JP2001145964A - 袋体製造装置および糊付け装置並びに袋体製造方法 - Google Patents

袋体製造装置および糊付け装置並びに袋体製造方法

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JP2001145964A JP2000274015A JP2000274015A JP2001145964A JP 2001145964 A JP2001145964 A JP 2001145964A JP 2000274015 A JP2000274015 A JP 2000274015A JP 2000274015 A JP2000274015 A JP 2000274015A JP 2001145964 A JP2001145964 A JP 2001145964A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の無駄と工程を最小限に抑え、一度に複
数の封筒等の袋体を製造可能とする。 【解決手段】 搬送されるシート状素材Sの1つの面に
対して糊付け装置1により複数列の糊付けを行い、糊付
けされたシート状素材Sの一部をローラ2a,2bによ
って導入路3へ導入し、導入路3へ導入されたシート状
素材Sの途中部分をローラ2b,2cによって挟持して
引き込み、引き込まれたシート状素材Sの糊付け部分を
ローラ2b,2cおよびローラ2c,2dによって圧接
し、加熱押さえローラ5によって加熱すると共に圧接し
たシート状素材Sの糊付け部分に沿ってスリッタ4によ
り複数に分断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、封筒等の袋体を自
動的に製造することが可能な袋体製造装置および糊付け
装置並びに袋体製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の封筒は、図17に示すように、封
筒本体21の1つの面の中央部や縁部に長手方向の継ぎ
目や底の封止部、すなわち背貼り部22a,22bが形
成されている。このような封筒は、図18に示すように
1枚の所定の用紙の四隅(斜線部)を打ち抜くことによ
って裁断し、これを折り込んで、背貼り部22a,22
bを糊付けすることにより製造する。
【0003】このような封筒類を製造する装置として、
特開平7−144378号公報に記載の封筒等の連続製
造装置が知られている。この連続製造装置は、連続材料
に折り目を形成して所要の切断を行った後、接着剤を塗
布して側面を折り畳んでチューブ状の帯状素材を形成
し、切断して底面蓋を折り返すことにより封筒を製造す
る。この装置によれば、ロール紙等を用いて図17に示
すような封筒を連続的に複数製造することが可能であ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この装置で
は、連続材料の側面を折り畳んでチューブ状の帯状素材
を形成するため、一連の工程によって1つずつしか封筒
を製造することができず、一度に複数の封筒を製造する
には複数の装置を用意しなければならない。また、図1
7に示す封筒を製造する場合、図18に示すように用紙
の四隅を打ち抜くため、打ち抜き代の分だけ余計な面積
と工程が必要となってしまう。
【0005】そこで、本発明においては、材料の無駄と
工程を最小限に抑え、一度に複数の封筒等の袋体を製造
可能とした袋体製造装置およびこれに用いられる糊付け
装置並びに袋体製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の袋体製造装置
は、シート状素材を搬送しながら袋体を製造する袋体製
造装置であって、搬送されるシート状素材の1つの面に
対して複数列の糊付けを行う糊付け手段と、この糊付け
されたシート状素材の一部を導入する導入路と、導入路
へ導入されたシート状素材の途中部分を挟持して引き込
む折り畳み手段と、この引き込まれたシート状素材の糊
付け部分を圧接する圧接手段と、この圧接したシート状
素材の糊付け部分に沿って複数に分断する切断手段とを
備えたことを特徴とする。
【0007】複数列の糊付けをなされたシート状素材の
途中部分を挟持して引き込むことによってシート状素材
を折り畳み、シート状素材の糊付け部分を圧接し、この
糊付け部分に沿って複数に分断することにより、一枚の
