JP2003113234A - 2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物およびその製造方法 - Google Patents
2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物およびその製造方法Info
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Abstract
の欠点であった色相の悪化を解消し、ポリエステルが持
つ優れた特性を保持しながら、触媒起因の異物が少な
く、透明性に優れた2,6−ポリエチレンナフタレート
樹脂組成物の提供。 【解決手段】 リン化合物およびポリマー中に可溶なチ
タン化合物を含有する2,6−ポリエチレンナフタレー
ト樹脂組成物であって、2,6−エチレンナフタレート
成分に対して、アンチモン元素およびゲルマニウム元素
の含有量が高々5ミリモル%以下、チタン化合物のチタ
ン元素量が2〜10ミリモル%、リン化合物のリン元素
量を該チタン元素量で割った値が2〜15および該チタ
ン元素量とリン元素量の和が15〜150ミリモル%で
あるポリエチレンタレフタレート樹脂組成物およびその
製造方法。
Description
質的にチタン化合物を用いた2,6−ポリエチレンナフ
タレート樹脂組成物およびその製造方法に関する。さら
に詳しくは、ポリマー中の重合触媒に起因する異物が少
ない優れた透明性を維持しつつ、実用上問題ない溶融熱
安定性と優れたポリマーの色相を兼備する2,6−ポリ
エチレンナフタレート樹脂組成物およびその製造方法に
関する。
優れた力学特性、耐熱性、耐候性、耐電気絶縁性および
耐薬品性を有することから、フィルム、繊維またはボト
ルなどの成形品として広く使用されている。
は、その製造において、重合反応を円滑に進行させるた
めに重合触媒を用いる。この重合触媒としては種々の金
属化合物が知られており、中でも三酸化アンチモンの如
きアンチモン(Sb)化合物が安価でかつ高い重合活性
を持つことから、広く使用されている。しかし、Sb化
合物は、その一部が反応中に還元されて金属Sbやその
他の異物を生成し、その結果、ポリマーの色を黒ずませ
たり、製造工程を不安定化させたりして成形品の品質を
悪化させるといった問題を抱えている。
は、ゲルマニウム化合物、テトラ−n−ブトキシチタン
のようなチタン化合物が提案されている。ゲルマニウム
化合物は、かなり高価であるため、ポリエステルの製造
コストが高くなるという問題がある。一方チタン化合物
を重合触媒として使用した場合、上記のような金属Sb
やその他の異物の生成が抑制され、上述の異物に起因す
る問題は改善される。しかし、得られた2,6−ポリエ
チレンナフタレート自身が黄色く着色されたり、また、
得られる2,6−ポリエチレンナフタレートの溶融熱安
定性が乏しいといったチタン化合物特有の問題があっ
た。
トの着色を抑制するには、コバルト化合物を2,6−ポ
リエチレンナフタレートに添加して黄味を抑えることが
行われており、確かにコバルト化合物の添加によってポ
リエステルの色相(b値)は改善される。しかしなが
ら、コバルト化合物の添加は、さらに得られる2,6−
ポリエチレンナフタレートの溶融熱安定性が低下させ、
ポリマーの分解を助長させるという問題がある。
として、チタン化合物と亜リン酸エステルとを反応させ
て得られた生成物(特開昭58−38722号公報)ま
たはチタン化合物とリン化合物との錯体(特開平7−1
38354号公報)を用いることも提案されている。こ
れらの方法によれば、得られるポリエステルの溶融熱安
定性をある程度向上させつつ、得られるポリマーの色調
も向上させることができる。しかしながら、これらの方
法によって得られるポリマーの色調の向上効果は未だ不
十分なものであり、さらなるポリマーの色調の向上が求
められている。
ン化合物を触媒として使用する際の従来技術の問題を解
消し、ポリマー中の重合触媒に起因する異物が少ない優
れた透明性を維持しつつ、実用上問題ない溶融熱安定性
と優れたポリマーの色相を兼備する2,6−ポリエチレ
ンナフタレート樹脂組成物およびその製造方法に関す
る。
