JP2003113261A - 燃料電池用イオン伝導性高分子膜並びにそれを用いた燃料電池 - Google Patents
燃料電池用イオン伝導性高分子膜並びにそれを用いた燃料電池Info
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Abstract
オン伝導性高分子膜およびそれを用いた燃料電池を提供
すること。 【解決手段】 イオン交換基を有する高分子物質(イ)
と、高分子物質(ロ)からなる繊維または布を含む複合
化物からなるイオン伝導性高分子膜。前記の高分子物質
(イ)が、下記一般式(α)の繰り返し単位を含むプロ
トン酸基含有ポリアミドである、前記のイオン伝導性高
分子膜は、好ましい態様である。 【化1】 (P、Qは、芳香族環又は脂肪族環であって、脂肪族環
の少なくとも一つはシクロヘキサン環又はノルボルナン
環であり、X、Yはスルホン酸基、カルボン酸基、リン
酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
り、a、bは0以上の整数で、a+bは1以上。)
Description
エーテルなどを燃料に用いる燃料電池などに好適なイオ
ン伝導性高分子膜およびそれを用いた燃料電池に関す
る。さらに詳しくは、イオン交換基を有する高分子物質
(イ)と、高分子物質(ロ)からなる繊維又は布を含む
複合化物からなる燃料電池用イオン伝導性高分子膜、お
よびそれを用いた燃料電池に関する。
電あるいは発電素子が社会で強く求められてきている。
燃料電池もその1つとして注目されており、低公害、高
効率という特徴から最も期待される発電素子である。燃
料電池とは、水素やメタノールなどの燃料を酸素または
空気を用いて電気化学的に酸化することにより、燃料の
化学エネルギーを電気エネルギーに変換して取り出すも
のである。
類によってりん酸型、溶融炭酸塩型、固体酸化物型およ
び高分子電解質型に分類される。りん酸型燃料電池は、
すでに電力用に実用化されている。しかし、りん酸型燃
料電池は高温(200℃前後)で作用させる必要があ
り、そのため起動時間が長く、システムの小型化が困難
であり、またりん酸のプロトン伝導度が低いために大き
な電流を取り出せないという欠点を有していた。
度が最高で約80〜100℃程度である。また用いる電
解質膜を薄くすることによって燃料電池内の内部抵抗を
低減できるため高電流で操作でき、それによって小型化
が可能である。このような利点から高分子型燃料電池の
研究が盛んになってきている。
質膜には、燃料電池の電極反応に関与するプロトンにつ
いて高いイオン伝導性が要求される。このようなイオン
伝導性高分子電解質膜材料として、超強酸基含有フッ素
系高分子が知られている。
素系の高分子であるために、非常に高価であるという問
題を抱えている。また、これらの高分子はそのガラス転
移温度が低いために、操作温度である100℃前後での
水分保持が十分でないために高いイオン伝導度を活かし
きれず、イオン伝導度が急激に低下し電池として作用で
きなくなるという問題があった。
マーにカルボン酸基、スルホン酸基、リン酸基から選ば
れるイオンに解離し得る残基を持たせることが特表平8
―504293に記載されているが、ポリマー骨格やイ
オン伝導度については具体的に記載されていない。
は、Ajit K. Chaudhuri, Journal of Polymer Science:
Polymer Chemistry Edition, Vol.18, 2949-2958 (198
0)、E. J. Vandenberg, Journal of Polymer Science:
Part A: Polymer Chemistry, Vol.27, 3745-3757 (198
9)、 J. C. Salamone, Polym. Prepr. 30(1), 281-282
(1989)、 Y. K. Dai, Journal of Polymer Science: Pa
rt A: Polymer Chemistry, Vol.32, 397-400 (1994)、
Evan Y. Chu, Journal of Polymer Science: Part B: P
olymer Physics, Vol.33, 71-75 (1995)、 R. Tirasiri
chai, Polym. Prepr. Vol.38, 838-839 (1997), 特許第
2745381号によって知られているが、これらには
自立膜形成能があることやイオン伝導性を示すことは示
唆されていない。
来技術が持つ問題を解決しようとしたものである。すな
わち、本発明は、イオン伝導性が高く耐熱性に優れた、
イオン伝導性高分子膜およびそれを用いた燃料電池を提
供することを目的としている。
を有する高分子物質(イ)と、高分子物質(ロ)からな
る繊維または布を含む複合化物からなるイオン伝導性高
分子膜を提供する。
が、下記一般式(α)で表わされる繰り返し単位を含む
プロトン酸基含有ポリアミドを含む前記のイオン伝導性
高分子膜は、本発明の好ましい態様である。
からなる基であって、脂肪族環の少なくとも一つはシク
ロヘキサン環またはノルボルナン環からなる基であり、
XおよびYはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸基、
リン酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基
であり、aおよびbは0以上の整数であり、少なくとも
a+bは1以上である。)
位が、PおよびQがともに芳香族環からなる基である下
記一般式(I)で表わされる繰り返し単位である前記の
イオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様であ
る。
びYはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸
基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
り、aおよびbは0以上の整数であり、少なくともa+
bは1以上である。)
おいて、Aがフェニレン基またはビフェニル基であり、
Bがフェニレン基である、下記式(II)、(III)およ
び/または(IV)で表わされる繰り返し単位である前記
のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様であ
る。
の整数で、かつ1≦x+y≦8であり、式中のNH基以
外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいは
ハロゲンで置換されていてもよい。)
の整数で、かつ1≦x+y≦8である。また、式中のN
H基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あ
るいはハロゲンで置換されていてもよい。)
カルボン酸基、リン酸基、スルホンイミド基から選ばれ
るプロトン酸基であり、x、yおよびzはそれぞれ1〜
4の整数であり、かつ1≦x+y+z≦12である。式
中のNH基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水
素基あるいはハロゲンで置換されていてもよい。)
単位におけるX、YおよびZが、スルホン酸基である前
記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様で
ある。
び/またはzが、1である前記のイオン伝導性高分子膜
は、本発明の好ましい態様である。
下記の繰返し単位から選ばれた少なくとも一つである前
記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様で
ある。
位が、PおよびQの少なくとも1つがシクロヘキサン環
からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ばれ
た基である下記一般式(V)で表わされる繰り返し単位
である前記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好まし
い態様である。
たは脂肪族環からなる基であり、その少なくとも1つは
シクロヘキサン環からなる基またはノルボルナン環から
なる基から選ばれた基であり、XおよびYはそれぞれ、
スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基、スルホンイミ
ド基から選ばれるプロトン酸基であり、aおよびbは0
以上の整数であり、少なくともa+bは1以上であ
る。)
が、下記式(VI)および/または(VII)で表わされる
繰り返し単位である前記のイオン伝導性高分子膜は、本
発明の好ましい態様である。
環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ば
れた基であり、xおよびyは1〜4の整数であり、かつ
1≦x+y≦8であって、式中のNH基以外の水素はア
ルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置
換されていてもよい。)
環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ば
れた基であり、Zはスルホン酸基、カルボン酸基、リン
酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
り、x、yおよびzは1〜4の整数で、かつ1≦x+y
+z≦12であり、式中のNH基以外の水素はアルキル
基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置換され
ていてもよい。)
単位のX、YおよびZが、スルホン酸基である前記のイ
オン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様である。
およびzが1である前記のイオン伝導性高分子膜は、本
発明の好ましい態様である。
が、下記の繰り返し単位から選ばれた少なくとも一つで
ある前記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい
態様である。
し単位を少なくとも2種含む重合体であることを特徴と
する前記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい
態様である。
0重量%以上含む前記のイオン伝導性高分子膜は、本発
明の好ましい態様である。
前記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様
である。
記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態様で
ある。
る前記のイオン伝導性高分子膜は、本発明の好ましい態
様である。
用いた燃料電池を提供する。
明する。本発明は、優れた性能を有するイオン伝導性高
分子膜並びにこのイオン伝導性高分子膜を用いた燃料電
池を提供するものである。
いて説明する。本発明のイオン伝導性高分子膜は、イオ
ン交換基を有する高分子物質(イ)と、高分子物質
(ロ)からなる繊維または布を含む複合化物からなるイ
オン伝導性高分子膜である。
ては、イオン交換基を含有し、製膜が可能な高分子物質
であることが必要である。イオン交換基の好適な例とし
て、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基、スルホン
イミド基などのプロトン酸基を挙げることができる。中
でもスルホン酸基が好ましい。
して、プロトン酸基を含有するポリアミドを挙げること
ができる。プロトン酸基含有ポリアミドとして、下記式
(α)で表わされる繰り返し単位を含むポリアミドを挙
げることができる。
ある。脂肪族環であるときは、その少なくとも一つはシ
クロヘキサン環またはノルボルナン環である。Xおよび
Yはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸
基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
る。aおよびbは0以上の整数であり、少なくともa+
bは1以上である。
基、ビフェニル基、が好ましい。
サン環またはノルボルナン環よりなる基を挙げることが
できる。
好ましいものとして、下記式(I)および/または
(V)で表わされる繰り返し単位を挙げることができ
る。
のとおりである。
り、XおよびYはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸
基、リン酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン
酸基である。また、aおよびbは0以上の整数であり、
少なくともa+bは1以上である。式中のNH基以外の
水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロ
ゲンで置換されていてもよい。
が、Aとしては、フェニレン基またはビフェニル基が好
ましく、Bとしてはフェニレン基が好ましい。Aおよび
Bのフェニレン基またはビフェニル基の水素はアルキル
基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置換され
ていてもよい。
ルボン酸基、リン酸基、スルホンイミド基から選ばれる
プロトン酸基であることが好ましいが、中でもスルホン
酸であることがより好ましい。
が、Aがフェニレン基またはビフェニル基であり、Bが
フェニレン基である下記式(II)、(III)および(I
V)で表わされる繰り返し単位は、式(I)で表わされる
繰り返し単位の好ましい例である。
4の整数で、かつ1≦x+y≦8であり、式中のNH基
以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるい
はハロゲンで置換されていてもよい。
4の整数で、かつ1≦x+y≦8である。また、式中の
NH基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基
あるいはハロゲンで置換されていてもよい。
基、カルボン酸基、リン酸基、スルホンイミド基から選
ばれるプロトン酸基であり、x、yおよびzはそれぞれ
1〜4の整数であり、かつ1≦x+y+z≦12であ
る。式中のNH基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化
炭化水素基あるいはハロゲンで置換されていてもよい。
単位において、X、YおよびZが、スルホン酸基である
プロトン酸基含有ポリアミドは、本発明のイオン交換基
を有する高分子物質(イ)の好ましい例である。
単位において、xおよび/またはzが、1であるプロト
ン酸基含有ポリアミドは、本発明のイオン交換基を有す
る高分子物質(イ)の好ましい例である。
下記のとおりである。
環からなる基であって、その少なくとも1つはシクロヘ
キサン環からなる基あるいはノルボルナン環からなる基
である。中でも、Dがシクロヘキサン環からなる基ある
いはノルボルナン環からなる基であり、Eがフェニレン
基またはビフェニル基であることが好ましい。Eおよび
Dのシクロヘキサン環からなる基、ノルボルナン環から
なる基、フェニレン基またはビフェニル基の水素はアル
キル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置換
されていてもよい。
ルボン酸基、リン酸基、スルホンイミド基であることが
好ましく、さらに好ましくはスルホン酸であることがよ
り望ましい。