シート状素材から一度に複数の袋体を製造することが可
能となる。このとき、シート状素材を製造する袋体1つ
ずつの形状に合わせて予め裁断しておく必要がないた
め、材料の無駄は最小限に抑えられられる。
【0008】糊付け手段は、糊を吐出するノズル等によ
り構成することもできるが、シート状素材の搬送方向に
回転可能な糊付けローラによって構成されるのが望まし
い。搬送されるシート状素材に対して、シート状素材の
搬送方向に回転可能な糊付けローラを接触させることに
よって、糊付けローラ上に付着させた糊をシート状素材
上へ転写することにより塗布し、複数列の帯状の糊付け
を行うことが可能となる。このとき、シート状素材が高
速で搬送されても、この搬送されるシート状素材に糊付
けローラの回転が追従するため、シート状素材上に確実
に糊付けを行うことができる。
【0009】また、この糊付け手段は、搬送されるシー
ト状素材の下面に接して回転する糊付けローラと、搬送
されるシート状素材を糊付けローラに対して付勢する手
段と、糊を溜めて糊付けローラの下部を浸す槽と、槽内
の糊を所定の高さに維持しながら循環させる手段とを備
えた糊付け装置とするのが望ましい。これにより、搬送
されるシート状素材を、糊を溜めた槽に下部を浸して回
転する糊付けローラに接触させて、糊付けを行うことが
できる。このとき、槽内の糊は循環しているため固まる
のが防止される。
【0010】また、本発明の袋体製造装置においては、
シート状素材の途中部分を引き込んで折り畳むことによ
り袋体を製造するため、折り畳んで合わさる面のうち片
方の面にのみ糊付けすればよい。そこで、糊付け手段に
よるシート状素材への糊付けを開始および終了するため
に前記シート状素材の通過を検知する検知手段を備える
のが望ましい。
【0011】これにより、シート状素材を導入路に一部
導入する途中から糊を必要量だけ付着させることが可能
となり、糊の使用量を最小限とすることができる。さら
に、シート状素材の導入路内に導入される部分に糊を付
着させないことによって、導入路内にシート状素材が付
着することがなく、シート状素材をスムーズに次の工程
へと進めることができる。
【0012】折り畳んだシート状素材の糊付け部分を圧
接する圧接手段には、シート状素材の糊付け部分を加熱
する加熱手段を備えておくのが望ましい。糊付け部分を
加熱することによって、圧接した糊付け部分を素早く強
固に固着させることが可能となり、糊付け部分に沿って
複数に分断する際、糊付け部分でシート状素材がずれた
り剥がれたりするのを防止することができる。
【0013】本発明の袋体製造装置においては、対向配
置される一対のローラによって切断手段と加熱手段とを
構成するのが望ましい。折り畳んだシート状素材の分断
工程および加熱工程を対向配置される一対のローラによ
って行えば、シート状素材の糊付け部分をずれることな
く確実に切断することが可能となり、製品の品質を向上
させることができる。また、対向配置される一対のロー
ラによって本発明の袋体製造装置を小型化することが可
能となる。
【0014】また、本発明の袋体製造方法は、シート状
素材を搬送しながら袋体を製造する袋体製造方法であっ
て、搬送されるシート状素材の一部を導入路へ導入する
途中でシート状素材の通過を検知し、この検知に基づい
てシート状素材上への複数列の糊付けの開始および終了
を制御し、導入路へ導入され糊付けの終了したシート状
素材の途中部分を挟持して引き込むことによってシート
状素材を折り畳み、シート状素材の糊付け部分を圧接す
ることを特徴とする。
【0015】これにより、シート状素材を搬送路に導入
する途中から糊を必要量だけ複数列に付着させ、この複
数列に糊付けをなされたシート状素材の途中部分を挟持
して引き込むことによってシート状素材を折り畳み、シ
ート状素材の糊付け部分を圧接して、複数列に袋体が繋
がった状態のシート状素材を得ることができる。その
後、このシート状素材の糊付け部分に沿って複数に分断
すれば、一度に複数の袋体を製造することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1〜図4は本
発明の第1実施形態における封筒製造装置による封筒の
製造工程を示す説明図、図5〜図8は本発明の第1実施
形態における封筒製造装置によってシート状素材から袋
体としての封筒が製造されるまでの過程を示す説明図、
