JP2003112160A - 汚染土壌の浄化装置 - Google Patents

汚染土壌の浄化装置

Info

Publication number
JP2003112160A
JP2003112160A JP2001309453A JP2001309453A JP2003112160A JP 2003112160 A JP2003112160 A JP 2003112160A JP 2001309453 A JP2001309453 A JP 2001309453A JP 2001309453 A JP2001309453 A JP 2001309453A JP 2003112160 A JP2003112160 A JP 2003112160A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
contaminated soil
purifying
soil
conveying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001309453A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiwamu Arikawa
究 有川
Shigekazu Hatano
茂和 畑野
Isao Ishida
勲 石田
Kinya Fujita
謹也 藤田
Toru Eito
徹 栄藤
Seiichi Terakura
誠一 寺倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2001309453A priority Critical patent/JP2003112160A/ja
Publication of JP2003112160A publication Critical patent/JP2003112160A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚染土壌の浄化装置において、汚染土壌を効
率的に浄化処理することで作業効率の向上を図る。 【解決手段】 浄化処理装置11にて、ベルトコンベア
61による汚染土壌の搬送中に、この汚染土壌に対して
溶剤噴射装置64により溶剤を散布することで有害な有
機物質の分離処理を行い、また、浄化処理装置12に
て、搬送コンベアによる汚染土壌の搬送中に洗浄液を散
布して有害な無機物質の分離処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油、PCB、ダイ
オキシンなどの有害な有機物質や水銀や鉛等の重金属、
シアン類などの有害な無機物質により汚染された土壌を
浄化する汚染土壌の浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、生活排水、工場、事業所等か
らの排液などの浸漬による土壌汚染、また、工場跡地等
の土壌汚染により本来自然に分解不可能な化学物質で汚
染された土壌、地下水が増加し、その結果、生態系や社
会生活基盤としての土壌環境に深刻な影響を与えてい
る。そのため、このような汚染された土壌や地下水を浄
化処理する各種の方法が提案されている。しかし、上述
した油、PCB、ダイオキシン、水銀や鉛等の重金属、
シアン類などに関しては有効な処理方法がなく、焼却や
封じ込めなどの対策が行われているのが現状である。
【0003】従来から一般的に行われている焼却処理
は、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質に汚染
された土壌をロータリキルン等の焼却設備により高温度
雰囲気下で焼却処理し、汚染土壌に含まれている各種の
有害物質を焼却して分解し、浄化土壌として環境に戻す
ものである。また、この焼却設備にて各種の有害物質が
分解されて排出されるガスは無害化され、燃焼ガスと共
に排ガスとして大気に放出される。
【0004】しかし、このような大規模な焼却設備に関
しては、膨大な汚染土壌を処理するのにエネルギコスト
が大きく、また、処理後の土壌の変質等により廃棄物の
取り扱いとなる可能性を含んでおり、再利用するのが困
難となる恐れがある。一方、前述した汚染土壌の封じ込
め処理は、本質的には汚染土壌の浄化対策とは言えず、
単に自然界からの遮断と言う消極的な処理方法である。
そのため、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質
に汚染された土壌を適正に浄化して自然界に戻すための
経済的に有利な土壌の処理方法が望まれている。
【0005】そこで、例えば、特開平11−5075号
公報に開示された土壌浄化処理方法では、油汚染土に水
溶性有機溶剤を添加して混合攪拌し、汚染土中の油分を
抽出した後に固液分離し、その液状体を引き抜くことに
より汚染土内の油分を有機溶剤に混合された状態で汚染
土から分離除去し、固液分離で生じた液状体を蒸留して
有機溶剤を回収する一方、油分を分離して処理してい
る。従って、油分の含水率を著しく低下させ、適正に汚
染土を浄化して再利用を可能とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の土壌浄
化処理方法では、処理容器内に油汚染土を投入すると共
に水溶性有機溶剤を添加し、これらを混合攪拌して汚染
土中の油分を抽出しているが、この場合、一つの処理容
器内に対して油汚染土の投入作業及び水溶性有機溶剤の
添加作業を行っており、浄化処理がバッチ式であるため
に処理時間が長くかかってしまい、作業性並びに作業効
率が良くないという問題がある。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、汚染土壌を効率的に浄化処理することで作業効
率の向上を図った汚染土壌の浄化装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の汚染土壌の浄化装置は、有害物質
が含有した汚染土壌を搬送する搬送手段と、該搬送手段
に前記汚染土壌を投入する投入手段と、前記搬送手段に
より搬送中の前記汚染土壌に対して溶剤を散布して前記
有害物質を分離する浄化手段と、前記搬送手段により搬
送された浄化済土壌を受け取る受取手段とを具えたこと
を特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記搬送手段をベルトコンベヤとし、該ベルトコン
ベヤの下方に前記浄化手段により該ベルトコンベヤ上の
前記汚染土壌に散布された溶剤を回収する溶剤回収タン
クを設けたことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記浄化手段によって浄化処理された浄化済土壌に
残留する溶剤を除去して乾燥する乾燥手段を設けたこと
を特徴としている。
【0011】請求項4の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記浄化手段による浄化済土壌に残留する有害物質
量を検出あるいは推測する有害物質量検知手段と、該有
害物質量検知手段の検知結果に基づいて該浄化済土壌を
前記投入手段に戻す再処理手段とを設けたことを特徴と
している。
【0012】請求項5の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記搬送手段をほぼ水平な軸心をもって回転可能な
回転ドラムとし、前記浄化手段は該回転ドラム内の前記
汚染土壌に対して前記溶剤を散布可能とし、該回転ドラ
ムの下方に前記溶剤を回収する溶剤回収タンクを設けた
ことを特徴としている。
【0013】請求項6の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記ベルトコンベヤの一部を前記溶剤回収タンク内
に浸漬洗浄することを特徴としている。
【0014】請求項7の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記汚染土壌を搬送する前記ベルトコンベヤの下面
から吸引する吸引手段を設けたことを特徴としている。
【0015】請求項8の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記投入手段により前記搬送手段に投入される汚染
土壌に含有する有害物質量を検出する有害物質量検出手
段を設け、該有害物質量検出手段の検出結果に基づいて
前記搬送手段による前記汚染土壌の搬送速度あるいは前
記浄化手段による溶剤の散布量を調整することを特徴と
している。
【0016】請求項9の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記ベルトコンベヤの表面に凹凸部を設けたことを
特徴としている。
