JP2003111503A - 農作業機 - Google Patents

農作業機

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JP2003111503A
JP2003111503A JP2002215610A JP2002215610A JP2003111503A JP 2003111503 A JP2003111503 A JP 2003111503A JP 2002215610 A JP2002215610 A JP 2002215610A JP 2002215610 A JP2002215610 A JP 2002215610A JP 2003111503 A JP2003111503 A JP 2003111503A
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Shinichi Toyama
信一 遠山
Kazutaka Kobayashi
一貴 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 延長作業体を上斜め後方側に折り畳んだ状態
でも作業機本体で適切に作業ができる農作業機を提供す
る。 【解決手段】 農作業機は、耕耘体19および回動可能な
整地体20を有する作業機本体2を備える。耕耘体19の作
業幅を延長する延長耕耘体26および整地体20の作業幅を
延長する回動可能な延長整地体27を有する延長作業体3
を備える。延長作業体3は作業機本体2の端部に上斜め
後方側に折畳み可能に設ける。延長作業体3を折り畳ん
だ状態時に、延長整地体27の整地体20側への回動を規制
し、延長整地体27および整地体20間に作業機本体2によ
る作業を可能にする整地体回動許容用空間部111を保持
する回動規制手段110を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延長作業体を折り
畳むことができる折畳み式の農作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の農作業機は、例えば、耕
耘作業をする耕耘体およびこの耕耘体の後方位置に上下
方向に回動可能に配置され整地作業をする整地体を有す
る作業機本体と、耕耘体の作業幅を延長する延長耕耘体
およびこの延長耕耘体の後方位置に上下方向に回動可能
に配置され整地体の作業幅を延長する延長整地体を有す
る延長作業体とを備え、この延長作業体が作業機本体の
端部に上方側に折畳み可能に設けられている。
【0003】しかしながら、この従来の農作業機のよう
に、延長作業体を作業機本体の端部に上方側に折畳み可
能に設けた構成では、折畳みに要するエネルギーが大き
いばかりでなく、例えばトラクタと農作業機の連結の種
類によっては、上方側に折り畳まれた延長作業体がトラ
クタと干渉するとの理由から使用できないという問題が
ある。
【0004】すなわち、例えば、特殊3点リンクを備え
たトラクタにおいては、その特殊3点リンクで農作業機
全体を持上げると、上方側に折り畳まれた延長作業体が
トラクタのキャビンと干渉してしまう。
【0005】そこで、例えば、図20および図21に示
す農作業機のように、整地体a1を有する作業機本体aの
端部に、延長整地体b1を有する延長作業体bを上斜め後
方側に折畳み可能に設けた構成とすることが考えられ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この図
20および図21に示す農作業機では、延長作業体bを
上斜め後方側に折り畳むと、作業機本体aの整地体a1と
延長作業体bの延長整地体b1とが上下に互いに近接した
状態となるため、延長作業体bを上斜め後方側に折り畳
んだ状態では作業機本体aにて作業ができないという問
題がある。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、延長作業体を上斜め後方側に折り畳んだ状態でも
作業機本体で適切に作業ができる農作業機を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の農作業機
は、耕耘作業をする耕耘体およびこの耕耘体の後方位置
に上下方向に回動可能に配置され整地作業をする整地体
を有する作業機本体と、この作業機本体の端部に上斜め
後方側に折畳み可能に設けられ、前記耕耘体の作業幅を
延長する延長耕耘体およびこの延長耕耘体の後方位置に
上下方向に回動可能に配置され前記整地体の作業幅を延
長する延長整地体を有する延長作業体と、この延長作業
体が上斜め後方側に折り畳まれた状態時に、前記延長整
地体の前記整地体側への回動を規制し、前記延長整地体
および前記整地体間に前記作業機本体による作業を可能
にする整地体回動許容用空間部を保持する回動規制手段
とを備えたものである。
【0009】そして、回動規制手段が、延長作業体が上
斜め後方側に折り畳まれた状態時に、延長整地体の整地
体側への回動を規制し、延長整地体および整地体間に作
業機本体による作業を可能にする整地体回動許容用空間
部を保持するので、作業機本体の整地体の回動範囲が確
保され、延長作業体を上斜め後方側に折り畳んだ状態で
も作業機本体で適切に作業可能である。
【0010】請求項2記載の農作業機は、請求項1記載
の農作業機において、回動規制手段は、延長作業体の折
り畳み動作の途中から、延長整地体を支持してこの延長
整地体の整地体側への回動を規制するものである。
【0011】そして、回動規制手段が、延長作業体の折
り畳み動作の途中から、延長整地体を支持してこの延長
整地体の整地体側への回動を規制するので、作業機本体
の整地体の回動範囲を適切に確保可能である。
【0012】請求項3記載の農作業機は、請求項2記載
の農作業機において、回動規制手段は、延長作業体の折
り畳み動作の途中で延長整地体が自重により整地体側へ
回動しようとする前の初期段階から、前記延長整地体を
支持するものである。
【0013】そして、回動規制手段が、延長作業体の折
り畳み動作の途中の初期段階から延長整地体を支持する
ので、延長整地体が自重ですばやく回動することが防止
される。
【0014】請求項4記載の農作業機は、請求項2記載
の農作業機において、回動規制手段は、作業機本体から
上方に向って突出し、延長作業体の延長整地体の外面側
に当接する当接支持体にて構成されているものである。
【0015】そして、簡単な構成であるにも拘わらず、
延長作業体の延長整地体の外面側に当接する当接支持体
によって、作業機本体の整地体の回動範囲を適切かつ確
実に確保可能である。
【0016】請求項5記載の農作業機は、請求項1記載
の農作業機において、回動規制手段は、延長作業体の延
長機枠に対して延長整地体を固定してこの延長整地体の
回動を規制するものである。
【0017】そして、延長作業体の延長機枠に対して延
長整地体を回動規制手段にて固定することが可能とな
り、延長整地体の回動規制が確実となる。
【0018】請求項6記載の農作業機は、請求項5記載
の農作業機において、回動規制手段は、延長作業体の折
り畳み動作の途中において一方の係合体と他方の係合体
とを付勢体の付勢により係合させることで、延長作業体
