JP3581978B2 - 封緘装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、箱の天壁から突出するフラップを折曲げ、これを側壁に貼合わせて封緘する封緘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
箱の胴部から突出するフラップを折曲げ、胴部あるいはフラップ同士を糊で貼合わせて封緘する装置は、例えばコンベヤで搬送される箱の搬送方向と平行な面に対向する糊噴射用のノズルを備え、箱をコンベヤで搬送しつつ該面にノズルで糊を塗布するよう構成される。そして、搬送方向と平行に配置した折曲げ部材で、フラップを糊付けされた前記面に密着するまで折曲げて貼合わせるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記封緘装置では、箱を搬送しつつ前述の工程を行なうから、封緘処理能力(箱の搬送速度)を高く設定することが可能である。しかしながら、箱を搬送しつつ封緘するので、フラップを折曲げる際に箱が歪んでしまい、封緘後の箱も歪んだものとなるおそれがある。
【0004】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたものであって、歪みのない良好な封緘が可能で、かつ処理能力の高い封緘装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本発明に係る封緘装置は、
箱の天壁から突出するフラップを折曲げて、側壁に貼合わせる封緘装置であって、
前記箱を上昇させるリフト手段と、
前記リフト手段の上昇経路に箱を搬入するものであり、その搬入方向が前記天壁と平行な搬入手段と、
前記リフト手段で上昇される箱における前記天壁から前記搬入手段の搬入方向と平行な方向に突出するフラップの上側に当接し、該フラップを、前記搬入手段の搬入方向と直交する前記側壁から離間する半折り状態となるよう下方へ折曲げる折曲げ手段と、
前記リフト手段で上昇された箱の前記天壁に当接する上押え部材と、
前記リフト手段で上昇された箱における前記半折り状態のフラップを前記側壁に重合する向きに押圧して密着させると共に、前記上押え部材に天壁が当接している該箱を上昇した位置から搬出する押送手段と、
前記半折り状態のフラップが前記押送手段により前記側壁に密着されるまでに、該フラップまたは側壁のうち少なくとも一方の、両者が対向する部分に糊を塗布する糊付け手段と
前記箱が上昇経路に搬入されるまでに、前記搬入手段の搬入方向と平行な別の側壁に対して糊を塗布する別の糊付け手段と、
前記リフト手段で箱が上昇される際に、前記搬入手段の搬入方向と直交する方向に前記天壁から突出する別のフラップの上側に当接し、該別のフラップを下方へ折曲げると共に糊付けされた対応する別の側壁に密着させる折曲げ・密着手段とから構成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本発明に係る封緘装置では、搬入手段によりリフト手段の上昇経路に搬入された箱は、該リフト手段により上昇される。この箱の上昇中に、該箱の天壁から突出するフラップの上側に折曲げ手段が当接して、該フラップは下方へ折曲げられる。フラップまたは該フラップが貼合わされる側壁のうち少なくとも一方の、両者が対向する部分に、糊付け手段により糊が塗布される。なお、箱が上昇経路に搬入されるまでに、別の側壁に対して別の糊付け手段により糊が塗布されると共に、リフト手段で箱が上昇される際に、別のフラップの上側に折曲げ・密着手段が当接し、該別のフラップは下方へ折曲げられると共に糊付けされた対応する別の側壁に密着される。前記リフト手段で上昇された箱のフラップは、押送手段により前記側壁に重合する向きに押圧されることで貼合わされる。そして、フラップが側壁に貼合わされた箱は、前記押送手段により上昇した位置から搬出される。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る封緘装置について、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお説明の便宜上、前後とは、箱の水平な搬送方向(搬入方向)に対応し、その下流側を前、上流側を後と指称すると共に、搬送方向と水平に交差する方向を上流側から視て左右と指称するものとする。
