JP2002051754A - ハーブティーの製造方法 - Google Patents

ハーブティーの製造方法

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JP2002051754A JP2000241907A JP2000241907A JP2002051754A JP 2002051754 A JP2002051754 A JP 2002051754A JP 2000241907 A JP2000241907 A JP 2000241907A JP 2000241907 A JP2000241907 A JP 2000241907A JP 2002051754 A JP2002051754 A JP 2002051754A
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勇 佐久本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハーブティの製造方法に関し、特に健康増進
作用のある有用植物と、ハーブの茶葉とをブレンドした
新規なハーブティーの製造方法に関し、特に日本にある
健康増進作用を有する有用植物と、香りの優れたハーブ
とをブレンドし、日本人好みの味、色や香りを有し、効
能の優れたハーブティの製造方法を実現する。 【解決手段】 レモンの香りを持つハーブである、レモ
ングラスを粗切断して一定程度乾燥させ、その後再度細
かく切断したレモングラス茶葉原料と、細断され、乾燥
された健康増進作用を有する有用植物の茶葉原料とを混
合し、所定の期間、自然熟成させ、後に焙煎処理するこ
とによりハーブティーを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーブティの製造
方法に関し、特に健康増進作用のある有用植物と、ハー
ブの茶葉とをブレンドした新規なハーブティーの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハーブティーは、近年のストレス社会に
おいて、リラックス作用、あるいはリフレッシュ作用を
もたらすものとして非常に注目されてきている。
【0003】ハーブは、ヨーロッパなどから輸入されて
いるが、1990年代になって急増しており、この5年
で3倍以上にも増えている。
【0004】また、ハーブは、一般的に風味や香りのよ
い植物のことをいうが、薬効の有る植物の意味でもあ
り、健康食品としても注目されている。
【0005】ハーブの種類は、ヨーロッパで約500種
以上もあり、世界各地で栽培されている。それらの中で
国内でも約100種程度が盛んに栽培されるようになっ
た。
【0006】また、ハーブティーは、日本の薬草茶と同
じように複数の茶葉をブレンドして市販されているもの
も多く、各ハーブの薬効については古くから研究されて
おり、カフェインが含まれていないため、自由にブレン
ドして、好みの色、香りを楽しむことができ、また、飲
用者が求める薬効のみを発揮させることもできる。
【0007】これらのブレンドされたハーブティーは、
ペパーミントとリンデン、あるいは、ローズヒップとハ
イビスカスなどのように、ハーブ同士をブレンドしたも
のが一般的である。近年になってフルーツピールとハー
ブのブレンドしたものも市販されるようになった。
【0008】日本の薬草茶では、数十種類の薬草茶葉を
ブレンドしたものもあるが、これは飲みやすい薬草を基
本にして、多種の薬効成分を加味させることを目的とし
たものであり、色や香りや味を重視していない。
【0009】ハーブティの場合には、各ハーブ毎の独特
の色や香りが非常に大切され、ブレンドによりこれらの
特徴が崩れないようにすることが重視されるため、2種
程度のブレンドであり、多種のブレンドあるいは、ハー
ブ以外の植物とのブレンドは好まれなかった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
のハーブティは、主にヨーロッパの薬草が使用されてお
り、日本人向きの香りや趣向を考慮したハーブティはほ
とんど実現されていない。
【0011】また、日本の薬草茶は、多くの効能を持つ
ブレンドティーではあるが、美味しいとは言いがたく、
飲み難いものであり、アロマテラピー(芳香療法)に活
用できるような、色や香りを楽しむものはほとんどな
い。
【0012】また、日本特有の薬草類とハーブティに使
用されるハーブとは、お互いに強い香りや味を有するも
のであり、ブレンドにより異質の香りや味に変化するた
め、好ましくないものとされ、このようなブレンドをし
