JP2003105905A - 家 具 - Google Patents

家 具

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JP2003105905A JP2001300252A JP2001300252A JP2003105905A JP 2003105905 A JP2003105905 A JP 2003105905A JP 2001300252 A JP2001300252 A JP 2001300252A JP 2001300252 A JP2001300252 A JP 2001300252A JP 2003105905 A JP2003105905 A JP 2003105905A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】家具本体に長尺外装物を皿ビスによって取り付
けるにあたって、該皿ビス正常な位置に間単に装着でき
るような家具を提供する。 【解決手段】間仕切壁本体100の上端面に添い設ける
笠木Kと、この笠木Kの複数箇所に設けた皿ビス用Bの
ビス孔7と、これらビス孔7に対応させて前記間仕切壁
本体100側に配した複数のナット部材8と、これらナ
ット部材8を前記笠木Kに対する接近移動は禁止し且つ
前記笠木Kの長手方向への遊動は許容した状態で保持さ
せるナット部材取付手段Nと、前記各ビス孔7を通して
前記各ナット部材8に定着した皿ビBとを具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、笠木等の長尺外装
材を有する可動間仕切壁などの家具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の家具、例えば、可動間仕切壁に
おいては、その上端部に種々の態様で笠木が取り付けら
れているが、剛性のある金属材料等により作られた笠木
を使用する場合には、間仕切壁本体の上端部所要箇所に
ナットを固設しておき、笠木の両端部を前記ナットに定
着されるビスを用いてパネルに取り付けるのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常のビス
をこのような箇所に使用する場合には、ビスの頭部を何
らかの手段により隠蔽しないと家具の概観が損なわれ
る。そのため、ビスの頭部を隠すためのビスカバーなど
が必要になり、部品点数の増加を招いて組み立てや分解
に手間と時間がかるという問題が発生する。
【0004】このような不具合を解消するために、笠木
取付用のビスとして、定着状態において頭部外面が笠木
の上面と略面一となる皿ビスを使用し、ビスの頭部を隠
蔽するための格別な部品を省略することが検討されてい
る。ところで、このような構成を採用する場合には、開
口端部にテーパ受座を有するロート状のビス孔を笠木の
両端部にそれぞれ形成しておくことが必須となるが、こ
のようなビス孔に皿ビスをそれぞれ適切に装着するに
は、両皿ビスの軸心間の距離に比較的高い精度が要求さ
れる。ところが、精密機械とは異なり、この種の家具の
本体に設けたナットの軸心間距離を高い精度で管理する
ことは困難である。そのため、組み立て時に製作誤差に
よって笠木を取り付けるための皿ビスの一方がうまく装
着できないという不都合を招くおそれがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、本発明は、笠木等の長尺外装材の複数箇所に皿
ビス用のビス孔を設けるとともに、これらビス孔に対応
させて前記家具本体側にナット部材を配しておき、前記
各ビス孔に装着した皿ビスを対応するナット部材に定着
して前記長尺外装材を家具本体の端面に取り付けるにあ
たり、ナット部材の全部又は一部をナット部材取付手段
により、前記長尺外装材に対する接近移動は禁止し且つ
前記長尺外装材の長手方向への遊動は許容した状態で保
持するようにしたものである。
【0006】このような構成のものであれば、家具本体
に設けられた複数のナット部材の軸心間距離を、ナット
部材取付手段により保持されたナット部材の遊動により
変化させることが可能となる。そのため、家具本体に多
少の製作誤差は存在しても、ナット部材の軸心間距離
