JP2003104582A - 枚葉紙を処理する印刷機の給紙装置で枚葉紙を搬送する方法 - Google Patents

枚葉紙を処理する印刷機の給紙装置で枚葉紙を搬送する方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷ユニットが急に停止したときに、給紙装
置をきわめて迅速に停止させる。 【解決手段】 枚葉紙処理機械の駆動装置から切り離し
て制御可能な駆動装置を備える給紙装置の始動時または
停止時に、停止信号が出されたときに給紙台19の上の
枚葉紙がずれないように、搬送ベルト6を決められた加
速度プロフィルに基づいて停止もしくは始動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置が、有利
には枚葉紙のずれ重なった連続を枚葉紙パイルと機械の
第1の印刷ユニットの間の領域で搬送する少なくとも1
つの搬送ベルトを備えている、枚葉紙を処理する印刷機
の給紙装置で枚葉紙を搬送する方法に関する。支障のな
い連続した本刷りができるかどうかは、枚葉紙印刷機の
給紙装置にきわめて大きく左右される。したがって、給
紙装置は1つの版の品質の一定性にも影響を及ぼす。と
いうのも、機械が停滞なく印刷を行った場合にのみ、均
一な着色が可能だからである。給紙装置には、紙積み台
の上に正確に積み重ねられた枚葉紙を1枚ずつにさば
き、給紙台を経由してこれを装置へ供給するという役割
がある。今日、枚葉紙印刷機には給紙装置の2通りのシ
ステムがある。すなわち、1枚ごとの枚葉紙を扱う給紙
装置と、ずれ重なった枚葉紙を扱う給紙装置(ストリー
ムフィーダ)である。
【0002】
【従来の技術】枚葉紙印刷機では、いわゆるストリーム
フィーダが主に用いられている。ストリームフィーダで
は、パイルの後端のところにある吸引ヘッドによって、
枚葉紙が1枚ずつにさばかれる。吸引ヘッドは、一番上
の枚葉紙を後端で持ち上げてからこれを連続して給紙台
に供給する、空気圧式のさまざまな持上げ用吸口と前進
用吸口を備えている。ずれ重なった状態で到着する枚葉
紙は、給紙台の上で、搬送ベルトによって印刷ユニット
に供給される。比較的旧式の給紙装置では、さまざまな
ロールやブラシが、回転するコンベヤベルトまで枚葉紙
を押していき、そのようにして前当てまで安定して直線
的に進行させる。比較的新しい機械では、ロールやブラ
シに代えて、いわゆる吸引ベルトが用いられている。こ
の場合、枚葉紙は穴のあいた搬送ベルトによって空気圧
で吸引され、それと同時に前当てまで運ばれる。印刷速
度は早くなる一方であるが、このような空気圧式のシス
テムならば用紙をうまく保持し、それによって用紙を安
定した走行状態にすることができる。うろこ状に重なっ
た状態で枚葉紙を運ぶことにより、側方と前方の当てに
関して著しい利点が得られる。というのも、給紙台の上
にある用紙が、本来の機械速度よりも時間的に先行する
からである。こうして稼いだ時間が、前当てで正確に揃
えるとともに横当てで側方を正確に揃えるために、到着
する枚葉紙を一時的に落ちつかせて停止させるのに利用
される。
【0003】個々の枚葉紙は、揃えが終わった後、くわ
えづめによって印刷ユニットに引き渡され、そのために
印刷速度まで加速される。70cm×100cmの判型
の枚葉紙を1時間あたり15.000枚処理する機械で
は、枚葉紙は毎秒約3,5mの速度で運ばれる。
【0004】印刷機では、枚葉紙を正しい時点で正しい
状態のまま印刷機に渡すことが非常に重要である。この
条件が整っていないと、色分解版が枚葉紙の縁に対して
ずれたままプリントアウトされ、このことは、別の色を
印刷するために枚葉紙を再度機械に通すときや、印刷さ
れた枚葉紙を引き続いて処理するときに、問題につなが
る場合がある。したがって、印刷機と給紙装置が同じサ
イクルで作動するように配慮しなければならない。この
ことは、印刷機のローラの駆動装置を、給紙装置の駆動
装置と連動させることによって、強制的に実現すること
ができる。
【0005】枚葉紙は(給紙装置が枚葉紙を1枚ずつの
形態で搬送するか、ずれ重なった状態で搬送するかに関
わりなく)前側の当てに印刷速度で当たるのではなく、
これよりも遅い速度で当てに到着するのが望ましい。こ
れを実現するために、公知のシステムでは、印刷機と給
紙装置の駆動装置の速度の連動が解消される。それによ
って、給紙装置の搬送ベルトでいわゆる速度プロフィル
を生成させることが可能である。この場合、枚葉紙は、
搬送区間を進んでいる間は加速させられ、前側の当ての
領域にくると再び減速させられるので、遅くなった速度
で前当てに到着する。
【0006】パイルから給紙台に枚葉紙が引き渡されて
いる間、および給紙台を経由して搬送されている間、た
とえば枚葉紙を吸引するときの機械的な不具合や、搬送