少なくともa+bは1以上である。式中のNH基以外の
水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロ
ゲンで置換されていてもよい。
いて、Dがシクロヘキサン環からなる基である下記式
(VI)または(VII)で表わされる繰返し単位は、式
(V)で表わされる繰返し単位の好ましい例である。
ン環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選
ばれた基であり、xおよびyは1〜4の整数であり、か
つ1≦x+y≦8であって、式中のNH基以外の水素は
アルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで
置換されていてもよい。
ン環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選
ばれた基であり、Zはスルホン酸基、カルボン酸基、リ
ン酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基で
あり、x、yおよびzは1〜4の整数で、かつ1≦x+
y+z≦12であり、式中のNH基以外の水素はアルキ
ル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置換さ
れていてもよい。
位において、X、YおよびZがスルホン酸基であるプロ
トン酸基含有ポリアミドは、本発明のイオン交換基を有
する高分子物質(イ)の好ましい例である。
繰り返し単位において、xおよびzが1であるプロトン
酸基含有ポリアミドは、本発明のイオン交換基を有する
高分子物質(イ)の好ましい例である。
ける式(I)で表わされる繰り返し単位の好適な具体例
として、下記の(a)〜(v)などを挙げることができ
る。
(d)、(g)、(h)、(j)、(k)、(m)、
(o)、(p)、(q)が好ましい。さらに(a)、
(d)、(g)、(j)、(m)、(p)がより好まし
い。
(V)で表わされる繰返し単位の好適な例として、下記
(1)〜(28)などを挙げることができる。
(3)、(5)、(6)、(9)、(11)、(1
3)、(15)、(17)、(19)、(20)、(2
3)、(24)、(25)、(26)、(27)、(2
8)が好ましい。さらに(1)、(5)、(9)、(1
3)、(17)、(20)、(23)、(24)、(2
5)、(26)、(27)、(28)がより好ましい。
(イ)、好ましくはプロトン酸基含有ポリアミドの分子
量は、重量分子量で1000〜100万であることが好
ましく、1万〜50万であることがさらに好ましい。
(イ)として好適なプロトン酸基含有ポリアミドは、前
記式(I)で表わされる繰り返し単位および/または前
記式(V)で表わされる繰り返し単位から選ばれた2種
以上の繰り返し単位を含むものであってもよい。
分子物質(イ)として好適なプロトン酸基含有ポリアミ
ドは以下のようにして合成できるが、これらの方法や条
件に限定されるものではない。
を重縮合する方法として窒素雰囲気下のフラスコにプロ
トン酸基を含有したジアミン化合物、塩化リチウム、例
えばジメチルアセトアミドなどの溶媒を入れ、100℃
程度に加熱してジアミン化合物および塩化リチウムを溶
解させる。その後フラスコを冷却し、攪拌しながらジク
ロロホルミル化合物の溶媒溶液を滴下し加え室温で1晩
反応させる。
し、ろ過、乾燥を行い、目的物であるポリアミドを得る
(E.J.Vandenbergらの文献、Journ
alof Polymer Science:Part
A:Polymer Chemistry,Vol.2
7,1989、J.C.Salamoneらの文献、P
olym.Prepr.,30(1),1989な
ど)。
スルホン酸基を含有するジアミン化合物が溶解する溶媒
が好ましく、ジメチルアセトアミドやジメチルスルホキ
シドが一般に用いられる。また、反応溶液の濃度、反応
時間などは使用する原料によって異なるが、一般的には
5wt%〜80wt%程度の濃度で、30分〜50時間
程度反応させれば十分である。
のプロトン酸基と塩を形成させておくと重合度が向上す
ることが知られている(E.J.Vandenberg
らの文献、Journal of Polymer Sc
ience:Part A:Polymer Chemi
stry,Vol.27,1989)が、γ―ピコリン
などのピリジン誘導体やその他のプロトン酸と塩を形成
する化合物を使用することもできる。
たような以下の方法でも合成することができる。すなわ
ち、亜りん酸エステルとピリジンまたはその誘導体の存
在下においてジアミン化合物とジスルホン酸化合物を重
縮合させる方法で、このときジアミン化合物あるいはジ
スルホン酸化合物のいずれかにプロトン酸基が含まれて
いる。
から合成する方法の他に、ポリアミドを合成した後に例
えば発煙硫酸などでスルホン酸基を導入しても良い。
一種で使用しても、複数種を共重合して使用しても良
い。また、他のポリマーとの共重合体として使用するこ
とも可能である。共重合するポリマーは特に限定されな
いが、例えば、ポリテトラフルオロエチレン、ポリトリ
フルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリアミドなどが挙
