JP4806585B2 - コーナー補強型トレーの製函方法および製函装置 - Google Patents

コーナー補強型トレーの製函方法および製函装置 Download PDF

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Description

本発明は、主として段ボール又は板紙などからなる平板状のブランクシートを用いて、補強柱を四隅に有するコーナー補強型トレーを自動的に組み立てる製函方法および製函装置に関する。
断面L型形状又は断面三角形状の補強柱を四隅に有する特殊形態のトレーは、通常の単なる四壁から成るトレーまたはカートンに比較して耐圧強度が格段に高く、例えば、バッグインボックスやスタンディングパウチのような柔軟なプラスチック袋に収納された液体、粉体、粘稠物などの流動性に富んだ商品を収納する場合などに好適に用いられている。
ところで、この種コーナー補強型トレーは一般に、板紙や段ボールなどからなるブランクシートの所要箇所の折り曲げと貼り付けにより組み立てられるが、この組み立てを製函装置で行う場合、ブランクシートにおける折り曲げ精度を高めて所定形状のトレーを得るには、一ヶ所の部位で各作業を実施することは困難であり、補強柱を前段で折曲加工した後、後段で四周パネルを立ち上げて製函するようになる。
すなわち、例えば特許文献1に開示されるように、ブランクシートがシートマガジンから取り出された後、所定箇所にホットメルトなどの接着剤を塗布し、次工程でまず補強柱の折曲加工を行い、最終工程にてマンドレルと称される型枠にてトレー成型を行うことが通常である。
特開2000−6270号公報
前記したように、ブランクシートからコーナー補強型トレーを自動製函する場合には、製函における各作業工程数が多いため、製函が完了するまでの時間が長くなって処理能力が低下すると共に、装置寸法も大きくなって、設備費もアップする等の問題があった。
本発明はこのような従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、平板状のブランクシートからコーナー補強型トレーを自動製函するに当たり、各作業工程を遂行するステーションを効率的に配置して、製函精度を高レベルに維持しながら、製函スピードを向上させると共に、製函装置をコンパクトにして、設置スペースも狭小で済むものとすることにある。
以上の目的を達成するために、本発明は、ブランクシートを集積するシートマガジンの後に、ブランクシートを待機させてシートマガジンからの繰り出し時間を短縮する待機ステーションを設けると共に、ブランクシートにおける補強柱を形成するためのフラップの折曲加工を事前に行う折込ステーション、該フラップの折曲加工終了後に四周パネルを立ち上げてトレーを製函する四周パネル立上ステーションなどの各作業工程部位を、一直線上に置かず、効率的に配置させたことを特徴とする。
すなわち、本発明に係るコーナー補強型トレーの製函方法は、補強柱を形成するためのフラップが四隅に延設されたブランクシートをシートマガジンに複数枚集積し、該シートマガジンから一枚ずつ取り出される前記ブランクシートを、所定箇所に接着剤を塗布した後、折込ステーションへ水平状に順次供給して前記各フラップを折り曲げ、該折曲加工終了後、該ブランクシートを四周パネル立上ステーションに供給して、補強柱を四隅に有するトレーを製函する自動製函方法であって、
前記シートマガジンから取り出された前記ブランクシートを水平状に一枚ずつ保持する待機ステーションを備え、該待機ステーションの下方に前記折込ステーションを配し、該折込ステーションの側方に前記四周パネル立上ステーションを配して、
前記折込ステーションで前記折曲加工がなされている間に、次のブランクシートが前記待機ステーションにて待機し、前記折込ステーションにて前記折曲加工が終了したブランクシートが前記四周パネル立上ステーションに移動した直後に、前記待機ステーションに待機する次のブランクシートを前記折込ステーションに移動させることを特徴とする。
また、前記待機ステーションが、前記ブランクシートにおける所定箇所(貼り付け部位)に接着剤を塗布するための塗布手段を備え、該塗布手段により、前記待機ステーションにて接着剤塗布を行うことも特徴である。
