JP2003110312A - 整合器およびプラズマ処理装置 - Google Patents

整合器およびプラズマ処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な制御を容易に行うことができる整合器
を提供する。 【解決手段】 円筒導波管14の軸(Z)方向に対して
垂直に接続されかつ一端が円筒導波管14内に開口する
とともに他端がショートされた第1の分岐導波管71A
〜71Cと第2の分岐導波管73A〜73Cとを備え、
第1の分岐導波管71A〜71Cが、円筒導波管14の
軸(Z)方向に所定の間隔で配設され、第2の分岐導波
管73A〜73Cが、円筒導波管14の軸(Z)からみ
て第1の分岐導波管71A〜71Cの配設位置と90°
の角度をなす位置に配設されるとともに円筒導波管14
の軸(Z)方向に所定の間隔で配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、整合器に関し、よ
り詳しくは円筒導波管の供給側と負荷側とのインピーダ
ンスの整合を行なう整合器に関する。また本発明は、プ
ラズマ処理装置に関し、より詳しくは高周波電磁界を用
いてプラズマを生成し、半導体やLCD(liquid cryst
al desplay)などの被処理体を処理するプラズマ処理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置やフラットパネルディスプレ
イの製造において、酸化膜の形成や半導体層の結晶成
長、エッチング、またアッシングなどの処理を行うため
に、プラズマ処理装置が多用されている。これらのプラ
ズマ処理装置の一つに、ラジアルラインスロットアンテ
ナ(以下、RLSAと略記する)から処理容器内にマイ
クロ波を供給し、その電磁界の作用により処理容器内の
ガスを電離および解離させてプラズマを生成するマイク
ロ波プラズマ処理装置がある。このマイクロ波プラズマ
処理装置は、低圧力で高密度のプラズマを生成できるの
で、効率のよいプラズマ処理が可能である。
【0003】マイクロ波プラズマ処理装置には、RLS
Aに円筒導波管を介して円偏波給電する方式がある。円
偏波とは、その電界ベクトルが進行方向に対し垂直な面
上で、1周期で1回転する回転電界であるような電磁波
をいう。したがって円偏波給電により、RLSA内の電
界強度分布は、時間平均で円偏波の進行方向の軸に対し
て軸対称な分布となる。このためRLSAから処理容器
内に時間平均で軸対称な分布のマイクロ波を供給し、そ
の電磁界の作用により均一性のよいプラズマを生成する
ことが可能となる。
【0004】しかし処理容器内またはRLSA内でマイ
クロ波が反射し、RLSA内から円筒導波管に進入し再
度反射すると、その影響で円偏波の軸比が大きくなり、
RLSA内の電界強度分布(時間平均)の軸対称性が低
下してしまう。ここに軸比とは、円偏波の円形断面上の
電界強度分布(時間平均)における最大値と最小値との
比をいう。軸比が1に近いことが円偏波としては望まし
い。そこで円筒導波管に整合器を設け、円筒導波管を伝
搬する反射波を低減する技術が提案された。以下、この
技術について説明する。
【0005】図15は、従来の整合器を説明するための
図であり、整合器が設けられている円筒導波管の軸
(Z)を含む断面構成を示している。図16は、図15
におけるXVI−XVI′線方向の断面図であり、円筒導波
管の軸(Z)に垂直な面(XY面)上の整合器の断面構
成を示している。図15および図16に示す整合器10
17は、TE11モードの円偏波が伝搬する円筒導波管1
014用の整合器であり、円筒導波管1014の内壁面
から半径方向に突出する複数のスタブから構成されてい
る。より詳しくは、円筒導波管1014の軸(Z)方向
に等間隔に配設された3本のスタブ1071A〜107
1Cと、これら3本のスタブ1071A〜1071Cに
対向して配設された3本のスタブ1072A〜1072
Cと、前記3本のスタブ1071A〜1071Cの配設
位置から円筒導波管1014の軸を中心に周方向に90
°回転した位置に配設された3本のスタブ1073A〜
1073Cと、これら3本のスタブ1073A〜107
3Cに対向して配設された3本のスタブ1074A〜1
074C(スタブ1074B,1074Cは不図示)と
から構成されている。座標系を用いていえば、XZ面上
の対向位置にスタブ1071A〜1071Cおよびスタ
ブ1072A〜1072Cが、またYZ面上の対向位置
にスタブ1073A〜1073Cおよびスタブ1074
A〜1074Cが配設されている。これらのスタブ10
71A〜1074Cは断面が円形の金属棒からなり、円
筒導波管1014の内壁面から半径方向に突出する長さ
である突出長によりスタブ1071A〜1074Cのリ
アクタンスが変化し、円筒導波管1014のリアクタン
スを変化させる。
【0006】整合器1017が設けられている円筒導波
管1014の負荷側にはRLSA1015が接続され、
供給側にはマイクロ波を発生させる高周波電源1011
と、マイクロ波を円偏波に変換する円偏波変換器101
6と、円筒導波管1014内の電圧を検出する検波器1
018とが設けられている。この検波器1018には、
その出力信号から負荷側のインピーダンスを計算し、供
給側と負荷側とのインピーダンス整合条件を満たすよう
な各スタブ1071A〜1074Cの突出長を求める制
御装置1020が接続されている。この制御装置102
0には、その指示にしたがい整合器1017の各スタブ
1071A〜1074Cの突出長を調整する駆動装置1
019が接続されている。
【0007】このような構成において、円筒導波管10
14の供給側と負荷側とのインピーダンス整合をとるた
め、RLSA1015からの反射波を整合器1017の
反射波で打ち消すことにより、円筒導波管1014を伝
搬する反射波を低減することができる。これによりRL
SA1015内の電界強度分布を時間平均で軸対称な分
布とし、均一性のよいプラズマを生成することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
整合器1017は、スタブ1071A〜1074Cの突
出長を大きくすると、スタブ1071A〜1074Cの
突出長とリアクタンスとの間の比例関係がなくなる。す
なわちXZ面上のスタブ1071A〜1071C,10
72A〜1072Cの突出長とYZ面上のスタブ107
3A〜1073C,1073A〜1073Cの突出長と
を同様に変化させると、図17に示すように、突出長が
0 以下では、突出長に対しリアクタンスがほぼ一次関
数的に変化するが、突出長がL0 を超えると、突出長に
対しリアクタンスが指数関数的に増大する。その理由
は、突出長が大きくなり、XZ面上のスタブ1071A
〜1071C,1072A〜1072CとYZ面上のス
タブ1073A〜1073C,1074A〜1074C
との距離が小さくなると、前者と後者とが互いに干渉し
リアクタンスが増大するからであると考えられる。この
リアクタンスの増大量はマイクロ波の周波数などの諸条
件により変化する。
【0009】したがって、反射波が大きく、スタブ10
71A〜1074Cの突出長を大きくしリアクタンスを
大きくする必要がある場合に、リアクタンスの増大量ま
で考慮し整合器1017を正確に制御することは困難で
あった。このため反射波が大きい場合に、これを整合器
1017で低減し、均一性のよいプラズマを生成するこ
とが困難であった。
【0010】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、正確な制御を容易に
行うことができる整合器を提供することにある。他の目
的は、均一性のよいプラズマを容易に生成することがで
きるプラズマ処理装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の整合器は、円筒導波管の軸方向に対
して垂直に接続されかつ一端が円筒導波管内に開口する
