JP2001080603A - 封緘装置 - Google Patents

封緘装置

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JP2001080603A
JP2001080603A JP25949699A JP25949699A JP2001080603A JP 2001080603 A JP2001080603 A JP 2001080603A JP 25949699 A JP25949699 A JP 25949699A JP 25949699 A JP25949699 A JP 25949699A JP 2001080603 A JP2001080603 A JP 2001080603A
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篤也 余吾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歪みのない良好な封緘が可能で、かつ処理能
力の高い封緘装置を提供する。 【解決手段】 供給コンベヤ12で搬送される箱Wは、
供給プッシャー22でリフター25の上昇経路に搬入さ
れる。リフター25で上昇される箱Wは、該箱Wの天壁
から後方へ突出する後フラップ11aが、後部折曲げガ
イド29により下方へ折曲げられて折癖が付与される。
後フラップ11aが貼合わされる後側壁18に、後部糊
噴射器33を介して糊が塗布される。オーバーヘッドコ
ンベヤ34の押送板37が箱Wに対して後側上方から近
接して、半折り状態の後フラップ11aを後側壁18に
重合する向きに押圧して貼合わせる。この箱Wは、押送
板37の水平移動により上昇した位置から搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、箱の天壁から突
出するフラップを折曲げ、これを側壁に貼合わせて封緘
する封緘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】箱の胴部から突出するフラップを折曲
げ、胴部あるいはフラップ同士を糊で貼合わせて封緘す
る装置は、例えばコンベヤで搬送される箱の搬送方向と
平行な面に対向する糊噴射用のノズルを備え、箱をコン
ベヤで搬送しつつ該面にノズルで糊を塗布するよう構成
される。そして、搬送方向と平行に配置した折曲げ部材
で、フラップを糊付けされた前記面に密着するまで折曲
げて貼合わせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記封緘装置では、箱
を搬送しつつ前述の工程を行なうから、封緘処理能力
(箱の搬送速度)を高く設定することが可能である。しか
しながら、箱を搬送しつつ封緘するので、フラップを折
曲げる際に箱が歪んでしまい、封緘後の箱も歪んだもの
となるおそれがある。
【0004】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を好適に解決す
るべく提案されたものであって、歪みのない良好な封緘
が可能で、かつ処理能力の高い封緘装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、初期
の目的を達成するため、本発明に係る封緘装置は、箱の
天壁から突出するフラップを折曲げて、側壁に貼合わせ
る封緘装置であって、前記箱を上昇させるリフト手段
と、前記リフト手段の上昇経路に箱を搬入する搬入手段
と、前記リフト手段で上昇される箱のフラップの上側に
当接し、該フラップを下方へ折曲げる折曲げ手段と、前
記リフト手段で上昇された箱のフラップを側壁に重合す
る向きに押圧して密着させると共に、該箱を上昇した位
置から搬出する押送手段と、前記フラップが側壁に密着
されるまでに、該フラップまたは側壁のうち少なくとも
一方の、両者が対向する部分に糊を塗布する糊付け手段
とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に係る封緘装置では、搬入手段によりリ
フト手段の上昇経路に搬入された箱は、該リフト手段に
より上昇される。この箱の上昇中に、該箱の天壁から突
出するフラップの上側に折曲げ手段が当接して、該フラ
ップは下方へ折曲げられる。フラップまたは該フラップ
が貼合わされる側壁のうち少なくとも一方の、両者が対
向する部分に、糊付け手段により糊が塗布される。前記
リフト手段で上昇された箱のフラップは、押送手段によ
り前記側壁に重合する向きに押圧されることで貼合わさ
れる。そして、フラップが側壁に貼合わされた箱は、前
記押送手段により上昇した位置から搬出される。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る封緘装置につ
いて、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しなが
ら、以下詳細に説明する。なお説明の便宜上、前後と
は、箱の水平な搬送方向(搬入方向)に対応し、その下流
側を前、上流側を後と指称すると共に、搬送方向と水平
に交差する方向を上流側から視て左右と指称するものと
する。
【0008】図1は、実施例に係る封緘装置を示す概略
構成図であって、該封緘装置10は、物品が収容される
と共に天壁11から後および左右方向にフラップ11
a,11b,11bが突出する箱W(図7参照)を搬送する
供給コンベヤ12を備える。この供給コンベヤ12は、
図2に示す如く、左右方向に離間する一対の無端チェン
13,13と、各チェン13に等間隔で配設された複数
の押送部材14と、該チェン13,13における上側の
走行路の上方に水平に配置された搬送ベッド15とから
構成され、該ベッド15に載置された箱Wを、搬送ベッ
ド15から上方に突出する一対の押送部材14,14に
より後述するリフター25の上昇経路近傍まで水平に搬
送するよう構成されている。なお、搬送ベッド15は、
リフター25の通過が可能であると共に、上昇経路と交
差するように形成されている。
【0009】前記供給コンベヤ12で搬送される箱W
は、シート状に展開された展開シートから箱型に折曲げ
成形されたものであって、図7に示す如く、前記搬送ベ
ッド15に載置される底壁16と、供給コンベヤ12の
搬送方向前後に位置して搬送方向と直交する前側壁17
および後側壁(側壁)18と、これら三壁16,17,18
の各々の左右端縁に連設されるフラップ16a,17a,
18aを折曲げ重合して糊で貼合わせて形成される搬送
方向と平行な左右の側壁(別の側壁)19,20とを有す
る。また前側壁17には天壁11が連設されており、こ
の天壁11の後縁および左右の両側縁には折曲げ用の罫
線Kを介して後フラップ(フラップ)11aおよび左右の
フラップ(別のフラップ)11b,11bが連設されてい
る。そして実施例では、展開シートから前記のようにし
て成形された箱Wに、複数の物品が収容され、前記供給
コンベヤ12で搬送される間に、前記搬送ベッド15の
上方に離間して平行に配設したガイド21により、前記
天壁11が箱Wの上部開口部を覆うよう(略)水平に罫線
Kで折曲げられるようになっている。この状態で後フラ
ップ11aは、天壁11に対して搬送方向(後述する供
給プッシャー22による箱Wの上昇経路への搬入方向)
と平行な方向に突出し、また左右のフラップ11b,1
1bは、天壁11に対して搬送方向と直交する方向に突
出する。
【0010】前記供給コンベヤ12の下流側近傍(搬送
端側)に、該コンベヤ12の搬送方向に往復動すると共
に、前記搬送ベッド15(搬送面)から出没するように上
下動する搬入手段としての供給プッシャー22が配設さ
れる。すなわち供給プッシャー22は、供給コンベヤ1
2の搬送端より上流側で搬送ベッド15から上方に突出
すると共に水平に前進移動し、該搬送ベッド15から没
入すると共に元の位置まで水平に後退移動するよう構成
される。そして、供給コンベヤ12の押送部材14によ