の延長機枠に対して延長整地体を固定するものである。
【0019】そして、回動規制手段に対して手動操作す
ることなく、回動規制手段にて延長整地体を自動的に固
定することが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の農作業機の一実施
の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0021】図1ないし図3において、1は農作業機
で、この農作業機1は、走行車としての牽引車であるト
ラクタT(図13参照)に装着して使用する牽引式の折
畳み式の農作業機等で、トラクタTの牽引動作により圃
場を進行方向Xである前方に移動しながら、農作業であ
る土作業(例えば耕耘作業および整地作業)等を行うも
のである。
【0022】この農作業機1は、図1ないし図3に示す
ように、左右方向に長手方向を有する細長状で常に水平
姿勢の中央作業体である作業機本体2を中央に備え、左
右両側に延長作業体3を備えている。
【0023】すなわち、作業機本体2の両端部には、こ
の作業機本体2の作業幅を延長する左右一対の延長作業
体3が、略前後方向の回動中心軸4を中心として上下方
向に回動可能に設けられている。つまり、農作業機1の
左右両側に位置する各延長作業体3は、農作業機1全体
の幅寸法を小さくできるように、前後水平方向に対して
やや傾斜した前高後低の傾斜状の回動中心軸4を中心と
する上方向(図示A方向)への回動により、左右方向に
沿った水平姿勢から上斜め後方側(後上方側)に折り畳
める構成、すなわち、内端側が前側の低い位置に位置し
外端側が後側の高い位置に位置する折畳姿勢の状態に折
り畳める構成となっている。
【0024】また、作業機本体2の両端部には、延長作
業体3を上下方向に回動させる左右一対のモータ式駆動
手段6が設けられ、各延長作業体3は対応するモータ式
駆動手段6のモータである電動モータ7の回動に対応し
て上下方向に回動する構成となっている。すなわち、延
長作業体3は、作業機本体2の所定部位に回動中心軸4
の内側に位置するように設けられた電動モータ7から出
力される動力で回動する。
【0025】また一方、延長作業体3とモータ式駆動手
段6との間には、延長作業体3とモータ式駆動手段6と
を連結したりこの連結を解除したりする脱着体である連
結体としての例えば前後方向の連結ピン8が脱着可能に
取り付けられている(図2、図6参照)。
【0026】図2の実線で示すように、連結ピン8が農
作業機1に取り付けられると、この連結ピン8によって
延長作業体3とモータ式駆動手段6とが連結された状態
に設定され、延長作業体3がモータ式駆動手段6と一体
となって回動するようにモータ式駆動手段6側から延長
作業体3側に動力が伝達される。
【0027】一方、図2の2点鎖線で示すように、連結
ピン8が農作業機1から取り外されると、延長作業体3
とモータ式駆動手段6との連結が解除された状態、つま
り、延長作業体3とモータ式駆動手段6とが一体となっ
て回動しない状態となる。
【0028】また、作業機本体2の両端部には、延長作
業体3を上方に付勢することでモータ式駆動手段6によ
る延長作業体3の上方向への回動を補助するとともに、
延長作業体3の下方向への回動速度を減少させる左右一
対の回動補助兼速度減少手段としてのガススプリング9
が、作業機本体2と延長作業体3とを跨ぐように設けら
れている。
【0029】さらに、作業機本体2の両端部には、水平
姿勢の延長作業体3を作業位置(展開位置)に固定およ
びこの固定を解除する左右一対の作業位置固定手段11が
設けられているとともに、折畳姿勢の延長作業体3を非
作業位置(折畳位置)に固定およびこの固定を解除する
左右一対の非作業位置固定手段12が設けられている。
【0030】これら作業位置固定手段11および非作業位
置固定手段12は、電動モータ7の回動に対応して延長作
業体3を固定したりこの固定を解除したりする構成とな
っている。すなわち、作業位置固定手段11および非作業
位置固定手段12は、基本的に電動モータ7から出力され
る動力で作動する構成となっている。
【0031】なお、左右一対の延長作業体3、モータ式
駆動手段6、ガススプリング9、作業位置固定手段11、
非作業位置固定手段12等は、左右対称に配置されている
点が異なるのみで基本的構成は同一であるため、以下、
主として左側の延長作業体3等を中心にその構成を説明
する。なお、右側の延長作業体3等の各構成部材は同一
符号を付してその説明を省略する。
【0032】ここで、作業機本体2は、図1ないし図3
等に示すように、細長形状の機枠15を有し、この機枠15
の中央部には3点連結部等の連結部16が設けられてい
る。この連結部16には、トラクタTの後部に設けられた
3点リンク機構等の作業機昇降用支持装置である作業機
連結部に連結されている。なお、機枠15の入力軸保持部
17にて保持された入力軸18は、トラクタTのPTO軸に
ユニバーサルジョイント等を介して連結されている。
【0033】また、機枠15の中央部から下方に突出した
チェーンケース等の支持板部15aには、耕耘作業をする
耕耘体19が回転可能に設けられており、この耕耘体19
は、入力軸18側からの動力で所定方向に駆動回転する構
成となっている。また、耕耘体19の上方側がカバー機能
を兼ねた機枠15に覆われ、この機枠15によって耕耘体19
から跳ね上げられる土が上方に飛散しないようになって
いる。なお、耕耘体19は、耕耘軸19a、耕耘爪19b、クラ
ッチ板19c等にて構成されている。
【0034】さらに、耕耘体19の後方位置には、整地作
業をする整地体20が横軸を中心として上下方向に回動可
能に配置されており、この整地体20は、左右方向に長手
方向を有する細長矩形板状に形成され、上端側を中心と
して下端側が昇降するように上下方向に所定範囲で回動
可能となっている。
【0035】そして、整地体20は、機枠15の後端部に前
端部が回動可能に取り付けられた横長板状の弾性体であ
るゴム板20aを有し、ゴム板20aの後端部に横長板状の第
1の整地体(均平板)20bの上端部が回動可能に取り付
けられ、第1の整地体20bの下端部に横長板状の第2の
整地体(レーキ板)20cの上端部が回動可能に取り付け
られている。なお、整地体20の両端部には、一方の嵌合
部である嵌合凸部23が設けられている。また、機枠15の
両端部に形成された軸取付部21には、回動中心軸4が固
定的に取り付けられている。
【0036】左側の延長作業体3は、電動モータ7によ
り作業位置(水平姿勢)および非作業位置(折畳姿勢)
間で上下方向に回動するもので、この回動角度は、例え
ば90°を超える角度、例えば約135°に設定されて
いる。
【0037】そして、延長作業体3は、図1ないし図3
等に示すように、細長形状の延長機枠25を有し、この延
長機枠25から下方に突出した側板部25a,25a間には、耕
耘体19の作業幅を延長するように耕耘体19と一体となっ
て耕耘作業をする延長耕耘体26が回転可能に設けられて
いる。
【0038】この延長耕耘体26は、耕耘体19と係脱自在
に係合し耕耘体19側から動力を受けてこの耕耘体19と一
体となって駆動回転する構成となっている。また、延長
