JP2000272609A - 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置 - Google Patents

粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置

Info

Publication number
JP2000272609A
JP2000272609A JP11250227A JP25022799A JP2000272609A JP 2000272609 A JP2000272609 A JP 2000272609A JP 11250227 A JP11250227 A JP 11250227A JP 25022799 A JP25022799 A JP 25022799A JP 2000272609 A JP2000272609 A JP 2000272609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
adhesive tape
suction nozzle
carton
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11250227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3519026B2 (ja
Inventor
Tadaaki Tsukata
忠明 津堅
Norio Mori
則雄 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP25022799A priority Critical patent/JP3519026B2/ja
Publication of JP2000272609A publication Critical patent/JP2000272609A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3519026B2 publication Critical patent/JP3519026B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Package Closures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 粘着テープの先端部に貼付け不能な折り重ね
部を簡単に形成する方法を提供する。 【解決手段】 貼付け対象ワークに貼付けられる粘着テ
ープTの端部tbを、吸引ノズル36に案内し、吸引ノ
ズル36内へ吸引導入したテープ端部tbを粘着面を内
側にして折り返し変形させて、このテープ端部tbの先
端部に折り重ね部を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として、各種
物品を梱包搬送するカートンを粘着テープで封止する際
に利用する封緘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カートンを封緘する従来装置としては、
例えば、特開平9−207243号公報に開示されてい
るように、粘着テープを案内する貼付けローラを、カー
トンの搬送経路に対して出退可能に配備するとともに、
この貼付けローラの搬送経路下手がわ箇所に、搬送経路
に対して出退可能かつ突出付勢された押圧ローラを配備
し、前記貼付けローラが搬送されるカートンとの当接に
よって搬送経路から後退移動されることに連動して、前
記押圧ローラを付勢力に抗して後退移動させるように両
ローラを連動連結するとともに、前記貼付けローラと前
記押圧ローラとの間にテープカッターを配備した構造の
ものが知られている。
【0003】この封緘装置では、カートンが搬送経路に
沿って搬送されてくると、先ず、貼付けローラが粘着テ
ープの前端部をカートン前面に貼付けながらカートンの
上に乗り上がり、カートン上面に粘着テープを貼付けて
ゆき、引き続くカートンの搬送に伴って押圧ローラがカ
ートンの上に乗り上がり、貼付けローラで貼付けられた
粘着テープをカートン上面にしっかりと押圧する。そし
て、上面への貼付けが終了するとテープカッターが突出
作動して粘着テープを切断するとともに、押圧ローラが