ベルト上でのスリップなどによって減速が生じる場合が
ある。このような場合、搬送ベルト上での速度を制御で
きるようにするために、特開平3−295651より、
給紙装置の搬送ベルトを別個のモータによって駆動する
ことが公知となっている。さらに、ドイツ特許出願公開
明細書4444755には、給紙装置が、印刷ユニット
の駆動装置から連動を解除されたモータによって駆動さ
れる、給紙装置の駆動装置が記載されている。さらに、
この給紙装置の駆動装置は、給紙台の上にある枚葉紙
を、印刷ユニットの速度に関わりなく、ちょうど所望の
時点で給紙装置の前側の当てに到着するように搬送する
ことを可能にする制御・調節装置を有している。
【0007】ドイツ特許明細書19639134では、
給紙装置の駆動装置を印刷ユニットの速度に関わりなく
制御できるという可能性が、本刷りを開始するときおよ
び再度開始するときに、給紙装置の速度推移を制御する
のに利用される。この場合、給紙装置の速度は所定のプ
ログラムに従って上昇する。さらに、枚葉紙を印刷ユニ
ットに供給するときには、枚葉紙を給紙台を経由して搬
送するのにある程度の時間がかかることが考慮される。
したがって、枚葉紙の供給は、印刷ユニットが印刷を始
める前に、時間的に先行して開始される。給紙装置の速
度の上昇はランプの形態で行われるので、給紙装置の搬
送ベルトの速度は直線的に上昇する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したそれぞれの明
細書には、給紙装置を備える印刷ユニットの通常の始動
時や停止時に実行されるべきプログラムが記載されてい
る。しかしながら、給紙装置と印刷機を停止させざるを
得ないような、時間的に予め規定できない状況が起こる
場合も少なくない。そのために、ドイツ特許出願公開明
細書19505560には、パイルから給紙装置へ渡さ
れるときに2枚差し枚葉紙が発見されたとき、この2枚
差し枚葉紙が給紙装置の前側ストッパに当たった時点で
給紙装置を停止させるまでに、どのようにして給紙装置
の台の上にまだ残っている枚葉紙を印刷機に通すことが
できるかが記載されている。この方策の利点は、台の上
で2枚差し枚葉紙よりも前にある枚葉紙を印刷すること
ができ、特に、最初の印刷ユニットへのインキ供給を、
時間的に十分間に合うようにオフにできることにある。
しかし前述した方策は、2枚差し枚葉紙が、給紙装置の
前側ストッパから遠い距離のところで発見された場合に
しか役に立たない。ところが、たとえばオフにするのを
待っているとさらに損害が拡大してしまう十分に大きな
障害が印刷ユニットで生じた場合のように、印刷ユニッ
トと給紙装置をすぐにオフにしなければならない状況も
多い。このような場合には、被害の拡大を防ぐために、
印刷機を給紙装置とともに多かれ少なかれ唐突に停止さ
せるのが普通である。このような方策の利点は、印刷機
と給紙装置が、障害の発見後きわめて短時間のうちに停
止することにある。しかし、このときの給紙装置の停止
は、給紙台の搬送ベルトの保持力が、その上にある枚葉
紙を確実に保持するのに十分でないほど唐突に行われる
ことが多い。この問題が起こるのは、特に、枚葉紙がず
れ重なった形態で搬送ベルトの上に配置されている場合
である。この場合、ベルトの保持力が、ベルトの上にあ
る枚葉紙の重量に比較して小さいために、ベルトが急に
停止すると、給紙装置の適正な始動が不可能になってし
まうほど枚葉紙が激しくずれる可能性がある。このよう
な場合、個々の枚葉紙は、意図されている作業ステップ
を給紙装置によって実行できなくなるほど、予定の位置
からずれている。このことは結果的に、給紙装置をきれ
いに片づけなくてはならず、給紙装置にある枚葉紙が損
紙になることを意味している。
【0009】したがって、本発明は、独立請求項の前提
項に記載されている分野の方法を前提とする。本発明の
目的は、印刷ユニットが急に停止したときに、給紙装置
をきわめて迅速に停止させることができる方法を提供す
ることであり、この場合、特に枚葉紙がずれ重なって配
置されている場合に、これらの枚葉紙が給紙台の上で互
いにずれることがなく、それによって、1枚または複数
枚の枚葉紙を給紙装置から取り除かなくても、後に給紙
装置を容易に始動させることができることが保証される
のが望ましい。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的は、請求項1の
特徴部に記載されている特徴の組合せによって解決され
る。有利な実施態様は、従属請求項2から10に記載さ
れている。
【0011】本発明の要諦は、原理的には、緊急事態が
生じたときに印刷機の作業サイクルを給紙装置の作業サ
イクルから切り離すことにある。このようにして、通常
はスイッチオフによって保護されるべき印刷ユニットを
即座に停止させることができ、それに対して、給紙装置