達成するべく鋭意検討を行った結果、チタン化合物とリ
ン化合物を特定の範囲で使用することによって、優れた
透明性を維持しつつ、実用上問題ない溶融熱安定性と優
れたポリマーの色相とを2,6−ポリエチレンナフタレ
ート樹脂組成物に具備させられることを見出し、本発明
に到達した。
よびポリマー中に可溶なチタン化合物を含有する2,6
−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物であって、アン
チモン元素およびゲルマニウム元素の含有量が、2,6
−エチレンナフタレート成分に対して高々5ミリモル%
以下で、かつ、該チタン化合物および該リン化合物の含
有量が以下の式(1)〜(3)
物のチタン元素としてのモル数を、樹脂組成物中の2,
6−エチレンナフタレート成分のモル数で割った値(ミ
リモル%)であり、Pはリン化合物のリン元素としての
モル数を樹脂組成物中の2,6−エチレンナフタレート
成分のモル数で割った値(ミリモル%)である。)を満
足するポリエチレンタレフタレート樹脂組成物が提供さ
れる。
レンタレフタレート樹脂組成物の好ましい態様として、
リン化合物が、以下の式(I)
原子数1〜4のアルキル基、Xは−CH2−または―C
H(Y)−(Yは、ベンゼン環を示す。)であり、R1お
よびR2はそれぞれ同一でも異なっていても良い。)で
表されるホスホネート化合物であること、チタン化合物
が、以下の式(II)
5およびR6はアルキル基またはフェニル基であり、それ
ぞれ同一でも異なる基であってもよく、またmは1〜3
の整数である。)で表わされる化合物または上記の式
(II)で表わされる化合物と以下の式(III)
の整数をである。)で表わされる芳香族多価カルボン酸
とを反応させた生成物であることのいずれかを少なくと
も具備する2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成
物も提供される。
を安定剤およびポリマー中に可溶なチタン化合物を触媒
として2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物を
製造する際に、アンチモン元素およびゲルマニウム元素
の含有量を、2,6−エチレンナフタレート成分に対し
て高々5ミリモル%以下とし、かつ、該チタン化合物お
よびリン化合物の添加量を上記の式(1)〜(3)の範
囲にする2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物
の製造方法も提供され、その好ましい態様として、2,
6−ポリエチレンナフタレート樹脂の原料として用いる
全ジカルボン酸の80mol%以上が2,6−ジメチル
ナフタレートであること、2,6−ジメチルナフタレー
トとエチレングリコールとをエステル交換反応させる前
に、2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂中に可溶な
チタン化合物を添加して、重縮合反応触媒に加えてエス
テル交換反応触媒として用いること、エステル交換反応
を、0.05〜0.20MPaの加圧下にて実施するこ
と、リン化合物が、上記のの式(I)で表されるホスホ
ネート化合物であること、チタン化合物が、上記の式
(II)で表わされる化合物または上記の式(II)で
表わされる化合物と上記の式(III)で表わされる芳
香族多価カルボン酸とを反応させた生成物であることの
いずれかを具備する2,6−ポリエチレンナフタレート
樹脂組成物の製造方法も提供される。
発明の2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物
は、80重量%以上、好ましくは85重量%以上が2,
6−ポリエチレンナフタレート樹脂からなるものであ
り、2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂以外の他の
樹脂を、混合したものであっても良い。また、本発明に
おける2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂とは、
2,6−エチレンナフタレート成分を主たる繰返し単位
