JP2003103661A - 糊付け方法及び糊付け装置 - Google Patents

糊付け方法及び糊付け装置

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JP2003103661A JP2001301333A JP2001301333A JP2003103661A JP 2003103661 A JP2003103661 A JP 2003103661A JP 2001301333 A JP2001301333 A JP 2001301333A JP 2001301333 A JP2001301333 A JP 2001301333A JP 2003103661 A JP2003103661 A JP 2003103661A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘性を有する糊を封筒や帳票等の紙に対して
塗布する場合に糸引きによる糸状の糊が紙に付着するこ
とを防ぐ。 【解決手段】 封筒1と糊塗布部10aとが接触してい
る状態において封筒1に糊を塗布した後、ローラ50b
によって封筒1を糊塗布部10aから離間させた際に、
封筒1と糊塗布部10aとの間に形成された空間に対し
てエアー吹付部70から空気を吹き付け、それにより、
糊が粘性を有するものである場合に、封筒1が糊塗布部
10aから離間した際、封筒1に塗布された糊と糊塗布
部10aとの間で発生する糸引きによる糸状の糊を、エ
アー吹付部70から吹き付けられる空気によって吹き飛
ばす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒や帳票等の紙
に対して所定の領域に糊を塗布する糊付け方法及び糊付
け装置に関し、特に、搬送されてくる封筒や帳票等の紙
に対して搬送状態にて所定の領域に糊を塗布する糊付け
方法及び糊付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、封筒や帳票等の紙に対して所
定の領域にライン状に糊を塗布する場合、封筒や帳票等
の紙の縦方向にライン状に糊を塗布する場合と、封筒や
帳票等の紙の横方向にライン状に糊を塗布する場合とが
ある。
【0003】このように封筒や帳票等の紙に対して予め
決められた方向にライン状に糊を塗布する糊付け方法に
おいては、様々な方法が用いられているが、その1つと
して、封筒や帳票等の紙を連続して搬送し、搬送状態に
おいて封筒や帳票等の紙の縦方向あるいは横方向にライ
ン状に糊を塗布する方法がある。
【0004】図5は、封筒を搬送しながら封筒に糊付け
を行う糊付け方法を用いた従来の封書作成装置の一構成
例を示す図である。
【0005】本従来例は図5に示すように、封筒101
を搬送するローラ150a〜150b及びコンベヤー1
60と、封筒101の搬送方向に垂直な方向の所定の領
域にライン状に糊を塗布する糊塗布部110aと、封筒
101を折り曲げ加工する折り曲げ加工部120a〜1
20cと、封筒101に封入物を封入する封入部130
と、封筒101の搬送方向に平行な方向の所定の領域に
ライン状に糊を塗布する糊塗布部110bと、封筒10
1を1通ずつに切断する切断部140とから構成されて
いる。
【0006】以下に、上記のように構成された封書作成
装置を用いた封書作成方法について説明する。
【0007】図6は、図5に示した封書作成装置を用い
た封書作成方法を説明するための図である。
【0008】まず、連続した封筒101がローラ150
a〜150cに沿って搬送されてくると、糊塗布部11
0aに対向して設けられたローラ150bが、封筒10
1の糊を塗布すべき領域が糊塗布部110aに対向した
時点で糊塗布部110aの方向に移動し、それにより、
封筒101が糊塗布部110aと接触する。
【0009】この状態で糊塗布部110aから糊102
aが射出され、射出された糊102aが封筒101に塗
布される(図6(a))。なお、この糊102aが塗布
される領域は、封筒101が形成された時に封筒101
の上端と下端となる部分であって、この糊102aによ
って封筒101の上端と下端がそれぞれ密閉されること
になる。
【0010】次に、折り曲げ加工部120aにおいて、
糊塗布部110aにて所定の領域に糊102aが塗布さ
れた封筒101の両端が立てられるように折り曲げられ
る(図6(b))。なお、折り曲げ加工部120aにて