【0008】
図1は、実施例に係る封緘装置を示す概略構成図であって、該封緘装置10は、物品が収容されると共に天壁11から後および左右方向にフラップ11a,11b,11bが突出する箱W(図7参照)を搬送する供給コンベヤ12を備える。この供給コンベヤ12は、図2に示す如く、左右方向に離間する一対の無端チェン13,13と、各チェン13に等間隔で配設された複数の押送部材14と、該チェン13,13における上側の走行路の上方に水平に配置された搬送ベッド15とから構成され、該ベッド15に載置された箱Wを、搬送ベッド15から上方に突出する一対の押送部材14,14により後述するリフター25の上昇経路近傍まで水平に搬送するよう構成されている。なお、搬送ベッド15は、リフター25の通過が可能であると共に、上昇経路と交差するように形成されている。
【0009】
前記供給コンベヤ12で搬送される箱Wは、シート状に展開された展開シートから箱型に折曲げ成形されたものであって、図7に示す如く、前記搬送ベッド15に載置される底壁16と、供給コンベヤ12の搬送方向前後に位置して搬送方向と直交する前側壁17および後側壁(側壁)18と、これら三壁16,17,18の各々の左右端縁に連設されるフラップ16a,17a,18aを折曲げ重合して糊で貼合わせて形成される搬送方向と平行な左右の側壁(別の側壁)19,20とを有する。また前側壁17には天壁11が連設されており、この天壁11の後縁および左右の両側縁には折曲げ用の罫線Kを介して後フラップ(フラップ)11aおよび左右のフラップ(別のフラップ)11b,11bが連設されている。そして実施例では、展開シートから前記のようにして成形された箱Wに、複数の物品が収容され、前記供給コンベヤ12で搬送される間に、前記搬送ベッド15の上方に離間して平行に配設したガイド21により、前記天壁11が箱Wの上部開口部を覆うよう(略)水平に罫線Kで折曲げられるようになっている。この状態で後フラップ11aは、天壁11に対して搬送方向(後述する供給プッシャー22による箱Wの上昇経路への搬入方向)と平行な方向に突出し、また左右のフラップ11b,11bは、天壁11に対して搬送方向と直交する方向に突出する。
【0010】
前記供給コンベヤ12の下流側近傍(搬送端側)に、該コンベヤ12の搬送方向に往復動すると共に、前記搬送ベッド15(搬送面)から出没するように上下動する搬入手段としての供給プッシャー22が配設される。すなわち供給プッシャー22は、供給コンベヤ12の搬送端より上流側で搬送ベッド15から上方に突出すると共に水平に前進移動し、該搬送ベッド15から没入すると共に元の位置まで水平に後退移動するよう構成される。そして、供給コンベヤ12の押送部材14により水平に搬送されてきた箱Wを、搬送ベッド15から突出した供給プッシャー22の前進移動により、リフター25の上昇経路の所定位置まで同一向きで押送するようになっている。なお供給プッシャー22は、箱Wをこの所定位置に押送した位置で一旦停止し、リフター25で上昇される箱Wを案内する機能を有する。
【0011】
前記供給コンベヤ12の左右両側に、図2に示す如く、後述する糊付け手段とは別の糊付け手段としての側部糊噴射器24,24が対向的に配設され、両糊噴射器24,24のノズル24a,24aから糊を噴射し、前記箱Wの左右の側壁19,20に糊を線状に塗布するよう構成される。
【0012】
前記供給コンベヤ12より下流側に、リフト手段としてのリフター25が配設されている。このリフター25は、図示しない駆動手段により、供給コンベヤ12の搬送面レベルより下方の下降位置と、後述するシャッター30による支持位置(上昇した位置)より上方の上昇位置との間を垂直に昇降移動するよう構成される。またリフター25は、前記箱Wの底壁16が載置される支持部25aに吸着パッド26を備え、リフター25による上昇時に箱Wを安定的に吸着保持し得るようになっている。なお、リフター25を挟んで供給コンベヤ12と反対側に、上下方向に延在するストッパ27が配設され、前記供給プッシャー22で押送される箱Wは、その前側壁17がストッパ27に当接する位置に位置決めされる。またストッパ27は、図4に示す如く、シャッター30に近接する位置まで延在し、前記リフター25で上昇中の箱Wの前側壁17を案内する機能も有する。
【0013】
