JP3735565B2 - 紙葉類取出装置及び紙葉類取出制御方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、郵便物や帳票等の紙葉類をほぼ一定間隔で取り出すための紙葉類取出装置及び紙葉類取出制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
長さの異なる紙葉類の先端を揃えて供給し、紙葉類を一葉ずつ、先行する紙葉類の後端と次の紙葉類の先端の距離を一定間隔で取り出すものに、特開昭64-28133号公報に示された紙葉類の供給装置、特開平10-231035号公報に示された紙葉類供給装置、特開平11-310336号公報に示された紙葉類供給装置等がある。
【0003】
特開平11-310336号公報に示された紙葉類供給装置は、紙葉類を一枚ずつ吸着して搬送する取出ベルトを設けて、取出ベルトを停止、駆動と間欠に駆動することで、間隔を補正している。
【0004】
特開昭64-28133号公報に示された紙葉類の供給装置及び特開平10-231035号公報に示された紙葉類供給装置はいずれも紙葉類を一枚ずつ吸着して搬送する取出ベルトと間隔補正手段であるピックアップローラを設けて、取出ベルトを停止、駆動と間欠に駆動し、間隔補正手段を加減速することにより、間隔を補正している。
【0005】
また前記した供給装置はいずれも、取出手段である取出ベルトは所定の取出開始位置を持たず、取出ベルトに紙葉類が触れている場合は、紙葉類には、常に吸着力が発生している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した紙葉類取出方法であると次のような問題があった。すなわち、取出手段を間欠に駆動する方法では、停止、駆動を繰り返すため速度差が大きく駆動系及び紙葉類に負荷がかかる。また、取出手段を間欠に駆動するだけで間隔を補正する方法では、供給側での先端が揃っていない場合においては、そのばらつきを補正することができない。
【0007】
一方、間隔補正手段を取出手段と別に設ける方法では、供給側での先端が揃っていない場合にも間隔を補正することができるが、取出手段とは別に間隔補正手段用の駆動機構を設ける必要があり、機器の大型化、部品点数の増加につながる。また取出ベルトに触れている紙葉類は常に吸着されているため、搬送手段に受け渡す際に紙葉類に大きな負荷がかかる。
【0008】
そこで本発明は、簡単な構成で駆動系及び紙葉類に負担をかけることなく紙葉類をほぼ一定の間隔で取り出すことができる紙葉類取出装置及び紙葉類取出制御方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の紙葉類取出装置及び紙葉類取出制御方法は次のように構成されている。
【0010】
(1)紙葉類の先端を取出方向前方に向けた状態で揃えて取出開始位置に供給する供給手段と、前記紙葉類を保持して取り出す取出部を有し、この取出部が前記取出開始位置に到達したときに、前記取出部に前記紙葉類を保持させるとともに、所定の取出速度で前記取出方向前方に取り出す取出手段と、この取出手段に対し前記取出方向前方に位置し、前記取出手段によって取り出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、前記取出手段によって取り出された前記紙葉類の先端又は後端の通過を検知する端部通過検知手段と、所定の取出条件を満たすように、前記取出手段の取出速度の加速及び減速を間欠して行い、減速時には前記取出速度が所定の低速度となるように前記取出手段を制御する制御手段とを備え、前記所定の取出条件は、次に取り出す紙葉類の先端と先行する紙葉類の後端の間隔が所定の取出間隔となる第1の条件と、先行する紙葉類の後端が前記端部通過検知手段によって検知される前に前記取出部が前記取出開始位置に到達する第2の条件と、前記取出部により取り出された紙葉類が前記搬送手段に到達した時に、取り出された当該紙葉類の速度と前記搬送手段の搬送速度との速度差が所定速度以下となる第3の条件と、が全て満たされるものであることを特徴とする。
【0011】