を、皿ビスの正規の軸心間距離に合致するよう修正する
ことができるようになる。したがって、各皿ビスを無理
なく正常に装着することが可能となる。
【0007】具体的な態様としては、家具本体が、構造
枠を備えた可動間仕切壁の本体であり、長尺外装材が、
その本体の上端面に装着される笠木であるものを挙げる
ことができる。
【0008】また、このような場合、ナット部材を、構
造枠の左右の縦枠材内にそれぞれ配するのがスペース的
に有利である。さらに、このようなものであれば、前記
笠木の両端を浮き上がらせないように添い設けることが
できるようになる。また、前記構造枠が左右の縦枠材を
複数本の横枠材により結合したものである場合に、これ
ら縦枠材と横枠材との間に生じる可能性のある隙間部分
も含めて、ナット部材の軸心間距離を皿ビスの正規の軸
心間距離に合致するように修正することが可能になり、
特に有効なものとなる。
【0009】かかる位置にナット部材を配する場合、ナ
ット部材取付手段としては、ナット部材の両側に突出さ
せた突起と、前記縦枠材の対向する壁面板にそれぞれ設
けた長孔とを具備してなり、それら両長孔に前記両突起
を、笠木の長手方向に移動可能に嵌め合わせたものを挙
げることができる。
【0010】皿ビスの緩み止めを更に効果的に行うに
は、ナット部材取付手段を、軸線をナット部材のねじ孔
から偏移させて該ナット部材の両側に突出させた突起
と、前記家具本体の対向する壁面板にそれぞれ設けられ
前記突起を長尺外装材の長手方向に移動可能に保持する
長孔とを具備してなるものにし、前記突起の断面形状を
非円形状のものにして該突起が前記長孔内で軸線回りに
回転しないように構成しておくのがよい。すなわち、こ
のような構成にしておけば、ナット部材のねじ孔に皿ビ
スをねじ込んで締め付けて行くと、ナット部材に突起の
軸線回りに回転しようとするモーメントが作用し、ナッ
ト部材と家具本体との間の摩擦のみならず、ナット部材
と皿ビスとの間の摩擦も増加することになり、皿ビスの
緩みが効果的に抑制される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0012】図1に示す実施の形態は、本発明を家具の
一種である可動間仕切壁Wに適用した場合のものであ
る。
【0013】この可動間仕切壁Wは、家具本体である間
仕切壁本体100の上端面に長尺外装材である笠木Kを
装着している。
【0014】間仕切壁本体100は、複数のパネル1を
左右方向に図示しない連結機構によって連結してなるも
ので、各パネル1の上端に該パネル幅に対応する長さの
笠木Kをそれぞれ装着するようにしてある。各パネル1
は、構造枠2の前後両面にパネル要素Pを配したもの
で、前記構造枠2は、左右の縦枠材3を複数本の横枠材
4により結合したものである。
【0015】図2に示した笠木Kは、笠木本体5と、該
笠木本体5が間仕切壁本体100の側端に位置する笠木
本体の開口部分を覆うように取り付ける笠木キャップ6
とからなるものである。具体的には、笠木本体5は、ア
ルミなどの金属を押出形成したもので、図5および図8
に示すようにその前後幅をパネル1の前後幅と略等しく
した底壁部50と、この底壁部50の前後端部から内側
寄りに起立させて設けた2つの起立壁部51と、この起
立壁部51の上端部に設けた頂壁部52とを具備し、さ
らに、該笠木本体5の間仕切壁本体100に対する前後
方向の位置決めをするための位置決め部Iと、前後両側
に長手方向に渡って形成したオプション物取付部O(図
8参照)とを設けたものである。そして、前記底壁部5
0と、2つの起立壁部51と、頂壁部52に囲まれた空
間S(図7、8参照)を長手方向に沿って形成するとと
もに左右両端を開口させた開口部53(図5参照)を設
けている。位置決め部Iは、図8に示すように、底壁部
50と、該底壁部50の下端部側に縦枠材3の前後方向
外幅寸法より若干大きい距離だけ離間させて一体成形し
た2つのリブ54とからなり、該笠木本体5を前記パネ
ル1に装着する際に、このリブ54で縦枠材3を挟み、
間仕切壁本体100の上端面たる縦枠材3、横枠材4お
よびパネル要素Pの上端部分に底壁部50の下端部50
0を当てるようにして位置決めするようにしたものであ