前記リフター25の上昇経路の左右両側に、折曲げ・密着手段としての左右の側部折曲げガイド28,28が対向的に配設される。各側部折曲げガイド28は、図3に示す如く、上昇経路と平行な垂直部28aと、該垂直部28aの下端に連設されて上昇経路から離間する方向に傾斜する導入部28bとから構成され、左右の側部折曲げガイド28,28は、その垂直部28a,28aが箱Wの左右寸法より少し広い間隔で対向するよう位置決めされている。すなわち、前記リフター25で上昇される箱Wの天壁11から左右両側に突出する左右のフラップ11b,11bが、対応する側部折曲げガイド28,28に下方から当接して前記罫線K,Kにて下方に折曲げられると共に、箱Wにおける糊付けされている左右の側壁19,20に夫々密着されて貼合わされるよう構成される。
【0014】
前記両側部折曲げガイド28,28の間における上昇経路の後側に、該側部折曲げガイド28と同様に、上昇経路と平行な垂直部29aと、該垂直部29aの下端に連設されて上昇経路から離間する方向に傾斜する導入部29bとから構成される折曲げ手段としての後部折曲げガイド29が配設される。そして、前記リフター25で上昇される箱Wの天壁11から後側に突出する後フラップ11aが、後部折曲げガイド29に下方から当接して前記罫線Kにて下方に折曲げられるようになっている。なお、後部折曲げガイド29の垂直部29aと前記ストッパ27との離間間隔は、箱Wの前後寸法より所定長さだけ広い間隔で対向するよう位置決めされており(図4参照)、後部折曲げガイド29とストッパ27との間を箱Wが通過する際に後フラップ11aは、箱Wの後側壁18に密着しない途中まで折曲げられて、折癖が付与されるよう構成してある。
【0015】
前記側部および後部の折曲げガイド28,28,29の配設位置より上方に設定されるリフター25の上昇位置に対応して、該上昇位置に臨む箱Wの底壁16を下方から支持するシャッター30が配設される。このシャッター30は、前記供給コンベヤ12の搬送方向と直交する左右方向に延在するガイドレール31に沿って摺動する一対の支持部材32,32を、上昇経路を挟む左右両側に備える。両支持部材32,32は、図示しない駆動手段によって、図5に示す如く、上昇経路外に位置する退避位置(二点鎖線位置)と上昇経路内に延出する支持位置(実線位置)との間を相互に近接・離間移動するよう構成される。すなわち、リフター25が上昇位置まで上昇した際にシャッター30の支持部材32,32が退避位置から支持位置まで移動し、この状態でリフター25が下降することで箱Wにおける底壁16の左右両側端部を支持するよう構成される。なお、支持位置に臨む一対の支持部材32,32の離間間隔は、リフター25の昇降を許容する寸法に設定される。
【0016】
前記シャッター30に支持された箱Wの後側壁18と対応する位置に、図4に示す如く、該後側壁18に糊を塗布する糊付け手段としての後部糊噴射器33が配設される。この後部糊噴射器33は、箱Wの後側壁18と底壁16との間の稜線と平行な方向に移動可能に複数配設され(1基のみ図示)、ノズル33aから糊が噴射される際、図示しない駆動手段により同一方向へ移動することで、後側壁18に対して線状に糊を塗布し得るよう構成される。
【0017】
なお、前記シャッター30に支持された箱Wでは、前記後部折曲げガイド29とストッパ27との間を通過することで一旦折曲げられて折癖が付与された後フラップ11aが、箱Wの素材(シート)の弾性により後側壁18から離間する半折り状態となり、後部糊噴射器33による後側壁18への糊の塗布を許容するようになっている。
【0018】
前記リフター25の上昇位置より上方に、前記供給コンベヤ12の搬送方向と平行に延在する押送手段としてのオーバーヘッドコンベヤ34が配設されている。このオーバーヘッドコンベヤ34は、図1に示す如く、供給コンベヤ12の搬送方向に離間する一対のスプロケット35,35を回転自在に備え、両スプロケット35,35間に無端チェン(無端索体)36が巻掛けられて循環走行するよう構成される。無端チェン36には、複数の押送部材としての押送板37が等間隔で配設され、該押送板37により、上昇した位置(シャッター30による支持位置)に臨む箱Wの後フラップ11aを後側壁18に重合する向きに押圧して密着させると共に、該箱Wを上昇した位置から水平に搬出するよう構成されている。この搬出向きは、箱Wに対する前記供給コンベヤ12の搬送向きおよび前記供給プッシャー22の押送向きと同一である。
【0019】