とともに他端が電気機能的にショートされた第1の分岐
導波管を複数備え、これら第1の分岐導波管が、円筒導
波管の軸方向に所定の間隔で配設されていることを特徴
とする。この整合器において、さらに、円筒導波管の軸
方向に対して垂直に接続されかつ一端が円筒導波管内に
開口するとともに他端が電気機能的にショートされた第
2の分岐導波管を複数備え、これら第2の分岐導波管
が、円筒導波管の軸からみて第1の分岐導波管の配設位
置と90°の角度をなす位置に配設されるとともに円筒
導波管の軸方向に所定の間隔で配設されている構成とし
てもよい。分岐導波管のリアクタンスは、その一端から
他端までの長さに基づく電気長に対しほぼ正接関数的に
変化する。また分岐導波管は円筒導波管内に突出する構
成を有しないので、相互干渉によるリアクタンスの変化
は起きない。
【0012】また、さらに、円筒導波管の軸方向に対し
て垂直に接続されかつ一端が円筒導波管内に開口すると
ともに他端が電気機能的にショートされた第3の分岐導
波管を複数備え、これら第3の分岐導波管が、それぞれ
第1の分岐導波管に対向して配設されている構成として
もよい。または、さらに、円筒導波管の軸方向に対して
垂直に接続されかつ一端が円筒導波管内に開口するとと
もに他端が電気機能的にショートされた第3および第4
の分岐導波管をそれぞれ複数備え、第3の分岐導波管
が、それぞれ第1の分岐導波管に対向して配設され、第
4の分岐導波管が、それぞれ第2の分岐導波管に対向し
て配設されている構成としてもよい。このように分岐導
波管を配設し軸対称性をもたせることにより、円筒導波
管に円偏波を伝搬させる場合、その軸比を1に近づける
ことができる。
【0013】また上述した整合器において、円筒導波管
の軸方向に配設される分岐導波管を、少なくとも3本と
してもよい。特に、円筒導波管の軸方向における分岐導
波管の間隔を、円筒導波管の管内波長の1/4または1
/8としてもよい。これにより整合域をスミスチャート
全域とすることができる。また、円筒導波管の軸方向に
配設される分岐導波管の間隔を、すべて等しくてもよい
し、異なるようにしてもよい。
【0014】また上述した整合器において、第1の分岐
導波管と第2の分岐導波管とを、円筒導波管の軸方向に
交互に配設してもよい。または、第1の分岐導波管の全
部と第2の分岐導波管の全部とを、円筒導波管の軸方向
の異なる領域に配設してもよい。このように第1および
第2の分岐導波管を配設することにより、円筒導波管の
内壁面に形成される分岐導波管の開口が同一面に連なり
円偏波の軸比が増加したり円筒導波管の強度が低下した
りすることを防止できる。
【0015】また上述した整合器において、分岐導波管
の他端を電気機能的にショートするショート板を、分岐
導波管内で摺動自在な構成としてもよい。これにより分
岐導波管のリアクタンスを自在に変更することができ
る。ここで、円筒導波管内の電圧を検出する検出手段
と、この検出手段の出力信号を基に分岐導波管のショー
ト板を摺動させる制御手段とを更に設けてもよい。これ
によりインピーダンス整合をとるための制御を自動化す
ることができる。
【0016】また本発明の整合器は、円筒導波管の内壁
面から半径方向に突出する第1および第2のスタブをそ
れぞれ複数備え、第1のスタブが、円筒導波管の軸方向
に所定の間隔で配設され、第2のスタブが、円筒導波管
の軸からみて第1のスタブの配設位置と90°の角度を
なす位置に配設されるとともに円筒導波管の軸方向に所
定の間隔で配設され、第1のスタブと第2のスタブと
が、円筒導波管の軸方向に交互に配設されていることを
特徴とする。このように第1のスタブと第2のスタブと
を円筒導波管の軸方向に交互に配設することにより、両
者を同一面上に配設した場合と比較して上記軸方向のス
タブ間の距離が広がるので、スタブの突出長を大きくし
たときに生じる相互干渉によるリアクタンスの変化を緩
和することができる。
【0017】また本発明の整合器は、円筒導波管の内壁
面から半径方向に突出する第1および第2のスタブをそ
れぞれ複数備え、第1のスタブが、円筒導波管の軸方向
に所定の間隔で配設され、第2のスタブが、円筒導波管
の軸からみて第1のスタブの配設位置と90°の角度を
なす位置に配設されるとともに円筒導波管の軸方向に所
定の間隔で配設され、第1のスタブの全部と第2のスタ
ブの全部とが、円筒導波管の軸方向の異なる領域に配設
されていることを特徴とする。このように第1のスタブ
と第2のスタブとを円筒導波管の軸方向の異なる領域に
配設しても、上述した整合器と同様の作用が得られる。
【0018】これらの整合器において、さらに、円筒導
波管の内壁面から半径方向に突出する第3および第4の
スタブをそれぞれ複数備え、第3のスタブが、それぞれ
第1のスタブに対向して配設され、第4のスタブが、ぞ
れぞれ第2のスタブに対向して配設されている構成とし
てもよい。このように第1〜第4のスタブを配設し軸対
称性をもたせることにより、円筒導波管に円偏波を伝搬
させる場合、その軸比を1に近づけることができる。
【0019】また本発明の整合器は、円筒導波管の内壁
面から半径方向に突出する第1および第2のスタブをそ
れぞれ複数備え、第1のスタブが、円筒導波管の軸方向
に所定の間隔で配設され、第2のスタブが、円筒導波管
の軸からみて第1のスタブの配設位置と90°の角度を
なす位置に配設されるとともに円筒導波管の軸方向に所
定の間隔で配設され、第1および第2のスタブの少なく
とも先端部が、1以上の比誘電率をもつ誘電体で形成さ
れていることを特徴とする。このようにスタブの少なく
とも先端部を誘電体で形成することにより、高電力を供
給した場合でも、スタブ先端間、またはスタブ先端と円
筒導波管内面との間の放電を防止することができる。ま
た、相互干渉によるリアクタンスの変化を緩和すること
ができる。
【0020】この整合器において、さらに、円筒導波管
の内壁面から半径方向に突出する第3および第4のスタ
ブをそれぞれ複数備え、第3のスタブが、それぞれ第1
のスタブに対向して配設され、第4のスタブが、それぞ
れ第2のスタブに対向して配設され、第3および第4の
スタブの少なくとも先端部が、1以上の比誘電率をもつ
誘電体で形成されている構成としてもよい。このように
第1〜第4のスタブを配設し軸対称性をもたせることに
より、円筒導波管に円偏波を伝搬させる場合、その軸比
を1に近づけることができる。
【0021】また上述したスタブを用いた整合器におい
て、円筒導波管の軸方向に配設されるスタブを、少なく
とも3本としてもよい。特に、円筒導波管の軸方向にお
けるスタブの間隔を、円筒導波管の管内波長の1/4ま
たは1/8としてもよい。これにより整合域をスミスチ
ャート全域に近い広域とすることができる。また、円筒
導波管の軸方向に配設されるスタブの間隔を、すべて等
しくしてもよいし、異なるようにしてもよい。
【0022】また上述したスタブを用いた整合器におい
て、スタブを、円筒導波管の内壁面から突出する長さで
ある突出長が変更自在である構成としてもよい。これに
よりスタブのリアクタンスを自在に変更することができ
る。ここで、円筒導波管内の電圧を検出する検出手段
と、この検出手段の出力信号を基にスタブの突出長を変
更する制御手段とを更に設けてもよい。これによりイン
ピーダンス整合をとるための制御を自動化することがで
きる。また上述したすべての整合器において、円筒導波
管内にTE11モードの円偏波を伝搬させてもよい。
【0023】また上述した目的を達成するために、本発
明のプラズマ処理装置は、半導体やLCDなどの被処理
体が収容される処理容器と、この処理容器内に電磁界を
供給するスロットアンテナと、このスロットアンテナと
高周波電源との間に接続された円筒導波管と、この円筒
導波管に設けられスロットアンテナ側と電源側とのイン
ピーダンスの整合を行なう整合器とを備え、整合器とし
て上述した整合器を用いることを特徴とする。また上述
した目的を達成するために、本発明のプラズマ処理装置
は、被処理体が収容される容器と、この容器内に磁界を