る。また、オプション物取付部Oは、図8に示すように
頂壁部52をその前後端とも内向きコ字状を形成するよ
うに下方に折り曲げて設けた折曲部55と、起立壁部5
1と、前記底壁部50の起立壁部51より外側部分とよ
って長手方向に沿った溝形状を形成したものである。こ
のようなオプション物取付部Oは、例えば、オプション
物に設けた係り合い爪を前記折曲部55に引っ掛けるよ
うにして、底壁部50で該オプション物の下端部分を支
持させて片持ち状に取り付けることができる。
【0016】また、笠木キャップ6は、前記笠木本体5
の開口部53を覆うキャップ部60と、このキャップ部
60を前記笠木本体5に取り付けるための取付部61と
からなる。キャップ部60は、笠木本体5と同素材ある
いは樹脂成形材によって、その側面視を開口部53を隠
蔽し得るような形状に形成した薄板状のものである。取
付部61は、前記笠木本体5の開口部53から左右方向
から挿入する挿入部61aと、この挿入部61aに一体
に設けた固定用の弾性爪61bとを具備してなるもので
ある。挿入部61aは、その前後幅を前記笠木本体5の
2つの起立壁部51の離間距離より小さく設定した基板
部61a1と、その前後両縁に起立する起立部61a2
とからなるチャネル状のものである。また、弾性爪61
bは、図3に示すように基板部61a1に、基端部分を
残して周囲を該基板部61a1から切り離すとともに下
端側を突起させて形成したもので、前後に2箇所設けて
いる。
【0017】パネル要素Pは、板金製の板状部材の内面
に芯材を充填してなる長方形状のもので、裏面側に図示
しない爪部を備えており、その爪部を利用して前記縦枠
材3や、横枠材4に着脱可能に装着されている。この図
示例では、装着状態においてパネル要素2の裏面が縦枠
材の壁面板30、31に密接するようにしているが、例
えば、パネル要素Pの爪部に図示しない適宜なかさ上げ
用のスペーサ要素を設けて、装着されたパネル要素Pの
裏面と縦枠材3との間に隙間が形成されるようにしても
よい。この場合には、もちろん前記笠木Kを、その前後
方向の幅を対応させて形成する。
【0018】縦枠材3は、それぞれ剛性を有する板金素
材に曲げ加工を施すことにより作られたもので、対をな
す前後の壁面板30、31と、これら両壁面板30、3
1の外方側縁間に位置する外側端板32と、前記両壁面
板30、31の内側縁間に位置する内側端板33とを一
体的に備えた略角パイプ状をなしている。
【0019】このような可動間仕切壁Wにおいて、図1
および図4、5に示すように笠木Kの両端近傍部に皿ビ
スB用のビス孔7をそれぞれ設けるとともに、これらビ
ス孔7に対応させて前記間仕切壁本体100側にナット
部材8を配しておき、前記各ビス孔7に装着した皿ビス
Bを対応するナット部材8に定着して前記笠木Kを間仕
切壁本体100の上端面に取り付けるようにしている。
そして、ナット部材8の全部をナット部材取付手段Nに
より、前記笠木Kに対する接近移動は禁止し且つ前記笠
木Kの長手方向への遊動は許容した状態で保持するよう
にしている。
【0020】詳述すれば、図5から図8に示すようにナ
ット部材8は、平面視長方形をなす厚肉ブロック状のも
ので、前記構造枠2の左右の縦枠材3内にそれぞれ配さ
れている。そして、このナット部材8に、本発明に係る
ねじ孔8aと、他の目的で設けたねじ孔8bとを設けて
いる。
【0021】ナット部材取付手段Nは、前記ナット部材
8の両側に一体に突出させた突起9と、前記縦枠材3の
対向する壁面板30、31にそれぞれ設けた長孔10
a、10bとを具備してなり、それら両長孔10a、1
0bに前記両突起9を、笠木本体5の長手方向への移動
可能に嵌め合わせたものである。
【0022】前記突起9は、その軸線Cをナット部材8
のねじ孔8aから偏移させて該ナット部材8の両側に突
出させたものである。そして、各突起9の横断面形状
は、図7に示すように前記長孔10内で軸線C回りに回
転しないようにするために非円形状にしてある。具体的
には、正面視横長長方形をなす前記長孔10a、10b
に対して、突起9の横断面形状は、該長孔10a、10
bの短辺の長さより若干小さい1辺を有した略正方形の
ものにしてある。突起9の横断面形状は、長孔10に嵌
め合わせた状態で軸線C回りに回転しない形状であれば
