JP2003110375A - 自走式pwm増幅器 - Google Patents

自走式pwm増幅器

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JP2003110375A JP2001298268A JP2001298268A JP2003110375A JP 2003110375 A JP2003110375 A JP 2003110375A JP 2001298268 A JP2001298268 A JP 2001298268A JP 2001298268 A JP2001298268 A JP 2001298268A JP 2003110375 A JP2003110375 A JP 2003110375A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 増幅器間の相互干渉を低減し、かつ歪率特性
の改善を図った自走式PWM増幅器を提供する。 【解決手段】 第1の信号源出力と増幅器出力の帰還信
号との差分と、第1の信号源の出力と逆相の信号を出力
する第2の信号源の出力と増幅器出力の帰還信号との差
分との差を積分し、極性の異なる2つ積分信号を出力す
る差動積分回路1と、差動積分回路1から出力される2
の積分出力を比較しPWM信号を出力するコンパレータ
2と、コンパレータ2の出力を増幅しかつ反転させて出
力する第1の駆動回路3−1と、コンパレータ2の出力
を増幅し同相で出力する第2の駆動回路3−2と、第1
の駆動回路3−1の出力により駆動される第1のスイッ
チング回路4−1と、第2の駆動回路3−2の出力によ
り駆動される第2のスイッチング回路4−2とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自走式PWM増幅器
に係り、特にオーディオ信号を電力増幅するに好適な自
走式PWM増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】D級増幅器の一つとして自励式PWM増
幅器が有る。従来の自走式PWM増幅器の構成を図11
に示す。同図において、自走式PWM増幅器は、オペア
ンプ301と、オペアンプ301の反転入力端子と出力
端子との間に接続されたコンデンサ302とからなる積
分回路と、抵抗R1、R2及びオペアンプ303からな
るコンパレータと、ドライバ304と、スイッチング回
路として機能するCMOSインバータ305とを有して
いる。
【0003】CMOSインバータ305は、図16に示
すようにPMOSトランジスタ600のドレインと、N
MOSトランジスタ601のドレインが接続されその接
続点が出力端子603に接続され、PMOSトランジス
タ600のゲートと、NMOSトランジスタ601のゲ
ートとが共通接続されて、入力端子602に接続されて
いる。また、PMOSトランジスタ600のソースは電
源電圧+Vccの電源に、NMOSトランジスタ601の
ソースは電源電圧−Vccの電源にそれぞれ、接続されて
いる。
【0004】CMOSインバータ305の出力端は、イ
ンダクタンスL1、コンデンサC1からなるローパスフ
ィルタを介して増幅器の負荷であるスピーカ306の一
方の入力端子に接続され、スピーカ306の他方の入力
端子は接地されている。また、CMOSインバータ30
5の出力端は、抵抗R2を介してオペアンプ303の非
反転入力端子に接続されると共に、帰還用抵抗RNFを介
して積分回路を構成するオペアンプ301の反転入力端
子に接続されている。
【0005】オペアンプ301の出力端は抵抗R1を介
してオペアンプ303の非反転入力端子に接続されてい
る。さらに、信号源300が入力抵抗RINを介してオペ
アンプ301の反転入力端子に接続されている。オペア
ンプ301の非反転入力端子及びオペアンプ303の反
転入力端子は接地されている。
【0006】上記構成からなる自走式PWM増幅器は、
全体としてRNF/RINのゲインを有する反転増幅器とし
て動作する。すなわち、信号源300から入力抵抗RIN
を介して入力されるアナログ信号(オーディオ信号)V
INとCMOSインバータ305から帰還用抵抗RNFを介
して負帰還される出力信号(スイッチング信号)との差
分をオペアンプ301及びコンデンサ302からなる積
分回路で積分し、この積分出力を抵抗R1、R2及びオ
ペアンプ303よりなるヒステリシスコンパレータによ
り2値のPWM信号に変換する。
【0007】さらに、このPWM信号は駆動回路304
により増幅され、駆動回路304はPWM信号に基づい
てCMOSインバータ305をスイッチング駆動すると
共に、CMOSインバータ305の出力は、インダクタ
ンスL1、コンデンサC1からなるローパスフィルタを
介してスピーカ306に供給されると共に、帰還用抵抗
RNFを介して積分回路を構成するオペアンプ301の反
転入力端子に負帰還されることにより自走する。
【0008】積分回路を構成するオペアンプ301に信
号源300からアナログ信号VINが入力されない状態で
は、スイッチング回路として機能するCMOSインバー
タ305の出力電圧V3は電源電圧+Vcc(以下、ハイ
レベルと記す。)と、電源電圧−Vcc(以下、ローレベ
ルと記す。)との間でデューティ50%でスイッチング
動作する図12に一点鎖線で示す波形となる。
【0009】積分回路のオペアンプ301の出力電圧V
1は、オペアンプ301の非反転入力端子が0Vに固定
されているために、CMOSインバータ305の出力電
圧V3を積分することにより、出力電圧V3の電圧レベ
ルがハイレベルにあるときは、時間経過と共に負の方向
に増加し、CMOSインバータ305の出力電圧V3が
ローレベルに変化した時点で正方向に増加する。この結
果、図12で破線で示すような三角波状の電圧波形とな
る。
【0010】積分回路の出力電圧V1が負方向に増加す
るに伴い、ヒステリシスコンパレータを構成するオペア
ンプ303の非反転入力端子における入力電圧V2も負
方向に増加する。オペアンプ303の入力電圧V2が0
Vに達した時点でローレベルに変化したCMOSインバ
ータ305の出力電圧V3が抵抗R2を介して正帰還さ
れるためにこの時点における積分回路の出力電圧V1
と、CMOSインバータ305の出力電圧V3と、抵抗
