JP2003112774A - 飲料抽出用パック - Google Patents

飲料抽出用パック

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JP2003112774A
JP2003112774A JP2001312530A JP2001312530A JP2003112774A JP 2003112774 A JP2003112774 A JP 2003112774A JP 2001312530 A JP2001312530 A JP 2001312530A JP 2001312530 A JP2001312530 A JP 2001312530A JP 2003112774 A JP2003112774 A JP 2003112774A
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beverage extraction
tea
bamboo charcoal
weight
pack
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Souji Tanaka
綜治 田中
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ASAMIYA KK
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ASAMIYA KK
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02W90/10Bio-packaging, e.g. packing containers made from renewable resources or bio-plastics

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 風味が劣化することなく長期間保存すること
ができ、人体に対し安全でかつ安心な麦茶パックなどの
飲料抽出用パックを得る。 【解決手段】 麦茶、穀物茶、中国茶、緑茶、紅茶また
はコーヒーなどの飲料抽出用原料が紙または不織布に袋
詰めされた飲料抽出用パックであり、飲料抽出用原料と
ともに竹炭粉砕物、または孟宗竹抽出物が含浸された竹
炭粉砕物が袋詰めされていることを特徴としており、好
ましくは飲料抽出用原料99.8〜85重量%に対し
て、竹炭粉砕物が0.2〜15重量%配合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麦茶パックなどの
ように、飲料抽出用原料が紙または不織布に袋詰めされ
た飲料抽出用パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】麦茶の
焙煎を、砂煎りもしくはロータリー式焙煎で行うと、強
く煎ることができるが、いわゆる「こげ臭」がする場合
があった。これを改善するため、バッチ式焙煎などによ
り、こがさずに浅く煎ると、煎りが浅いため、麦内部に
油脂分が残る場合があった。麦内部に油脂分が残った麦
茶を、長期間保存すると、油脂分が酸化することによっ
て、袋内部の密閉された空間に若干であるが油臭さを生
じ、これを用いて麦茶を抽出すると、風味が損なわれる
という問題があった。
【0003】このような酸化を防ぐため、袋内に窒素を
充填する方法が考えられるが、非常に高いコストがかか
るとともに、ガスバリヤー性の高い袋を用いても徐々に
袋内部に酸素が入り、油脂分が酸化してしまうという問
題を生じる。
【0004】本発明の目的は、風味が劣化することなく
長期間保存することができ、かつ人体に対し安全でかつ
安心な飲料抽出用パックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、飲料抽出用原
料が紙または不織布に袋詰めされた飲料抽出用パックで
あって、飲料抽出用原料とともに竹炭粉砕物が袋詰めさ
れていることを特徴としている。
【0006】本発明において用いる竹炭粉砕物は、竹炭
を粉砕したものであれば特に限定されるものではなく、
紙または不織布のパックから漏れ出ない程度の粗さに粉
砕されたものが好ましく用いらる。
【0007】パック内に添加する竹炭粉砕物の量は、飲
料抽出用原料99.8〜85重量%に対して、0.2〜
15重量%程度であることが好ましい。竹炭粉砕物の配
合量が少なすぎると、風味が劣化することなく長期間保
存することができるという本発明の効果が不十分となる
場合があり、竹炭粉砕物の配合量が多くなると、配合量
に比例した効果が得られなくなるため好ましくない。竹
炭粉砕物のさらに好ましい配合量は、飲料抽出用原料9
9〜95重量%に対して、1〜5重量%である。
【0008】本発明に従い、飲料抽出用パック内に竹炭
粉砕物を配合することにより、竹炭が有する酸化防止効
果により、風味が劣化することなく長期間保存すること
ができるようになる。また、竹炭には、水質浄化作用、
脱臭効果、抗菌効果などがあるため、飲料抽出物本来の
風味を損なうことなく、抽出に用いる水の浄化や脱臭を
行うことができ、さらには抗菌効果を付与することがで
きる。
【0009】本発明においては、竹炭粉砕物に孟宗竹抽
出物を含浸させてもよい。孟宗竹抽出物には、酸化防止
効果及び抗菌効果等があるので、さらに酸化防止効果を
高めることができ、長期間の保存による風味の劣化を防
止することができる。竹炭も孟宗竹抽出物も竹を原材料
とするものであるので、非常に相性がよく、良好な酸化
防止効果と抗菌効果が発揮される。また、どちらも天然
素材を原料としているので、人体に対し安全でかつ安心
なものである。
【0010】孟宗竹抽出物を竹炭粉砕物に含浸させる場
合、竹炭粉砕物100重量部に対して0.01〜1重量
部含浸させることが好ましく、さらに好ましくは0.0
2〜0.5重量部であり、さらに好ましくは0.05〜
0.3重量部である。また、孟宗竹抽出物は、水に希釈
された状態で竹炭粉砕物に含浸されていることが好まし
い。希釈倍率は特に限定されるものではないが、水に5
〜50倍程度希釈することが好ましい。
【0011】本発明における飲料抽出用原料としては、
麦茶、穀物茶、ウーロン茶などの中国茶、緑茶、紅茶、
及びコーヒーなどの原料が挙げられる。従って、本発明
