JP2015164855A - 製函装置 - Google Patents

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Tsutomu Matsui
勤 松井
賢志 若松
Kenji Wakamatsu
賢志 若松
稔治 河野
Toshiharu Kono
稔治 河野
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Abstract

【課題】デザートカップのホルダ等として利用される簡易な箱体の組み立てを、自動的に、かつ、確実に行うことができる製函装置を提供する。【解決手段】製函装置は、装置本体の一方の側面側にブランクシート200のマガジン30を備えている。マガジン30に平面状態でセットされたブランクシート200は、引出機構の吸着ヘッド48により、下部が吸着され、曲面部を有する起立ガイド34の下を通過することで両端が開口した略角筒状に起立する。リフト機構70の台72の上までブランクシート200を引き出したら、台72を上昇させ、折込機構100により、フラップ214,218を内側に折り込み、該フラップ214,218に設けたスリット216,220で仕切り222を挟み込む。これにより起立状態を維持した箱体230が完成する。箱体230は、送出機構242により搬送路140に送り出される。【選択図】図3

Description

本発明は、ブランクシートを組み立てて箱体を形成する製函装置に関し、更に具体的には、デザートなどのカップ(ないし容器)のホルダ等として利用可能な簡易な箱体を形成する製函装置に関するものである。
デザートなどのカップ(容器)を並べたり運んだりする際に、カップが傾かないように、箱体に設けた穴にカップを入れている。従来は、このような箱体は、所定の折り線や切り抜き線を加工したブランクシートを、手作業により組み立てていたため、手間がかかっていた。一方、箱体を自動的に組み立てる技術として、例えば、下記特許文献1には、ケース用ダンボールを製函する製函機が開示されている。当該特許文献1は、複数枚のケース用ダンボールを積み込んで押し出すマガジンと、マガジンに積み込まれた複数枚のケース用ダンボールのうち、最前列のケース用ダンボールを吸着して引き出す引出装置と、引出装置によって引き出されたケース用ダンボールを開函する開函装置と、引出装置および開函装置によって引き出されて開函されたケースダンボールの内外フラップをそれぞれ折り込む内フラップ折込装置および外フラップ折込装置と、内外フラップが折り込まれたケース用ダンボールを開函装置を介して押し出す搬出装置と、搬出装置によって折りだされたケース用ダンボールを受け取って搬送しつつ外フラップの突き合わせ部を包装テープで封緘するテーピング装置から構成され、前記テーピング装置のコンベア装置に、該コンベア装置によって搬送されるケース用ダンボールにおける底面に左右両端縁部を支持するサイドガイドを設けることで、ケース用ダンボールを、高速かつ確実に製函する構造となっている。
特開2005−14619号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術は、ダンボール箱の組み立てには適しているものの、上述したデザートカップなどを保持するための簡易な箱体の組み立てには必ずしも必要ではない部分(例えば、前記「封緘するためのテーピング装置」など)もあり、装置の構成が大掛かりとなる。
本発明は、以上のような点に着目したもので、デザートカップのホルダ等として利用される簡易な箱体の組み立てを、自動的に、かつ、確実に行うことができる製函装置を提供することを、その目的とする。他の目的は、組み立てた箱体を番重などの容器に整列させるのに適した製函装置を提供することである。
本発明は、起立時に両側面が開口するとともに、該開口した部分を塞ぐフラップを有する箱体用のブランクシートを、平面状に折り畳まれた状態で複数ストックするマガジンと、該マガジンから、前記ブランクシートを吸着して引き出すブランクシート引出手段と、前記マガジンに近接して配置されており、前記ブランクシート引出手段によって引き出されるブランクシートに当接し、該ブランクシートを両端が開口した略角筒状に起立させる起立ガイド手段と、ブランクシートが起立した起立体のフラップを、該起立体の開口部分に折り込み、箱体を形成する折込手段と、を備えたことを特徴とする。主要な形態の一つは、前記起立ガイド手段が、前記略角筒状の起立体の高さよりも高い位置に配置されていることを特徴とする。
他の形態は、前記ブランクシート引出手段が、前記マガジンに対して進退可能に設けられるとともに、前記ブランクシート引出手段の上方に配置され、かつ、前記折込手段が上方に設けられた搬送路と、前記ブランクシート引出手段によって引き出され、前記起立ガイド手段によって起立した起立体を、上方へ送るリフト手段と、前記折込手段によって形成された箱体を、前記搬送路上へ送り出す送出手段と、を備えたことを特徴とする。