り水平に搬送されてきた箱Wを、搬送ベッド15から突
出した供給プッシャー22の前進移動により、リフター
25の上昇経路の所定位置まで同一向きで押送するよう
になっている。なお供給プッシャー22は、箱Wをこの
所定位置に押送した位置で一旦停止し、リフター25で
上昇される箱Wを案内する機能を有する。
【0011】前記供給コンベヤ12の左右両側に、図2
に示す如く、後述する糊付け手段とは別の糊付け手段と
しての側部糊噴射器24,24が対向的に配設され、両
糊噴射器24,24のノズル24a,24aから糊を噴射
し、前記箱Wの左右の側壁19,20に糊を線状に塗布
するよう構成される。
【0012】前記供給コンベヤ12より下流側に、リフ
ト手段としてのリフター25が配設されている。このリ
フター25は、図示しない駆動手段により、供給コンベ
ヤ12の搬送面レベルより下方の下降位置と、後述する
シャッター30による支持位置(上昇した位置)より上方
の上昇位置との間を垂直に昇降移動するよう構成され
る。またリフター25は、前記箱Wの底壁16が載置さ
れる支持部25aに吸着パッド26を備え、リフター2
5による上昇時に箱Wを安定的に吸着保持し得るように
なっている。なお、リフター25を挟んで供給コンベヤ
12と反対側に、上下方向に延在するストッパ27が配
設され、前記供給プッシャー22で押送される箱Wは、
その前側壁17がストッパ27に当接する位置に位置決
めされる。またストッパ27は、図4に示す如く、シャ
ッター30に近接する位置まで延在し、前記リフター2
5で上昇中の箱Wの前側壁17を案内する機能も有す
る。
【0013】前記リフター25の上昇経路の左右両側
に、折曲げ・密着手段としての左右の側部折曲げガイド
28,28が対向的に配設される。各側部折曲げガイド
28は、図3に示す如く、上昇経路と平行な垂直部28
aと、該垂直部28aの下端に連設されて上昇経路から
離間する方向に傾斜する導入部28bとから構成され、
左右の側部折曲げガイド28,28は、その垂直部28
a,28aが箱Wの左右寸法より少し広い間隔で対向す
るよう位置決めされている。すなわち、前記リフター2
5で上昇される箱Wの天壁11から左右両側に突出する
左右のフラップ11b,11bが、対応する側部折曲げ
ガイド28,28に下方から当接して前記罫線K,Kにて
下方に折曲げられると共に、箱Wにおける糊付けされて
いる左右の側壁19,20に夫々密着されて貼合わされ
るよう構成される。
【0014】前記両側部折曲げガイド28,28の間に
おける上昇経路の後側に、該側部折曲げガイド28と同
様に、上昇経路と平行な垂直部29aと、該垂直部29
aの下端に連設されて上昇経路から離間する方向に傾斜
する導入部29bとから構成される折曲げ手段としての
後部折曲げガイド29が配設される。そして、前記リフ
ター25で上昇される箱Wの天壁11から後側に突出す
る後フラップ11aが、後部折曲げガイド29に下方か
ら当接して前記罫線Kにて下方に折曲げられるようにな
っている。なお、後部折曲げガイド29の垂直部29a
と前記ストッパ27との離間間隔は、箱Wの前後寸法よ
り所定長さだけ広い間隔で対向するよう位置決めされて
おり(図4参照)、後部折曲げガイド29とストッパ27
との間を箱Wが通過する際に後フラップ11aは、箱W
の後側壁18に密着しない途中まで折曲げられて、折癖
が付与されるよう構成してある。
【0015】前記側部および後部の折曲げガイド28,
28,29の配設位置より上方に設定されるリフター2
5の上昇位置に対応して、該上昇位置に臨む箱Wの底壁
16を下方から支持するシャッター30が配設される。
このシャッター30は、前記供給コンベヤ12の搬送方
向と直交する左右方向に延在するガイドレール31に沿
って摺動する一対の支持部材32,32を、上昇経路を
挟む左右両側に備える。両支持部材32,32は、図示
しない駆動手段によって、図5に示す如く、上昇経路外
に位置する退避位置(二点鎖線位置)と上昇経路内に延出