折り曲げられる領域においては、それらが折り畳まれた
場合に互いに重なる部分が生じる程度の大きさである。
【0011】次に、封入部130において、折り曲げ加
工部120aにて両端が立てられるように折り曲げられ
た封筒に封入すべき封入物103が、封筒101の糊1
02aが塗布されている領域と領域との間に置かれる
(図6(c))。
【0012】次に、折り曲げ加工部120bにおいて、
折り曲げ加工部120aにて立てられた両端のうち一方
が折り畳まれる(図6(d))。
【0013】次に、糊塗布部110bにおいて、折り曲
げ加工部120bにて折り畳まれた部分に、封筒101
の搬送方向と平行に糊102bがライン状に塗布される
(図6(e))。
【0014】次に、折り曲げ加工部120cにおいて、
折り曲げ加工部120aにて立てられた両端のうち折り
曲げ加工部120bにて折り畳まれていない側が折り畳
まれる(図6(f))。その際、折り曲げ加工部120
cにて折り畳まれた部分が、糊塗布部110bにて塗布
された糊102bによって、折り曲げ加工部120bに
て折り畳まれた部分と接着されることになる。
【0015】その後、切断部140において、封筒10
1が1通ずつに切断され、封書が作成される(図6
(g))。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】図7は、図5に示した
封書作成装置において糊塗布部110aにて封筒101
に糊102aが塗布される際の動作を説明するための図
であり、(a)は封筒101に糊102aが塗布されな
い状態を示す図、(b)は封筒101に糊102aが塗
布される状態を示す図、(c)は封筒101に糊102
aが塗布された直後の状態を示す図である。
【0017】図7(a)に示すように、封筒101に糊
102aが塗布されない状態においては、糊塗布部11
0aと封筒101とが接触していない。
【0018】その後、封筒101が搬送され、封筒10
1の糊を塗布すべき領域が糊塗布部110aに対向する
と、図7(b)に示すように、糊塗布部110aに対向
して設けられたローラ150bが糊塗布部110aの方
向に移動し、それにより、封筒101が糊塗布部110
aと接触する。この状態で糊塗布部110aから糊10
2aが射出され、射出された糊102aが封筒101に
塗布される。
【0019】糊塗布部110aによって封筒101に糊
102aが塗布された後、ローラ150bが元の位置に
戻り、それにより、封筒101と糊塗布部110aとが
接触していない状態となるとともに、封筒101がロー
ラ150a〜150cに沿って搬送されていく。その
際、糊塗布部110aから射出される糊102aがホッ
トメルト糊のような粘性を有する糊である場合、図7
(c)に示すように、封筒101の糊102aが塗布さ
れた領域と糊塗布部110aとの間において、糊の糸引
き104が発生してしまう。
【0020】図8は、図6に示した封書作成装置におい
て糊塗布部110aにて糊102aが塗布された封筒1
01を示す図である。
【0021】図8に示すように、糊塗布部110aにて
糊102aが塗布された封筒101においては、封筒1
01の糊102aが塗布された領域と糊塗布部110a
との間にて発生した糊の糸引き104による糸状の糊1
05が、封入物103が置かれる領域に付着してしま
い、それにより、この領域に置かれた封入物103が汚
れてしまったり、封入物103が封筒101にくっつい
てしまったりするという問題点がある。
【0022】また、上述したように糊を封筒に塗布する
場合の他に、糊を帳票の所定の領域に塗布し、糊が塗布
された帳票を互いに接着する場合においても、糊が塗布
される領域以外の領域に糊の糸引きによる糸状の糊が付
着してしまうことになり、糊による汚れが発生してしま
ったり、帳票同士の余分なところまでがくっついてしま
ったりするという問題点がある。
【0023】ここで、この糊の糸引きの発生を回避する
ためには、粘性の弱い糊を使用することが考えられる
が、粘性を有する糊においては、粘性が弱くなればなる
ほどその接着力も低下してしまう。そのため、糊の糸引
きを回避するために粘性を弱くするといった手段を用い
ることは好ましくない。
【0024】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、粘性を有す
る糊を封筒や帳票等の紙に対して塗布する場合に糸引き