更に他の形態は、前記起立体が、前記リフト手段から落下することを防止する落下防止手段、を備えたことを特徴とする。更に他の形態は、前記搬送路に連続して設けられており、該搬送路から送られる箱体を所定数並べる待機スペースと、該待機スペースに所定数の箱体が並んだら、これらの箱体を並んだ状態のまま、前記待機スペースから外部容器に押し出す押出手段と、を備えたことを特徴とする。
更に他の形態は、前記ブランクシートが、起立したときに略角筒状体の内側を仕切る仕切りと、前記フラップに形成されたスリットと、を有しており、前記折込手段によって前記フラップを折り込むことにより、前記スリットの両側で前記仕切りを挟むことを特徴とする。更に他の形態は、前記ブランクシートが、組み立て後の箱体の状態において、対象物を保持する複数の保持部を有することを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明によれば、起立時に両側面が開口するとともに、該開口した部分を塞ぐフラップを有する箱体用のブランクシートを、平面状に折り畳まれた状態で複数ストックするマガジンと、該マガジンから、前記ブランクシートを吸着して引き出すブランクシート引出手段と、前記マガジンに近接して配置されており、前記ブランクシート引出手段によって引き出されるブランクシートに当接し、該ブランクシートを両端が開口した略角筒状に起立させる起立ガイド手段と、ブランクシートが起立した起立体のフラップを、該起立体の開口部分に折り込み、箱体を形成する折込手段と、により製函装置を構成することとした。このため、簡易な箱体の組み立てを、自動的にかつ確実に行うことができ、作業効率が向上する。
本発明の実施例1の製函装置の全体構成を示す斜視図である。 前記図1を矢印F2方向から見た斜視図である。 前記実施例1の作用を示す図である。 前記実施例1の作用を示す図である。 前記実施例1の製函装置で組み立てるブランクシートの一例であり、(A)は平面図,(B)は組立中の起立体を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1〜図5を参照しながら本発明の実施例1を説明する。図1は、本実施例の製函装置の全体構成を示す斜視図,図2は、前記図1を矢印F2方向から見た斜視図である。図3及び図4は、本実施例の製函装置による箱体の組み立ての様子を示す図,図5は、本実施例の製函装置で組み立てるブランクシートの一例であり、(A)は平面図,(B)は組み立て中の起立体を示す斜視図である。本発明の製函装置は、糊付けや接着テープによる封緘等を必要としない簡易な構造の箱体用のブランクシートの組み立て全般に適用可能であるが、本実施例では、図5に示すように、デザートカップ用のホルダとして利用可能な箱体の製函を例に挙げて説明する。
図1及び図3に示すように、本実施例の製函装置10は、装置本体12と、該装置本体12に供給するブランクシート200を多数ストックするマガジン30と、前記装置本体12に設けられておりブランクシート200を前記マガジン30から引き出す引出機構40,引き出したブランクシート200を略角筒状に起立させるための起立ガイド34,起立状態のブランクシート(起立体)を上方へ送るリフト機構70,起立体のフラップを内側へ折り込んで箱体を形成する折込機構100を中心に構成されている。このほか、製函装置10は、前記装置本体12の上部に設けられた搬送路140と、組み立てが完了した箱体230を前記搬送路140に送り出す送出機構142を備えている。また、本実施例では、図3(F)に示すように、組み立て後の箱体230を所定数並べて待機させる待機ステーション150,該待機ステーション150内の箱体230を並んだ状態のまま外部容器(例えば、番重160など)に押し出すための押出機構等を備えている。以下、順に説明する。
前記装置本体12は、正面14,背面16,側面18及び20,上面22と図示しない底面により構成されており、上側は前記引出機構40や搬送路140を設置するため、フレーム構造となっている。また、前記装置本体12の下部内側には、前記引出機構40,リフト機構70,折込機構100,送出機構142を駆動するための図示しないエアシリンダ等が収納されている。更に、前記正面14には、複数のボタン等が設けられた制御パネル170が設けられている。前記マガジン30は、前記装置本体12の一方の側面20側に設けられている。図1に示すように、前記側面20にブラケット24が固定されており、該ブラケット24の上面には、高さの異なる固定部材26,28が一対ずつ設けられている。一対の固定部材26間には軸26Aが設けられ、他の一対の固定部材28間には軸28Aが設けられている。これら軸26A,28Bにより、マガジン30が傾斜した状態で支持されている。また、前記マガジン30の先端の開口部には、ブランクシート200の落下を防止するためのフレーム32が設けられている。