カートンの後面にまで周り込み、切断されたテープ後端
部が押圧ローラによってカートン後面貼付けられるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来装置において
は、粘着テープの前端部および後端部が、その切断端縁
までカートンの前面および後面に貼付けられていたため
に、このカートンを開封する際に、粘着テープをめくり
取りにくいものとなっていた。
【0005】そこで、このような不便さを解消する手段
として、粘着テープの先端部に粘着面の一部を隠す紙片
(リードテープ)を貼付けることで、テープ端部全体が
貼付けられないようにしたものも開発されているのであ
るが、このような付属装置は、複雑な機構や制御を必要
とするために高価なものになるとともに、貼付け牽制用
のリードテープを消費材として別途必要となり、ランニ
ングコストが高くつく問題もあった。
【0006】本発明は、このような実情に着目してなさ
たものであって、簡単に粘着テープの先端部に貼付け不
能部分を形成する方法、および、貼付けた粘着テープを
貼付け対象ワークから簡単に剥がすことができる、実用
上の利便性に優れた封緘装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために次のような構成をとる。
【0008】請求項1に係る発明の粘着テープの端部処
理方法は、貼付け対象ワークに貼付けられる粘着テープ
の端部を吸引ノズルに案内し、吸引ノズル内へ吸引導入
したテープ端部を粘着面を内側にして折り返し変形させ
て、このテープ端部の先端部に折り重ね部を形成するこ
とを特徴とする。
【0009】請求項2に係る発明の粘着テープの端部処
理方法は、請求項1に係る発明において、内奥側をノズ
ル開口より狭くした前記吸引ノズルでテープ端部を吸引
することを特徴とする。
【0010】請求項3に係る発明の粘着テープの端部処
理方法は、請求項1に係る発明において、内奥側をノズ
ル開口より急激に広く形成するとともに、このノズル開
口をテープ先端から離れる側に偏位させた前記吸引ノズ
ルでテープ端部を吸引することを特徴とする。
【0011】請求項4に係る発明の粘着テープの端部処
理方法は、請求項1に係る発明において、ノズル開口の
内奥側に前後に屈曲するテープ吸引経路を有するととも
に、ノズル開口端をテープ先端から離れる側に偏位させ
た前記吸引ノズルでテープ端部を吸引することを特徴と
する。
【0012】請求項5に係る発明の粘着テープの端部処
理方法は、請求項1に係る発明において、内奥側をノズ
ル開口より急激に広く形成するとともに、ノズル開口を
テープ先端から離れる側に偏位させ、かつ、ノズル開口
におけるテープ先端側の開口端縁を対向する他方の開口
端縁よりも粘着テープ経路側に突出させた前記吸引ノズ
ルでテープ端部を吸引することを特徴とする。
【0013】請求項6に係る発明の封緘装置は、粘着テ
ープを案内する貼付けローラをカートンの搬送経路に対
して出退可能に配備するとともに、この貼付けローラの
搬送経路下手がわ箇所に、搬送経路に対して出退可能か
つ突出付勢された押圧ローラを配備し、前記貼付けロー
ラが搬送されるカートンとの当接によって搬送経路から
後退移動されることに連動して、前記押圧ローラを付勢
力に抗して後退移動させるように、両ローラを連動連結
するとともに、前記貼付けローラと前記押圧ローラとの
間にテープカッターを配備し、かつ、このテープカッタ
ーと押圧ローラとの間に、テープカッターにより切断さ
れた粘着テープの後端部に臨む吸引ノズルを配備してあ
ることを特徴とする。
【0014】請求項7に係る発明の封緘装置は、請求項
6に係る発明において、前記吸引ノズルを、テープ切断
時の一定時間だけ吸引作動させるよう構成してある。
【0015】請求項8に係る発明の封緘装置は、請求項
6または7に係る発明において、切断作用位置と粘着テ
ープ経路から後退した退避位置とに亘って移動可能な前
記テープカッターを支持する可動部材に前記吸引ノズル
を支持して、前記吸引ノズルを前記テープカッターと一
体に移動可能に構成してある。
【0016】
【作用】請求項1に係る発明の粘着テープの端部処理方
法によると、粘着テープの端部を吸引ノズルに吸引する
ことで、粘着テープの先端部を折り返して重合接着する
ことができ、この折り重ね部は、粘着面が無くなってい