このような方法によれば、ブランクシートへの接着剤の塗布工程部位(待機ステーション)と、次工程であるフラップの折曲加工部位(折込ステーション)とが上下に位置するので、自動製函のための平面スペースが縮小される。また、フラップの折曲加工終了後の先のブランクシートが次工程に移動した直後に、上方(待機ステーション)で待機していたブランクシートを折込ステーションに移動させるので、シートマガジンからのシート繰り出し時間のロスを短縮することが出来て、製函スピードを向上させることができる。
前記ブランクシートを待機ステーションで水平状に保持すると共に、該ブランクシートを折込ステーションに送るために、待機ステーションと折込ステーションの間を昇降自在な吸引手段を用いることが好ましい。
この場合、待機ステーションで水平状態に保持されたブランクシートを、そのまま折込ステーションに移動させることができる。
折込ステーションは、前記したフラップの折曲加工を行うための折曲加工手段を有する。折曲加工手段としては、例えば、特許文献1に開示された公知のフラップ折込み装置を採用することもできるが、構造が複雑で広いスペースを必要とするなどの不具合がある。
本発明では、待機ステーションにあるブランクシートが折込ステーションに下降するので、その下降に伴い前記フラップを立ち上げる起立ガイドと、該立ち上げたフラップを内側へ折り曲げるフラップ折込回動アームで折曲加工手段を構成し、これら起立ガイドとフラップ折込回動アームで各フラップの折曲加工を行うようにすると良い。
本発明に係るコーナー補強型トレーの製函に用いるブランクシートの一例として、矩形状底面パネルの四辺に側面パネルおよび妻面パネルが延設され、該妻面パネルに前記補強柱を形成するためのフラップが延設されたブランクシートをあげることができる。
また、本発明に係るコーナー補強型トレーの製函方法を実施する製函装置の一例として、前記ブランクシートが起立状に複数枚集積されるシートマガジンと、
該シートマガジンの前方に設置され、該シートマガジンから取り出されるブランクシートが水平状に載承される載せ台と、
該載せ台の側方に設置され、該載せ台から送られてくるブランクシートを水平状に保持する待機ステーションと、
該待機ステーションの下方に設置され、該待機ステーションから送られてくるブランクシート四隅の前記各フラップの折り曲げを行う折込ステーションと、
該折込ステーションの後方で且つ前記シートマガジンの側方に設置され、前記折込ステーションから送られてきたブランクシートの四周パネルを立ち上げて前記トレーを製函する四周パネル立上ステーションと、
前記シートマガジンから前記四周パネル立上ステーションまでブランクシートを順次移動させるための複数の送り手段と、
該それぞれの送り手段の作動を制御する制御部を備え、
前記制御部の制御により前記各送り手段を適時に作動させて、前記折込ステーションで前記フラップの折曲加工がなされている間に、次のブランクシートが前記待機ステーションにて待機し、前記折込ステーションにて前記折曲加工が終了したブランクシートが前記四周パネル立上ステーションに移動した直後に、前記待機ステーションの次のブランクシートが前記折込ステーションに移動するよう構成したことを特徴とする製函装置をあげることができる。
このような構成の製函装置によれば、本発明に係る製函方法を容易に実施し得、縮小されたスペース内において自動製函を遂行すると共に、設置スペースも狭小なコンパクトな装置構成であり、且つ製函精度を高レベルに維持しながら、製函スピードを向上させることができる。
この製函装置においても、前記待機ステーションが、前記ブランクシートにおける貼り付け部位に接着剤を塗布するための塗布手段を備え、該塗布手段により、前記待機ステーションにて接着剤塗布を行うよう構成することが好ましい。
また、前記待機ステーションと折込ステーションの間に、前記ブランクシートを水平状に保持する吸引手段を昇降自在に配し、該吸引手段により、前記待機ステーションにて前記ブランクシートを水平状に保持すると共に、該待機ステーションから前記折込ステーションへブランクシートを供給するよう構成することが好ましい。
また、前記折込ステーションが、前記待機ステーションにあるブランクシートの下降に伴い前記フラップを立ち上げる起立ガイドと、該立ち上げたフラップを折り曲げるフラップ折込回動アームを備え、これら起立ガイドとフラップ折込回動アームにより、前記フラップの折曲加工を行うよう構成することが好ましい。
