JP2003245643A - 汚染土壌の浄化方法 - Google Patents
汚染土壌の浄化方法Info
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- JP2003245643A JP2003245643A JP2002044278A JP2002044278A JP2003245643A JP 2003245643 A JP2003245643 A JP 2003245643A JP 2002044278 A JP2002044278 A JP 2002044278A JP 2002044278 A JP2002044278 A JP 2002044278A JP 2003245643 A JP2003245643 A JP 2003245643A
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- cleaning
- soil
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 汚染土壌の浄化方法において、洗浄槽での洗
浄処理や乾燥処理にかかる時間を短縮して土壌浄化作業
の作業効率の向上を図る。 【解決手段】 汚染土壌にこの汚染土壌と粒径及び比重
の異なる粒径調整剤83を混ぜてほぼ均一になるように
混合してから、洗浄槽11に投入することで、土壌の粒
の分布をほぼ均等化して汚染土壌の洗浄時に溶剤の流通
性が向上すると共に、乾燥時にエアの流通性が向上し、
洗浄及び乾燥の処理時間を短縮して有害物質の抽出効率
を向上する。
浄処理や乾燥処理にかかる時間を短縮して土壌浄化作業
の作業効率の向上を図る。 【解決手段】 汚染土壌にこの汚染土壌と粒径及び比重
の異なる粒径調整剤83を混ぜてほぼ均一になるように
混合してから、洗浄槽11に投入することで、土壌の粒
の分布をほぼ均等化して汚染土壌の洗浄時に溶剤の流通
性が向上すると共に、乾燥時にエアの流通性が向上し、
洗浄及び乾燥の処理時間を短縮して有害物質の抽出効率
を向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油、PCB、ダイ
オキシンなどの有害な有機物質や水銀や鉛等の重金属、
シアン類などの有害な無機物質により汚染された土壌を
浄化する汚染土壌の浄化方法に関する。
オキシンなどの有害な有機物質や水銀や鉛等の重金属、
シアン類などの有害な無機物質により汚染された土壌を
浄化する汚染土壌の浄化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年では、生活排水、工場、事業所等か
らの排液などの浸漬による土壌汚染、また、工場跡地等
の土壌汚染により本来自然に分解不可能な化学物質で汚
染された土壌、地下水が増加し、その結果、生態系や社
会生活基盤としての土壌環境に深刻な影響を与えてい
る。そのため、このような汚染された土壌や地下水を浄
化処理する各種の方法が提案されている。しかし、上述
した油、PCB、ダイオキシン、水銀や鉛等の重金属、
シアン類などに関しては有効な処理方法がなく、焼却や
封じ込めなどの対策が行われているのが現状である。
らの排液などの浸漬による土壌汚染、また、工場跡地等
の土壌汚染により本来自然に分解不可能な化学物質で汚
染された土壌、地下水が増加し、その結果、生態系や社
会生活基盤としての土壌環境に深刻な影響を与えてい
る。そのため、このような汚染された土壌や地下水を浄
化処理する各種の方法が提案されている。しかし、上述
した油、PCB、ダイオキシン、水銀や鉛等の重金属、
シアン類などに関しては有効な処理方法がなく、焼却や
封じ込めなどの対策が行われているのが現状である。
【0003】従来から一般的に行われている焼却処理
は、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質に汚染
された土壌をロータリキルン等の焼却設備により高温度
雰囲気下で焼却処理し、汚染土壌に含まれている各種の
有害物質を焼却して分解し、浄化土壌として環境に戻す
ものである。また、この焼却設備にて各種の有害物質が
分解されて排出されるガスは無害化され、燃焼ガスと共
に排ガスとして大気に放出される。
は、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質に汚染
された土壌をロータリキルン等の焼却設備により高温度
雰囲気下で焼却処理し、汚染土壌に含まれている各種の
有害物質を焼却して分解し、浄化土壌として環境に戻す
ものである。また、この焼却設備にて各種の有害物質が
分解されて排出されるガスは無害化され、燃焼ガスと共
に排ガスとして大気に放出される。
【0004】しかし、このような大規模な焼却設備に関
しては、膨大な汚染土壌を処理するのにエネルギコスト
が大きく、また、処理後の土壌の変質等により廃棄物の
取り扱いとなる可能性を含んでおり、再利用するのが困
難となる恐れがある。一方、前述した汚染土壌の封じ込
め処理は、本質的には汚染土壌の浄化対策とは言えず、
単に自然界からの遮断と言う消極的な処理方法である。
そのため、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質
に汚染された土壌を適正に浄化して自然界に戻すための
経済的に有利な土壌の処理方法が望まれている。
しては、膨大な汚染土壌を処理するのにエネルギコスト
が大きく、また、処理後の土壌の変質等により廃棄物の
取り扱いとなる可能性を含んでおり、再利用するのが困
難となる恐れがある。一方、前述した汚染土壌の封じ込
め処理は、本質的には汚染土壌の浄化対策とは言えず、
単に自然界からの遮断と言う消極的な処理方法である。
そのため、油、PCB、ダイオキシン等の各種有害物質
に汚染された土壌を適正に浄化して自然界に戻すための
経済的に有利な土壌の処理方法が望まれている。
【0005】そこで、本出願人は、特願2001−282681号
「汚染土壌の浄化装置及び方法」を出願した。この「汚
染土壌の浄化装置及び方法は、洗浄槽内に汚染土壌と溶
剤を投入して浸漬洗浄することにより、この汚染土壌に
含有する有害物質を分離し、その後、この洗浄槽から抽
出溶剤を排出すると共に洗浄槽内にエアを循環すること
により、残留した溶剤を除去して洗浄済土壌を乾燥し、
洗浄槽から排出して環境に戻すようにするものである。
「汚染土壌の浄化装置及び方法」を出願した。この「汚
染土壌の浄化装置及び方法は、洗浄槽内に汚染土壌と溶
剤を投入して浸漬洗浄することにより、この汚染土壌に
含有する有害物質を分離し、その後、この洗浄槽から抽
出溶剤を排出すると共に洗浄槽内にエアを循環すること
により、残留した溶剤を除去して洗浄済土壌を乾燥し、
洗浄槽から排出して環境に戻すようにするものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した出願では、洗
浄槽内に汚染土壌と溶剤を投入して浸漬洗浄する場合、
洗浄槽内に投入された汚染土壌に対してその上部あるい
は下部から溶剤を供給し、上下に循環させることで有害
物質を抽出している。ところが、処理する汚染土壌の粒
径や粘度、含水率などにはばらつきがあり、また、洗浄
槽内に投入された汚染土壌の密度にもばらつきがある。
すると、洗浄槽内に溶剤を循環して浸漬洗浄するとき、
汚染土壌の粒径が小さかったり、粘度が高かったり、あ
るいは密度が高かった場合、汚染土壌に対して溶剤が流
動しにくくなり、汚染土壌の処理時間が長くなって浄化
能率が低下してしまう。このような現象は、洗浄槽内に
エアを循環して浄化済土壌を乾燥するときにも同様であ
り、この浄化済土壌を乾燥作業も処理時間が長くなって
乾燥能率が低下してしまう。
浄槽内に汚染土壌と溶剤を投入して浸漬洗浄する場合、
洗浄槽内に投入された汚染土壌に対してその上部あるい
は下部から溶剤を供給し、上下に循環させることで有害
物質を抽出している。ところが、処理する汚染土壌の粒
径や粘度、含水率などにはばらつきがあり、また、洗浄
槽内に投入された汚染土壌の密度にもばらつきがある。
すると、洗浄槽内に溶剤を循環して浸漬洗浄するとき、
汚染土壌の粒径が小さかったり、粘度が高かったり、あ
るいは密度が高かった場合、汚染土壌に対して溶剤が流
動しにくくなり、汚染土壌の処理時間が長くなって浄化
能率が低下してしまう。このような現象は、洗浄槽内に
エアを循環して浄化済土壌を乾燥するときにも同様であ
り、この浄化済土壌を乾燥作業も処理時間が長くなって