ここで、図5(A)及び(B)を参照して、本実施例で組み立てるブランクシート200について説明する。図5(A)及び(B)に示すように、ブランクシート200は、起立状態において、上面202,底面204,一対の側面206及び208からなる略角筒状体を形成するとともに、両端に開口部210,212を形成する。また、前記上面202の両端には、前記開口部210,212を塞ぐためのフラップ214,218が設けられている。これらフラップ214,218の略中央部には、スリット216,220が形成されている。また、前記上面202には、デザートカップ等を保持するための開口部224と、該開口部224にデザートカップ等を入れることで内側に折り込まれる複数の爪部226が形成されている。
一方、前記ブランクシート200の内側には、起立状態において、前記略角筒状体の内側を仕切る仕切り222が設けられている。前記フラップ214,218を、図中の破線で示す折り線L2に沿って内側に折り込むと、前記フラップ214,218に設けられたスリット216,220の両側の部分で前記仕切り222の両端を挟むことになり、起立状態が維持される。なお、本実施例では、前記フラップ214,218が折り込まれた状態を組み立て完成(箱体230の完成)とし、フラップ214,218が折り込まれる前の起立した状態を起立体228として説明する。
次に、引出機構40について説明する。前記装置本体12の高さ方向の中央付近には、フレーム37が形成されており、その内側は開口部38となっている。前記フレーム37の正面14側には、一方の側面18から他方の側面20にかけてガイドレール41が形成されている。ガイドレール41には、該ガイドレール41に沿って進退するスライダ42が設けられており、該スライダ42には、前記マガジン30の開口部分の正面位置に配置されるヘッド部44が接続されている。該ヘッド部44には、立ち上がり部46が設けられており、該立ち上がり部46に複数の吸着ヘッド48が設けられている(本実施例では4個)。該吸着ヘッド48には、チューブ52が接続され、該チューブ52は前記ヘッド部44に形成された長穴50を通って、前記スライダ42に接続されたチューブ54と接続している。前記チューブ54は、装置本体12の正面フレーム14Aの上方に設けられた電磁弁56に接続されている。前記電磁弁56は、図示しない真空ポンプに接続されており、前記正面フレーム14Aの上部に設けられた電源ボックス58のボタン60の操作により、製函装置10の駆動を開始すると所定のタイミングで弁を開いて減圧を行い、前記スライダ42がマガジン30に対して往復駆動する。なお、前記スライダ42を駆動するための図示しないエアシリンダは、装置本体12の内側に収納されている。
前記起立ガイド34は、前記マガジン30のフレーム32の近傍であって、前記引出機構40の上方に配置されている。前記起立ガイド34は、図1に示すように、マガジン30側が高くなるように配置された曲面部34Aと平面部34Bとにより構成されている。前記起立ガイド34の下方には、図3(B)に示すように、前記引出機構40により引き出されたブランクシート200を受けるためのプレート36が設けられている。前記プレート36と前記平面部34Bとの間隔は、前記ブランクシート200を起立させたときの高さ(側面206,208の高さ)よりも大きくなるように設定されている。すなわち、ブランクシート200の上面202と側面206間の折り線L1よりも若干高い位置に前記平面部34Bがくるように起立ガイド34を設けることにより、マガジン30から引き出されたブランクシート200が起立ガイド34に当たり、前記折り線L1に沿って折れた状態で平面部34Bの下方を通過することにより、両端が開口した略角筒状に起立する。
次に、図2も参照して前記リフト機構70について説明する。リフト機構70は、起立したブランクシート(起立体)を載せる台72と、複数の足76を介して前記台72を支持するプレート78と、該プレート78に接続された昇降部材80,該昇降部材80を支持する支柱82A〜82Cにより構成されている。前記支柱82A〜82Cは、図示しない昇降ガイドに沿って昇降可能となっており、これら支柱82A〜82Cを昇降させるエアシリンダ等は、前記装置本体12の内側に収納されている。また、前記台72には、図3(A)に示すように、乗せた起立体が、引出方向前方に落下しないように爪74を有している。更に、本実施例では、図3(A)に示すように、前記リフト機構70とは別に、前記起立体の落下を防止するための落下防止ガイド96が設けられている。該落下防止ガイド96は、断面略コ字状となっており、起立体228の開口部212側を受けて落下を防止するものである。前記落下防止ガイド96は、昇降する支柱98により昇降可能となっている。前記支柱98の昇降機構については公知である。