本発明に係る製函装置は、ブランクシートが起立状に複数枚集積される起立式シートマガジンを備えるので、該起立式シートマガジンから前記載せ台にブランクシートを一枚ずつ動供給することができる、特殊なシート取出し装置を備えることが好ましい。
該シート取出し装置の具体的態様として、前記シートマガジンに起立状に集積された複数枚のブランクシートの内の最前列のブランクシートと相対向する吸引位置と、前記載せ台と相対向する離反位置との間を移動自在な回転板と、該回転板に設置した吸引パッドを備え、前記回転板を吸引位置に位置せしめて吸引パッドで前記最前列のブランクシートを吸引し、該吸引状態を維持したまま、前記回転板を離反位置に移動させ、該離反位置で吸引を解除して、前記載せ台にブランクシートを供給するよう構成したシート取出し装置をあげることができる。
尚、本発明に係る自動製函方法において、シートマガジンは、前述したようなブランクシートが起立状に複数枚集積される起立式タイプに限定されず、水平状のブランクシートを上下方向へ複数枚堆積した公知の水平式シートマガジンを採用することもできる。
また、このような水平式シートマガジンからブランクシートを一枚ずつ自動供給するシート取出し装置として、最下部のブランクシートを取り出す吸引パッドなどが通常用いられる。
しかし、このような水平式シートマガジンと公知のシート取出し装置を用いた場合、ブランクシートが複数枚重なる状態で取り出される取出しミスが生じ易い。
よって、本発明に係る製函装置のように、起立式シートマガジンの最前列のブランクシートを、前記した吸引パッド回転式のシート取出し装置で一枚ずつ取り出すようにした方式を用いることが好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、比較的剛度の高い板紙や段ボールなどからなるブランクシートを用いてコーナー補強型トレーを自動製函するに際し、狭小スペース内での自動製函を可能とし、且つ製函スピードを向上させることが出来るなど、多くの効果を有する。
以下、本発明の実施形態の一例を図面に基づき説明する。
本例における製函対象物であるトレーは、図1に示すように、矩形状底面パネル1の四辺に側面パネル2,2および妻面パネル3,3が折目を介して立ち上がると共に、四隅に断面L型の補強柱4を備えたコーナー補強型のトレーaであり、各側面パネル2と妻面パネル3には蓋フラップ5,6が折目を介して延設されている。尚、本発明においては、矩形状底面パネル1の四辺から立ち上がる四面のパネルの内、L型補強柱4を形成するためのフラップ4a〜4cを備えた一対のパネルを妻面パネル3と呼ぶものとする。
図2に、このトレーaを製函するためのブランクシートa’を示す。
ブランクシートa’は、トレーaの底部となる矩形の底面パネル1を中心として、その四辺または四周に相対向する一対の側面パネル2,2と、同じく妻面パネル3,3が折目を介して延設されており、さらに前記各パネル2,3の外端縁には、それぞれ前記した蓋フラップ5,6が折目を介して延設されている。また、各妻面パネル3,3の両側縁には、前記したL型補強柱4を形成するための内側、真ん中、外側の各フラップ4a,4b,4cが、折目7,8,9を介して三枚順次延設され、これら各フラップ4a〜4cを、後述するように順次内側に折り込む折曲加工をして補強柱を形成した上で、各側面パネル2,2と妻面パネル3,3を底面パネル1に対し直角に立ち上げて、トレーaの製函が行われる。
本例におけるトレーaの組み立て工程(製函方法)について、図2〜図4を参照して説明する。
まず、図2に示すように、ブランクシートa’における各妻面パネル3,3の両側縁の内側に、ホットメルトなどの接着剤10を塗布する。この塗布工程は、後述する待機ステーション103で行われる。
次に、図3(a)に示すように、折目7に沿って、内側のフラップ4a、真中のフラップ4b、外側のフラップ4cを一体的に立ち上げる。この立ち上げ加工は、後述する折込ステーション104の起立ガイド121によって行われる。
さらに、図3(b)に示すように、折目8に沿って真ん中のフラップ4bを内側に折曲げて内側のフラップ4aに貼り合わせると共に、外側のフラップ4cを折目9に沿って内側に折り曲げて妻面パネル3に貼り合わせて、L型の補強柱4の折曲加工を事前に施す。この折曲加工は、後述する折込ステーション104のフラップ折込回動アーム123によって行われる。