どのようなものでもよく、例えば、横断面小判型、6角
形状、8角形状その他の多角形状などであってもよい。
そして両突起9の先端間の距離は、前記縦枠材3の前後
方向外幅寸法と略等しく設定してある。
【0023】それぞれの壁面板30、31は、その一部
分に対向するように内向きの凹部300、310(図6
参照)を形成して、前記突起9を架けるための架けしろ
を確保している。
【0024】長孔10a、10bは、それぞれの壁面板
30、31の前記凹部300、310に、正面視長方形
状に開口させて設けたものである。さらに本実施の形態
では、図6に示すように、壁面板31に設けた長孔10
bの左右幅を、他方の壁面板30に設けた長孔10aよ
も大きく設定して、前記突起9の水平方向に沿った回転
挿入をしやすくしているが、長孔10aと長孔10bと
が同じ形状であっても構わない。
【0025】次に、以上のような構成において、笠木K
を間仕切壁本体100に取り付ける場合について説明す
る。
【0026】まず、パネル1の左右の縦枠材3に対し
て、一方の突起9を壁面板30に設けた長孔10aに挿
入し、他方の突起9を水平方向に回転させるように壁面
板31側の長孔10bに挿入して、ナット部材8を壁面
板30,31間に架け渡すように取り付ける。一方、笠
木本体5の端部の開口部53に、笠木キャップ6を、弾
性爪61bを変形させながら取付部61を空間S内に挿
入して該弾性爪61bによって固定して取り付けてお
く。そして、このように笠木本体5に笠木キャップ6を
装着した笠木Kを、パネル1に対して、位置決め部Iに
よって前後方向の位置決めをしつつ、ビス孔をナット部
材8のねじ孔8aにほぼ対応させるように配置する。そ
して、上方から皿ビスBを挿入して、ねじ孔8aに締結
させる。さらに、他方の縦枠材3に設けたナット部材8
のねじ孔8aに皿ビスBを締結し、笠木Kの両端が浮き
上がらないようにする。この際、長孔10a、10b内
で突起9の長手方向の位置調節を行うことで、ナット部
材8の軸心間距離を、皿ビスBの正規の軸心間距離に合
致するよう修正し、ビス孔7とその軸を一致させたねじ
孔8aに、皿ビスBを挿入してねじ込んでいく。なお、
本実施の形態では、構造枠2が左右の縦枠材3を複数本
の横枠材4により結合したものであり、ナット部材8を
左右の縦枠材3に設けたので、縦枠材3と横枠材4との
間に生じる可能性のある隙間部分も含めて、ナット部材
8の軸心間距離を皿ビスBの正規の軸心間距離に合致す
るよう修正することができる。同様にして、各パネル1
に笠木Kを装着して、間仕切壁本体100の上端面全面
に笠木Kを装着する。
【0027】以上詳述したように、本実施形態の間仕切
壁本体100は、突起9の断面を、前記長孔10a、1
0bの短辺の長さより若干小さい1辺を有した略正方形
状にして、突起9の長孔10a、10b内での上下方向
の移動は規制するともに、長孔10a、10bの長辺の
長さ範囲内で突起9の長手方向の移動を可能に保持する
ように構成したナット部材取付手段Nを設けたので、ナ
ット部材8を、笠木本体5側へ接近しないようにすると
ともに長手方向へ遊動することができる。すなわち、左
右の縦枠材3に配したナット部材8の軸心間距離を、該
ナット部材8の遊動によって変化させることができる。
このため、間仕切壁本体100に多少の製作誤差が存在
しても、ナット部材8の軸心間距離を、皿ビスBの正規
の軸心間距離に合致するよう修正することができ、皿ビ
スBを無理なく正常に装着することができる。
【0028】また、ナット部材8を縦枠材3の内部の空
間に配するようにしたので、笠木Kと間仕切壁本体10
0との間などにナット部材8を取り付けるためのスペー
スを取る必要がない。
【0029】また、ナット取付手段Nを、ナット部材8
の両側に突出させた突起9と、縦枠材3の対向する壁面
板30、31にそれぞれ設けた長孔10a、10bとか
ら構成し、それら両長孔10a、10bに前記両突起9
を、笠木本体5の長手方向に移動可能に嵌め合わせるよ
うにしたので、縦枠材3には、長孔10a、10bを開
口するための加工をするだけで、ナット部材8を取り付
けることができる。
【0030】突起9を、その軸線Cをナット部材8のね
じ孔8aから偏移させてナット部材8の両側に突出させ