耕耘体26の上方側がカバー機能を兼ねた延長機枠25に覆
われ、この延長機枠25によって延長耕耘体26から跳ね上
げられる土が上方に飛散しないようになっている。な
お、延長耕耘体26は、延長耕耘軸26a、延長耕耘爪26b、
クラッチ板19cと係脱するクラッチ板26c等にて構成され
ている。
【0039】さらに、延長耕耘体26の後方位置には、整
地体20の作業幅を延長するように整地体20と一体となっ
て整地作業をする延長整地体27が横軸を中心として上下
方向に所定範囲で回動可能に配置されている。この延長
整地体27は、左右方向に長手方向を有する細長矩形板状
に形成され、上端側を中心として下端側が昇降するよう
に上下方向に回動可能となっている。
【0040】そして、延長整地体27は、延長機枠25の後
端部に前端部が左右方向の回動軸35を介して回動可能に
取り付けられた横長板状の第1の延長整地体36を有し、
この第1の延長整地体36の下端部には横長板状の第2の
延長整地体(レーキ板)37の上端部が左右方向の回動軸
38を介して回動可能に取り付けられている。
【0041】また、図8等に示されるように、第2の延
長整地体37の上面から上方に突出した取付部41には、第
1連結部材である連結ロッド42の下端部が横軸43を介し
て回動可能に取り付けられている。この連結ロッド42の
上端部には、第2連結部材である回動アーム44の下端部
が横軸45を介して回動可能に取り付けられている。
【0042】この回動アーム44の上端部は、延長機枠25
の上面から上方に突出した取付部46に横軸47を介して回
動可能に取り付けられている。また、回動アーム44は断
面コ字状に形成され、回動アーム44の一面である上面つ
まり延長整地体27と対向する側とは反対側の面が細長矩
形状で平滑状の当接面48となっている。
【0043】なお、延長整地体27の内端部には、整地体
20の嵌合凸部23と嵌脱する他方の嵌合部である嵌合凹部
49が設けられている。そして、整地体20の嵌合凸部23と
延長整地体27の嵌合凹部49とが嵌合した状態で整地体20
と延長整地体27とが一体となって整地作業をする。
【0044】さらに、延長機枠25の内端部上側には、図
6にも示されるように、互いに前後に離間対向した一対
の軸連結部である軸連結板部28が形成され、軸連結板部
28に回動中心軸4の端部が軸受29を介して連結されてい
る。すなわち、作業機本体2の軸取付部21に固着された
回動中心軸4に、延長作業体3の軸連結板部28が軸受29
を介して回動可能に連結されている。
【0045】また、軸連結板部28にはピン取付用孔30が
開口形成され、このピン取付用孔30に連結ピン8が脱着
可能に取り付けられ、連結ピン8は一対の軸連結板部28
に架け渡されている。
【0046】さらに、延長機枠25の内端部における下端
部には前後方向の作業位置ロックピン31が取り付けら
れ、延長機枠25の内端部における上端部には前後方向の
非作業位置ロックピン32が取り付けられている(図4、
図5参照)。なお、延長機枠25の外端部には、延長作業
体3の手動回動の操作を容易にするための取っ手33が取
り付けられている。
【0047】左側のモータ式駆動手段6は、対応する左
側の延長作業体3を上下方向に回動させるもので、図4
ないし図6等に示すように、駆動源である正逆可能な電
動モータ7(ブレーキ機能なし)を有し、この電動モー
タ7には図示しないバッテリーが接続されている。
【0048】この電動モータ7は、作業機本体2の機枠
15に固着されたモータ本体51と、モータ本体51から後方
に向って突出する回転可能すなわち回動可能なモータ出
力軸52とにて構成されている。なお、電動モータ7のモ
ータ出力軸52と回動中心軸4とは互いに平行状に配置さ
れている。また、電動モータ7のモータ出力軸52および
回動中心軸4は、共通の軸取付部21に取り付けられて支
持されている。
【0049】そして、モータ出力軸52には、回動体であ
る第1ギヤ53がこのモータ出力軸52と同軸上に固着され
ている。第1ギヤ53は、この第1ギヤ53より径大な回動
体である略円板状の第2ギヤ54と噛み合っている。この
第2ギヤ54は、回動中心軸4にこの回動中心軸4と同軸
上に軸受55を介して回動可能に取り付けられている。モ
ータ出力軸52および回動中心軸4間にはギヤ部を構成す
る第1ギヤ53および第2ギヤ54のみが配置されている。
【0050】また、第2ギヤ54は、円弧状の長孔部57が
この第2ギヤ54と同心状に形成されており、連結ピン8
がこの長孔部57に沿ってスライド可能に挿通されてい
る。さらに、第2ギヤ54の一面である前面から第1ピン
58が前方に向って突出し、第2ギヤ54の他面である後面
から第2ピン59が後方に向って突出している。
【0051】左側の作業位置固定手段11は、図4、図5
等に示すように、作業機本体2の機枠15に固着された前
後方向の支軸61を有し、この支軸61には、略く字状の回
動アーム62が略中央部で回動可能に取り付けられてい
る。
【0052】この回動アーム62の一端部には、第1ピン
58に対して係脱する係合部であるピン用凹部63が形成さ
れている。回動アーム62の他端部には、ロッド64の一端
部である上端部が前後方向のピン65を介して回動可能に
取り付けられている。
【0053】ロッド64の中央近傍にはばね当接部材67が
固着されており、ロッド64の他端部である下端部には2
つのナット68で構成されたストッパ69が固着されてい
る。
【0054】また、ロッド64の下端近傍は、このロッド
64に沿ってスライド可能な連絡体71の挿通孔72に挿通さ
れており、この連絡体71は、やや細長状の連絡回動アー
ム73の一端部に回動可能に取り付けられている。この連
絡回動アーム73の他端部は、作業機本体2の機枠15に固
着された前後方向の支軸74に回動可能に取り付けられて
いる。
【0055】この支軸74には、延長作業体3の作業位置
ロックピン31に対して係脱する作業位置ロックアーム75
が、連絡回動アーム73と一体となって回動するように取
り付けられ、このフック状の作業位置ロックアーム75に
は係合凹部76が形成されている。
【0056】そして、作業位置ロックピン31が、機枠15
に形成された当接凹部77に当接係合した状態で作業位置
ロックアーム75の係合凹部76と係合することにより、延
長作業体3が作業位置ロックアーム75によって所定の作
業位置に固定され、この作業位置ロックピン31と係合凹
部76との係合が解かれることによりその延長作業体3の
固定が解除される。
【0057】さらに、ロッド64の外周には付勢体として
の円筒状の圧縮ばねである第1ばね81が配置され、第1
ばね81の上端部がばね当接部材67に当接し、第1ばね81
の下端部が連絡体71の上部に当接している。この第1ば
ね81は、ロッド64をこのロッド64が連絡体71に対して上
昇しようとする方向に常時付勢している。
【0058】また、付勢体としての円筒状の引張ばねで
ある第2ばね82の一端部が、回動アーム62の他端部に位
置するピン65に連結されており、この第2ばね82の他端
部が、機枠15に固着された前後方向のばね用ピン83に連
結されている。この第2ばね82は、回動アーム62をこの
