JP2506448Y2 - 収納ケ―ス - Google Patents

収納ケ―ス

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JP2506448Y2
JP2506448Y2 JP786790U JP786790U JP2506448Y2 JP 2506448 Y2 JP2506448 Y2 JP 2506448Y2 JP 786790 U JP786790 U JP 786790U JP 786790 U JP786790 U JP 786790U JP 2506448 Y2 JP2506448 Y2 JP 2506448Y2
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JP
Japan
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case
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screw
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政彦 野田
秀充 永安
洋一 三木
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池田電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動扉の制御部等を収納するための収納ケ
ースに関する。
(従来の技術) 例えば自動扉の機構部を収納するための収納ケースに
は、第10図乃至第11図に示すように筒状のケース本体1
と、ケース本体1の側端を塞ぐ側板2とを備え、ケース
本体1が、ケース体3と該ケース体3の上端開口を塞ぐ
カバー体4とから成り、ケース体3及びカバー体4に対
して側板2を第12に示すビス5により締付固定し、側板
2を介してケース体3とカバー体4とを連結するように
したものがある。
ところが、従来のこの種の収納ケースは、第10図に示
すようにケース体3及びカバー体4に夫々筒状の取付部
6,7を設け、側板2にその取付孔8を介して挿通したビ
ス5を前記取付部6,7に螺合して締付けることにとよ
り、ケース体3及びカバー体4に側板2を締付固定する
ようにしていた。
(考案が解決しようとする課題) 従って、従来ではケース体3及びカバー体4の夫々に
取付部6,7を設ける必要があり、ケース体3及びカバー
体4の材料が多くなり、製造費が高く付くし、また取付
部6,7がケース体3及びカバー体4に夫々必要で、取付
部6,7の数が多くなるため、収納ケースの組立ての際に
ビス5の螺合作業が多くなり、このため収納ケースの組
立ても面倒であった。
本考案は上記問題点に鑑み、材料が少なくて済んで安
価に製造できると共に、組立も簡単になし得るようにし
たものである。
(課題を解決するための手段) この技術的課題を解決する本考案の技術的手段は、筒
状のケース本体12と、ケース本体12の側端を塞ぐ側板13
とを備え、前記ケース本体12が、ケース体14と、ケース
体14の開口を塞ぐカバー体16とからなり、ケース体14及
びカバー体16に対して側体13がビス21により締付固定さ
れ、側板13を介してケース体14とカバー体16とを連結す
るようにした収納ケースにおいて、 カバー体16に、前記ビス21を螺合するための半割筒状
の取付爪31が設けられ、ケース体14に、前記ビス21を螺
合するための半割筒状の取付爪32が設けられ、前記カバ
ー体16の取付爪31と前記ケース体14の取付爪32とで、ビ
ス21が螺合する円筒状の取付部34が形成されている点に
ある。
(作用) 収納ケースを組立てる場合、第1図に示すようにケー
ス体14に対してカバー体16を開口15を塞ぐように配置
し、これによりケース体14とカバー体16とで筒状のケー
ス本体12を構成し、また、第5図及び第9図に示す如く
ケース体14の取付爪32とカバー体16の取付爪31とで筒状
の取付部34を形成する。
そして、ケース本体12の側端を塞ぐように側板13を配
置し、この状態でビス21を、側板13の取付孔36,37に挿
通すると共に、取付部22,23,34に螺合し、このビス21に
よって側板13をケース体14及びカバー体16に締付ければ
よく、取付爪31,32を利用して1つのビス21でケース体1
4及びカバー体16の両方に側板13を締付けることができ
る。
なお、第5図に示すようにケース体14及びカバー体16
の押出し材肉厚をtとすると、従来の場合(第10図及び
第11図の場合)は、第13図に示すように取付部6の寸法
aは、4×t+dの長さを要したが、本願実施例の場合
第5図に示すように取付部34の寸法aは、3×t+dで
済み、取付部34の寸法aを小さくすることができる。
(実施例) 以下、本考案を図示の実施例に従って説明すると、第
1図乃至第4図において、11は自動扉の制御部収納ケー
スで、左右に細長い筒状のケース本体12と、ケース本体
12の側端を塞ぐ側板13とを備え、収納ケース11内に扉を
駆動するための制御回路部品を収納するようになってい
る。
ケース本体12は、上端が開口した左右に長いケース体
14と、ケース体14の上端開口15を塞ぐカバー体16とを備
えて成り、これらケース体14及びカバー体16は長尺物で
あるためアルミニウムの押出成形により形成されてい
る。
ケース体14は、底壁18と前後一対の側壁19,20とを有