た茶飲料は実現されていない。
【0013】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、日本にある健康増進作用を有する有
用植物と、香りの優れたハーブとをブレンドし、日本人
好みの味、色や香りを有し、効能の優れたハーブティの
製造方法を実現することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を実現するた
めに、本発明においては、レモンの香りを持つハーブで
ある、レモングラスを粗切断して一定程度乾燥させ、そ
の後再度細かく切断したレモングラス茶葉原料と、細断
され、乾燥された健康増進作用を有する有用植物の茶葉
原料とを混合し、所定の期間、自然熟成させ、後に焙煎
処理することにより製造するハーブティーの製造方法で
ある。
【0015】レモングラスは、稲科の多年草植物であ
り、葉や茎を用いる。芳香の主な成分としてレモンと同
じシトラールが多く含まれている。原産地はインドだ
が、和名はコウスイガヤと呼ばれ、日本でも自生してい
る。
【0016】レモンよりもレモンのにおいが強く残るた
め、レモンエッセンスとして、香水や香料として広く使
用されている。また、消毒、殺菌、虫よけ効果などが知
られており、血液浄化作用があるため、脳血栓や貧血の
予防のための健康ハーブティとしても多く飲用されてい
る。
【0017】健康増進作用のある有用植物は、ウコンや
アロエなどの一般的に薬効を有する薬用植物やハーブあ
るいは、紅イモなどの野菜、果実、茶などの有用植物で
も良い。
【0018】レモングラスは、1.0〜5.0cmに細
断してから乾燥処理する。乾燥処理は、温度が60℃〜
80℃において、15〜18時間乾燥させる。
【0019】この一次乾燥により、レモングラスのエキ
スが、葉や茎の内部に一定程度残された状態で主に表面
部分が乾燥される。
【0020】ここでさらに細かく細断し、有用植物の茶
葉原料と混合させる。この状態で100日〜180日程
度自然熟成させる。細断によりレモングラスの葉や茎の
内部に残存していたレモングラスのエキスが徐々に滲出
し、有用植物に浸み込み熟成が促進される。
【0021】この熟成により、有用植物の強い臭いや、
強い味がまろやかになり、ハーブティとしての柔らかい
香りと味になる。
【0022】ウコンを有用植物としてブレンドした場
合、レモングラスの持つ、消毒、殺菌、浄化作用が熟成
効果をさらに高めるため、ウコンの刺激臭や強力な苦味
が緩和され、レモングラス特有の草っぽい臭いも消え
る。レモンにウコンのほのかな香りが加わり、さわやか
なレモングラスの味にウコンの苦味がまろやかになって
加味され、美味しいハーブティとなる。
【0023】また、有用植物として緑茶をブレンドする
と、緑茶の苦味が非常にまろやかになり、2番茶や3番
茶を1番茶と同様な美味しい味と香りにすることができ
る。
【0024】さらにまた、有用植物として紅イモ、ハイ
ビスカス、緑茶をブレンドすると、紅イモのほのかな香
りと味を有し、鮮やかな紅色の美味しいハーブティとな
る。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明は、茶葉の製造を業務とす
る中で、日本人の趣向に適したハーブティのないことに
着目し、ウコンなどのきつい味の薬用植物を手軽に飲用
できるティーパックタイプの茶飲料として美味しく飲用
できる方法について、鋭意研究を重ねた結果、ハーブで
あるレモングラスとブレンドし、一定期間自然熟成して
から焙煎して茶葉を製造することにより、きつい味と香
りが非常にまろやかなることを見出し、本発明を完成さ
せたものである。
【0026】以下に図面を用いて詳細に説明する。図1
は本発明によるハーブティの製造工程を示すフローチャ
ートである。本実施例では、ハーブにレモングラスを使
用し、有用植物としては、ウコンを使用した場合のハー
ブティの製造方法を示す。
【0027】まず始めにレモングラスの茶葉原料の製造
工程について説明する。 1)水洗工程 レモングラスの葉及び茎部を採取して、洗浄水槽内に入
れ、水洗いをし、充分に水切りをする。葉や茎に付着し
た土やゴミを取り除く。
【0028】2)第1切断工程 水洗し、水きりをしたレモングラスを10本程度束ね
て、切断装置により、2.0cm程度に切断する。切断
装置は、高橋製作所製の高速裁断機(200型)を使用
した。切断する長さは、1.0〜5.0cm程度が良
く、2.0〜3.0cmが最も良い。
【0029】1.0cm以下では、次ぎの一次乾燥時に
内部のエキスがすべて蒸発してしまい、自然熟成時にエ
キスがほとんどなくなり、熟成不良となる。また、5.