回動アーム62が所定方向(図4中、反時計回り)に回動
しようとする方向に常時付勢している。
【0059】左側の非作業位置固定手段12は、図4、図
5等に示すように、作業機本体2の機枠15に固着された
前後方向の支軸85を有し、この支軸85には、延長作業体
3の非作業位置ロックピン32に対して係脱する非作業位
置ロックアーム86が回動可能に取り付けられている。
【0060】この非作業位置ロックアーム86は、支軸85
用の取付孔87を略中央に形成した上下方向にやや細長い
ベース部88を有し、ベース部88の上端から第1突出部89
が上方および左側方に向って突出しかつベース部88の上
部左側から第2突出部90が左側方に向って突出してい
る。第1突出部89の基端側と第2突出部90の基端側との
間には、非作業位置ロックピン32に対して係脱する略円
弧状の係合部である係合凹部91が形成されている。
【0061】また、第1突出部89の下面側には、先端側
から基端側に向って順に、当接直線状案内面92、円弧状
案内面93および連絡直線状案内面94が互いに連続して形
成され、連絡直線状案内面94が係合凹部91に連続してい
る。また、第2突出部90の先端下面には、第2ピン59が
下方から当接するピン当接面95が形成されている。
【0062】さらに、ベース部88の下端部には、付勢体
としての円筒状の引張ばねである第3ばね96の一端部が
連結され、この第3ばね96の他端部がばね用ピン83に連
結されている。この第3ばね96は、非作業位置ロックア
ーム86をこの非作業位置ロックアーム86が所定方向(図
4中、反時計回り)に回動しようとする方向に常時付勢
している。なお、非作業位置ロックアーム86の回動はス
トッパ97で制限されるようになっている。
【0063】左側のガススプリング9は、図1、図7等
に示すように、所定のガスが内部に充填された細長筒状
のシリンダ本体101と、シリンダ本体101の先端面から突
出し、このシリンダ本体101に対して出入りするピスト
ンロッド102とにて構成されている。
【0064】このシリンダ本体101の基端部である上端
部が、延長作業体3の延長機枠25の所定部位に前後方向
のピン103を介して回動可能に連結されている。また、
ピストンロッド102の先端部である下端部が、作業機本
体2の機枠15の所定部位に前後方向のピン104を介して
回動可能に連結されている。なお、図7に示すように、
ガススプリング9は、ピストンロッド102がシリンダ本
体101から最大に突出した状態時に延長作業体3の重心
Gが回動中心軸4の上方位置に位置する構成となってい
る。
【0065】一方、図2、図8ないし図13等に示され
るように、作業機本体2の両端部には、延長作業体3に
対応して左右一対の延長整地体支持手段である回動規制
手段110が設けられている。
【0066】各回動規制手段110は、対応する延長作業
体3が図示A方向への上方回動により上斜め後方側に折
り畳まれた状態時すなわち延長作業体3が折畳位置に設
定固定された状態時に、延長整地体27の整地体20側への
下方回動(自重に基づく下方への回動)を延長整地体27
を下方から支持することで規制し、延長整地体27および
整地体20間に作業機本体2による作業を可能にする整地
体回動許容用空間部111を保持するものである。
【0067】すなわち、この回動規制手段110は、例え
ば延長作業体3の折り畳み動作(回動動作)の途中か
ら、延長整地体3を当接支持してこの延長整地体27の整
地体20側への下方の回動を規制し、整地体回動許容用空
間部111を保持するものである。
【0068】そして、各回動規制手段110は、左右対称
に配置されている点が異なるのみで基本的構成は同一
で、例えば回動可能な支持体である支持ロッド113を有
し、支持ロッド113の一端部である下端部が、機枠15の
端部上面から上方に突出した取付部114に回動可能に取
り付けられている。
【0069】また、支持ロッド113の他端部である上端
部には、略前後方向のスライドピン115が取り付けられ
ている。このスライドピン115は、支持板116に形成され
た長孔117内にスライド可能に挿通されている。
【0070】この支持板116は、延長機枠25の内端部上
面から上方に突出した取付部121に支軸122を介して回動
可能に取り付けられ、付勢体であるねじりばね123によ
って所定方向(図9中反時計回りの方向)に常時付勢さ
れている。また、支持板116の傾斜状の一辺つまり延長
整地体27と対向する側の一辺には、回動アーム44の当接
面48と当接する当接部124が形成されている。
【0071】次に、上記一実施の形態の動作等を説明す
る。
【0072】農作業機1の作業幅を最大にして作業をす
る場合、左右一対の延長作業体3を作業位置固定手段11
によって作業位置(展開位置)に固定することにより中
央の作業機本体2と並ぶ水平姿勢に設定固定した状態
で、これら一直線状に並んだ3つの中央の作業機本体2
および左右両側の延長作業体3をトラクタTの牽引動作
により圃場を進行方向Xに移動させる。すると、耕耘体
19および延長耕耘体26にて耕耘作業がされ、整地体20お
よび延長整地体27にて整地作業がされる。
【0073】ここで、この最大作業幅の状態から、左右
一対の延長作業体3の少なくともいずれか一方、すなわ
ち例えば展開位置に位置する左側の延長作業体3を上斜
め後方側に向けて折畳位置まで折り畳む場合、作業者
は、図示しない操作部のスイッチを操作する。
【0074】この操作部のスイッチの操作により、図示
しないバッテリーからモータ式駆動手段6の電動モータ
7に電力が供給され、電動モータ7が作動し、図4に示
すように、電動モータ7のモータ出力軸52が第1ギヤ53
とともに一の方向(図示イ方向)に回動し、第2ギヤ54
が一の方向(図示ロ方向)に回動する。
【0075】第2ギヤ54が図示ロ方向に回動すると、連
結ピン8が第2ギヤ54の長孔部57に沿って長孔部57の一
端から他端に向ってスライドし、この連結ピン8のスラ
イドの際に、作業位置固定手段11の作業位置ロックアー
ム75による固定が解除される。
【0076】すなわち、第2ギヤ54の第1ピン58とピン
用凹部63を介して係合した回動アーム62が、第1ピン58
に押されるようにして回動し、この回動アーム62の回動
に伴ってロッド64が上方に移動し、作業位置ロックアー
ム75が連絡回動アーム73と一体となって回動する。する
と、作業位置ロックアーム75の係合凹部76が機枠15の当
接凹部77との対向位置から離れ、作業位置ロックアーム
75の係合凹部76と延長作業体3の作業位置ロックピン31
との係合が解かれ、作業位置ロックアーム75による延長
作業体3の固定状態が解除される。なお、作業位置ロッ
クアーム75は、第1ばね81および第2ばね82の付勢によ
り回動後の状態(係合凹部76が当接凹部77との対向位置
から離れた状態)に保持される。
【0077】続いて、第2ギヤ54が図示ロ方向にさらに
回動すると、長孔部57の他端に位置した連結ピン8によ
って延長作業体3が持ち上げられ、この延長作業体3が
電動モータ7のモータ出力軸52の回動に対応して回動中
心軸4を中心に上方向つまり図示A方向に回動する。こ
のとき、ガススプリング9は、延長作業体3を上方に持