なお、オーバーヘッドコンベヤ34における箱搬送方向の上流側に位置するスプロケット35は、図1に示す如く、前記押送板37が箱Wの後フラップ11aに対して斜めに当接するような位置に配置されている。
【0020】
前記リフター25の直上方に、図6に示す如く、該リフター25で上昇された箱Wにおける天壁11の左右両端部に当接する上押え部材38,38が配設されると共に、左右のフラップ11b,11bに外側から当接する側押え部材39,39が配設される。なお、前記オーバーヘッドコンベヤ34の押送板37は、各押え部材38,39と干渉することなく箱Wの後側に当接して押送し得る形状・寸法に設定されている。また箱Wの上昇した位置の下流側には、図1に示す如く、搬出ベッド40、切離しコンベヤ41、選別用シャッター42および排出コンベヤ43が直列に配置され、前記オーバーヘッドコンベヤ34の押送板37で押送される箱Wは、搬出ベッド40、切離しコンベヤ41および選別用シャッター42上を搬送された後に排出コンベヤ43に受渡されるようになっている。なお、切離しコンベヤ41の配設位置に対応して不良品検知センサ44,44が配設され、該センサ44,44が後フラップ11aおよび左右のフラップ11b,11bの貼合不良を検出した際に、前記選別用シャッター42が開放して不良品を搬出経路から落下させるよう構成される。
【0021】
【実施例の作用】
次に、実施例に係る封緘装置の作用につき説明する。
【0022】
複数の物品が収容された箱Wは、前記供給コンベヤ12の搬送ベッド15上に載置された状態で、前記押送部材14,14によりリフター25の上昇経路に向けて搬送される。このとき、箱Wが搬送ベッド15とガイド21との間を通ることによって、該箱Wの天壁11が上部開口部を覆うように罫線Kで折曲げられる。また箱Wが、前記側部糊噴射器24,24の配設位置を通過するタイミングで、各側部糊噴射器24が作動されてノズル24aから糊が対応する側壁19,20に塗布される。この場合に、側部糊噴射器24は所定時間に亘って作動され、これによって側壁19,20には糊が線状に塗布される。
【0023】
前記押送部材14,14により搬送される箱Wが搬送端近傍に到来するタイミングで、前記供給プッシャー22が搬送面から突出すると共に前進移動を開始し、箱Wを押送部材14,14から受け取り、前記リフター25の上昇経路における前記ストッパ27に前側壁17が当接する位置まで搬入する。次いで、リフター25が上昇を開始し、その支持部25aに載置される箱Wの底壁16を吸着パッド26で吸着保持した状態で、該箱Wを上昇位置に向けて上昇させる。このとき、前記供給プッシャー22は前進位置に停止しているので、該箱Wは前後の側壁17,18がストッパ27と供給プッシャー22とで案内されて安定的に上昇する。なお、供給プッシャー22は所定時間後に供給コンベヤ12の搬送面から没入すると共に元の位置まで後退移動して次の箱搬送を待機する。
【0024】
前記リフター25により上昇される箱Wは、左右の側部折曲げガイド28,28の間を通過する過程で、前記天壁11から左右両側に突出した左右の両フラップ11b,11bが、罫線K,Kにて下方に折曲げられると共に、左右の対応する側壁19,20に夫々密着される(図3参照)。両側壁19,20には、前記側部糊噴射器24,24により予め線状に糊が塗布されているから、両フラップ11b,11bは確実に貼合わされる。また箱Wが、前記ストッパ27と後部折曲げガイド29との間を通過する過程で、天壁11から後方に突出する後フラップ11aが、罫線Kにて後側壁18に密着しない途中まで折曲げられることで、折癖が付与される(図4参照)。
【0025】
前記リフター25が上昇位置まで上昇すると、図5に示す如く、前記シャッター30における一対の支持部材32,32が退避位置から支持位置に移動し、上昇位置に臨む箱Wの底壁16を支持可能となる。そして、リフター25が下降することで、箱Wの底壁16の両側端部が一対の支持部材32,32で支持され、該箱Wはリフター25からシャッター30に移載される。またこのとき箱Wの後フラップ11aは、箱(シート)Wの弾性により後側壁18から離間する半折り状態となり(図4参照)、該後側壁18への糊塗布を許容する。更に、前記複数の後部糊噴射器33が作動されて、複数のノズル33aが箱Wの後側壁18と底壁16との間の稜線と平行な方向に移動しつつ糊を噴射することで、後側壁18には糊が線状に塗布される。なお、前記シャッター30で支持された箱Wは、図6に示す如く、前記側押え部材39,39で左右から挟持され、左右の側壁19,20に貼合わされた左右のフラップ11b,11bが剥がれるのは防止される。