(1−1)前記(1)に記載された紙葉類取出装置であって、前記取出手段と前記端部通過検知手段との間に位置し、前記取出手段によって紙葉類が2葉以上同時に取り出されることを防止するための分離手段を具備することを特徴とする。
【0012】
(2)前記(1)に記載された紙葉類取出装置であって、前記取出手段は、前記取出部の取出部位置を検知する取出部位置検知手段を具備し、前記制御手段は、前記取出部位置検知手段によって得られた取出部位置と先行して取り出した紙葉類の端部通過検知結果とに基づいて、前記取出速度を補正する第1補正手段を具備することを特徴とする。
【0013】
(3)前記(1)又は(2)に記載された紙葉類取出装置であって、前記制御手段は、前記取出部位置の検知結果に基づいて前記端部通過検知手段に紙葉類の先端が到達する到達推定時刻を推定する推定手段と、実際に前記端部通過検知手段が当該紙葉類の先端の通過を検知した到達実際時刻と、前記到達推定時刻との差に基づいて、前記取出速度を補正する第2補正手段とを備えていることを特徴とする。
【0014】
(4)前記(1)〜(3)に記載された紙葉類取出装置であって、前記取出手段は、前記取出部に吸着力を発生させて前記紙葉類を保持させる吸着力発生手段を具備し、前記吸着力発生手段は、前記搬送手段により保持された取り出し過程の紙葉類への吸着力を前記搬送手段による保持力よりも小さくすることを特徴とする。
【0015】
(5)前記(1)〜(4)に記載された紙葉類取出装置であって、前記取出手段と前記搬送手段の間に位置し、取り出した紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段を具備し、前記制御手段は、厚さ検知結果に基づき、所定の厚さ以上の紙葉類を取り出す場合に生じる当該紙葉類の前記搬送手段への受け渡し遅れを抑制するように、前記取出速度を補正する第3補正手段を具備することを特徴とする。
【0016】
(6)紙葉類の先端を取出方向前方に向けた状態で揃えて取出開始位置に供給する供給行程と、前記紙葉類を保持して取り出す取出部が前記取出開始位置に到達したときに、前記取出部に前記紙葉類を保持させるとともに、所定の取出速度で前記取出方向前方に取り出す取出行程と、前記取出行程によって取り出された前記紙葉類を搬送する搬送行程と、前記取出行程によって取り出された前記紙葉類の先端又は後端の通過を検知する端部通過検知行程と、所定の取出条件を満たすように、前記取出速度の加速及び減速を間欠して行い、減速時には前記取出速度が所定の低速度となるように前記紙葉類の取り出しを制御する制御行程とを備え、前記所定の取出条件は、次に取り出す紙葉類の先端と先行する紙葉類の後端の間隔が所定の取出間隔となる第1の条件と、先行する紙葉類の後端が前記端部通過検知行程によって検知される前に前記取出部が前記取出開始位置に到達する第2の条件と、前記取出部により取り出された紙葉類の速度と前記搬送行程において搬送される紙葉類との速度差が所定速度以下となる第3の条件と、が全て満たされるものであることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1の実施の形態に係る紙葉類取出装置10を示す図であって、(a)は上面図、(b)はA−A線の位置から見た側面図である。図2は紙葉類取出装置10に組み込まれた制御部70を示すブロック図、図3は制御部70の駆動パターンデータ部72に記憶された駆動パターンデータの一例を示す図、図4は紙葉類取出装置10による紙葉類取出のフローを示す説明図、図5〜図7は紙葉類取出装置10による紙葉類取出の行程を示す説明図である。なお、これらの図中S(S1,S2,S3,…)は郵便物や帳票等の紙葉類を示している。
【0018】
図1の(a),(b)に示すように、紙葉類取出装置10は、紙葉類Sの先端(図1中右端)を揃えて供給する供給機構20と、その紙葉類Sを一葉ずつ取り出す取出機構30と、取り出された紙葉類Sを受け取り搬送する搬送機構40と、取出されつつある紙葉類Sの先端及び後端の通過を検出する紙葉類通過検出部50と、重送防止手段としての重送防止機構60と、これら各部を連携制御する制御部70とを備えている。
【0019】