0cm以上では、熟成時にエキスが滲出するが、滲出部
分は切断部であるため、滲出面積が少なく、熟成期間中
に充分に滲出しきらず、やはり熟成不良となる。
【0030】3)第1乾燥工程 一次切断したレモングラスを切断面が完全に乾燥する程
度まで乾燥させ、茶葉原料とする。乾燥装置は、木原製
作所製の乾燥機(M−60型)を使用して、70℃で1
6時間熱風乾燥させた。乾燥温度は、50℃〜80℃
で、乾燥時間は、14時間〜18時間程度が良い。
【0031】次ぎにウコンの茶葉原料の製造工程につい
て説明する。 4)水洗工程 ウコンを採取し、洗浄槽内で水洗いし、土やゴミを除去
する。
【0032】5)スライス切断工程 水洗し充分に水切りしたウコンを2mm程度の厚さにス
ライス切断する。スライス切断には、高橋製作所製の高
速裁断機(200型)を用いた。切断厚さは、1mm〜
3mm程度が好ましく、厚すぎると乾燥が不充分とな
り、品質に問題が生じる恐れがあるため、好ましくな
い。
【0033】6)乾燥工程 スライスしたウコンを乾燥装置で十分に乾燥させる。乾
燥装置は、木原製作所製の乾燥機(M−60型)を使用
した。乾燥温度は、80℃〜140℃で、乾燥時間は、
18〜32時間程度とすることが好ましい。乾燥が不充
分となると、保存中に品質が悪化する恐れがあるため、
十分な乾燥が必要である。
【0034】上記のように製造した、レモングラスとウ
コンの茶葉原料を用いて以下のようにハーブティを製造
する。
【0035】7)混合工程 レモングラスの茶葉原料とウコンの茶葉原料を重量割合
で100:30の割合で混ぜ合わせ、充分に混合させ
る。本実施例では、レモングラス茶葉原料を5kgとウ
コン茶葉原料2kgを混合して混合茶葉原料とした。
【0036】8)自然熟成工程 混合した茶葉原料を密封容器に充填し、25℃〜28℃
に保持して150日間かけて自然熟成を行った。15日
に1回程度、内部の混合茶葉原料を攪拌し、ガス抜きを
行うことが好ましい。熟成温度は、自然熟成が行われる
22℃以上で行い、熟成期間は、120日〜150日程
度が良い。
【0037】本自然熟成により、レモングラスから滲み
出たエキスは、ウコンと混ざり、ウコンに浸透する。同
時にエキスは黄色となり、レモングラスも黄色っぽくな
る。香りは、ウコン特有のきつい香りが和らぎ、レモン
グラスの香りとほのかなウコンの香りが合わさったさわ
やかな香りとなる。
【0038】9)焙煎工程 自然熟成を行った混合茶葉原料を焙煎装置により、加熱
し焙煎する。この焙煎工程により、水分を十分に除去
し、香りを封じこめる。焙煎装置は、横山製作所製の品
温自動排出式排気乾燥火入れ機(20型)を使用した。
焙煎は、80℃で20分間焙煎した。焙煎温度は、60
℃〜120℃で20分〜30分程度が良い。
【0039】10)仕上切断工程 焙煎が終了した混合茶葉を2mm程度に仕上げ切断す
る。切断装置は、高橋製作所製の高速裁断機(200
型)を用いた。切断幅は、1mmから3mm程度が好ま
しい。
【0040】11)選別工程 仕上げ切断した混合茶葉をふるい機にかけ、茶葉の大き
さを揃える。ふるい機のメッシュは、4mmのものを用
いた。ふるい装置は、みやこ物産製の振動ふるい機(D
Y−450型)を使用した。
【0041】12)包装工程 ふるい機で大きさを調整した混合茶葉をティーパックに
詰め、アルミパックで包装してハーブティ商品とした。
ティーパック詰め及びアルミパック包装装置は、不双産
業製の自動ティーパックガス充填外装機(EPG−T
型)を用いた。
【0042】本実施例では、ティーパック入りのハーブ
ティとしたが、例えば200g入りの徳用パックなどの
商品としても良い。レモングラスとウコンが実際に混合
されていることが確認でき、ティーポットなどでお湯を
注いで飲用することができる。
【0043】図2は、本発明によるハーブティの製造工
程の他の実施例を示すフロー図である。前記と同様にレ
モングラスとウコンの茶葉原料とを使用した場合につい
て示し、茶葉原料の製造工程は図1と同様であるので省
略してある。
【0044】図1と同様にレモングラスとウコンの茶葉
原料を製造し、同様に混合工程13で100:30の重
量比で混合する。次に図1と同様に、自然熟成工程14
で混合茶葉原料を密封容器に充填し、25℃〜28℃に
保持して150日間自然熟成を行う。
【0045】15)粉砕工程 自然熟成された混合茶葉原料を粉砕装置により、0.1
mm〜0.3mm程度となるように粉砕する。粉砕装置
は、(株)名濃製の高速度粉砕機(HS−30型)を使