形成する磁界発生器と、容器内にマイクロ波を供給する
円筒導波管とを備え、電子サイクロトロン共鳴により加
熱された電子を用いてプラズマを生成するプラズマ処理
装置であって、上述した整合器を備えたことを特徴とす
る。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。 (第1の実施の形態)本発明の整合器を用いたプラズマ
処理装置は、被処理体を収容しこの被処理体に対しプラ
ズマ処理を施す処理容器と、この処理容器内にマイクロ
波を供給しその電磁界の作用により処理容器内にプラズ
マを生成する電磁界供給装置とを有している。以下、本
発明の第1の実施の形態のプラズマ処理装置の構成を、
処理容器と電磁界供給装置とに分けて説明する。
【0025】図1は、処理容器の構成を示す断面図であ
る。処理容器1は上部が開口した有底円筒形をしてい
る。この処理容器1の底面中央部には絶縁板2を介して
基板台3が固定されている。この基板台3の上面に被処
理体である例えば半導体やLCDなどの基板4が配置さ
れる。処理容器1の底面周縁部には、真空排気用の排気
口5が設けられている。処理容器1の側壁には、処理容
器1内にガスを導入するガス導入用ノズル6が設けられ
ている。例えばプラズマ処理装置がエッチング装置とし
て用いられる場合、ノズル6からArなどのプラズマガ
スと、CF4 などのエッチングガスとが導入される。
【0026】処理容器1の上部開口は、そこからプラズ
マが外部に漏れないように、誘電体板7で密閉されてい
る。この誘電体板7の上に電磁界供給装置のラジアルラ
インスロットアンテナ(以下、RLSAと略記する)1
5が配設されている。このRLSA15は、誘電体板7
によって処理容器1から隔離され、処理容器1内で生成
されるプラズマから保護されている。誘電体板7および
RLSA15の外周は、処理容器1の側壁上に環状に配
置されたシールド材8によって覆われ、マイクロ波が外
部に漏れない構造になっている。
【0027】図2は、電磁界供給装置の機構的な構成を
示す図であり、整合器が設けられている円筒導波管の軸
(Z)を含む断面構成を示している。図3は、電磁界供
給装置が有する整合器および検波器を説明するための図
である。図4は、図2におけるIV−IV′線方向の断面図
であり、円筒導波管の軸(Z)に垂直な面(XY面)上
の整合器の断面構成を示している。図5は、図2におけ
るV−V′線方向の断面図であり、円筒導波管の軸
(Z)に垂直な面(XY面)上の検波器の断面構成を示
している。図6は、電磁界供給装置の制御系の構成を示
すブロック図である。
【0028】図2に示すように、電磁界供給装置は、例
えば1GHz〜十数GHzの範囲内の所定周波数のマイ
クロ波を発生させる高周波電源11と、伝送モードがT
10の矩形導波管12と、伝送モードをTE10からTE
11に変換する矩形円筒変換器13と、伝送モードがTE
11の円筒導波管14と、RLSA15とを有している。
RLSA15は、ラジアル導波路51を形成する互いに
平行な2枚の円形導体板52,53と、これら2枚の導
体板52,53の外周部を接続してシールドする導体リ
ング54とから構成されている。ラジアル導波路51の
上面となる導体板52の中心部には、円筒導波管14に
接続される開口55が形成され、この開口55からラジ
アル導波路51内にマイクロ波が導入される。ラジアル
導波路51の下面となる導体板53には、ラジアル導波
路51内を伝搬するマイクロ波を処理容器1内に供給す
るスロット56が複数形成されている。
【0029】導体板53上の中心部にはバンプ57が設
けられている。バンプ57は導体板52の開口55に向
かって突出する略円錐状に形成され、その先端は球面状
に丸められている。バンプ57は導体および誘電体のい
ずれで形成してもよい。このバンプ57により、円筒導
波管14からラジアル導波路51へのインピーダンスの
変化を緩やかにし、円筒導波管14とラジアル導波路5
1との結合部でのマイクロ波の反射を抑制することがで
きる。
【0030】また円筒導波管14には、矩形円筒変換器
13側からRLSA15側に向かって円偏波変換器16
と、検波器(検出手段)18と、整合器17とがこの順
に設けられている。円偏波変換器16は、円筒導波管1
4を伝搬するTE11モードのマイクロ波を円偏波に変換
する、すなわちその電界ベクトルが進行方向に対し垂直
な面上で1周期に1回転する回転電界に変換するもので
ある。円偏波変換器16としては、例えば円筒導波管1
4の内壁面に互いに対向する2つの円柱状突起を1対ま
たは複数対設けたものなどが用いられる。整合器17
は、円筒導波管14の供給側(すなわち高周波電源11
側)と負荷側(すなわちRLSA14側)とのインピー
ダンスの整合をとるためのものである。この整合器17
の特徴は、リアクタンス素子として円筒導波管14に接
続された分岐導波管を用いることにあり、この分岐導波
管のリアクタンスは図6に示す駆動装置19により変更
自在となっている。
【0031】検波器18は、円筒導波管14の内壁面か
ら半径方向に突出するプローブ18Aを有し、円筒導波
管14の軸(Z)方向に例えば管内波長λg1の略1/8
の間隔で3本1組、また円筒導波管14の周方向に90
°の角度間隔で4組、合計12本設けられている。座標
系を用いていえば、XZ面上の対向位置に2組、またY
Z面上の対向位置に2組の検波器18が設けられてい
る。なお検波器18は、円筒導波管14の軸(Z)方向
に管内波長λg1のN/2倍(Nは自然数)以外の間隔で
3本以上、または円筒導波管14の周方向に45°の角
度間隔で3本以上設けるだけでもよい。またはXZ面上
に3本1組、YZ面上に3本1組、合計6本で構成して
もよい。各検波器18は、そのプローブ18Aが取り出
した円筒導波管14内のマイクロ波電力を2乗検波し、
その結果を図6に示す制御装置20に出力する。この制
御装置20は、各検波器18の出力信号を基に、円筒導
波管14の供給側と負荷側とのインピーダンスの整合が
とれるように駆動装置19を制御し、整合器17が有す
る分岐導波管のリアクタンスを調整するものである。
【0032】ここで図2〜図4,図7および図8を参照
して、整合器17について更に説明する。図7は、分岐
導波管の断面形状を示す図である。図8は、ショート板
の構成を示す斜視図である。整合器17は、円筒導波管
14の軸(Z)方向に対して垂直に接続された複数の分
岐導波管から構成されている。より詳しくは図2および
図4に示すように、円筒導波管14の軸(Z)方向に等
間隔に配設された3本の分岐導波管(第1の分岐導波
管)71A〜71Cと、これら3本の分岐導波管71A
〜71Cにそれぞれ対向して配設された3本の分岐導波
管(第3の分岐導波管)72A〜72Cと、円筒導波管
14の軸(Z)からみて前記3本の分岐導波管71A〜
71Cの配設位置と90°の角度をなす位置に配設され
るとともに円筒導波管14の軸(Z)方向に等間隔に配
設された3本の分岐導波管(第2の分岐導波管)73A
〜73Cと、これら3本の分岐導波管73A〜73Cに
それぞれ対向して配設された3本の分岐導波管(第4の
分岐導波管)74A〜74C(分岐導波管74B,74
Cは不図示)とから構成されている。座標系を用いてい
えば、XZ面上の対向位置に分岐導波管71A〜71C
および分岐導波管72A〜72Cが、またYZ面上の対
向位置に分岐導波管73A〜73Cおよび分岐導波管7
4A〜74Cが配設されている。
【0033】XZ面上の分岐導波管71A〜71C,7
2A〜72CとYZ面上の分岐導波管73A〜73C,
74A〜74Cとは、円筒導波管14の軸(Z)方向に
交互に配設されている。すなわち上から分岐導波管71
A,72A、分岐導波管73A,74A、分岐導波管7
1B,72B、分岐導波管73B,74B、分岐導波管
71C,72C、分岐導波管73C,74Cの順に配設
されている。このように配設することにより、円筒導波
管14の内壁面に形成される分岐導波管71A〜74C
の開口が同一面に連なり円偏波の軸比が増加したり円筒