供給機構20は、複数の紙葉類Sが載置される供給台21と、この供給台21上に載置された紙葉類Sを図1中矢印α方向に沿って後述する取出ベルト34側へ送り出すように設けられている供給ベルト22及び供給ピン23と、紙葉類Sの先端を揃える先端揃いガイド板24とを備えている。この供給機構20により紙葉類Sは、その先端がほぼ揃った状態で取出機構30に供給される。
【0020】
取出機構30は、図中矢印R方向に回転駆動する駆動ローラ31と、2つのピンチローラ32,33と、これら各ローラ31〜33に掛け渡された無端状の取出ベルト34とを備えている。取出ベルト34は、駆動ローラ31により図1中矢印β方向に沿って駆動されており、特にピンチローラ33と駆動ローラ31との間で、矢印α方向と直交する方向(矢印γ)に駆動されている。
【0021】
取出ベルト34には、その走行方向に沿って一定ピッチ間隔で、1組3つずつのベルト穴34a,34bが3組設けられている。取出ベルト34はこの取出ベルト34に接触した紙葉類Sを搬送機構40の搬送ベルト43,44に向かって搬送するようになっている。この取出ベルト34は、駆動ローラ31により所定の速度で加減速可能になっている。
【0022】
取出ベルト34の内側には、紙葉類Sの対向する位置に、取出ベルト34と接して、図示しない吸引装置により吸引される吸引用チャンバ35が設けられている。また、吸引用チャンバ35には取出ベルト34が気密に摺動するチャンバマスク36が取り付けられている。チャンバマスク36には数個の吸引用のマスク穴36a,36bが設けられており、マスク穴36aの総面積はマスク穴36bの総面積よりも大きくなっている。これらマスク穴36a,36bと取出ベルト34に設けられたベルト穴34a,34bが重なった場合に、吸引力が発生し、取出ベルト34に接している紙葉類Sが取出ベルト34に吸着される。
【0023】
ここで、ベルト穴34a,34bとマスク穴36aとの位置関係について説明する。マスク穴36aにベルト穴34a,34bがかかり始めた時に吸引力が発生し、紙葉類Sが取り出され始める。取り出され開始直後は、紙葉類Sの加速のため、及び逆送ローラ61により取出方向とは逆方向に負荷がかかるため、大きな摩擦力が必要となる。このため、ベルト穴34a,34bとマスク穴36aとが大きく重なるように配置する。
【0024】
また、紙葉類Sの先端が完全に揃っていない場合に、先に取り出されるはずの一枚目の紙葉類S1よりも先にその下の紙葉類S2が取出ベルト34に吸着されることを防止するため、マスク穴36aを先端揃いガイド板24よりも一定間隔以上取出し方向後方に設けるようにしている。
【0025】
また、紙葉類Sが送り出されて、紙葉類Sの先端が後述の引抜ローラ41,42にかかるときには、その速度差により、取出ベルト34と引抜ローラ41,42とで紙葉類Sの引き合いとなる。このため、円滑に引き抜かれるためには、取出ベルト34と紙葉類Sとの間の摩擦力を小さくする必要がある。そこで紙葉類Sを吸引する力を小さくするために、ベルト穴34a,34bとマスク穴36bの重なる面積を小さくするように、かつ、紙葉類Sを確実に引抜ローラ41,42へ送るために、重なる面積が0にはならないように、配置、大きさを考慮して、ベルト穴34a,34bとマスク穴36bを設ける。
【0026】
ピンチローラ32,33の間には、透過型の取出ベルト穴検知器37が設けられている。取出ベルト穴検知器37により、ベルト穴34aを検知することにより、取出ベルト34の先行するベルト穴34a、すなわち取出位置を検知するようになっている。この取出ベルト穴検知器37は、発光素子37aからの光がベルト穴34aを介して受光素子37bへ導かれることにより、オンするようになっている。また取出ベルト穴検知器37とベルト穴34a及びマスク穴36aの位置関係であるが、図1の(b)に示すように、マスク穴36aにベルト穴34aがかかり始める位置で、取出ベルト穴検知器37が他のセットのベルト穴34aを検知するように配置している。
【0027】
搬送機構40は、上下2つの噛み合った引抜ローラ41,42とこの引抜ローラ41,42にかかる上下の搬送ベルト43,44とを備えている。下の引抜ローラ42は紙葉類Sの厚さに応じて受動的に上下し、様々な厚さの紙葉類Sを搬送ベルト43,44に送ることが可能になっている。搬送ベルト43,44は図示しない駆動機構により一定速度(例えば3.3m/s)で駆動されている。