R1、R2の抵抗比で決まるレベルまで、オペアンプ3
03の非反転入力端子における入力電圧V2は負方向に
急激に引き込まれる。
【0011】そして、オペアンプ303の入力電圧V2
は積分回路の出力電圧V1が正方向に増加するにつれて
増加し、入力電圧V2が0Vに達した時点でハイレベル
に変化したCMOSインバータ305の出力電圧V3が
抵抗R2を介して正帰還されるためにこの時点における
積分回路の出力電圧V1と、CMOSインバータ305
の出力電圧V3と、抵抗R1、R2の抵抗比で決まるレ
ベルまで、オペアンプ303の非反転入力端子における
入力電圧V2は正方向に急激に上昇する。このようにし
て、オペアンプ303の非反転入力端子における入力電
圧V2は、図12において実線で示すように変化する。
【0012】次に、信号源300から積分回路を構成す
るオペアンプ301にアナログ信号VINが入力された場
合には、コンデンサ302は入力レベルに応じた傾斜で
充放電を繰り返し、オペアンプ301の出力電圧V1
は、図13において、破線で示すような波形となる。こ
のとき、CMOSインバータ305の出力は、一点鎖線
で示すように、アナログ信号VIN(実線で示される)の
レベルに応じたパルス幅のPWM信号に類似したハイレ
ベルと、ローレベルとの間で2値で変化する信号とな
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】PWM増幅器は、高い
周波数のキャリアで変調するために、1つの半導体チッ
プ内にステレオ2チャンネルもしくはそれ以上の増幅器
を集積する場合に、リニアアンプよりも増幅器間の相互
干渉が起きやすい。相互干渉が生じると、クロストーク
が発生し、あるいはキャリア周波数どうしでビートが発
生することによりS/Nが悪化する等の不具合が生じ
る。
【0014】PWM増幅器は、歪率を低下させるために
積分回路の入力側に増幅器出力を負帰還させる帰還ルー
プを持たせることができるものの、キャリア周波数の存
在により、リニア増幅器のような広帯域の帰還がかけら
れないため、歪率が大きくなりがちである。
【0015】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、増幅器間の相互干渉を低減し、かつ歪率
特性の改善を図った自走式PWM増幅器を提供すること
を目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に記載の発明は、第1の信号源から出力され
る第1のアナログ信号と増幅器出力の負帰還信号とが入
力される第1の入力端子と、第2の信号源から出力され
る第1のアナログ信号とは振幅が同一で位相が反転した
第2のアナログ信号と増幅器出力の負帰還信号とが入力
される第2の入力端子とを有し、前記第1の入力端子に
入力される第1のアナログ信号と前記帰還信号との差分
と、前記第2の入力端子に入力される第2のアナログ信
号と前記帰還信号との差分をそれぞれ、積分し極性の異
なる2つの積分信号を出力する差動積分回路と、2つの
差動入力端子それぞれに、正帰還がかけられヒステリシ
ス特性を有し、前記差動積分回路から出力される2つの
積分出力を比較することによりPWM信号を出力するコ
ンパレータと、第1の電源と、第2の電源との間に接続
される一対のスイッチング素子からなり、該一対のスイ
ッチング素子の接続点が負荷側の一端に接続されてなる
第1のスイッチング回路と、第1の電源と、第2の電源
との間に接続される一対のスイッチング素子からなり、
該一対のスイッチング素子の接続点が負荷側の他端に接
続されてなる第2のスイッチング回路と、前記コンパレ
ータの出力を前記第1のスイッチング回路に出力する第
1の駆動回路と、前記コンパレータの出力を前記第2の
スイッチング回路に出力する第2の駆動回路とを有する
ことを特徴とする。
【0017】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の自走式PWM増幅器において、前記差動積分回
路の第1の入力端子と前記第1のスイッチング回路の出
力端との間に接続された第1の帰還回路と、前記差動積
分回路の第2の入力端子と前記第2のスイッチング回路
の出力端との間に接続された第2の帰還回路とを有し、
前記第1の帰還回路により増幅器出力の負帰還信号が前
記差動積分回路の第1の入力端子に帰還され、前記第2
の帰還回路により増幅器出力の負帰還信号が前記差動積
分回路の第2の入力端子に帰還されることを特徴とす
る。
【0018】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2のいずれかに記載の自走式PWM増幅器におい
て、前記第1のスイッチング回路の出力端はキャリア周
波数成分除去用の第1のローパスフィルタを介して負荷
の一端に接続され、前記第2のスイッチング回路の出力
端はキャリア周波数成分除去用の第2のローパスフィル
タを介して負荷の他端に接続されることを特徴とする。
【0019】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
乃至3のいずれかに記載の自走式PWM増幅器におい
て、前記差動積分回路は、前記第1のアナログ信号及び
帰還信号、第2のアナログ信号及び帰還信号がそれぞれ
入力され反転入力端子及び非反転入力端子からなる一対
の差動入力端子と、極性の異なる2つの積分信号を出力
する2つの反転出力端子からなる一対の差動出力端子と
を備えた同相帰還型のオペアンプと、前記オペアンプの
反転入力端子と反転出力端子との間、及び前記オペアン
プの非反転入力端子と反転出力端子との間にそれぞれ接
続される積分用コンデンサとを有することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
乃至4のいずれか記載の自走式PWM増幅器において、
前記コンパレータは、前記差動積分回路から出力される
極性の異なる2つの積分出力が入力される一対の差動入
力端子と、前記2つの積分出力を比較することにより正
相及び逆相のPWM信号を出力する一対の差動出力端子
とを備えた同相帰還型のオペアンプで構成されたことを
特徴とする。
【0021】また、請求項6に記載の発明は、請求項2