は最適化された速度で停止させられる。このとき給紙装
置の停止は、給紙台の上の枚葉紙が滑ってずれることな
く、給紙装置がもっとも短時間で停止する加速度プロフ
ィルに従って行われる。選択されるべき加速度プロフィ
ルの推移は、給紙台の上にある枚葉紙の材料と、停止の
コマンドが出された時点との両方に依存して決まる。加
速度プロフィルをつくるときには、2通りの方策を追求
することができる。その1つとして、特定の材料と特定
のサイズでできている枚葉紙が通常停止する、ただ1種
類のプロフィルを決定することができる。この方法は、
必要な制御の計算、設定などの点で比較的簡単である。
もう1つの方策の要諦は、枚葉紙の負の加速度のために
最大限利用できる経路を決定し、その後で加速度プロフ
ィルを算定することにある。この方法は、減速のために
利用できる経路が最善に活用され、停止プロセスの後に
枚葉紙が常に同じ位置にいるので、その後の始動プロセ
スが容易になるという利点がある。
【0012】枚葉紙および給紙装置の構成部品に作用す
る力を、利用できる時間全体にわたってできるだけ一定
にするために、予め規定された速度ランプで給紙装置を
始動させることが推奨される。それにより、減速や加速
をしている時間全体にわたって、急激に増大する力が、
枚葉紙や、給紙装置の噛み合っている構成部品に突然作
用することが防止される。
【0013】停止および再度の始動のために最善の加速
度プロフィルを決定することにより、通常、この両方の
プロセスを同じ運動方向で連続して実行することができ
る。しかし、すでに先ほど述べたように、停止コマンド
は、枚葉紙がちょうど滑ってずれることなく停止するこ
とができる時点で出される場合がある。ところがそのと
き枚葉紙は、後続の印刷ユニットの作業サイクルに合わ
せるために、始動時に急激に加速しなくてはならない位
置にいる可能性がある。この点に対処するために、本発
明の発展例では、給紙装置が予め規定された後退経路の
分だけ始動位置に戻され、そのようにして達した位置か
ら、予め規定された加速度プロフィルで始動させられ
る。
【0014】この特徴の根拠となっているのは、枚葉紙
が止った後、給紙装置を再び始動させるコマンドが出さ
れるまでに、比較的長い時間を利用することができると
いう考察である。この時間を利用して、枚葉紙を、支障
のない始動にとって不適切な位置から、枚葉紙が支障な
く始動することができる別の位置に搬送することができ
る。給紙装置はすでに停止時に枚葉紙で満たされてお
り、しかもこれらの枚葉紙は急速な停止中にさらに前方
へ運ばれているので、周期的に作動する給紙装置の、始
動に好都合な回転位置へと枚葉紙を搬送するために、印
刷ユニットの方向に向かって枚葉紙を動かすにはスペー
スが残されていない。そこで本発明の発展例では、枚葉
紙を通常の搬送方向とは反対向きに、後方に向けて搬送
することが提案される。それにより、たとえば非常停止
の後に、枚葉紙の支障のない始動をするために必要な経
路が得られる。それにより、本発明の有利な発展例にお
いては、給紙装置がその上にある枚葉紙の順序を変えな
いまま支障なく始動可能であるように、第1および第2
の加速度プロフィルを決定するための前提条件が整う。
【0015】枚葉紙を停止もしくは減速させ、その後で
枚葉紙を始動させるプロフィルを簡単に決めることがで
きるようにするために、第1の加速度プロフィルが停止
プロセスについて決定され、場合により第2の加速度プ
ロセスが、停止もしくは始動のプロセスを始めるときの
給紙装置の始動について決定され、その後で、決定され
た加速度プロフィルに基づいて給紙装置が減速もしくは
加速させられ、角度位置が、給紙装置の作業ステップの
反復されるシーケンスの周期を対象として決められる。
ここでは、給紙装置の作業ステップが周期的に繰り返さ
れるという事実が利用される。したがって、それぞれの
サイクルに360度の角度を割り当てることができる。
そしてこのサイクルの範囲内で、それぞれ個々の作業ス
テップに特定の角度を割り当てる。次いで、給紙装置の
作業進行に支障が起らず、かつ1枚または複数枚の枚葉
紙を損紙にすることなく、どの作業ステップまで枚葉紙
を前方へ(停止または始動の場合)、または後方へ動か
すことができるかを決定することができる。そして、こ
うして決定された区間に関して、最善の加速度プロフィ
ルもしくは減速プロフィルを決めることができる。
【0016】本発明の発展形態では、後で始動時に先頭
になる枚葉紙が停止時にできるだけ保持装置のところか
保持装置の手前で停止するように、負の加速度(減速)
のプロフィルを設定することが追求される。それによっ
て、枚葉紙が保持装置に突き当たり、場合によってはは
ね返されたり、損傷したりしないようにするのが達成さ
れる。
【0017】停止時に一番前にある枚葉紙は、搬送ベル