前記した折曲加工がなされたブランクシートa”に対し、次工程で、図4(a)〜(d)に示すように、雄型としての昇降自在なマンドレル130と、雌型としての固定の案内部材(図6中に符号132で示す)を用いて、底面パネル1を押し下げると共にその四周のパネル(側面パネル2,2と妻面パネル3,3)を立ち上げてトレーaの成型を行う。このトレー成型工程(四周パネル立上げ工程)は、後述する四周パネル立上ステーション105で行われる。
前記した接着剤塗布工程を行うための待機ステーション103は、折曲加工工程を行う折込ステーション104の上方に位置し、また、トレー成型工程を行う四周パネル立上ステーション105は、折込ステーション104の側方に位置する。
以下、前述の製函方法を実施する製函装置の一例について、図5〜図9を参照しながら説明する。
図5は、本例における製函装置100の概略平面図、図6は概略正面図で、この製函装置100は、前記したブランクシートa’が複数枚集積されるシートマガジン101、このシートマガジン101の前方に設置された載せ台102、この載せ台102の側方に設置された待機ステーション103、この待機ステーション103の下方に設置された折込ステーション104、この折込ステーションの後方で且つシートマガジン101の側方に設置された四周パネル立上ステーション105、シートマガジン101から四周パネル立上ステーション105までブランクシートa’,a”を順次移動させる送り手段110,111,112,113a,113b,126、四周パネル立上ステーション105で成型されたトレーaを装置外へ排出する排出手段133、これら各構成要素の作動を制御する制御部140などを備えてなる。
シートマガジン101は、ブランクシートa’を起立状に複数枚集積する起立式のもので、その前方に、最前列のブランクシートa’を載せ台102に一枚ずつ載せるための送り手段としてのシート取出し装置110が配設されている。
シート取出し装置110は、シートマガジン101に起立状に集積された複数枚のブランクシートの内の最前列のブランクシートa’に相対向する吸引位置と、前記載せ台102の載せ面102aに相対向する離反位置との間を移動自在な回転板110aと、この回転板110aを90度回転させながら前記吸引位置と離反位置の間を移動させる不図示の移動機構と、回転板110aに設置した吸引パッド110bを備えている。そして、回転板110aを前記吸引位置に位置せしめて、吸引パッド110bで前記最前列のブランクシートa’を吸引し、該吸引状態を維持したまま、移動機構の駆動により、回転板110aを前記離反位置に移動させ、該離反位置で吸引を解除して、載せ面102aにブランクシートa’を載せるよう構成されている。
また、シートマガジン101の下方には、各ブランクシートa’をシート取出し装置110に向けて順送りするためのベルトコンベヤ111が設置されている。
載せ台102は、前記シート取出し装置110でシートマガジン101から一枚ずつ供給されるブランクシートa’が水平状に載る載せ面102aを備え、その側方に位置する待機ステーション103との間には、載せ面102a上のブランクシートa’を待機ステーション103へ送る送り手段としての上下一対のピンチロール112が設置されている。
載せ面102aは、後述する底面吸引ボックス113a,113bの上昇限(待機ステーション103におけるブランクシート保持位置)と同一水平面に位置するよう設置され、その載せ面102aの側方に配された前記ピンチロール112により、載せ面102a上のブランクシートa’が、底面吸引ボックス113a,113bの上昇限に送られるようになっている。
待機ステーション103は、載せ台102から送られてきたブランクシートa’を水平状に保持可能なように配設された複数の底面吸引ボックス113a,113bと、各底面吸引ボックス113a,113bにより水平状に保持されるブランクシートa’の位置決めを行うための左右のガイド面114,114を備えている。
各底面吸引ボックス113a,113bは、真空パッドと真空発生器(エジェクター、真空ポンプ他)で構成され、待機ステーション103と折込ステーション104の間を昇降するよう、昇降装置115により昇降自在に支持されており、待機ステーション103におけるブランクシートa’の水平保持手段と、ブランクシートa’を待機ステーション103から折込ステーション104へ送るための送り手段を兼用している。
また、待機ステーション103の上方には、ホットメルトなどの接着剤を前述した所定箇所(接着剤10の箇所)に塗布するための接着剤塗布装置116が、所要箇所に複数設置されており、各塗布装置116の作動は、制御盤140で制御される。