による糸状の糊が紙に付着することを防ぐことができる
糊付け方法及び糊付け装置を提供することを目的とす
る。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、搬送されてくる紙に対して、糊が射出され
る糊塗布手段を接触させて前記糊塗布手段から糊を射出
することにより前記紙に糊を塗布し、前記紙に糊を塗布
した後に前記糊塗布手段と前記紙とを離間する糊付け方
法であって、前記糊塗布手段と前記紙とを離間した際に
前記糊塗布手段と前記紙との間に形成される空間に空気
を吹き付けることを特徴とする。
【0026】また、前記紙の搬送方向上流側から前記空
気を吹き付けることを特徴とする。
【0027】また、所定の領域に糊が塗布される紙を搬
送する搬送手段と、前記搬送手段にて搬送されてくる紙
に対して糊を塗布する糊塗布手段とを有し、前記搬送手
段によって前記紙を前記塗布手段に接触させた状態で前
記糊塗布手段から糊を射出することにより前記紙に糊を
塗布するとともに、前記紙に糊が塗布された後に前記搬
送手段によって前記紙を前記糊塗布手段から離間する糊
付け装置において、前記紙を前記糊塗布手段から離間し
た際に前記糊塗布手段と前記紙との間に形成される空間
に空気を吹き付ける吹付手段を有することを特徴とす
る。
【0028】また、前記吹付手段から前記空間に吹き付
けられ、前記空間を通り抜けた空気を吸引する吸引手段
を有することを特徴とする。
【0029】また、前記吹付手段は、前記紙の搬送方向
上流側に設けられていることを特徴とする。
【0030】また、前記糊塗布手段は、前記紙に対し
て、前記紙の搬送方向に垂直なライン状に糊を塗布し、
前記吹付手段は、前記紙の搬送方向に垂直な方向に高さ
を有する円筒状からなり、前記円筒状の上面及び底面
に、空気を円筒内に挿入するための挿入口をそれぞれ有
し、前記円筒状の側面に、前記挿入口から円筒内に挿入
された空気を吹き出すための複数の吹出口を有すること
を特徴とする。
【0031】また、前記吹出口は、前記円筒状の上面及
び底面からそれぞれ所定の距離内には形成されていない
ことを特徴とする。
【0032】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、搬送手段によって紙が搬送されてきて糊を塗
布すべき領域が糊塗布手段に対向すると、まず、搬送手
段によって紙が糊塗布手段に接触させられる。紙と糊塗
布手段とが接触している状態において糊塗布手段から糊
が射出され、それにより、紙に糊が塗布される。その
後、搬送手段によって紙が糊塗布手段から離間させられ
るとともに、紙が搬送手段によって搬送される。その
際、紙と糊塗布手段との間に形成された空間に対して吹
付手段から空気が吹き付けられる。ここで、糊が粘性を
有するものである場合、紙が糊塗布手段から離間した
際、紙に塗布された糊と糊塗布手段との間で糊の糸引き
が発生するが、紙と糊塗布手段との間に形成された空間
に対して吹付手段から吹き付けられた空気によって、糸
引きによって生じた糸状の糊が吹き飛ばされることにな
り、それにより、糸状の糊が紙に付着して紙が汚れてし
まうことがなくなる。
【0033】また、吹付手段から紙と糊塗布手段との間
に形成された空間に対して吹き付けられ、紙と糊塗布手
段との間に形成された空間を通り抜けた空気が吸引手段
にて吸引される場合は、吹付手段から吹き付けられた空
気によって吹き飛ばされた糸状の糊が吸引手段に吸引さ
れることになり、吹付手段から吹き付けられた空気によ
って吹き飛ばされた糸状の糊が紙等に付着してしまうこ
とがなくなる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0035】図1は、本発明の糊付け方法を用いた封書
作成装置の実施の一形態を示す図である。
【0036】本形態は図1に示すように、封筒1を搬送
する搬送手段であるローラ50a〜50b及びコンベヤ
ー60と、封筒1の搬送方向に垂直な方向の所定の領域
にライン状に糊を塗布する糊塗布部10aと、封筒1を
折り曲げ加工する折り曲げ加工部20a〜20cと、封
筒1に封入物を封入する封入部30と、封筒1の搬送方
向に平行な方向の所定の領域にライン状に糊を塗布する
糊塗布部10bと、封筒1を1通ずつに切断する切断部
40と、ローラ50a〜50cに沿って搬送される封筒
1と糊塗布部10aとの間に封筒1の搬送方向上流側か