【0017】請求項10の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記搬送手段を水平な支持筒内に回転可能に装着さ
れたスクリュー軸とし、前記浄化手段により該支持筒内
の前記汚染土壌に前記溶剤を散布可能とし、該支持筒の
下方に前記溶剤を回収する溶剤回収タンクを設けたこと
を特徴としている。
【0018】請求項11の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、溶剤を貯留する溶剤槽と、該溶剤槽内に有害物質が
含有した汚染土壌を投入する投入手段と、前記溶剤槽内
で前記汚染土壌を搬送しながら前記有害物質を分離する
搬送浄化手段と、前記搬送浄化手段により搬送された浄
化済土壌を受け取る受取手段とを具えたことを特徴とし
ている。
【0019】請求項12の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記搬送浄化手段はドラッグチェーンコンベヤであ
ることを特徴としている。
【0020】請求項13の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記搬送浄化手段はチューブコンベヤであることを
特徴としている。
【0021】請求項14の発明の汚染土壌の浄化装置で
は、前記溶剤槽には抽出溶剤を循環精製する溶剤精製手
段を設けたことを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明するが、本発明は以下に説明する
実施の形態に限定されるものではない。
【0023】図1に本発明の第1実施形態に係る汚染土
壌の浄化システムにおける溶剤による浄化処理装置を表
す概略、図2に本実施形態の汚染土壌の浄化システムの
全体概略を示す。
【0024】本実施形態の汚染土壌の浄化システムにお
いて、図2に示すように、汚染土壌を投入して浄化処理
するための処理装置は、溶剤による浄化処理装置11と
洗浄液による浄化処理装置12とから構成されている。
タンクユニット13は、精製溶剤タンク14と、排出溶
剤タンク15,16と、洗浄液タンク17とを有してい
る。精製溶剤タンク15は、汚染土壌に含有する有害な
有機物質(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を抽
出するための溶剤を貯留するものであって、精製溶剤供
給ポンプ(溶剤供給手段)18を有する供給配管19を
介して浄化処理装置11に連結されている。一方、排出
溶剤タンク15,16は、浄化処理装置11で汚染土壌
から抽出した有機物質を含有する溶剤を貯留するもので
あって、操作弁20及び抽出溶剤排出ポンプ21を有す
る排出配管22を介して浄化処理装置11の溶剤回収タ
ンク23に連結されている。
【0025】従って、操作弁20を閉止した状態で精製
溶剤ポンプ18を駆動すると、精製溶剤タンク14内の
溶剤を供給配管19を介して浄化処理装置11に供給す
ることができ、また、操作弁20を開放して抽出溶剤排
出ポンプ21を駆動すると、浄化処理装置11の溶剤回
収タンク23に回収された抽出溶剤を排出配管22を介
して各排出溶剤タンク15,16に排出することができ
る。
【0026】また、洗浄液タンク17は、汚染土壌に含
有する有害な無機物質(水銀や鉛等の重金属、シアン類
等)を溶解抽出または分解する洗浄液を貯留するもので
あって、洗浄液供給ポンプ24を有する供給配管25を
介して浄化処理装置12に連結されている。そして、こ
の浄化処理装置12の洗浄液回収タンク26には操作弁
27及び洗浄液排出ポンプ28を有する排出配管29が
連結されている。
【0027】従って、操作弁27を閉止した状態で洗浄
液ポンプ24を駆動すると、洗浄液タンク17内の洗浄
液を供給配管25を介して浄化処理装置12に供給する
ことができ、また、操作弁27を開放して洗浄液排出ポ
ンプ28を駆動すると、浄化処理装置12の溶剤回収タ
ンク26に回収された抽出洗浄液を排出配管29を介し
て排出することができる。
【0028】浄化ユニット30は、浄化処理装置11か
ら排出されて排出溶剤タンク15,16に貯留された抽
出溶剤から有機物質を除去して精製する溶剤精製装置3
1と、浄化処理装置12から排出された抽出洗浄液から
無機物質を除去して精製する洗浄液精製装置32と、浄
化処理装置11にエアを供給して有機物質が除去された
浄化済の土壌に対して、残留した溶剤を除去して乾燥す
る乾燥装置33とを有している。
【0029】この溶剤精製装置31は、砂などの粗粒子
を除去するストレーナ34と、油脂を除去するオイルス
トレーナ35と、ボイラ36が連結された蒸留塔37と
から構成されている。そして、排出溶剤タンク15,1
6とストレーナ34とが移送ポンプ38を有する移送配
管39により接続されている。一方、蒸留塔37と精製
溶剤タンク14とが凝縮器40及び返送配管41により
連結されている。また、ストレーナ34、オイルストレ
ーナ35、蒸留塔37には有機物質排出管42を介して
有機物質処理装置(貯溜タンク、処理装置)43が連結
されている。
【0030】従って、移送ポンプ38を駆動して排出溶
剤タンク15,16の抽出溶剤が移送配管39を通して
溶剤精製装置31に送られると、ここで、溶剤から油、
PCB、ダイオキシン等の有機物質が取り除かれ、浄化
された溶剤を凝縮器40を介して返送配管41を通って
精製溶剤タンク14に戻すことができる。一方、溶剤精
製装置31で除去された有機物質は有機物質排出管42
を通して有機物質処理装置43に送られ、ここで貯留保
管して無害化処理することができる。
【0031】洗浄液精製装置32は、砂ろ過塔44と樹
脂吸着塔45とから構成されており、洗浄液の排出配管
29の下流端部が砂ろ過塔44に連結され、樹脂吸着塔
45と洗浄液タンク17とが返送配管46により連結さ
れ、砂ろ過塔44及び樹脂吸着塔45には無機物質排出
管47を介して無機物質処理装置48が連結されてい
る。
【0032】従って、洗浄液排出ポンプ28を駆動して
浄化処理装置12の洗浄液回収タンク26から排出配管
29を通して抽出洗浄液が洗浄液精製装置32に送られ
ると、ここで、洗浄液から水銀や鉛等の重金属、シアン
類等の無機物質が取り除かれ、浄化された洗浄液を返送
配管46を通して洗浄液タンク17に戻すことができ
る。一方、洗浄液精製装置32で除去された無機物質は
無機物質排出管47を通して無機物質処理装置48に送
られ、ここで無害化あるいは濃縮処理することができ
る。
【0033】また、乾燥装置33は、浄化処理装置11
から排出された溶剤(ミスト)を含んだエアを取り込ん
で、含有するミストを分離するノックアウトポット49
と、エアを冷却する熱交換器50と、溶剤蒸気を吸着す
る活性炭塔51とから構成されている。浄化処理装置1
1はエア排出配管52を介してノックアウトポット49
に連結され、活性炭塔51はエア供給ポンプ53を有す
るエア供給配管54を介して浄化処理装置11に連結さ
れている。また、ノックアウトポット49及び熱交換器
50は溶剤返送ポンプ55を有する返送配管56を介し
て排出溶剤タンク16に連結されている。
【0034】従って、エア供給ポンプ53を作動する
と、エアがエア供給配管54を介して浄化処理装置11
に供給され、浄化処理装置11の浄化済の土壌に残留す
る溶剤を蒸発して土壌から除去することができる。一
方、残留溶剤が気化したエアはエア排出配管52を介し
て吸引され、ノックアウトポット49内で含有する溶剤
ミストが分離され、また、熱交換器50で冷却されて溶
剤蒸気が液状となり、更に、活性炭塔51で浄化され
る。
【0035】なお、ユーティリティユニット57として
ボイラユニット58、冷却ユニット59、コンプレッサ
ユニット60等が設けられている。このボイラユニット
58は浄化処理装置11に供給するエアを必要に応じて
加熱するためのものであり、冷却ユニット59は熱交換
器50で浄化処理装置11から排出されたエアを冷却し
て昇温した冷却水を冷却するためのものであり、コンプ
レッサユニット60は各種のポンプを作動するためのも
のである。
【0036】ここで、上述した浄化処理装置11につい
て詳細に説明する。図1に示すように、汚染土壌を搬送
する搬送手段としてのベルトコンベヤ61が水平をなし
て配設されており、このベルトコンベヤ61の基端部側
には汚染土壌を投入する投入手段としての投入ホッパ6
2が配設されている。ベルトコンベヤ61の上方には搬
送中の汚染土壌に対して溶剤を散布して有害物質を分離
する浄化手段としての複数の噴射ノズル63を有する溶
剤噴射装置64が配設されており、この溶剤噴射装置6
4には溶剤の供給配管19が連結されている。一方、ベ
ルトコンベヤ61の先端部側には浄化済の土壌を受け取
る受取手段としての受取ホッパ65及び搬出コンベヤ6
6が配設されている。
【0037】また、ベルトコンベヤ61の下方には溶剤
噴射装置64から散布された溶剤を回収する溶剤回収タ