折込ステーション104は、各底面吸引ボックス113a,113bの下降により待機ステーション103から送られてくるブランクシートa’の各フラップ4a〜4cを、図3(a)〜(b)に示す工程で折曲加工する折曲加工手段120を備える。
折曲加工手段120としては、例えば、特許文献1に開示された公知のフラップ折込み装置を採用することもできるが、本例では、図7〜図9に示すような、左右一対の起立ガイド121,121と、各起立ガイド121の下方に配設した側面吸引パッド122,122と、フラップ折込回動アーム123,123からなる、簡素な構造で且つ迅速にフラップ折曲げを行うことができる折曲加工手段120としている。
起立ガイド121は、前記底面吸引ボックス113a,113bによって、待機ステーション103から折込ステーション104へ水平状に下降してくるブランクシートa’の各フラップ4a〜4cを、図3(a)に示すように、折目7に沿って略直角に立ち上げるための円弧板状のガイドで、前記ブランクシートa’の各妻面パネル3,3の両側縁に延設された各フラップ4a〜4cに対応するよう配設されている。
側面吸引パッド122は、起立ガイド121で立ち上げられた各フラップの内、内側のフラップ4aを直角に折り曲げた状態を維持するためのもので、真空パッドと真空発生器(エジェクター、真空ポンプ他)で構成されている。
フラップ折込回動アーム123は、上辺側の折込横片123aと、下辺側の折込横片123bと、この上辺側折込横片123aの基端部と下辺側折込横片123bの先端部にわたって連設して中間の折込竪片123cからなる側面Z字形のアングル状に形成されており、基端部分を軸124により支持され、不図示の回転駆動機構で内外方向へ回動するようになっている。
そして、前記各フラップ4a〜4cが起立ガイド121により直角に立ち上げられた後、回転駆動機構の作動で内側へ回動して、真ん中のフラップ4bを折目8に沿って内側へ折曲げて内側のフラップ4aの内面に貼り合わせ、且つ、外側のフラップ4cを折目9に沿って外側へ折り曲げて妻面フラップ3の縁部分に貼り合わせる折曲加工(図3(b)に示す折曲加工)を行うよう構成されている。
尚、折込ステーション104は、この折曲加工を行う際にブランクシートa’を水平状に支持するための左右のガイドレール125,125を備えている。
各底面吸引ボックス113a,113bは、前記折曲加工がされた後のブランクシートa”に対し吸引を解除し、該ブランクシートa”は、爪付き搬送コンベヤ126により、次工程である四周パネル立上ステーション105に送られる。
爪付き搬送コンベヤ126は、折込ステーション104から四周パネル立上ステーション105にわたって架設された前述のガイドレール125,125の内側に配設された無端ベルト126aと、その無端ベルト126aに所定間隔毎に設けた搬送爪126bからなり、左右のガイドレール125,125で水平状に支持されたブランクシートa”の後端に搬送爪126bを係合させて、無端ベルト126aの作動により、前記折曲加工がされた後のブランクシートa”を四周パネル立上ステーション105に送る。
四周パネル立上ステーション105は、この種製函装置において公知の構成のもので、雄型としての昇降自在なマンドレル130と、このマンドレル130を適時に昇降させる昇降装置131と、雌型としての固定の案内部材132を備え、マンドレル130の下降により、ブランクシートa”の底面パネル1を押し下げると共に側面パネル2,2と妻面パネル3,3を立ち上げてトレーaの成型を行う。
四周パネル立上ステーション105の下方には、成型されたトレーaを装置外へ排出する排出手段としての排出コンベヤ133が設置されている。
前記した各構成要素は制御部140で制御されて適時に作動し、シートマガジン101から平板状のブランクシートa’を一枚ずつ取り出すと共に、そのブランクシートを載せ台102、待機ステーション103、折込ステーション104、四周パネル立上ステーション105に順次送ってコーナー補強型トレーaを製函し、装置外へ順次排出する。
以下、制御部140での制御に基づく、本例の製函装置100の作動を説明する。
まず、制御部140からの指令でシート取出し装置110が作動して、シートマガジン101の最前のブランクシートa’が、載せ面102a上に水平状に載承される。また、ベルトコンベヤ111が作動して、シートマガジン101の最前のブランクシートa’の位置にブランクシートを移動させる。