なお、本実施例では、前記リフト機構70の昇降部材80には、図2に示すように、押上部材84が設けられている。該押上部材84には、軸受け86を介して軸88が支持されており、該軸88には回動板92が取り付けられている。また、前記軸88の他端側には、前記回動板92を回動させるためのレバー94が設けられており、該レバー94の回動に連動して、前記回動板92が回動する。該回動板92は、昇降部材80及び押上部材84が下がっている状態では、前記押上部材84の上面84Aを覆うように水平状態となっている(図3(A)参照)。そして、前記台72に起立体228が乗ると、回動して垂直状態となり、起立体228の後端側を押し込むようになる(図3(B)参照)。これにより、ブランクシート200の起立が促進されるとともに、後方からの落下が防止される。なお、前記押上部材84については、次の折込機構100においても説明する。
次に、起立体228のフラップ214,218を開口部210,212に折り込む折込機構100について説明する。図1〜図3に示すように、装置本体12の正面フレーム14A及び背面フレーム16Aの上部には、下方に向けて伸びたプレート102A,102Bが取り付けられている。これらプレート102A,102Bに、折込機構100を構成する部材が設けられている。図2を参照して、プレート102A側について説明すると、プレート102Aは、中央部分に開口した窓104を有するとともに、下端側に装置本体12の外側に向けて湾曲した曲面部103を有している。該曲面部103は、起立体228のフラップ218部分に接触し、該フラップ218を折り線L2に沿って折るためのものである。
前記窓104の上縁104Aの両側には、略T字状の一対の軸受け部材106A,106Bが設けられており、該軸受け部材106A,106Bによって軸108Aが回転可能に支持されている。前記軸108Aには、前記軸受け部材106A,106Bに挟まれる位置に一対の折込プレート110,112が設けられている。該折込プレート110,112は、中央部でわずかに屈曲している。また、前記折込プレート110,112の間には、上方に延びた延設片114が設けられている。該延設片114には、前記プレート102A側にストッパ116が設けられている。前記折込プレート110,112及び延設片114は、前記軸108Aとともに回動する。前記軸108Aは、バネ109によって、前記折込プレート110,112の先端部110A,112Aがプレート102Aの外側に向けて付勢されている。また、前記軸108Aの端部(図示の例では、起立ガイド34側の端部)には、該軸108Aと一体となって動くアーム118Aが固定されており、該アーム118Aの先端には、回転可能なローラ120Aが設けられている。
従って、マガジン30から引き出されたブランクシート200が起立した起立体228が前記台72に乗り、前記回動板92が回動して立ち上がった状態で、昇降部材80が上昇すると、アーム108Aの先端のローラ120Aが、前記押上部材84に当たるようになる。更に押上部材84を上昇させると、ローラ120Aは押上部材84の中央部に向けて移動するため、アーム118Aも傾き、該アーム118Aに連動して軸108A及び折込プレート110,112も回動する。すると、これらの先端部110A,112Aが内側に押し込まれ、前記プレート102Aの曲面部103によって折り線L2で折り曲げられたフラップ218が起立体228の開口部の内側に押し込まれる。他方のプレート102B側の構造も同様であり、押上部材84の上昇に連動して、軸108Bとともに折込プレートが回転し、フラップ214を内側に押し込むようになる。
更に、本実施例では、前記窓104の下縁104Bの両側には、一対の蝶番130A,130Bによって、断面略L状の金具132A,132B(図3(A)参照)が取り付けられている。前記金具132Aは、前記蝶番130Aに固定されていない主面133がリフト機構70の台72を向くように取り付けられる。他方の金具132Bについても同様である。これら金具132A,132Bの主面133は、リフト機構70により台72が下降した後に、一時的に組み立て後の箱体230を支持するためのものである。