【0026】
前記後側壁18に糊が塗布された箱Wに対し、前記オーバーヘッドコンベヤ34の押送板37が、斜めの姿勢で後側上方から近接して、前記半折り状態の後フラップ11aに当接し、該フラップ11aを後側壁18に重合するよう押圧する。すなわち、後フラップ11aは罫線Kを支点にして折曲げられるので、良好に折曲げられる。このとき、後側壁18には、前記後部糊噴射器33により予め線状に糊が塗布されているから、後フラップ11aは後側壁18に確実に貼合わされる。そして、押送板37の水平走行に伴って、各フラップ11a,11b,11bが対応する側壁18,19,20に貼合わされて封緘された直方体状の箱Wは、前記搬出ベッド40、切離しコンベヤ41および選別用シャッター42上を搬送された後に排出コンベヤ43に受渡される。なお、後側壁18に貼合わされた後フラップ11aは、前記押送板37により押圧された状態で搬送されるから、該後フラップ11aが剥がれるのは防止される。
【0027】
このように、実施例の封緘装置10では、箱Wの天壁11から突出する後フラップ11aおよび左右のフラップ11b,11bを、箱Wを上昇させつつ下方に折曲げている。すなわち、箱Wの移動方向とフラップ11a,11b,11bの折曲げ方向とが同一であるので、箱Wに無理な力が加わらず、歪みのない良好な封緘が可能で、かつ高い処理能力に設定することができる。また箱Wの後フラップ11aを、循環作動するオーバーヘッドコンベヤ34の押送板37により後側壁18に押圧して貼合わすので、振動が少なく円滑に作動し、高い処理能力に設定し得る。更には、上昇した位置においてシャッター30で支持されている箱Wの後側壁18に糊を塗布するので、該後側壁18の所定位置に糊を確実に塗布することができ、後フラップ11aの良好な封緘が可能である。しかも、糊を線状に塗布するので、後フラップ11aが確実に貼合わされる。
【0028】
また、箱Wの左右のフラップ11b,11bをリフター25での上昇中に左右の側壁19,20に貼合わせると共に、後フラップ11aをシャッター30に移載後に後側壁18に貼合わせるので、各フラップ11a,11b,11bに無理な力が加わらず、歪みのない良好な封緘を行なうことができ、封緘後の箱Wが歪むこともない。
【0029】
【変更例】
実施例では、箱を上昇する際に、天壁の後方に突出する後フラップを途中まで折曲げたが、箱の素材(シート)の強度(弾性)が強い場合は、後部折曲げガイドで箱の後側壁に密着するまで折曲げてもよい。また箱を上昇する際に、天壁の左右両側に突出する左右のフラップを折曲げると共に左右の側壁に夫々貼合わせたが、箱の素材(シート)の強度が弱く折曲げ易い場合等には、これら左右のフラップを、供給コンベヤで搬送される時に折曲げガイドで折曲げて左右の側壁に夫々貼合わせてもよい。
【0030】
実施例では、上昇された箱をシャッターに移載したが、シャッターを採用することなく、リフターが上昇位置で停止する時間を設け、その時に箱の後側壁に糊を塗布する構成を採用し得る。また実施例では、箱の後および左右の側壁に糊を塗布する場合で説明したが、該側壁に貼合わされる各フラップにおける側壁との対向部分に糊を塗布したり、あるいは両方に糊を塗布してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明の請求項1に係る封緘装置によれば、箱の天壁から突出するフラップを上昇させつつ下方に折曲げるので、箱に無理な力が加わらず、歪みのない良好な封緘が可能で、かつ高い処理能力に設定することができる。更に、搬入方向と平行な側壁と直交する側壁とにフラップを別々のタイミングで貼合わせ得るので、各フラップに無理な力が加わらず、歪みのない良好な封緘を行なうことができ、封緘後の箱も歪むことはない。また請求項2に係る封緘装置では、箱のフラップを、循環作動する押送手段により対応する側壁に押圧して貼合わせるので、振動が少なく円滑に作動し、高い処理能力に設定し得る。更に、請求項3に係る封緘装置では、上昇した位置において停止している箱の側壁に糊を塗布し得るので、該側壁の所定位置に糊を確実に塗布することができ、フラップの良好な封緘が可能である。しかも、請求項4に係る封緘装置のように糊付け手段を箱の底壁と側壁との間の稜線と平行な方向に変位するよう作動することで、該側壁に糊を線状に塗布することができ、フラップを確実に貼合わせ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る封緘装置の概略構成図である。