次いで、制御部140からの指令で上下一対のピンチロール112が作動し、載せ面102a上のブランクシートa’を待機ステーション103に向けて送る。この時、ガイド面114,114がその送りをガイドして、待機ステーション103におけるブランクシートa’の位置決めがなされる。
載せ面102aが空になると、シート取出し装置110とベルトコンベヤ111が作動して、次のブランクシートa’が載せ面102aに供給される。
待機ステーション103では、各底面吸引ボックス113a,113bが上昇限で待機しており、ブランクシートa’が所定位置まで達すると、制御部140からの指令で各底面吸引ボックス113a,113bの吸引が開始され、ブランクシートa’が水平状に保持される。
次に、制御盤140からの指令で各塗布装置116が作動し、待機ステーション103にて水平状に保持されたブランクシートa’の所定箇所(四隅成形の四箇所)に設置された塗布装置116により、ホットメルト10が複数個のドットで塗布される。
塗布されたホットメルト10がある程度乾燥するまでの所定時間経過後、制御部140からの指令で昇降装置115が作動し、各底面吸引ボックス113a,113bが下降して、ブランクシートa’を折込ステーション104に送る。この下降に伴い、ブランクシートa’の各フラップ4a〜4cを、起立ガイド121で折目7に沿って略直角に立ち上げる折曲げ加工(図3(a)に示す折前げ加工)が行われる。
各底面吸引ボックス113a,113bが下降限まで達すると、ブランクシートa’は左右のガイドレール125で両端部を支持される。
その状態のまま、制御部140からの指令で、側面吸引パッド122が作動して、起立ガイド121で立ち上げられた各フラップの内、内側のフラップ4aを直角に折り曲げた状態を維持する。さらに、各フラップ折込回動アーム123が軸124を中心に内側へ向けて回動して、真ん中のフラップ4bを折目8に沿って内側へ折曲げて内側のフラップ4aの内面に貼り合わせ、且つ、外側のフラップ4cを折目9に沿って外側へ折り曲げて妻面フラップ3の縁部分に貼り合わせる折曲加工(図3(b)に示す折曲加工)が行われる。
このようにして補強柱4の事前の折曲加工(フラップの折曲加工)が終了すると、制御部140からの指令で、各側面吸引パッド122と底面吸引ボックス113a,113bによる吸引が解除されると共に、昇降装置115が下降する。
このとき、フラップ折曲加工終了後のブランクシートa”は左右のガイドレール125,125で支持され、制御部140からの指令で爪付き搬送コンベヤ126が作動して、該ブランクシートa”がガイドレール125,125に沿って水平移動して、四周パネル立上ステーション105に送られる。
折込ステーション104が空になると、各底面吸引ボックス113a,113bは上昇限まで上昇し、載せ面102aから送られてくる次のブランクシートa’を受け入れて水平状に保持する。
また、折込ステーション104から四周パネル立上ステーション105にブランクシートa”が移動する途中で、前記折曲加工されたL字コーナー面(図3(b)のL字状に折曲加工したコーナー面の外側四箇所)にホットメルト12(図4中に塗布状態を示す)が塗布装置117により塗布される。
四周パネル立上ステーション105では、制御部140からの指令で昇降装置131が作動し、マンドレル130が下降して、トレーaの成型(図4(a)〜(d)に示す加工)が行われる。成型されたトレーaは、排出コンベヤ133に載り、制御部140からの指令で該排出コンベヤ133が作動して、装置外へ排出される。
前記したトレーaの成型と並行して、折込ステーション104では、前記した折曲加工がなされ、前述した作動が順次繰り返して行われる。
以下、本発明によるトレー製函作業の速度について説明する。本例の製函装置100を実施機とし、特許文献1に開示されるような従来の製函装置を比較機として、それぞれの装置による加工速度を測定した。
本例の製函装置100において、待機ステーションから折込ステーションに至る前段の加工動作でのタイムチャートは、(1)ブランクシートの下降時間:1.0秒、(2)フラップ折込アームによる折曲加工時間:1.6秒、(3)折曲加工後のブランクシートの次工程への移動時間:1.4秒、合計で4.0秒であった。これに対し、待機ステーションが存在しない従来の製函装置では、シートマガジンからのシート繰り出しに約1秒要するほか、折曲加工時間も長く、同じ加工動作に合計5秒以上かかっていた。