るので、貼付け対象ワークに貼付くことがなく、貼付け
た粘着テープを貼付け対象ワークから剥離する際の指掛
かりとなる。
【0017】請求項2に係る発明の粘着テープの端部処
理方法によると、粘着テープの端部を奥狭まりの吸引ノ
ズルに吸引することで、粘着テープの先端部は開放角度
の小さいV状に折り返されてノズル開口に引き込まれ、
ノズル内で対向する粘着面同士が接着されて、粘着テー
プの先端部に折り重ね部が形成される。
【0018】請求項3に係る発明の粘着テープの端部処
理方法によると、内奥側をノズル開口より急激に広く形
成するとともに、このノズル開口をテープ先端から離れ
る側に偏位させた吸引ノズルで粘着テープの端部を吸引
することで、腰の弱い粘着テープでも、粘着テープ先端
部の全体がノズル開口に引き入れられるようなことな
く、最先端縁から後方に外れた箇所が局部的に屈曲した
Ω形状となって小さいノズル開口に引き入れられ、その
Ω形状のくびれ箇所から粘着面同士の接着が始まる。
【0019】請求項4に係る発明の粘着テープの端部処
理方法によると、ノズル開口の内奥側に前後に屈曲する
テープ吸引経路を有するとともに、ノズル開口端をテー
プ先端から離れる側に偏位させた前記吸引ノズルでテー
プ端部を吸引することで、ノズル内に引き込まれた粘着
テープは、前後に屈曲するテープ吸引経路に沿った形状
に折り返され、必要以上に引き込まれたり、ノズル内で
大きいループ状になることが規制される。
【0020】請求項5に係る発明の粘着テープの端部処
理方法によると、内奥側をノズル開口より急激に広く形
成するとともに、ノズル開口をテープ先端から離れる側
に偏位させ、かつ、ノズル開口におけるテープ先端側の
開口端縁を対向する他方の開口端縁よりも粘着テープ経
路側に突出させた前記吸引ノズルでテープ端部を吸引す
ることで、ノズル開口のテープ先端側の開口端縁と、こ
れに対向する他方の開口端縁とが、テープ先端がテープ
カッターで切断される時の粘着テープの姿勢に略沿った
位置となり、空気が短絡してノズル開口に吸引されこと
が少なくなって、吸引力が粘着テープに十分作用するこ
とになる。また、テープがノズル内に引き込まれるとき
に、突出した端縁でテープがしごかれるので、腰の強い
テープであってもノズル内で円滑にループ状になって折
り重ね部が形成される。
【0021】請求項6に係る発明の封緘装置によると、
粘着テープを貼付け対象ワークに貼付ける行程の終了近
くにおいて、テープカッターによって切断されて形成さ
れたテープ後端部が吸引ノズルに吸引されて、その先端
部に折り重ね部が形成され、先端部に折り重ね部が形成
されたテープ後端部が押圧ローラによって貼付け対象ワ
ークの後面に貼付けられる。
【0022】従って、対象ワークの前面から後面に亘っ
て貼付けられた粘着テープのうち、後面に貼付けられた
テープ後端部の折り重ね部のみが、貼付けられることな
くワーク後面から浮いた状態となる。
【0023】請求項7に係る発明の封緘装置によると、
テープ切断時以外の貼付け作動中は、吸引ノズルのテー
プ吸引作動は停止されており、貼付け終了近くでテープ
切断が行われると吸引ノズルの吸引作動が行われ、テー
プ切断がなされたとたんにテープ後端部がノズル内に吸
引されて折り返し重合される。
【0024】請求項8に係る発明の封緘装置によると、
テープカッターと吸引ノズルとの相対位置に変化がなく
なるので、粘着テープが切断された時のテープ後端部が
吸引ノズルに対して吸引に適切な位置にある。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカートンの封緘装
置に適用した実施形態の一例を図面に基づいて説明す
る。
【0026】図1の全体側面図、および、図2の要部の
斜視図に示すように、この封緘装置は、貼付け対象ワー
クとしてのカートンWを水平に搬送しながら、その上面
と底面を同時に封緘するよう構成されたものであり、基
本的には、手押し移動可能な機台1の上に左右一対の搬
送機構2を配備するとともに、カートン搬送経路Aを挟
んで上下に粘着テープ貼付け機構3,4を装備して構成
されている。
【0027】機台1は平面視では中抜きに構成されてお
り、その上部には左右に対をなして多数の搬送ローラ5
が水平に配列装備され、これらローラ群の上方に、カー