トから切り離されて作動するくわえづめによって、前当
てに当たっている位置から印刷ユニットへ運ばれるの
で、始動時に先頭になる枚葉紙は、通常、停止時に前当
てに当たっている枚葉紙の後ろにある、給紙装置の2番
目の枚葉紙である。したがって、給紙装置の減速プロフ
ィルは、先頭にある第1の枚葉紙に続く第2の枚葉紙
が、保持装置の手前または保持装置のところで運動速度
の最小値に達するように規定することが推奨される。
【0018】保持装置は、停止コマンドが出されると作
動を始め、前当てに当たっている枚葉紙を始動時に印刷
ユニットのくわえづめによってすぐ引き取ることができ
るようにその位置を固定する、給紙装置の停止フィンガ
によって構成されていてよい。1つまたは複数の停止フ
ィンガは、多くの場合、停止コマンドが出されたときに
だけ降下して1番前の枚葉紙の上に載る、ストッパの約
3cm手前に配置されたフィンガである。したがって、
ずれ重なって配置されている枚葉紙を停止させるときに
は、1番前の枚葉紙に続く2番目の枚葉紙が、定置に保
持されている1番前の枚葉紙の下へ停止フィンガの方に
向かって押されすぎないように配慮しなくてはならな
い。
【0019】原則として、始動時には加速度をできるだ
け少なく抑え、それによって、できるだけ長い距離を加
速のために利用できるようにするのが望ましい。ただし
後退をするときには、送り出しロールがまだ開かないよ
うに、および/または前進用吸口に吸い付いている枚葉
紙がまだ放されないように、後退する経路の長さを決め
ることが推奨される。すなわち大きく後退させすぎてし
まうと、給紙装置を通過して行われる搬送ステップは限
定的にしか可逆的でないので、大きな問題が生じかねな
い。送り出しロールが開くほど枚葉紙を大きく後退させ
ると、送り出しロールの下にある枚葉紙が後方へ押され
て損傷し、損紙になる恐れがある。それによって生じる
枚葉紙の連続の欠損部分が、問題につながる。しかも、
後退経路を長く選択しすぎると、(停止フィンガの下に
ある枚葉紙に続く)枚葉紙が、搬送をする吸引ベルトの
広い区域を空けることになる場合があり、するとこの区
域が、停止フィンガの下にある枚葉紙に作用してこれを
動かないようにする。すると、後方へ動いている吸引ベ
ルトが、前当てに当たっている枚葉紙を引き裂いたり、
始動時にくわえづめによって把持することができないほ
どこの枚葉紙を停止フィンガの下へ後方に運んでいく恐
れがある。また、最後に、パイルの上方へと戻っていく
前進用吸口が枚葉紙を放し、それによって下に落ちた枚
葉紙が始動時に利用できなくなるほど、枚葉紙を後退さ
せてはならない。
【0020】すでに先ほど述べたように、停止および始
動のために長い距離を利用できるようにするために、枚
葉紙の停止後かつ再度の始動の前に、適切な距離だけ枚
葉紙を給紙台の上で後退させると格別に有利な場合があ
る。この場合、本発明の有利な発展形態では、後退を停
止プロセスの直後に行い、または始動の直前に行うこと
ができる。停止と始動の間には比較的長い時間的間隔が
あるのが通常なので、停止の直後に後退のプロセスを始
めることが特に推奨される。ただし緊急停止の場合、給
紙装置は速度0に達した後に、さしあたり他の運動を行
うべきでなく、この場合には、次の始動コマンドが出た
直後に後退移動を始めることが推奨されよう。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0022】図1は、印刷ユニットに属する制御電子装
置3によって制御もしくは調節される、印刷ユニット1
に付属する駆動装置2を備えた印刷ユニット1を示して
いる。図1の右側では、複数の駆動装置5,8を有する
給紙装置4が、印刷ユニット1に続いている。吸引ベル
ト6の駆動装置5と吸引ヘッド7の駆動装置8は、いず
れも給紙装置4に付属する制御電子装置10によって制
御もしくは調節される。
【0023】吸引ベルト6の上には、矢印rの方向で示
す搬送方向に搬送される、枚葉紙12のずれ重なり11
がある。
【0024】吸引ベルト6は、方向を転換させる2つの
ローラ13、14の回りを走行しており、前述したよう
に吸引ベルト駆動装置5は、用紙パイル20の領域にあ
るガイドローラ14に作用する。吸引ヘッド7は、所定
のサイクルで給紙装置4の特定の作業ステップを行う前
進用吸口15と持上げ用吸口17を備えている。方向を
転換させる駆動ローラ14のほぼ上方に、図面には図示
していない送り出しロールが設けられている。この送り
出しロールは、給紙台19の上に持ち上げられた枚葉紙
12を、吸引ベルト6の上で枚葉紙12を吸着する吸引
室18の領域までベルト6によって運ぶために、駆動ロ
ーラ14の高さまで吸引ベルト6の上へ周期的に押し下
げられる。
【0025】給紙装置の作動方式は、次のように大まか
に記述することができる。パイル20にある枚葉紙の一