する支持位置(実線位置)との間を相互に近接・離間移動
するよう構成される。すなわち、リフター25が上昇位
置まで上昇した際にシャッター30の支持部材32,3
2が退避位置から支持位置まで移動し、この状態でリフ
ター25が下降することで箱Wにおける底壁16の左右
両側端部を支持するよう構成される。なお、支持位置に
臨む一対の支持部材32,32の離間間隔は、リフター
25の昇降を許容する寸法に設定される。
【0016】前記シャッター30に支持された箱Wの後
側壁18と対応する位置に、図4に示す如く、該後側壁
18に糊を塗布する糊付け手段としての後部糊噴射器3
3が配設される。この後部糊噴射器33は、箱Wの後側
壁18と底壁16との間の稜線と平行な方向に移動可能
に複数配設され(1基のみ図示)、ノズル33aから糊が
噴射される際、図示しない駆動手段により同一方向へ移
動することで、後側壁18に対して線状に糊を塗布し得
るよう構成される。
【0017】なお、前記シャッター30に支持された箱
Wでは、前記後部折曲げガイド29とストッパ27との
間を通過することで一旦折曲げられて折癖が付与された
後フラップ11aが、箱Wの素材(シート)の弾性により
後側壁18から離間する半折り状態となり、後部糊噴射
器33による後側壁18への糊の塗布を許容するように
なっている。
【0018】前記リフター25の上昇位置より上方に、
前記供給コンベヤ12の搬送方向と平行に延在する押送
手段としてのオーバーヘッドコンベヤ34が配設されて
いる。このオーバーヘッドコンベヤ34は、図1に示す
如く、供給コンベヤ12の搬送方向に離間する一対のス
プロケット35,35を回転自在に備え、両スプロケッ
ト35,35間に無端チェン(無端索体)36が巻掛けら
れて循環走行するよう構成される。無端チェン36に
は、複数の押送部材としての押送板37が等間隔で配設
され、該押送板37により、上昇した位置(シャッター
30による支持位置)に臨む箱Wの後フラップ11aを
後側壁18に重合する向きに押圧して密着させると共
に、該箱Wを上昇した位置から水平に搬出するよう構成
されている。この搬出向きは、箱Wに対する前記供給コ
ンベヤ12の搬送向きおよび前記供給プッシャー22の
押送向きと同一である。
【0019】なお、オーバーヘッドコンベヤ34におけ
る箱搬送方向の上流側に位置するスプロケット35は、
図1に示す如く、前記押送板37が箱Wの後フラップ1
1aに対して斜めに当接するような位置に配置されてい
る。
【0020】前記リフター25の直上方に、図6に示す
如く、該リフター25で上昇された箱Wにおける天壁1
1の左右両端部に当接する上押え部材38,38が配設
されると共に、左右のフラップ11b,11bに外側か
ら当接する側押え部材39,39が配設される。なお、
前記オーバーヘッドコンベヤ34の押送板37は、各押
え部材38,39と干渉することなく箱Wの後側に当接
して押送し得る形状・寸法に設定されている。また箱W
の上昇した位置の下流側には、図1に示す如く、搬出ベ
ッド40、切離しコンベヤ41、選別用シャッター42
および排出コンベヤ43が直列に配置され、前記オーバ
ーヘッドコンベヤ34の押送板37で押送される箱W
は、搬出ベッド40、切離しコンベヤ41および選別用
シャッター42上を搬送された後に排出コンベヤ43に
受渡されるようになっている。なお、切離しコンベヤ4
1の配設位置に対応して不良品検知センサ44,44が
配設され、該センサ44,44が後フラップ11aおよ
び左右のフラップ11b,11bの貼合不良を検出した
際に、前記選別用シャッター42が開放して不良品を搬
出経路から落下させるよう構成される。
【0021】
【実施例の作用】次に、実施例に係る封緘装置の作用に
つき説明する。
【0022】複数の物品が収容された箱Wは、前記供給
コンベヤ12の搬送ベッド15上に載置された状態で、
前記押送部材14,14によりリフター25の上昇経路
に向けて搬送される。このとき、箱Wが搬送ベッド15