【0028】
紙葉類通過検出部50は、後述する逆送ローラ61と引抜ローラ41,42の間に透過型の紙葉類通過検知器51を備えている。紙葉類通過検知器51は、発光素子51a及び受光素子51bを備え、取出ベルト34により取り出された紙葉類Sの先端及び後端の通過を検知する機能を有している。すなわち、紙葉類Sにより発光素子51aから受光素子51bへ光が到達する状態(オン)から遮蔽されている状態(オフ)に変化することにより紙葉類Sの先端を検出し、紙葉類Sにより発光素子51aから受光素子51bへ導かれる光が遮蔽されている状態(オフ)から、紙葉類Sが通過し発光素子51aからの光が受光素子51bに到達する状態(オン)に変化することにより後端を検出する。
【0029】
重送防止機構60は、逆送ローラ61と、さばき爪62とを備えている。逆走ローラ61は取出ベルト34の走行方向とは逆方向に回転し、逆送ローラ61及びさばき爪62は、2枚目以降の紙葉類Sが連れ出されて搬送されるのを防止している。
【0030】
制御部70は、紙葉類通過検知器51からの紙葉類後端検知信号及び取出ベルト穴検知器37からの取出ベルト取出位置検知信号に応じて、検知時間の差を算出し、取出ベルト34の駆動パターンを後述する駆動パターンデータ部72から呼び出し、その駆動パターンに応じた目標速度を後述する駆動機器制御部73へ出力する演算処理部71と、予め算出しておいた取出ベルト34の様々な駆動パターンを蓄積しておく駆動パターンデータ部72と、演算処理部71から入力された目標速度に応じ、駆動ローラ31を制御する駆動機器制御部73とを備えている。
【0031】
また、演算処理部71は取出ベルト穴検知器37からの取出ベルト取出位置検知信号から、取り出している紙葉類Sの先端が紙葉類通過検知器51を通過する時間を推測し、推測した時間と実際の紙葉類通過検知器51の紙葉類先端検知信号の検知時間の差から紙葉類Sの遅れあるいは進み具合を算出し、駆動パターンデータを修正する機能も持つ。
【0032】
次に、駆動パターンデータ部72の取出ベルト駆動パターンデータの算出方法について説明する。取出ベルト34の速度関数をV(t)、搬送ベルト43,44の速度をVc、取出ベルト34のに3組あるベルト穴34aのピッチ間隔、すなわち、ある組のベルト穴34aの先端から次組のベルト穴34aの先端までの間隔をBp、先端揃いガイド板24から紙葉類通過検知器51までの距離をXS、先端揃いガイド板24から引抜ローラ41,42までの距離をXd、取り扱う最短紙葉類の長さをLmin、先に取り出された紙葉類Sの後端と次に取り出した紙葉類Sの先端のギャップ(紙葉類の間隔)Gとする。
【0033】
また、取り出しを開始するとき、すなわち取出ベルト穴検知器37がベルト穴34aを検知した時刻を0として、先に取り出された紙葉類S1の後端が紙葉類通過検知器51に達した時刻をTs1、取り出している紙葉類S2の先端が引抜ローラ41,42に到達する時刻をTd、取り出している紙葉類S2の後端が紙葉類通過検知器51に達した時刻をTs2とする。
【0034】
Ts1からTdの間に、先に取り出された紙葉類Sと次に取り出している紙葉類SのギャップGが生成され、そのギャップGは、
【数1】
で示される。また、紙葉類Sの先端が、所定の位置、すなわち先端揃いガイド板24位置にあり、取出ベルト34と同じ速度で移動すると仮定すると、
【数2】
となる。さらに、先に取り出している紙葉類S1の後端が検出される前に取出ベルト34のベルト穴34aは次の取出開始位置、すなわちベルト穴34aの先端とマスク穴36aの後端が重なり始める位置にならないとならず、その条件は、取り出している紙葉類Sが最短の場合に、その紙葉類Sの後端が紙葉類通過検知器51に達するときTs2に、取出ベルト34のベルト穴34aが取出開始位置に達することから、
【数3】
となる。以上の4つの式(1)〜(4)を満たすことが速度関数V(t)の必要条件となる。
【0035】
また、できるだけ、紙葉類Sにすべり等を生じさせず、取出ベルト34及び搬送ベルト43,44と同じ速度で移動させる必要がある。そこで取出ベルト速度の駆動パターンデータを作成する際には、以下のことを考慮する。