導波管14の強度が低下したりすることを防止できる。
なお、XZ面上の分岐導波管71A〜71C,72A〜
72C全部とYZ面上の分岐導波管73A〜73C,7
4A〜74C全部とを、円筒導波管14の軸(Z)方向
の異なる領域、例えば前者と後者とをそれぞれ上の領域
と下の領域とに分けて配設しても、同じ効果を得ること
ができる。
【0034】分岐導波管71A〜74Cには、軸に垂直
な断面が矩形の矩形導波管の他、図7(a)に示すよう
な断面が円形の円筒導波管、図7(b)に示すような断
面が楕円形の導波管、図7(c)に示すような断面が矩
形の角を丸めた形状の導波管、図7(d),(e)に示
すような中央部にリッジが設けられたリッジ導波管を用
いることができる。
【0035】各分岐導波管71A〜74Cは、一端が上
述したように円筒導波管14内に開口し、他端がショー
ト板75により電気機能的にショートされている。この
ショート板75は、図8(a)に示すように上下両端が
直角に折曲されて側面視コの字形をなし、折曲された部
分(以下、折曲部分という)75Aが円筒導波管14の
開口端と反対側に向かうように分岐導波管71A〜74
Cに挿入される。ショート板75の折曲部分75Aの長
さを分岐導波管71A〜74Cの管内波長λg2の略1/
4とし絶縁シートを張り付けることにより所謂チョーク
構造とすると、ショート板75の位置におけるマイクロ
波の反射を確実にしながら、可動性をもたせることがで
きる。
【0036】ショート板75は、分岐導波管71A〜7
4Cの軸(XまたはY)方向に延びる棒76の先端に取
り付けられている。この棒76を図6に示す駆動装置1
9で分岐導波管71A〜74Cの軸(XまたはY)方向
に平行移動させることにより、ショート板75を分岐導
波管71A〜74C内で自在に摺動させることができ
る。分岐導波管71A〜74Cのリアクタンスは、その
一端から他端までの長さを管内波長λg2で割った値であ
る電気長に応じて変化する。よって分岐導波管71A〜
74Cの他端をなすショート板75を摺動させて電気長
を変化させることにより、分岐導波管71A〜74Cの
リアクタンスを、−(マイナス)の十分大きい値から0
(ゼロ)を介して+(プラス)の十分大きい値まで変化
させることができる。
【0037】分岐導波管71A〜71C,72A〜72
C,73A〜73C,74A〜74Cそれぞれの円筒導
波管14の軸(Z)方向の間隔は、図3に示すように円
筒導波管14の管内波長λg1の略1/4とする。したが
って、上述したように分岐導波管71A〜74Cのリア
クタンスを0(ゼロ)から+/−の十分大きい値まで変
化させることにより、整合器17の整合域をスミスチャ
ート全域とすることができる。分岐導波管71A〜71
C等の間隔を管内波長λg1の略1/8としても、同様に
整合域をスミスチャート全域とすることができる。これ
により負荷からの反射波が大きい場合でも、全位相でイ
ンピーダンス整合が可能となる。
【0038】また、分岐導波管71A〜74Cは、スタ
ブ1071A〜1074Cのような円筒導波管14内に
突出する構成を有しないので、XZ面上に配設されたも
のとYZ面上に配設されたものとの間で互いに干渉しリ
アクタンスが影響を受けることはない。したがって、分
岐導波管71A〜74Cのリアクタンスがその一端から
他端までの長さに応じてほぼ正接関数的に変化するの
で、負荷からの反射波が大きくても、所望のリアクタン
スを容易に実現することができる。このためインピーダ
ンス整合の正確な制御を容易に行うことができる。ま
た、分岐導波管71A〜74Cは、スタブ1071A〜
1074Cのような円筒導波管14内に突出する構成を
有しないので、負荷からの反射波が大きくても、互いに
対向する分岐導波管71A〜71Cと分岐導波管72A
〜72Cとの間、または分岐導波管73A〜73Cと分
岐導波管74A〜74Cとの間で放電が起きることはな
い。
【0039】なお、分岐導波管71A〜71Cのみ、ま
たはXZ面上で互いに対向する分岐導波管71A〜71
Cと分岐導波管72A〜72Cのみ、またはXZ面上の
分岐導波管71A〜71CとYZ面上の分岐導波管73
A〜73Cのみでも、整合域をスミスチャート全域と
し、全位相でインピーダンス整合をとることは可能であ
る。しかしXZ面上に分岐導波管71A〜71C,72
A〜72Cを配設し、YZ面上の分岐導波管73A〜7
3C,74A〜74Cを配設し軸対称性をもたせること
により、円筒導波管14を伝搬する円偏波の軸比をより
1に近づけることができる。
【0040】また、円筒導波管14の軸(Z)方向に配
設される分岐導波管を3本以上としても、その間隔を管
内波長λg1の略1/4または略1/8とすることによ
り、全位相でインピーダンス整合をとることができる。
また、軸(Z)方向に配設される分岐導波管の間隔が等
しくなくても、全位相でのインピーダンス整合は可能で
ある。例えば分岐導波管71Aと71Bとの間隔を管内
波長λg1の略1/4とし、分岐導波管71Bと71Cと
の間隔を管内波長λg1の略1/8としてもよい。一方、
軸(Z)方向に配設される分岐導波管を2本とすると、
または円筒導波管14の軸(Z)方向に配設される分岐
導波管の間隔を管内波長λg1のN/2,1/4,1/8
を除く値とすると整合域は狭くなるが、条件によっては
利用可能である。
【0041】次に、図1および図2に示したプラズマ処
理装置の動作について説明する。高周波電源11を駆動
しマイクロ波を発生させる。このマイクロ波を矩形導波
管12でTE10モードで導波し、矩形円筒変換器でTE
11モードに変換し、円筒導波管14に設けられた円偏波
変換器16により円偏波とし、ラジアル導波路51に導
入し、ラジアル導波路51の下面となる導体板53に複
数形成されたスロット56から処理容器1内に供給す
る。処理容器1内ではマイクロ波の電磁界により、ノズ
ル6から導入されたプラズマガスが電離、場合によって
は解離してプラズマが生成され、基板4に対する処理が
行われる。
【0042】その一方、円筒導波管14の複数設けられ
た検波器18で、XZ面およびYZ面に沿ってそれぞれ
円筒導波管14内のマイクロ波電力の一部を取り出し、
2乗検波し、その結果を制御装置20に出力する。制御
装置20では、各検波器18の出力信号から|Γ|cosθ
および|Γ|sinθ を得る。ここに|Γ|は負荷の反射係数
の絶対値、θは負荷の反射係数の位相角である。そし
て、得られた|Γ|cosθおよび|Γ|sinθ から負荷側の
インピーダンスを計算し、供給側と負荷側とのインピー
ダンス整合条件を求め、整合器17を構成する分岐導波
管71A〜74Cのショート板75の移動量を決定す
る。例えば、制御装置20に予め反射係数値(例えば電
圧定在波比VSWR1.1であれば|Γ0| =0.04
8)の電圧を設定し、検出した|Γ|の電圧が予め設定し
た|Γ0| の電圧以下になるようにショート板75の移動
量を決定する。この移動量は分岐導波管71A〜74C
のすべてに対し同一である。そして、駆動装置19を制
御してショート板75を移動させ、インピーダンス整合
をとる。
【0043】ここでは、すべての検波器18の出力に基
づき、すべての分岐導波管71A〜74Cのリアクタン
スを一律に調整する例を示したが、XZ面上の検波器1
8の出力に基づきXZ面上の分岐導波管71A〜71
C,72A〜72Cのリアクタンスを調整し、YZ面上
の検波器18の出力に基づきYZ面上の分岐導波管73
A〜73C,74A〜74Cのリアクタンスを調整する
ようにしてもよい。後者の場合、ショート板75の移動
量は、XZ面上の分岐導波管71A〜71C,72A〜
72CとYZ面上の分岐導波管73A〜73C,74A
〜74Cとの間で異なることがある。なお、複数の検波
器を所定間隔で配置し、各検波器の出力信号を処理しイ
ンピーダンス整合条件を求める方法の例として四探針法
が、例えば『小口文一、太田正光著「マイクロ波・ミリ
波測定」コロナ社、p84〜85』に記載されている。
【0044】したがって、処理容器1内またはラジアル