乾燥能率が低下してしまう。
【0007】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、洗浄槽での洗浄処理や乾燥処理にかかる時間を
短縮して土壌浄化作業の作業効率の向上を図った汚染土
壌の浄化方法を提供することを目的とする。
あって、洗浄槽での洗浄処理や乾燥処理にかかる時間を
短縮して土壌浄化作業の作業効率の向上を図った汚染土
壌の浄化方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明の汚染土壌の浄化方法は、洗浄槽内
に汚染土壌を投入すると共に浄化液を供給して該汚染土
壌を浸漬洗浄することで、該汚染土壌に含有する有害物
質を分離する汚染土壌の浄化方法において、前記汚染土
壌に該汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を混入するこ
とを特徴とするものである。
めの請求項1の発明の汚染土壌の浄化方法は、洗浄槽内
に汚染土壌を投入すると共に浄化液を供給して該汚染土
壌を浸漬洗浄することで、該汚染土壌に含有する有害物
質を分離する汚染土壌の浄化方法において、前記汚染土
壌に該汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を混入するこ
とを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記洗浄槽内の前記浄化液に前記汚染土壌を浸漬す
ると共に該浄化液を循環させることで、前記汚染土壌に
含有する有害物質を分離することを特徴としている。
は、前記洗浄槽内の前記浄化液に前記汚染土壌を浸漬す
ると共に該浄化液を循環させることで、前記汚染土壌に
含有する有害物質を分離することを特徴としている。
【0010】請求項3の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記浸漬洗浄を完了して前記洗浄槽から前記浄化液
を排出した後、該洗浄槽内のエアを吸引して洗浄済土壌
を乾燥することを特徴としている。
は、前記浸漬洗浄を完了して前記洗浄槽から前記浄化液
を排出した後、該洗浄槽内のエアを吸引して洗浄済土壌
を乾燥することを特徴としている。
【0011】請求項4の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記粒径調整剤は前記汚染土壌と比重が異なること
を特徴としている。
は、前記粒径調整剤は前記汚染土壌と比重が異なること
を特徴としている。
【0012】請求項5の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記粒径調整剤は表面電位がプラスに荷電されてい
ることを特徴としている。
は、前記粒径調整剤は表面電位がプラスに荷電されてい
ることを特徴としている。
【0013】請求項6の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記浸漬洗浄を完了した洗浄済土壌を前記洗浄槽か
ら排出した後、混入する前記粒径調整剤を除去して処理
済土壌とすることを特徴としている。
は、前記浸漬洗浄を完了した洗浄済土壌を前記洗浄槽か
ら排出した後、混入する前記粒径調整剤を除去して処理
済土壌とすることを特徴としている。
【0014】請求項7の発明の汚染土壌の浄化方法で
は、前記粒径調整剤は砂であり、前記浸漬洗浄を完了し
た洗浄済土壌を前記洗浄槽から排出した後、前記砂を混
入したまま処理済土壌とすることを特徴としている。
は、前記粒径調整剤は砂であり、前記浸漬洗浄を完了し
た洗浄済土壌を前記洗浄槽から排出した後、前記砂を混
入したまま処理済土壌とすることを特徴としている。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明するが、本発明は以下に説明する
実施の形態に限定されるものではない。
施の形態を詳細に説明するが、本発明は以下に説明する
実施の形態に限定されるものではない。
【0016】図1に本発明の第1実施形態に係る汚染土
壌の浄化方法を表す汚染土壌の浄化システムの全体概
略、図2に洗浄槽を表す概略、図3に粒径調整剤が混入
した汚染土壌の投入方法を表す概略を示す。
壌の浄化方法を表す汚染土壌の浄化システムの全体概
略、図2に洗浄槽を表す概略、図3に粒径調整剤が混入
した汚染土壌の投入方法を表す概略を示す。
【0017】本実施形態の汚染土壌の浄化システムにお
いて、図1に示すように、汚染土壌を投入して浄化処理
するための洗浄槽11は可搬式であって、多数の洗浄槽
11を汚染土壌の処理場所に搬送して使用する。タンク
ユニット12は、精製溶剤タンク13と、排出溶剤タン
ク14,15と、洗浄液タンク16とを有している。精
製溶剤タンク13は、汚染土壌に含有する有害な有機物
質(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を抽出する
ための溶剤(浄化液)を貯留するものであって、精製溶
剤供給ポンプ17を有する供給配管18を介して各洗浄
槽11に連結されている。一方、排出溶剤タンク14,
15は、洗浄槽11内で汚染土壌から抽出した有機物質
を含有する溶剤を貯留するものであって、操作弁19及
び抽出溶剤排出ポンプ20を有する排出配管21を介し
て各洗浄槽11に連結されている。また、供給配管17
と排出配管21との間には、操作弁22及び循環ポンプ
23を有する循環配管24が連結されている。
いて、図1に示すように、汚染土壌を投入して浄化処理
するための洗浄槽11は可搬式であって、多数の洗浄槽
11を汚染土壌の処理場所に搬送して使用する。タンク
ユニット12は、精製溶剤タンク13と、排出溶剤タン
ク14,15と、洗浄液タンク16とを有している。精
製溶剤タンク13は、汚染土壌に含有する有害な有機物
質(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を抽出する
ための溶剤(浄化液)を貯留するものであって、精製溶
剤供給ポンプ17を有する供給配管18を介して各洗浄
槽11に連結されている。一方、排出溶剤タンク14,
15は、洗浄槽11内で汚染土壌から抽出した有機物質
を含有する溶剤を貯留するものであって、操作弁19及
び抽出溶剤排出ポンプ20を有する排出配管21を介し
て各洗浄槽11に連結されている。また、供給配管17
と排出配管21との間には、操作弁22及び循環ポンプ
23を有する循環配管24が連結されている。
【0018】従って、操作弁19,22を閉止した状態
で精製溶剤ポンプ17を駆動すると、精製溶剤タンク1
3内の溶剤を供給配管18を介して各洗浄槽11に供給
することができ、また、操作弁19を開放して抽出溶剤
排出ポンプ20を駆動すると、各洗浄槽11内の抽出溶
剤を排出配管21を介して各排出溶剤タンク14,15
に排出することができる。一方、操作弁19を閉止して
操作弁22を開放した状態で、循環ポンプ23を駆動す
ると、洗浄槽11に対して循環配管24により溶剤を循
環給排することができる。
で精製溶剤ポンプ17を駆動すると、精製溶剤タンク1
3内の溶剤を供給配管18を介して各洗浄槽11に供給
することができ、また、操作弁19を開放して抽出溶剤
排出ポンプ20を駆動すると、各洗浄槽11内の抽出溶
剤を排出配管21を介して各排出溶剤タンク14,15
に排出することができる。一方、操作弁19を閉止して
操作弁22を開放した状態で、循環ポンプ23を駆動す
ると、洗浄槽11に対して循環配管24により溶剤を循
環給排することができる。
【0019】また、洗浄液タンク16は、汚染土壌に含
有する有害な無機物質(水銀や鉛等の重金属、シアン類
等)を溶解抽出または分解する洗浄液(浄化液)を貯留
するものであって、洗浄液供給ポンプ25を有する供給
配管26を介して各洗浄槽11に連結されている。そし
て、この各洗浄槽11には操作弁27及び洗浄液排出ポ
ンプ28を有する排出配管29が連結されている。そし
て、また、供給配管26と排出配管29との間には、操
作弁30及び循環ポンプ31を有する循環配管32が連
結されている。
有する有害な無機物質(水銀や鉛等の重金属、シアン類
等)を溶解抽出または分解する洗浄液(浄化液)を貯留
するものであって、洗浄液供給ポンプ25を有する供給
配管26を介して各洗浄槽11に連結されている。そし
て、この各洗浄槽11には操作弁27及び洗浄液排出ポ
ンプ28を有する排出配管29が連結されている。そし
て、また、供給配管26と排出配管29との間には、操