トンWを載置して前後方向に水平搬送する搬送経路Aが
形成されている。また、この搬送経路Aの前後には、搬
入用ローラコンベア6と搬出用のローラコンベア7が接
続される。
【0028】左右の各搬送機構2は、縦軸周りに回動す
る搬送ベルト8を前後に掛け回し、各搬送ベルト8の対
向面がそれぞれ後方に移動するように、モータMによっ
て互いに逆向きに回転駆動し、搬送ローラ4上のカート
ンWを両搬送ベルト8で左右から挟持して後方に強制搬
送するよう構成されている。また、両搬送機構2は、カ
ートンWの横幅に合わせて互いの間隔を調整きるよう
に、それぞれ左右に位置調節可能に構成されている
【0029】上下の各粘着テープ貼付け機構3,4は、
粘着テープTを巻回した粘着テープロールRTと貼付け
ユニット10とを備えており、下側の粘着テープ貼付け
機構4は作用位置が固定されるのに対して、上側の粘着
テープ貼付け機構3は支柱11を介して上下調節可能に
支持されており、カートンWの高さに合わせて上側の粘
着テープ貼付け機構3の作用位置を調節することができ
るようになっている。なお、上側の粘着テープ貼付け機
構3の下部には、搬送されてくるカートンWの上面を案
内して、左右のフラップを押さえつける左右一対のガイ
ド12が備えられている。
【0030】図4に示すように、上下の各粘着テープ貼
付け機構3,4において、貼付けユニット10の支持枠
13に、粘着テープロールRTを遊転自在に支持する支
点部14が、上下案内溝15に沿って上下移動可能に支
持されている。そして、上側の粘着テープ貼付け機構3
における粘着テープロールRTは自重によって下方付勢
されるように、支点部14が自由移動可能に上下案内溝
15に支持されている。一方、下側の粘着テープ貼付け
機構4における粘着テープロールRTは上方に向けて引
き上げ付勢されるように、支点部14が図示しないバネ
によって上方に付勢されて上下案内溝15に支持されて
いる。
【0031】また、下側の粘着テープ貼付け機構4は、
貼付けユニット10の後端上部に設けた支点xを中心に
して上方に回動可能に機台1に支持されており、図3に
示すように、上側の粘着テープ貼付け機構3を上方に後
退移動させて機台1の上方空間を大きく空けた状態で、
左右の遊転ローラ5群の間を通って下側の粘着テープ貼
付け機構4の全体を約90°上方に回動することで、下
側の粘着テープ貼付け機構4における粘着テープロール
RTの脱着交換を、搬送経路A上の広い空間から容易に
行えるよう構成されている。なお、前記支点xにおいて
は、図4に示すように、貼付けユニット10の角部に備
えた支点ピン16が機台1側に設けた鉤形の支点溝17
に係入されており、粘着テープ貼付け機構4の全体を支
点x周りに上下揺動できるとともに、支点ピン16を係
止溝17から離脱することで、貼付けユニット10の全
体を機台1から脱着できるよう構成されており、上側の
粘着テープ貼付け機構3のみを用いた封緘処理を行うこ
とも可能である。また、下方に回動復帰させた粘着テー
プ貼付け機構4は、貼付けユニット10に設けた係止ピ
ン18を機台1側に形成形成した係止溝19に係入し
て、所定の貼付け作用位置に保持されるようになってい
る。
【0032】貼付けユニット10は、上下の粘着テープ
貼付け機構3,4において作用姿勢が上下反転している
だけで同一構成のものが使用されており、ここでは上側
の貼付けユニット10についてその構成および機能を説
明する。
【0033】図4に示すように、ユニットフレーム21
の前端部、後端部、および中間部にはそれぞれ支点P1
,P2 ,P3 を中心に上下揺動可能に揺動アーム2
2,23,24が装着されている。前後の揺動アーム2
2および23の遊端部には、貼付けローラ25および押
圧ローラ26がそれぞれ遊転自在に装備されている。中
間の揺動アーム24の遊端部には、刃先を下方に向けた
テープカッタ27が交換可能に装着されている。
【0034】前後の揺動アーム22,23が連係リンク
28で連動連結されて、互いに逆向き揺動によって同調
して上下動する。押圧ローラ26の揺動アーム23とユ
ニットフレーム21とに亘って張設したバネ29によっ
て両揺動アーム22,23のそれぞれが、カートンWの
搬送経路Aに突入するように下向きに揺動付勢されてい
る。なお、揺動アーム23の下方揺動限界は支点P2 周