用した。
【0046】次に、焙煎工程16で粉砕した混合茶葉原
料を前記図1と同様に焙煎装置にかけて焙煎する。焙煎
温度は、60℃〜80℃で20分程度が好ましい。焙煎
後は、選別工程17で1mmメッシュのふるい機にかけ
て茶葉の大きさを整え、包装工程18でティーパック詰
めし、アルミパックに包装してハーブティ商品とした。
【0047】本実施例では、粉砕工程でレモングラスと
ウコンが完全に粉状とした後に焙煎しているため、茶成
分が溶け出しやすくなり、ティーパック用に最適であ
る。
【0048】以上に説明した製造工程により製造された
ハーブティは、ウコンの効能をそのままにして、きつい
苦味と香りが抑えられ、レモングラスのさわやかな香り
と、レモングラスにウコンがほのかに加わった美味しい
ハーブティとなる。
【0049】また、ウコンに替えて、沖縄県特産の緑茶
をブレンドした。上記同様にレモングラス茶葉原料を製
造し、緑茶に混合した。混合割合は、緑茶が100に対
してレモングラスを10とした。自然熟成は、25℃〜
28℃で、180日間熟成させた。上記のウコンの場合
と同様に、焙煎、選別、包装し、ティーパックを製造し
た。
【0050】沖縄県産緑茶は、渋み成分であるカテキン
が多く含まれており、このカテキンは、発ガンや老化、
動脈硬化の抑制、細菌の繁殖を防ぐ抗菌作用と抗毒作用
などがあるとされている。完成した緑茶ブレンドハーブ
ティは、レモングラスと緑茶の香りが非常にうまくマッ
チして、ほのかなレモンの香りとすがすがしい茶の香り
のするハーブティとなった。また、味は苦味が非常にま
ろやかになり、レモン風味が加味された美味しい高級緑
茶のようになった。
【0051】さらにまた、有用植物として沖縄県特産の
紅イモ、ハーブのハイビスカス、沖縄県産緑茶を用いて
ハーブティをブレンドした。前記同様にレモングラスの
茶葉原料を製造し、紅イモは、前記のウコンと同様に水
洗し、スライスして乾燥させたものを茶葉原料とした。
【0052】また、ハーブのハイビスカスは、和名がロ
ウゼルソウ、植物名(Hibiscus sabdariffa)で一般名
としてハイビスカス・ローゼルと呼ばれているハーブで
あり、花の散った後のがくの部分を乾燥させて用いる。
特に天然のクエン酸、リンゴ酸などビタミンCが豊富に
含まれており、ビタミンC補給のハーブとして知られて
いる。沖縄県産緑茶は、前記と同様である。
【0053】配合割合は、紅イモが100に対して、レ
モングラスを30、ハイビスカスを30、緑茶を60と
した。十分に混合した後に自然熟成を25℃〜28℃
で、130日間熟成させた。熟成後、上記と同様に焙
煎、選別、包装し、ティーパックを製造した。
【0054】出来上がった紅イモブレンドハーブティ
は、鮮やかな紅色で、さわやかな紅イモの香りを有し、
緑茶の風味が加味された美味しいハーブティとなった。
【0055】紅イモの色素はアントシアニンと呼ばれる
ポリフェノールであり、活性酸素を抑制する効果があ
り、動脈硬化やガンを予防する効果があるとされてい
る。通常、紅イモを乾燥粉末にすると、紅色となるが、
お湯を注ぐと、青色となり、次第に黒っぽく変色してし
まう。しかしながら、このアントシアニン色素は、ビタ
ミンCを加えると、再び鮮やかな紅色となる。
【0056】この場合では、ハイビスカスに含まれるビ
タミンCにより、上記の紅イモブレンドハーブティは、
青色や黒っぽく変色することはなく、鮮やかな紅色を呈
するようになり、レモングラスにより、この紅色の発色
が安定する。
【0057】また、緑茶をブレンドすることにより、紅
イモのイモっぽい味が消され、レモングラスとマッチし
た美味しいハーブティとなる。
【0058】尚、本実施例では、有用植物としてウコ
ン、緑茶、紅イモをブレンドした例を説明したが、レモ
ングラスを主茶葉原料とすれば、他の薬用植物や野菜、
果実、茶葉、他のハーブなどを複数混合しても良い。
【0059】レモングラスの効果的な熟成作用により、
きつい香りや味がまろやかになり、レモングラスのさわ
やかな香りとマッチして、美味しく、香りが良く、薬効
に優れたハーブティを製造することができる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明した本発明では、以下
に示すような効果がある。 1)自然熟成させることにより、強い味や香りを持つ茶
葉原料をまろやかなハーブティとすることができる。
【0061】2)レモングラスのエキスを効果的に滲出
させて熟成させることにより、強い味や香りの有用植物
