JP2021142475A - 廃リチウムイオン電池の処理装置及び処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有価物を含む廃棄物から安全かつ効率的に当該有価物を回収する装置及び方法を提供する。【解決手段】廃リチウムイオン電池を導入する導入口、前記廃リチウムイオン電池を加熱処理する加熱領域、及び前記廃リチウムイオン電池を排出する排出口を有する熱処理炉と、前記導入口を水封するための導入口側水槽と、前記排出口を水封するための排出口側水槽とを備えた処理装置で、還元雰囲気下で上記廃リチウムイオン電池を熱処理する。【選択図】図1

Description

本発明は、廃リチウムイオン電池の処理装置及び処理方法、特に、廃リチウムイオン電池から安全かつ効率的に有価物を回収する装置及び方法に関する。
リチウムイオン電池は、ハイブリッド自動車や電気自動車等の電動車両用の電源として用いられ、アルミ箔にリチウム、コバルト、ニッケル等を塗布した正極材、銅箔に黒鉛等を塗布した負極材、電解液、セパレーター等から構成されている。リチウムイオン電池には、アルミニウム、リチウム、コバルト、ニッケル、銅等の有価物が含まれているため、使用後廃棄されたリチウムイオン電池(以下、適宜「LIB」と略称する場合がある。)からこれらを回収することは、資源の乏しいわが国にとって極めて重要である。
LIBから有価物を回収するために、焙焼、破砕又は粉砕、篩分け、選別等が行われている。
また、加熱処理に関しては資源回収、温度制御の観点から還元性雰囲気下、すなわち低酸素下での加熱処理が好ましいとされている。
特許文献1では、熱処理炉内を窒素やアルゴンガス等でガス置換して還元雰囲気とし、670℃〜1080℃で加熱処理を行って、集電体中のアルミニウムや銅を回収する方法が開示されている。また、特許文献2では、熱処理炉内を非酸化性雰囲気とし、400℃〜600℃で加熱処理して正極活物質中のコバルトを回収する方法が開示されている。
また、特許文献3では、回転炉を用い、炉内温度を300℃〜650℃として、有用金属であるリチウム、コバルト、ニッケル、マンガン等を回収する方法が開示されている。さらに、特許文献4では、ローラーハースキルンを用いて還元雰囲気下、アルミニウム、リチウム、コバルト、ニッケル、銅等の有価物を回収する方法が開示されている。特許文献5では、排出コンベアを有している固定炉を用いて、炉内を200℃〜600℃に加熱し、アルミニウムや銅を回収する方法が開示されている。
特開2018−78024号公報 特開2017−174517号公報 特開2016−22395号公報 特開2019−34254号公報 特開2018−172727号公報
しかしながら、特許文献1及び2の方法では固定炉を使用しており、バッチでの処理となるため処理効率が低下してしまうという問題がある。また、特許文献3及び4の方法では、連続処理が可能であるが、LIBを耐熱容器等の専用バスケットに充填して処理するため、別途LIB充填・焙焼物回収の作業が必要となり、作業効率が低下してしまう。さらに、特許文献5の方法では、導入口及び排出口から外気(酸素)が炉内に侵入し、回収物の品位を低下させる恐れがあるとともに、電解液や樹脂等の有機物の燃焼による熱暴走が生じ、安定した加熱処理ができない恐れもある。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、廃リチウムイオン電池から安全かつ効率的に有価物を回収する装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、廃リチウムイオン電池を導入する導入口、前記廃リチウムイオン電池を加熱処理する加熱領域、及び前記廃リチウムイオン電池を排出する排出口を有する熱処理炉と、前記導入口を水封するための導入口側水槽と、前記排出口を水封するための排出口側水槽と、を備えることを特徴とする、廃リチウムイオン電池の処理装置に関する。
また、本発明は、熱処理炉の、廃リチウムイオン電池を導入する導入口を導入口側水槽で水封するステップと、前記熱処理炉の、前記廃リチウムイオン電池を排出する排出口を排出口側水槽で水封するステップと、前記廃リチウムイオン電池を、前記熱処理炉の加熱領域において還元雰囲気下で熱処理するステップと、を含むことを特徴とする、廃リチウムイオン電池の処理方法に関する。
本発明によれば、熱処理炉の入口、すなわち廃リチウムイオン電池を導入する導入口、及び、熱処理炉の出口、すなわち廃リチウムイオン電池を排出する排出口に水槽を配設し、当該水槽で熱処理炉の導入口及び排出口を水封するようにしている。したがって、熱処理炉内に外気(酸素)が侵入することがないので、LIBからの回収物が酸化してしまい、品位低下してしまうことがない。また、電解液や樹脂等の有機物の燃焼に伴う熱暴走を生じることがない。結果として、廃リチウムイオン電池から安全に有価物を回収することができる。