ら空気を吹き付けるエアー吹付部70と、糊塗布部10
aに対して封筒1の搬送方向下流側に設けられ、エアー
吹付部70から吹き付けられた空気によって飛ばされた
糸状の糊を吸引する吸引部80とから構成されている。
【0037】図2は、図1に示したエアー吹付部70の
構造を示す図である。
【0038】本形態におけるエアー吹付部70は図2に
示すように、円筒状からなるものであって、円筒状の上
面及び底面に、空気を円筒内に挿入するためのエアー挿
入口72a,72bがそれぞれ形成されており、また、
円筒状の側面に、エアー挿入口72a,72bから円筒
内に挿入された空気を吹き出すためのエアー吹出口71
が複数形成されている。なお、このエアー吹出口71
は、その形状及び互いの間隔が等しいものであって、さ
らに、円筒状の上面及び底面からそれぞれ所定の距離x
内には形成されていない。
【0039】上記のように構成されたエアー吹付部70
においては、円筒状の上面及び底面にそれぞれ形成され
たエアー挿入口72a,72bから空気が挿入され、そ
の空気が複数のエアー吹出口71からそれぞれ吹き出さ
れる。ここで、エアー挿入口72a,72bからは、円
筒内の中央部分に向かって空気がそれぞれ挿入されるた
め、円筒内の端部においては空気が中央に向かって強く
流れている。そのため、円筒状の上面及び底面からそれ
ぞれ所定の距離x内にエアー吹出口71を形成したとし
ても、その部分からは空気が吹き出されない。そこで、
本形態のように、円筒状の上面及び底面からそれぞれ所
定の距離x内にはエアー吹出口71が形成されていな
い。なお、この距離xにおいては、エアー吹付部70を
構成する円筒の高さを435mm、外径を16mm、内
径を12mm、エアー吹出口71の径を2mm、互いの
距離を5mmとした場合、90mmに設定することが好
ましい。
【0040】以下に、上記のように構成された封書作成
装置を用いた封書作成方法について説明する。
【0041】図3は、図1に示した封書作成装置を用い
た封書作成方法を説明するための図である。
【0042】まず、連続した封筒1がローラ50a〜5
0cに沿って搬送されてくると、糊塗布部10aに対向
して設けられたローラ50bが、封筒1の糊を塗布すべ
き領域が糊塗布部10aに対向した時点で糊塗布部10
aの方向に移動し、それにより、封筒1が糊塗布部10
aと接触する。
【0043】この状態で糊塗布部10aから糊2aが射
出され、射出された糊2aが封筒1に塗布される(図3
(a))。なお、この糊2aが塗布される領域は、封筒
1が形成された時に封筒1の上端と下端となる部分であ
って、この糊2aによって封筒1の上端と下端がそれぞ
れ密閉されることになる。
【0044】ここで、糊塗布部10aにて封筒1に糊2
aが塗布される際の動作を詳細に説明する。
【0045】図4は、図1に示した封書作成装置におい
て糊塗布部10aにて封筒1に糊2aが塗布される際の
動作を説明するための図であり、(a)は封筒1に糊2
aが塗布されない状態を示す図、(b)は封筒1に糊2
aが塗布される状態を示す図、(c)は封筒1に糊2a
が塗布された直後の状態を示す図である。
【0046】図4(a)に示すように、封筒1に糊2a
が塗布されない状態においては、糊塗布部10aと封筒
1とが接触していない。また、エアー吹付部70から
は、封筒1と糊塗布部10aとの間に封筒1の搬送方向
上流側から空気が吹き付けられており、この空気は封筒
1と糊塗布部10aとの間を通り抜けて吸引部80にて
吸引されている。
【0047】その後、封筒1が搬送され、封筒1の糊を
塗布すべき領域が糊塗布部10aに対向すると、図4
(b)に示すように、糊塗布部10aに対向して設けら
れたローラ50bが糊塗布部10aの方向に移動し、そ
れにより、封筒1が糊塗布部10aと接触する。この状
態で糊塗布部10aから糊2aが射出され、射出された
糊2aが封筒1に塗布される。なお、この際、封筒1と
糊塗布部10aとが接触しているため、エアー吹付部7
0から吹き出された空気は封筒1と糊塗布部10aとに
よって遮られ、封筒1と糊塗布部10aとの間を通り抜
けることはない。
【0048】糊塗布部10aによって封筒1に糊2aが
塗布された後、ローラ50bが元の位置に戻り、それに
より、封筒1と糊塗布部10aとが接触していない状態
となるとともに、封筒1がローラ50a〜50cに沿っ
て搬送されていく。その際、糊塗布部10aから射出さ