【0036】
取出開始時(t=0)では停止している紙葉類Sを取り出すため低速V0で駆動する。これは完全に停止させると次に動かし始める時に取出ベルト駆動系の静止摩擦による負荷がかかるためである。紙葉類Sの先端が引抜ローラ41,42に達するとき(t=Td)には、搬送ベルト速度Vcに近い速度にする。但し、搬送ベルト速度Vcを超えない。さらに、取出ベルト34が無理のない加減速をするために、速度変化が一定以下となるようにする。
【0037】
以上のことを考慮した速度線図の一例を図3の(a),(b)に示す。なお、図3(a)は紙葉類Sの長さが短い場合、(b)は紙葉類Sの長さが長い場合を示している。なお、前記を考慮しても、紙葉類Sの重さ、厚さ、材質等の違いや紙葉類Sの先端が完全に揃っていない場合の理由から、取出開始時は、紙葉類Sの位置がばらつく場合がある。そこで、紙葉類通過検知器51での先端検知時間を利用して、取出ベルト34の駆動パターンを修正、そのばらつきを補正する。
【0038】
次に、取出装置における紙葉類の取出動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。最初に、供給機構20の供給ベルト22及び供給ピン23と吸引用チャンバ35の吸引装置を駆動(ST1)し、取出ベルト34を一定低速V0で駆動する(ST2)。これにより、供給台21に先端を揃えてセットされた紙葉類Sは、供給ベルト22及び供給ピン23により、取出ベルト34に送られる。
【0039】
紙葉類Sが取出ベルト34に到達し、取出ベルト34のベルト穴34a先端が取出開始位置(マスク穴36a後端)に到達すると、取出ベルト穴検知器37によりベルト穴34a,34bが検知される(ST3)。このとき、図5の(a)に示すように、取出ベルト34に最も近い1枚目の紙葉類S1に吸引力が発生し、取出ベルト34に吸着し、搬送ベルト43,44側へ送り出され始める(ST4)。
【0040】
なお、2枚目以降の紙葉類は、逆送ローラ61及びさばき爪62により連れ出しが防止される。1枚目の紙葉類Sは、取出ベルト34に吸着されており、取出ベルト34との摩擦の方が逆送ローラ61との摩擦よりも大きいため、そのまま送られる。
【0041】
送り出された1枚目の紙葉類S1は、紙葉類通過検知器51により先端を検知され(ST5)、次に図5の(b)に示すように、紙葉類Sの先端が引抜ローラ41,42にかかる。その際、紙葉類Sの後端はまだ取出ベルト34にかかっているが、ベルト穴34a,34bとマスク穴36bとの位置関係により吸着力は弱くなっている。このため、引抜ローラ41,42との摩擦力の方が取出ベルト34との摩擦力より大きくなり、紙葉類S1は引き抜かれ、搬送ベルト43,44により搬送される。そして、図6の(a)に示すように、1枚目の紙葉類S1の後端が検知される(ST8)。
【0042】
一方、取出ベルト34の取出位置が再び取出開始位置に到達し、すなわちベルト穴検知器37によりベルト穴34aが検知され(ST6)、2枚目の紙葉類S2との間に吸引力が発生し、取出ベルト34に紙葉類S2が吸着され、2枚目の紙葉類S2が取り出され始める(ST7)。
【0043】
その際、取出ベルト穴検知器37の取出開始検知時刻と、紙葉類通過検知器51による1枚目の紙葉類S1の後端検知時刻とを比較し、前述の演算処理部71による演算結果により駆動パターンデータ部72の取出ベルト34の駆動パターンデータ(図3参照)を選択し(ST9)、選択された駆動パターンに応じて、取出ベルト34を駆動する(ST10)。
【0044】
2枚目の紙葉類S2は、取出ベルト34の速度に応じて加速、搬送ベルト速度Vcに近づく。その間に、図6の(b)に示すように、紙葉類通過検知器51により2枚目の紙葉類S2の先端が検知される(ST11)。ここで、推定されていた検知時刻と比較し(ST12)、先に算出されている取出ベルト34の駆動パターンに修正を加え(ST13)、取出ベルト34を駆動する(ST14)。
【0045】
取出ベルト34の速度が最も搬送ベルトVc速度に近づいたときに、図7の(a)に示すように、紙葉類Sの先端が引抜ローラ41,42にかかり、紙葉類S2は引き抜かれ、搬送ベルト43,44により搬送される。このとき、紙葉類S2は、紙葉類S1と同様に、取出ベルト34からの吸着力は弱まっているため、引抜ローラ41,42との摩擦力の方が、取出ベルト34との摩擦力を上回ることとなる。