げられる。これらのポリマーがプロトン酸基を有してい
ることがより好ましい。
明のプロトン酸含有のポリアミドは10モル%以上含ま
れることが好ましく、25モル%以上がより好ましい。
本発明のプロトン酸含有ポリアミドが少な過ぎるとイオ
ン伝導度を十分に発揮できない。また、本発明のプロト
ン酸基含有ポリアミドは親水性が高いため、他のポリマ
ーと共重合させると高温での耐水性が高くなる傾向にあ
る。
ミドは、合成した後に複数種を混合してイオン交換基を
含む高分子物質(イ)に用いることもできる。
たは布において、繊維とはフィラメント、ファイバー、
パルプなどの繊維状物をいい、布とは織布、編布、不織
布、フェルトなどの布状物をいう。
(イ)と、高分子物質(ロ)からなる繊維または布を含
む複合化物とは、イオン交換基を含む高分子物質(イ)
と高分子物質(ロ)からなる繊維または布を主たる構成
成分として、高分子物質(イ)と高分子物質(ロ)から
なる繊維または布が混合されているものをいう。
それと高分子物質(ロ)とからなる複合化物中に10重
量%以上含まれていることが好ましく、25重量%以上
がより好ましい。
質(ロ)は、それよりなる繊維または布が、イオン交換
基を含む高分子物質(イ)と混合されうるものであれば
特に限定なく使用することができる。
ポリエチレンなどの炭化水素樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート
(PPT)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)な
どのポリエステル、ポリテトラフルオロエチレン、ポリ
トリフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩
化ビニルなどのハロゲン化炭化水素、ポリアクリル酸、
ポリスチレンなどのポリビニル樹脂、ポリイミド、ナイ
ロンなどのポリアミド、ケブラー(商品名、デュポン社
製)、コーネックス(商品名、帝人(株)製)などのア
ラミド樹脂、ポリエーテルエーテルケトン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルスルホンなどのエンジニアリング樹脂
が挙げられる。
ド樹脂が好ましく使用される。特にはアラミド樹脂が好
ましい。これらは、単独で使用してもいいし、2種以上
を混合して使用してもよい。
たは布は、表面をプラズマ加工したり、イオン交換基を
導入して改質して用いることができる。
(イ)と、高分子物質(ロ)からなる繊維または布を含
む複合化物を得る方法についてはイオン交換基を含む高
分子物質(イ)の溶液中への繊維の分散や、高分子物質
(ロ)からなる布へイオン交換基を含む高分子物質
(イ)を含浸する方法などを例示することができる。
液を得るのに用いる溶媒は、特に限定されないが、具体
的には、ジメチルアセトアミド、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、ジ
メチルイミダゾリジノン、炭酸プロピレンなどの極性溶
媒が望ましく、また、これらの混合物であってもよい。
溶解温度は特に限定されることはなく、室温下でも、加
熱下でもよい。イオン交換基を含む高分子物質(イ)の
溶液化にあたり、必要に応じて他の高分子物質を組み合
わせて用いることも可能である。
て、プロトン酸基含有ポリアミドを用いた場合、複合化
されたプロトン酸基含有ポリアミドは、耐熱性に優れ、
かつ化学的に安定で通常の保存状態で劣化することもな
い。さらにこのような複合化プロトン酸基含有ポリアミ
ドは物理的にも強度が高いという特性を有している。
として十分な膜強度と優れた性能を示す。ここでいう十
分な膜強度とは支持体なしで自立膜を形成できることで
あり、イオン伝導とは、電場下でイオンが移動して電流
が流れる現象(化学大辞典による)であり、イオン伝導
性高分子膜とはそのような性質を示す組成物および高分
子膜のことを意味している。
分子膜の製造方法としては、イオン交換基を含む高分子
物質(イ)の溶液に高分子物質(ロ)からなる繊維を分
散し、該溶液をガラスプレート上に塗布して、脱溶媒し
て膜を得るか、直接加熱・加圧することにより膜を得る
方法、または高分子物質(ロ)からなる布にイオン交換
基を含む高分子物質(イ)の溶液を含浸し、そのまま加
熱乾燥・加圧する方法などが挙げられる。
極との一体膜として作製することも出来る。例えば本発
明の複合化物から得られた膜と本発明のイオン交換基を
含む高分子物質(イ)の溶液と電極剤を混合した溶液か
ら得られる電極膜の間に少量の高分子物質(イ)の溶液
を薄く塗り張り合わせ、溶媒を蒸発させることで電極と
接着して得ることが出来る。このような電極と一体化し
た膜は、電極と電解質であるイオン伝導性膜間の界面抵
抗を小さくできるため、燃料電池に用いた場合に低抵抗
の電池を提供しうる。このとき用いられる溶媒には上記
の高分子物質(イ)の溶解に用いた溶媒が好適に適用で
きる。
含有する組成物を電解質や電極の結着剤に使用している
ため、耐久性に優れた、低抵抗で高電流操作可能な燃料
電池を得ることができる。
に説明する。本発明の燃料電池はイオン伝導性を有する
高分子膜とこの両側に接触して配置される正極および負