図9は本発明の第1実施形態における糊付け装置の一部
断面を示す側面図、図10はその正面図である。
【0017】図1において、本発明の第1実施形態にお
ける封筒製造装置は、コンベア装置Cにより供給される
シート状素材Sの上面に糊付けする糊付け手段としての
糊付け装置1と、シート状素材Sを挟持して搬送するロ
ーラ2a,2b,2c,2dと、ローラ2a,2bによ
り挟持したシート状素材Sの一部を導入する導入路3
と、ローラ2c,2dにより挟持され搬送されるシート
状素材Sを複数に分断する切断手段としてのスリッタ4
と、シート状素材Sを加熱しながらスリッタ4へ圧接す
る加熱押さえローラ5とを備える。
【0018】導入路3の途中には、シート状素材Sの通
過を検知するためシート状素材Sの先端を検知する検知
手段としての第1センサ6aを備える。また、シート状
素材Sの搬送方向に対して糊付け装置1の後方には、同
じくシート状素材Sの通過を検知するためシート状素材
Sの後端を検知する検知手段としての第2センサ6bを
備える。これらの第1センサ6aおよび第2センサ6b
によってそれぞれシート状素材Sの先端および後端を検
知することによりシート状素材Sの通過を検知し、これ
に基づいて糊付け装置1によるシート状素材Sへの糊付
けの開始および終了を制御する。
【0019】導入路3へ導入されたシート状素材Sの先
端が糊付け開始センサ6aによって検知されると(図2
参照)、糊付け装置1によってシート状素材Sの上面へ
糊Pの塗布が開始される。さらに、シート状素材Sの後
端が第2センサ6bによって検知されると、糊付け装置
1は糊の塗布を終了する。この糊付け装置1による糊付
けのタイミングは、第1センサ6aおよび第2センサ6
bの取り付け位置を変更することによって調節すること
が可能である。
【0020】糊付け装置1は、図9および図10に示す
ように、封筒製造装置本体フレームFに取り付けるため
の取り付けフレーム10、シート状素材Sの搬送方向に
回転可能な円盤状の糊付けローラ11、糊付けローラ1
1上に糊Pを付着させる糊室12、および糊付けローラ
11を上昇および下降させるためのエアーシリンダ13
を備え、封筒製造装置本体フレームFへ取り付けフレー
ム10および取り付け用ネジ14によって固定するもの
である。
【0021】糊室12の両側面には糊室12内へ糊Pを
供給するための糊入口12aを備え、この糊入口12a
へ接続されるホース12bより糊Pは供給される。円盤
状の糊付けローラ11は、エアーシリンダ13に接続す
るエアーコンプレッサ(図示せず)からのエアーの供給
および排出によって上昇および下降する。
【0022】糊付けローラ11が下降した状態において
は、糊付けローラ11と糊室12の内壁との間に隙間1
2cが形成され、この隙間12cから回転する糊付けロ
ーラ11上へ糊Pが供給されて付着する。一方、糊付け
ローラ11が上昇し最上位置にある状態においては、糊
付けローラ11と糊室12内壁との間の隙間12cは、
糊付けローラ11によって閉塞され、糊室12内の糊P
が外部へ漏れることがない。
【0023】糊付けローラ11が下降した場合の糊室1
2内壁との隙間12cの大きさは、高さ調整ネジ15に
よって糊付けローラ11の初期位置を変えることにより
調節することが可能である。隙間12cの大きさを調節
することにより、糊付けローラ11上への糊Pの付着量
が調整され、シート状素材S上への糊Pの塗布量を調整
することが可能である。なお、円盤状の糊付けローラ1
1は、所望により1個または複数個(図示例においては
2個)を並列に設けるものとする。
【0024】以上の構成の糊付け装置1が、シート状素
材Sの搬送方向に対して直角方向に一列に複数個設けて
ある(図5参照)。なお、最も外側の糊付け装置1は糊
付けローラ11を1個だけ備え、その内側の糊付け装置
1は、図10に示すようにシート状素材S(図示せず)
の搬送方向に対して直角方向に糊付けローラ11を2個
並列に備えるものとする。
【0025】シート状素材Sが第1センサ6aから第2
センサ6bまで通過する間、すなわちシート状素材Sの
先端が第1センサ6aで検知されてからシート状素材S
の後端が第2センサ6bで検知されるまでの間、糊付け
ローラ11を下降させてシート状素材S上面へ接触させ
る。これにより、糊付けローラ11上に付着させた糊P
がシート状素材S上面へ塗布され、シート状素材S上面
