取りが
施してあるので、先端のメダルM1がスムーズに落ちて
いくのを補助するものとなる。すなわち、面取りにより
スリット30の開口部幅yが広くなっていると共に、先に
縁部24にさしかかるメダルM1が、縁部24の面取り斜面
に沿って下方にずれることにより、隣接する手前のメダ
ルM2と離れやすくなるからである。従って、メダルの
列を揺さぶるようにして押し出す必要はなく、メダル投
入の動作をスムーズに行うことができる。
【0028】この点につき、さらに詳述する。例えば図
2に示すように、x=1.5t、y=2.5tとすると、面取
り径r=tとなる。この場合には、一枚目のメダルM1
の底部(誘導溝20のメダル接触面21に接触している部
分)が面取り斜面を下がりきってスリット30内に落下す
るときまで、二枚目のメダルM2は頂点Pの位置をほぼ
保ったままとなる。すなわち、二枚目のメダルが面取り
斜面を下がり始めるときには、一枚目のメダルM1は完
全に支えを失っているので、スリット30内を落下してゆ
く。従って、スリット30の開口部分(開口部幅yで示し
た部分)にメダルが二枚嵌り込んで詰まるということは
ない。
【0029】また図3は、x=1.5t、y=2.5tとし、
面取りC=tとなるよう形成したものであるが、この場
合にも、図2に示した場合と同様に、一枚目のメダルM
1の底部が面取り斜面を下がりきってスリット30内に落
下するときまで、二枚目のメダルM2は頂点Pの位置を
ほぼ保ったままとなるので、スリット30の開口部分にメ
ダルが二枚嵌り込んで詰まるということはない。
【0030】なお、図2に示すように、縁部24の面取り
がR面取りである場合には、頂点Pの付近では傾斜が水
平に近く、スリット30の付近ほど垂直に近くなる。その
ため、スリット30の手前側(図2によれば左側)からメ
ダルの列を押したとき、メダルM2が前方(図2によれ
ば右側)に押し出される割合よりも、メダルM1が下方
にずれる割合の方が大きい。従って、y−xの値が同じ
場合には、C面取りよりもR面取りの方が、よりメダル
詰まりを回避しやすいものとなる。
【0031】一方、図5及び図6は、図2及び図3の比
較例であり、スリット30の幅xと、縁部24の頂点と前記
立設板40との距離yが、[式1]に示した範囲でない場
合の一例を示している。例えば、x=1.5t、y’=3.5
tとした場合には、r=2t、C=2tとなるが、一枚
目のメダルM1の底部が面取り斜面を下がりきってスリ
ット30内に落下するときには、二枚目のメダルM2がす
でに面取り斜面を下がり始めている。この状態だと、メ
ダルを押す力の具合によっては、二点鎖線示したよう
に、メダルM1とM2がスリット30の開口上部で詰まっ
てしまうことが起こりやすいのである。
【0032】なお、スリット30の幅xと、縁部24の頂点
と前記立設板40との距離yが、[式1]に示した範囲で
ない場合であって、r又はC値が0.4t以下となる場合
には、特に図示しないが、スリット30の開口上部でのメ
ダル詰まりは無くなるものの、開口部幅yが狭くなるの
で、少量のメダルを誘導溝20に沿わせないで投入すると
きに入れ難いものとなる。
【0033】次に、数枚のメダルを投入する場合につい
て述べる。この場合には、特に図示しないが、例えば、
2、3枚程度のメダルをスリット30の上方からぱらぱら
と落下させるだけでも、メダルが入り口に挟まったり誘
導溝20から転がり出たりすることなく、投入することが
できる。すなわち、縁部24の面取りにより開口部幅yが
メダル二枚分の厚みよりも広くなっているので、スリッ
ト30の溝を狙ってメダルを落とし込まなくても、面取り
の斜面をメダルが滑り落ち、スリット30内に入るからで
ある。一方、スリット30の幅xは、メダル2枚は入らな
いので、スリット内にメダルが詰まることはない。
【0034】このように、誘導溝20にメダルを沿わせな
がら投入する場合でも、誘導溝20にメダルを沿わせない
で投入する場合でも、いずれの場合もメダルの投入をス
ムーズに行うことができるのである。なお、図4(B)
に示すように、誘導溝20の右側端部22を低く形成するこ
とにより、誘導溝20にメダルを沿わせないで投入する場
合には、より投入しやすくすることができる。すなわ
ち、スリット30をねらってメダルを真上から落とし込む
必要が無く、右方向から投入できるので(通常メダル投
入口は遊技機の右側に設けてあり、一般的に遊技者は右
手でメダルを投入することを想定している)、投入作業
が楽になるものである。
【0035】
【実施例】次に、実際にメダルの投入を行った感応テス
トの結果に基づき、前述した好適なx値及びy値([式
2]及び[式3]に示した値)の根拠を述べる。図7
は、メダル投入感応テストの結果を示した表である。テ
ストは、スリット幅x及び開口部幅yの値をそれぞれ異
なる値に形成したメダル投入口を用いて、スムーズな連
続投入及びメダル詰まりの有無を調べたものである。
【0036】具体的には、スリット幅xがメダルの厚さ
tの1.1倍、1.6倍、1.8倍である場合に、開口部幅yが