導波路51内で反射した反射波が円筒導波管14に進入
しても、整合器17でラジアル導波路51側に反射し、
ラジアル導波路51からの反射波を整合器17からの反
射波で打ち消すことができる。これにより円筒導波管1
4を伝搬する反射波を低減し、反射波の影響で円偏波の
軸比が大きくなることを抑制できる。よってラジアル導
波路51内の電界強度分布を、時間平均で円筒導波管1
4の軸(Z)に対称な分布とすることができる。このた
めラジアル導波路51の下面となる導体板53に複数形
成されたスロット56から処理容器1内に時間平均で軸
対称な分布の電磁界を供給し、均一性のよいプラズマを
生成することができる。
【0045】次に、図9を参照して、整合器17の実験
結果について説明する。この実験では、高周波電源11
から出力されたマイクロ波を円偏波に変換し円筒導波管
14を介してRLSA15に供給したときの円筒導波管
の軸(Z)に垂直な面(XY面)内における電圧分布
を、整合器17を用いた場合と用いなかった場合とにつ
いて調べた。具体的には、円筒導波管14の内径をφ9
0[mm]とし、分岐導波管71A〜74Cとして内径
80[mm]×27[mm]の矩形導波管を用い、その
間隔(円筒導波管14の軸(Z)方向の間隔)を(λg1)
/4とし、周波数が2.45[GHz]で電力値が1,
2,3[kW]のマイクロ波を円偏波に変換し、VSW
R3.0(非整合時)の負荷に供給した。
【0046】この結果、整合器17を用いなかった場合
の電圧分布は、図9(a)に示すように大きく歪んでい
た。これは円筒導波管14を伝搬する円偏波が歪み、軸
比が大きくなっていることを意味する。その一方、整合
器17を用いた場合の電圧分布は、図9(b)に示すよ
うに歪みが小さかった。これは円筒導波管14を伝搬す
る円偏波の軸比が1に近いことを意味する。この実験結
果から、整合器17を用いることにより円偏波の軸比を
1に近づけることができ、ひいては処理容器1内に時間
平均で均一性のよいプラズマを生成できることが分か
る。
【0047】(第2の実施の形態)図10(a)は、本
発明の第2の実施の形態の整合器の構成を示す断面図で
あり、整合器が設けられている円筒導波管の軸(Z)を
含む断面構成を示している。また図10(b)は、図1
0(a)におけるXb−Xb′線方向の断面図であり、円
筒導波管の軸(Z)に垂直な面(XY面)上の断面構成
を示している。図10において、図2および図4と同一
部分を同一符号をもって示し、適宜その説明を省略す
る。図10に示す整合器117は、円筒導波管14の供
給側と負荷側とのインピーダンスの整合をとるためのも
のであり、リアクタンス素子として複数のスタブ171
A〜171C,172A〜172C,173A〜173
C,174A〜174C(スタブ174B,174Cは
不図示)が用いられている。これらのスタブ171A〜
174Cは断面が円形で先端が略球面状に丸められた棒
体であり、銅またはアルミニウムなどの金属で形成され
ている。
【0048】スタブ171A〜174Cは次のように配
設されている。すなわち、3本のスタブ(第1のスタ
ブ)171A〜171Cが円筒導波管14の軸(Z)方
向に等間隔に配設され、これら3本のスタブ171A〜
171Cにそれぞれ対向して3本のスタブ(第3のスタ
ブ)172A〜172Cが配設され、円筒導波管14の
軸(Z)からみて前記3本のスタブ171A〜171C
の配設位置と90°の角度をなす位置に3本のスタブ
(第2のスタブ)173A〜173Cが円筒導波管14
の軸(Z)方向に等間隔に配設され、これら3本のスタ
ブ173A〜173Cにそれぞれ対向して3本のスタブ
(第4のスタブ)174A〜174C配設されている。
座標系を用いていえば、XZ面上の対向位置にスタブ1
71A〜171Cおよびスタブ172A〜172Cが、
またYZ面上の対向位置にスタブ173A〜173Cお
よびスタブ174A〜174Cが配設されている。
【0049】だだし、XZ面上のスタブ171A〜17
1C,172A〜172CとYZ面上のスタブ173A
〜173C,174A〜174Cとが、円筒導波管14
の軸(Z)方向に交互に配設されている。すなわち上か
らスタブ171A,172A、スタブ173A,174
A、スタブ171B,172B、スタブ173B,17
4B、スタブ171C,172C、スタブ173C,1
74Cの順に配設されている。
【0050】スタブ171A〜174Cの先端は、円筒
導波管14の内壁面から半径方向に突出し、スタブ17
1A〜174Cの先端が内壁面から突出する突出長は、
駆動装置(不図示)により自在に変更できるように構成
されている。したがってスタブ171A〜174Cの突
出長によって決まるリアクタンスを、0(ゼロ)から十
分大きい値まで変化させることができる。スタブ171
A〜171C,172A〜172C,173A〜173
C,174A〜174Cそれぞれの円筒導波管14の軸
(Z)方向の間隔は、円筒導波管14の管内波長λg1の
略1/4とする。したがって、上述したようにスタブ1
71A〜174Cのリアクタンスを0(ゼロ)から十分
大きい値まで変化させることにより、整合器117の整
合域をスミスチャート全位相でかなりな範囲とすること
ができる。スタブ171A〜171C等の間隔を管内波
長λg1の略1/8としても、同様に整合域をスミスチャ
ート広域とすることができる。これにより負荷からの反
射電力が大きい場合でも、全位相でインピーダンス整合
が可能となる。
【0051】なお、第1の実施の形態と同様に、円筒導
波管14内の電圧を検出する検波器と、この検波器の出
力信号を基に駆動装置を制御しスタブ171A〜174
Cの突出長を変更する制御装置とを更に設けてもよい。
これによりインピーダンス整合の制御を自動化すること
ができる。
【0052】この整合器117はスタブ171A〜17
4Cから構成され、反射波が大きくリアクタンスを大き
くする必要がある場合にはスタブ171A〜174Cの
突出長を大きくしなければならないが、XZ面上のスタ
ブ171A〜171C,172A〜172CとYZ面上
のスタブ173A〜173C,174A〜174Cとが
円筒導波管14の軸(Z)方向に交互に配設されている
ので、両者を同一面上に配設した場合と比較して、円筒
導波管の軸(Z)方向のスタブ間の距離が広くなる。し
たがって、XZ面上のスタブ171A〜171C,17
2A〜172CおよびYZ面上のスタブ173A〜17
3C,174A〜174Cの突出長を大きくしたときに
生じる相互干渉によるリアクタンスの変化を緩和するこ
とができる。このため所望のリアクタンスを従来より容
易に実現することができる。よってインピーダンス整合
の正確な制御を従来より容易に行うことができる。
【0053】なお、XZ面上のスタブ171A〜171
CとYZ面上のスタブ173A〜173Cのみでも、整
合域をスミスチャート広域とし、全位相でインピーダン
ス整合をとることは可能である。しかしXZ面上にスタ
ブ171A〜171C,172A〜172Cを配設し、
YZ面上のスタブ173A〜173C,174A〜17
4Cを配設し軸対称性をもたせることにより、円筒導波
管14を伝搬するTE 11モードの円偏波の軸比をより1
に近づけることができる。
【0054】また、円筒導波管14の軸(Z)方向に配
設されるスタブを3本以上としても、その間隔を管内波
長λg1の略1/4または略1/8とすることにより、全
位相でインピーダンス整合をとることができる。また、
軸(Z)方向に配設されるスタブの間隔が等しくなくて
も、全位相でのインピーダンス整合は可能である。例え
ばスタブ171Aと171Bとの間隔を管内波長λg1の
略1/4とし、スタブ171Bと171Cとの間隔を管
内波長λg1の略1/8としてもよい。一方、軸(Z)方
向に配設されるスタブを2本とすると、または円筒導波
管14の軸(Z)方向に配設されるスタブの間隔を管内
波長λg1のN/2,1/4,1/8を除く値とすると整
合域は狭くなるが、条件によっては利用可能である。