にはシート状素材Sの搬送方向に帯状の糊付けがなされ
る。このとき、複数個の糊付け装置1の糊付けローラ1
1から同時に糊Pが塗布されることによって、シート状
素材S上面には、複数列の帯状の糊付けがなされる。
【0026】ローラ2a,2bは、糊付け装置1によっ
て糊付けがなされたシート状素材Sを挟持して導入路3
へ導入するものである。但し、ローラ2aは、シート状
素材Sの糊付けがなされた部分に触れずに、糊Pが付着
していない部分を挟持できるように凹凸を備えている。
【0027】導入路3には、シート状素材Sの途中まで
が導入された時点で当接するようにストッパ3aが備わ
る。ローラ2a,2bによって導入路3へ導入されたシ
ート状素材Sは、このストッパ3aへ当接した後もさら
にローラ2a,2bによって搬送され、導入路3の下方
でローラ2b,2c間へ向かって撓み始める(図3参
照)。このシート状素材Sの途中の撓み部分がローラ2
b,2cによって挟持されると、そのままローラ2b,
2cの下方へ引き込まれ、シート状素材Sは折り畳まれ
た状態となって搬送される(図4参照)。図6に示すよ
うに、シート状素材Sは折り畳まれて封筒となるときの
封筒の底部分Bで、ローラ2b,2cによって挟持さ
れ、引き込まれるように、ストッパ3aおよびローラ2
b,2cの配置が設定される。
【0028】折り畳まれたシート状素材Sは、ローラ2
b,2cおよびローラ2c,2dによって挟持されて搬
送されることにより、その糊付け部分が圧接される。図
6に示すように、糊Pはシート状素材S上の折り畳んで
合わさる面のうち片方の面のみ糊付けするように、第1
センサ6aおよび第2センサ6bの位置および糊付け装
置1による糊Pの塗布タイミングを制御し、糊Pは必要
最小限の量だけ付着させるようにする。すなわち、糊P
はシート状素材Sの片面の封筒Eの底部分Bから上の部
分に糊付けされる。
【0029】スリッタ4は加熱押さえローラ5と共にシ
ート状素材Sを挟持して圧接すると共に、図7に示すよ
うに、圧接したシート状素材Sの帯状に糊付けされた糊
Pとほぼ平行なカットラインLに沿って切断するローラ
状のカッタである。このスリッタ4はシート状素材Sを
複数に分断すると同時に、糊付け部分のうち不必要な部
分を切除する。
【0030】加熱押さえローラ5は、シート状素材Sを
加熱しながらスリッタ4へ圧接することによって、スリ
ッタ4によりシート状素材Sの糊付け部分を切断すると
同時に加熱するものである。これにより、圧接した糊付
け部分が素早く強固に固着され、スリッタ4による分断
の際、糊付け部分でシート状素材Sがずれたり剥がれた
りするのが防止される。
【0031】次に、上記構成の封筒製造装置による封筒
の製造工程を説明する。
【0032】図1に示すように、コンベア装置Cにより
供給されたシート状素材Sは、ローラ2a,2bにより
挟持されて導入路3内へと搬送される。図2に示すよう
に、シート状素材Sの先端が第1センサ6aによって検
知されると、糊付け装置1によってシート状素材Sの上
面へ糊Pの塗布が開始される。このシート状素材S上の
糊付けの開始位置が製造される封筒E(図8参照)の底
部分Bとなる。
【0033】図3に示すように、さらに、シート上素材
Sは搬送され、シート状素材Sの後端が第2センサ6b
に検知されると糊付け装置1による糊付けが終了する。
その後、シート状素材Sの先端がストッパ3へ当接し、
さらにローラ2a,2bによってシート状素材Sを搬送
すると、シート状素材Sは導入路3の下方でローラ2
b,2c間へ向かって撓み始める。
【0034】シート状素材Sの途中の撓み部分がローラ
2b,2cへ到達し、ローラ2b,2cによって挟持さ
れると、シート状素材Sはそのままローラ2b,2cの
下方へ引き込まれ、シート状素材Sは底部分Bで折り畳
まれた状態となる。さらに、折り畳まれたシート状素材
Sは、ローラ2b,2cおよびローラ2c,2dによっ
て挟持されて搬送されることにより、その糊付け部分が
圧接される。その後、シート状素材Sはスリッタ4およ
び加熱押さえローラ5によって圧接されると共に加熱お
よび分断され、図8に示すような封筒Eが完成する。
【0035】(実施の形態2)図11〜図14は本発明
の第2実施形態における封筒製造装置による封筒の製造
工程を示す説明図、図15は本発明の第2実施形態にお