作弁30及び循環ポンプ31を有する循環配管32が連
結されている。
【0020】従って、操作弁27,30を閉止した状態
で洗浄液ポンプ25を駆動すると、洗浄液タンク16内
の洗浄液を供給配管26を介して各洗浄槽11に供給す
ることができ、また、操作弁27を開放して洗浄液排出
ポンプ28を駆動すると、各洗浄槽11内の抽出洗浄液
を排出配管29を介して排出することができる。一方、
操作弁27を閉止して操作弁30を開放した状態で、循
環ポンプ31を駆動すると、洗浄槽11に対して循環配
管32により洗浄液を循環給排することができる。
で洗浄液ポンプ25を駆動すると、洗浄液タンク16内
の洗浄液を供給配管26を介して各洗浄槽11に供給す
ることができ、また、操作弁27を開放して洗浄液排出
ポンプ28を駆動すると、各洗浄槽11内の抽出洗浄液
を排出配管29を介して排出することができる。一方、
操作弁27を閉止して操作弁30を開放した状態で、循
環ポンプ31を駆動すると、洗浄槽11に対して循環配
管32により洗浄液を循環給排することができる。
【0021】なお、排出配管21には抽出溶剤に含まれ
る有害な有機物質の濃度を検出する濃度センサ33が装
着される一方、排出配管29には抽出洗浄液に含まれる
有害な無機物質の濃度を検出する濃度センサ34が装着
されている。この場合、有害な有機物質、無機物質の種
類に応じて高精度な濃度を検出する複数のセンサを配設
することが望ましい。
る有害な有機物質の濃度を検出する濃度センサ33が装
着される一方、排出配管29には抽出洗浄液に含まれる
有害な無機物質の濃度を検出する濃度センサ34が装着
されている。この場合、有害な有機物質、無機物質の種
類に応じて高精度な濃度を検出する複数のセンサを配設
することが望ましい。
【0022】また、浄化ユニット35は、洗浄槽11か
ら排出されて排出溶剤タンク14,15に貯留された抽
出溶剤から有機物質を除去して精製する溶剤精製装置3
6と、洗浄槽11から排出された抽出洗浄液から無機物
質を除去して精製する洗浄液精製装置37と、各洗浄槽
11にのガスを吸引して有機物質または無機物質が除去
された土壌に対して、残留した溶剤または洗浄液を除去
して乾燥する乾燥装置38とを有している。
ら排出されて排出溶剤タンク14,15に貯留された抽
出溶剤から有機物質を除去して精製する溶剤精製装置3
6と、洗浄槽11から排出された抽出洗浄液から無機物
質を除去して精製する洗浄液精製装置37と、各洗浄槽
11にのガスを吸引して有機物質または無機物質が除去
された土壌に対して、残留した溶剤または洗浄液を除去
して乾燥する乾燥装置38とを有している。
【0023】この溶剤精製装置36は、砂などの粗粒子
を除去するストレーナ39と、油脂を除去するオイルス
トレーナ40と、ボイラ41が連結された蒸留装置42
とから構成されている。そして、排出溶剤タンク14,
15とストレーナ39とが移送ポンプ43を有する移送
配管44により接続されている。一方、蒸留装置42と
精製溶剤タンク13とが返送配管46により連結されて
いる。また、ストレーナ39、オイルストレーナ40、
蒸留装置42には有機物質排出管47を介して有機物質
処理装置(貯溜タンク、処理装置)48が連結されてい
る。
を除去するストレーナ39と、油脂を除去するオイルス
トレーナ40と、ボイラ41が連結された蒸留装置42
とから構成されている。そして、排出溶剤タンク14,
15とストレーナ39とが移送ポンプ43を有する移送
配管44により接続されている。一方、蒸留装置42と
精製溶剤タンク13とが返送配管46により連結されて
いる。また、ストレーナ39、オイルストレーナ40、
蒸留装置42には有機物質排出管47を介して有機物質
処理装置(貯溜タンク、処理装置)48が連結されてい
る。
【0024】従って、移送ポンプ43を駆動して排出溶
剤タンク14,15の抽出溶剤が移送配管44を通して
溶剤精製装置36に送られると、ここで、溶剤から油、
PCB、ダイオキシン等の有機物質が取り除かれ、浄化
された溶剤は返送配管46を通って精製溶剤タンク13
に戻すことができる。一方、溶剤精製装置36で除去さ
れた有機物質は有機物質排出管47を通して有機物質処
理装置48に送られ、ここで貯留保管して無害化処理す
ることができる。
剤タンク14,15の抽出溶剤が移送配管44を通して
溶剤精製装置36に送られると、ここで、溶剤から油、
PCB、ダイオキシン等の有機物質が取り除かれ、浄化
された溶剤は返送配管46を通って精製溶剤タンク13
に戻すことができる。一方、溶剤精製装置36で除去さ
れた有機物質は有機物質排出管47を通して有機物質処
理装置48に送られ、ここで貯留保管して無害化処理す
ることができる。
【0025】洗浄液精製装置37は、砂ろ過塔49と樹
脂吸着塔50とから構成されており、洗浄液の排出配管
29の下流端部が砂ろ過塔49に連結され、樹脂吸着塔
50と洗浄液タンク16とが返送配管51により連結さ
れ、砂ろ過塔49及び樹脂吸着塔50には無機物質排出
管52を介して無機物質処理装置53が連結されてい
る。
脂吸着塔50とから構成されており、洗浄液の排出配管
29の下流端部が砂ろ過塔49に連結され、樹脂吸着塔
50と洗浄液タンク16とが返送配管51により連結さ
れ、砂ろ過塔49及び樹脂吸着塔50には無機物質排出
管52を介して無機物質処理装置53が連結されてい
る。
【0026】従って、洗浄液排出ポンプ28を駆動して
各洗浄槽11から排出配管29を通して抽出洗浄液が洗
浄液精製装置37に送られると、ここで、洗浄液から水
銀や鉛等の重金属、シアン類等の無機物質が取り除か
れ、浄化された洗浄液を返送配管51を通して洗浄液タ
ンク16に戻すことができる。一方、洗浄液精製装置3
7で除去された無機物質は無機物質排出管52を通して
無機物質処理装置53に送られ、ここで無害化あるいは
濃縮処理することができる。
各洗浄槽11から排出配管29を通して抽出洗浄液が洗
浄液精製装置37に送られると、ここで、洗浄液から水
銀や鉛等の重金属、シアン類等の無機物質が取り除か
れ、浄化された洗浄液を返送配管51を通して洗浄液タ
ンク16に戻すことができる。一方、洗浄液精製装置3
7で除去された無機物質は無機物質排出管52を通して
無機物質処理装置53に送られ、ここで無害化あるいは
濃縮処理することができる。
【0027】また、乾燥装置38は、洗浄槽11から排
出された溶剤(ミスト)を含んだエアを取り込んで含有
するミストを分離するノックアウトポット54と、エア
を冷却する熱交換器55と、溶剤蒸気を吸着する活性炭
塔56と、ブロワ57とから構成されている。洗浄槽1
1はエア排出配管58を介してノックアウトポット54
に連結され、活性炭塔57はエア供給配管59を介して
洗浄槽11に連結されている。また、ノックアウトポッ
ト54及び熱交換器55は溶剤返送ポンプ64を有する
返送配管65を介して排出溶剤タンク15に連結されて
いる。
出された溶剤(ミスト)を含んだエアを取り込んで含有
するミストを分離するノックアウトポット54と、エア
を冷却する熱交換器55と、溶剤蒸気を吸着する活性炭
塔56と、ブロワ57とから構成されている。洗浄槽1
1はエア排出配管58を介してノックアウトポット54
に連結され、活性炭塔57はエア供給配管59を介して
洗浄槽11に連結されている。また、ノックアウトポッ
ト54及び熱交換器55は溶剤返送ポンプ64を有する
返送配管65を介して排出溶剤タンク15に連結されて
いる。
【0028】従って、ブロワ56を作動して洗浄槽11
内のエアを吸引すると、エアはノックアウトポット54
内で含有する溶剤ミストが分離され、また、熱交換器5
5で冷却されて溶剤蒸気が液状となり、更に、活性炭塔
57で浄化されて洗浄槽11に供給され、洗浄槽11内
に残留する溶剤を蒸発して土壌から除去することができ
る。
内のエアを吸引すると、エアはノックアウトポット54
内で含有する溶剤ミストが分離され、また、熱交換器5
5で冷却されて溶剤蒸気が液状となり、更に、活性炭塔
57で浄化されて洗浄槽11に供給され、洗浄槽11内
に残留する溶剤を蒸発して土壌から除去することができ
る。
【0029】なお、ユーティリティユニット60として
ボイラユニット61、冷却ユニット62、コンプレッサ
ユニット63等が設けられている。このボイラユニット
61は洗浄槽11に供給するエアを必要に応じて加熱す
るためのものであり、冷却ユニット62は熱交換器55
で洗浄槽11から排出されたエアを冷却して溶剤蒸気を
凝縮するためのものであり、コンプレッサユニット63