るとともに横断面形状を略正方形にして、長孔10a、
10b内で軸線C回りに回転しないようにしたので、ナ
ット部材8のねじ孔8aに皿ビスBをねじ込んで締め付
けに伴うナット部材8に前記突起9の軸線C回りに回転
しようとするモーメントの作用で、ナット部材8と縦枠
材3に設けた長孔10a、10bとの間の摩擦およびナ
ット部材8と皿ビスBとの間の摩擦が増加し、皿ビスB
の緩みを効果的に抑制することができる。
【0031】本発明は、以上のような実施形態に限られ
ない。
【0032】例えば、突起9を、その軸線Cをねじ孔8
aと交わるような位置に設けてもよい。
【0033】また、本実施の形態においては、長尺外装
物を、笠木Kとしたが、これに限らず、家具本体の端面
に添い設けるものであれば、例えば枠体のようなもので
もよい。
【0034】その他、各部の具体的構成についても上記
実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、家具本
体に設けられた複数のナット部材の軸心間距離を、ナッ
ト部材取付手段により保持されたナット部材の長手方向
の遊動により変化させることができ、その結果、家具本
体に多少の製作誤差は存在しても、ナット部材の軸心間
距離を、皿ビスの正規の軸心間距離に合致するよう修正
することができる。したがって、各皿ビスを無理なく正
常に装着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す全体図。
【図2】同実施の形態における笠木を示す平面図。
【図3】図2におけるA−A端面図。
【図4】本実施形態を示す要部の斜視図。
【図5】図4における分解斜視図。
【図6】本実施形態におけるナット部材取付手段を示し
た端面図。
【図7】図4におけるX−X断面図。
【図8】図4におけるY−Y断面図。
【符号の説明】
1・・・パネル 2・・・構造枠 3・・・縦枠材 7・・・ビス孔 8・・・ナット部材 8a・・・ねじ孔 9・・・突起 10a・・・長孔 10b・・・長孔 30、31・・・壁面板 100・・・間仕切壁本体(家具本体) C・・・軸線 B・・・皿ビス K・・・笠木(長尺外装物) N・・・ナット部材取付手段 P・・・パネル要素 W・・・可動間仕切壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家具本体と、この家具本体の端面に添い設
    ける笠木等の長尺外装材と、この長尺外装材の複数箇所
    に設けた皿ビス用のビス孔と、これらビス孔に対応させ
    て前記家具本体側に配した複数のナット部材と、これら
    ナット部材の全部又は一部を前記長尺外装材に対する接
    近移動は禁止し且つ前記長尺外装材の長手方向への遊動
    は許容した状態で前記家具本体に保持させるナット部材
    取付手段と、前記各ビス孔を通して前記各ナット部材に
    定着した皿ビスとを具備してなることを特徴とする家
    具。
  2. 【請求項2】家具本体が、構造枠を備えた可動間仕切壁
    の本体であり、長尺外装材が、その本体の上端面に装着
    される笠木である請求項1記載の家具。
  3. 【請求項3】ナット部材が、構造枠の左右の縦枠材内に
    それぞれ配されている請求項2記載の家具。
  4. 【請求項4】ナット部材取付手段が、ナット部材の両側
    に突出させた突起と、前記縦枠材の対向する壁面板にそ
    れぞれ設けた長孔とを具備してなり、それら両長孔に前
    記両突起を、笠木の長手方向に移動可能に嵌め合わせた
    ものである請求項3記載の家具。
  5. 【請求項5】ナット部材取付手段が、軸線をナット部材
    のねじ孔から偏移させて該ナット部材の両側に突出させ
    た突起と、前記家具本体の対向する壁面板にそれぞれ設
    けられ前記突起を長尺外装材の長手方向に移動可能に保
    持する長孔とを具備してなり、前記突起の断面形状を非
    円形状のものにして該突起が前記長孔内で軸線回りに回
    転しないように構成している請求項1記載の家具。
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