ける糊付け装置の一部断面を示す側面図、図16は図1
5のA−A線矢視図である。なお、第1実施形態と同じ
構成部材については共通の符号で指示し、その詳細な説
明は省略する。
【0036】図11に示すように、本発明の第2実施形
態における封筒製造装置は、コンベア装置Cにより供給
されるシート状素材Sの下面に糊付けする糊付け手段と
しての糊付け装置7を備え、導入路3をローラ2a,2
cにより挟持したシート状素材Sの一部を導入するよう
に下方に配置したものである。
【0037】糊付け装置7は、図15および図16に示
すように、プレート16上を搬送されるシート状素材S
(図示せず)の下面に糊付けする糊付けローラ17、糊
付けローラ17の下部を浸して糊Pを供給する糊槽18
およびプレート16上を搬送されるシート状素材Sに対
して圧縮空気を吹き付けることによりシート状素材Sを
糊付けローラ17に対して付勢するエアーノズル17a
等を備える。
【0038】糊付けローラ17は、シート状素材Sが搬
送されるプレート16の上面から一部突出する状態に設
けられている。糊槽18の下面には、糊槽18内に糊P
を供給する糊供給口19a、糊槽18内の糊Pが所定高
さに維持できるようにオーバーフローした糊Pを排出す
る糊高さ調整口19bおよび糊槽18内のクリーニング
の際に糊Pを排出するための糊排出口19cを備える。
【0039】糊供給口19aおよび糊高さ調整口19b
は糊供給タンク(図示せず)に接続され、ポンプ装置
(図示せず)によって吸い上げられた糊供給タンク内の
糊Pは糊供給口19aより糊槽18内に供給される。糊
槽18内の糊Pは所定高さ以上で糊高さ調整口19bか
ら排出され、糊供給タンク内へ戻される。つまり、糊槽
18内の糊Pは、所定高さに維持されながら、糊供給タ
ンクと糊槽18との間を循環している。
【0040】このように糊槽18内に溜められた糊P
は、回転する糊付けローラ17に付着してすくい上げら
れ、シート状素材Sの下面に転写される。このとき、シ
ート状素材Sの下面に転写される糊Pの量を調整するた
め、糊付けローラ17には糊量調整板20aを備える。
糊量調整板20aは、調整ボルト20bによって糊付け
ローラ17との間隙を調整可能としたものであり、糊付
けローラ17に付着した余分な糊Pを掻き落とす。
【0041】上記構成において、図11に示すようにコ
ンベア装置Cにより供給されたシート状素材Sは、プレ
ート16上を通過する際、エアーノズル17aから吹き
付けられる圧縮空気によって糊付けローラ17へと付勢
され押し付けられる。このとき、糊付けローラ17には
糊槽18より供給された糊Pが付着しており、この糊付
けローラ17上の糊Pがシート状素材Sの下面へと転写
される。
【0042】なお、第2実施形態における封筒製造装置
は、シート状素材Sを検知する検知手段を備えていな
い。したがって、糊付け装置7はシート状素材Sがプレ
ート16上にない場合も稼働しているが、糊付けローラ
17は糊槽18内の糊Pに下部を浸して回転し続けるだ
けであり、糊付けローラ17上の糊Pはそのまま糊槽1
8に戻るため、第1実施形態の例のように糊Pの塗布タ
イミングを制御する必要はない。
【0043】そして、シート状素材Sは、ローラ2a,
2bにより挟持され、さらに図12に示すように、ロー
ラ2b,2cにより挟持されて下方の導入路3内へと搬
送される。シート状素材Sの先端がストッパ3へ当接
し、さらにローラ2b,2cによってシート状素材Sを
搬送すると、図13に示すように、シート状素材Sは導
入路3の上方でローラ2c,2d間へ向かって撓み始め
る。
【0044】シート状素材Sの途中の撓み部分がローラ
2c,2dへ到達し、ローラ2c,2dによって挟持さ
れると、図14に示すように、シート状素材Sはそのま
まローラ2c,2dの左方へ引き込まれ、シート状素材
Sは底部分Bで折り畳まれて糊付け部分が圧接される。
その後、第1実施形態と同様の工程を経て封筒Eが完成
する。
【0045】第2実施形態における封筒製造装置によれ
ば、搬送されるシート状素材Sの下面へ、糊Pを溜めた
糊槽18に下部を浸して回転する糊付けローラ17に接
触させて連続的に糊付けが行われるため、第1実施形態
における封筒製造装置のように第1,2センサ6a,6
bにより糊付け装置1による糊付けのタイミングを制御
するものと比較して、より高速に糊付け処理を行うこと
が可能である。その結果、シート状素材Sの搬送速度を