乃至5のいずれかに記載の自走式PWM増幅器におい
て、前記第1、第2の帰還回路は、前記負荷に供給する
出力信号のうち高域周波数成分を通過させる第1の帰還
ループと、前記出力信号のうち低域周波数成分を通過さ
せる第2の帰還ループとから構成されることを特徴とす
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。本発明の実施の形態の説
明に先立ち、従来の自走式PWM増幅器の改良例につい
て図14を参照して説明する。図14に示す自走式PW
M増幅器は、増幅器出力段をBTL方式で出力するよう
に構成し、BTL出力を、差動増幅器を介してPWM増
幅器の入力段を構成する積分回路の入力側に負帰還をか
けるようにした構成例を示している。
【0023】図14において、この自走式PWM増幅器
は、オペアンプ301と、オペアンプ301の反転入力
端子と出力端子との間に接続されたコンデンサ302と
からなる積分回路と、抵抗R3、R4及びオペアンプ3
10からなるコンパレータと、信号反転用インバータ3
12と、スイッチング回路として機能するCMOSイン
バータ311、313とを有している。CMOSインバ
ータ311、313は、図16に示すのと同様に構成さ
れている。
【0024】CMOSインバータ313の出力端は、イ
ンダクタンスL1、コンデンサC1からなる第1のロー
パスフィルタを介して増幅器の負荷であるスピーカ30
6の一方の入力端子に接続されている。また、CMOS
インバータ311の出力端は、インダクタンスL1、コ
ンデンサC1からなる第2のローパスフィルタを介して
増幅器の負荷であるスピーカ306の他方の入力端子に
接続されている。
【0025】また、CMOSインバータ311の出力端
は、抵抗R5、R6、R7、R8及びオペアンプ314
からなる差動増幅器の一方の入力端に、CMOSインバ
ータ313の出力端は上記差動増幅器の他方の入力端
に、それぞれ、接続されている。さらに、上記差動増幅
器の出力端、すなわちオペアンプ314の出力端子は帰
還用抵抗RNFを介して積分回路を構成するオペアンプ3
01の反転入力端子に接続されている。また、オペアン
プ301の反転入力端子には入力抵抗RINを介して信号
源300に接続されている。
【0026】上記構成からなる自走式PWM増幅器は、
図11に示した従来の自走式PW増幅器と同様に、全体
としてRNF/RINのゲインを有する反転増幅器として動
作する、負荷であるスピーカ306に電力供給するスイ
ッチング回路としてのCMOSインバータ311、31
3がBTL出力構成となっており、抵抗R3、R4及び
オペアンプ310からなるコンパレータより出力される
PWM信号に基づいて駆動されるCMOSインバータ3
11、313の出力が抵抗R5、R6、R7、R8及び
オペアンプ314からなる差動増幅器の入力端子にそれ
ぞれ入力され、その差に比例した電圧が帰還用抵抗RNF
を介してオペアンプ301の反転入力端子に帰還される
ことにより自走する。
【0027】上記構成の自走式PWM増幅器では、BT
L方式の増幅器出力(CMOSインバータ311、31
3の出力)が、差動増幅器を介して積分回路の入力側に
負帰還をかけるように構成されているために、外来ノイ
ズの一部については効果が有るが、コンデンサ302、
オペアンプ301からなる積分回路、及び抵抗R3、R
4、オペアンプ310からなるコンパレータでは高い周
波数でスイッチング動作するので、ノイズが発生しやす
く、この部分で発生するノイズを除去することはでき
ず、複数チャンネルを1つの半導体チップに実装する場
合に相互干渉が生じやすいという問題は解決できない。
【0028】次に、図15に他の自走式PWM増幅器の
構成例を示す。この自走式PWM増幅器は、コンパレー
タ以外の全ての回路部を差動的に構成したものである。
上記自走式PWM増幅器は、オペアンプ401、コンデ
ンサ402からなる第1の積分回路と、オペアンプ40
3、コンデンサ404からなる第2の積分回路と、抵抗
405、406、407、408、オペアンプ409か
らなるコンパレータと、インバータ410と、CMOS
インバータ411、412と、CMOSインバータ41
1、412の出力端とスピーカの各端子との間に接続さ
れるインダクタンスL1及びコンデンサC1からなる一
対のローパスフィルタとを有している。
【0029】CMOSインバータ411の出力端は帰還
用抵抗RNFを介して第1の積分回路を構成するオペアン
プ401の反転入力端子に、また、CMOSインバータ
412の出力端は帰還用抵抗RNFを介して第2の積分回
路を構成するオペアンプ403の反転入力端子にそれぞ
れ接続されている。オペアンプ401、403の非反転
入力端子は共通接続され、接地されている。また、オペ
アンプ401の反転入力端子には入力抵抗RINを介して
信号源400が、オペアンプ403の反転入力端子には
入力抵抗RINを介して信号源401がそれぞれ、接続さ
れている。
【0030】信号源400はアナログ信号出力する信号
源であり、信号源401は信号源400が出力するアナ
ログ信号と、振幅が同一で逆相のアナログ信号を出力す
る信号源である。上記構成からなる自走式PWM増幅器
では、高い周波数で動作する積分回路が2つのオペアン
プで差動的に構成されているために、一見すると、外来
ノイズを有効に打ち消すように動作するように見える
が、実際には動作しない。これは、通常のオペアンプを
使用しているために、この回路構成では、同相入力分に
対する処理がなされていないからである。
【0031】すなわち、オペアンプに供給する正負の電
源電圧が微妙に異なったり、あるいは同相入力分が有る
と、第1の積分回路を構成するオペアンプ401の出力
と、第2の積分回路を構成するオペアンプ403の出力
とが基準電圧に対して両方とも、正方向に増加し、ある
レベルで出力が固定した状態となり、積分動作が停止し
てしまい、これに伴い、オペアンプ409もコンパレー
タとして動作しなくなるからである。このように、自走
式PWM増幅器の回路構成を単純に平衡回路化しただけ
ではPWM増幅器として動作しない。
【0032】次に、本発明の第1の実施の形態に係る自
走式PWM増幅器の構成を図1に示す。同図において、
本実施の形態に係る自走式PWM増幅器は、差動積分回