は、麦茶パック、穀物茶パック、中国茶パック、緑茶パ
ック、紅茶パック、及びコーヒーパック等に適用するこ
とができるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体的な実施例に
より説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適
宜変更して実施することが可能なものである。
【0013】(実施例1〜3及び比較例1〜2)麦茶を
バッチ式焙煎で色度17〜19程度となるように軽く焙
煎した後、これに竹炭粉砕物を1重量%、2重量%、ま
たは3重量%となるように混合し、混合物を紙パック内
に詰め麦茶パックとした。竹炭粉砕物1重量%添加した
ものを「実施例1」、2重量%添加したものを「実施例
2」、3重量%添加したものを「実施例3」とした。
【0014】比較として、竹炭粉砕物を添加していない
麦茶だけの麦茶パックを作製し、これを「比較例1」と
した。また、竹炭粉砕物に代えて備長炭の粉砕物を3重
量%となるように麦茶に添加混合した麦茶パックを作製
し、「比較例2」とした。
【0015】実施例1〜3及び比較例1〜2の麦茶パッ
クを、袋に入れて密閉し、2週間室温で放置した後、袋
を開封し、開封時の臭いについて官能検査を行った。官
能検査は10名で行い、各被験者について以下の基準で
評価した。
【0016】 ×:麦の香りがきつく、油臭い △:麦の香りはきつくないが、やや油臭い ○:麦の良い香りがし、油臭くない 上記の官能検査の結果を表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示す結果から明らかなように、無添
加の比較例1の麦茶パックでは、多くの被験者が油臭く
感じているのに対し、本発明に従い竹炭粉砕物を添加し
た実施例1〜3の麦茶パックでは、多くの被験者が油臭
さを感じていない。また、備長炭を3重量%添加した比
較例2の麦茶パックでも、油臭さは低減されているが、
実施例1〜3で用いた竹炭粉砕物の方がはるかに優れて
いることがわかる。
【0019】また、これらの麦茶パックを用い、沸騰し
たお湯で麦茶を抽出して試飲したところ、本発明に従う
実施例1〜3の麦茶パックは、比較例1及び比較例2の
麦茶パックに比べ、麦茶としての風味が良好であること
が確認された。また、実施例3と比較例2における麦茶
中の油脂分の酸価値を測定したところ、比較例2よりも
実施例3の酸価値の方が低いことが確認された。
【0020】(実施例4〜6)竹炭粉砕物に孟宗竹抽出
物(以下、「竹エキス」という)を含浸させ、この竹炭
粉砕物を麦茶に添加混合して麦茶パックを作製した。竹
エキスは、水で20倍に希釈し、この希釈物を、竹炭粉
砕物100重量部に対し、1重量部、3重量部、または
5重量部となるように竹炭粉砕物に含浸させた。20倍
に希釈しているので、1重量部含浸させたものは、竹エ
キスが0.05重量部含浸されており(実施例4)、3
重量部含浸させたものは0.15重量部含浸されており
(実施例5)、5重量部含浸させたものは0.25重量
部含浸されている(実施例6)ことになる。
【0021】これらの竹エキス含浸量の異なる3種類の
竹炭を用いて、上記実施例1と同様にして竹炭粉砕物が
1重量%となるように麦茶に添加混合し、紙パックに詰
め込み麦茶パックを作製した。
【0022】実施例4〜6の麦茶パックについて上記と
同様に官能検査を行い、結果を表2に示した。
【0023】
【表2】
【0024】表2に示す結果及び表1に示す実施例1の
結果から明らかなように、竹エキスを竹炭粉砕物に含浸
させることにより、さらに油臭さを低減させることがで
き、酸化防止効果が高まることがわかる。
【0025】また、竹エキスには、抗菌作用があるた
め、竹炭が有する抗菌作用とともに、抗菌の効果も期待
することができる。さらに、竹エキスの添加量を調整す
ることにより、竹独特の風味を加えることも可能であ
る。
【0026】上記の実施例では、麦茶を例にして説明し
たが、本発明は、麦茶以外の穀物茶、中国茶、緑茶、紅
茶、またはコーヒーなどのパックにも適用することがで
きるものである。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、風味が劣化することな
く長期間保存することができ、また天然素材からなる酸
化防止剤を用いているので人体に対し安全でかつ安心な
飲料抽出用パックとすることができる。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料抽出用原料が紙または不織布に袋詰
    めされた飲料抽出用パックであって、 飲料抽出用原料とともに竹炭粉砕物が袋詰めされている
    ことを特徴とする飲料抽出用パック。
  2. 【請求項2】 飲料抽出用原料99.8〜85重量%に
    対して、竹炭粉砕物が0.2〜15重量%配合されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の飲料抽出用パッ
    ク。
  3. 【請求項3】 竹炭粉砕物に孟宗竹抽出物が含浸されて
    いることを特徴とする請求項1または2に記載の飲料抽
    出用パック。
  4. 【請求項4】 竹炭粉砕物100重量部に対して、0.
    01〜1重量部の孟宗竹抽出物が含浸されていることを
    特徴とする請求項3に記載の飲料抽出用パック。
  5. 【請求項5】 孟宗竹抽出物が水に希釈された状態で含
    浸されていることを特徴とする請求項3または4に記載
    の飲料抽出用パック。
  6. 【請求項6】 飲料抽出用原料が、麦茶、穀物茶、中国
    茶、緑茶、紅茶またはコーヒーの原料であることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の飲料抽出用
    パック。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101261888B1 (ko) 2010-10-11 2013-05-07 정세헌 천연약재를 이용한 기능성 건강식품 제조방법 및 기능성 건강식품

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