次に、送出機構142について説明する。送出機構142は、装置本体12の上面22の内側に、ブランクシート200の引出方向に沿って設けられたレール144と、該レール144に沿って進退可能なスライダ146と、該スライダ146を駆動するための図示しないエアシリンダと、前記スライダ146の先端に設けられた押出面148により構成される。前記押出面148は、組み立て後の箱体230に接触可能な長さに形成されている。
前記装置本体12の上部には、前記折込機構100によりフラップ214,218が折り込まれた箱体230を搬出するための搬送路140が設けられている。前記送出機構142により搬送路140に送り出された箱体230は、手作業により回収してもよいが、本実施例では、図3(F)に示すように、所定数(図示の例では3つ)の箱体230を並べて待機させる待機ステーション150が、前記搬送路140に連続して設けられている。前記待機ステーション150は、側面の一部が軸154の進退により移動可能な押出部材152を形成している。このため、待機ステーション150に所定数の箱体230が並んだら、前記軸154を図示しない駆動手段により待機ステーション150の開口部156側に押し出すことにより、箱体230が、所定数ずつ製函装置10の外部に押し出される。その際、押し出される位置に、番重160などの容器を用意しておくことにより、箱体230が自動的に3つずつ並んだ状態で収納されるようになるため、箱体230の詰め込み作業も自動化することができる。
次に、図3及び図4を参照しながら、本実施例の作用を説明する。なお、以下の説明において、各機構の駆動は、あらかじめタイミングが設定されているものとする。まず、図3(A)に示すように、図5(A)に示す状態のブランクシート200を、側面206が下向きになり、上面202がフレーム32側となるように、マガジン30にセットする。ブランクシート200をマガジン30にセットしたら、前記ボタン60を押して製函を開始する。なお、開始時点では、引出機構40のヘッド部44は、マガジン30側にあり、リフト機構70の台72は、前記プレート36と同一高さとなっている。また、落下防止ガイド96も前記台72の側方に配置されている。押出面148は、マガジン30側に寄せられている。
製函を開始すると、吸引が開始され、前記ヘッド部44の吸着ヘッド48が、前記ブランクシート200に吸着する。このときの吸着位置は、図3(A)に示すように、ブランクシート200の側面206の部分である。そして、ブランクシート200に吸着したまま、スライダ42を、ブランクシート200を引き出す方向(図示の例では右方向)に移動させる。すると、起立ガイド34とプレート36の間を通る際に、折り線L1に沿って折れて、ブランクシート200が略角筒状に起立する。そして、前記台72の上までくると、該台72に設けられた爪74に起立体228が当たって移動が停止する。この状態では、フラップ214,218は開いた状態である(図3(B)参照)。
前記起立体228が台72に乗ったら、前記軸88を回転させ、回動板92を垂直方向に立ち上げることで、起立体228の後端が押され、確実に起立するとともに、後方からの脱落が防止される。そして、前記回動板92を立ち上げた状態のまま、前記台72を上昇させる。その際、一対のプレート102A,102Bのそれぞれの下部に設けられた曲面部103を通過して、該曲面部103に当たることでブランクシート200のフラップ214,218が折り線L2に沿って内側に折り曲げられる。更に台72を上昇させると、略L字状の金具132A,132Bの主面133がフラップ214,218により下から押し上げられて回動し、図3(C)に示す状態となる。なお、フラップ214,218が完全に通過すると、前記金具132A,132Bは元の状態に戻り、主面133が内側に向けて突出した状態となる。
また、台72の上昇に連動して、押上部材84も同時に上昇するため、折込機構100のローラ120A,120Bが押上部材84の上面84Aに当たり、上昇にともなってアーム118A,118Bの角度が変わり、軸108A,108Bが回転する。すると、軸108A,108Bに取り付けられた折込プレート110,112も、その先端部110A,112Aが内側に入り込むように回転する。これにより、前記先端部110A,112Aによって、折り曲げられたフラップ214,218が、内側に押し込まれて、スリット216,220に仕切り222が挟まり、起立状態が維持された箱体230が完成する。前記折込機構100によってフラップ214,218を折り込んでいる間に、引出機構40のヘッド部44を、マガジン30側に戻しておく。
前記折込機構100によるフラップ214,218の折り込みが完了したら、リフト機構70の台72を下降させる。このとき、金具132A,132Bの主面133が内側に突出しているため、台72を下げても、箱体230は、搬送路140とほぼ同じ高さに保持される(図3(D)参照)。そして、前記送出機構142の駆動により、押出面148によって箱体230を後方から搬送路240に押し出す(図3(E)参照)。押し出したら、押出面148はマガジン30側に戻す。以上の動作を繰り返すことにより、完成した箱体230が順次搬送路140に送り出される。