路1と、コンパレータ2と、駆動回路3−1、3−2
と、スイッチング回路4−1、4−2と、負荷であるス
ピーカ52の入力端子とスイッチング回路4−1、4−
2との間に接続されインダクタンスL1、コンデンサC
1とで構成される一対のローパスフィルタとを有してい
る。
【0033】差動積分回路1は、アナログ信号及びPW
M増幅器出力の帰還信号が入力される反転入力端子IN
−、非反転入力端子IN+からなる一対の差動入力端子
と、2つの積分信号を出力する反転出力端子OUT+、OUT
−からなる一対の差動出力端子とを備えた同相帰還型の
オペアンプ10と、オペアンプ10の反転入力端子IN−
と反転出力端子OUT+との間に接続される積分用コンデ
ンサ10と、オペアンプ10の非反転入力端子IN+と反
転出力端子OUT−との間に接続される積分用コンデンサ
12とを有している。
【0034】また、コンパレータ2は、抵抗21、2
2、23、24と、オペアンプ20とからなり、オペア
ンプ20の非反転入力端子は抵抗22を介して差動積分
回路1におけるオペアンプ10の反転出力端子OUT+に
接続され、オペアンプ20の反転入力端子は抵抗24を
介して差動積分回路1におけるオペアンプ10の反転出
力端子OUT−に接続されている。さらに、オペアンプ2
0の非反転入力端子は抵抗21を介してスイッチング回
路4−1の出力端に接続され、かつオペアンプ20の反
転入力端子は抵抗23を介してスイッチング回路4−2
の出力端に接続され、2つの差動入力端子に正帰還がか
けられ、ヒステリシス特性を有するコンパレータ2を構
成している。
【0035】駆動回路3−1はインバータ30により構
成され、駆動回路3−2は縦続接続されたインバータ3
1、32から構成されている。駆動回路3−1の出力端
はCMOSインバータ40で構成されるスイッチング回
路4−1の入力端に、駆動回路3−2の出力端はCMO
Sインバータ41で構成されるスイッチング回路4−2
の入力端にそれぞれ接続されている。
【0036】CMOSインバータ40、41はそれぞ
れ、図16に示すCMOSインバータと同様であり、P
MOSトランジスタのソースが正の電源電圧+Vccに、
NMOSトランジスタのソースが負の電源電圧−Vccに
接続されている。また、PMOSトランジスタのゲート
とNMOSトランジスタのゲートは共通接続され、この
接続点が入力端となり、PMOSトランジスタのドレイ
ンとNMOSトランジスタのドレインとが接続され、こ
の接続点が出力端となっている。
【0037】CMOSインバータ40の出力端は第1の
帰還回路としての帰還用抵抗RNFを介して差動積分回路
1のおけるオペアンプ10の反転入力端子IN−に接続さ
れ、CMOSインバータ41の出力端は第2の帰還回路
としての帰還用抵抗RNFを介して差動積分回路1におけ
るオペアンプ10の非反転入力端子IN+に接続されてい
る。
【0038】また、オペアンプ10の反転入力端子IN−
は入力抵抗RINを介して信号源50の一方の出力端子6
0に接続され、オペアンプ10の非反転入力端子は入力
抵抗RINを介して信号源51の一方の出力端子61に接
続され、信号源50、51の他の出力端子は共通接続さ
れ、接地されている。信号源50はアナログ信号(オー
ディオ信号)を出力する信号源であり、信号源51は、
信号源50が出力するアナログ信号と振幅が同一で位相
が反転したアナログ信号を出力する。
【0039】信号源50、51は、実際には図3に示す
ように、構成されている。すなわち、信号源50は外付
けされる信号源500と、信号源500の出力をそのま
ま出力端子60に出力するバッファ501とからなり、
信号源51はバッファ501の出力を入力とし反転出力
を出力端子61に出力する抵抗511、512とオペア
ンプ510からなる反転増幅器として構成されている。
信号源500、インダクタンスL1、コンデンサC1か
らなる一対のローパスフィルタ及びスピーカ52以外
は、半導体チップ上に形成されている。
【0040】次に、差動積分回路1におけるオペアンプ
10の具体的構成を図2に示す。このオペアンプは、差
動入力端子及び差動出力端子を有する同相帰還型のオペ
アンプである。同図において、オペアンプ10は非反転
入力端子(IN+)100と、反転入力端子(IN−)10
1と、反転出力端子(OUT+)102と、反転出力端子
(OUT−)103と、基準電圧設定用端子104とを有
している。
【0041】非反転入力端子(IN+)100と反転入力
端子(IN−)101とには、PMOSトランジスタP
1、P2のゲートが接続され、PMOSトランジスタP
1のドレインはNMOSトランジスタN1のドレイン
に、PMOSトランジスタP2のドレインはNMOSト
ランジスタN2のドレインに、それぞれ接続されてい
る。また、PMOSトランジスタP1、P2のソースは
共通接続され、電流源106を介して電源電圧+Vccが
供給される電源ラインに接続されている。
【0042】また、反転出力端子102と反転出力端子
103との間には抵抗値の等しい抵抗R1、R2の直列
回路が接続されており、その接続点XはPMOSトラン
ジスタP3のゲートに接続されている。接続点Xにおけ
る電位を中点電位Vnとする。さらに、基準電圧設定用
端子104はPMOSトランジスタP4のゲートに接続
され、PMOSトランジスタP3、P4のソースは共通
接続され、電流源107を介して電源電圧+Vccが供給
される電源ラインに接続されている。
【0043】また、PMOSトランジスタP3のドレイ
ンは、NMOSトランジスタN3のドレインに接続さ
れ、PMOSトランジスタP4のドレインは電源電圧−
Vccが供給される電源ラインに接続されている。また、
NMOSトランジスタN1、N2、N3のソースは電源
電圧−Vccが供給される電源ラインに接続され、ゲート
は共通接続されている。さらに、NMOSトランジスタ
N3のドレインとゲートとが短絡されており、NMOS
トランジスタN1、N2、N3はカレントミラーを構成
している。
【0044】さらに、反転出力端子102、103はそ
れぞれ、電流源108、105を介して電源電圧+Vcc
が供給される電源ラインに接続されている。また、反転
出力端子102、103はそれぞれ、NMOSトランジ
スタN5、N4のドレインに接続されている。NMOS