極から構成される。燃料の水素は負極において電気化学
的に酸化されて、プロトンと電子を生成する。このプロ
トンは高分子電解質膜内を酸素が供給される正極に移動
する。一方、負極で生成した電子は電池に接続された負
荷を通り、正極に流れ、正極においてプロトンと酸素と
電子が反応して水を生成する。
結着剤および触媒から成っている。導電材としては、電
気伝導性物質であればいずれのものでもよく、各種金属
や炭素材料などが挙げられる。例えばアセチレンブラッ
ク等のカーボンブラック、活性炭および黒鉛等が挙げら
れ、これらが単独あるいは混合して使用される。
のが好ましいが、他の各種樹脂を用いることもできる。
その場合、各種樹脂は撥水性を有するフッ素樹脂が好ま
しい。さらに、プロトン酸基を有する樹脂であることが
より好ましい。フッ素樹脂の中でも融点が400℃以下
のものがより好ましく、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、テロラフルオロエチレンーパーフルオロアルキル
ビニルエーテル共重合体などが挙げられる。
酸素の還元反応を促進する金属であれば特には限定され
ないが、例えば鉛、鉄、マンガン、コバルト、クロム、
ガリウム、バナジウム、タングステン、ルテニウム、イ
リジウム、パラジウム、白金、ロジウムまたはそれらの
合金が挙げられる。
に具体的に説明するが、本発明は、これらの実施例によ
り何等限定されるものではない。
して測定した。イオン伝導膜を幅5mm、長さ40mm
に切り出した後、PTFE(ポリテトラフルオロエチレ
ン)ホルダー上に設置し、4本の電極を圧接し、4端子
法の交流インピーダンス法で求まる円弧から抵抗率を測
定した。電圧端子間は20mmとした。インピーダンス
の測定はLCRメーター(日置電機社製3532)を使
用した。温度変化は電極を接続したサンプルをアルミブ
ロック製の恒温槽内に設置することにより行い、30℃
から110℃の範囲の伝導度を測定した。加湿は常圧の
恒温槽内への蒸気の導入により行い、水蒸気発生器にて
測定温度が100℃未満では恒温槽温度+5℃、100
℃以上では120℃の一定温度に蒸留水を加熱し、生成
する蒸気を使用した。装置を図1に示す。得られた伝導
度はイオン交換基を含む高分子物質(イ)の分量による
換算は行っていない。また、膜厚は乾燥状態でマイクロ
メータを用いて測定した。
の合成)フラスコに2,4―ジアミノベンゼンスルホン
酸(2,4―DABSA)10g(0.053mo
l)、ジメチルアセトアミド180ml、塩化リチウム
4.7g(0.11mol)、ピリジン12.6g
(0.159mol)を混合し、窒素雰囲気下で100
℃に加熱し溶解させた。その後約―5℃に冷却し、イソ
フタル酸クロライド(IPC)10.8g(0.053
mol)を60mlのジメチルアセトアミドに溶解した
溶液を少量ずつ加え、室温で一晩反応させた。反応終了
後、メタノール中に排出し、ろ過後、真空乾燥し、本発
明のプロトン酸基含有のポリアミドとしてスルホン化ポ
リアミド(1)を得た。
の合成)フラスコに1,4―シクロヘキサンジカルボン
酸(1,4−CHDAC)51.7g(0.3mol)
と塩化チオニル237.9g(2.0mol)を入れ、
85℃で5時間リフラックスさせた後、反応液を蒸留精
製し1、4―シクロヘキサンジカルボン酸クロライドを
得た。
スルホン酸(2、5―DABSA)5.0g(0.02
65mol)、ジメチルアセトアミド90ml、塩化リ
チウム2.4g(0.055mol)を混合し、窒素雰
囲気下で100℃に加熱し溶解させた。その後約―5℃
に冷却し、前記の1、4―シクロヘキサンジカルボン酸
クロライド5.5g(0.0265mol)を30ml
のジメチルアセトアミドに溶解した溶液を少量ずつ加
え、室温で一晩反応させた。反応終了後、アセトン中に
排出し、ろ過後、真空乾燥し、本発明のプロトン酸基含
有のポリアミドとしてスルホン化ポリアミド(2)を得
た。
ルホン化ポリアミド(1)粉末0.2gをジメチルスルホキ
シド0.8gに溶解させた後、ガラス基板上の50mm
角のアラミド樹脂不織布 ケブラー不織布(デュポン社
製:厚さ約40μm、目付約14g/m2)0.04g
に真空含浸し、140℃で乾燥させた後、180℃でプ
レスし、膜厚40μmの複合化ポリアミド膜を得た。こ
れを1M硫酸水溶液に24時間浸漬した後乾燥し、プロ
トン伝導性膜を得た。得られた膜は均一で可撓性に富
み、強靭であった。この膜について前記記載の方法でイ
オン伝導度を測定した。結果を表1と図2に示す。高温
湿潤下の測定後も変形、破膜は無かった。
ルホン化ポリアミド(2)粉末0.2gをジメチルスル
ホキシド0.8gに溶解させた後、ガラス基板上の50
mm角のアラミド樹脂不織布 ケブラー不織布(デュポ
ン社製、厚さ約40μm、目付約14g/m2)0.0
4gに真空含浸し、140℃で乾燥させた後、180℃
でプレスし、膜厚40μmの複合化ポリアミド膜を得
た。これを1M硫酸水溶液に24時間浸漬した後乾燥
し、プロトン伝導性膜を得た。得られた膜は均一で可撓
性に富み、強靭であった。この膜について前記記載の方
法でイオン伝導度を測定した。結果を表1と図2に示
す。高温湿潤下の測定後も変形、破膜は無かった。