【0055】なお、図10に示した整合器117を第1
の実施の形態のようにプラズマ処理装置に適用すること
により、均一性のよいプラズマを生成できることは言う
までもない。
【0056】(第3の実施の形態)図11は、本発明の
第3の実施の形態の整合器の構成を示す断面図であり、
整合器が設けられている円筒導波管の軸(Z)を含む断
面構成を示している。また図12は、図11におけるX
II−XII′線方向の断面図であり、円筒導波管の軸
(Z)に垂直な面(XY面)上の断面構成を示してい
る。これらの図において、図2および図4と同一部分を
同一符号をもって示し、適宜その説明を省略する。図1
1および図12に示す整合器217は、図10に示した
整合器117と同様に、スタブ(第1のスタブ)271
A〜271Cと、スタブ(第3のスタブ)272A〜2
72Cと、スタブ(第2のスタブ)273A〜273C
と、スタブ(第4のスタブ)274A〜274C(スタ
ブ274B,274Cは図示せず)とから構成されてい
る。
【0057】しかし図10に示した整合器117とは、
XZ面上のスタブ271A〜271C,272A〜27
2C全部と、YZ面上のスタブ273A〜273C,2
74A〜274C全部とが、円筒導波管14の軸(Z)
方向で異なる領域に配設されている点で異なっている。
すなわち図11に示した整合器217では、前者と後者
とがそれぞれ円筒導波管14の上の領域と下の領域とに
分かれて配設されている。このように配設しても、XZ
面上のスタブ271A〜271C,272A〜272C
とYZ面上のスタブ273A〜273C,274とを同
一面上に配設した場合と比較して、円筒導波管の軸
(Z)方向のスタブ間の距離が広がるので、両者の相互
干渉によるリアクタンスの変化を緩和することができ
る。このためインピーダンス整合の正確な制御を従来よ
り容易に行うことができる。したがって、図11に示し
た整合器217を第1の実施の形態のようにプラズマ処
理装置に適用することにより、均一性のよいプラズマを
生成することができる。その他の部分は図10に示した
整合器117と同じである。 (第4の実施の形態)図13(a)は、本発明の第4の
実施の形態の整合器の構成を示す断面図であり、整合器
が設けられている円筒導波管の軸(Z)を含む断面構成
を示している。また図13(b)は、図13(a)にお
けるXIIIb−XIIIb′線方向の断面図であり、円筒導波
管の軸(Z)に垂直な面(XY面)上の断面構成を示し
ている。図13において、図2および図4と同一部分を
同一符号をもって示し、適宜その説明を省略する。この
図13に示す整合器317は、図10に示した整合器1
17と同様に、スタブ(第1のスタブ)371A〜37
1Cと、スタブ(第3のスタブ)372A〜372C
と、スタブ(第2のスタブ)373A〜373Cと、ス
タブ(第4のスタブ)374A〜374C(スタブ37
4B,374Cは図示せず)とから構成されている。
【0058】しかし図10に示した整合器117とは、
スタブ371A〜374Cが、1以上の比誘電率をもつ
誘電体で形成されている点で異なっている。スタブ37
1A〜374Cは、全体が誘電体で形成されていてもよ
いし、それぞれの先端部のみが誘電体で形成されていて
もよい。このようにスタブ371A〜374Cの少なく
とも先端部を誘電体で形成すれば共振しないので、従来
のようにXZ面上のスタブ371A〜371C,372
A〜372CとYZ面上のスタブ373A〜373C,
374A〜374Cとを同一面上に配設しても、両者の
突出長を大きくしたときに生じる相互干渉によるリアク
タンスの変化を緩和することができる。また各スタブ3
71A〜374Cの先端間で生じる放電も緩和すること
ができる。このため所望のリアクタンスを従来より容易
に実現することができる。よってインピーダンス整合の
正確な制御を従来より容易に行うことができる。したが
って、図13に示した整合器317を第1の実施の形態
のようにプラズマ処理装置に適用することにより、均一
性のよいプラズマを生成することができる。
【0059】なおスタブ371A〜374Cの少なくと
も先端部は、ベリリア磁器、セラミック、アルミナなど
誘電損失が小さい材料で形成することが望ましい。また
誘電体で形成したスタブを、図10に示したようにXZ
面上とYZ面上とに交互に配設してもよいし、図11に
示したようにXZ面上とYZ面上とでZ方向の異なる領
域に分けて配設してもよい。その他の部分は図10に示
した整合器117と同じである。
【0060】以上ではマイクロ波を用いた形態を説明し
たが、本発明の整合器およびプラズマ処理装置はマイク
ロ波よりも低い周波数帯を含む高周波を用いた場合で
も、同様の効果が得られる。
【0061】また、本発明は上述したマイクロ波(高周
波)プラズマ処理装置だけでなく、電子サイクロトロン
共鳴(electron-cyclotron-resonance:ECR)プラズ
マ処理装置にも適用することができる。図14は、本発
明が適用されたECRプラズマ処理装置の一構成例を示
す図である。図14において、図1、図2および図6と
同一部分を同一符号をもって示し、適宜その説明を省略
する。図14に示すECRプラズマ処理装置は、プラズ
マが生成されるプラズマ室401Aと、プラズマCVD
などの処理が行われる反応室401Bとからなる容器4
01を有している。プラズマ室401Aの外周には、プ
ラズマ室401A内に磁束密度Bが87.5mTの磁場
を形成する主電磁コイル481が設けられている。プラ
ズマ室401Aの上端には、誘電体板407を介して円
筒導波管14の一端が接続され、この円筒導波管14か
ら電子サイクロトロン振動数(プラズマ中の電子が磁力
線を中心に回転運動するときの振動数)2.45GHz
と同じ振動数のマイクロ波MWが供給される。
【0062】プラズマ室401Aと連通する反応室40
1Bの内部には、被処理体であるSi基板4を上面に載
置する基板台403が収容されている。また、反応室4
01Bの底面の下には、補助電磁コイル482が設けら
れている。主電磁コイル481と補助電磁コイル482
とからなる磁界発生器により、反応室401B内にミラ
ー磁場MMが形成される。また、プラズマ室401Aの
上部には、例えばN2 などのプラズマガスを供給するノ
ズル406Aが設けられ、反応室401Bの上部には、
例えばSiH4 などの反応性ガスを供給するノズル40
6Bが設けられている。さらに、反応室401Bの下部
には、真空ポンプに連通する排気口405が設けられて
いる。
【0063】このような構成において、プラズマ室40
1A内に磁束密度Bが87.5mTの磁場を形成すると
ともに、振動数が2.45GHzのマイクロ波MWを導
入すると、電子サイクロトロン共鳴が起こり、マイクロ
波MWのエネルギーが電子に効率よく移行し電子が加熱
される。このようにしてマイクロ波MWで加熱された電
子により、プラズマ室401A内のN2 の電離が続けら
れ、プラズマが生成される。
【0064】一方、円筒導波管14の他端には高周波電
源11が接続されている。また、円筒導波管14には、
円偏波変換器16と検波器18と整合器17とが設けら
れ、検波器18に制御装置20が接続され、この制御装
置20に整合器17の駆動装置19が接続されている。
整合器17を用いることにより、第1の実施の形態と同
様に、インピーダンス整合の正確な制御を容易に行える
ので、均一性のよいプラズマを容易に生成できるなどの
効果が得られる。なお、整合器17に代えて、図10に
示した整合器117、図11および図12に示した整合
器217、図13に示した整合器317を用いてもよ
い。
【0065】また本発明のプラズマ処理装置は、エッチ
ング装置、CVD装置、アッシング装置などに利用する
ことができる。また本発明の整合器の用途はプラズマ処
理装置に限られず、例えば通信機や高周波過熱機に使用
することもできる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の整合器