は各種のポンプを作動するためのものである。
ボイラユニット61、冷却ユニット62、コンプレッサ
ユニット63等が設けられている。このボイラユニット
61は洗浄槽11に供給するエアを必要に応じて加熱す
るためのものであり、冷却ユニット62は熱交換器55
で洗浄槽11から排出されたエアを冷却して溶剤蒸気を
凝縮するためのものであり、コンプレッサユニット63
は各種のポンプを作動するためのものである。
【0030】なお、汚染土壌に含まれる油、PCB、ダ
イオキシンなどの有害な有機物質を抽出するための溶剤
と、汚染土壌に含まれる水銀や鉛等の重金属、シアン類
などの有害な無機物質を溶解抽出または分解洗浄する洗
浄液は、事前に汚染土壌の調査を行うことで、汚染土壌
に含まれる有害物質の含有量や濃度に応じてその種類を
設定する必要がある。この場合、溶剤として親水性溶
剤、例えば、アルコールが好適であり、洗浄液として
水、アルカリ液、酸性液が好適である。具体的には、ア
ルコール貯留タンクや水タンク、アルカリ液タンク、酸
性液タンクを設ける必要がある。
イオキシンなどの有害な有機物質を抽出するための溶剤
と、汚染土壌に含まれる水銀や鉛等の重金属、シアン類
などの有害な無機物質を溶解抽出または分解洗浄する洗
浄液は、事前に汚染土壌の調査を行うことで、汚染土壌
に含まれる有害物質の含有量や濃度に応じてその種類を
設定する必要がある。この場合、溶剤として親水性溶
剤、例えば、アルコールが好適であり、洗浄液として
水、アルカリ液、酸性液が好適である。具体的には、ア
ルコール貯留タンクや水タンク、アルカリ液タンク、酸
性液タンクを設ける必要がある。
【0031】また、洗浄槽11の具体的な構造につい
て、図2に示すように、上方が開口した槽本体71と蓋
72とから構成され、上部及び下部に供給口73,74
が形成されると共に、下部に排出口75が形成されてい
る。また、槽本体71の内部には下方に位置して格子状
の支持部76が一体に形成され、この支持部76上にろ
過フィルタ77が敷設されている。そして、供給配管1
8が分岐して操作弁78,79を介して上下の供給口7
3,74に連結される一方、排出口75に排出配管21
が連結されている。なお、ここでは、溶剤の給排設備に
ついて説明したが、洗浄剤の給排設備も同様の構成とな
っている。
て、図2に示すように、上方が開口した槽本体71と蓋
72とから構成され、上部及び下部に供給口73,74
が形成されると共に、下部に排出口75が形成されてい
る。また、槽本体71の内部には下方に位置して格子状
の支持部76が一体に形成され、この支持部76上にろ
過フィルタ77が敷設されている。そして、供給配管1
8が分岐して操作弁78,79を介して上下の供給口7
3,74に連結される一方、排出口75に排出配管21
が連結されている。なお、ここでは、溶剤の給排設備に
ついて説明したが、洗浄剤の給排設備も同様の構成とな
っている。
【0032】そして、本実施形態の汚染土壌の浄化方法
は、図1に示すように、洗浄槽11内に汚染土壌を投入
するときに、この汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を
混入するようにしている。この粒径調整剤は鉄等の金属
あるいはプラスチックにより球形に形成され、汚染土壌
の粒径より大きく、比重が異なっている。
は、図1に示すように、洗浄槽11内に汚染土壌を投入
するときに、この汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を
混入するようにしている。この粒径調整剤は鉄等の金属
あるいはプラスチックにより球形に形成され、汚染土壌
の粒径より大きく、比重が異なっている。
【0033】そして、事前に汚染土壌にこの粒径調整剤
を混ぜてほぼ均一になるように混合し、汚染土壌投入装
置81により洗浄槽11に投入する。この場合、汚染土
壌に対する粒径調整剤の混入割合は、この汚染土壌の粒
径、粘度、含水率などに応じて設定される。つまり、溶
剤やエアの流通性が良くないほど多くの粒径調整剤を混
ぜるようにしている。従って、汚染土壌はこの粒径調整
剤が均一に混入されることで、土壌の粒の分布がほぼ均
等化されて洗浄時に溶剤の流通性が向上すると共に、乾
燥時にエアの流通性が向上し、洗浄及び乾燥の処理時間
を短縮することができる。
を混ぜてほぼ均一になるように混合し、汚染土壌投入装
置81により洗浄槽11に投入する。この場合、汚染土
壌に対する粒径調整剤の混入割合は、この汚染土壌の粒
径、粘度、含水率などに応じて設定される。つまり、溶
剤やエアの流通性が良くないほど多くの粒径調整剤を混
ぜるようにしている。従って、汚染土壌はこの粒径調整
剤が均一に混入されることで、土壌の粒の分布がほぼ均
等化されて洗浄時に溶剤の流通性が向上すると共に、乾
燥時にエアの流通性が向上し、洗浄及び乾燥の処理時間
を短縮することができる。
【0034】また、本実施形態では、洗浄槽11にて汚
染土壌を投入して溶剤を供給循環して浸漬洗浄し、この
洗浄槽11内のエアを吸引して洗浄済土壌を乾燥した
後、この洗浄済土壌を洗浄槽11から排出するが、この
洗浄済土壌から比重分離により粒径調整剤を分離除去す
る分離装置82が設けられている。
染土壌を投入して溶剤を供給循環して浸漬洗浄し、この
洗浄槽11内のエアを吸引して洗浄済土壌を乾燥した
後、この洗浄済土壌を洗浄槽11から排出するが、この
洗浄済土壌から比重分離により粒径調整剤を分離除去す
る分離装置82が設けられている。
【0035】ここで、上述した本実施形態の汚染土壌の
浄化システムによる浄化処理方法について説明する。こ
の場合、事前に土壌の浄化処理を行う現地の汚染状態を
事前に調査し、必要な機材や処理剤等を準備し、現地に
各種の装置を搬送して組み立てて浄化設備を設置する。
なお、処理現場の広さや浄化処理する汚染土壌の処理量
などに応じて洗浄槽11の設置数を設定する。
浄化システムによる浄化処理方法について説明する。こ
の場合、事前に土壌の浄化処理を行う現地の汚染状態を
事前に調査し、必要な機材や処理剤等を準備し、現地に
各種の装置を搬送して組み立てて浄化設備を設置する。
なお、処理現場の広さや浄化処理する汚染土壌の処理量
などに応じて洗浄槽11の設置数を設定する。
【0036】処理現場に汚染土壌を浄化処理するための
設備が設置されると、図3に示すように、事前に汚染土
壌に粒径調整剤83を混ぜてほぼ均一になるように混合
しておき、汚染土壌投入装置81を作動し、この粒径調
整剤83が混入した汚染土壌をベルトコンベヤ84によ
り搬送して洗浄槽11内に投入する。このように洗浄槽
11内に汚染土壌が投入されると、槽本体71に蓋72
を固定して汚染土壌を密閉し、有害物質の浄化処理作業
を開始する。
設備が設置されると、図3に示すように、事前に汚染土
壌に粒径調整剤83を混ぜてほぼ均一になるように混合
しておき、汚染土壌投入装置81を作動し、この粒径調
整剤83が混入した汚染土壌をベルトコンベヤ84によ
り搬送して洗浄槽11内に投入する。このように洗浄槽
11内に汚染土壌が投入されると、槽本体71に蓋72
を固定して汚染土壌を密閉し、有害物質の浄化処理作業
を開始する。
【0037】そして、図1及び図2に示すように、洗浄
槽11の操作弁19,21を閉止した状態で、精製溶剤
ポンプ17により精製溶剤タンク13の溶剤(アルコー
ル)を供給配管18を介して各洗浄槽11に供給する。
この場合、操作弁78を閉じて操作弁79を開放し、下
部供給口74から溶剤を洗浄槽11内に供給してろ過フ
ィルタ77を浸水させ、ここで、操作弁79を閉じて操
作弁78を開放し、上部供給口73から溶剤を洗浄槽1
1内に供給して汚染土壌を浸漬させることで、ろ過フィ
ルタ77への浮遊土粒子の付着による目詰まりを抑制す
ることができる。そして、洗浄槽11内の汚染土壌が浸
漬するまで溶剤を供給する。
槽11の操作弁19,21を閉止した状態で、精製溶剤
ポンプ17により精製溶剤タンク13の溶剤(アルコー
ル)を供給配管18を介して各洗浄槽11に供給する。
この場合、操作弁78を閉じて操作弁79を開放し、下
部供給口74から溶剤を洗浄槽11内に供給してろ過フ
ィルタ77を浸水させ、ここで、操作弁79を閉じて操
作弁78を開放し、上部供給口73から溶剤を洗浄槽1
1内に供給して汚染土壌を浸漬させることで、ろ過フィ
ルタ77への浮遊土粒子の付着による目詰まりを抑制す
ることができる。そして、洗浄槽11内の汚染土壌が浸
漬するまで溶剤を供給する。
【0038】このようにして洗浄槽11内に溶剤が投入