ルホン化ポリアミド(2)粉末0.2gをジメチルスル
ホキシド0.8gに溶解させた後、ガラス基板上の50
mm角のポリエステル不織布(シンテックスTMMY、
R−004:三井化学(株)製、厚さ80μm、目付1
3g/m2)0.04gに真空含浸し、140℃で乾燥
させた後、180℃でプレスし、膜厚66μmの複合化
ポリアミド膜を得た。これを1M硫酸水溶液に24時間
浸漬した後乾燥し、プロトン伝導性膜を得た。得られた
膜は均一で可撓性に富み、強靭であった。この膜につい
て前記記載の方法でイオン伝導度を測定した。結果を表
1、図2に示す。高温湿潤下の測定後も変形、破膜は無
かった。
ルホン化ポリアミド(2)粉末0.2gをジメチルスル
ホキシドO.8gに溶解させた後、アラミド樹脂パルプ
ケブラードライパルプ(デュポン社製:繊維径約1μ
mに脱塊)0.2gを加え、超音波振とうにより分散溶
液を調製した。該溶液をガラス基板上にキャストし、1
40℃で乾燥させた後、180℃でプレスし、膜厚42
μmの複合化ポリアミド膜を得た。これを1M硫酸水溶
液に24時間浸漬した後乾燥し、プロトン伝導性膜を得
た。得られた膜は均一で可撓性に富み、強靭であった。
この膜について前記記載の方法でイオン伝導度を測定し
た。結果を表1と図2に示す。高温湿潤下の測定後も変
形、破膜は無かった。
rich社試薬)を用いて、実施例1と同様にしてイオ
ン伝導度を測定した。結果を表1と図2に示す。膜厚は
175μmであった。
と同等のイオン伝導度が得られることがわかる。
性に優れたイオン伝導性高分子膜が提供される。本発明
のイオン伝導性高分子膜を用いることにより、耐久性に
優れた、低抵抗で高電流操作可能な燃料電池を得ること
ができる。
Claims (18)
- 【請求項1】イオン交換基を有する高分子物質(イ)
と、高分子物質(ロ)からなる繊維または布を含む複合
化物からなるイオン伝導性高分子膜。 - 【請求項2】前記のイオン交換基を有する高分子物質
(イ)が、下記一般式(α)で表わされる繰り返し単位
を含むプロトン酸基含有ポリアミドを含むことを特徴と
する請求項1に記載のイオン伝導性高分子膜。 【化1】 (式中PおよびQは芳香族環からなる基または脂肪族環
からなる基であって、脂肪族環の少なくとも一つはシク
ロヘキサン環またはノルボルナン環からなる基であり、
XおよびYはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸基、
リン酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基
であり、aおよびbは0以上の整数であり、少なくとも
a+bは1以上である。) - 【請求項3】前記一般式(α)で表わされる繰り返し単
位が、PおよびQがともに芳香族環からなる基である下
記一般式(I)で表わされる繰り返し単位であることを
特徴とする請求項2に記載のイオン伝導性高分子膜。 【化2】 (式中AおよびBは芳香族環からなる基であり、Xおよ
びYはそれぞれ、スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸
基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
り、aおよびbは0以上の整数であり、少なくともa+
bは1以上である。) - 【請求項4】前記式(I)で表わされる繰り返し単位に
おいて、Aがフェニレン基またはビフェニル基であり、
Bがフェニレン基である、下記式(II)、(III)およ
び/または(IV)で表わされる繰り返し単位であること
を特徴とする請求項3に記載のイオン伝導性高分子膜。 【化3】 (XおよびYは前記と同じであり、xおよびyは1〜4
の整数で、かつ1≦x+y≦8であり、式中のNH基以
外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいは
ハロゲンで置換されていてもよい。) 【化4】 (XおよびYは前記と同じであり、xおよびyは1〜4
の整数で、かつ1≦x+y≦8である。また、式中のN
H基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水素基あ
るいはハロゲンで置換されていてもよい。) 【化5】 (XおよびYは前記と同じであり、Zはスルホン酸基、
カルボン酸基、リン酸基、スルホンイミド基から選ばれ
るプロトン酸基であり、x、yおよびzはそれぞれ1〜
4の整数であり、かつ1≦x+y+z≦12である。式
中のNH基以外の水素はアルキル基、ハロゲン化炭化水
素基あるいはハロゲンで置換されていてもよい。) - 【請求項5】前記式(I)〜(IV)で表わされる繰返し
単位におけるX、YおよびZが、スルホン酸基であるこ
とを特徴とする請求項3または4に記載のイオン伝導性
高分子膜。 - 【請求項6】前記式(II)〜(IV)で表わされるxおよ
び/またはzが、1であることを特徴とする請求項3〜
5のいずれかに記載のイオン伝導性高分子膜。 - 【請求項7】前記式(I)で表わされる繰返し単位が、
下記の繰返し単位から選ばれた少なくとも一つであるこ
とを特徴とする請求項3に記載のイオン伝導性高分子
膜。 【化6】 - 【請求項8】前記一般式(α)で表わされる繰り返し単