tの1.8倍、2.0倍、2.2倍、2.5倍、2.7倍であるメダル
投入口10をそれぞれ用いて、誘導溝20にメダルを沿わせ
ながら連続投入した場合の投入のスムーズ感と、誘導溝
20にメダルを沿わせないで100枚投入したときにメダ
ルが詰まった回数を調査した。
【0037】表中、スムーズな投入に関しては、スムー
ズに連続投入できると感じられた場合には○、ややスム
ーズに連続投入できると感じられた場合には△、連続投
入しにくいと感じられた場合には×としたものである。
また、メダル詰まりに関しては、100枚投入でメダル
詰まり無しの場合には○、一回程度詰まる場合には△、
2、3回詰まる場合には×としたものである。
【0038】その結果、表に示すとおり、スリット幅x
がメダルの厚さtの1.1倍又は1.6倍の場合であって、開
口部幅yがメダルの厚さtの2.0倍又は2.2倍又は2.5倍
のときに、スムーズな投入感を得られ、かつ、メダル詰
まりもないということが判明した。なお、R面取りとし
た場合も、C面取りとした場合も、ほとんど同様の結果
が得られた。
【0039】以上より、スリット幅xは[式2]に示し
た値とし、開口部幅yは[式3]に示した値とするのが
最も好ましいという結論に達したものである。
【0040】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ので、以下に記載されるような効果を奏する。 (請求項1)請求項1記載の発明によれば、次のような
効果を奏する。
【0041】すなわち、請求項1記載の発明によれば、
誘導溝に沿ってメダルを投入する場合はよりスムーズに
投入が行え、数枚を誘導溝に沿わせずにメダルを投入す
る場合でもスムーズに投入が行える遊技メダルの投入口
を提供することができる。 (請求項2)請求項2記載の発明によれば、上記した請
求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏す
る。
【0042】すなわち、請求項2記載の発明によれば、
誘導溝に沿ってメダルを投入する場合に、スリット開口
部にメダルが詰まることなく、よりスムーズにメダル投
入が行える遊技メダルの投入口を提供することができ
る。 (請求項3)請求項3記載の発明によれば、上記した請
求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のよう
な効果を奏する。
【0043】すなわち、請求項3記載の発明によれば、
誘導溝に沿ってメダルを投入する場合に、メダルの列を
手前側で保持しやすく、よりよりスムーズにメダル投入
が行える遊技メダルの投入口を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であって、メダル投入口の
断面図である。
【図2】本発明の実施の形態であって、メダル投入口の
面取り部分の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態であって、メダル投入口の
面取り部分の拡大断面図である。
【図4】本発明の実施の形態であって、メダル投入口を
示す斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態との比較例であって、メダ
ル投入口の面取り部分の拡大断面図である。
【図6】本発明の実施の形態との比較例であって、メダ
ル投入口の面取り部分の拡大断面図である。
【図7】本発明の実施例であって、メダル投入に関する
感応テスト結果を示す表である。
【図8】スリット幅xと開口部幅yの説明図である。
【符号の説明】
10 メダル投入口 11 ベース 20 誘導溝 21 メダル接触
面 22 右側端部 24 縁部 30 スリット 40 立設板 x スリット幅 y 開口部幅 P 頂点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方から投入されたメダルが通過可能な
    横長のスリットと、 該スリットの手前側に凹部を形成してなる誘導溝と、 前記スリットを挟んで前記誘導溝の対向側に形成された
    立設板を有する遊技メダルの投入口であって、 前記誘導溝のスリット側の縁部に面取りを施すととも
    に、 スリットの奥行き方向の幅xと、前記誘導溝のスリット
    側最高位置から前記立設板の手前側の面までの幅yが、
    メダルの厚みtとの関係において、下記の式関係を満た
    していることを特徴とする遊技メダルの投入口。 [式1] t<x≦1.6tかつ、2t≦y≦2.5t
  2. 【請求項2】 前記面取りをR面取りとした請求項1記
    載の遊技メダルの投入口。
  3. 【請求項3】 前記誘導溝は、手前側からスリット側に
    向かって登り傾斜となっていることを特徴とする請求項
    1又は2記載の遊技メダルの投入口。
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