されたら、精製溶剤ポンプ17を停止する一方、操作弁
22を開放して循環ポンプ23を作動し、循環配管24
を介して溶剤を洗浄槽11に所定時間循環することで、
汚染土壌に含有する有機物質、つまり、油、PCB、ダ
イオキシンを抽出することができる。このとき、洗浄槽
11内には汚染土壌と粒径調整剤83とが均一に混合さ
れているため、汚染土壌に対して溶剤の流通性がよくな
って浸透性も向上し、有害物質の抽出効率が向上する。
されたら、精製溶剤ポンプ17を停止する一方、操作弁
22を開放して循環ポンプ23を作動し、循環配管24
を介して溶剤を洗浄槽11に所定時間循環することで、
汚染土壌に含有する有機物質、つまり、油、PCB、ダ
イオキシンを抽出することができる。このとき、洗浄槽
11内には汚染土壌と粒径調整剤83とが均一に混合さ
れているため、汚染土壌に対して溶剤の流通性がよくな
って浸透性も向上し、有害物質の抽出効率が向上する。
【0039】溶剤を洗浄槽11に所定時間循環給排して
汚染土壌に含有する油、PCB、ダイオキシンが抽出さ
れると、操作弁22を閉じると共に循環ポンプ23を停
止する一方、操作弁19を開放して抽出溶剤排出ポンプ
20を作動し、各洗浄槽11内の抽出溶剤を排出配管2
1を介して排出溶剤タンク14,15に排出する。そし
て、前述と同様に、精製溶剤タンク13の新しい溶剤を
洗浄槽11に供給し、所定時間循環給排することで有機
物質を抽出する。この作業を予め設定された数サイクル
行いながら、排出された溶剤における油、PCB、ダイ
オキシンの濃度を濃度センサ33により計測する。そし
て、この濃度センサ33の計測値が予め設定された所定
値以下になったら、洗浄槽11の土壌に含有する有機物
質の残留量が公定法で定められた基準値以下になったも
のとし、洗浄作業を終了する。
汚染土壌に含有する油、PCB、ダイオキシンが抽出さ
れると、操作弁22を閉じると共に循環ポンプ23を停
止する一方、操作弁19を開放して抽出溶剤排出ポンプ
20を作動し、各洗浄槽11内の抽出溶剤を排出配管2
1を介して排出溶剤タンク14,15に排出する。そし
て、前述と同様に、精製溶剤タンク13の新しい溶剤を
洗浄槽11に供給し、所定時間循環給排することで有機
物質を抽出する。この作業を予め設定された数サイクル
行いながら、排出された溶剤における油、PCB、ダイ
オキシンの濃度を濃度センサ33により計測する。そし
て、この濃度センサ33の計測値が予め設定された所定
値以下になったら、洗浄槽11の土壌に含有する有機物
質の残留量が公定法で定められた基準値以下になったも
のとし、洗浄作業を終了する。
【0040】そして、洗浄槽11の土壌から有害な有機
物質が除去されたら、ブロワ56を作動して洗浄槽11
内のガスを吸引することで、洗浄槽11内の土壌に残留
する溶剤を蒸発してエアと共に排出してこの土壌を乾燥
させる。このとき、洗浄槽11内の汚染土壌には粒径調
整剤83が均一に混合されているため、汚染土壌に対し
てエアの流通性がよくなって溶剤の乾燥効率が向上す
る。そして、排出されたエアをノックアウトポット54
内で隔壁に衝突させることで溶剤のミストを分離し、ま
た、熱交換器55で冷却することで溶剤蒸気を凝縮し、
更に、エアに含有する気体状の溶剤を活性炭塔57で吸
着する。そして、ノックアウトポット54及び熱交換器
55で除去した残留溶剤を溶剤返送ポンプ64により返
送配管65介して排出溶剤タンク15に戻す。
物質が除去されたら、ブロワ56を作動して洗浄槽11
内のガスを吸引することで、洗浄槽11内の土壌に残留
する溶剤を蒸発してエアと共に排出してこの土壌を乾燥
させる。このとき、洗浄槽11内の汚染土壌には粒径調
整剤83が均一に混合されているため、汚染土壌に対し
てエアの流通性がよくなって溶剤の乾燥効率が向上す
る。そして、排出されたエアをノックアウトポット54
内で隔壁に衝突させることで溶剤のミストを分離し、ま
た、熱交換器55で冷却することで溶剤蒸気を凝縮し、
更に、エアに含有する気体状の溶剤を活性炭塔57で吸
着する。そして、ノックアウトポット54及び熱交換器
55で除去した残留溶剤を溶剤返送ポンプ64により返
送配管65介して排出溶剤タンク15に戻す。
【0041】このように洗浄槽11内の汚染土壌から有
害な有機物質が除去されたら、続いて、洗浄液ポンプ2
5により洗浄液タンク16内の洗浄液(例えば、水)を
供給配管26を介して各洗浄槽11に供給し、前述した
溶剤による有機物質の抽出方法と同様の方法で、洗浄槽
11内の汚染土壌を液により浸漬させる。そして、循環
ポンプ31により循環配管32を介して液を洗浄槽11
に循環することで、汚染土壌に含有する有害な無機物質
を溶解する。そして、液を洗浄槽11に所定時間循環す
ると、この液の循環を停止して洗浄剤排出ポンプ28に
より各洗浄槽11内の抽出液を洗浄液精製装置37に排
出する。そして、再び、新しい液を洗浄槽11に供給し
て循環し、この液の循環排を所定時間行うことで有害な
無機物質を抽出する。この作業を数サイクル行いなが
ら、排出された液における有害物質の濃度を濃度センサ
34により計測する。そして、この濃度センサ34の計
測値が予め設定された所定値以下になったら、洗浄槽1
1の土壌に含有する有害物質の残留量が公定法で定めら
れた基準値以下になったものとし、洗浄作業を終了す
る。
害な有機物質が除去されたら、続いて、洗浄液ポンプ2
5により洗浄液タンク16内の洗浄液(例えば、水)を
供給配管26を介して各洗浄槽11に供給し、前述した
溶剤による有機物質の抽出方法と同様の方法で、洗浄槽
11内の汚染土壌を液により浸漬させる。そして、循環
ポンプ31により循環配管32を介して液を洗浄槽11
に循環することで、汚染土壌に含有する有害な無機物質
を溶解する。そして、液を洗浄槽11に所定時間循環す
ると、この液の循環を停止して洗浄剤排出ポンプ28に
より各洗浄槽11内の抽出液を洗浄液精製装置37に排
出する。そして、再び、新しい液を洗浄槽11に供給し
て循環し、この液の循環排を所定時間行うことで有害な
無機物質を抽出する。この作業を数サイクル行いなが
ら、排出された液における有害物質の濃度を濃度センサ
34により計測する。そして、この濃度センサ34の計
測値が予め設定された所定値以下になったら、洗浄槽1
1の土壌に含有する有害物質の残留量が公定法で定めら
れた基準値以下になったものとし、洗浄作業を終了す
る。
【0042】そして、液による汚染土壌の浄化処理が完
了したら、同様に、アルカリ液を洗浄槽11に所定時間
循環給排してこの処理を数サイクル行うことで、汚染土
壌に含まれる有害な無機物質を除去する。更に、酸性液
を洗浄槽11に所定時間循環給排してこの処理を数サイ
クル行うことで、汚染土壌に含まれる有害な無機物質を
除去する。この場合、先に酸性液による洗浄処理を行っ
てからアルカリ液による洗浄処理を行ってもよい。
了したら、同様に、アルカリ液を洗浄槽11に所定時間
循環給排してこの処理を数サイクル行うことで、汚染土
壌に含まれる有害な無機物質を除去する。更に、酸性液
を洗浄槽11に所定時間循環給排してこの処理を数サイ
クル行うことで、汚染土壌に含まれる有害な無機物質を
除去する。この場合、先に酸性液による洗浄処理を行っ
てからアルカリ液による洗浄処理を行ってもよい。
【0043】一方、排出溶剤タンク14,15の抽出溶
剤(アルコール)を移送ポンプ43により移送配管44
を介して溶剤精製装置36に送り、ここで溶剤から油、
PCB、ダイオキシン等の有機物質を除去し、浄化され
た溶剤を精製溶剤タンク13に戻す。一方、溶剤精製装
置36で除去された有機物質は有機物質排出管47を通
して有機物質処理装置48に送られ、ここで無害化処理
する。この場合、油は焼却処理し、PCBは水熱分解処
理する。また、洗浄液精製装置37では、洗浄液(水、
アルカリ液、酸性液)から有害な無機物質を取り除き、
浄化された洗浄液を洗浄液タンク16に戻す。一方、洗
浄液精製装置37で除去された有害な無機物質は無機物
質排出管52を通して無機物質処理装置53に送られ、
ここで無害化処理する。
剤(アルコール)を移送ポンプ43により移送配管44
を介して溶剤精製装置36に送り、ここで溶剤から油、
PCB、ダイオキシン等の有機物質を除去し、浄化され
た溶剤を精製溶剤タンク13に戻す。一方、溶剤精製装
置36で除去された有機物質は有機物質排出管47を通
して有機物質処理装置48に送られ、ここで無害化処理
する。この場合、油は焼却処理し、PCBは水熱分解処
理する。また、洗浄液精製装置37では、洗浄液(水、