【0046】
図7の(b)に示すように、紙葉類S2の先端が引抜ローラ41,42に引き抜かれた後、取出ベルト34は減速し、次の紙葉類S3の取出開始時までには一定低速V0となる。以下、3枚目以降の紙葉類S3,S4,…は、2枚目と同様に処理される。
【0047】
上述したように、本第1の実施の形態に係る紙葉類取出装置10によれば、紙葉類Sの先端を揃えて供給し、紙葉類Sを一葉ずつ、一定間隔で取り出す機構において、紙葉類Sを分離する部分と紙葉類Sの間隔を補正する部分を1つの機構において実現することにより、省スペース化、部品点数減を行うことができる。
【0048】
また、ばらつきの少ない取出しを行えるため、機械性能の安定化を図ることができ、1つの検知器により間隔補正用の紙葉類先端検出検知と紙葉類長さ測定用の紙葉類後端検知を兼ねることで検知器を1つにすることが可能である。
【0049】
また、駆動ローラ31を完全に停止する必要がないことから、駆動機構への負荷が軽減されることになり、機械の長寿命化を図ることができるとともに、紙葉類への負担を減らすことができる。
【0050】
また、取り出された紙葉類Sの後端検知結果に応じて、次に取り出す紙葉類を、その先端と前述の先行する紙葉類Sの後端の間隔を決まった取出間隔になるように制御し、取り扱う紙葉類Sの最短長さに合わせて、先行する紙葉類の後端が紙葉類通過検知器51によって検知される前に取出ベルト34の取出ベルト穴34aが取出開始位置に到達するように駆動し、次の紙葉類Sが取出ベルト穴34a,34bから搬送機構40に受け渡される時の紙葉類Sの速度差を小さくするようにしたので、取出ベルト34を駆動・停止という間欠駆動ではなく、加速・減速により駆動し、また減速時には一定低速度で駆動するように制御可能とした。
【0051】
さらに、取出位置検知結果から、紙葉類通過検知器51で取出し過程にある紙葉類Sの先端が到達する時刻を推定し、紙葉類通過検知器51で紙葉類先端の通過を検知し、推定した結果との差から、取出し中の紙葉類Sの位置を、取出ベルト34の速度を制御することで補正するようにしたので、紙葉類Sの先端が取出開始時に完全に揃っていない場合においても、紙葉類Sの取出間隔が一定となるように補正することが可能となった。
【0052】
図8は本発明の第2の実施の形態に係る紙葉類取出装置100の要部を示す図である。紙葉類取出装置100では、搬送機構40の代わりに搬送機構101を用いている。搬送機構101は、引抜部102と搬送部103とが独立して設けられている。引抜部102は、チャンバマスク36に重なった位置に配置された引抜ローラ102a,102bを備えている。また、搬送部103は、搬送ローラ103a,103bと、搬送ベルト103c,103dと、搬送ローラ103bと引抜ローラ102bを同期させる同期ベルト103eが設けられている。これに伴い、取出ベルト34の取出ベルト穴34a,34b及びチャンバマスク36のマスク穴36a,36bの配置・大きさが設定されている。
【0053】
本第2の実施の形態に係る紙葉類取出装置100においても、上述した紙葉類取出装置10と同様の効果を得ることができる。
【0054】
図9は本発明の第3の実施の形態に係る紙葉類取出装置110の要部を示す図である。図9において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0055】
紙葉類取出装置110では、搬送機構40の代わりに搬送機構111を用いている。搬送機構111は、引抜部112と搬送部113とが独立して設けられている。引抜部112は、引抜ローラ112a,112bを備えている。また、搬送部113は、搬送ローラ113a,113bと、ピンチローラ113cと、搬送ベルト113d,113eとが設けられている。
【0056】
本第3の実施の形態に係る紙葉類取出装置110においても、上述した紙葉類取出装置10と同様の効果を得ることができる。
【0057】