とガイド21との間を通ることによって、該箱Wの天壁
11が上部開口部を覆うように罫線Kで折曲げられる。
また箱Wが、前記側部糊噴射器24,24の配設位置を
通過するタイミングで、各側部糊噴射器24が作動され
てノズル24aから糊が対応する側壁19,20に塗布
される。この場合に、側部糊噴射器24は所定時間に亘
って作動され、これによって側壁19,20には糊が線
状に塗布される。
【0023】前記押送部材14,14により搬送される
箱Wが搬送端近傍に到来するタイミングで、前記供給プ
ッシャー22が搬送面から突出すると共に前進移動を開
始し、箱Wを押送部材14,14から受け取り、前記リ
フター25の上昇経路における前記ストッパ27に前側
壁17が当接する位置まで搬入する。次いで、リフター
25が上昇を開始し、その支持部25aに載置される箱
Wの底壁16を吸着パッド26で吸着保持した状態で、
該箱Wを上昇位置に向けて上昇させる。このとき、前記
供給プッシャー22は前進位置に停止しているので、該
箱Wは前後の側壁17,18がストッパ27と供給プッ
シャー22とで案内されて安定的に上昇する。なお、供
給プッシャー22は所定時間後に供給コンベヤ12の搬
送面から没入すると共に元の位置まで後退移動して次の
箱搬送を待機する。
【0024】前記リフター25により上昇される箱W
は、左右の側部折曲げガイド28,28の間を通過する
過程で、前記天壁11から左右両側に突出した左右の両
フラップ11b,11bが、罫線K,Kにて下方に折曲げ
られると共に、左右の対応する側壁19,20に夫々密
着される(図3参照)。両側壁19,20には、前記側部
糊噴射器24,24により予め線状に糊が塗布されてい
るから、両フラップ11b,11bは確実に貼合わされ
る。また箱Wが、前記ストッパ27と後部折曲げガイド
29との間を通過する過程で、天壁11から後方に突出
する後フラップ11aが、罫線Kにて後側壁18に密着
しない途中まで折曲げられることで、折癖が付与される
(図4参照)。
【0025】前記リフター25が上昇位置まで上昇する
と、図5に示す如く、前記シャッター30における一対
の支持部材32,32が退避位置から支持位置に移動
し、上昇位置に臨む箱Wの底壁16を支持可能となる。
そして、リフター25が下降することで、箱Wの底壁1
6の両側端部が一対の支持部材32,32で支持され、
該箱Wはリフター25からシャッター30に移載され
る。またこのとき箱Wの後フラップ11aは、箱(シー
ト)Wの弾性により後側壁18から離間する半折り状態
となり(図4参照)、該後側壁18への糊塗布を許容す
る。更に、前記複数の後部糊噴射器33が作動されて、
複数のノズル33aが箱Wの後側壁18と底壁16との
間の稜線と平行な方向に移動しつつ糊を噴射すること
で、後側壁18には糊が線状に塗布される。なお、前記
シャッター30で支持された箱Wは、図6に示す如く、
前記側押え部材39,39で左右から挟持され、左右の
側壁19,20に貼合わされた左右のフラップ11b,1
1bが剥がれるのは防止される。
【0026】前記後側壁18に糊が塗布された箱Wに対
し、前記オーバーヘッドコンベヤ34の押送板37が、
斜めの姿勢で後側上方から近接して、前記半折り状態の
後フラップ11aに当接し、該フラップ11aを後側壁
18に重合するよう押圧する。すなわち、後フラップ1
1aは罫線Kを支点にして折曲げられるので、良好に折
曲げられる。このとき、後側壁18には、前記後部糊噴
射器33により予め線状に糊が塗布されているから、後
フラップ11aは後側壁18に確実に貼合わされる。そ
して、押送板37の水平走行に伴って、各フラップ11
a,11b,11bが対応する側壁18,19,20に貼合
わされて封緘された直方体状の箱Wは、前記搬出ベッド
40、切離しコンベヤ41および選別用シャッター42
上を搬送された後に排出コンベヤ43に受渡される。な
お、後側壁18に貼合わされた後フラップ11aは、前
記押送板37により押圧された状態で搬送されるから、