とするポリエステルである。なおここでいう主たる繰り
返し単位とは、全繰り返し単位の80モル%以上、好ま
しくは85モル%以上を意味する。2,6−ポリエチレ
ンナフタレート樹脂が2,6−エチレンナフタレート成
分以外の第3成分を共重合したものである場合、第3成
分(共重合成分)としては、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸等の如き2,6−ナフタレンジカルボン酸
以外の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸等の如き脂肪族ジ
カルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等の如き脂環
族ジカルボン酸、トリメチレングリコール、ジエチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール等のグリコールが例示でき、これらは単
独で使用しても二種以上を併用してもよい。
ト樹脂組成物は、リン化合物を含有する。かかるリン化
合物としては、リン酸、亜リン酸、ホスホン酸、ホスホ
ネート化合物及びそれらの誘導体等があげられ、これら
は単独で使用しても二種以上を併用してもよい。これら
の中でも、リン化合物としては、前述の式(I)で表さ
れるホスホネート化合物が好ましい。
シメタンホスホン酸、カルボエトキシメタンホスホン
酸、カルボプロポキシメタンホスホン酸、カルボプトキ
シメタンホスホン酸、カルボメトキシ−ホスホノ−フェ
ニル酢酸、カルボエトキシ−ホスホノ−フェニル酢酸、
カルボプロトキシ−ホスホノ−フェニル酢酸およびカル
ボブトキシ−ホスホノ−フェニル酢酸のジメチルエステ
ル、ジエチルエステル、ジプロピルエステルおよびジブ
チルエステルである。
合物の好ましい理由は、通常安定剤として使用されリン
化合物に比べ、チタン化合物との反応が比較的緩やかに
進行することから、重縮合反応中のチタン化合物の触媒
活性の持続時間が長く、結果としてポリエステルへの触
媒の添加量を少なくでき、触媒に対して多量の安定剤を
添加してもポリエステルの熱安定性を損ないにくく、色
調の低下を引き起こさないからである。
ル交換反応が実質的に終了した後であればいつでもよ
く、例えば、重縮合反応を開始する以前の大気圧下、重
縮合反応を開始した後の減圧下、重縮合反応の末期また
は重縮合反応の終了後すなわちポリマーを得た後に添加
してもよい。
ト樹脂組成物は、触媒起因の異物低減および透明性向上
を目的にしていることから、実質的に触媒として、ポリ
マー中に可溶なチタン化合物を用いたものである。その
ことから、2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成
物中のアンチモン元素およびゲルマニウム元素の含有量
は、2,6−エチレンナフタレート成分のモル数を基準
として、高々5ミリモル%以下である。アンチモン元素
およびゲルマニウム元素の含有量が、5ミリモル%以下
を超えると、これらの触媒に起因する異物の析出などの
問題が惹起する。
は、ポリマー中に可溶なものであれば特に限定されず、
ポリエステルの重縮合触媒として一般的なチタン化合
物、例えば、酢酸チタンやテトラ−n−ブトキシチタン
などが挙げられる。これらの中でも、前述の式(II)
で表わされる化合物、または前述の式(II)で表わさ
れる化合物と前述の式(III)で表わされる芳香族多
価カルボン酸またはその無水物とを反応させた生成物が
好ましい。
キサイドチタンとしては、R3、R4、R5、R6がア
ルキル基またはフェニル基であれば特に限定されず、具
体的には、チタンテトラブトキシド、チタンテトライソ
プロポキシド、チタンテトラプロポキシド、チタンテト
ラエトキシドに例示されるチタンテトラアルコキシド
や、オクタアルキルトリチタネート、ヘキサアルキルジ
チタネートなどの挙げることができ、なかでもチタンテ
トラアルコキシドが好ましく、特にその中でもテトライ
ソプロポキシチタン、テトラプロポキシチタン、テトラ
−n−ブトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラ
フェノキシチタンが好ましい。また、上記式(III)
で表される芳香族多価カルボン酸としては、フタル酸、
トリメリット酸、ヘミメリット酸、ピロメリット酸が好
ましい。なお、一般式(III)で表される芳香族多価
カルボン酸は、その無水物であっても良い。上記チタン
化合物と芳香族多価カルボン酸とを反応させるには、溶
媒に芳香族多価カルボン酸またはその無水物の一部とを
溶解し、これにチタン化合物を滴下し、0〜200℃の
温度で30分以上反応させれば良い。
ト樹脂組成物は、前述のポリマー中に可溶なチタン化合
物を、樹脂組成物中の2,6−エチレンナフタレート成
分のモル数を基準として、チタン元素量で4〜15ミリ
モル%含有することが必要である。好ましい該チタン元
素量は6〜12ミリモル%、特に6〜10ミリモル%で
ある。該チタン元素量が4ミリモル%未満だと、ポリエ
ステルの生産性が低下し、所望の分子量を有するポリエ
ステルが得られない。一方、該チタン元素量が15ミリ
モル%を超えると、得られる2,6−ポリエチレンナフ
タレート樹脂組成物の熱安定性が低下し、フィルムなど
への成形加工時の分子量の低下が大きく、やはり所望の
力学的特性を有する成形加工品が得られない。尚、ここ
で言うポリマー中に可溶なチタン金属元素とは、エステ
ル交換反応による第一段階反応をする場合は、エステル
交換反応触媒として使用されたチタン化合物と重縮合反
応触媒として使用されたチタン化合物の合計を示す。
ト樹脂組成物は、その製造段階で上述のチタン化合物を
触媒として、また、リン化合物を安定剤として添加され
たものであり、チタン化合物とリン化合物の含有量は以
下の式(2)および(3)を満足することが必要があ
る。
エチレンナフタレート成分に対するポリエステル中に溶
解されたチタン化合物のチタン元素のモル比(ミリモル
%)であり、Pは2,6−エチレンナフタレート成分に
対するポリエステル中に含有されるリン化合物のリン元
素のモル比(ミリモル%)である。)上記式(2)中の
(P/Ti)の好ましい範囲は4〜10の範囲、また、
上記式(3)中の(Ti+P)の好ましい範囲は25〜
100である。
リマーの色相が黄味を帯び、一方(P/Ti)が15を
超えるとポリエステルの重合反応性が大幅に低下し、所
望の分子量を有するポリエステルを得ることができない
のに対し、(P/Ti)が2〜15の範囲にある場合、
色相の優れた所望の分子量を有するポリマーを得ること
ができる。また、(Ti+P)が15に満たない場合
は、例えばフィルムに成形加工する際に、静電印可法に
よるフィルム製膜プロセスにおける生産性が低下した
り、フィルムの厚みが不均一化したりし、それらに起因
して成形加工性の低下や耐衝撃性の低下が生じる。一方
(Ti+P)が150を超えると、触媒に起因する異物
が発生し、ポリマーの透明性性が低下する。
タレート樹脂は、2,6−ナフタレンジカルボン酸とエ
チレングリコールを原料として用いたものでも、2,6
−ジメチルナフタレートに代表される2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸のエステル形成性誘導体とエチレングリ
コールを原料として用いたものでもよい。これらのなか
でも、原料として用いる全ジカルボン酸成分の80モル
%以上が2,6−ジメチルナフタレートである、エステ
ル交換反応を経由する製造方法が好ましい。2,6−ジ
メチルナフタレートを原料物質に使用すると、2,6−
ナフタレンジカルボン酸を原料とする製造方法に比較
し、重縮合反応中に安定剤として添加したリン化合物の
飛散が少ないという利点がある。また、2,6−ジメチ
ルナフタレートを原料物質とする製造方法の中でも、チ
タン化合物の添加量を低減できることから、チタン化合
物の少なくとも一部をエステル交換反応開始前に添加
し、エステル交換反応触媒と重縮合反応触媒の二つ触媒
を兼用させる製造方法が好ましい。
をより低減できることから、エステル交換反応は0.0
5〜0.20MPaの加圧下にて実施するのが好まし
い。エステル交換反応時の圧力が、0.05MPa未満
だとチタン化合物の触媒作用による反応の促進が充分な
ものになり難く、一方0.20MPaを超えると、副生