また、本例の製函装置100において、四周パネル立上ステーションでの後段の加工動作でのタイムチャートは、(1)ブランクシートの進入時間:1.4秒、(2)マンドレルの下降時間:0.6秒、(3)トレー完成までの圧着時間:1.0秒、(4)マンドレルの上昇時間:1.0秒、合計で4.0秒であった。従来の製函装置でも、同じ加工動作に同程度の時間がかかっていた。
この測定結果から、特に前段の工程動作、すなわち、シートマガジンからシートを繰り出し、上下に位置する待機ステーションから折込ステーションに至る動作工程において、待機ステーションを設けたほか、ブランクシートを吸引手段により直接下降させること、及び、その下降に伴いフラップ折込アームが回動して各フラップを折曲加工することにより、作動時間を大幅に短縮し得ることが確認できた。
これにより、製函装置の生産スピードを、従来の約12ケース/分(サイクル時間約5秒)から、最大15ケース/分(サイクル時間4秒)まで短縮して、大幅な改善を図ることができた。
以上、本発明の実施形態の一例を図面に基づき説明したが、本発明は図示例に限定されるものではない。
例えば、前述したシートマガジン101に代えて、特許文献1に開示されるような平積みタイプのシートマガジンを用いることも出来、この場合、載せ台102は不要であって、シートマガジンの最下段のブランクシートを、上下のローラコンベヤなどで一枚ずつ待機ステーションに繰り出すようになる。但し、この場合、ブランクシートを一枚ずつ繰り出すのが容易ではなく、作業時間が遅くなる虞れがある。
このような変更以外にも、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明の製函対象であるコーナー補強型トレーの一例を示す斜視図。 図1のトレーの自動製函に用いるブランクシートの斜視図。 図2のブランクシートの四隅に位置する各フラップを折曲加工してL型の補強柱を折曲加工する工程を示す斜視図。 図3の折曲加工で補強柱を形成したブランクシートから図1のトレーを製函するまでの工程を示す斜視図。 本発明に係る製函装置の一例を示す簡略平面図。 図5の製函装置の簡略正面図。 図5の製函装置の簡略左側面図。 起立ガイドによるフラップの立上げ加工を示す要部拡大図。 フラップ折込回動アームによる折曲げ加工を示す要部拡大図。 四周パネル立上ステーションでのトレー組立て状態を示す簡略断面図。
符号の説明
a:コーナー補強型トレー
a’,a”:ブランクシート
1:底面パネル
2:側面パネル
3:妻面パネル
4:補強柱
4a:内側のフラップ
4b:真ん中のフラップ
4c:外側のフラップ
100:製函装置
101:シートマガジン
102:載せ台
102a:載せ面
103:待機ステーション
104:折込ステーション
105:四周パネル立上ステーション
110:シート取出し装置(送り手段)
112:ピンチロール(送り手段)
113a,113b:底面吸引ボックス(吸引手段/送り手段)
116,117:塗布装置(塗布手段)
121:起立ガイド
123:フラップ折込回動アーム
126:爪付き搬送コンベヤ(送り手段)
130:マンドレル
140:制御部

Claims (7)

  1. 補強柱を形成するためのフラップが四隅に延設されたブランクシートをシートマガジンに複数枚集積し、該シートマガジンから一枚ずつ取り出される前記ブランクシートを、所定箇所に接着剤を塗布した後、折込ステーションへ水平状に順次供給して前記各フラップを折り曲げ、該折曲加工終了後、該ブランクシートを四周パネル立上ステーションに供給して、補強柱を四隅に有するトレーを製函する自動製函方法であって、
    前記シートマガジンから取り出された前記ブランクシートを水平状に一枚ずつ保持し、該ブランクシートにおける貼り付け部位に接着剤を塗布するための塗布手段により接着剤塗布を行う待機ステーションを備え、該待機ステーションの下方に前記折込ステーションを配し、該折込ステーションの側方に前記四周パネル立上ステーションを配して、
    前記折込ステーションで前記フラップの折曲加工がなされている間に、次のブランクシートが前記待機ステーションにて待機し、前記折込ステーションにて前記折曲加工が終了したブランクシートが前記四周パネル立上ステーションに移動した直後に、前記待機ステーションに待機する次のブランクシートを前記折込ステーションに移動させることを特徴とするコーナー補強型トレーの自動製函方法。