該後フラップ11aが剥がれるのは防止される。
【0027】このように、実施例の封緘装置10では、
箱Wの天壁11から突出する後フラップ11aおよび左
右のフラップ11b,11bを、箱Wを上昇させつつ下
方に折曲げている。すなわち、箱Wの移動方向とフラッ
プ11a,11b,11bの折曲げ方向とが同一であるの
で、箱Wに無理な力が加わらず、歪みのない良好な封緘
が可能で、かつ高い処理能力に設定することができる。
また箱Wの後フラップ11aを、循環作動するオーバー
ヘッドコンベヤ34の押送板37により後側壁18に押
圧して貼合わすので、振動が少なく円滑に作動し、高い
処理能力に設定し得る。更には、上昇した位置において
シャッター30で支持されている箱Wの後側壁18に糊
を塗布するので、該後側壁18の所定位置に糊を確実に
塗布することができ、後フラップ11aの良好な封緘が
可能である。しかも、糊を線状に塗布するので、後フラ
ップ11aが確実に貼合わされる。
【0028】また、箱Wの左右のフラップ11b,11
bをリフター25での上昇中に左右の側壁19,20に
貼合わせると共に、後フラップ11aをシャッター30
に移載後に後側壁18に貼合わせるので、各フラップ1
1a,11b,11bに無理な力が加わらず、歪みのない
良好な封緘を行なうことができ、封緘後の箱Wが歪むこ
ともない。
【0029】
【変更例】実施例では、箱を上昇する際に、天壁の後方
に突出する後フラップを途中まで折曲げたが、箱の素材
(シート)の強度(弾性)が強い場合は、後部折曲げガイド
で箱の後側壁に密着するまで折曲げてもよい。また箱を
上昇する際に、天壁の左右両側に突出する左右のフラッ
プを折曲げると共に左右の側壁に夫々貼合わせたが、箱
の素材(シート)の強度が弱く折曲げ易い場合等には、こ
れら左右のフラップを、供給コンベヤで搬送される時に
折曲げガイドで折曲げて左右の側壁に夫々貼合わせても
よい。
【0030】実施例では、上昇された箱をシャッターに
移載したが、シャッターを採用することなく、リフター
が上昇位置で停止する時間を設け、その時に箱の後側壁
に糊を塗布する構成を採用し得る。また実施例では、箱
の後および左右の側壁に糊を塗布する場合で説明した
が、該側壁に貼合わされる各フラップにおける側壁との
対向部分に糊を塗布したり、あるいは両方に糊を塗布し
てもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の請求項1に
係る封緘装置によれば、箱の天壁から突出するフラップ
を上昇させつつ下方に折曲げるので、箱に無理な力が加
わらず、歪みのない良好な封緘が可能で、かつ高い処理
能力に設定することができる。また請求項2に係る封緘
装置では、箱のフラップを、循環作動する押送手段によ
り対応する側壁に押圧して貼合わせるので、振動が少な
く円滑に作動し、高い処理能力に設定し得る。更に、請
求項3に係る封緘装置では、上昇した位置において停止
している箱の側壁に糊を塗布し得るので、該側壁の所定
位置に糊を確実に塗布することができ、フラップの良好
な封緘が可能である。しかも、請求項4に係る封緘装置
のように糊付け手段を箱の底壁と側壁との間の稜線と平
行な方向に変位するよう作動することで、該側壁に糊を
線状に塗布することができ、フラップを確実に貼合わせ
得る。
【0032】また請求項6に係る封緘装置では、搬入方
向と平行な側壁と直交する側壁とにフラップを別々のタ
イミングで貼合わせ得るので、各フラップに無理な力が
加わらず、歪みのない良好な封緘を行なうことができ、
封緘後の箱も歪むことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る封緘装置の概略構
成図である。
【図2】実施例に係る封緘装置の供給コンベヤおよび側
部糊噴射器を示す側面図である。
【図3】実施例に係る封緘装置の側部折曲げガイドを示
す側面図である。
【図4】実施例に係る封緘装置の後部折曲げガイド、ス