ち上げるように付勢し、モータ式駆動手段6の電動モー
タ7による延長作業体3の上方向への回動を補助する。
【0078】そして、図5に示されるように、延長作業
体3の非作業位置ロックピン32が、非作業位置固定手段
12の非作業位置ロックアーム86の第1突出部89の当接直
線状案内面92に当接すると、非作業位置ロックアーム86
が第3ばね96の付勢に抗して一旦回動し、この回動の際
に第2ギヤ54の第2ピン59が第2突出部90の先端近傍位
置を下方に向って通過し、その後、第2ピン59はピン当
接面95に下方から当接する。
【0079】また、非作業位置ロックピン32は、当接直
線状案内面92との当接後、この当接直線状案内面92、円
弧状案内面93および連絡直線状案内面94に沿って案内さ
れながら移動し、係合凹部91と係合し、この非作業位置
ロックピン32と係合凹部91との係合により延長作業体3
が非作業位置ロックアーム86によって折畳位置に固定さ
れる。
【0080】このような折畳み動作である回動動作で左
側の延長作業体3が上斜め後方側に折り畳まれた状態に
なるが、この状態では、回動規制手段110によって延長
整地体27の整地体20側への回動が規制されて所望の大き
さの整地体回動許容用空間部111が保持されている。
【0081】すなわち、図9に示すように、折畳み動作
開始前における延長作業体3が展開位置に位置した状態
では、回動規制手段110のスライドピン115は、支持板11
6の長孔117の一端に位置している。
【0082】そして、モータ式駆動手段6の作動に基づ
いて延長作業体3が回動中心軸4を中心として図示A方
向(折畳み方向)に回動を開始すると、図10に示すよ
うに、約60°回動した段階で、延長作業体3の延長整
地体27の回動アーム44の当接面48の対向部位の幅方向下
端部と回動規制手段110の支持板116の当接部124とが当
接する。
【0083】この当接面48と当接部124との当接によ
り、延長整地体27が、ねじりばね123で付勢された状態
にある支持板116によって当接支持された状態になる。
すなわち、延長整地体27がねじりばね123の付勢力で支
持された状態となり、回動規制手段110による延長整地
体27の当接支持が折畳み動作の初期段階(延長整地体27
が自重により整地体20側へ回動しようとする前の初期段
階)で開始されたこととなる。
【0084】モータ式駆動手段6の作動に基づいて延長
作業体3が図示A方向にさらに回動し、図11に示すよ
うに、約90°回動した段階で、延長整地体27の回動ア
ーム44の当接面48の対向部位の幅方向全体が、回動規制
手段110の支持板116の当接部124と当接した状態とな
る。
【0085】そして、この約90°回動した段階を超え
ると、延長整地体27がその自重により整地体20側に回
動、すなわち、表面である外面(延長耕耘体26と対向す
る側とは反対側の面)が下方に向う方向に延長整地体27
が下方回動しようとするが、この延長整地体27は支持板
116にてすでに支持されて回動が規制されているため、
延長整地体27は回動しない。
【0086】すなわち、図11および図12から明らか
なように、第1の延長整地体36および第2の延長整地体
37が回動軸35,38を中心にほとんど回動せず、延長整地
体27は略平面状態に維持される。
【0087】そして、図11に示す状態から、図12に
示す延長作業体3が折畳位置に位置する状態に変わる際
に、回動規制手段110のスライドピン115が支持板116の
長孔117の一端から他端に向ってスライドし、その結
果、互いに一体となった支持ロッド113、スライドピン1
15および支持板116によって、延長整地体27は自重に抗
して下方から支持され、延長整地体27の外面および整地
体20の外面間に整地体回動許容用空間部111が保持され
る。
【0088】そのため、左側の延長作業体3を折り畳ん
だ状態でも、中央の作業機本体2および右側の延長作業
体3で耕耘作業、整地作業を行うことができる。
【0089】なお、図13に示すように、必要に応じて
右側の延長作業体3を同様に上斜め後方側に折り畳み、
中央の作業機本体2のみで耕耘作業、整地作業を行った
り、或いは、農作業機1を図示しない倉庫等まで運搬す
る。
【0090】一方、例えば折り畳んだ左側の延長作業体
3を展開する場合、作業者は、図示しない操作部のスイ
ッチを操作する。すると、図示しないバッテリーからモ
ータ式駆動手段6の電動モータ7に電力が供給され、電
動モータ7が作動し、この電動モータ7のモータ出力軸
52が第1ギヤ53とともに他の方向(図示イ方向とは反対
の方向)に回動し、第2ギヤ54が他の方向(図示ロ方向
とは反対の方向)に回動する。
【0091】第2ギヤ54が回動すると、第2ピン59によ
って非作業位置ロックアーム86が持ち上げられ、この非
作業位置ロックアーム86が第3ばね96の付勢に抗して一
旦回動し、この回動の際に係合凹部91と非作業位置ロッ
クピン32との係合が解かれ、非作業位置ロックアーム86
による延長作業体3の固定状態が解除される。
【0092】この固定状態が解除された延長作業体3
は、連結ピン8が長孔部57の他端に位置した状態のま
ま、電動モータ7のモータ出力軸52の回動に対応して回
動中心軸4を中心に下方向に回動する。このとき、ガス
スプリング9は、延長作業体3の下方向への回動速度が
減少するように作用し、延長作業体3がその自重ですば
やく回動しようとするのを防止する。
【0093】そして、第2ギヤ54の第1ピン58が回動ア
ーム62のピン用凹部63内に入り込んでこのピン用凹部63
と係合すると、回動アーム62が第1ピン58に押されるよ
うにして第1ばね81および第2ばね82の付勢に抗して回
動する。
【0094】この回動アーム62の回動に伴ってロッド64
が下方に移動し、作業位置ロックアーム75が連絡回動ア
ーム73と一体となって回動し、作業位置ロックアーム75
の係合凹部76が機枠15の当接凹部77との対向位置に移動
する。
【0095】略同時に、回動してきた延長作業体3の作
業位置ロックピン31が作業位置ロックアーム75と当接
し、この当接により作業位置ロックアーム75が第1ばね
81の付勢に抗して一旦回動する。
【0096】この際に、作業位置ロックピン31が、作業
位置ロックアーム75の係合凹部76と機枠15の当接凹部77
との間に入り込み、その結果、作業位置ロックピン31
が、機枠15の当接凹部77に当接係合した状態で作業位置
ロックアーム75の係合凹部76と係合し、延長作業体3が
作業位置ロックアーム75によって所定の作業位置に固定
される。こうして、左側の延長作業体3を展開状態に復
帰できる。なお、必要に応じて右側の延長作業体3を同
様に展開できる。
【0097】また一方、例えばモータ式駆動手段6等に
機械的トラブル(例えば、第1ギヤ53ないし第2ギヤ54
の破損、電動モータ7の焼き付き等)等が発生し、左右
一対の延長作業体3の少なくともいずれか一方を手動操
作で折り畳む場合、作業者は、延長作業体3から連結ピ
ン8を取り外し、延長作業体3とモータ式駆動手段6の
第2ギヤ54との連結を解除する。また、手動で作業位置
ロックアーム75を回動させ、作業位置ロックアーム75に
よる延長作業体3の作業位置における固定状態を解除す