搬送路140に送り出された箱体230は、後から送り出されてくる箱体230によって前方に押し出され、図3(F)に示すように、待機ステーション150に所定数並べられる。そして、所定数の箱体230が並んだら、軸154の駆動により押出部材152を駆動し、箱体230を並んだ状態のまま、番重160などの外部容器に押し出す。この動作を繰り返すことで、番重160に箱体230を詰める動作も自動で行うことができる。図4には、図3(F)の動作がより具体的に示されている。まず、図4(A)に示すように、完成した箱体230が、搬送路140から待機ステーション150に所定数(図示の例では横一列に3つ)並べられる。そして、前記搬送路140に次の箱体230が送り出されてきたら(図4(B))、押出部材152により待機ステーション150内の箱体230を一列分押し出す(図4(C))。押し出しにより空いたスペースには、さらに、搬送路140から送り出された所定数の箱体230が並べられる(図4(D))。待機ステーション150に所定数の箱体230が2列並んだら(図4(E))、前記押出部材152により、2列分の箱体230を番重160に押し出す。なお、図4には、一列に3個並べ、それを2列分番重160に押し出す例を示したが、これは一例であり、これらの個数に限定されるものではない。
このように、実施例1によれば、次のような効果がある。
(1)起立時に両端部が開口するとともに、該開口した部分を塞ぐフラップ214,218を有する箱体用のブランクシート200を、平面状に折り畳まれた状態でマガジン30にストックし、吸着ヘッド48を有する引出機構40によって引き出しながら、起立ガイド34によってブランクシート200を略角筒状に起立させる。その後、折込機構100によってフラップ214,218を内側に折り込むこととしたので、簡易な箱体230の組み立てを、自動的に、かつ、確実に行うことができる。
(2)起立ガイド34を、起立体228の高さよりも高い位置に配置することで、引出機構40で引き出しながら起立ガイド34の下を通過させることで、確実に起立させることができる。
(3)完成した箱体230を搬出する搬送路140を、引出機構40の上方に設けることで、連続して組み立てを行うことができる。
(4)回動板92や落下防止ガイド96を設けることとしたので、ブランクシート200がリフト機構70の台72から落下することがない。
(5)搬送路140に連続して待機ステーション150を設け、所定数の箱体230が並んだら、押出部材152により外部のトレイ等(本実施例では番重160)に押し出すこととしたので、箱体230を詰める作業も自動化することができる。
(6)前記ブランクシート200が、起立状態において内側を仕切る仕切り222を有しており、更に、前記フラップ214,218に、前記仕切り222を挟み込むためのスリット216,220を設けることとしたので、起立状態が良好に維持される。
(7)前記ブランクシート200が、上面202に複数の開口部224を有しているため、対象物を複数保持できる。また、前記開口部224の周囲に内側に折り曲げ可能な爪226を複数備えているため、対象物がテーパ状であっても、良好に保持できる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法,材質は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。例えば、前記実施例で示したブランクシート200は、厚紙等で形成するのが好ましいが、プラスチックシート等を用いることを妨げるものではない。
(2)前記実施例で示したブランクシート200も一例であり、その形状や寸法,あるいは、開口部224の位置や数,爪226の有無や数等は、保持する対象物に応じて適宜変更してよい。
(3)前記実施例で示した待機ステーション150や押出部材152は一例であり、必要に応じて設ければよい。
(4)前記実施例では、各部の駆動をエアシリンダで行うこととしたが、これも一例であり、公知の各種の駆動機構を用いることを妨げるものではない。
(5)前記実施例では、デザートカップを保持するための箱体230を例に挙げて説明したが、これも一例であり、デザートカップ以外にも、公知の各種の物品を保持するための箱体の組み立てに本発明は適用可能である。
本発明によれば、糊付けや接着テープによる封緘が不要な簡易な構造の箱体の組み立てを、自動的にかつ確実に行うことができるため、製函装置の用途に適用できる。特に、デザートカップ用のホルダ等として用いられる箱体の組み立ての用途に好適である。