アルカリ液、酸性液)から有害な無機物質を取り除き、
浄化された洗浄液を洗浄液タンク16に戻す。一方、洗
浄液精製装置37で除去された有害な無機物質は無機物
質排出管52を通して無機物質処理装置53に送られ、
ここで無害化処理する。
【0044】その後、必要に応じてブロワ56を作動し
て洗浄槽11内のガスを吸引することで、洗浄槽11内
の土壌に残留する水分を蒸発して乾燥させる。
て洗浄槽11内のガスを吸引することで、洗浄槽11内
の土壌に残留する水分を蒸発して乾燥させる。
【0045】上述した処理により洗浄槽11内で汚染土
壌から有害な有機物質及び無機物質を分離除去される
と、洗浄槽11から浄化土壌を排出し、分離装置82は
比重分離により洗浄済土壌から粒径調整剤を分離除去し
た後、自然界に戻して再利用が可能となる。
壌から有害な有機物質及び無機物質を分離除去される
と、洗浄槽11から浄化土壌を排出し、分離装置82は
比重分離により洗浄済土壌から粒径調整剤を分離除去し
た後、自然界に戻して再利用が可能となる。
【0046】このように本実施形態の汚染土壌の浄化シ
ステムにあっては、汚染土壌にこの汚染土壌と粒径及び
比重の異なる粒径調整剤を混ぜてほぼ均一になるように
混合してから、洗浄槽11に投入するようにしている。
ステムにあっては、汚染土壌にこの汚染土壌と粒径及び
比重の異なる粒径調整剤を混ぜてほぼ均一になるように
混合してから、洗浄槽11に投入するようにしている。
【0047】従って、汚染土壌はこの粒径調整剤が均一
に混入されることで、土壌の粒の分布がほぼ均等化され
て汚染土壌の洗浄時に溶剤の流通性が向上すると共に、
乾燥時にエアの流通性が向上し、溶剤及び洗浄液による
洗浄処理やこの乾燥処理の処理時間を短縮することがで
き、その結果、有害物質の抽出効率が向上する。
に混入されることで、土壌の粒の分布がほぼ均等化され
て汚染土壌の洗浄時に溶剤の流通性が向上すると共に、
乾燥時にエアの流通性が向上し、溶剤及び洗浄液による
洗浄処理やこの乾燥処理の処理時間を短縮することがで
き、その結果、有害物質の抽出効率が向上する。
【0048】また、本実施形態の汚染土壌の浄化システ
ムでは、複数の洗浄槽11に精製溶剤タンク13と洗浄
液タンク16とを連結し、各洗浄槽11内に投入された
汚染土壌に対して、まず、精製溶剤タンク13の溶剤を
供給して所定時間浸漬させることで、汚染土壌に含有す
る有機物質(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を
分離し、次に、洗浄槽11内の溶剤を排出してから、洗
浄液タンク16の洗浄液を供給して所定時間浸漬させる
ことで、汚染土壌に含有する無機物質(水銀や鉛等の重
金属、シアン類等)を分離するようにしている。
ムでは、複数の洗浄槽11に精製溶剤タンク13と洗浄
液タンク16とを連結し、各洗浄槽11内に投入された
汚染土壌に対して、まず、精製溶剤タンク13の溶剤を
供給して所定時間浸漬させることで、汚染土壌に含有す
る有機物質(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を
分離し、次に、洗浄槽11内の溶剤を排出してから、洗
浄液タンク16の洗浄液を供給して所定時間浸漬させる
ことで、汚染土壌に含有する無機物質(水銀や鉛等の重
金属、シアン類等)を分離するようにしている。
【0049】従って、洗浄槽11の汚染土壌を溶剤によ
り浸漬して含有する有機物質を分離すると共に、洗浄液
により浸漬して含有する無機物質を分離しており、汚染
土壌と溶剤、また、汚染土壌と洗浄液とを混合攪拌せず
に浸漬分離することで、土の微粒化により分離処理に長
時間を要することがなく、また、フィルタが目詰まりす
ることもなく、汚染土壌の浄化処理を短期間で適正に行
うことができる。
り浸漬して含有する有機物質を分離すると共に、洗浄液
により浸漬して含有する無機物質を分離しており、汚染
土壌と溶剤、また、汚染土壌と洗浄液とを混合攪拌せず
に浸漬分離することで、土の微粒化により分離処理に長
時間を要することがなく、また、フィルタが目詰まりす
ることもなく、汚染土壌の浄化処理を短期間で適正に行
うことができる。
【0050】上述の実施形態の汚染土壌の浄化システム
では、溶剤として親水性溶剤(例えば、アルコール)を
使用し、洗浄液として水、アルカリ液、酸性液を使用し
て説明したが、親水性溶剤としてアルコールの他、ケト
ン等を用いることができ、溶剤として親水性溶剤の他、
疎水性溶剤として炭化水素類、芳香族類等を用いること
ができる。また、この親水性溶剤(アルコール、ケトン
等)と疎水性溶剤(炭化水素類、芳香族類等)とを用
い、含水状態にある汚染土壌中の水分を親水性溶剤で脱
水した後、有機物質に対して抽出・溶解能力の高い疎水
性溶剤により汚染土壌に含有する有害の有機物質を抽出
除去し、洗浄剤により無機物質を溶解・分解して除去す
るようにしてもよい。また、この場合、親水性溶剤と疎
水性溶剤を混合した混合溶剤を用いることで、処理時間
を短縮することができる。また、上述した洗浄槽11の
構造も上述した実施形態に限定されるものではない。
では、溶剤として親水性溶剤(例えば、アルコール)を
使用し、洗浄液として水、アルカリ液、酸性液を使用し
て説明したが、親水性溶剤としてアルコールの他、ケト
ン等を用いることができ、溶剤として親水性溶剤の他、
疎水性溶剤として炭化水素類、芳香族類等を用いること
ができる。また、この親水性溶剤(アルコール、ケトン
等)と疎水性溶剤(炭化水素類、芳香族類等)とを用
い、含水状態にある汚染土壌中の水分を親水性溶剤で脱
水した後、有機物質に対して抽出・溶解能力の高い疎水
性溶剤により汚染土壌に含有する有害の有機物質を抽出
除去し、洗浄剤により無機物質を溶解・分解して除去す
るようにしてもよい。また、この場合、親水性溶剤と疎
水性溶剤を混合した混合溶剤を用いることで、処理時間
を短縮することができる。また、上述した洗浄槽11の
構造も上述した実施形態に限定されるものではない。
【0051】図4に本発明の第2実施形態に係る汚染土
壌の浄化方法を表す概略、図5に本発明の第3実施形態
に係る汚染土壌の浄化方法を表す概略構成を示す。な
お、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有
する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。
壌の浄化方法を表す概略、図5に本発明の第3実施形態
に係る汚染土壌の浄化方法を表す概略構成を示す。な
お、前述した実施形態で説明したものと同様の機能を有
する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。
【0052】第2実施形態の汚染土壌の浄化方法にて、
図4に示すように、洗浄槽11内に汚染土壌を投入する
ときに、この汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤86を
混入するようにし、この粒径調整剤86を+(プラス)
に帯電した荷電粒体としている。
図4に示すように、洗浄槽11内に汚染土壌を投入する
ときに、この汚染土壌と粒径の異なる粒径調整剤86を
混入するようにし、この粒径調整剤86を+(プラス)
に帯電した荷電粒体としている。
【0053】従って、事前に汚染土壌にこの粒径調整剤
86をほぼ均一になるように混合し、洗浄槽11に投入
することで、汚染土壌は粒の分布がほぼ均等化されて洗
浄時に溶剤の流通性が向上して処理時間を短縮すること
ができると共に、通常−(マイナス)に帯電している土
壌中の微細粒子を吸着することで、ろ過フィルタ77の
目詰まりを防止することができる。また、乾燥時にエア
の流通性が向上し、乾燥の処理時間を短縮することがで
きる。
86をほぼ均一になるように混合し、洗浄槽11に投入
することで、汚染土壌は粒の分布がほぼ均等化されて洗
浄時に溶剤の流通性が向上して処理時間を短縮すること
ができると共に、通常−(マイナス)に帯電している土
壌中の微細粒子を吸着することで、ろ過フィルタ77の
目詰まりを防止することができる。また、乾燥時にエア
の流通性が向上し、乾燥の処理時間を短縮することがで
きる。
【0054】第3実施形態の汚染土壌の浄化方法では、
図5に示すように、汚染土壌に混入する粒径調整剤とし
て砂を用いている。即ち、ベルトコンベヤ91により汚
染土壌を搬送すると共にベルトコンベヤ92により砂を
搬送し、この汚染土壌と砂をホッパ93に投入し、スク