は、円筒導波管に接続された複数の分岐導波管から構成
されたものである。分岐導波管のリアクタンスは、その
一端から他端までの長さに基づく電気長に対しほぼ正接
関数的に変化する。また分岐導波管は円筒導波管内に突
出する構成を有しないので、相互干渉によるリアクタン
スの変化は起きない。このため負荷からの反射波が大き
くても、所望のリアクタンスを容易に実現することがで
きる。よって円筒導波管の供給側と負荷側とのインピー
ダンス整合の正確な制御を容易に行うことができる。
【0067】また本発明の整合器は、円筒導波管の軸に
対し90°の角度をなす位置に配設された第1のスタブ
と第2のスタブとが、円筒導波管の軸方向に交互に配設
されたものである。このように第1および第2のスタブ
を配設することにより、両者を同一面上に配設した場合
と比較して上記軸方向のスタブ間の距離が広がるので、
スタブの突出長を大きくしたときに生じる相互干渉によ
るリアクタンスの変化を緩和することができる。このた
め負荷からの反射波が大きくても、所望のリアクタンス
を従来より容易に実現することができる。よって円筒導
波管の供給側と負荷側とのインピーダンス整合の正確な
制御を従来より容易に行うことができる。
【0068】また本発明の整合器は、円筒導波管の軸に
対し90°の角度をなす位置に配設された第1のスタブ
の全部と第2のスタブの全部とが、円筒導波管の軸方向
に異なる領域に配設されたものである。このように配設
しても、上述した整合器と同様の効果が得られる。また
本発明の整合器は、スタブの少なくとも先端部が誘電体
で形成されたものである。これにより相互干渉によるリ
アクタンスの変化は緩和され、またスタブ先端間または
スタブ先端と円筒導波管内面との間で生じる放電も緩和
されるので、負荷からの反射波が大きくても、所望のリ
アクタンスを容易に実現することができる。よって円筒
導波管の供給側と負荷側とのインピーダンス整合の正確
な制御を容易に行うことができる。
【0069】また本発明のプラズマ処理装置は、スロッ
トアンテナと高周波電源との間を接続する円筒導波管
に、上述した整合器が設けられたものである。これによ
り円筒導波管のスロットアンテナ側から伝搬する反射波
が大きくても、スロットアンテナ側と高周波電源側との
インピーダンス整合の正確な制御を容易に行なうことが
できるので、均一性のよいプラズマを容易に生成するこ
とができる。また本発明のプラズマ処理装置は、マイク
ロ波を供給する円筒導波管に、上述した整合器を設けた
ものである。これにより円筒導波管の負荷側から伝搬す
る反射波が大きくても、負荷側と供給側とのインピーダ
ンス整合の正確な制御を容易に行なうことができるの
で、均一性のよいプラズマを容易に生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態であるプラズマ処
理装置の処理容器の構成を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態であるプラズマ処
理装置の電磁界供給装置の機構的な構成を示す図であ
る。
【図3】 電磁界供給装置が有する整合器および検波器
を説明するための図である。
【図4】 図2におけるIV−IV′線方向の断面図であ
る。
【図5】 図2におけるV−V′線方向の断面図であ
る。
【図6】 電磁界供給装置の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】 整合器の分岐導波管の断面形状を示す図であ
る。
【図8】 分岐導波管のショート板の構成を示す斜視図
である。
【図9】 整合器についての実験結果を示すグラフであ
る。
【図10】 本発明の第2の実施の形態である整合器の
構成を示す断面図である。
【図11】 本発明の第3の実施の形態である整合器の
構成を示す断面図である。
【図12】 図11におけるXII−XII′線方向の断面
図である。
【図13】 本発明の第4の実施の形態である整合器の
構成を示す断面図である。
【図14】 本発明が適用されたECRプラズマ処理装
置の一構成例を示す図である。
【図15】 従来の整合器を説明するための図である。
【図16】 図15におけるXVI−XVI′線方向の断面
図である。
【図17】 従来の整合器におけるスタブの突出長とリ
アクタンスとの関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1…処理容器、2…絶縁板、3,403…基板台、4…
基板(被処理体)、5,405…排気口、6,406
A,406B…ガス導入用ノズル、7,407…誘電体
板、8…シールド材、11…高周波電源、12…矩形導
波管、13…矩形円筒変換器、14…円筒導波管、15
…ラジアルラインスロットアンテナ、16…円偏波変換
器、17,117,217,317…整合器、18…検
波器(検出手段)、18A…プローブ、19…駆動装
置、20…制御装置、51…ラジアル導波路、52,5
3…円形導体板、54…リング部材、55…開口、56
…スロット、57…バンプ、71A〜71C,72A〜
72C,73A〜73C,74A…分岐導波管、75…
ショート板、75A…折曲部分、76…棒、171A〜
171C,172A〜172C,173A〜173C,
174A,271A〜271C,272A〜272C,
273A〜273C,274A,371A〜371C,
372A〜372C,373A〜373C,374A…
スタブ、401…容器、401A…プラズマ室、401
B…反応室、481,482…電磁コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05H 1/46 H01L 21/302 B (72)発明者 篠原 己拔 神奈川県横浜市緑区中山町1119 日本高周 波株式会社内 Fターム(参考) 5F004 AA16 BA14 BA20 BB18 BC08 BD01 BD04 5F045 AA09 AB02 AB32 BB10 DP03 DQ10 EH03 EH17

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒導波管の供給側と負荷側とのインピ
    ーダンスの整合を行なう整合器において、 前記円筒導波管の軸方向に対して垂直に接続されかつ一
    端が前記円筒導波管内に開口するとともに他端が電気機
    能的にショートされた第1の分岐導波管を複数備え、 これら第1の分岐導波管は、前記円筒導波管の軸方向に
    所定の間隔で配設されていることを特徴とする整合器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の整合器において、 前記円筒導波管の軸方向に対して垂直に接続されかつ一
    端が前記円筒導波管内に開口するとともに他端が電気機
    能的にショートされた第2の分岐導波管を複数備え、 これら第2の分岐導波管は、前記円筒導波管の軸からみ
    て前記第1の分岐導波管の配設位置と90°の角度をな
    す位置に配設されるとともに前記円筒導波管の軸方向に
    所定の間隔で配設されていることを特徴とする整合器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の整合器において、 前記円筒導波管の軸方向に対して垂直に接続されかつ一
    端が前記円筒導波管内に開口するとともに他端が電気機
    能的にショートされた第3の分岐導波管を複数備え、 これら第3の分岐導波管は、それぞれ前記第1の分岐導
    波管に対向して配設されていることを特徴とする整合
    器。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の整合器において、 前記円筒導波管の軸方向に対して垂直に接続されかつ一
    端が前記円筒導波管内に開口するとともに他端が電気機
    能的にショートされた第3および第4の分岐導波管をそ
    れぞれ複数備え、 前記第3の分岐導波管は、それぞれ前記第1の分岐導波