図10は本発明の第4の実施の形態に係る紙葉類取出装置120の要部を示す図である。図10において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。紙葉類取出装置120では、重送防止機構60の代わりに重送防止機構121を用いている。重送取り防止機構121は、逆送ローラ61ではなく、摩擦部材122を用いている。
【0058】
本第4の実施の形態に係る紙葉類取出装置120においても、上述した紙葉類取出装置10と同様の効果を得ることができる。
【0059】
図11は本発明の第5の実施の形態に係る紙葉類取出装置130の要部を示す図である。また、図12は本発明の第5の実施の形態に係る紙葉類取出装置130に組み込まれた制御部131を示すブロック図である。図11において図1と同一機能部分には同一符号を付し、図12において図2と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。紙葉類取出装置130では、重送防止機構60と引抜ローラ41,42の間に、例えば反射型の光電センサによる紙葉類厚さ検知器132を設けている。紙葉類厚さ検知器132は、取り出した紙葉類表面までの距離を検出することで厚さ情報を得る。演算処理部133は演算処理部71の処理に加え、得られた厚さ情報から、搬送手段に受け渡されるまでの遅れを事前の測定データに基づいて算出し、駆動パターンを修正する機能も持つ。
【0060】
本第5の実施の形態に係る紙葉類取出装置130においても、上述した紙葉類取出装置10と同様の効果を得ることができるとともに、厚さ情報に基づいて紙送り速度を制御することができるため、高精度の制御を行うことができる。
【0061】
図13は本発明の第6の実施の形態に係る紙葉類取出装置140の要部を示す図である。図13において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。紙葉類取出装置140では、第5の実施の形態の紙葉類厚さ検知器132の代わりに、紙葉類厚さ検知器141を用いている。紙葉類厚さ検知器141は、逆送ローラ61の取り出した紙葉類が通過する際の動き量を測定することで、厚さ情報を得る。検知後の処理は第5の実施の形態と同様である。
【0062】
本第6の実施の形態に係る紙葉類取出装置140においても、上述した紙葉類取出装置130と同様の効果を得ることができる。
【0063】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、簡単な構成で駆動系及び紙葉類に負担をかけることなく紙葉類をほぼ一定の間隔で取り出すことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る紙葉類取出装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるA−A線の位置において矢印方向に見た側面図。
【図2】同紙葉類取出装置に組み込まれた制御部の構成を示すブロック図
【図3】同制御部における取出ベルトの速度変化を示す説明図。
【図4】同紙葉類取出装置による紙葉類の取出動作をフローで示す説明図。
【図5】同紙葉類取出装置による紙葉類の取出行程を示す説明図。
【図6】同紙葉類取出装置による紙葉類の取出行程を示す説明図。
【図7】同紙葉類取出装置による紙葉類の取出行程を示す説明図。
【図8】本発明の第2の実施例に係る紙葉類取出装置を示す図であって、(a)は平面図、(b)は(a)におけるB−B線の位置において矢印方向に見た側面図。。
【図9】本発明の第3の実施例に係る紙葉類取出装置を示す平面図。
【図10】本発明の第4の実施例に係る紙葉類取出装置を示す平面図。
【図11】本発明の第5の実施例に係る紙葉類取出装置を示す平面図。
【図12】同紙葉類取出装置に組み込まれた制御部の構成を示すブロック図。
【図13】本発明の第6の実施例に係る紙葉類取出装置を示す平面図。
【符号の説明】
10,100,110,120…紙葉類取出装置
20…供給機構
30…取出機構
40…搬送機構
50…紙葉類通過検出部
60…重送防止機構
70…制御部
71…演算処理部
72…駆動パターンデータ部
73…駆動機器制御部
Claims (6)