ンク23が配設され、この溶剤回収タンク23には抽出
溶剤の排出配管22が連結されている。更に、受取ホッ
パ65の下方には浄化済の土壌に対してエアを通風する
乾燥装置33を構成するエア噴射装置67が配設される
一方、受取ホッパ65の上方には浄化済の土壌から気化
した溶剤(ミスト)を含んだエアを吸引するエア吸引装
置68が配設されており、浄化済土壌に残留する溶剤を
除去して乾燥させることができる。なお、このエア噴射
装置67を、図1に二点鎖線で示すように、ベルトコン
ベヤ61の先端部下方に配設してもよい。
【0038】なお、溶剤による浄化処理装置11につい
て説明したが、洗浄液による浄化処理装置12もほぼ同
様の構成となっており、図示しないが、ベルトコンベヤ
の基端部側に溶剤による浄化が終了した土壌を投入する
投入ホッパが配設され、上方には洗浄液を散布する洗浄
液噴射装置が配設される一方、下方には洗浄液回収タン
クが配設され、ベルトコンベヤの先端部側には浄化済土
壌を受け取る受取ホッパが配設されている。なお、浄化
済土壌に残留する洗浄液を除去して乾燥する乾燥装置を
設けてもよい。
【0039】また、汚染土壌に含まれる油、PCB、ダ
イオキシンなどの有害な有機物質を抽出するための溶剤
と、汚染土壌に含まれる水銀や鉛等の重金属、シアン類
などの有害な無機物質を溶解抽出または分解洗浄する洗
浄液は、事前に汚染土壌の調査を行うことで、汚染土壌
に含まれる有害物質の含有量や濃度に応じてその種類を
設定する必要がある。この場合、溶剤として親水性溶
剤、例えば、アルコールが好適であり、洗浄液として
水、アルカリ液、酸性液が好適である。具体的には、ア
ルコール貯留タンクや水タンク、アルカリ液タンク、酸
性液タンクを設ける必要がある。
【0040】ここで、上述した本実施形態の汚染土壌の
浄化システムによる浄化処理方法について説明する。こ
の場合、事前に土壌の浄化処理を行う現地の汚染状態を
事前に調査し、必要な機材や処理剤等を準備し、現地に
各種の装置を搬送して組み立てて浄化設備を設置する。
【0041】そして、汚染土壌を浄化処理するための設
備が設置されると、図1及び図2に示すように、パワー
ショベル等を用いて浄化処理装置11の投入ホッパ62
に汚染土壌を投入すると、投入ホッパ62はベルトコン
ベア61に汚染土壌を所定量ずつ供給することで、汚染
土壌がベルトコンベア61上を搬送される。一方、精製
溶剤ポンプ18により精製溶剤タンク14の溶剤(アル
コール)を供給配管19を介して溶剤噴射装置64に供
給する。すると、各噴射ノズル63からベルトコンベア
61上を搬送中の汚染土壌に対して溶剤が散布され、こ
の溶剤が汚染土壌に浸透することで汚染土壌に含有する
有機物質、つまり、油、PCB、ダイオキシンを抽出す
ることができる。
【0042】溶剤は汚染土壌に含有する油、PCB、ダ
イオキシンを抽出すると、ベルトコンベア61を通して
落下して溶剤回収タンク23に回収される。この溶剤回
収タンク23内の抽出溶剤を排出配管22を介して排出
溶剤タンク15,16に排出する。このようにしてベル
トコンベア61上を搬送中の土壌から有害な有機物質が
除去されたら、浄化済の土壌はベルトコンベア61から
受取ホッパ65に投入される。そして、エア供給ポンプ
53を作動してエアをエア噴射装置67から浄化済の土
壌に送給することで、残留する溶剤を蒸発して土壌から
除去し、残留溶剤が気化したエアをエア吸引装置68に
より吸引し、ノックアウトポット49及び熱交換器50
で溶剤ミストを液状とし、活性炭塔51で浄化する。
【0043】このように浄化処理装置11で汚染土壌か
ら有害な有機物質が除去されたら、溶剤により浄化が終
了した土壌は搬出コンベヤ66により浄化処理装置12
に搬送され、前述と同様に、ベルトコンベアで搬送中の
汚染土壌に対して洗浄液を散布して含有する有害な無機
物質、つまり、重金属などを除去し、抽出洗浄液はベル
トコンベアを通して落下して洗浄液回収タンクに回収さ
れる一方、汚染土壌から有害な無機物質が除去された
ら、浄化済土壌はベルトコンベアから受取ホッパに投入
され、搬出コンベアにより所定の場所に搬出され、自然
界に戻して再利用可能とする。
【0044】一方、排出溶剤タンク15,16の抽出溶
剤を移送ポンプ38により移送配管39を介して溶剤精
製装置31に送り、ここで溶剤から油、PCB、ダイオ
キシン等の有機物質を除去し、浄化された溶剤を精製溶
剤タンク14に戻す。一方、溶剤精製装置31で除去さ
れた有機物質は有機物質排出管42を通して有機物質処
理装置43に送られ、ここで無害化処理する。この場
合、油は焼却処理し、PCBは水熱分解処理する。ま
た、洗浄液精製装置32では、洗浄液回収タンク26か
ら排出配管29を通して回収された洗浄液から無機物質
を取り除き、浄化された洗浄液を洗浄液タンク17に戻
す。一方、洗浄液精製装置32で除去された有害な無機
物質は無機物質排出管47を通して無機物質処理装置4
8に送られ、ここで無害化処理する。
【0045】このように本実施形態の汚染土壌の浄化シ
ステムでは、浄化処理装置11にて、ベルトコンベア6
1による汚染土壌の搬送中に溶剤を散布して有害な有機
物質の分離処理を行い、また、浄化処理装置12にて、
搬送コンベアによる汚染土壌の搬送中に洗浄液を散布し
て有害な無機物質の分離処理を行っている。
【0046】従って、汚染土壌に含有する有害物質を連
続して浄化処理することができ、汚染土壌を効率的に浄
化処理することで作業効率を向上することができる。
【0047】また、汚染土壌に対して散布した溶剤(洗
浄液)は下方の溶剤回収タンク23により回収して再利
用することで、溶剤を効率的に使用して処理コストを低
減することができる。更に、溶剤により浄化処理が終了
して搬送中の土壌に対してエアを送給して乾燥すること
で、汚染土壌の浄化処理と乾燥処理を連続して行うこと
ができる。
【0048】なお、上述の実施形態の汚染土壌の浄化シ
ステムでは、溶剤として親水性溶剤、例えば、アルコー
ルを使用し、洗浄液として水、アルカリ液、酸性液を使
用して説明したが、親水性溶剤としてアルコールの他、
ケトン等を用いることができ、溶剤として親水性溶剤の
他、疎水性溶剤として炭化水素類、芳香族類等を用いる
ことができる。また、この親水性溶剤(アルコール、ケ
トン等)と疎水性溶剤(炭化水素類、芳香族類等)とを
用い、含水状態にある汚染土壌中の水分を親水性溶剤で
脱水した後、有機物質に対して抽出・溶解能力の高い疎
水性溶剤により汚染土壌に含有する有害の有機物質を抽
出除去し、洗浄剤により無機物質を溶解・分解して除去
するようにしてもよい。また、この場合、親水性溶剤と
疎水性溶剤を混合した混合溶剤を用いることで、処理時
間を短縮することができる。
【0049】また、上述した実施形態では、汚染土壌に
溶剤を散布して汚染土壌に含有する有害な有機物質(例
えば、油、PCB、ダイオキシン等)を分離すると共
に、洗浄液を散布して汚染土壌に含有する有害な無機物
質(水銀や鉛等の重金属、シアン類等)を分離するよう
にしたが、汚染土壌に含まれる有害物質の種類に応じて
溶剤だけ、あるいは洗浄液だけを供給して浄化処理を行
ってもよい。
【0050】図3乃至図11に本発明の他の実施形態に
係る汚染土壌の浄化システムにおける溶剤による浄化処
理装置を表す概略を示す。なお、前述した実施形態で説
明したものと同様の機能を有する部材には同一の符号を
付して重複する説明は省略する。
【0051】第2実施形態において、図3に示すよう
に、浄化処理装置71は、前述した第1実施形態のベル
トコンベヤ61、投入ホッパ62、複数の噴射ノズル6
3を有する溶剤噴射装置64、受取ホッパ65、搬出コ
ンベヤ66を有し、この受取ホッパ65に有害物質検出
センサ(例えば、レーザ誘起蛍光分析装置)72が装着
されると共に、受取ホッパ65と搬出コンベヤ66との
間に再処理手段としての正逆搬送可能な搬送コンベア7
3が配設されている。なお、有害物質検出センサ72に
代えて、溶剤回収タンク23内に抽出溶剤に含有する有
害物濃度を検出する濃度センサ74を設けてもよい。
【0052】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
するとベルトコンベア61に汚染土壌が所定量ずつ供給
されて搬送され、溶剤噴射装置64の各噴射ノズル63
からベルトコンベア61上を搬送中の汚染土壌に対して
溶剤が散布され、この溶剤が汚染土壌に浸透することで
含有する油、PCB、ダイオキシンなどの有害物質を抽
出することができる。そして、汚染土壌から有害物質を
抽出した抽出溶剤は、ベルトコンベア61を通して落下
して溶剤回収タンク23に回収される。一方、有害物質
が除去された浄化済の土壌はベルトコンベア61から受
取ホッパ65に投入される。
【0053】このとき、有害物質検出センサ72が受取
ホッパ65に投入された浄化済土壌に残留する有害物質