し、側壁19,20の中途部内側に、第7図及び第8図に示
すようにビス21を螺合するための円筒状の取付部22,23
が形成されている。カバー体16は、天壁26と該天壁26の
前後両端から下方に折曲した一対の折曲縁部27,28とを
有している。
31はカバー体16に設けた前後一対の半割筒状の取付爪
で、天壁26の両端部に、折曲縁部27,28に内側から対向
するように下方突設されている。32はケース体14に設け
た前後一対の半割筒状の取付爪で、側壁19,20の上端
に、前後方向内方に階段状に折曲した段部33を介して上
方突設されている。そして、ケース体14とカバー体16と
を筒状に組合せた際に、第5図に示すように、ケース体
14の各取付爪32,32が、カバー体16の取付爪31,31と折曲
縁部27,28との間に挿入され、各取付爪31と取付爪32と
でビス21が螺合する円筒状の取付部34を形成するように
なっている。
前記側板13は金属板等により構成され、前記ケース体
14の取付部22,23に対応する一対の取付孔36と、取付部3
4に対応する一対の取付孔37とが設けられている。従っ
て、ビス21を側板13の左右方向外方から取付孔36,37に
挿入して取付部22,23,34に螺合して締付けることによ
り、ビス21で側板13をケース本体12の側端を塞ぐように
ケース体14及びカバー体16に対して締付固定できると共
に、側板13を介してケース体14とカバー体16とを連結す
ることができるようになっている。
第9図は他の実施例を示し、カバー体16の折曲縁部2
7,28に半割筒状の取付爪31を形成すると共に、該取付爪
31の内方に位置するように天壁26の取付爪31内方に突出
片39を下方突設し、ケース体14とカバー体16とを筒状に
組合せた際に、ケース体14の取付爪32が、カバー体16の
取付爪31と突出片39との間に挿入され、取付爪31と取付
爪32とで円筒状の取付部34を形成するようになってい
る。
なお、前記実施例ではケース体14はその上端が開口し
ているが、これに代え、ケース体14は、カバー体16で塞
ぐようにしていれば、前端、後端又は下端のいずれが開
口したものであってもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、カバー体16に、前記ビス21を螺合す
るための半割筒状の取付爪31が設けられ、ケース体14
に、前記ビス21を螺合するための半割筒状の取付爪32が
設けられ、前記カバー体16の取付爪31と前記ケース体14
の取付爪32とで、ビス21が螺合する円筒状の取付部34が
形成されているので、ビス21によってケース体14に側板
13を取付けるための取付部とカバー体16に側板13を取付
けるための取付部を、取付爪31,32によって兼用できる
ため、ビスを螺合する取付部をケース体14及びカバー体
16に夫々別個に設ける必要がなくなり、従ってケース体
14及びカバー体16の構成材料を極力少なくして収納ケー
スを安価に製造し得る。また、取付爪31,32を利用して
ケース体14及びカバー体16の両方に側板13を1つのビス
で締付できるため、収納ケースを組立てる際のビスの取
付け個数を極力少なくすることができ、収納ケースの組
立ても楽になし得る。さらに、取付爪31,32にビス21を
螺合することによって、ケース体14とカバー体16とを側
板13なしで連結することができ、側板13を省略した収納
ケースとすることも可能になり、汎用性も大きく、その
実用的効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第8図は本考案の一実施例を示し、第1図は
側面図、第2図はケース体の側面図、第3図はカバー体
の側面図、第4図は側板の側面図、第5図はカバー体の
取付爪部分の側面図、第6図はケース体の取付爪部分の
側面図、第7図及び第8図はケース体の取付部部分の側
面図である。第9図は他の実施例を示す側面図である。
第10図は従来例を示すカバー体及びケース体の側面図、
第11図は同側板の側面図、第12図は同ビスの側面図、第
13図は従来例の取付部寸法を示す側面図である。 12……ケース本体、13……側板、14……ケース体、16…
…カバー体、21……ビス、31,32……取付爪、34……取
付部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状のケース本体(12)と、ケース本体
    (12)の側端を塞ぐ側板(13)とを備え、前記ケース本
    体(12)が、ケース体(14)と、ケース体(14)の開口
    を塞ぐカバー体(16)とからなり、ケース体(14)及び
    カバー体(16)に対して側体(13)がビス(21)により
    締付固定され、側板(13)を介してケース体(14)とカ
    バー体(16)とを連結するようにした収納ケースにおい
    て、 カバー体(16)に、前記ビス(21)を螺合するための半
    割筒状の取付爪(31)が設けられ、ケース体(14)に、
    前記ビス(21)を螺合するための半割筒状の取付爪(3
    2)が設けられ、前記カバー体(16)の取付爪(31)と
    前記ケース体(14)の取付爪(32)とで、ビス(21)が
    螺合する円筒状の取付部(34)が形成されていることを
    特徴とする収納ケース。
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