10:製函装置
12:装置本体
14:正面
14A:正面フレーム
16:背面
16A:背面フレーム
18,20:側面
22:上面
24:ブラケット
26,28:固定部材
26A,28A:軸
30:マガジン
32:フレーム
34:起立ガイド
34A:曲面部
34B:平面部
36:プレート
37:フレーム
38:開口部
40:引出機構
41:ガイドレール
42:スライダ
44:ヘッド部
46:立ち上がり部
48:吸着ヘッド
50:穴部
52,54:チューブ
56:電磁弁
58:電源ボックス
60:ボタン
70:リフト機構
72:台
74:爪
76:足
78:プレート
80:昇降部材
82A〜82C:支柱
84:押上部材
84A:上面
86:軸受け
88:軸
90:軸受け
92:回動板
94:レバー
96:落下防止ガイド
98:支柱
100:折込機構
102A,102B:プレート
103:曲面部
104:窓
104A:上縁
104B:下縁
106A,106B:軸受け部材
108A,108B:軸
109:バネ
110,112:折込プレート
110A,112A:先端部
114:延設片
116:ストッパ
118A,118B:アーム
120A,120B:ローラ
130A,130B:蝶番
132A,132B:金具
133:主面
140:搬送路
142:送出機構
144:レール
146:スライダ
148:押出面
150:待機ステーション
152:押出部材
154:軸
156:開口部
160:番重
170:制御パネル
200:ブランクシート
202:上面
204:底面
206,208:側面
210,212:開口部
214,218:フラップ
216,220:スリット
222:仕切り
224:開口部
226:爪
228:起立体
230:箱体

Claims (7)

  1. 起立時に両側面が開口するとともに、該開口した部分を塞ぐフラップを有する箱体用のブランクシートを、平面状に折り畳まれた状態で複数ストックするマガジンと、
    該マガジンから、前記ブランクシートを吸着して引き出すブランクシート引出手段と、
    前記マガジンに近接して配置されており、前記ブランクシート引出手段によって引き出されるブランクシートに当接し、該ブランクシートを両端が開口した略角筒状に起立させる起立ガイド手段と、
    ブランクシートが起立した起立体のフラップを、該起立体の開口部分に折り込み、箱体を形成する折込手段と、
    を備えたことを特徴とする製函装置。
  2. 前記起立ガイド手段が、前記略角筒状の起立体の高さよりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の製函装置。
  3. 前記ブランクシート引出手段が、前記マガジンに対して進退可能に設けられるとともに、
    前記ブランクシート引出手段の上方に配置され、かつ、前記折込手段が上方に設けられた搬送路と、
    前記ブランクシート引出手段によって引き出され、前記起立ガイド手段によって起立した起立体を、上方へ送るリフト手段と、
    前記折込手段によって形成された箱体を、前記搬送路上へ送り出す送出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の製函装置。
  4. 前記起立体が、前記リフト手段から落下することを防止する落下防止手段、
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の製函装置。
  5. 前記搬送路に連続して設けられており、該搬送路から送られる箱体を所定数並べる待機スペースと、
    該待機スペースに所定数の箱体が並んだら、これらの箱体を並んだ状態のまま、前記待機スペースから外部容器に押し出す押出手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3又は4記載の製函装置。
  6. 前記ブランクシートが、
    起立したときに略角筒状体の内側を仕切る仕切りと、
    前記フラップに形成されたスリットと、
    を有しており、
    前記折込手段によって前記フラップを折り込むことにより、前記スリットの両側で前記仕切りを挟むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の製函装置。
  7. 前記ブランクシートが、
    組み立て後の箱体の状態において、対象物を保持する複数の保持部を有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の製函装置。
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