の残留量を検出する。そして、検出した有害物質の残留
量が、公定法で定められた基準値以下になっていれば、
搬送コンベア73を正転方向に駆動し、受取ホッパ65
から受け取った浄化済土壌をこの搬送コンベア73によ
り搬出コンベア66に送って搬出し、自然界に戻して再
利用可能とする。一方、浄化済土壌における有害物質の
残留量が基準値より多ければ、搬送コンベア73を逆転
方向に駆動し、受取ホッパ65から受け取った浄化済土
壌をこの搬送コンベア73により投入ホッパ62に戻し
て再処理を行う。
【0054】このように受取ホッパ65に浄化済土壌に
残留する有害物質の残留量を検出する有害物質検出セン
サ72、あるいは、溶剤回収タンク23内に抽出溶剤に
含有する有害物濃度を検出する濃度センサを設け、この
有害物質検出センサ72あるいは溶剤回収タンク23の
検出結果に基づいて正逆搬送可能な搬送コンベア73を
受取ホッパ65と搬送コンベア73の間に設けている。
【0055】そのため、浄化済土壌における有害物質の
残留量が公定法で定められた基準値以下であれば、搬送
コンベア73を正転方向に駆動して浄化済土壌を受取ホ
ッパ65から搬送コンベア73に搬出する一方、有害物
質の残留量が基準値より多ければ、搬送コンベア73を
逆転方向に駆動して浄化済土壌を受取ホッパ65から投
入ホッパ62に戻して再処理を行うこととなり、浄化が
不適切な汚染土壌が排出されることはなく、汚染土壌を
高精度に行うことができる。
【0056】第3実施形態において、図4に示すよう
に、浄化処理装置81では、前述した第1実施形態のベ
ルトコンベヤ61に代えて搬送手段として回転ドラム8
2が設けられている。即ち、回転ドラム82はメッシュ
形状(あるいは多孔形状)をなし、図示しない支持機構
によりほぼ水平な軸心をもって回転可能に支持されてお
り、内周面に軸方向に対して傾斜した複数のスクレーパ
83が取付けられている。そして、この回転ドラム82
の基端部側には投入ホッパ62が配設され、上方には複
数の噴射ノズル63を有する溶剤噴射装置64が配設さ
れ、先端部側には浄化済の土壌を受け取る受取ホッパ6
5及び搬出コンベヤ66が配設されている。また、回転
ドラム82の下方には溶剤を回収する溶剤回収タンク2
3が配設されている。
【0057】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
すると回転ドラム82内に汚染土壌が所定量ずつ供給さ
れると共に、溶剤噴射装置64の各噴射ノズル63から
回転ドラム82に溶剤が散布されるとメッシュ孔から内
部に流通して汚染土壌に浸透する。このとき、回転ドラ
ム82が回転することで、内部の汚染土壌がスクレーパ
83に攪拌されながら搬送されることとなり、汚染土壌
に溶剤が確実に浸透することで、含有する油、PCB、
ダイオキシンなどの有害物質を抽出することができる。
そして、汚染土壌から有害物質を抽出した抽出溶剤は、
回転ドラム82から落下して溶剤回収タンク23に回収
される。一方、有害物質が除去された浄化済の土壌は回
転ドラム82から受取ホッパ65に排出される。
【0058】このように回転ドラム82を回転自在に支
持し、この回転ドラム82内に汚染土壌を投入すると共
に溶剤を散布し、回転ドラム82を回転することでスク
レーパ82により汚染土壌と溶剤とを混合攪拌しながら
搬送するようにしている。そのため、汚染土壌に対して
溶剤が確実に浸透して有害物質を抽出することができ、
汚染土壌の浄化効率を向上することができる。
【0059】第4実施形態において、図5に示すよう
に、浄化処理装置91では、搬送手段として4つの支持
ローラ92により支持されたベルトコンベア93を設
け、このベルトコンベヤ93の下部を溶剤回収タンク2
3内に浸漬させている。
【0060】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
するとベルトコンベア93に汚染土壌が所定量ずつ供給
されて搬送され、溶剤噴射装置64の各噴射ノズル63
からベルトコンベア93上を搬送中の汚染土壌に対して
溶剤が散布され、この溶剤が汚染土壌に浸透することで
含有する油、PCB、ダイオキシンなどの有害物質を抽
出することができる。そして、汚染土壌から有害物質を
抽出した抽出溶剤は、ベルトコンベア93を通して落下
して溶剤回収タンク23に回収される。この場合、ベル
トコンベヤ93は浄化済土壌を受取ホッパ65に供給
後、溶剤回収タンク23内の溶剤に浸漬しながら移送す
ることとなり、ここでベルトコンベア93の表面に付着
した土壌の微粒子などが洗浄除去されることとなる。
【0061】そのため、ベルトコンベヤ93の目詰まり
を防止して抽出溶剤を確実に溶剤回収タンク23に回収
することができ、汚染土壌の浄化精度を向上することが
できると共に、処理コストを低減することができる。
【0062】第5実施形態において、図6に示すよう
に、浄化処理装置101では、ベルトコンベア93の下面
部に密閉可能な溶剤回収タンク102を配設し、この溶剤
回収タンク23に吸引配管103を介してブロア104が連結
されている。
【0063】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
するとベルトコンベア93に汚染土壌が所定量ずつ供給
されて搬送され、溶剤噴射装置64からベルトコンベア
93上を搬送中の汚染土壌に対して溶剤が散布され、こ
の溶剤が汚染土壌に浸透することで含有する有害物質を
抽出することができる。そして、汚染土壌から有害物質
を抽出した抽出溶剤は、ベルトコンベア93を通して溶
剤回収タンク102に回収される。このとき、ブロア104を
作動して吸引配管103を介して溶剤回収タンク102内を負
圧とすることで、ベルトコンベヤ93上の汚染土壌に散
布された溶剤は、溶剤回収タンク102内に確実に回収さ
れることとなる。
【0064】そのため、抽出溶剤を溶剤回収タンク102
内に確実に回収することができ、処理コストを低減する
ことができると共に、ベルトコンベヤ102の目詰まりを
防止して汚染土壌の浄化精度を向上することができる。
【0065】第6実施形態において、図7に示すよう
に、浄化処理装置111では、投入ホッパ65に有害物質
検出センサ(例えば、レーザ誘起蛍光分析装置)112を
装着し、この有害物質検出センサ112の検出結果に基づ
いて汚染土壌の搬送速度あるいは溶剤の散布量を調整し
ている。即ち、投入ホッパ65に装着された有害物質検
出センサ112は、投入ホッパ62に投入された汚染土壌
に含有する有害物質量を検出するものである。
【0066】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
すると、有害物質検出センサ112は汚染土壌に含有する
有害物質量を検出し、この有害物質の含有量が所定値よ
りも高いときには、ベルトコンベヤ102の駆動装置を制
御して汚染土壌の搬送速度を遅くしたり、溶剤噴射装置
64を作動装置を制御して溶剤の散布量を多くする。一
方、汚染物質における有害物質の含有量が所定値よりも
低いときには、ベルトコンベヤ102の駆動装置を制御し
て汚染土壌の搬送速度を速くしたり、溶剤噴射装置64
を作動装置を制御して溶剤の散布量を少なくする。
【0067】このように汚染土壌における有害物質の含
有量に応じてベルトコンベヤ102による汚染土壌の搬送
速度や溶剤噴射装置64による溶剤の散布量を調整する
ようにしている。そのため、汚染土壌の汚染度合に応じ
た浄化処理を行うことができ、汚染土壌に含有する有害
物質を確実に浄化処理することができ、汚染土壌を効率
的に浄化処理することで作業効率を向上することができ
る。
【0068】第7実施形態において、図8に示すよう
に、浄化処理装置121は、搬送手段として表面に多数の
突起部122が形成されたベルトコンベヤ123を設けてい
る。従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入するとベ
ルトコンベア123に汚染土壌が所定量ずつ供給されて搬
送され、溶剤噴射装置64から溶剤が散布される。この
とき、ベルトコンベヤ123の各突起部122が汚染土壌を攪
拌しながら搬送するため、散布された溶剤と適正に混合
されることとなり、この溶剤が汚染土壌に浸透すること
で含有する有害物質を抽出することができる。
【0069】このように汚染土壌を搬送するベルトコン
ベア123の表面に多数の突起部122を形成しており、汚染
土壌と溶剤とを適正に混合して溶剤を汚染土壌に早期に
浸透させることで、汚染土壌に含有する有害物質を確実
に抽出することができ、浄化効率を向上することができ
る。
【0070】第8実施形態において、図9に示すよう
に、浄化処理装置131では、搬送手段としてスクリュー
軸132が設けられている。即ち、円筒形状をなすハウジ
ング133内にはモータ134により回転可能な回転軸135が