をよりまろやかな味とし、レモングラスの香りとマッチ
したほのかな香りとなるハーブティとすることができ
る。
【0062】3)熟成後に粉砕し、焙煎することによ
り、茶成分が非常に溶け出しやすいハーブティとするこ
とができる。
【0063】4)低温焙煎(60℃〜120℃)によ
り、香気成分を飛散させずに効果的に封じ込めることが
できる。
【0064】5)ウコン特有のきつい苦味をまろやかに
し、美味しいハーブティーとすることができる。
【0065】6)緑茶の苦味をまろやかにすることがで
き、味が劣るとされる2番茶、3番茶を美味しいハーブ
ティとすることができる。
【0066】7)あざやかな紅色と、紅イモのほのかな
香りを有する美味しいハーブティとすることができる。
【0067】このように、本発明によれば、日本人の趣
向に適したハーブティとすることができるハーブティの
製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハーブティの製造工程を示すフロ
ー図である。
【図2】本発明によるハーブティの他の製造工程を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1 水洗工程(レモングラス) 2 第1切断工程 3 第1乾燥工程 4 水洗工程(ウコン) 5 スライス切断工程 6 乾燥工程 7、13 混合工程 8、14 自然熟成工程 9、16 焙煎工程 10 仕上切断工程 11、17 選別工程 12、18 包装工程 15 粉砕工程

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レモングラスの葉及び茎部を1.0〜
    5.0cmに粗切断する第1切断工程と、 粗切断したレモングラスを表面乾燥させる第1乾燥工程
    と、 一次乾燥させたレモングラスをさらに細かく切断する第
    2切断工程と、 2次切断されたレモングラス茶葉原料と、細断し乾燥さ
    れた有用植物からなる茶葉原料とを混合する混合工程
    と、 混合された茶葉原料を所定時間、自然熟成させる熟成工
    程と、 熟成させた混合茶葉原料を焙煎する焙煎工程により成る
    ことを特徴とするハーブティの製造方法。
  2. 【請求項2】 レモングラスの葉及び茎部を1.0〜
    5.0cmに粗切断する第1切断工程と、 粗切断したレモングラスを表面乾燥させる第1乾燥工程
    と、 一次乾燥させたレモングラスをさらに細かく切断する第
    2切断工程と、 2次切断されたレモングラス茶葉原料と、細断し乾燥さ
    れた有用植物からなる茶葉原料とを混合する混合工程
    と、 混合された茶葉原料を所定時間、自然熟成させる熟成工
    程と、 熟成された混合茶葉原料を粉砕する粉砕工程と、 粉砕された混合茶葉原料を焙煎する焙煎工程により成る
    ことを特徴とするハーブティの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記の有用植物がウコンであり、混合割
    合が重量比でレモングラスが100に対して、ウコンが
    10〜40であり、自然熟成期間を120日〜150日
    とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のハーブティーの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記の有用植物が緑茶であり、混合割合
    が重量比で緑茶が100に対して、レモングラスが10
    〜20であり、自然熟成期間を130日〜180日とす
    ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のハ
    ーブティーの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記の有用植物が紅イモ、ハイビスカス
    及び緑茶であり、混合割合が重量比で紅イモが100に
    対して、レモングラスが30〜50、ハイビスカスが3
    0〜50、緑茶が40〜60であり、自然熟成期間を1
    00日〜150日とすることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のハーブティーの製造方法。
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