  2. 前記待機ステーションと折込ステーションの間に、前記ブランクシートを水平状に保持する吸引手段を昇降自在に配し、該吸引手段により、前記待機ステーションにて前記ブランクシートを水平状に保持すると共に、該待機ステーションから前記折込ステーションへブランクシートを供給することを特徴とする請求項1記載の自動製函方法。
  3. 前記折込ステーションが、前記待機ステーションにあるブランクシートの下降に伴い前記フラップを立ち上げる起立ガイドと、該立ち上げたフラップを内側へ折り曲げるフラップ折込回動アームを備え、これら起立ガイドとフラップ折込回動アームにより、前記フラップの折曲加工を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の自動製函方法。
  4. 前記ブランクシートが、矩形状底面パネルの四辺に側面パネルおよび妻面パネルを延設し、該妻面パネルに前記補強柱を形成するためのフラップを延設したブランクシートであることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項記載の自動製函方法。
  5. 補強柱を形成するためのフラップが四隅に延設されたブランクシートをシートマガジンに複数枚集積し、該シートマガジンから一枚ずつ取り出される前記ブランクシートを、所定箇所に接着剤を塗布した後、折込ステーションへ水平状に順次供給して前記各フラップを折り曲げ、該折曲加工終了後、該ブランクシートを四周パネル立上ステーションに供給して、補強柱を四隅に有するトレーを製函する製函装置であって、
    前記ブランクシートが起立状態で複数枚集積されるシートマガジンと、
    該シートマガジンの前方に設置され、該シートマガジンから取り出されるブランクシートが水平状に載承される載せ台と、
    該載せ台の側方に設置され、該載せ台から送られてくるブランクシートを水平状に保持する待機ステーションと、
    該待機ステーションの下方に設置され、該待機ステーションから送られてくるブランクシート四隅の前記各フラップの折り曲げを行う折込ステーションと、
    該折込ステーションの後方で且つ前記シートマガジンの側方に設置され、前記折込ステーションから送られてきたブランクシートの四周パネルを立ち上げて前記トレーを製函する四周パネル立上ステーションと、
    前記シートマガジンから前記四周パネル立上ステーションまでブランクシートを順次移動させるための複数の送り手段と、
    該それぞれの送り手段の作動を制御する制御部を備え、
    前記制御部の制御により前記各送り手段を適時に作動させて、前記折込ステーションで前記折曲加工がなされている間に、次のブランクシートが前記待機ステーションにて待機し、前記折込ステーションにて前記折曲加工が終了したブランクシートが前記四周パネル立上ステーションに移動した直後に、前記待機ステーションの次のブランクシートが前記折込ステーションに移動するよう構成したことを特徴とするコーナー補強型トレーの製函装置。
  6. 前記折込ステーションが、前記待機ステーションにあるブランクシートの下降に伴い前記フラップを立ち上げる起立ガイドと、該立ち上げたフラップを折り曲げるフラップ折込回動アームを備え、これら起立ガイドとフラップ折込回動アームにより、前記フラップの折曲加工を行うことを特徴とする請求項5記載のコーナー補強型トレーの製函装置。
  7. 前記シートマガジンから前記載せ台にブランクシートを一枚ずつ自動供給するシート取出し装置を備え、該シート取出し装置が、前記シートマガジンに起立状態で積層された複数枚のブランクシートの内の最前列のブランクシートに相対向する吸引位置と、前記載せ台に相対向する離反位置との間を移動自在な回転板と、該回転板に設置した吸引パッドを備え、前記回転板を吸引位置に位置せしめて吸引パッドで前記最前列のブランクシートを吸引し、該吸引状態を維持したまま、前記回転板を離反位置に移動させ、該離反位置で吸引を解除して、前記載せ台にブランクシートを供給するよう構成したことを特徴とする請求項5または6記載のコーナー補強型トレーの製函装置。
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