トランジスタN4、N5のゲートはNMOSトランジス
タN1、N2のドレインに接続され、NMOSトランジ
スタN4、N5のソースは電源電圧−Vccが供給される
電源ラインに接続されている。さらに、NMOSトラン
ジスタN4、N5は、それぞれドレインとゲート間にコ
ンデンサ109、110が接続されている。なお、基準
電圧設定用端子104には基準電圧として例えば、0V
に設定されている。
【0045】上記構成からなるオペアンプ10の動作を
簡単に説明する。オペアンプ10が動作中に中点電位V
nが低下したとする。このとき、PMOSトランジスタ
P3を経由して電流源107よりNMOSトランジスタ
N3に流れる電流は増加し、これに伴い、カレントミラ
ーを構成するNMOSトランジスタN1、N2に流れる
電流も同時に増加する。
【0046】この結果、NMOSトランジスタN4、N
5のゲート・ソース間電位が低下し、NMOSトランジ
スタN4、N5はオフ状態となり、反転出力端子10
3、102の電位が上昇し、結局接続点Xの中点電位V
nがPMOSトランジスタP4のゲート電位である基準
電圧VREFに等しくなるまで上昇し、Vn=VREFとなる
ように動作する。したがって、反転出力端子102、1
03からは、常に中点電位Vn、すなわち基準電圧VRE
Fを基準とする差動出力信号のみが出力されることとな
る。
【0047】このように、オペアンプ10では、中点電
位Vnが基準電圧VREFと一致するように同相帰還され
るために、同相入力が有っても反転出力端子102、1
03には基準電圧VREFを基準とする差動出力信号のみ
が出力されるように動作する。このように構成されたオ
ペアンプを図1における差動積分回路1に使用したの
で、図1に示す自走式PWM増幅器はコンパレータ2を
除いて、完全に平衡動作させることができる。
【0048】図1に戻り、上記構成からなる自走式PW
M増幅器の動作を、図4を参照して説明する。上記構成
において、信号源50、51よりそれぞれ、互いに逆相
のアナログ信号VIN,−VINが入力抵抗RINを介して差
動積分回路1を構成するオペアンプ10の反転入力端子
IN−、非反転入力端子IN+に入力されるとともに、オペ
アンプ10の反転入力端子IN−、非反転入力端子IN+に
はそれぞれ、帰還用抵抗RNFを介してスイッチング回路
4−1、4−2を構成するCMOSインバータ40、4
1の出力信号の一部が負帰還される。
【0049】差動積分回路1では、完全平衡動作し、信
号源50から出力されるアナログ信号VINと帰還用抵抗
RNFを介して負帰還されるCMOSインバータ40の出
力信号(スイッチング信号)との差分と、信号源51か
ら出力されるアナログ信号−VINと帰還用抵抗RNFを介
して負帰還されるCMOSインバータ41の出力信号
(スイッチング信号)との差分との差を等価的に積分
し、互いに極性の異なる2つの積分信号を、ヒステリシ
ス特性を有するコンパレータ2に出力する。
【0050】コンパレータ2では、差動積分回路1より
入力された2つの積分信号を比較し、入力信号に応じた
パルス幅の2値のPWM信号に変換する。このPWM信
号は駆動回路3−1、3−2で増幅され、駆動回路3−
1、3−2は、PWM信号に基づいてスイッチング回路
4−1としてのCMOSインバータ40、41をスイッ
チング駆動する。
【0051】CMOSインバータ40の出力信号は、イ
ンダクタンスL1、コンデンサC1からなるローパスフ
ィルタを介して、スピーカ52の一方の入力端子に出力
され、CMOSインバータ41の出力信号は、インダク
タンスL1、コンデンサC1からなるローパスフィルタ
を介して、スピーカ52の他方の入力端子に出力され
る。
【0052】これと同時に、CMOSインバータ40、
41の出力信号は、帰還用抵抗RNFを介して差動積分回
路1を構成するオペアンプ10の反転入力端子IN−、非
反転入力端子IN+に、それぞれ負帰還され、自走する。
【0053】CMOSインバータ40の出力が正の電源
電圧+Vccにあるときは差動積分回路1の反転出力端子
OUT+における出力電圧V1aは、時間経過と共に負方向
に増加し、これに伴いコンパレータ2を構成するオペア
ンプ20の入力電圧V2aも負方向に増加する。そして入
力電圧V2aが0Vになった時点で、オペアンプ20の出
力、すなわちPWM信号が反転するために、CMOSイ
ンバータ40の出力も反転する。
【0054】このときオペアンプ20の入力側にCMO
Sインバータ40の反転出力が正帰還されるので、この
時点における差動積分回路1の出力電圧V1a、CMOS
インバータ40の出力電圧V3a及び抵抗21,22の抵
抗比で決まるレベルまでオペアンプ20の入力電圧V2a
は0Vから負方向に急激に落ち込むように変化する。
【0055】CMOSインバータ40の出力電圧V3aが
電源電圧+Vccから−Vccに反転すると、差動積分回路
1の出力電圧V1aが正方向に増加し、これに伴いコンパ
レータ2を構成するオペアンプ20の入力電圧V2aも正
方向に増加する。そして、入力電圧V2aが0Vになった
時点で、オペアンプ20の出力、すなわちPWM信号が
反転するために、CMOSインバータ40の出力も電源
電圧−Vccから+Vccに反転する。
【0056】このときオペアンプ20の入力側にCMO
Sインバータ40の反転出力が正帰還されるので、この
時点における差動積分回路1の出力電圧V1a、CMOS
インバータ40の出力電圧V3a及び抵抗21、22の抵
抗比で決まるレベルまでオペアンプ20の入力電圧V2a
は0Vから正方向に急激に跳ね上がるように上昇する。
このようにして差動積分回路1の出力電圧V1a、オペア
ンプ20の入力電圧V2a及びCMOSインバータ40の
出力電圧V3aは図4(A)に示すように変化する。
【0057】また、差動積分回路1の反転出力端子OUT
−における出力電圧V1b、コンパレータ2におけるオペ
アンプ20の入力電圧V2b、CMOSインバータ41の
出力電圧V3bは、CMOSインバータ41の出力電圧V
3bの出力波形がCMOSインバータ40の出力電圧V3a
を反転した波形となるので、差動積分回路1の出力電圧
V1b、オペアンプ20の入力電圧V2bの波形も差動積分
回路1の出力電圧V1a、オペアンプ20の入力電圧V2a