高めて、より短時間に大量の封筒Eを製造することが可
能である。
【0046】また、糊槽18内の糊Pを循環させる構成
であるため、糊Pが固まるのが防止され、シート状素材
Sに供給する糊Pの品質が一定に保たれることにより、
より高精度な糊付けを行うことが可能である。また、糊
供給口19aおよび糊高さ調整口19bに対して水供給
タンク(図示せず)を接続して循環させることによって
糊槽18内のクリーニングも可能である。さらにタイマ
ー制御等によって、糊供給タンクおよび水供給タンクが
交互に糊供給口19aおよび糊高さ調整口19bに接続
される構成とすることにより、クリーニング動作を自動
化することも可能である。
【0047】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0048】(1)シート状素材の1つの面に対して複
数列の糊付けを行い、糊付けされたシート状素材の一部
を導入路へ導入し、導入されたシート状素材の途中部分
を挟持して引き込み、引き込まれたシート状素材の糊付
け部分を圧接し、圧接したシート状素材の糊付け部分に
沿って複数に分断する構成によって、一枚のシート状素
材から一度に複数の袋体を製造することが可能となる。
このとき、シート状素材を製造する袋体1つずつの形状
に合わせて予め裁断しておく必要がないため、材料の無
駄は最小限に抑えられられる。
【0049】(2)糊付け手段が、シート状素材の搬送
方向に回転可能な糊付けローラによって構成されること
により、糊付けローラ上に付着させた糊をシート状素材
上へ転写することにより塗布し、複数列の帯状の糊付け
を行うことが可能となり、シート状素材が高速で搬送さ
れても、この搬送されるシート状素材に糊付けローラの
回転が追従するため、シート状素材上に確実に糊付けを
行うことができる。
【0050】(3)糊付け手段によるシート状素材への
糊付けを開始および終了するためにシート状素材の通過
を検知する検知手段を備えることによって、シート状素
材を導入路に一部導入する途中から糊を必要量だけ付着
させることが可能となり、糊の使用量を最小限とするこ
とができる。さらに、シート状素材の導入路内に導入さ
れる部分に糊を付着させないことによって、導入路内に
シート状素材が付着することがなく、シート状素材をス
ムーズに次の工程へと進めることができる。
【0051】(4)シート状素材の糊付け部分を加熱す
る加熱手段を備えることによって、糊付け部分を加熱す
ることによって、圧接した糊付け部分を素早く強固に固
着させることが可能となり、糊付け部分に沿って複数に
分断する際、糊付け部分でシート状素材がずれたり剥が
れたりするのを防止することができる。
【0052】(5)対向配置される一対のローラによっ
て切断手段と加熱手段とを構成することによって、シー
ト状素材の糊付け部分をずれることなく確実に切断する
ことが可能となり、製品の品質を向上させることができ
る。また、対向配置される一対のローラによって本発明
の袋体製造装置を小型化することが可能となる。
【0053】(6)搬送されるシート状素材の下面に接
して回転する糊付けローラと、搬送されるシート状素材
を糊付けローラに対して付勢する手段と、糊を溜めて糊
付けローラの下部を浸す槽と、槽内の糊を所定の高さに
維持しながら循環させる手段とを備えた糊付け装置によ
れば、より高速に糊付け処理を行い、シート状素材の搬
送速度を高めて、より短時間に大量の袋体を製造するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図2】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図3】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図4】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図5】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
によるシート状素材への糊付け工程を示す図である。
【図6】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
によるシート状素材の折り畳み工程を示す図である。