なお、本発明における“還元雰囲気”とは、雰囲気中の酸素濃度が11体積%以下、好ましくは5体積%以下の場合を意味する。
本発明の一態様において、導入側水槽には電解質を含む水溶液を貯留し、排出口側水槽には水を貯留しておくことができる。この場合、LIBを熱処理炉内に導入する以前に、導入側水槽でLIBの電気エネルギーを取り除くことができ、炉内での放電を抑制してリチウムの発火を防止し、安定した処理が可能となる。また、LIBの焙焼物を炉内から取り出す際に、排出口水槽で焙焼物に付着した電解質を除去し、後の有価物中に電解質が混入するのを抑制することができる。
本発明の一態様において、加熱領域は、廃リチウムイオン電池の電解液を揮発させるための第1加熱領域と、廃リチウムイオン電池のバインダーの分解及び廃リチウムイオン電池の樹脂部分の脆化するための第2加熱領域と、を含むことができる。この場合、電解液のみを独立に揮発させることができるので、電解液が急激に気化してLIBが破裂してしまう危険性を回避することができる。また、バインダーのみを独立に分解除去することができるので、後のステップにおいて、有価物の回収を簡易に行うことができる。
本発明の一態様において、熱処理炉は、トンネルキルン又はローラーハースキルンとすることができる。この場合、上述のように、連続した作業が可能となるとともに、逐次、炉内を窒素ガス等で置換する必要がないので、廃リチウムイオン電池から効率的に有価物を回収することができる。
本発明の一態様において、熱処理炉はトンネルキルンであって、導入口側水槽及び排出口側水槽は、トンネルキルン内を搬送させるコンベアの導入口側及び排出口側を重力方向に沿って湾曲させた凹部から構成することができる。この場合、別途水槽を用いることなく、コンベア自体を水槽として用い、熱処理炉を水封することができるので、装置構成を簡易化することができる。
以上説明したように、本発明によれば、廃リチウムイオン電池から安全かつ効率的に有価物を回収する装置及び方法を提供することができる。
本発明の実施形態における廃リチウムイオン電池の処理装置の概略構成図である。
以下、図面を参照して、本発明の詳細及びその他の特徴について説明する。
図1は、本実施形態の廃リチウムイオン電池の処理装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態の廃リチウムイオン電池の処理装置10は、熱処理炉11を有する。熱処理炉11はトンネルキルンであって、例えばステンレス(SUS304等)で作製されており、その内壁面は図示しない耐火材で覆われている。熱処理炉11をトンネルキルンとすることによって、連続した作業が可能となるとともに、以下に説明するように、逐次、炉内を窒素ガス等で置換する必要がない。結果として、LIBから効率的に有価物を回収することができる。
また、熱処理炉11は、第1加熱領域A、第2加熱領域B及び冷却領域Cに分割されている。第1加熱処理Aには上下に一対の第1ヒータ12が配設されており、LIBの電解液を揮発させるように構成されている。また、第2加熱領域Bには上下に一対の第2ヒータ13が配設されており、LIBのバインダーを分解除去すると共に、樹脂部分を脆化するように構成されている。
なお、冷却領域Cには特にヒータは配設されていないが、急速冷却に伴う応力に起因した有価物の剥離等を防止するために適当なヒータを配設してもよい。
熱処理炉11がトンネルキルンであることに伴って、熱処理炉11内には、その導入口11Aから排出口11Bにかけて延在するようにしてコンベア16が配設されている。
コンベア16は、熱処理炉11の各領域に対応して分割されており、熱処理炉11の第1加熱領域Aに対応した第1コンベア161と、熱処理炉11の第2加熱領域Bに対応した第2コンベア162と、熱処理炉11の冷却領域Cに対応した第3コンベア163とを有している。また、熱処理炉11の導入口11A側において、重力方向に沿って凹部状に湾曲した第4コンベア164、及び熱処理炉11の排出口11B側において、重力方向に沿って凹部状に湾曲した第5コンベア165を有している。
第1コンベア161、第2コンベア162、第3コンベア163、第4コンベア164及び第5コンベア165は、それぞれ独立に一対のローラ21、22、23、24及び25で図中矢印の方向に移動するように回転駆動されている。