の波形を反転した波形となり、図4(B)に示すように
なる。但し、抵抗22と抵抗24の抵抗値は等しく、か
つ抵抗21と抵抗23の抵抗値は等しいものとする。
【0058】本発明の第1の実施の形態に係る自走式P
WM増幅器によれば、自走式PWM増幅器の回路構成全
体を平衡入力でかつ平衡出力となるように平衡回路化し
たので、外来ノイズの影響を受けにくくなり、相互干渉
を低減できる。また、平衡動作により偶数次の高調波歪
が打ち消され、歪率特性の改善が図れる。さらに、コン
パレータの2つの差動入力端子にそれぞれ、正帰還をか
けるようにしたので、比較タイミングでのコンパレータ
の入力電圧が0Vとなり、低電圧動作させることができ
る。
【0059】さらに、本実施の形態に係る自走式PWM
増幅器によれば、差動積分回路を構成するオペアンプと
して差動入力でかつ差動出力の同相帰還型オペアンプを
使用するようにしたので、上記差動積分回路を完全平衡
動作させることができ、外来ノイズの影響をさらに低減
することができる。すなわち、差動積分回路を構成する
積分用コンデンサのインピーダンスが高く、積分回路が
自走式PWM増幅器の初段の回路となっていること、さ
らには高い周波数で充放電を繰り返すために上記積分回
路は外来ノイズの影響を受けやすいが、積分回路を差動
入力でかつ差動出力の同相帰還型オペアンプで完全平衡
動作させることにより、外来ノイズを除去でき、また、
低電圧動作させることができる。
【0060】次に、本発明の第2の実施の形態に係る自
走式PWM増幅器の構成を図5に示す。本実施の形態に
係る自走式PWM増幅器が第1の実施の形態に係る自走
式PWM増幅器と構成上、異なるのはコンパレータ2を
構成するオペアンプとして差動入力端子及び差動出力端
子を有する同相帰還型のオペアンプ200を使用した点
であり、他の構成は基本的には同一であるので同一の要
素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
【0061】なお、70、71はコンパレータ2を構成
するオペアンプ200の反転出力OUT−、OUT+からそれ
ぞれ、出力されるPWM信号を増幅する駆動回路、4
0、41はCMOSインバータである。コンパレータ2
を構成するオペアンプ200の構成を図6に示す。同図
において、オペアンプ200は、反転入力端子(IN−)
2000と、非反転入力端子(IN+)2001と、反転
出力端子(OUT−)2003と、反転出力端子(OUT+)
2004とを有している。
【0062】反転入力端子(IN−)2000、非反転入
力端子(IN+)2001はそれぞれ差動入力段を構成す
るPMOSトランジスタ2005、2006のゲートに
接続され、PMOSトランジスタ2005、2006の
ソースは共通接続され電流源2012を介して電源電圧
+Vccが供給される電源ラインに接続されている。ま
た、PMOSトランジスタ2005、2006のドレイ
ンはNMOSトランジスタ2007、2006のドレイ
ンにそれぞれ、接続され、これらのソースは共通接続さ
れ、電源電圧−Vccが供給される電源ラインに接続され
ている。
【0063】さらに、NMOSトランジスタ2006の
ドレインは抵抗2008、2009の直列回路を介して
NMOSトランジスタ2007のドレインに接続され、
NMOSトランジスタ2006、2007のゲートは直
結されている。また、抵抗2008、2009の接続点
はNMOSトランジスタ2006、2007のゲートに
それぞれ、接続されている。
【0064】さらに、オペアンプ200の出力段を構成
するNMOSトランジスタ2010、2011のゲート
は、それぞれ、NMOSトランジスタ2007、200
6のドレインに接続されている。NMOSトランジスタ
2010、2011のドレインはそれぞれ、電流源20
13、2014を介して電源電圧+Vccが供給される電
源ラインに接続されている。
【0065】また、NMOSトランジスタ2010、2
011のソースは共通接続されて電源電圧−Vccが供給
される電源ラインに接続されている。NMOSトランジ
スタ2011のドレインはインバータ2015を介して
反転出力端子(OUT−)2003に接続され、NMOS
トランジスタ2010のドレインはインバータ2016
を介して反転出力端子(OUT+)2004に接続されて
いる。上記構成からなるオペアンプ200を用いること
により同相成分を除去するように動作する差動入力差動
出力型のコンパレータ2を構成することができる。
【0066】本発明の第2の実施の形態に係る自走式P
WM増幅器によれば、さらに、ヒステリシス特性を有す
るコンパレータを構成するオペアンプとして差動入力で
かつ差動出力の同相帰還型オペアンプを使用するように
したので、上記コンパレータを完全平衡動作させること
ができ、外来ノイズの影響をさらに低減することができ
る。
【0067】次に、本発明の第3の実施の形態に係る自
走式PWM増幅器について図7乃至図9を参照して説明
する。本実施の形態に係る自走式PWM増幅器は、増幅
器出力を初段の差動積分回路に負帰還する帰還回路を上
記増幅器出力のうち高域周波数成分を通過させる第1の
帰還ループと、上記増幅器出力のうち低域周波数成分を
通過させる第2の帰還ループとからなる多重帰還回路と
したことを特徴とするものである。
【0068】図7に本実施の形態に係る自走式PWM増
幅器に使用される帰還回路の構成を示す。同図に示すよ
うに、この帰還回路は、自走式PWM増幅器の出力側と
差動積分回路の入力側に接続され、増幅器の出力のうち
高域周波数成分を通過させる帰還用抵抗RNF1及び帰還
用コンデンサCNF1の直列回路からなる第1の帰還ルー
プと、増幅器出力のうち低域周波数成分を通過させる帰
還用抵抗RNF2,RNF2及び帰還用コンデンサCNF2よ
りなるT型回路である第2の帰還ループとから構成され
る。
【0069】図7において、80は、本発明の実施の形
態に係る自走式PWM増幅器の出力段の電圧源を、81
は自走式PWM増幅器における差動積分回路の入力側の
電流源を示している。また、帰還用抵抗RNF1の抵抗値
をRとし、帰還用コンデンサCNF1の容量値をCとする
と、帰還用抵抗RNF2の抵抗値はRNF2-=R/2、帰還
用コンデンサCNF1の容量値はCNF1=4Cである。