位が、PおよびQの少なくとも1つがシクロヘキサン環
からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ばれ
た基である下記一般式(V)で表わされる繰り返し単位
であることを特徴とする請求項2に記載のイオン伝導性
高分子膜。 【化7】 (式中、EおよびDは、それぞれ芳香族環からなる基ま
たは脂肪族環からなる基であり、その少なくとも1つは
シクロヘキサン環からなる基またはノルボルナン環から
なる基から選ばれた基であり、XおよびYはそれぞれ、
スルホン酸基、カルボン酸基、リン酸基、スルホンイミ
ド基から選ばれるプロトン酸基であり、aおよびbは0
以上の整数であり、少なくともa+bは1以上であ
る。) - 【請求項9】前記式(V)で表わされる繰り返し単位
が、下記式(VI)および/または(VII)で表わされる
繰り返し単位であることを特徴とする請求項8記載のイ
オン伝導性高分子膜。 【化8】 (XおよびYは前記と同じであり、Dはシクロヘキサン
環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ば
れた基であり、xおよびyは1〜4の整数であり、かつ
1≦x+y≦8であって、式中のNH基以外の水素はア
ルキル基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置
換されていてもよい。) 【化9】 (XおよびYは前記と同じであり、Dはシクロヘキサン
環からなる基またはノルボルナン環からなる基から選ば
れた基であり、Zはスルホン酸基、カルボン酸基、リン
酸基、スルホンイミド基から選ばれるプロトン酸基であ
り、x、yおよびzは1〜4の整数で、かつ1≦x+y
+z≦12であり、式中のNH基以外の水素はアルキル
基、ハロゲン化炭化水素基あるいはハロゲンで置換され
ていてもよい。) - 【請求項10】前記式(V)〜(VII)で表わされる繰返
し単位のX、YおよびZが、スルホン酸基であることを
特徴とする請求項8または9に記載のイオン伝導性高分
子膜。 - 【請求項11】前記式(VI)および(VII)において、
xおよびzが1であることを特徴とする請求項9または
10に記載のイオン伝導性高分子膜。 - 【請求項12】前記式(V)で表わされる繰り返し単位
が、下記の繰り返し単位から選ばれた少なくとも一つで
あることを特徴とする請求項8に記載のイオン伝導性高
分子膜。 【化10】 - 【請求項13】前記プロトン酸基含有ポリアミドが、繰
返し単位を少なくとも2種含む重合体であることを特徴
とする請求項2〜12記載のイオン伝導性高分子膜。 - 【請求項14】イオン交換基を含む高分子物質(イ)を
10重量%以上含むことを特徴とする請求項1〜13の
いずれかに記載のイオン伝導性高分子膜。 - 【請求項15】前記高分子物質(ロ)がポリアミドであ
ることを特徴とする請求項1〜14記載のイオン伝導性
高分子膜。 - 【請求項16】前記高分子物質(ロ)がアラミドである
ことを特徴とする請求項1〜14記載のイオン伝導性高
分子膜。 - 【請求項17】前記高分子物質(ロ)がポリエステルで
あることを特徴とする請求項1〜14記載のイオン伝導
性高分子膜。 - 【請求項18】請求項1〜17のいずれかに記載のイオ
ン伝導性高分子膜を用いた燃料電池。
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JP2001309467A JP3949416B2 (ja) | 2001-10-05 | 2001-10-05 | 燃料電池用イオン伝導性高分子膜並びにそれを用いた燃料電池 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4439576B1 (ja) * | 2008-09-26 | 2010-03-24 | 株式会社東芝 | 直接メタノール型燃料電池用高分子電解質膜および直接メタノール型燃料電池 |
JP5255281B2 (ja) * | 2006-10-24 | 2013-08-07 | 三菱レイヨン株式会社 | 導電性の付与方法、導電性材料の製造方法および導電性材料 |
JP2014185119A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジクロリドの製造方法 |
-
2001
- 2001-10-05 JP JP2001309467A patent/JP3949416B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2010080346A (ja) * | 2008-09-26 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 直接メタノール型燃料電池用高分子電解質膜および直接メタノール型燃料電池 |
JP2014185119A (ja) * | 2013-03-25 | 2014-10-02 | Toray Fine Chemicals Co Ltd | 1,4−シクロヘキサンジカルボン酸ジクロリドの製造方法 |
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