りに位置調節可能に配備されたストッパ30によって当
接規制されている。
【0035】揺動アーム22には粘着テープロールRT
から繰り出されてきた粘着テープTを貼付けローラ25
に巻回案内するガイドローラ31が装備され、粘着テー
プTの先端部taを、その粘着面が搬送経路Aの上手
(図4では右方)に向かう姿勢で貼付けローラ25の前
面に案内保持している。
【0036】また、連係リンク28の後端と揺動アーム
23とは、連係リンク28の後端に設けられた長孔32
を利用した融通をもって連動連結されている。また、揺
動アーム23がストッパ30に受け止め支持された状態
では、バネ29が自由長さ、あるいは、これに近い状態
となっている。
【0037】また、揺動アーム24もユニットフレーム
21とに亘って張設したバネ33によって下方に揺動付
勢されるとともに、揺動アーム24の遊端部に出退調節
可能に取り付けられた当接部材34が、カートンWの移
動軌跡に干渉するよう構成されている。なお、揺動アー
ム24の下方揺動限界はストッパ35によって当接規制
されている。
【0038】更に、後部の押圧ローラ26とテープカッ
タ27との中間部位には、粘着テープ貼付け高さ位置
に、図外の真空吸引手段に連通されるとともに、奥狭ま
りのV字状に開口された吸引ノズル36(図8参照)が
臨設されている。吸引ノズル36は細長い四角形状に開
口しており、その開口の長辺(図8の紙面に直交する方
向の開口辺)は粘着テープTの幅よりも若干広めに形成
されている。吸引ノズル36の奥狭まりの程度は、粘着
テープTの腰の強さの応じて適宜に設定される。すなわ
ち、腰の強い(厚い)粘着テープTの場合は広めに設定
され、腰の弱い(薄い)粘着テープTの場合は狭めに設
定される。したがって、吸引ノズル36を脱着可能に構
成して、使用する粘着テープTの種類に適した吸引ノズ
ル36を用いることが望ましい。
【0039】次に、粘着テープ貼付け作動について説明
する。
【0040】(1) 図4に示すように、カートンWが
到達しない初期状態では粘着テープTを支持した貼付け
ローラ25、押圧ローラ26、および、テープカッタ2
7はそれぞれカートンWの搬送経路Aに突入した位置に
待機している。また、自重によって下方に移動付勢され
た粘着テープロールRTは、その外周をユニットフレー
ム21に備えられたストッパ37に受け止め保持され
て、貼付けローラ25からは離れた状態にある。
【0041】(2) カートンWが貼付けローラ25に
当接すると、粘着テープTの先端部taがカートンWの
前面に貼付けられながら貼付けローラ25が上方に後退
される。また、貼付けローラ25の上昇揺動に伴って連
係リンク28が後方に押されて、後部の押圧ローラ26
も上昇後退する。
【0042】この場合、待機状態では前記バネ29が自
由長さ、あるいは、これに近い状態となっているので、
カートン前面への貼付け初期状態では、押圧ローラ26
の揺動アーム23にはバネ29から大きいバネ力が作用
することはなく、貼付けローラ25がカートンWの前面
を押圧する反力は余り大きくはない。従って、カートン
Wが薄くて剛性が小さい場合でも、貼付けローラ25が
カートンWの前面を不当に大きい力で押圧して湾曲変形
させるようなことはない。
【0043】(3) カートンWがさらに前進すると、
図5に示すように、貼付けローラ25がカートンWの上
に乗り上がって粘着テープTを左右の外フラップの突き
合わせ端辺に沿って貼付けてゆく。また、カートンWの
上に乗り上がった押圧ローラ26は、バネ29によって
下方に向けて押圧され、貼付けローラ25によて貼付け
られた粘着テープTを上方から更にカートン上面に押圧
して十分な押しつけによる貼付けが行われる。
【0044】また、揺動アーム24の先端の接当部材3
4がカートンWに当接することによって揺動アーム24
がバネ33に抗して押し上げられて、テープカッタ27
が粘着テープTの上方に強制退避される。そして、この
カートンWの上面へのテープ貼付け行程においては、図
5に示すように、長孔32の融通によって、貼付けロー
ラ25の揺動アーム22だけは、バネ29のバネ力を受
けることなく上下に揺動自由となっている。したがっ
て、カートンWの上面が撓んで多少凹入していても、貼
付けローラ25は、凹入面に沿って自由に追従して粘着