番上の枚葉紙が、その後端で持上げ用吸口17によって
持ち上げられ、詳しくは説明しないその他の方策によっ
て1枚ずつにさばかれる。持ち上げられた枚葉紙を前進
用吸口15が引き取り、図1で見て左方へ、給紙台19
の方向にこれを運ぶ。このとき、持ち上げられた枚葉紙
の方向rにある区域は、すでにその枚葉紙の前方で台の
上にある枚葉紙よりも下側のままであり、この枚葉紙の
下へさらにいくらか押し込まれる。給紙台19の上に新
たに持ち上げられた枚葉紙が十分な距離だけ左方へずら
されると、図1には図示しない送り出しロールが下方に
向かって移動して、新たに加わってきた枚葉紙を、その
上にある枚葉紙と一緒に吸引ベルト6に押し付けるの
で、さらにいくらか大きく重複して重なった両方の枚葉
紙が一緒に左方に向かって運ばれ、そこからは吸引室1
8が吸引ベルト6と連携して新たな枚葉紙を把持し、こ
れを搬送方向rへ搬送する。
【0026】図1に示す実施形態では、新たに加わって
くる枚葉紙が、枚葉紙1枚分の幅のほぼ半分だけ、先行
する枚葉紙の下に差し込まれているので、図示されてい
る給紙装置4の上では、枚葉紙1枚分の幅で2枚の枚葉
紙が搬送される。あるいは、枚葉紙をもっと詰めて相上
下するように押し込んで、枚葉紙1枚分の幅でおよそ3
枚の枚葉紙を給紙装置4の上で運べるようにすることも
できる。
【0027】図2には、図2で見て右方に給紙台19が
続いている印刷ユニット1が示されている。図2では、
給紙台19の、印刷ユニット1側を向いた部分だけが示
されている。破線で図示されている吸引ベルト6を見る
ことができ、その上には、部分的に相上下するように押
し込まれた2枚の枚葉紙16,21がある。図2で先頭
にある前側の枚葉紙21は、その左側の縁が前当て2
2,23に当接しているのに対して、後側の枚葉紙16
は、そのおよそ半分の幅が前側の枚葉紙21の下にあ
る。さらに、図2には、停止コマンドが出されると図2
の観察平面と垂直に下方に向かって移動して、先頭の枚
葉紙21を動かないようにする2つの停止フィンガ2
5,26が図示されている。
【0028】印刷ユニット1および給紙装置4の個々の
作業ステップは、次のように記述することができる。
【0029】始動前の状態:印刷ユニット1と給紙装置
4は停止しており、給紙台19は空であり、枚葉紙は持
上げ用吸口17および前進用吸口15で吸い付けられて
いない。
【0030】印刷ユニット1の始動と給紙装置4のスイ
ッチオン:印刷機のスイッチが投入され、基本速度まで
加速する。基本速度に達してから給紙装置4がオンにな
る。一方が給紙台19の吸引ベルト6を駆動し、他方が
吸引ヘッド7を駆動する、給紙装置4の両方のモータ
は、両者が同じサイクルで作動するようになるまで、印
刷機もしくは印刷ユニット1と同期される。その後、給
紙装置4の吸引ベルト6に吸込空気が通される。
【0031】用紙走行の開始:キーを操作することで、
印刷ユニット1が一定数回転した後(たとえば3回
転)、吸引空気が持上げ用吸口17と前進用吸口15に
送られる。そして吸引ヘッド7に吸引空気が通されるこ
とによって、枚葉紙が用紙パイル20から持ち上げら
れ、吸引ベルト6に向かう方向へ運ばれる。このとき、
1つまたは複数の持上げ用吸口17が枚葉紙12を持ち
上げ、1つまたは複数の前進用吸口15にこれを引き渡
し、前進用吸口15はこの枚葉紙を図1および図2で見
て左方へ、給紙台19の方へと搬送する。枚葉紙12
は、その先頭が、用紙引込用のローラと送り出しロール
の間にくるまで、前進用吸口15によって左方へ(もし
くは前方へ)運ばれる(およそ10から15cm)。用
紙引込用のローラは吸引ベルト6によって駆動される
か、または吸引ベルトがこのローラ14の回りを走行す
る。
【0032】次いで、図示しない送り出しロールが閉
じ、吸引ヘッド7の前進用吸口15が負圧のオフによっ
て枚葉紙12を放す。このプロセスの間、前進用吸口1
5の速度は、用紙の引込ローラの速度と同じ大きさであ
る。この時点で枚葉紙は、送り出しロールと用紙の引込
ローラとの間にあり、この両方の部材によって、吸引室
18の上方に位置し、それによって枚葉紙を動かないよ
うにする吸引ベルト6の区域の方へさらに搬送される。
送り出しロールは、枚葉紙12が吸引ベルト6の上で確
実に保持されるまで再び開いてはならない。この保持
は、負圧によって吸引室18で行うか、またはベルト8
の上にあるロールによって行うことができる。この位置
のとき、この枚葉紙の後端はまだ用紙パイル20の上に
あり、持ち上げられた枚葉紙に後続する枚葉紙はすでに
用紙パイル20から持ち上げられて、前者の枚葉紙の下
へ、送り出しロールの方向に運ばれている。このステッ
プによって枚葉紙のずれ重なりが形成される。次いで送
り出しロールが開き、後続する枚葉紙が、その前にある
第1の枚葉紙の下へ、送り出しロールと用紙引込用ロー