れる糊2aがホットメルト糊のような粘性を有する糊で
ある場合、封筒1の糊2aが塗布された領域と糊塗布部
10aとの間において、糊の糸引きが生じることになる
が、封筒1と糊塗布部10aとが接触していない状態と
なると、図4(c)に示すように、エアー吹付部70か
ら吹き出された空気が封筒1と糊塗布部10aとの間を
通り抜けるようになり、この通り抜ける空気によって、
封筒1に塗布された糊2aと糊塗布部10aとの間にて
発生した糸引きによる糸状の糊5が吹き飛ばされること
になる。
【0049】この吹き飛ばされた糸状の糊5は、吸引部
80によって吸引される。
【0050】次に、折り曲げ加工部20aにおいて、糊
塗布部10aにて所定の領域に糊2aが塗布された封筒
1の両端が立てられるように折り曲げられる(図3
(b))。なお、折り曲げ加工部20aにて折り曲げら
れる領域においては、それらが折り畳まれた場合に互い
に重なる部分が生じる程度の大きさである。
【0051】次に、封入部30において、折り曲げ加工
部20aにて両端が立てられるように折り曲げられた封
筒に封入すべき封入物3が、封筒1の糊2aが塗布され
ている領域と領域との間に置かれる(図3(c))。
【0052】次に、折り曲げ加工部20bにおいて、折
り曲げ加工部20aにて立てられた両端のうち一方が折
り畳まれる(図3(d))。
【0053】次に、糊塗布部10bにおいて、折り曲げ
加工部20bにて折り畳まれた部分に、封筒1の搬送方
向と平行に糊2bがライン状に塗布される(図3
(e))。
【0054】次に、折り曲げ加工部20cにおいて、折
り曲げ加工部20aにて立てられた両端のうち折り曲げ
加工部20bにて折り畳まれていない側が折り畳まれる
(図3(f))。その際、折り曲げ加工部20cにて折
り畳まれた部分が、糊塗布部10bにて塗布された糊2
bによって、折り曲げ加工部20bにて折り畳まれた部
分と接着されることになる。
【0055】その後、切断部40において、封筒1が1
通ずつに切断され、封書が作成される(図3(g))。
【0056】なお、本形態においては、搬送されてくる
封筒の所定の領域に糊を塗布し、封書を作成する封書作
成装置に本発明を適用した場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば、搬送されてくる帳
票の所定の領域に糊を塗布し、糊が塗布された帳票を互
いに接着するものにおいても適用することができること
は言うまでもない。なお、その場合においても、図1に
示した糊塗布部10aと、エアー吹付部70と、吸引部
80とを少なくとも有する糊付け装置が用いられること
になる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
紙と糊塗布手段とが接触している状態において紙に糊を
塗布した後、搬送手段によって紙を糊塗布手段から離間
させた際に、紙と糊塗布手段との間に形成された空間に
対して吹付手段から空気を吹き付ける構成としたため、
糊が粘性を有するものである場合に、紙が糊塗布手段か
ら離間した際、紙に塗布された糊と糊塗布手段との間で
発生する糸引きによる糸状の糊が、吹付手段から吹き付
けられる空気によって吹き飛ばされることになり、それ
により、糸状の糊が紙に付着して紙が汚れてしまうこと
を防ぐことができる。
【0058】また、吹付手段から紙と糊塗布手段との間
に形成された空間に対して吹き付けられ、紙と糊塗布手
段との間に形成された空間を通り抜けた空気を吸引する
吸引手段を設けたものにおいては、吹付手段から吹き付
けられた空気によって吹き飛ばされた糸状の糊が吸引手
段に吸引されることになり、吹付手段から吹き付けられ
た空気によって吹き飛ばされた糸状の糊が紙等に付着し
てしまうことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糊付け方法を用いた封書作成装置の実
施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示したエアー吹付部の構造を示す図であ
る。
【図3】図1に示した封書作成装置を用いた封書作成方
法を説明するための図である。
【図4】図1に示した封書作成装置において糊塗布部に
て封筒に糊が塗布される際の動作を説明するための図で
あり、(a)は封筒に糊が塗布されない状態を示す図、
(b)は封筒に糊が塗布される状態を示す図、(c)は