テープTを浮き上がりなく貼付けてゆくことができる。
【0045】この粘着テープ貼付け行程では、上昇した
貼付けローラ25は粘着テープロールRTの下向き外周
面に当接し、粘着テープロールRTはストッパ37から
浮上した状態にまで持ち上げられる。これによって、繰
り出される粘着テープTは、粘着テープロールRTと貼
付けローラ25との接触点で剥離され、そのまま貼付け
ローラ25の巻き掛け案内されて貼付け位置にまで導か
れてゆく。また、カートンWの前進移動に伴って図5中
時計方向に回転される貼付けローラ25の回転が、粘着
テープロールRTの外周面に直接に接触伝達され、粘着
テープロールRTは貼付けローラ25の周速度と同一の
周速度で回転駆動されながら粘着テープTを繰り出して
ゆく。
【0046】(4) 図6に示すように、カートンWが
さらに前進して貼付けローラ25がカートンWから外れ
ても、当接部材34がカートンWに掛かっている間は、
粘着テープTの張力によって貼付けローラ25は上昇保
持されており、当接部材34がカートンWの後端から外
れると、バネ33によってテープカッタ27が下降して
粘着テープTを切断するとともに、貼付けローラ25が
元の待機位置にまで下降する。なお、揺動アーム24の
当接部材34の突出長さを調節することでテープ切断位
置を調節することができる。
【0047】(5) テープ切断が行われると、揺動ア
ーム24の下降が図示しないセンサで検出されて、吸引
ノズル35での吸引作動が開始され、図7に示すよう
に、粘着テープTの後端部tbが吸引ノズル35の吸着
保持された状態で押圧ローラ26がカートンWの後端に
さしかかる。この場合、吸引ノズル35は切断端縁より
少し後方箇所に作用するので、図8に示すように、吸引
ノズル35の開口内に引き込まれた粘着テープTの後端
部tbは先端側が粘着面を内側にして折り込み状態とな
る。
【0048】(6) このような状態で、更にカートン
Wがさらに前進することで、下降付勢されている貼付け
ローラ26は、図7中の仮想線で示すように、カートン
Wの後端角部から後面に亘って押圧接触しながら下降移
動して、粘着テープTの後端部tbをカートンWの後面
に周り込んで貼付けてゆき、テープ封緘が完了したカー
トンW(図10参照)を搬送経路Aの終端から搬出して
ゆく。この場合、図9に示すように、粘着テープTにお
ける後端部tbの先端部に形成された折り重ね部tcは
カートンWに貼付けられることがないので、カートンW
を開封する際にテープ剥がしの際の指掛かりになる。
【0049】(7) 以上で、1回の粘着テープ貼付け
作動が完了して初期状態に戻り、次のカートン供給に備
える。なお、下側のテープ貼付け機構4は上側のテープ
貼付け機構3より若干搬送経路Aの上手に位置している
ので、上記と同様な処理が上側のテープ貼付け機構3よ
り若干早いタイミングで行われる。
【0050】上記した貼付け作動を行わせるに際して、
搬送経路Aに搬入されてくるカートンWは、その組み上
げ時の折り癖などによって平面的に少し歪になっている
ことがあるが、この歪みを自動的に修正する歪み修正機
構40が搬送機構2の前端部に装備されており、その構
成が図11ないし図14に示されている。
【0051】すなわち、左右の各搬送機構2において、
搬送ベルト8を外側および上側から覆うよう配備された
カバーケース41の前端部には、薄い樹脂シートからな
る接触牽制部材42が、縦軸支点yを中心に揺動可能に
装着されており、図13に示すように、カートンWの搬
送方向前方に歪み出た側(図13では上側)の接触牽制
部材42を搬送経路A側に振り出して、この側の搬送ベ
ルト8の始端部を接触牽制部材42で覆い隠しておくと
ともに、他方の接触牽制部材42は搬送経路Aから外れ
た状態に折り返しておく。
【0052】このようにすることで、左右の搬送機構2
における始端部での搬送機能に予め差異が与えられるこ
とになり、図13の場合、搬送方向前方に歪み出た右側
面saが接触牽制部材42によって搬送ベルト8の搬送
力を受けない状態にあるのに対して、左側面sbは直ち
に搬送ベルト8の搬送力を受けることとなり、カートン
Wは左側面sbからのみ搬送力を受けながら送られ、接
触牽制された右側ではカートンWの右側面saが接触牽
制部材42の表面を滑りながら移動してゆく。その結