【図2】実施例に係る封緘装置の供給コンベヤおよび側部糊噴射器を示す側面図である。
【図3】実施例に係る封緘装置の側部折曲げガイドを示す側面図である。
【図4】実施例に係る封緘装置の後部折曲げガイド、ストッパおよび後部糊噴射器を示す正面図である。
【図5】実施例に係る封緘装置のシャッターを示す側面図である。
【図6】実施例に係る封緘装置のオーバーヘッドコンベヤを示す側面図である。
【図7】実施例に係る封緘装置で封緘される箱を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 天壁
11a 後フラップ(フラップ)
11b 左右のフラップ(別のフラップ)
16 底壁
18 後側壁(側壁)
19 左側壁(別の側壁)
20 右側壁(別の側壁)
22 供給プッシャー(搬入手段)
24 側部糊噴射器(別の糊付け手段)
25 リフター(リフト手段)
28 側部折曲げガイド(折曲げ・密着手段)
29 後部折曲げガイド(折曲げ手段)
33 後部糊噴射器( 付け手段)
34 オーバーヘッドコンベヤ(押送手段)
36 無端チェン(無端索体)
37 押送板(押送部材)
38 上押え部材
W 箱

Claims (4)

  1. 箱(W)の天壁(11)から突出するフラップ(11a)を折曲げて、側壁(18)に貼合わせる封緘装置であって、
    前記箱(W)を上昇させるリフト手段(25)と、
    前記リフト手段(25)の上昇経路に箱(W)を搬入するものであり、その搬入方向が前記天壁 (11) と平行な搬入手段(22)と、
    前記リフト手段(25)で上昇される箱(W)における前記天壁 (11) から前記搬入手段 (22) の搬入方向と平行な方向に突出するフラップ(11a)の上側に当接し、該フラップ(11a)を、前記搬入手段 (22) の搬入方向と直交する前記側壁(18)から離間する半折り状態となるよう下方へ折曲げる折曲げ手段(29)と、
    前記リフト手段(25)で上昇された箱(W)の前記天壁(11)に当接する上押え部材(38,38)と、
    前記リフト手段(25)で上昇された箱(W)における前記半折り状態のフラップ(11a)を前記側壁(18)に重合する向きに押圧して密着させると共に、前記上押え部材(38,38)に天壁(11)が当接している該箱(W)を上昇した位置から搬出する押送手段(34)と、
    前記半折り状態のフラップ(11a)が前記押送手段(34)により前記側壁(18)に密着されるまでに、該フラップ(11a)または側壁(18)のうち少なくとも一方の、両者(11a,18)が対向する部分に糊を塗布する糊付け手段(33)と
    前記箱 (W) が上昇経路に搬入されるまでに、前記搬入手段 (22) の搬入方向と平行な別の側壁 (19,20) に対して糊を塗布する別の糊付け手段 (24,24) と、
    前記リフト手段 (25) で箱 (W) が上昇される際に、前記搬入手段 (22) の搬入方向と直交する方向に前記天壁 (11) から突出する別のフラップ (11b,11b) の上側に当接し、該別のフラップ (11b,11b) を下方へ折曲げると共に糊付けされた対応する別の側壁 (19,20) に密着させる折曲げ・密着手段 (28,28) から構成した
    ことを特徴とする封緘装置。
  2. 前記押送手段(34)は、前記リフト手段(25)の上方で循環走行する無端索体(36)に、複数の押送部材(37)が所定間隔毎に配設されて構成される請求項1記載の封緘装置。
  3. 前記糊付け手段(33)は、上昇した位置に臨む箱(W)の前記側壁(18)に対して糊を塗布するように配置される請求項1または2記載の封緘装置。
  4. 前記糊付け手段(33)は、箱(W)の底壁(16)と前記フラップ(11a)が密着される側壁(18)との間の稜線と平行な方向に変位するよう作動される請求項1〜3の何れかに記載の封緘装置。
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