第4コンベア164内には、その湾曲した凹部内に電解質を含む水溶液が充填されており、第5コンベア165内には、その湾曲した凹部内に水が充填されている。なお、上記電解質としては汎用のものを用いることができ、例えば塩化ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化カルシウムを挙げることができる。なお、これらの電解質を含む水溶液の電気伝導率は500〜5000mS/cmであることが好ましい。
また、第4コンベア164内に充填された水溶液内には、熱処理炉11の導入口11A側の壁面端部が浸漬しており、当該導入口を水封している。さらに、第5コンベア165内に充填された水内には熱処理炉11の排出口11B側の壁面端部が浸漬しており、当該排出口を水封している。この結果、熱処理炉11の全体が水封されて外気より遮断された状態を保持することができる。
したがって、熱処理炉11内に外気(酸素)が侵入することがないので、LIBからの回収物が酸化してしまい、品位低下してしまうことがない。また、電解液や樹脂等の有機物の燃焼に伴う熱暴走を生じることがない。結果として、LIBから安全に有価物を回収することができる。
なお、第4コンベア164及び第5コンベア165が熱処理炉11内に侵入あるいは排出される際には、これらコンベアが熱処理炉11の壁面と接触しないように、厳密には、熱処理炉11の導入口11A及び熱処理炉11の排出口11Bの一部にクリアランスが形成されているが、以下に説明するLIBの処理には影響を与えない。
次に、図1に示す廃リチウムイオン電池の処理装置10を用いたLIBの処理方法について説明する。
最初に、図示しない給気口から窒素ガス等の不活性ガスを熱処理炉11内に導入するとともに、図示しない排気口から熱処理炉11内の空気(酸素)を外部に排出して熱処理炉11内部を還元雰囲気とする。このとき、熱処理炉11は、第4コンベア164に貯留された水溶液及び第5コンベア165に貯留された水で水封されているので、熱処理炉11内の還元雰囲気は、処理中保持されることになる。
なお、還元雰囲気とは、熱処理炉11中の酸素濃度が11体積%以下、好ましくは5体積%以下の場合を意味する。
次いで、処理に供するLIBを第4コンベア164に載せて、熱処理炉11内に導入する。このとき、第4コンベア164には電解質を含む水溶液が貯留されているので、LIBは放電し、内部の電気エネルギーを放出する。したがって、熱処理炉11内での放電を抑制して、安定した処理が可能となる。
次いで、第4コンベア164で熱処理炉11内に導入されたLIBは、第1加熱領域Aにおいて、例えば100℃〜250℃、1〜2時間の滞留時間で加熱処理する。すると、LIB中の電解液が揮発して除去される。なお、滞留時間は、第1コンベア161の駆動速度を適宜制御することによって設定する。
また、100℃〜250℃であれば、電解液の急激な揮発を防止することができ、LIBが膨張して破裂する危険性がない。さらに、電解液の急激な揮発を防止すべく、上記温度範囲内への昇温は5℃/分以下で行うことが好ましい。
次いで、LIBは第1コンベア161によって第1加熱領域Aから第2加熱領域Bに移動させる。このとき、第2加熱領域Bでは、例えば300℃〜650℃の温度で、1〜2時間加熱(焙焼)処理する。すると、LIB中のアルミニウム箔あるいは銅箔(集電体)と黒煙(活物質)とを接着させているバインダーが分解すると共に、樹脂部分が脆化する。滞留時間は、上記同様に、第2コンベア162の駆動速度を適宜制御することによって設定する。
なお、下限値である300℃はバインダーが分解する最低温度であり、上限値である650℃はアルミニウムが溶融しない最高温度(アルミニウムの融点)である。
また、熱処理炉11内は還元雰囲気になっており、LIBの樹脂製の筐体等のプラスチック類は、乾留により炭化混合物としてアルミニウム、リチウム、コバルト、ニッケル、銅等の有用金属が含まれる材料から分離された状態となっている。
また、LIBの電解液が揮発して生じたガスは、プラスチック等の可燃性物質が熱分解することによって発生したガスと共に、図示しない排出口から熱処理炉11外に排出される。これらのガスは可燃性ガスであり、熱源として取り出して再利用することができる。
次いで、LIBの焙焼物は、第2コンベア162で冷却領域Cに移動し、ここで1〜2時間滞留させた後、熱処理炉11外に排出する。ここでも滞留時間は、第3コンベア163の駆動速度を適宜制御することによって設定する。
LIBの焙焼物を熱処理炉11外に排出するには、第5コンベア165によって行うが、その際に、上記焙焼物は第5コンベア165に貯留された水中を通過する。このとき、水中で焙焼物に付着した電解質が除去されるので、後に回収する有価物中に電解質が混入するのを抑制することができる。
水中を通過した後に焙焼物は適宜乾燥処理を行って回収し、有価物回収装置に供される。なお、この乾燥には、上記した可燃性ガスを用いることができる。