封筒に糊が塗布された直後の状態を示す図である。
【図5】封筒を搬送しながら封筒に糊付けを行う糊付け
方法を用いた従来の封書作成装置の一構成例を示す図で
ある。
【図6】図5に示した封書作成装置を用いた封書作成方
法を説明するための図である。
【図7】図5に示した封書作成装置において糊塗布部に
て封筒に糊が塗布される際の動作を説明するための図で
あり、(a)は封筒に糊が塗布されない状態を示す図、
(b)は封筒に糊が塗布される状態を示す図、(c)は
封筒に糊が塗布された直後の状態を示す図である。
【図8】図6に示した封書作成装置において糊塗布部に
て糊が塗布された封筒を示す図である。
【符号の説明】
1 封筒 2a,2b,5 糊 3 封入物 10a,10b 糊塗布部 20a〜20c 折り曲げ加工部 30 封入部 40 切断部 50a〜50c ローラ 60 コンベヤー 70 エアー吹付部 71 エアー吹出口 72a,72b エアー挿入口 80 吸引部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 良昭 東京都千代田区神田駿河台1丁目6番地 トッパン・フォームズ株式会社内 Fターム(参考) 3E075 BA43 BA53 CA02 DB03 DB12 DD02 DD09 DD44 GA04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送されてくる紙に対して、糊が射出さ
    れる糊塗布手段を接触させて前記糊塗布手段から糊を射
    出することにより前記紙に糊を塗布し、前記紙に糊を塗
    布した後に前記糊塗布手段と前記紙とを離間する糊付け
    方法であって、 前記糊塗布手段と前記紙とを離間した際に前記糊塗布手
    段と前記紙との間に形成される空間に空気を吹き付ける
    ことを特徴とする糊付け方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の糊付け方法において、 前記紙の搬送方向上流側から前記空気を吹き付けること
    を特徴とする糊付け方法。
  3. 【請求項3】 所定の領域に糊が塗布される紙を搬送す
    る搬送手段と、前記搬送手段にて搬送されてくる紙に対
    して糊を塗布する糊塗布手段とを有し、前記搬送手段に
    よって前記紙を前記塗布手段に接触させた状態で前記糊
    塗布手段から糊を射出することにより前記紙に糊を塗布
    するとともに、前記紙に糊が塗布された後に前記搬送手
    段によって前記紙を前記糊塗布手段から離間する糊付け
    装置において、 前記紙を前記糊塗布手段から離間した際に前記糊塗布手
    段と前記紙との間に形成される空間に空気を吹き付ける
    吹付手段を有することを特徴とする糊付け装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の糊付け装置において、 前記吹付手段から前記空間に吹き付けられ、前記空間を
    通り抜けた空気を吸引する吸引手段を有することを特徴
    とする糊付け装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の糊付け
    装置において、 前記吹付手段は、前記紙の搬送方向上流側に設けられて
    いることを特徴とする糊付け装置。
  6. 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか1項に記載の
    糊付け装置において、 前記糊塗布手段は、前記紙に対して、前記紙の搬送方向
    に垂直なライン状に糊を塗布し、 前記吹付手段は、前記紙の搬送方向に垂直な方向に高さ
    を有する円筒状からなり、前記円筒状の上面及び底面
    に、空気を円筒内に挿入するための挿入口をそれぞれ有
    し、前記円筒状の側面に、前記挿入口から円筒内に挿入
    された空気を吹き出すための複数の吹出口を有すること
    を特徴とする糊付け装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の糊付け装置において、 前記吹出口は、前記円筒状の上面及び底面からそれぞれ
    所定の距離内には形成されていないことを特徴とする糊
    付け装置。
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