トッパおよび後部糊噴射器を示す正面図である。
【図5】実施例に係る封緘装置のシャッターを示す側面
図である。
【図6】実施例に係る封緘装置のオーバーヘッドコンベ
ヤを示す側面図である。
【図7】実施例に係る封緘装置で封緘される箱を示す斜
視図である。
【符号の説明】
11 天壁 11a 後フラップ(フラップ) 11b 左右のフラップ(別のフラップ) 16 底壁 18 後側壁(側壁) 19 左側壁(別の側壁) 20 右側壁(別の側壁) 22 供給プッシャー(搬入手段) 24 側部糊噴射器(別の糊付け手段) 25 リフター(リフト手段) 28 側部折曲げガイド(折曲げ・密着手段) 29 後部折曲げガイド(折曲げ手段) 33 後部糊噴射器(別の糊付け手段) 34 オーバーヘッドコンベヤ(押送手段) 36 無端チェン(無端索体) 37 押送板(押送部材) W 箱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱(W)の天壁(11)から突出するフラップ
    (11a)を折曲げて、側壁(18)に貼合わせる封緘装置であ
    って、 前記箱(W)を上昇させるリフト手段(25)と、 前記リフト手段(25)の上昇経路に箱(W)を搬入する搬入
    手段(22)と、 前記リフト手段(25)で上昇される箱(W)のフラップ(11a)
    の上側に当接し、該フラップ(11a)を下方へ折曲げる折
    曲げ手段(29)と、 前記リフト手段(25)で上昇された箱(W)のフラップ(11a)
    を側壁(18)に重合する向きに押圧して密着させると共
    に、該箱(W)を上昇した位置から搬出する押送手段(34)
    と、 前記フラップ(11a)が側壁(18)に密着されるまでに、該
    フラップ(11a)または側壁(18)のうち少なくとも一方
    の、両者(11a,18)が対向する部分に糊を塗布する糊付け
    手段(33)とから構成したことを特徴とする封緘装置。
  2. 【請求項2】 前記押送手段(34)は、前記リフト手段(2
    5)の上方で循環走行する無端索体(36)に、複数の押送部
    材(37)が所定間隔毎に配設されて構成される請求項1記
    載の封緘装置。
  3. 【請求項3】 前記糊付け手段(33)は、上昇した位置に
    臨む箱(W)の前記側壁(18)に対して糊を塗布するように
    配置される請求項1または2記載の封緘装置。
  4. 【請求項4】 前記糊付け手段(33)は、箱(W)の底壁(1
    6)と前記フラップ(11a)が密着される側壁(18)との間の
    稜線と平行な方向に変位するよう作動される請求項1〜
    3の何れかに記載の封緘装置。
  5. 【請求項5】 前記天壁(11)と前記搬入手段(22)の搬入
    方向とは平行であり、前記フラップ(11a)は、前記搬入
    手段(22)の搬入方向と平行な方向に前記天壁(11)から突
    出するフラップ(11a)であって、このフラップ(11a)が密
    着される前記側壁(18)は、搬入手段(22)の搬入方向と直
    交する側壁(18)である請求項1〜4の何れかに記載の封
    緘装置。
  6. 【請求項6】 前記箱(W)が上昇経路に搬入されるまで
    に、前記搬入手段(22)の搬入方向と平行な別の側壁(19,
    20)に対して糊を塗布する別の糊付け手段(24,24)と、前
    記リフト手段(25)で箱(W)が上昇される際に、搬入手段
    (22)の搬入方向と直交する方向に前記天壁(11)から突出
    する別のフラップ(11b,11b)の上側に当接し、該別のフ
    ラップ(11b,11b)を下方へ折曲げると共に糊付けされた
    対応する別の側壁(19,20)に密着させる折曲げ・密着手
    段(28,28)とを備える請求項5記載の封緘装置。
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