る。
【0098】その後、作業者は、取っ手33を把持して延
長作業体3を回動中心軸4を中心に上方向に回動させ、
この延長作業体3を非作業位置ロックアーム86によって
非作業位置に固定する。このとき、ガススプリング9
は、延長作業体3を上方に持ち上げるように付勢し、手
動による延長作業体3の上方向への回動を補助する。
【0099】また、例えばモータ式駆動手段6等に機械
的トラブル等が発生し、左右一対の延長作業体3の少な
くともいずれか一方を手動操作で展開する場合、作業者
は、延長作業体3から連結ピン8を取り外し、延長作業
体3とモータ式駆動手段6の第2ギヤ54との連結を解除
する。また、手動で非作業位置ロックアーム86を回動さ
せ、非作業位置ロックアーム86による延長作業体3の非
作業位置における固定状態を解除する。
【0100】その後、作業者は、取っ手33を把持して延
長作業体3を回動中心軸4を中心に下方向に回動させ、
この延長作業体3を作業位置ロックアーム75によって作
業位置に固定する。このとき、ガススプリング9は、延
長作業体3の下方向への回動速度が減少するように作用
し、延長作業体3がその自重ですばやく回動しようとす
るのを防止する。
【0101】そして、上記一実施の形態によれば、各回
動規制手段110が、延長作業体3が上斜め後方側に折り
畳まれた状態時に、延長整地体27の整地体20側への回動
を規制し、延長整地体27および整地体20間に作業機本体
2による作業を可能にする整地体回動許容用空間部111
を保持するので、作業機本体2の整地体20の回動範囲が
確保される。
【0102】このため、作業機本体2の作業時に、整地
体20と折畳姿勢の延長作業体3の延長整地体27とが干渉
するようなことがなく、作業機本体2で適切に耕耘作
業、整地作業ができる。よって、作業機本体2のみによ
る作業や作業機本体2と左右いずれか一方の延長作業体
3とによる作業を適切に行うことができるので、圃場の
形状、作業状況等に応じた適切な作業ができ、作業効率
を向上できる。
【0103】また、整地体回動許容用空間部111の存在
により、トラクタTからの後方視野が広がるため、作業
後の圃場状態をトラクタTから簡単に確認できる。
【0104】さらに、各回動規制手段110が、対応する
延長作業体3の折り畳み動作の途中で、延長整地体27が
その自重により整地体20側へ回動しようとする状態とな
る前の初期段階から、ねじりばね123の付勢力を利用し
て延長整地体27を支持するので、延長整地体27がその自
重ですばやく下方へ回動することを防止でき、騒音等を
小さくできる。
【0105】また、延長作業体3を上方側に折畳み可能
とした構成とは異なり、エネルギー損失が小さく、例え
ば各種トラクタTで使用でき、例えば特殊3点リンクを
備えたトラクタTに使用しても、上斜め後方側に折り畳
まれた延長作業体3がそのトラクタTのキャビンと干渉
するようなことがない。
【0106】また、各延長作業体3が各モータ式駆動手
段6の電動モータ7のモータ出力軸52の回動に対応して
上下方向に回動する構成であるから、従来のように延長
作業体がシリンダ式駆動手段のロッドの進退に対応して
上下方向に回動する構成等に比べて、構成を簡単にでき
るばかりでなく、エネルギーの損失を比較的小さくで
き、パワーの有効利用ができる。
【0107】また、特にモータ式駆動手段6が電動モー
タ7を利用するものであるので、例えば油圧装置を持つ
トラクタTとの配管接続が必要な油圧モータ等を用いる
構成とは異なり、配管接続の煩わしさがなく、油圧装置
を持たないトラクタTにも使用でき、トラクタTの種類
が限定されるようなこともない。さらに、電動モータ7
自体もコンパクトで軽量なため、農作業機1全体のコン
パクト化、軽量化を図ることができ、製造コストも低減
できる。また、電動モータ7の制御も容易で、制御系を
安価、簡素化でき、故障の可能性も少ない。
【0108】さらに、延長作業体3から連結ピン8を取
り外すことにより延長作業体3とモータ式駆動手段6の
第2ギヤ54との連結を簡単に解除できるので、モータ式
駆動手段6の機械的トラブル等に簡単かつ適切に対応で
き、また、例えば電動モータ7等の電気的トラブル(例
えば断線等)にも手動回動で適切に対応できる。
【0109】さらに、ガススプリング9がモータ式駆動
手段6の電動モータ7による延長作業体3の上方向への
回動を補助するので、比較的小形つまり比較的低いパワ
ーの電動モータ7で対応でき、軽量化を図ることがで
き、製造コストを低減できる。また、ガススプリング9
による回動補助により、手動で延長作業体3を上方向に
容易に回動できる。また、ガススプリング9によって延
長作業体3の下方向への回動速度を減少でき、延長作業
体3がその自重ですばやく回動しようとすることを確実
に防ぐことができ、延長作業体3の下方向への回動の際
の電動モータ7への悪影響つまり延長作業体3の自重に
よって生じるオーバ―レボ(過回転)による電動モータ
7への影響を防止できる。
【0110】さらに、モータ式駆動手段6の電動モータ
7のモータ出力軸52と回動中心軸4とが互いに平行状に
配置されているので、例えばモータ出力軸52と回動中心
軸4とが互いに交差状に配置されているのに比べて、構
成を簡単にでき、延長作業体3に外力による衝撃荷重が
働いても壊れにくい。すなわち、延長作業体3が圃場側
から外力を受け、延長作業体3に対してこの延長作業体
3を上方向に回動させようとする衝撃荷重が働いたとし
ても、第1ギヤ53と第2ギヤ54とが強く噛み付いて損傷
するようなことがなく、モータ出力軸52が曲がるような
こともなく、モータ式駆動手段6の耐久性が良好であ
る。しかも、モータ出力軸52および回動中心軸4に関
し、加工上の芯出し、位置合わせ等を容易にできる。ま
た、第1ギヤ53、第2ギヤ54の交換等により回動速度の
増減を容易できる。さらに、モータ出力軸52および回動
中心軸4間の芯間が自由に選べるので、電動モータ7の
配置変更を容易にできる。なお、図示しないが、左右一
対の電動モータ7の代わりに両延長作業体3に共通の1
個の電動モータを設け、この電動モータからの動力をチ
ェーン等で伝達するようにしてもよい。
【0111】また、モータ式駆動手段6の電動モータ7
が、延長作業体3側でなく作業機本体2に設けられてい
るので、重量バランスの変化を小さくできる。すなわ
ち、例えば作業時と折り畳み時でトラクタTの前後バラ
ンスの変化を小さくでき、また、配線のとり回しが安全
である。
【0112】なお、農作業機1は、支持ロッド113、ス
ライドピン115、支持板116およびねじりばね123等にて
構成された回動規制手段110を備えたものには限定され
ず、例えば図14および図15に示す回動規制手段110a
を備えたものでもよい。
【0113】この図14および図15に示す回動規制手
段110aは、延長作業体3の折り畳み動作の途中から、延
長整地体27を当接支持してこの延長整地体27の整地体20
側への下方回動を規制するもので、例えば作業機本体2
の機枠15の端部上面から上方に向って突出し、延長整地
体27の外面側に当接する当接支持体131のみにて構成さ
れている。
【0114】この当接支持体131は、棒状部材を2箇所