ラとの間に達する。最初の枚葉紙の前端から、後続する
枚葉紙の前端までの距離として表されるずれ重なりの長
さは、吸引ベルト6の平均速度に応じて決まる。
【0033】前当てへの枚葉紙の到着:吸引ベルト6は
枚葉紙12を、給紙台19を前当て22,23まで運
ぶ。前当て22,23への枚葉紙12の到着は、次の枚
葉紙を吸引ヘッド8から吸引ベルト6へ引き渡すために
送り出しロールが閉じるのとほぼ同じ時点で行われる。
枚葉紙は、前当て22,23で停止させられる。そこで
枚葉紙は速度0となり、落ち付くために一定の時間だけ
余裕が与えられる。その後、枚葉紙は引張用当て(図面
には示さず)によって揃えられる。印刷ユニット1の搬
送くわえづめが枚葉紙の前端に向かって揺動し、これを
把持する。前当ては、下方に向かって離れるように揺動
し、枚葉紙は印刷ユニット1の(図示しない)くわえづ
めによって印刷ユニット1に運ばれる。搬送くわえづめ
が枚葉紙を機械に搬送し、枚葉紙が前当ての領域を離れ
ると、ただちに前当ては再び上方へ揺動して、次に到着
する枚葉紙を停止させることができる。
【0034】給紙装置の停止:給紙装置4は、トラブル
シナリオによって(たとえば緊急停止)、または意識的
に(たとえば「給紙装置オフ」)任意の時点で停止させ
ることができる。停止すると、先ほどすでに説明したよ
うな特定の機械角度で、保持装置(多くの場合、前当て
の約3cm手前にある2つの停止フィンガ)が、ちょう
ど前当てのところにある枚葉紙を上方から押圧して、枚
葉紙を動かないようにする。給紙装置4、すなわち特に
吸引ベルト6が減速させられ、後続する枚葉紙は、前当
てのところにある枚葉紙の下へさらに押し込まれる。
【0035】停止するまでに減速に最大限利用できる距
離は、次のようにして算定される。仮に、後続する枚葉
紙を、前当てのところにある枚葉紙の下へ完全に押し込
むことができるならば、この枚葉紙には、ずれ重なりの
長さ(図2の中のs)の減速距離を利用できることにな
り、つまりこの減速距離は、上にある枚葉紙によって覆
われていない枚葉紙区域の長さである。この区間は、ず
れ重なりの長さとして、たとえば260mmであり得
る。停止フィンガが前当てから30mmの間隔をおいて
いるとすると、後続する枚葉紙はせいぜいのところ停止
フィンガまでしか動くことができない。つまり、ずれ重
なりの長さから、停止フィンガと前当ての間隔の値がさ
らに差し引かれる。このようにして最大の制動距離(図
2の中のw)は、260mm−30mm=230mmと
なる。
【0036】給紙装置の後退:給紙装置4は、たとえば
「給紙装置オフ」ボタンの操作や非常停止によって止っ
ている。印刷ユニット1は再び始動し、もしくはまだ任
意の速度で回転している。仮にこの位置で給紙装置が始
動したとすると、給紙装置4もしくは後続する枚葉紙を
印刷機1の速度に同期させるのに、わずか30ミリの距
離しかないことになる。給紙装置4を逆回転させること
によって、枚葉紙を加速させるのに利用できる距離を伸
ばすことができる。このとき、給紙装置4は限定的にし
か逆回転させることができない。このような限定を設け
るのは、後で好ましくない状態になるのを防ぐためであ
る。
【0037】一方では、給紙装置4は、送り出しロール
が開く作業ステップの直前になるまでしか、逆回転させ
てはならない。給紙装置4をこれ以上後退させると、送
り出しロールの下にある枚葉紙が損紙になり、欠損部分
が生じる場合がある。また、枚葉紙は、(前当てのとこ
ろにある枚葉紙に後続する)枚葉紙が吸引ベルト6に空
白部分をつくり、その上にある枚葉紙(すなわち停止フ
ィンガの下の枚葉紙)が吸引ベルト6で把持されて停止
フィンガの下で引き裂かれるまで、押し戻すことはでき
ない。そして最後に、給紙装置4が逆回転し過ぎてしま
うので、前進用吸口15がこれに吸い付けられている枚
葉紙を落すことも防止しなくてはならない。
【0038】給紙装置4の始動:給紙装置4が後退し、
再び始動する。特定の機械角度で、停止フィンガが再び
引き戻され、それまで停止フィンガの下で前当てのとこ
ろにあった枚葉紙が印刷ユニット1に送り込まれる。こ
の時点で、給紙装置4を再び印刷ユニット1と同期させ
ることができ、最大の加速距離(図2参照)が利用され
る。このとき同時に、次の枚葉紙が再び前当てまで案内
され、吸引ヘッド7がこの時点で再び枚葉紙を吸引ベル
ト6に引き渡す。それによってずれ重なりの流れが再び
生まれ、欠損部分は生じない。
【0039】図3から図6は、吸引ベルト6の速度の考
えられる推移を、時間につれて示している。図3では、
吸引ベルト6は時点t0のとき速度Aで走行しており、
次いで時点t1のとき、給紙装置4をできるだけ短時間
のうちに停止させるべき停止コマンドが出される。そし
て図1は、変わらない速度Aの区間aの後に、値Aから