装着され、この回転軸135にはらせん状に旋回羽136が取
付けられており、回転軸135と旋回羽136によりスクリュ
ー軸132が構成されている。そして、ハウジング133の基
端部には投入口137が形成される一方、他端部には排出
口138が形成され、外周面には多数の貫通小孔139が形成
されている。
【0071】従って、投入ホッパ62に汚染土壌を投入
するとハウジング133内に汚染土壌が所定量ずつ供給さ
れると共に、溶剤噴射装置64から溶剤が散布されて多
数の貫通小孔139から内部に流通して汚染土壌に浸透す
る。このとき、モータ134によりスクリュー軸132が旋回
することで、内部の汚染土壌が攪拌されながら搬送され
ることとなり、汚染土壌に溶剤が確実に浸透すること
で、含有する有害物質を抽出することができる。そし
て、汚染土壌から有害物質を抽出した抽出溶剤は落下し
て溶剤回収タンク23に回収される。
【0072】このように貫通小孔139を有するハウジン
グ133内にスクリュー軸132を旋回可能に支持し、このハ
ウジング133内に汚染土壌を投入すると共に溶剤を散布
し、スクリュー軸132を旋回することで汚染土壌と溶剤
とを混合攪拌しながら搬送するようにしている。そのた
め、汚染土壌に対して溶剤が確実に浸透して有害物質を
抽出することができ、汚染土壌の浄化効率を向上するこ
とができる。
【0073】図10に示すように、第9実施形態の浄化
処理装置141において、所定の広さ及び深さを有する溶
剤槽142内には溶剤を貯留可能となっており、この溶剤
槽142の一端部側には投入手段としての投入ホッパ143が
配設されている。そして、溶剤槽142内には複数の支持
ローラ144により多数のスクレーパ145を有するドラッグ
チェーンコンベヤ(搬送浄化手段)146が循環移動可能
に配設されている。また、溶剤槽142の他端部側には受
取手段としての連結コンベヤ147、受取ホッパ148、搬出
コンベヤ149が配設されている。更に、溶剤槽142には循
環ポンプ150により抽出溶剤を循環して精製する溶剤精
製装置151が設けられている。
【0074】従って、汚染土壌を投入ホッパ143に投入
すると、この投入ホッパ143から所定量の汚染土壌が溶
剤槽142内に供給され、ドラッグチェーンコンベヤ146が
循環移動する。このとき、汚染土壌は溶剤槽142内の溶
剤に浸漬洗浄され、且つ、各スクレーパ145がこの汚染
土壌を攪拌しながら搬送するため、汚染土壌に含有する
有害物質を抽出することができる。そして、溶剤槽142
内で浄化された土壌はこのドラッグチェーンコンベヤ14
6により連結コンベヤ147にかき出され、受取ホッパ148
から搬出コンベヤ149に排出される。一方、この浄化処
理中に、循環ポンプ150を駆動して溶剤槽142内の抽出溶
剤を溶剤精製装置151に送って精製しており、溶剤槽142
内の溶剤の濃度を所定濃度に維持することができる。
【0075】このように溶剤が貯留された溶剤槽142内
に汚染土壌を搬送しながら浄化するドラッグチェーンコ
ンベヤ146を設けたことで、大量の汚染土壌を連続して
浄化処理することができ、汚染土壌を効率的に浄化処理
することで作業効率を向上することができる。
【0076】図11に示すように、第10実施形態の浄
化処理装置161において、所定の広さ及び深さを有する
溶剤槽162内には溶剤を貯留可能となっており、この溶
剤槽162の一端部側には投入手段としての投入ホッパ163
が配設されている。そして、溶剤槽162内には複数の支
持ローラ164によりチューブコンベヤ(搬送浄化手段)1
65が循環移動可能に配設されている。このチューブコン
ベヤ165 は端部では平板形状で土壌の投入排出が可能で
あり、溶剤槽162内では支持ローラ164に支持されてチュ
ーブ状に丸められて土壌を搬送可能となっている。ま
た、溶剤槽162の他端部側には受取手段としての受取ホ
ッパ166及び搬出コンベヤ167が配設されている。更に、
溶剤槽162には循環ポンプ168により抽出溶剤を循環して
精製する溶剤精製装置169が設けられている。
【0077】従って、汚染土壌を投入ホッパ163に投入
すると、この投入ホッパ163から所定量の汚染土壌が溶
剤槽162内に供給され、チューブコンベヤ165が循環移動
する。このとき、汚染土壌は溶剤槽162内の溶剤に浸漬
洗浄されながら搬送するため、汚染土壌に含有する有害
物質を抽出することができる。そして、溶剤槽142内で
浄化された土壌はこのチューブコンベヤ165により受取
ホッパ166から搬出コンベヤ167に排出される。一方、こ
の浄化処理中に、循環ポンプ168を駆動して溶剤槽162内
の抽出溶剤を溶剤精製装置169に送って精製しており、
溶剤槽162内の溶剤の濃度を所定濃度に維持することが
できる。
【0078】このように溶剤が貯留された溶剤槽162内
に汚染土壌を搬送しながら浄化するチューブコンベヤ16
5を設けたことで、大量の汚染土壌を連続して浄化処理
することができ、汚染土壌を効率的に浄化処理すること
で作業効率を向上することができる。
【0079】なお、上述した各実施形態を別々に説明し
たが、各実施形態の装置を組み合わせて適用してもよ
く、各実施形態に限定されるものではない。
【0080】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の汚染土壌の浄化装置によれば、
有害物質が含有した汚染土壌を搬送する搬送手段と、こ
の搬送手段に汚染土壌を投入する投入手段と、搬送手段
により搬送中の汚染土壌に対して溶剤を散布して有害物
質を分離する浄化手段と、搬送手段により搬送された浄
化済土壌を受け取る受取手段とを設けたので、汚染土壌
に含有する有害物質を連続して浄化処理することがで
き、汚染土壌を効率的に浄化処理することで作業効率を
向上することができる。
【0081】請求項2の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、搬送手段をベルトコンベヤとし、ベルトコンベヤ
の下方に浄化手段によりベルトコンベヤ上の汚染土壌に
散布された溶剤を回収する溶剤回収タンクを設けたの
で、汚染土壌に対して散布した溶剤は溶剤回収タンクに
より回収して再利用するこことができ、溶剤を効率的に
使用して処理コストを低減することができる。
【0082】請求項3の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、浄化手段によって浄化処理された浄化済土壌に残
留する溶剤を除去して乾燥する乾燥手段を設けたので、
溶剤による浄化処理が終了した後に乾燥することで、浄
化済土壌に残留する溶剤を確実に除去することができる
と共に、汚染土壌の浄化処理と乾燥処理を連続して行う
ことができる。
【0083】請求項4の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、浄化手段による浄化済土壌に残留する有害物質量
を検出あるいは推測する有害物質量検知手段と、この有
害物質量検知手段の検知結果に基づいて浄化済土壌を投
入手段に戻す再処理手段とを設けたので、浄化が不適切
な汚染土壌が排出されることはなく、汚染土壌を高精度
に行うことができる。
【0084】請求項5の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、搬送手段をほぼ水平な軸心をもって回転可能な回
転ドラムとし、浄化手段は回転ドラム内の汚染土壌に対
して溶剤を散布可能とし、回転ドラムの下方に溶剤を回
収する溶剤回収タンクを設けたので、回転ドラム内で汚
染土壌と溶剤が混合攪拌されながら搬送されることとな
り、汚染土壌に対して溶剤が確実に浸透して有害物質を
抽出することができ、汚染土壌の浄化効率を向上するこ
とができる。
【0085】請求項6の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、ベルトコンベヤの一部を溶剤回収タンク内に浸漬
洗浄するので、溶剤回収タンク内でベルトコンベアの表
面に付着した土壌の微粒子などを洗浄除去するため、ベ
ルトコンベヤの目詰まりを防止して抽出溶剤を確実に溶
剤回収タンクに回収することができ、汚染土壌の浄化精
度を向上することができると共に、処理コストを低減す
ることができる。
【0086】請求項7の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、汚染土壌を搬送するベルトコンベヤの下面から吸
引する吸引手段を設けたので、吸引手段によりベルトコ
ンベヤ上の汚染土壌に散布された溶剤を確実に回収して
処理コストを低減することができると共に、ベルトコン
ベヤの目詰まりを防止して汚染土壌の浄化精度を向上す
ることができる。
【0087】請求項8の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、投入手段により搬送手段に投入される汚染土壌に