- 紙葉類の先端を取出方向前方に向けた状態で揃えて取出開始位置に供給する供給手段と、
前記紙葉類を保持して取り出す取出部を有し、この取出部が前記取出開始位置に到達したときに、前記取出部に前記紙葉類を保持させるとともに、所定の取出速度で前記取出方向前方に取り出す取出手段と、
この取出手段に対し前記取出方向前方に位置し、前記取出手段によって取り出された前記紙葉類を搬送する搬送手段と、
前記取出手段によって取り出された前記紙葉類の先端又は後端の通過を検知する端部通過検知手段と、
所定の取出条件を満たすように、前記取出手段の取出速度の加速及び減速を間欠して行い、減速時には前記取出速度が所定の低速度となるように前記取出手段を制御する制御手段とを備え、
前記所定の取出条件は、次に取り出す紙葉類の先端と先行する紙葉類の後端の間隔が所定の取出間隔となる第1の条件と、
先行する紙葉類の後端が前記端部通過検知手段によって検知される前に前記取出部が前記取出開始位置に到達する第2の条件と、
前記取出部により取り出された紙葉類が前記搬送手段に到達した時に、取り出された当該紙葉類の速度と前記搬送手段の搬送速度との速度差が所定速度以下となる第3の条件と、
が全て満たされるものであることを特徴とする紙葉類取出装置。 - 前記取出手段は、前記取出部の取出部位置を検知する取出部位置検知手段を具備し、
前記制御手段は、前記取出部位置検知手段によって得られた取出部位置と先行して取り出した紙葉類の端部通過検知結果とに基づいて、前記取出速度を補正する第1補正手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の紙葉類取出装置。 - 前記制御手段は、前記取出部位置の検知結果に基づいて前記端部通過検知手段に紙葉類の先端が到達する到達推定時刻を推定する推定手段と、
実際に前記端部通過検知手段が当該紙葉類の先端の通過を検知した到達実際時刻と、前記到達推定時刻との差に基づいて、前記取出速度を補正する第2補正手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の紙葉類取出装置。 - 前記取出手段は、前記取出部に吸着力を発生させて前記紙葉類を保持させる吸着力発生手段を具備し、
前記吸着力発生手段は、前記搬送手段により保持された取り出し過程の紙葉類への吸着力を前記搬送手段による保持力よりも小さくすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紙葉類取出装置。 - 前記取出手段と前記搬送手段の間に位置し、取り出した紙葉類の厚さを検知する厚さ検知手段を具備し、
前記制御手段は、厚さ検知結果に基づき、所定の厚さ以上の紙葉類を取り出す場合に生じる当該紙葉類の前記搬送手段への受け渡し遅れを抑制するように、前記取出速度を補正する第3補正手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紙葉類取出装置。 - 紙葉類の先端を取出方向前方に向けた状態で揃えて取出開始位置に供給する供給行程と、
前記紙葉類を保持して取り出す取出部が前記取出開始位置に到達したときに、前記取出部に前記紙葉類を保持させるとともに、所定の取出速度で前記取出方向前方に取り出す取出行程と、
前記取出行程によって取り出された前記紙葉類を搬送する搬送行程と、
前記取出行程によって取り出された前記紙葉類の先端又は後端の通過を検知する端部通過検知行程と、
所定の取出条件を満たすように、前記取出速度の加速及び減速を間欠して行い、減速時には前記取出速度が所定の低速度となるように前記紙葉類の取り出しを制御する制御行程とを備え、
前記所定の取出条件は、次に取り出す紙葉類の先端と先行する紙葉類の後端の間隔が所定の取出間隔となる第1の条件と、
先行する紙葉類の後端が前記端部通過検知行程によって検知される前に前記取出部が前記取出開始位置に到達する第2の条件と、
前記取出部により取り出された紙葉類の速度と前記搬送行程において搬送される紙葉類との速度差が所定速度以下となる第3の条件と、
が全て満たされるものであることを特徴とする紙葉類取出制御方法。
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