【0070】図9に示す自走式PWM増幅器は、図1に
示した第1の実施の形態に係る自走式PWM増幅器にお
いて、帰還回路のみを図7に示す多重帰還回路に置換し
たものであり、他の構成は図1と同様である。本実施の
形態に係る自走式PWM増幅器は、既述したように全体
を平衡回路化しているために、帰還回路も増幅器出力側
と差動積分回路の反転入力側に接続される第1の帰還回
路と、増幅器出力側と差動積分回路の非反転入力側に接
続される第2の帰還回路とを有している。
【0071】図9において、第1の帰還回路は、帰還用
抵抗RNF1及び帰還用コンデンサCNF1の直列回路をCM
OSインバータ40の出力端と差動積分回路を構成する
オペアンプ10の反転入力端子との間に接続されること
により形成せれる第1の帰還ループと、インダクタンス
L1、コンデンサC1からなるローパスフィルタの出力
端と、オペアンプ10の反転入力端子との間に接続され
る帰還用抵抗RNF2,RNF2及び帰還用コンデンサCNF
2よりなるT型回路が接続されることにより形成される
第2の帰還ループとを有している。第2の帰還回路の構
成は、第1の帰還回路と構成が同一であるので、説明を
省略する。
【0072】第1、第2の帰還回路において、図8に示
すように第1の帰還ループにより負荷であるスピーカ5
2に供給する出力信号のうち高域周波数成分を通過させ
る周波数特性I2が得られ、また第2の帰還ループによ
りスピーカ52に供給する出力信号のうち低域周波数成
分を通過させる周波数特性I1が得られ、結果として周
波数特性I1、I2を合成した低域から高域の周波数帯域
にわたって平坦な周波数特性となる。ここで、出力が−
3dBとなるカットオフ周波数fcは、周波数特性I
1,I2とも、fc=1/2πCRとなり、例えば、10
KHに選択される。
【0073】本発明の第3の実施の形態に係る自走式P
WM増幅器によれば、自走式PWM増幅器において、第
1、第2の帰還回路は、負荷に供給する出力信号のうち
高域周波数成分を通過させる第1の帰還ループと、前記
出力信号のうち低域周波数成分を通過させる第2の帰還
ループとから構成されるので、入力信号の周波数帯域に
おいて、低域から高域にわたって、S/Nの向上及び歪
率特性の向上が図れる。
【0074】図10は、図11に示した従来の自走式P
WM増幅器における増幅器出力側から積分回路の入力側
に帰還する帰還用抵抗RNFの代わりに図7に示す帰還回
路を置換したものである。このように構成することによ
り、図11に示した従来の自走式PWM増幅器に比して
低域から高域にわたって、S/Nの向上及び歪率特性の
向上が図れる。
【0075】
【発明の効果】請求項1、2、3に記載の発明によれ
ば、自走式PWM増幅器の回路構成全体を平衡入力でか
つ平衡出力となるように平衡回路化したので、外来ノイ
ズの影響を受けにくくなり、相互干渉を低減できる。ま
た、平衡動作により偶数次の高調波歪が打ち消され、歪
率特性の改善が図れる。
【0076】また、平衡動作により偶数次の高調波歪が
打ち消され、歪率特性の改善が図れる。さらに、コンパ
レータの2つの差動入力端子にそれぞれ、正帰還をかけ
るようにしたので、比較タイミングでのコンパレータの
入力電圧が0Vとなり、低電圧動作させることができ
る。
【0077】請求項4に記載の発明によれば、差動積分
回路を構成するオペアンプとして差動入力でかつ差動出
力の同相帰還型オペアンプを使用するようにしたので、
上記差動積分回路を完全平衡動作させることができ、外
来ノイズの影響をさらに低減することができる。
【0078】すなわち、差動積分回路を構成する積分用
コンデンサのインピーダンスが高く、積分回路が自走式
PWM増幅器の初段の回路となっていること、さらには
高い周波数で充放電を繰り返すことにために上記積分回
路は外来ノイズの影響を受けやすいが、積分回路を差動
入力でかつ差動出力の同相帰還型オペアンプで完全平衡
動作させることにより、外来ノイズを除去でき、また、
低電圧動作させることができる。
【0079】請求項5に記載の発明によれば、さらに、
ヒステリシス特性を有するコンパレータを構成するオペ
アンプとして差動入力でかつ差動出力の同相帰還型オペ
アンプを使用するようにしたので、上記差動積分回路を
完全平衡動作させることができ、外来ノイズの影響をさ
らに低減することができる。
【0080】請求項6に記載の発明によれば、自走式P
WM増幅器において、前記第1、第2の帰還回路は、前
記負荷に供給する出力信号のうち高域周波数成分を通過
させる第1の帰還ループと、前記出力信号のうち低域周
波数成分を通過させる第2の帰還ループとから構成され
るので、入力信号の周波数帯域において、低域から高域
にわたって、S/Nの向上及び歪率特性の向上が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係る自走式PW
M増幅器の構成を示す回路図。
【図2】 図1に示した本発明の第1の実施の形態に係
る自走式PWM増幅器における差動積分回路に使用する
オペアンプの具体的構成を示す回路図。
【図3】 図1に示した本発明の第1の実施の形態に係
る自走式PWM増幅器における信号源の具体的構成を示
す回路図。
【図4】 図1に示した本発明の第1の実施の形態に係
る自走式PWM増幅器の各部の動作を示す波形図。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る自走式PW
M増幅器の構成を示す回路図。
【図6】 図5に示した本発明の第2の実施の形態に係
る自走式PWM増幅器におけるコンパレータの具体的構
成を示す回路図。
【図7】 本発明の実施の形態に係る自走式PWM増幅
器に適用される帰還回路の構成を示す回路図。
【図8】 図7に示した帰還回路が適用される本発明の
各実施の形態に係る自走式PWM増幅器における増幅器
出力の周波数特性を示す特性図。
【図9】 本発明の第3の実施の形態に係る自走式PW
M増幅器の構成を示す回路図。
【図10】 従来の自走式PWM増幅器における帰還回
路を図7に示した帰還回路に置換した構成例を示す回路
図。
【図11】 従来の自走式PWM増幅器の構成例を示す
回路図。
【図12】 図11に示した自走式PWM増幅器におい
て積分回路に信号源からアナログ信号が入力されない状