含有する有害物質量を検出する有害物質量検出手段を設
け、有害物質量検出手段の検出結果に基づいて搬送手段
による汚染土壌の搬送速度あるいは浄化手段による溶剤
の散布量を調整するので、汚染土壌の汚染度合に応じた
浄化処理を行うことができ、汚染土壌に含有する有害物
質を確実に浄化処理することができ、汚染土壌を効率的
に浄化処理することで作業効率を向上することができ
る。
【0088】請求項9の発明の汚染土壌の浄化装置によ
れば、ベルトコンベヤの表面に凹凸部を設けたので、汚
染土壌と溶剤とを適正に混合して溶剤を汚染土壌に早期
に浸透させることで、汚染土壌に含有する有害物質を確
実に抽出することができ、浄化効率を向上することがで
きる。
【0089】請求項10の発明の汚染土壌の浄化装置に
よれば、搬送手段を水平な支持筒内に回転可能に装着さ
れたスクリュー軸とし、浄化手段により支持筒内の汚染
土壌に溶剤を散布可能とし、支持筒の下方に溶剤を回収
する溶剤回収タンクを設けたので、汚染土壌に対して溶
剤が確実に浸透して有害物質を抽出することができ、汚
染土壌の浄化効率を向上することができる。
【0090】請求項11の発明の汚染土壌の浄化装置に
よれば、溶剤を貯留する溶剤槽と、この溶剤槽内に有害
物質が含有した汚染土壌を投入する投入手段と、溶剤槽
内で汚染土壌を搬送しながら有害物質を分離する搬送浄
化手段と、搬送浄化手段により搬送された浄化済土壌を
受け取る受取手段とを設けたので、大量の汚染土壌を連
続して浄化処理することができ、汚染土壌を効率的に浄
化処理することで作業効率を向上することができる。
【0091】請求項12の発明の汚染土壌の浄化装置に
よれば、搬送浄化手段をドラッグチェーンコンベヤとし
たので、簡単な構成で溶剤槽内で汚染土壌を搬送しなが
ら浄化処理することができる。
【0092】請求項13の発明の汚染土壌の浄化装置に
よれば、搬送浄化手段をチューブコンベヤとしたので、
簡単な構成で溶剤槽内で汚染土壌を搬送しながら浄化処
理することができる。
【0093】請求項14の発明の汚染土壌の浄化装置に
よれば、溶剤槽に抽出溶剤を循環精製する溶剤精製手段
を設けたので、溶剤槽内の溶剤の濃度を所定濃度に維持
することで、浄化処理効率の低下を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図2】本実施形態の汚染土壌の浄化システムの全体概
略図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図4】本発明の第3実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図5】本発明の第4実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図6】本発明の第5実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図7】本発明の第6実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図8】本発明の第7実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図9】本発明の第8実施形態に係る汚染土壌の浄化シ
ステムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図で
ある。
【図10】本発明の第9実施形態に係る汚染土壌の浄化
システムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略図
である。
【図11】本発明の第10実施形態に係る汚染土壌の浄
化システムにおける溶剤による浄化処理装置を表す概略
図である。
【符号の説明】
11,12 浄化処理装置 14 精製溶剤タンク 15,16 排出溶剤タンク 17 洗浄液タンク 23 溶剤回収タンク 30 浄化ユニット 31 溶剤精製装置 32 洗浄液精製装置 33 乾燥装置 61 ベルトコンベヤ(搬送手段) 62 投入ホッパ(投入手段) 64 溶剤噴射装置(浄化手段) 65 受取ホッパ(受取手段) 66 搬出コンベヤ 67 エア噴射装置 68 エア吸引装置 71,81,91,101 ,111 ,121 ,131 ,141 ,16
1 浄化処理装置 72 有害物質検出センサ 73 搬送コンベヤ(再処理手段) 82 回転ドラム(搬送手段) 83 スクレーパ(搬送手段) 93 ベルトコンベア 102 溶剤回収タンク 104 ブロア(吸引手段) 112 有害物質検出センサ 122 突起部 123 ベルトコンベヤ(搬送手段) 142 ,162 溶剤槽 143 ,163 投入ホッパ(投入手段) 146 ドラッグチェーンコンベヤ(搬送浄化手段) 148 ,166 受取ホッパ 151 ,169 溶剤精製装置 165 チューブコンベヤ(搬送浄化手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01F 15/04 B08B 3/02 C 4G037 B08B 3/02 G01N 33/24 B 4G078 B09B 3/00 ZAB B09B 3/00 304K B09C 1/06 ZAB 1/08 303P G01N 33/24 (72)発明者 石田 勲 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 藤田 謹也 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 栄藤 徹 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 寺倉 誠一 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3B201 AA46 AB14 AB33 AB45 BB01 BB21 BB95 CC11 CC21 CD22 CD33 CD41 CD43 4D004 AA41 AB02 AB03 AB06 AB07 AB10 CA22 CA34 CA40 CA41 CA42 CB08 CB09 CB46 CC03 CC04 CC12 DA01 DA10 4D056 AB03 AB08 AB13 AB14 AB17 AB19 AC02 AC03 AC06 AC08 AC22 BA10 BA12 CA17 CA18 CA20 CA34 CA40 DA05 4G035 AB44 AB46 AE02 4G036 AA04 4G037 BC03 BD10 EA03 EA05 4G078 AA04 AA20 AB20 BA01 CA01 DA09

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有害物質が含有した汚染土壌を搬送する
    搬送手段と、該搬送手段に前記汚染土壌を投入する投入
    手段と、前記搬送手段により搬送中の前記汚染土壌に対
    して溶剤を散布して前記有害物質を分離する浄化手段
    と、前記搬送手段により搬送された浄化済土壌を受け取
    る受取手段とを具えたことを特徴とする汚染土壌の浄化
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記搬送手段をベルトコンベヤとし、該ベルトコ
    ンベヤの下方に前記浄化手段により該ベルトコンベヤ上
    の前記汚染土壌に散布された溶剤を回収する溶剤回収タ
    ンクを設けたことを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記浄化手段によって浄化処理された浄化済土壌
    に残留する溶剤を除去して乾燥する乾燥手段を設けたこ
    とを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記浄化手段による浄化済土壌に残留する有害物
    質量を検出あるいは推測する有害物質量検知手段と、該
    有害物質量検知手段の検知結果に基づいて該浄化済土壌
    を前記投入手段に戻す再処理手段とを設けたことを特徴
    とする汚染土壌の浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記搬送手段をほぼ水平な軸心をもって回転可能
    な回転ドラムとし、前記浄化手段は該回転ドラム内の前
    記汚染土壌に対して前記溶剤を散布可能とし、該回転ド
    ラムの下方に前記溶剤を回収する溶剤回収タンクを設け
    たことを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記ベルトコンベヤの一部を前記溶剤回収タンク