果、強制搬送力を受ける左側面sbは搬送牽制された右
側面saに対して先行し、初期の歪みが次第に修正され
てゆく。
【0053】初期の歪みが修正されてカートン前面が搬
送方向と直角になると、この時、搬送方向と直交する方
向でのカートン前端の横幅が最大となって、両搬送ベル
ト8からの搬送力を最も大きく受ける。そして、この状
態よりも先行したカートン側面は搬送ベルト8から離れ
気味になって搬送力が弱くなる。したがって、カートン
前面が搬送方向と直角になった以降では、強制搬送力を
受けていた左側面sbが先行して逆方向に歪むようなこ
とはなく、図14に示すように、歪みが無くなった状態
で左右から均等な搬送力を受けてカートンWは所望の姿
勢で粘着テープ貼付け処理箇所に搬送されてゆく。
【0054】この場合、カートンWの歪み方向は、箱の
組み上げ仕様などによって決まってしまうので、同一種
類のカートンWを連続して供給するならば、左右の接触
牽制部材42は、カートン側面が歪み出し先行する側の
もの一方だけを機能姿勢にしておけばよい。
【0055】以下に、粘着テープTにおける後端部tb
の先端部に折り重ね部tcを形成する吸引ノズル36の
他の実施形態のいくつかを例示する。
【0056】〔第1例〕図15ないし図17に、吸引ノ
ズル36の他の実施形態の第1例が示されている。この
例の吸引ノズル36は、テープカッター27を装着支持
した揺動アーム24に支持されて、テープカッター27
と吸引ノズル36とが、相対位置を変えることなく一体
に移動するよう構成されている。詳しくは、揺動アーム
24の遊端側に固設した支持ブラケット51の一側面に
テープカッター27が連結されるとともに、支持ブラケ
ット51の他側面に吸引ノズル36が装着されている。
【0057】そして、図16および図17に示すよう
に、吸引ノズル36自体は、円形管部分36bの先端部
に粘着テープTの幅よりも若干広めの長辺を有する偏平
角筒部分36aが連設された形状に構成されるととも
に、その偏平角筒部分36aの先端は部分的に障壁部3
6cで閉塞され、偏平角筒部分36aの短辺の幅より小
さい幅(前後幅)を有する、粘着テープ幅方向に細長い
ノズル開口36dが形成されている。ここで、障壁部3
6cはテープカッター27側に偏位し設けられており、
これによって、ノズル開口36dが粘着テープ先端から
離れる側に偏位して形成されている。
【0058】支持ブラケット51の下端部には粘着テー
プTの横幅より若干大きい幅の案内凹部52が切り欠き
形成されており、この案内凹部52に粘着テープTを係
入して横方向位置を規制するよう構成されている。
【0059】この構造の吸引ノズル36によると、ノズ
ル開口36dの前後幅が小さくて、その内奥側がノルズ
開口36dよりも急激に広く形成されているとともに、
ノズル開口36dがテープ先端から離れる側に変位し
て、テープ先端から離れたテープ部分を吸引するので、
図17(b)に示すように、粘着テープTは全体が引き
込まれてしまうようなことなく、粘着テープTの最先端
縁から後方に外れた箇所が局部的に屈曲したΩ形状とな
ってノズル内に引き込まれる。その結果、図18に示す
ように、Ω形状のくびれ箇所の粘着面同士が接着してル
ープ状に折り重ね部が形成される。
【0060】なお、粘着テープTの腰が強いものほど曲
がり難くなるので、ノズル開口36dの前後幅を大きく
することが望ましい。
【0061】〔第2例〕図19に、吸引ノズル36の他
の実施形態の第2例が示されている。この例の吸引ノズ
ル36は、第1例と同様に揺動アーム24に支持された
吸引ノズル36の開口部が変形されたものである。つま
り、偏って形成されたノズル開口36dの内側には、テ
ープカッター27側に向けて片持ち状に突出する障壁3
6eが設けられて、前後に屈曲したテープ吸引経路36
fがノズル開口36dの内奥側に形成されている。
【0062】この構造の吸引ノズル36によると、ノズ
ル内に引き込まれた粘着テープTは自由な変形は制限さ
れ、ノズル開口36dの内奥側に前後に屈曲したテープ
吸引経路36fに沿って偏平なループ状になり、接近し
た内面同士が接着されて折り重ね部が形成される。従っ
て、この構造の吸引ノズル36によると、腰が強くて曲
がり難いような粘着テープTを的確に折り込むことが可
能となる。
【0063】〔第3例〕図20に、吸引ノズル36の他