リューコンベヤ94により汚染土壌と砂を攪拌交合して
洗浄槽11内に投入する。そして、この洗浄槽11に溶
剤を供給循環して汚染土壌を浸漬洗浄することで有害物
質を分離した後、溶剤を排出して洗浄済土壌を乾燥し、
この洗浄槽11から排出して砂を混入したまま処理済土
壌として自然界に戻す。
図5に示すように、汚染土壌に混入する粒径調整剤とし
て砂を用いている。即ち、ベルトコンベヤ91により汚
染土壌を搬送すると共にベルトコンベヤ92により砂を
搬送し、この汚染土壌と砂をホッパ93に投入し、スク
リューコンベヤ94により汚染土壌と砂を攪拌交合して
洗浄槽11内に投入する。そして、この洗浄槽11に溶
剤を供給循環して汚染土壌を浸漬洗浄することで有害物
質を分離した後、溶剤を排出して洗浄済土壌を乾燥し、
この洗浄槽11から排出して砂を混入したまま処理済土
壌として自然界に戻す。
【0055】従って、汚染土壌に砂を混合して洗浄槽1
1に投入することで、汚染土壌は粒の分布がほぼ均等化
されて汚染土壌の洗浄時には溶剤の流通性が向上して洗
浄時間を短縮すると共に、乾燥時にはエアの流通性が向
上して乾燥時間を短縮することができる。また、粒径調
整剤として砂を用いることで、処理後に分離する必要が
なくなって作業工程を簡略化することができる。
1に投入することで、汚染土壌は粒の分布がほぼ均等化
されて汚染土壌の洗浄時には溶剤の流通性が向上して洗
浄時間を短縮すると共に、乾燥時にはエアの流通性が向
上して乾燥時間を短縮することができる。また、粒径調
整剤として砂を用いることで、処理後に分離する必要が
なくなって作業工程を簡略化することができる。
【0056】なお、上述した実施形態では、洗浄槽11
内に溶剤を供給して汚染土壌に含有する有害な有機物質
(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を分離すると
共に、洗浄槽11内に洗浄液を供給して汚染土壌に含有
する有害な無機物質(水銀や鉛等の重金属、シアン類
等)を分離するようにしたが、その処理順序は逆であっ
てもよく、また、汚染土壌に含まれる有害物質の種類に
応じて溶剤だけ、あるいは洗浄液だけを供給して浄化処
理を行ってもよい。
内に溶剤を供給して汚染土壌に含有する有害な有機物質
(例えば、油、PCB、ダイオキシン等)を分離すると
共に、洗浄槽11内に洗浄液を供給して汚染土壌に含有
する有害な無機物質(水銀や鉛等の重金属、シアン類
等)を分離するようにしたが、その処理順序は逆であっ
てもよく、また、汚染土壌に含まれる有害物質の種類に
応じて溶剤だけ、あるいは洗浄液だけを供給して浄化処
理を行ってもよい。
【0057】また、洗浄槽11内での溶剤による汚染土
壌の浄化効率を向上させるためには、循環する溶剤を加
熱して反応速度を上げると共に、粒子を分散させて透水
性を上げるとよく、この加熱方法としては、例えば、洗
浄槽11の外側にヒータを装着して内部の溶剤の温度を
上昇させるようにすればよい。また、洗浄槽11内に超
音波発振器を設けて土粒子の分散による透水性を向上さ
せたり、マイクロ波発振器を装着して有機物を選択的に
加熱して洗浄効率を向上させたり、電磁誘導や遠赤外線
などを用いてもよい。
壌の浄化効率を向上させるためには、循環する溶剤を加
熱して反応速度を上げると共に、粒子を分散させて透水
性を上げるとよく、この加熱方法としては、例えば、洗
浄槽11の外側にヒータを装着して内部の溶剤の温度を
上昇させるようにすればよい。また、洗浄槽11内に超
音波発振器を設けて土粒子の分散による透水性を向上さ
せたり、マイクロ波発振器を装着して有機物を選択的に
加熱して洗浄効率を向上させたり、電磁誘導や遠赤外線
などを用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上、実施形態において詳細に説明した
ように請求項1の発明の汚染土壌の浄化方法によれば、
洗浄槽内に汚染土壌を投入すると共に溶剤を供給して汚
染土壌を浸漬洗浄することで、汚染土壌に含有する有害
物質を分離する汚染土壌の浄化方法にて、汚染土壌に汚
染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を混入するようにした
ので、汚染土壌はこの粒径調整剤が均一に混入されるこ
とで、土壌の粒の分布がほぼ均等化されるため、汚染土
壌の洗浄時に溶剤の流通性が向上することとなり、洗浄
時間を短縮することができ、その結果、有害物質の抽出
効率が向上することができる。
ように請求項1の発明の汚染土壌の浄化方法によれば、
洗浄槽内に汚染土壌を投入すると共に溶剤を供給して汚
染土壌を浸漬洗浄することで、汚染土壌に含有する有害
物質を分離する汚染土壌の浄化方法にて、汚染土壌に汚
染土壌と粒径の異なる粒径調整剤を混入するようにした
ので、汚染土壌はこの粒径調整剤が均一に混入されるこ
とで、土壌の粒の分布がほぼ均等化されるため、汚染土
壌の洗浄時に溶剤の流通性が向上することとなり、洗浄
時間を短縮することができ、その結果、有害物質の抽出
効率が向上することができる。
【0059】請求項2の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、洗浄槽内の溶剤に汚染土壌を浸漬すると共に溶剤
を循環させることで、汚染土壌に含有する有害物質を分
離するようにしたので、微粒子の攪拌を防止して短時間
で汚染土壌から有害物質を分離することができる。
れば、洗浄槽内の溶剤に汚染土壌を浸漬すると共に溶剤
を循環させることで、汚染土壌に含有する有害物質を分
離するようにしたので、微粒子の攪拌を防止して短時間
で汚染土壌から有害物質を分離することができる。
【0060】請求項3の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、浸漬洗浄を完了して洗浄槽から溶剤を排出した
後、洗浄槽内のエアを吸引して洗浄済土壌を乾燥するよ
うにしたので、洗浄済土壌に残留した溶剤を短時間で容
易に除去することができる。
れば、浸漬洗浄を完了して洗浄槽から溶剤を排出した
後、洗浄槽内のエアを吸引して洗浄済土壌を乾燥するよ
うにしたので、洗浄済土壌に残留した溶剤を短時間で容
易に除去することができる。
【0061】請求項4の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、粒径調整剤は汚染土壌と比重が異なるので、洗浄
処理後に容易に分離することができる。
れば、粒径調整剤は汚染土壌と比重が異なるので、洗浄
処理後に容易に分離することができる。
【0062】請求項5の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、粒径調整剤は表面電位がプラスに荷電されている
ので、マイナスに帯電している土壌中の微細粒子を吸着
することで、ろ過フィルタの目詰まりを防止することが
できる。
れば、粒径調整剤は表面電位がプラスに荷電されている
ので、マイナスに帯電している土壌中の微細粒子を吸着
することで、ろ過フィルタの目詰まりを防止することが
できる。
【0063】請求項6の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、浸漬洗浄を完了した洗浄済土壌を洗浄槽から排出
した後、混入する粒径調整剤を除去して処理済土壌とす
るので、処理済土壌に異物の混入がなく、再利用の提要
範囲を拡大することができる。
れば、浸漬洗浄を完了した洗浄済土壌を洗浄槽から排出
した後、混入する粒径調整剤を除去して処理済土壌とす
るので、処理済土壌に異物の混入がなく、再利用の提要
範囲を拡大することができる。
【0064】請求項7の発明の汚染土壌の浄化方法によ
れば、粒径調整剤は砂であり、浸漬洗浄を完了した洗浄
済土壌を洗浄槽から排出した後、砂を混入したまま処理
済土壌とするようにしたので、処理後に分離する必要が
なくなって作業工程を簡略化することができる。
れば、粒径調整剤は砂であり、浸漬洗浄を完了した洗浄
済土壌を洗浄槽から排出した後、砂を混入したまま処理
済土壌とするようにしたので、処理後に分離する必要が
なくなって作業工程を簡略化することができる。
【図1】本発明の第1実施形態に係る汚染土壌の浄化方
法を表す汚染土壌の浄化システムの全体概略図である。
法を表す汚染土壌の浄化システムの全体概略図である。
【図2】洗浄槽を表す概略図である。
【図3】粒径調整剤が混入した汚染土壌の投入方法を表
す概略図である。