で折り曲げることにより略コ字状に形成したもので、互
いに離間対向した異なる長さの一対の支柱部132,133
と、これら一対の支柱部132,133の上端相互を一体に連
結した傾斜状の当接部134とを有している。
【0115】この当接部134は、延長作業体3側に向っ
て徐々に下方に向う下り傾斜状で、延長作業体3の折畳
み動作の途中において図示A方向に回動してきた延長整
地体27の回動アーム44の当接面48の対向部位の幅方向全
体と当接する。
【0116】そして、この当接支持体131の当接部134と
回動アーム44の当接面48との当接により、延長整地体27
が当接支持体131によって下方から支持された状態にな
り、延長整地体27の整地体20側への回動が規制され、整
地体回動許容用空間部111が保持される。
【0117】このようにして、回動規制手段110aの当接
支持体131が、延長作業体3の折り畳み動作の途中すな
わち延長作業体3が折畳位置まで回動する前の段階か
ら、延長整地体27を下方から支持してこの延長整地体27
がその自重で整地体20側へ回動しようとするのを規制
し、整地体回動許容用空間部111を保持するので、延長
作業体3を折り畳んでも作業機本体2で適切に耕耘作業
および整地作業ができる。また、トラクタTからの後方
視野が広がり作業後の圃場状態をトラクタTから簡単に
確認できる。また、回動規制手段110aは、図12に示す
回動規制手段110と比べて構成が簡単で、製造コストを
低減できる。
【0118】なお、図14および図15に示す回動規制
手段110aを備えた農作業機1は、連結ロッド42および回
動アーム44が作業機本体2の回動中心軸4側の近接位置
に位置し、連結ロッド42の下端部が嵌合凹部49に形成さ
れた取付部41に横軸43を介して回動可能に取り付けられ
ている。その他の構成部材は図1等に示す農作業機1の
構成部材と基本的に同一である。
【0119】また、農作業機1は、図16ないし図19
に示すように、延長作業体3の延長機枠25に対して延長
整地体27を固定してこの延長整地体27の回動を規制する
回動規制手段110bを備えたものでもよい。
【0120】この回動規制手段110bは、延長整地体27の
不使用時に、連結ロッド42および回動アーム44等を介し
て延長整地体27と延長機枠25とを一体化させるためのも
ので、例えば延長作業体3の折り畳み動作の途中におい
て一方の係合体であるフック体141と他方の係合体であ
る係合ピン142とを付勢体であるねじりばね148の付勢に
より係合させることで、延長作業体3の延長機枠25に対
して延長整地体27を自動的に固定するものである。
【0121】すなわち、この回動規制手段110bは、操作
レバーを兼ねた屈曲状の回動杆145を有している。この
回動杆145の一端部は、延長機枠25の内端部上面から上
方に向って突出した取付部146に回動可能に取り付けら
れ、この回動杆145の他端側が把持部147となっている。
【0122】また、この回動杆145の一端近傍には、係
合ピン142に対して係脱するフック体141が回動杆145と
一体となって回動するように固着されている。このフッ
ク体141には係合凹部143が形成されている。なお、係合
ピン142は、回動アーム44の側面に突設されている。さ
らに、フック体141と取付部146との間には、フック体14
1つまり回動杆145を所定方向(図18中時計回りの方
向)に付勢するねじりばね148が配設されている。
【0123】そして、図18に示すように、延長作業体
3の展開状態時には、回動杆145は、ねじりばね148にて
付勢され、機枠15の側板部上面の当接面150に当接した
状態となっている。この状態では、フック体141と係合
ピン142とは係合しておらず、延長機枠25に対する延長
整地体27の固定が解除されている。すなわち、このフリ
ー状態では、第1の延長整地体(延長均平板)36および
第2の延長整地体(延長レーキ板)37が、それぞれ上下
方向に回動可能となっている。
【0124】しかし、図19に示すように、延長作業体
3の折り畳み動作に基づいて回動杆145が機枠15の当接
面150から離反すると、すなわち例えば延長作業体3が
折畳み方向に約30°回動すると、回動杆145およびフ
ック体141がねじりばね148の付勢により回動し、フック
体141と係合ピン142とが係合し、このフック体141と係
合ピン142との係合により延長整地体27が延長機枠25に
対して固定された状態となる。このロック状態では、第
1の延長整地体36および第2の延長整地体37が、いずれ
も上下方向に回動不能となっている。
【0125】この延長機枠25に対する延長整地体27の固
定は、例えば延長作業体3の折り畳み動作の途中で、延
長整地体27が自重により整地体20側へ下方回動しようと
する前の初期段階に自動的に行われる。なお、例えばフ
ック体141が正常に回動せず、延長整地体27の固定が自
動的に行われなかった場合には、回動杆145の把持部147
を操作することにより延長機枠25に対する延長整地体27
の固定を手動で行う。
【0126】そして、フック体141と係合ピン142との係
合により延長整地体27が延長機枠25に対して固定される
ことで、延長整地体27の上下回動が規制され、整地体回
動許容用空間部111が一定に保持される(図13参
照)。
【0127】このようにして、回動規制手段110bが、延
長作業体3の折り畳み動作の途中から、延長機枠25に対
して延長整地体27を固定してこの延長整地体27の上下回
動を規制し、整地体回動許容用空間部111を保持するの
で、延長作業体3を折り畳んでも作業機本体2で適切に
耕耘作業および整地作業ができる。また、トラクタTか
らの後方視野が広がり作業後の圃場状態をトラクタTか
ら簡単に確認できる。
【0128】しかも、延長整地体27を当接支持して延長
整地体27の下方回動のみを規制する場合等に比べて、延
長作業体3を折り畳んでの作業機本体2の作業時や、延
長作業体3の折り畳み動作・展開動作時等におけるがた
つきを小さくでき、衝撃および騒音等の発生を適切に防
止でき、かつ、安全性を確実に確保できる。
【0129】この図16ないし図19に示す回動規制手
段110bを備えた農作業機1の整地体20は、ゴム板20aを
有さず、第1の整地体(均平板)20bおよび第2の整地
体(レーキ板)20c等にて構成されている。その他の構
成部材は図1等に示す農作業機1の構成部材と基本的に
同一である。
【0130】なお、図16ないし図19に示す回動規制
手段110bは、ねじりばね148等の付勢体の付勢によりフ
ック体141と係合ピン142とを係合させる構成には限定さ
れず、例えば、図示しないが、付勢体を利用せず、回動
杆145等の操作レバーを操作してフック体141と係合ピン
142とを係合させるような構成とすることもできる。
【0131】また、例えば、図示しないが、整地体20お
よび延長整地体27を整地作業状態(フリー状態)に切り
換えたり土引き作業状態(折畳み準備状態であるロック
状態)に切り換えたりするための土引きレバー体151
(図17参照)に連動してフック体141と係合ピン142と
が係合するような構成でもよい。
【0132】さらには、例えば、図示しないが、延長作