【図7】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
によるシート状素材の分断工程を示す図である。
【図8】 本発明の第1実施形態における封筒製造装置
によって製造された封筒を示す図である。
【図9】 本発明の第1実施形態における糊付け装置の
一部断面を示す側面図である。
【図10】 図9に示す糊付け装置の正面図である。
【図11】 本発明の第2実施形態における封筒製造装
置による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図12】 本発明の第2実施形態における封筒製造装
置による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図13】 本発明の第2実施形態における封筒製造装
置による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図14】 本発明の第2実施形態における封筒製造装
置による封筒の製造工程を示す説明図である。
【図15】 本発明の第2実施形態における糊付け装置
の一部断面を示す側面図である。
【図16】 図15のA−A線矢視図である。
【図17】 従来の封筒の例を示す背面図である。
【図18】 図17に示す封筒の裁断の様子を示す平面
図である。
【符号の説明】
1,7 糊付け装置 2a,2b,2c,2d ローラ 3 導入路 3a ストッパ 4 スリッタ 5 加熱押さえローラ 6a 第1センサ 6b 第2センサ 10 取り付けフレーム 11 糊付けローラ 12 糊室 12a 糊入口 12b ホース 13 エアーシリンダ 14 取り付け用ネジ 15 高さ調整ネジ 16 プレート 17 糊付けローラ 17a エアーノズル 18 糊槽 19a 糊供給口 19b 糊高さ調整口 19c 糊排出口 20a 糊量調整板 20b 調整ボルト C コンベア装置 S シート状素材 P 糊 L カットライン E 封筒 B 底部分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状素材を搬送しながら袋体を製造
    する袋体製造装置であって、搬送されるシート状素材の
    1つの面に対して複数列の糊付けを行う糊付け手段と、
    この糊付けされたシート状素材の一部を導入する導入路
    と、同導入路へ導入されたシート状素材の途中部分を挟
    持して引き込む折り畳み手段と、この引き込まれたシー
    ト状素材の糊付け部分を圧接する圧接手段と、この圧接
    したシート状素材の糊付け部分に沿って複数に分断する
    切断手段とを備えたことを特徴とする袋体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記糊付け手段は、前記シート状素材の
    搬送方向に回転可能な糊付けローラによって構成された
    請求項1記載の袋体製造装置。
  3. 【請求項3】 前記圧接手段は、前記シート状素材の糊
    付け部分を加熱する加熱手段を備えた請求項1または2
    記載の袋体製造装置。
  4. 【請求項4】 対向配置される一対のローラによって前
    記切断手段と加熱手段とを構成した請求項3記載の袋体
    製造装置。
  5. 【請求項5】 搬送されるシート状素材の下面に接して
    回転する糊付けローラと、前記搬送されるシート状素材
    を前記糊付けローラに対して付勢する手段と、糊を溜め
    て前記糊付けローラの下部を浸す槽と、同槽内の糊を所
    定の高さに維持しながら循環させる手段とを備えた糊付
    け装置。
  6. 【請求項6】 シート状素材を搬送しながら袋体を製造
    する袋体製造方法であって、搬送されるシート状素材の
    一部を導入路へ導入する際に前記シート状素材の通過を
    検知し、この検知に基づいて前記シート状素材上への複
    数列の糊付けの開始および終了を制御し、前記導入路へ
    導入され前記糊付けの終了したシート状素材の途中部分
    を挟持して引き込むことによって前記シート状素材を折
    り畳み、前記シート状素材の糊付け部分を圧接すること
    を特徴とする袋体製造方法。
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