0まで下がる直線的に下降する速度bを示している。時
点t2で速度0に達する。そして時点t3で給紙装置4
を再び始動させるものと仮定し、このことは、カーブ区
域cに沿った速度vの直線的な上昇によって行うことが
できる。時点t4のとき、吸引ベルト6と給紙装置4の
作業速度に再び達するので、吸引ベルト6はカーブ区域
eに沿って速度Aで動く。t2からt3までの時間は比
較的長く続いてよく、このことは、始動コマンド(時点
t3)がいつ出されるかによって決まる。
【0040】図4には、図3とはやや異なる速度経過が
示されている。主要な相違点は、時点t1での停止コマ
ンドの後、速度が直線的に下降するのではなく、カーブ
aの変わらない速度から、連続的に下がっていく速度の
カーブbへの移行が、2次関数または3次以上の関数に
従って丸みを帯びていることにある。つまり、図3の場
合のように飛躍的に上昇する加速は得られず、ジャーク
(加速度の区分)が図3に対して有限の値をとってい
る。換言すると、このことは速度プロフィルがジャーク
限定的であることを意味している。それにより、枚葉紙
に作用する急激で定義できない力が防止され、このこと
はスリップの危険性を大幅に低くする。
【0041】図5では、時点t0からt2までの推移は
図1と同様である。つまり時点t2では、やはり給紙装
置4および吸引ベルト6は止っている。主要な相違点
は、枚葉紙12が時点t3を起点として、次第に増える
速度でそれまでの運動方向とは反対方向へ押し戻され、
次いで、時点t4とt5の間では一定の速度Bで後方へ
動いていることにある。そしてt5からt6までの間
に、後方に向かう運動の速度が0まで下がる。この時点
以後、給紙装置4にある連続する枚葉紙12が再び図1
と同様に加速されるが、後方へ運動したことによって、
始動時のスタート位置が図3のスタート位置よりもいく
らか後ろにある点だけが違っている。時点t2からt3
までの時間は、枚葉紙12の停止後にいつ始動コマンド
が出されるかによって決まる。
【0042】図6に示す速度経過は、図5に示す推移と
大筋で一致している。主要な相違点は、給紙装置4が時
点t2の停止後にすぐ後方に向かう運動を開始している
ことであり、つまり停止した直後に運動方向を逆転させ
て、次第に増える速度で後方に動いていることである。
そして時点t5で後方に向かう運動が終わり、給紙装置
4は停止し、このとき枚葉紙12は、図3に比べて後方
に移動したスタート位置を有している。t6の時点で給
紙装置4は再び通常の運動方向へ動きはじめ、その様子
は図5にも示すとおりである。
【0043】図4に示すカーブの推移は、図5と図6に
示すカーブの推移と組み合わせることもでき、それによ
って図5と図6でも、飛躍的に上昇しない加速度を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】給紙装置を備える印刷ユニットを示す概略的な
側面図である。
【図2】給紙装置と印刷ユニットの間の移行領域を示す
概略的な平面図であり、ここでは給紙台のうち、印刷ユ
ニットの方を向いている区域だけが図示されている。
【図3】搬送ベルトの速度の考えられるプロフィルを時
間につれて示す図である。
【図4】給紙装置の搬送ベルトを停止させて始動させる
場合における、速度の考えられる第2のプロフィルを示
す図である。
【図5】図1に対応する速度プロフィルを示す図であ
り、ここではベルトはさらに追加的に後方へ動いてい
る。
【図6】減速経路のすぐ後に後退経路が続いている、図
5に対応する速度プロフィルを示す図である。
【符号の説明】
1 印刷ユニット 2 駆動装置 3 制御電子装置 4 給紙装置 5 駆動装置 6 吸引ベルト 7 吸引ヘッド 8 駆動装置 10 制御電子装置 11 ずれ重なり 12 枚葉紙 13 ローラ 14 ローラ 15 前進用吸口 16 枚葉紙 17 持上げ用吸口 18 吸引室 19 給紙台 20 パイル 21 枚葉紙 22 前当て 23 前当て
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390009232 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many (72)発明者 マティアス ハーデン ドイツ連邦共和国 67071 ルードヴィッ クシェーファン シュローシュガーセ 4 (72)発明者 ベルンハルト ヴァーゲンソンメル ドイツ連邦共和国 69254 マルシェ フ ァルツシュトラーセ 28 Fターム(参考) 3F049 BA04 EA10 EA14 EA17 EA23 EA24 FB00 LA06 LB04 3F101 LA06 LB01 3F102 AA13 AB03 BA02 BA09 BB02 DA06 EA08 FA05 FA06 FA07 FA08