業体3を展開位置に固定および固定解除する作業位置固
定手段11の固定解除動作に連動してフック体141と係合
ピン142とが係合するような構成でもよい。
【0133】また一方、上記いずれの実施の形態でも、
作業機本体2の左右両側に延長作業体3を設けた構成に
ついて説明したが、例えば、図示しないが、作業機本体
2の左右いずれかのみに延長作業体3を設けた構成とし
てもよい。
【0134】また、延長作業体3が電動モータ7の回動
に対応して上下方向に回動する構成とは、電動モータ7
のモータ出力軸52の回動時に常に延長作業体3が同期回
動するような完全な対応関係には限定されず、電動モー
タ7のモータ出力軸52の回動に略対応するような構成で
あればよい。
【0135】さらに、回動規制手段110,110a,110b
は、連結ロッド42および回動アーム44等を介して延長整
地体27を当接支持(固定)する構成には限定されず、図
示しないが、第1の延長整地体36、第2の延長整地体37
を直接支持(固定)して整地体回動許容用空間部111が
形成保持するようにしてもよい。
【0136】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、回動規制
手段が、延長作業体が上斜め後方側に折り畳まれた状態
時に、延長整地体の整地体側への回動を規制し、延長整
地体および整地体間に作業機本体による作業を可能にす
る整地体回動許容用空間部を保持するので、作業機本体
の整地体の回動範囲が確保され、延長作業体を上斜め後
方側に折り畳んだ状態でも作業機本体で適切に作業がで
きる。
【0137】請求項2記載の発明によれば、回動規制手
段が、延長作業体の折り畳み動作の途中から、延長整地
体を支持してこの延長整地体の整地体側への回動を規制
するので、作業機本体の整地体の回動範囲を適切に確保
できる。
【0138】請求項3記載の発明によれば、回動規制手
段が、延長作業体の折り畳み動作の途中の初期段階から
延長整地体を支持するので、延長整地体が自重ですばや
く回動することを防止できる。
【0139】請求項4載の発明によれば、簡単な構成で
あるにも拘わらず、延長作業体の延長整地体の外面側に
当接する当接支持体によって、作業機本体の整地体の回
動範囲を適切かつ確実に確保できる。
【0140】請求項5載の発明によれば、延長作業体の
延長機枠に対して延長整地体を回動規制手段にて固定す
ることができ、延長整地体の回動を確実に規制できる。
【0141】請求項6載の発明によれば、回動規制手段
に対して手動操作することなく、回動規制手段にて延長
整地体を自動的に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の農作業機の一実施の形態を示す正面図
である。
【図2】同上農作業機の平面図である。
【図3】同上農作業機の側面図である。
【図4】同上農作業機のモータ式駆動手段の拡大後面図
である。
【図5】同上農作業機のモータ式駆動手段の拡大後面図
である。
【図6】同上農作業機のモータ式駆動手段の概要斜視図
である。
【図7】同上農作業機の一部拡大正面図である。
【図8】同上農作業機の回動規制手段の平面図である。
【図9】同上回動規制手段の動作説明図である。
【図10】図9に続く回動規制手段の動作説明図であ
る。
【図11】図10に続く回動規制手段の動作説明図であ
る。
【図12】図11に続く回動規制手段の動作説明図であ
る。
【図13】同上農作業機の両側の延長作業体を折り畳ん
だ状態における後面図である。
【図14】本発明の農作業機の他の実施の形態を示す図
である。
【図15】同上農作業機の他の実施の形態を示す図であ
る。
【図16】本発明の農作業機のさらに他の実施の形態を
示す平面図である。
【図17】同上農作業機の側面図である。
【図18】同上農作業機の回動規制手段の動作説明図で
ある。
【図19】図18に続く回動規制手段の動作説明図であ
る。
【図20】従来の農作業機の後面図である。
【図21】従来の農作業機の側面図である。
【符号の説明】
1 農作業機 2 作業機本体 3 延長作業体 19 耕耘体 20 整地体 25 延長機枠 26 延長耕耘体 27 延長整地体 110,110a,110b 回動規制手段 111 整地体回動許容用空間部 131 当接支持体 141 一方の係合体であるフック体 142 他方の係合体である係合ピン 148 付勢体であるねじりばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠山 信一 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 (72)発明者 小林 一貴 長野県小県郡丸子町大字塩川5155番地 松 山株式会社内 Fターム(参考) 2B034 AA03 BA07 BC06 EA03 EA14 EB05 2B041 AA01 AA13 AB05 AC03 BA06 CA03 CA16 EA02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘作業をする耕耘体およびこの耕耘体
    の後方位置に上下方向に回動可能に配置され整地作業を
    する整地体を有する作業機本体と、 この作業機本体の端部に上斜め後方側に折畳み可能に設
    けられ、前記耕耘体の作業幅を延長する延長耕耘体およ
    びこの延長耕耘体の後方位置に上下方向に回動可能に配
    置され前記整地体の作業幅を延長する延長整地体を有す
    る延長作業体と、 この延長作業体が上斜め後方側に折り畳まれた状態時
    に、前記延長整地体の前記整地体側への回動を規制し、
    前記延長整地体および前記整地体間に前記作業機本体に
    よる作業を可能にする整地体回動許容用空間部を保持す
    る回動規制手段とを備えたことを特徴とする農作業機。
  2. 【請求項2】 回動規制手段は、延長作業体の折り畳み
    動作の途中から、延長整地体を支持してこの延長整地体
    の整地体側への回動を規制することを特徴とする請求項
    1記載の農作業機。
  3. 【請求項3】 回動規制手段は、延長作業体の折り畳み
    動作の途中で延長整地体が自重により整地体側へ回動し
    ようとする前の初期段階から、前記延長整地体を支持す
    ることを特徴とする請求項2記載の農作業機。
  4. 【請求項4】 回動規制手段は、作業機本体から上方に
    向って突出し、延長作業体の延長整地体の外面側に当接
    する当接支持体にて構成されていることを特徴とする請
    求項2記載の農作業機。
  5. 【請求項5】 回動規制手段は、延長作業体の延長機枠
    に対して延長整地体を固定してこの延長整地体の回動を
    規制することを特徴とする請求項1記載の農作業機。
  6. 【請求項6】 回動規制手段は、延長作業体の折り畳み
    動作の途中において一方の係合体と他方の係合体とを付
    勢体の付勢により係合させることで、延長作業体の延長
    機枠に対して延長整地体を固定することを特徴とする請
    求項5記載の農作業機。
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