成物としてジエチレングリコールが大量に発生しやすく
なり、得られポリマーの熱安定性などの特性が低下しや
すい。
度(ο−クロロフェノール、35℃)は、0.50〜
0.80の範囲にあることが好ましく、さらに0.55
〜0.75、特に0.55〜0.65の範囲が好まし
い。固有粘度が0.50未満であると、成形加工品、例
えばフィルムの耐衝撃性が不足するため好ましくない。
他方、固有粘度が0.80を超えると、原料ポリマーの
固有粘度を過剰に引き上げる必要があり不経済である。
ト樹脂組成物は、例えばフイルムへの成形用の場合、取
扱い性を向上させるために、平均粒径0.05〜5.0
μmの不活性粒子を滑剤として0.05〜5.0重量%
程度添加してもよい。この際、本発明の2,6−ポリエ
チレンナフタレート樹脂組成物の特徴である優れた透明
性を維持する点からは、添加する不活性粒子は粒径の小
さいものが、またその添加量はできる限り少ないことが
好ましい。添加する不活性粒子としては、コロイダルシ
リカ、多孔質シリカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、燐
酸カルシウム、硫酸バリウム、アルミナ、ジルコニア、
カオリン、複合酸化物粒子、架橋ポリスチレン、アクリ
ル系架橋粒子、メタクリル系架橋粒子、シリコーン粒子
などが挙げられる。また、フィルム、繊維、ボトルなど
各成形品の要求に応じて、酸化防止剤、熱安定剤、粘度
調整剤、可塑剤、色相改良剤、核剤、紫外線吸収剤など
の各種機能剤を加えてもよい。
る。なお、2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成
物の特性は、以下の方法で測定・評価した。 (1)極限粘度(IV) ポリエステル0.6gをオルトクロロフェノール50m
l中に、加熱溶解した後、一旦冷却させ、その溶液をオ
ストワルド式粘度管を用いて35℃の温度条件で測定し
た溶液粘度から算出した。
で熱処理して結晶化させた後、カラーマシン社製CM―
7500型カラーマシンで測定した。
で熱処理して乾燥させた後、290℃にて溶融押出し器
から回転冷却ドラム上にシート状に溶融押出し、急冷固
化して厚さ500umの未延伸フィルム(シート)を作
成する。得られた未延伸シートの表面に傷などが発生し
ていない箇所をサンプリングし、日本電色工業社濁度計
(HDH−1001DP)にて測定した。
顕微鏡(SEM,日立計測機器サービスS570型)に
セットし、それに連結したエネルギー分散型X線マイク
ローアナライザー(XMA,堀場EMAX−7000)
にて定量分析を実施した。
のサンプルをアルミ板上で加熱溶融した後、圧縮プレス
機で平面を有する成形体を作成し、蛍光X線装置(理学
電機工業3270E型)にて、定量分析した。
の極限粘度を前述の(1)記載の方法と同じ方法にて測
定し、該測定値からシート作成に使用した粒状ポリマー
の極限粘度を差し引いた値を算出し、該値より以下の基
準で熱安定性を判定した。 熱安定性が特に優れる ・・・ −0.03以上 熱安定性が優れる ・・・ −0.05以上〜−
0.03未満 熱安定性が普通 ・・・ −0.07以上〜−
0.05未満 熱安定性が劣る ・・・ −0.07未満
ト100部とエチレングリコール56部の混合物に、テ
トラ−n−ブチルチタネート0.011部を加圧反応が
可能なSUS(ステンレス)製容器に仕込み、0.07M
Paの加圧を行い140℃から240℃に昇温しながら
エステル交換反応させた後、トリエチルホスホノアセテ
ート0.042部を添加し、エステル交換反応を終了さ
せた。その後反応生成物を重合容器に移し、290℃ま
で昇温し、100Paの高真空下にて重縮合反応を行
い、固有粘度0.61、ジエチレングリコール量1.5
モル%(2,6−エチレンナフタレート成分対比)の
2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物を得た。
該樹脂組成物を粒子状のペレットにし、180℃で5時
間乾燥後、単軸混錬押出し機(内径65mm、径路長1
000mm、滞留時間10分)にて溶融温度290℃か
ら徐々に温度を310℃にまで上げて溶融混錬し、ダイ
から押出して厚み210μmの未延伸フィルムを得た。