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枚葉紙処理機械(1)の給紙装置(4)
    で枚葉紙(12)を搬送する方法であって、前記給紙装
    置(4)が、特に枚葉紙のずれ重なった連続を枚葉紙パ
    イル(20)と前記機械の前側ストッパ(22,23)
    の間の領域で搬送する少なくとも1つの搬送ベルト
    (6)を備えており、そこから枚葉紙は前記枚葉紙処理
    機械(1)に引き取られ、前記搬送ベルト(6)の走行
    速度は、後続する前記枚葉紙処理機械の作業速度に関わ
    りなく、予め設定された速度プロフィルに従って可変で
    ある、枚葉紙を搬送する方法において、 前記搬送ベルト(6)を、前記給紙装置(4)の始動時
    または停止時に、予め規定された加速度プロフィルに従
    って停止および/または始動させることを特徴とする、
    枚葉紙を搬送する方法。
  2. 【請求項2】 前記搬送ベルト(6)を、時間を横軸と
    する速度変化が連続する推移を有している予め規定され
    た速度ランプで始動もしくは停止させる、請求項1に記
    載の方法。
  3. 【請求項3】 前記給紙装置(4)を、第1のステップ
    において予め規定された第1の加速度プロフィルに基づ
    いて減速させ、特に第2のステップにおいて予め規定さ
    れた後退距離だけ始動位置のほうへ後退させ、第1また
    は第2のステップの後に達した位置から、予め規定され
    た第2の加速度プロフィルで始動させる、請求項1また
    は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 第1および第2の加速度プロフィルは、
    前記給紙装置(4)が枚葉紙(12)を変わらない順序
    で上に載せたまま支障なく始動可能であるように規定さ
    れている、請求項1から3までのいずれか1項に記載の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記給紙装置(4)の停止プロセスの第
    1の加速度プロフィル、および場合により始動の第2の
    加速度プロフィルを、停止プロセスもしくは始動プロセ
    スの開始時における前記給紙装置(4)の角度位置に依
    存して決定し、その後に前記給紙装置(4)を決定され
    た加速度プロフィルに従って減速もしくは加速させ、前
    記角度位置は、前記給紙装置の作業ステップの繰返され
    るシーケンスのサイクル数を指している、請求項3また
    は4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記給紙装置(4)の減速プロフィル、
    および場合により後退距離が、前記給紙装置(4)の後
    続する始動時に行われる作業ステップによって連続する
    枚葉紙のうち少なくとも1枚の枚葉紙(12)を搬送で
    きなくなるような作業ステップを前記給紙装置が実行で
    きるようになる前に、枚葉紙(12)の運動が前記給紙
    装置(4)とともに終了するように規定されている、請
    求項1から5までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記給紙装置(4)の減速プロフィル
    が、先頭にある第1の枚葉紙(12)に続く第2の枚葉
    紙が保持装置(22,23もしくは25,26)の手前
    または保持装置のところで運動速度の最小値に達するよ
    うに規定されている、請求項1から6までのいずれか1
    項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記保持装置が、前記給紙装置(4)の
    前側ストッパ(22,23)または停止フィンガ(2
    5,26)によって構成されている、請求項7に記載の
    方法。
  9. 【請求項9】 後退する経路の長さが、後続する作業ス
    テップ、すなわち送り出しローラを開くこと、および/
    または前進用吸口(15)に吸い付けられている枚葉紙
    (12)を放すことをまだ実行できないように規定され
    ている、請求項6から8までのいずれか1項に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 前記ベルト(6)を、前記処理機械
    (1)の方向へ始動する直前に後退させ、または前記ベ
    ルト(6)の停止にすぐ引き続いて後退させる、請求項
    5から9までのいずれか1項に記載の方法。
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