    内に浸漬洗浄することを特徴とする汚染土壌の浄化装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記汚染土壌を搬送する前記ベルトコンベヤの下
    面から吸引する吸引手段を設けたことを特徴とする汚染
    土壌の浄化装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記投入手段により前記搬送手段に投入される汚
    染土壌に含有する有害物質量を検出する有害物質量検出
    手段を設け、該有害物質量検出手段の検出結果に基づい
    て前記搬送手段による前記汚染土壌の搬送速度あるいは
    前記浄化手段による溶剤の散布量を調整することを特徴
    とする汚染土壌の浄化装置。
  9. 【請求項9】 請求項2記載の汚染土壌の浄化装置にお
    いて、前記ベルトコンベヤの表面に凹凸部を設けたこと
    を特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  10. 【請求項10】 請求項1記載の汚染土壌の浄化装置に
    おいて、前記搬送手段を水平な支持筒内に回転可能に装
    着されたスクリュー軸とし、前記浄化手段により該支持
    筒内の前記汚染土壌に前記溶剤を散布可能とし、該支持
    筒の下方に前記溶剤を回収する溶剤回収タンクを設けた
    ことを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  11. 【請求項11】 溶剤を貯留する溶剤槽と、該溶剤槽内
    に有害物質が含有した汚染土壌を投入する投入手段と、
    前記溶剤槽内で前記汚染土壌を搬送しながら前記有害物
    質を分離する搬送浄化手段と、前記搬送浄化手段により
    搬送された浄化済土壌を受け取る受取手段とを具えたこ
    とを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の汚染土壌の浄化装置
    において、前記搬送浄化手段はドラッグチェーンコンベ
    ヤであることを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の汚染土壌の浄化装置
    において、前記搬送浄化手段はチューブコンベヤである
    ことを特徴とする汚染土壌の浄化装置。
  14. 【請求項14】 請求項11記載の汚染土壌の浄化装置
    において、前記溶剤槽には抽出溶剤を循環精製する溶剤
    精製手段を設けたことを特徴とする汚染土壌の浄化装
    置。
JP2001309453A 2001-10-05 2001-10-05 汚染土壌の浄化装置 Withdrawn JP2003112160A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001309453A JP2003112160A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 汚染土壌の浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001309453A JP2003112160A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 汚染土壌の浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003112160A true JP2003112160A (ja) 2003-04-15

Family

ID=19128599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001309453A Withdrawn JP2003112160A (ja) 2001-10-05 2001-10-05 汚染土壌の浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003112160A (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234631A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Showa Shell Sekiyu Kk 土壌中の油分を精度よく分析する方法
KR100870445B1 (ko) 2008-07-14 2008-11-25 주식회사 윈텍에이티에스 토양 복원장치
KR100870447B1 (ko) 2008-07-15 2008-11-25 주식회사 윈텍에이티에스 토양 연속 복원장치
JP2010137156A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紙素子からのイソプロピルアルコールの除去装置
JP2010168726A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Yachiyo Suido Kk 路盤材の製造方法と路盤材の製造装置
CN102974607A (zh) * 2012-12-21 2013-03-20 中国科学院地理科学与资源研究所 一种砷污染土壤及废弃物的淋洗修复装置与修复方法
CN103602584A (zh) * 2013-11-22 2014-02-26 李家民 多功能一体化仿生智能机器人
CN103706625A (zh) * 2013-12-26 2014-04-09 江苏盖亚环境工程有限公司 一种高效土壤修复系统
JP2014188451A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Fujita Corp 土壌の浄化処理方法
CN105413571A (zh) * 2015-12-08 2016-03-23 无锡万能胶粘剂有限公司 一种可自动配置的配胶设备
GB2532447A (en) * 2014-11-19 2016-05-25 Attwell Moorhead David Treatment of contaminated land
CN105665432A (zh) * 2016-04-25 2016-06-15 李勤学 一种有机污染土壤修复装置
KR101652811B1 (ko) * 2016-04-06 2016-09-01 한전원자력연료 주식회사 방사성 오염 토양 제염 시스템
CN106794493A (zh) * 2014-10-02 2017-05-31 R·R·戴 一种土壤回收系统和方法
JP6191900B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6191899B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6191901B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6222536B1 (ja) * 2017-04-18 2017-11-01 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6252818B1 (ja) * 2017-03-14 2017-12-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
CN107971332A (zh) * 2017-12-27 2018-05-01 江苏盖亚环境科技股份有限公司 一种用于土壤异位化学氧化修复的装置
CN109142678A (zh) * 2018-08-13 2019-01-04 吴秋雨 一种动态农业果园污染监测处理系统
KR101995214B1 (ko) * 2018-10-02 2019-07-03 주식회사 효림 오염토양 선별세척 및 폐수처리정화 및 모니터링 시스템
CN111482230A (zh) * 2020-04-18 2020-08-04 魏峰威 一种土壤修复破碎药剂混合一体装置
JP2021142475A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 太平洋セメント株式会社 廃リチウムイオン電池の処理装置及び処理方法
CN113695377A (zh) * 2021-08-31 2021-11-26 南京中盛宏信环保工程有限公司 一种土壤修复设备
CN114280271A (zh) * 2021-11-23 2022-04-05 中北大学 一种用于土壤中生物降解高分子材料降解速率的测试装置及测试方法
CN114472493A (zh) * 2021-12-29 2022-05-13 武汉湖振煜环境科技有限公司 一种双重循环的土壤修复装置