得られた2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物
及びこれを使用して得られた未延伸フイルムの特性を表
1に示す。
合物およびその添加量を下記方法にて合成したトリメリ
ット酸チタン0.02部に変更する以外は同様にして重
縮合反応を行いポリエステル樹脂組成物を得た。得られ
たポリエステル組成物及びこれを使用して得られた未延
伸フイルムの特性を表1に示す。
重量部に混ぜたエチレングリコール溶液にテトラブトキ
シチタンを無水トリメリット酸に対してモル比が0.5
となるように添加し、空気中常圧下で80℃に保持して
60分間反応せしめ、その後、常温に冷却し、10倍量
のアセトンによって生成触媒を再結晶化させ、析出物を
ろ紙によって濾過し、100℃で2時間乾燥せしめ、目
的の化合物を得た。
物、リン化合物およびそれらの添加量を表1示す通り変
更する以外は、実施例1と同様にして重縮合反応を行い
ポリエステル樹脂組成物を得た。得られたポリエステル
樹脂組成物及びこれを使用して得られた未延伸フイルム
の特性を表1に示す。
酸ジメチル100部とエチレングリコール56部の混合
物に、テトラ−n−ブチルチタネート0.011部を加
圧反応が可能なSUS製容器に仕込み、0.07MPa
の加圧を行い140℃から240℃に昇温しながらエス
テル交換反応させた後、トリエチルホスホノアセテート
0.042部を添加し、エステル交換反応を終了させ
た。
0.048部添加し、混合物を重合容器に移し、290
℃まで昇温し、0.2mmHg以下の高真空にて重縮合
反応を行って、固有粘度0.60、ジエチレングリコー
ル量が1.5%であるポリエステル樹脂組成物を得た。
を使用して得られた未延伸フイルムの特性を表1に示
す。
ブトキシチタン、TMTはトリメリットチタン、TEP
Aはトリエチルホスホノアセテート、PEEはカルボエ
トキシメタン−ホスホン酸ジエチルエステル、HPEは
ヒドロキシメチレン−ホスホン酸ジエチルエステル、T
MPはトリメチルホスフェイトを示す。
性チタン化合物をチタン金属として4〜15モル%の範
囲で含有し、(P/Ti)や(Ti+P)が本発明の範
囲にあるポリエステル樹脂組成物は良好な性能が得られ
た。これに対し、(P/Ti)や(Ti+P)が本発明
の範囲を外れる比較例1〜7のポリエステル樹脂組成物
は、透明性、色相または熱安定性などが不良であった。
また、比較例2および比較例4のポリエステル樹脂組成
物は、IVが低いために、また、比較例6のポリエステ
ル樹脂組成物は、ピニング性が悪いために、フィルムに
製膜することができなかった。なお、比較例7がアンチ
モン元素を70mモル%含有する以外は、アンチモン元
素およびゲルマニウム元素はどれも含有していなかっ
た。
して使用する場合の従来技術の欠点であった色相の悪化
を解消し、ポリエステルが持つ優れた特性を保持しなが
ら、触媒起因の異物が少なく、透明性に優れた2,6−
ポリエチレンナフタレート樹脂を提供することができ
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 リン化合物およびポリマー中に可溶なチ
タン化合物を含有する2,6−ポリエチレンナフタレー
ト樹脂組成物であって、アンチモン元素およびゲルマニ
ウム元素の含有量が、2,6−エチレンナフタレート成
分に対して高々5ミリモル%以下で、かつ、該チタン化
合物および該リン化合物の含有量が以下の式(1)〜
(3)を満足することを特徴とする2,6−ポリエチレ
ンナフタレート樹脂組成物。 【数1】 4≦Ti≦15 ・・・(1) 【数2】 2≦P/Ti≦15 ・・・(2) 【数3】 15≦Ti+P≦150 ・・・(3) (ここで、式(1)〜(3)中の、Tiは該チタン化合
物のチタン元素としてのモル数を、樹脂組成物中の2,
6−エチレンナフタレート成分のモル数で割った値(ミ
リモル%)であり、Pはリン化合物のリン元素としての
モル数を樹脂組成物中の2,6−エチレンナフタレート
成分のモル数で割った値(ミリモル%)である。) - 【請求項2】 リン化合物が、以下の式(I)で表され
るホスホネート化合物である請求項1記載の2,6−ポ