有価物回収装置では、回収した焙焼物の破砕、篩分け、選別、回収等の汎用の操作が行われる。
以上説明したように、本実施形態の廃リチウムイオン電池の処理装置10によれば、廃リチウムイオン電池から安全かつ効率的に有価物を回収することができる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として掲示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、第4コンベア164を重力方向に沿って凹部状に湾曲させ、当該凹部内に電解質を含む水溶液を貯留し、第5コンベア165を重力方向に沿って凹部状に湾曲させ、当該凹部内に水を貯留して、これら第4コンベア164及び第5コンベア165で熱処理炉11を水封するようにしている。しかしながら、別途水溶液が貯留された第1槽、及び水が貯留された第2槽を準備し、これら槽内の水溶液及び水で熱処理炉11を水封するようにしてもよい。
このとき、第4コンベア164及び第5コンベア165は、第1コンベア161等と同様にリニアかつ平面状の汎用の形態とすることができる。但し、上述した目的を達成すべく、第4コンベア164は第1槽に浸漬させて、LIBを放電させ、第5コンベア165は第2槽に浸漬させて、付着した電解質を除去する。
なお、上記実施形態のように、第4コンベア164を重力方向に沿って凹部状に湾曲させ、当該凹部内に電解質を含む水溶液を貯留し、第5コンベア165を重力方向に沿って凹部状に湾曲させ、当該凹部内に水を貯留するようにすることによって、装置構成を簡易化することができる。
また、上記実施形態では、第4コンベア164の凹部内に電解質を含む水溶液を貯留させているが、電解質を含まない通常の水を貯留させてもよい。この場合においても、水が極性を有するので、多少の放電処理を行うことができ、上述した作用効果を奏することができる。
さらに、上記実施形態では、熱処理炉11をトンネルキルンとしたが、ローラーハースキルンとすることもできる。この場合も、連続した作業が可能となるとともに、逐次、炉内を窒素ガス等で置換する必要がないので、LIBから効率的に有価物を回収することができる。
また、上記実施形態では、コンベア16を領域毎に5つのコンベアに分割しているが、連続した1つのコンベアとすることもできる。このとき、第1加熱領域A等における加熱制御は、第1ヒータ12等を制御することによって行う。
10 廃リチウムイオン電池の処理装置
11 熱処理炉
11A 熱処理炉の導入口
11B 熱処理炉の排出口
12 第1ヒータ
13 第2ヒータ
16 コンベア
161 第1コンベア
162 第2コンベア
163 第3コンベア
164 第4コンベア
165 第5コンベア
21,22,23,24,25 ローラ
W 水、水溶液

Claims (6)

  1. 廃リチウムイオン電池を導入する導入口、前記廃リチウムイオン電池を加熱処理する加熱領域、及び前記廃リチウムイオン電池を排出する排出口を有する熱処理炉と、
    前記導入口を水封するための導入口側水槽と、
    前記排出口を水封するための排出口側水槽と、
    を備えることを特徴とする、廃リチウムイオン電池の処理装置。
  2. 前記導入側水槽には電解質を含む水溶液が貯留されており、前記排出口側水槽には水が貯留されていることを特徴とする、請求項1に記載の廃リチウムイオン電池の処理装置。
  3. 前記加熱領域は、前記廃リチウムイオン電池の電解液を揮発させるための第1加熱領域と、前記廃リチウムイオン電池のバインダーを分解するための第2加熱領域と、を含むことを特徴とする、請求項1又は2に記載の廃リチウムイオン電池の処理装置。
  4. 前記熱処理炉は、トンネルキルン又はローラーハースキルンであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の廃リチウムイオン電池の処理装置。
  5. 前記熱処理炉はトンネルキルンであって、前記導入口側水槽及び前記排出口側水槽は、前記トンネルキルン内を搬送させるコンベアの導入口側及び排出口側を重力方向に沿って湾曲させた凹部から構成することを特徴とする、請求項4に記載の廃リチウムイオン電池の処理装置。
  6. 熱処理炉の、廃リチウムイオン電池を導入する導入口を導入口側水槽で水封するステップと、
    前記熱処理炉の、前記廃リチウムイオン電池を排出する排出口を排出口側水槽で水封するステップと、
    前記廃リチウムイオン電池を、前記熱処理炉の加熱領域において還元雰囲気下で熱処理するステップと、
    を含むことを特徴とする、廃リチウムイオン電池の処理方法。
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