Cited By (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234631A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Showa Shell Sekiyu Kk 土壌中の油分を精度よく分析する方法
JP4700372B2 (ja) * 2005-02-25 2011-06-15 昭和シェル石油株式会社 土壌中の油分を精度よく分析する方法
KR100870445B1 (ko) 2008-07-14 2008-11-25 주식회사 윈텍에이티에스 토양 복원장치
KR100870447B1 (ko) 2008-07-15 2008-11-25 주식회사 윈텍에이티에스 토양 연속 복원장치
JP2010137156A (ja) * 2008-12-10 2010-06-24 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 紙素子からのイソプロピルアルコールの除去装置
JP2010168726A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Yachiyo Suido Kk 路盤材の製造方法と路盤材の製造装置
CN102974607A (zh) * 2012-12-21 2013-03-20 中国科学院地理科学与资源研究所 一种砷污染土壤及废弃物的淋洗修复装置与修复方法
JP2014188451A (ja) * 2013-03-27 2014-10-06 Fujita Corp 土壌の浄化処理方法
CN103602584A (zh) * 2013-11-22 2014-02-26 李家民 多功能一体化仿生智能机器人
CN103706625A (zh) * 2013-12-26 2014-04-09 江苏盖亚环境工程有限公司 一种高效土壤修复系统
EP3200938A4 (en) * 2014-10-02 2018-05-23 Ronald R. Day A soil reclamation system and process
CN106794493A (zh) * 2014-10-02 2017-05-31 R·R·戴 一种土壤回收系统和方法
GB2532447A (en) * 2014-11-19 2016-05-25 Attwell Moorhead David Treatment of contaminated land
GB2532447B (en) * 2014-11-19 2020-07-01 Atwell Moorhead David Treatment of Contaminated Land
CN105413571A (zh) * 2015-12-08 2016-03-23 无锡万能胶粘剂有限公司 一种可自动配置的配胶设备
CN107262519A (zh) * 2016-04-06 2017-10-20 韩电原子力燃料株式会社 放射性污染土壤净化系统
KR101652811B1 (ko) * 2016-04-06 2016-09-01 한전원자력연료 주식회사 방사성 오염 토양 제염 시스템
CN105665432A (zh) * 2016-04-25 2016-06-15 李勤学 一种有机污染土壤修复装置
JP6191901B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6191900B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6252818B1 (ja) * 2017-03-14 2017-12-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6191899B1 (ja) * 2017-03-14 2017-09-06 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP2018149527A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP2018149526A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP2018149529A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP2018149525A (ja) * 2017-03-14 2018-09-27 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP6222536B1 (ja) * 2017-04-18 2017-11-01 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
JP2018176152A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 公信 山▲崎▼ 土壌浄化システム及び土壌浄化方法
CN107971332A (zh) * 2017-12-27 2018-05-01 江苏盖亚环境科技股份有限公司 一种用于土壤异位化学氧化修复的装置
CN109142678A (zh) * 2018-08-13 2019-01-04 吴秋雨 一种动态农业果园污染监测处理系统
KR101995214B1 (ko) * 2018-10-02 2019-07-03 주식회사 효림 오염토양 선별세척 및 폐수처리정화 및 모니터링 시스템
JP2021142475A (ja) * 2020-03-11 2021-09-24 太平洋セメント株式会社 廃リチウムイオン電池の処理装置及び処理方法
JP7352499B2 (ja) 2020-03-11 2023-09-28 太平洋セメント株式会社 廃リチウムイオン電池の処理装置及び処理方法
CN111482230A (zh) * 2020-04-18 2020-08-04 魏峰威 一种土壤修复破碎药剂混合一体装置
CN113695377A (zh) * 2021-08-31 2021-11-26 南京中盛宏信环保工程有限公司 一种土壤修复设备
CN114280271A (zh) * 2021-11-23 2022-04-05 中北大学 一种用于土壤中生物降解高分子材料降解速率的测试装置及测试方法
CN114280271B (zh) * 2021-11-23 2023-12-01 中北大学 一种用于土壤中生物降解高分子材料降解速率的测试方法
CN114472493A (zh) * 2021-12-29 2022-05-13 武汉湖振煜环境科技有限公司 一种双重循环的土壤修复装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003112160A (ja) 汚染土壌の浄化装置
ES2527858T3 (es) Recuperación de uranio en un extractor de tornillo a contracorriente ultrasónico
KR101915030B1 (ko) 복합 오염 토양 정화를 위한 드럼식 중금속 용출조
JP2004089809A (ja) 汚染土壌の浄化方法及び装置
CN103962373A (zh) 一种基于淋洗液循环使用的有机污染土壤修复装置
JP2000229217A (ja) 焼却炉等における排ガス等の有害物質の除去方法及びその除去装置
KR100460629B1 (ko) 토양세척기 및 이를 이용한 토양세척장치
KR101915035B1 (ko) 드럼식 중금속 용출조를 포함하는 복합 오염 토양 정화 시스템
JP2003225643A (ja) 有機汚濁物質処理装置及び有機汚濁物質処理方法
JP2003245643A (ja) 汚染土壌の浄化方法
JP3924142B2 (ja) 汚染土壌の浄化装置及び方法
JP2003245646A (ja) 汚染土壌の浄化装置及び方法
JP2003103245A (ja) 汚染対象物の浄化装置
JP2003220381A (ja) 土壌浄化装置
JP3740076B2 (ja) 土壌浄化装置
JP3692318B2 (ja) 汚染土壌の浄化システム
JP2003245648A (ja) 汚染土壌の浄化装置及び方法
JP3811705B2 (ja) 排ガスの処理方法およびその設備
JP2003103241A (ja) 汚染土壌の浄化装置
JP2003245645A (ja) 汚染土壌の浄化方法
JP2001232356A (ja) ダイオキシン類含有液の処理方法及び処理装置
JP3692317B2 (ja) 汚染土壌の浄化装置
JP2003103244A (ja) 汚染土壌の浄化装置
JP3087971U (ja) 交換式排ガス処理装置
JP3347673B2 (ja) 廃棄物の処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207