す概略図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る汚染土壌の浄化方
法を表す概略図である。
法を表す概略図である。
【図5】本発明の第3実施形態に係る汚染土壌の浄化方
法を表す概略構成図である。
法を表す概略構成図である。
11 洗浄槽
13 精製溶剤タンク
14,15 排出溶剤タンク
16 洗浄液タンク
35 浄化ユニット
36 溶剤精製装置
37 洗浄液精製装置
38 乾燥装置
81 汚染土壌投入装置
82 分離装置
83,86 粒径調整剤
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 英夫
兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1
号 三菱重工業株式会社神戸造船所内
(72)発明者 上島 直幸
兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号
三菱重工業株式会社高砂研究所内
(72)発明者 浜崎 彰弘
兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号
三菱重工業株式会社高砂研究所内
(72)発明者 有川 究
兵庫県高砂市荒井町新浜二丁目1番1号
三菱重工業株式会社高砂研究所内
Fターム(参考) 4D004 AA41 AB02 AB03 AB05 AB06
AB07 CA15 CA40 CA42 CA50
CB44 CB45 CB46 CC11 CC12
CC15 DA01 DA10
Claims (7)
- 【請求項1】 洗浄槽内に汚染土壌を投入すると共に浄
化液を供給して該汚染土壌を浸漬洗浄することで、該汚
染土壌に含有する有害物質を分離する汚染土壌の浄化方
法において、前記汚染土壌に該汚染土壌と粒径の異なる
粒径調整剤を混入することを特徴とする汚染土壌の浄化
方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記洗浄槽内の前記
浄化液に前記汚染土壌を浸漬すると共に該浄化液を循環
させることで、前記汚染土壌に含有する有害物質を分離
することを特徴とする汚染土壌の浄化方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記浸漬洗浄を完了
して前記洗浄槽から前記浄化液を排出した後、該洗浄槽
内のエアを吸引して洗浄済土壌を乾燥することを特徴と
する汚染土壌の浄化方法。 - 【請求項4】 請求項1において、前記粒径調整剤は前
記汚染土壌と比重が異なることを特徴とする汚染土壌の
浄化方法。 - 【請求項5】 請求項1において、前記粒径調整剤は表
面電位がプラスに荷電されていることを特徴とする汚染
土壌の浄化方法。 - 【請求項6】 請求項4または5において、前記浸漬洗
浄を完了した洗浄済土壌を前記洗浄槽から排出した後、
混入する前記粒径調整剤を除去して処理済土壌とするこ
とを特徴とする汚染土壌の浄化方法。 - 【請求項7】 請求項1において、前記粒径調整剤は砂
であり、前記浸漬洗浄を完了した洗浄済土壌を前記洗浄
槽から排出した後、前記砂を混入したまま処理済土壌と
することを特徴とする汚染土壌の浄化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002044278A JP2003245643A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 汚染土壌の浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002044278A JP2003245643A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 汚染土壌の浄化方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003245643A true JP2003245643A (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=28659082
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002044278A Withdrawn JP2003245643A (ja) | 2002-02-21 | 2002-02-21 | 汚染土壌の浄化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003245643A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006043532A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Mitsubishi Materials Corp | 汚染土壌の洗浄方法および洗浄システム |
| JP2007216070A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-08-30 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 有害物処理設備 |
| JP2012110803A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Shimizu Corp | 土壌の浄化方法および装置 |
| CN102527709A (zh) * | 2012-01-09 | 2012-07-04 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 污染土壤的超临界流体修复处理系统 |
| KR101188704B1 (ko) * | 2010-05-05 | 2012-10-09 | 최성열 | 세척 및 살균기능을 구비한 모래놀이터 |
| CN113333447A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-09-03 | 中国科学院沈阳应用生态研究所 | 土壤气相抽提降解修复技术的原位应用配套装置及其方法 |
| CN114749474A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-07-15 | 广东工业大学 | 有机污染土壤的修复装置 |
-
2002
- 2002-02-21 JP JP2002044278A patent/JP2003245643A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006043532A (ja) * | 2004-08-02 | 2006-02-16 | Mitsubishi Materials Corp | 汚染土壌の洗浄方法および洗浄システム |
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| CN102527709A (zh) * | 2012-01-09 | 2012-07-04 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 污染土壤的超临界流体修复处理系统 |
| CN102527709B (zh) * | 2012-01-09 | 2013-07-10 | 中国科学院武汉岩土力学研究所 | 污染土壤的超临界流体修复处理系统 |
| CN113333447A (zh) * | 2021-05-27 | 2021-09-03 | 中国科学院沈阳应用生态研究所 | 土壤气相抽提降解修复技术的原位应用配套装置及其方法 |
| CN113333447B (zh) * | 2021-05-27 | 2022-04-12 | 中国科学院沈阳应用生态研究所 | 土壤气相抽提降解修复技术的原位应用配套装置及其方法 |
| CN114749474A (zh) * | 2022-04-27 | 2022-07-15 | 广东工业大学 | 有机污染土壤的修复装置 |
| CN114749474B (zh) * | 2022-04-27 | 2023-04-11 | 广东工业大学 | 有机污染土壤的修复装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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