    管に対向して配設され、 前記第4の分岐導波管は、それぞれ前記第2の分岐導波
    管に対向して配設されていることを特徴とする整合器。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項記載の整合器
    において、 前記分岐導波管は、前記円筒導波管の軸方向に少なくと
    も3本配設されていることを特徴とする整合器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の整合器において、 前記円筒導波管の軸方向における前記分岐導波管の間隔
    は、前記円筒導波管の管内波長の1/4または1/8で
    あることを特徴とする整合器。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6いずれか1項記載の整合器
    において、 前記分岐導波管は、前記円筒導波管の軸方向に等間隔に
    配設されていることを特徴とする整合器。
  8. 【請求項8】 請求項2または4記載の整合器におい
    て、 前記第1の分岐導波管と前記第2の分岐導波管とが前記
    円筒導波管の軸方向に交互に配設されていることを特徴
    とする整合器。
  9. 【請求項9】 請求項2または4記載の整合器におい
    て、 前記第1の分岐導波管の全部と前記第2の分岐導波管の
    全部とが前記円筒導波管の軸方向の異なる領域に配設さ
    れていることを特徴とする整合器。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9いずれか1項記載の整合
    器において、 前記分岐導波管の他端を電気機能的にショートするショ
    ート板は、前記分岐導波管内を摺動自在であることを特
    徴とする整合器。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の整合器において、 前記円筒導波管内の電圧を検出する検出手段と、 この検出手段の出力信号を基に前記分岐導波管のショー
    ト板を摺動させる制御手段とを更に備えたことを特徴と
    する整合器。
  12. 【請求項12】 円筒導波管の供給側と負荷側とのイン
    ピーダンスの整合を行なう整合器において、 円筒導波管の内壁面から半径方向に突出する第1および
    第2のスタブをそれぞれ複数備え、 前記第1のスタブは、前記円筒導波管の軸方向に所定の
    間隔で配設され、 前記第2のスタブは、前記円筒導波管の軸からみて前記
    第1のスタブの配設位置と90°の角度をなす位置に配
    設されるとともに前記円筒導波管の軸方向に所定の間隔
    で配設され、 前記第1のスタブと前記第2のスタブとが前記円筒導波
    管の軸方向に交互に配設されていることを特徴とする整
    合器。
  13. 【請求項13】 円筒導波管の供給側と負荷側とのイン
    ピーダンスの整合を行なう整合器において、 円筒導波管の内壁面から半径方向に突出する第1および
    第2のスタブをそれぞれ複数備え、 前記第1のスタブは、前記円筒導波管の軸方向に所定の
    間隔で配設され、 前記第2のスタブは、前記円筒導波管の軸からみて前記
    第1のスタブの配設位置と90°の角度をなす位置に配
    設されるとともに前記円筒導波管の軸方向に所定の間隔
    で配設され、 前記第1のスタブの全部と前記第2のスタブの全部とが
    前記円筒導波管の軸方向の異なる領域に配設されている
    ことを特徴とする整合器。
  14. 【請求項14】 請求項12または13記載の整合器に
    おいて、 円筒導波管の内壁面から半径方向に突出する第3および
    第4のスタブをそれぞれ複数備え、 前記第3のスタブは、それぞれ前記第1のスタブに対向
    して配設され、 前記第4のスタブは、ぞれぞれ前記第2のスタブに対向
    して配設されていることを特徴とする整合器。
  15. 【請求項15】 円筒導波管の供給側と負荷側とのイン
    ピーダンスの整合を行なう整合器において、 前記円筒導波管の内壁面から半径方向に突出する第1お
    よび第2のスタブをそれぞれ複数備え、 前記第1のスタブは、前記円筒導波管の軸方向に所定の
    間隔で配設され、 前記第2のスタブは、前記円筒導波管の軸からみて前記
    第1のスタブの配設位置と90°の角度をなす位置に配
    設されるとともに前記円筒導波管の軸方向に所定の間隔
    で配設され、 前記第1および第2のスタブは、少なくともそれぞれの
    先端部が1以上の比誘電率をもつ誘電体で形成されてい
    ることを特徴とする整合器。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の整合器において、 前記円筒導波管の内壁面から半径方向に突出する第3お
    よび第4のスタブをそれぞれ複数備え、 前記第3のスタブは、それぞれ前記第1のスタブに対向
    して配設され、 前記第4のスタブは、それぞれ前記第2のスタブに対向
    して配設され、 前記第1および第2のスタブは、少なくともそれぞれの
    先端部が1以上の比誘電率をもつ誘電体で形成されてい
    ることを特徴とする整合器。
  17. 【請求項17】 請求項12〜16いずれか1項記載の
    整合器において、 前記スタブは、前記円筒導波管の軸方向に少なくとも3
    本配設されていることを特徴とする整合器。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の整合器において、 前記円筒導波管の軸方向における前記スタブの間隔は、
    前記円筒導波管の管内波長の1/4または1/8である
    ことを特徴とする整合器。
  19. 【請求項19】 請求項12〜18いずれか1項記載の
    整合器において、 前記スタブは、前記円筒導波管の軸方向に等間隔に配設
    されていることを特徴とする整合器。
  20. 【請求項20】 請求項12〜19のいずれか1項記載
    の整合器において、 前記スタブは、前記円筒導波管の内壁面から突出する長
    さである突出長が変更自在であることを特徴とする整合
    器。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の整合器において、 前記円筒導波管内の電圧を検出する検出手段と、 この検出手段の出力信号を基に前記スタブの突出長を変
    更する制御手段とを更に備えたことを特徴とする整合
    器。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21いずれか1項記載の整
    合器において、 前記円筒導波管内には、TE11モードの円偏波が伝搬す
    ることを特徴とする整合器。
  23. 【請求項23】 被処理体が収容される処理容器と、こ
    の処理容器内に電磁界を供給するスロットアンテナと、
    このスロットアンテナと高周波電源との間に接続された
    円筒導波管と、この円筒導波管に設けられ前記スロット
    アンテナ側と前記電源側とのインピーダンスの整合を行
    なう整合器とを備えたプラズマ処理装置において、 前記整合器は、請求項1〜22のいずれか1項記載の整
    合器であることを特徴とするプラズマ処理装置。
  24. 【請求項24】 被処理体が収容される容器と、この容
    器内に磁界を形成する磁界発生器と、前記容器内にマイ
    クロ波を供給する円筒導波管とを備え、電子サイクロト
    ロン共鳴により加熱された電子を用いてプラズマを生成
    するプラズマ処理装置において、 請求項1〜22のいずれか1項記載の整合器を備えたこ
    とを特徴とするプラズマ処理装置。
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