リエチレンナフタレート樹脂組成物。 【化1】 (ここで、式中の、R1およびR2は炭素数原子数1〜4
のアルキル基、Xは−CH2−または―CH(Y)−(Y
は、ベンゼン環を示す。)であり、R1およびR2はそれ
ぞれ同一でも異なっていても良い。) - 【請求項3】 チタン化合物が、以下の式(II)で表
わされる化合物または以下の式(II)で表わされる化
合物と以下の式(III)で表わされる芳香族多価カル
ボン酸とを反応させた生成物である請求項1記載の2,
6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物。 【化2】 (ここで、式(II)中の、R3、R4、R5およびR6は
アルキル基またはフェニル基であり、それぞれ同一でも
異なる基であってもよく、またmは1〜3の整数であ
る。) 【化3】 (ここで、式(III)中の、nは2〜4の整数をであ
る。) - 【請求項4】 リン化合物を安定剤およびポリマー中に
可溶なチタン化合物を触媒として2,6−ポリエチレン
ナフタレート樹脂組成物を製造する際に、アンチモン元
素およびゲルマニウム元素の含有量を、2,6−エチレ
ンナフタレート成分に対して高々5ミリモル%以下と
し、かつ、該チタン化合物およびリン化合物の添加量を
以下の式(1)〜(3)の範囲にすることを特徴とする
2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物の製造方
法。 【数4】 4≦Ti≦15 ・・・(1) 【数5】 2≦P/Ti≦15 ・・・(2) 【数6】 15≦Ti+P≦150 ・・・(3) (ここで、式(1)〜(3)中の、Tiは該チタン化合
物のチタン元素としてのモル数を、樹脂組成物中の2,
6−エチレンナフタレート成分のモル数で割った値(ミ
リモル%)であり、Pはリン化合物のリン元素としての
モル数を樹脂組成物中の2,6−エチレンナフタレート
成分のモル数で割った値(ミリモル%)である。) - 【請求項5】 2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂
の原料として用いる全ジカルボン酸の80mol%以上
が2,6−ジメチルナフタレートである請求項4記載の
2,6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物の製造方
法。 - 【請求項6】 2,6−ジメチルナフタレートとエチレ
ングリコールとをエステル交換反応させる前に、2,6
−ポリエチレンナフタレート樹脂中に可溶なチタン化合
物を添加して、該チタン化合物をエステル交換反応触媒
として用いる請求項4記載の2,6−ポリエチレンナフ
タレート樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項7】 エステル交換反応を、0.05〜0.2
0MPaの加圧下にて実施する請求項5記載の2,6−
ポリエチレンナフタレート樹脂組成物の製造方法。 - 【請求項8】 リン化合物が、以下の一般式(I)で表
されるホスホネート化合物である請求項4記載の2,6
−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物の製造方法。 【化4】 (ここで、式中の、R1およびR2は炭素数原子数1〜4
のアルキル基、Xは−CH2−または―CH(Y)−(Y
は、ベンゼン環を示す。)であり、R1およびR2はそれ
ぞれ同一でも異なっていても良い。) - 【請求項9】 チタン化合物が、以下の式(II)で表
わされる化合物または以下の式(II)で表わされる化
合物と以下の式(III)で表わされる芳香族多価カル
ボン酸とを反応させた生成物である請求項1記載の2,
6−ポリエチレンナフタレート樹脂組成物の製造方法。 【化5】 (ここで、式(II)中の、R3、R4、R5およびR6は
アルキル基またはフェニル基であり、それぞれ同一でも
異なる基であってもよく、またmは1〜3の整数であ
る。) 【化6】 (ここで、式(III)中の、nは2〜4の整数であ
る。)
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