態における各部の動作状態を示す波形図。
【図13】 図11に示した自走式PWM増幅器におい
て積分回路に信号源からアナログ信号が入力された状態
における各部の動作状態を示す波形図。
【図14】 従来の自走式PWM増幅器の改良例を示す
回路図。
【図15】 自走式PWM増幅器においてコンパレータ
以外の全ての回路を差動的に構成した構成例示す回路
図。
【図16】 自走式PWM増幅器の出力段におけるスイ
ッチング回路として使用されるCMOSインバータの接
続関係を示す回路図。
【符号の説明】
1…差動積分回路、2…コンパレータ、3−1、3−2
…駆動回路、4−1、4−2…スイッチング回路、1
0、20…オペアンプ、11、12…積分用コンデン
サ、21〜24…抵抗、RIN…入力抵抗、RNF…帰還用
抵抗、30〜32…ドライバ、40、41…CMOSイ
ンバータ、50、51…信号源、52…スピーカ、L1
…インダクタンス、C1…コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J091 AA02 AA27 AA41 CA21 CA37 CA41 FA09 HA10 HA17 HA25 HA29 HA33 HA39 KA01 KA02 KA04 KA05 KA09 KA17 KA31 KA62 MA08 MA12 MA13 MA23 SA05 TA01 TA02 TA06 UW01 5J500 AA02 AA27 AA41 AC21 AC37 AC41 AF09 AH10 AH17 AH25 AH29 AH33 AH39 AK01 AK02 AK04 AK05 AK09 AK17 AK31 AK62 AM08 AM12 AM13 AM23 AS05 AT01 AT02 AT06 WU01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の信号源から出力される第1のアナ
    ログ信号と増幅器出力の負帰還信号とが入力される第1
    の入力端子と、第2の信号源から出力される第1のアナ
    ログ信号とは振幅が同一で位相が反転した第2のアナロ
    グ信号と増幅器出力の負帰還信号とが入力される第2の
    入力端子とを有し、前記第1の入力端子に入力される第
    1のアナログ信号と前記帰還信号との差分と、前記第2
    の入力端子に入力される第2のアナログ信号と前記帰還
    信号との差分をそれぞれ、積分し極性の異なる2つの積
    分信号を出力する差動積分回路と、 2つの差動入力端子それぞれに、正帰還がかけられヒス
    テリシス特性を有し、前記差動積分回路から出力される
    2つの積分出力を比較することによりPWM信号を出力
    するコンパレータと、 第1の電源と、第2の電源との間に接続される一対のス
    イッチング素子からなり、該一対のスイッチング素子の
    接続点が負荷側の一端に接続されてなる第1のスイッチ
    ング回路と、 第1の電源と、第2の電源との間に接続される一対のス
    イッチング素子からなり、該一対のスイッチング素子の
    接続点が負荷側の他端に接続されてなる第2のスイッチ
    ング回路と、 前記コンパレータの出力を前記第1のスイッチング回路
    に出力する第1の駆動回路と、 前記コンパレータの出力を前記第2のスイッチング回路
    に出力する第2の駆動回路とを有することを特徴とする
    自走式PWM増幅器。
  2. 【請求項2】 前記差動積分回路の第1の入力端子と前
    記第1のスイッチング回路の出力端との間に接続された
    第1の帰還回路と、 前記差動積分回路の第2の入力端子と前記第2のスイッ
    チング回路の出力端との間に接続された第2の帰還回路
    とを有し、 前記第1の帰還回路により増幅器出力の負帰還信号が前
    記差動積分回路の第1の入力端子に帰還され、前記第2
    の帰還回路により増幅器出力の負帰還信号が前記差動積
    分回路の第2の入力端子に帰還されることを特徴とする
    請求項1に記載の自走式PWM増幅器。
  3. 【請求項3】 前記第1のスイッチング回路の出力端は
    キャリア周波数成分除去用の第1のローパスフィルタを
    介して負荷の一端に接続され、 前記第2のスイッチング回路の出力端はキャリア周波数
    成分除去用の第2のローパスフィルタを介して負荷の他
    端に接続されることを特徴とする請求項1または2のい
    ずれかに記載の自走式PWM増幅器。
  4. 【請求項4】 前記差動積分回路は、 前記第1のアナログ信号及び帰還信号、第2のアナログ
    信号及び帰還信号がそれぞれ入力され反転入力端子及び
    非反転入力端子からなる一対の差動入力端子と、極性の
    異なる2つの積分信号を出力する2つの反転出力端子か
    らなる一対の差動出力端子とを備えた同相帰還型のオペ
    アンプと、 前記オペアンプの反転入力端子と反転出力端子との間、
    及び前記オペアンプの非反転入力端子と反転出力端子と
    の間にそれぞれ接続される積分用コンデンサと、 を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の自走式PWM増幅器。
  5. 【請求項5】 前記コンパレータは、 前記差動積分回路から出力される極性の異なる2つの積
    分出力が入力される一対の差動入力端子と、前記2つの
    積分出力を比較することにより正相及び逆相のPWM信
    号を出力する一対の差動出力端子とを備えた同相帰還型
    のオペアンプで構成されたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか記載の自走式PWM増幅器。
  6. 【請求項6】 前記第1、第2の帰還回路は、前記負荷
    に供給する出力信号のうち高域周波数成分を通過させる
    第1の帰還ループと、 前記出力信号のうち低域周波数成分を通過させる第2の
    帰還ループとから構成されることを特徴とする請求項2
    乃至5のいずれかに記載の自走式PWM増幅器。
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