の実施形態の第3例が示されている。この例の吸引ノズ
ル36は、第1例と同様に揺動アーム24に支持された
吸引ノズル36の開口部が変形されたものである。つま
り、偏って設けられた障壁部36cの外面に、適当な厚
さの部材53が付設されて、ノズル開口36dにおける
テープ先端側の開口端縁e1 が、これに対向する他方の
開口端縁e2 よりもテープ経路側に突出するよう構成さ
れている。
【0064】この構造の吸引ノズル36によると、ノズ
ル開口36dの長辺における両開口端縁e1 ,e2 が、
テープカッター27が切断作用を発揮した時の粘着テー
プTに接触して、ノズル開口36dが粘着テープTで閉
塞されるこになり、ノズル開口36dに空気が短絡吸引
されて、テープ吸引機能が低下することが防止されてい
る。従って、この構造の吸引ノズル36によると、腰が
強くて曲がり難いような粘着テープTを吸引してノズル
内に引き込むことが容易となり、また、粘着テープTが
ノズル内に引き込まれるときに端縁e1 でしごかれるの
で、腰の強い粘着テープTであってもノズル内でループ
状に変形しやすくなり、折り重ね部が正しく形成され
る。
【0065】なお、本発明は、上記実施形態の他に、以
下のような形態で実施することも可能である。
【0066】(1) 吸引ノズル36の位置をテープカッタ
ー27に対して前後に調節可能に構成することで、折り
重ね部tcの長さ(図18参照)を調節できることがで
きる。
【0067】(2) 吸引のタイミングを早めるために貼付
ロール25をセンサーで検出してもよく、また、吸引ノ
ズル36の吸引作動を連続的に行ってもよい。これによ
ると、吸引遅れがなく、確実に折り重ね部tcを形成す
ることができる。ただし、これによると、吸引装置のラ
ンニングコストが高くつくきらいがあるので、通常は弱
い吸引を連続して行い、テープ切断にタイミングを合わ
せて強く吸引するとよい。
【0068】(3) 貼付けローラ25に案内されるテープ
前端部taに作用する吸引ノズルを配備してもよい。こ
のようにすれば粘着テープの貼付け始端に非粘着の折り
重ね部を形成することもできる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、以下のような効果が期待できる。
【0070】すなわち、請求項1の発明の粘着テープの
端部処理方法によれば、専用のリーダーテープを用いる
ことなく、粘着テープ自体を利用してテープ剥離字の指
掛けとなる折り重ね部を形成でき、簡単かつ安価に剥離
しやすい粘着テープの端部処理を行うことができるよう
になった。
【0071】請求項2の発明の粘着テープの端部処理方
法によれば、粘着テープの端部を簡単にノズル内で折り
込んで折り重ね部を形成することができ、請求項1の発
明を好適に実施することができる。
【0072】請求項3の発明の粘着テープの端部処理方
法によれば、粘着テープの端部を全体的に引き込んでし
まったり、逆に引き込み不能になったりするような吸引
ミスを防止して、一層確実に折り重ね部を形成すること
ができ、請求項1の発明を好適に実施することができ
る。
【0073】請求項4の発明の粘着テープの端部処理方
法によれば、曲がり難い粘着テープをノズル内で確実に
折り込んで接着することができ、比較的腰の強い粘着テ
ープを使用する場合に有効となる。
【0074】請求項5の発明の粘着テープの端部処理方
法によれば、粘着テープの端部を全体的に引き込んでし
まったり、逆に引き込み不能になったりするような吸引
ミスを防止できるとともに、吸引ノズルが空気を短絡吸
引することが少なくなり、腰の強いテープであっても確
実なテープ吸引作用を発揮させて、確実に折り重ね部を
形成することができ、請求項1の発明を一層好適に実施
することができる。
【0075】請求項6の発明の封緘装置によれば、粘着
テープ貼付け行程のなかで粘着テープの端部処理を行っ
て、そのまま貼付けることができ、その後のテープ剥離
が容易な粘着テープ貼付け処理を行うことのできる、実
用上の利便性に優れた封緘装置を構造簡単なものに構成
できた。
【0076】請求項7の発明の封緘装置によれば、吸引
ノズルの駆動におけるランニングコストを抑えて、安価
に実施でき、請求項6の発明の上記効果を更に助長す
る。
【0077】請求項8の発明の封緘装置によれば、粘着
テープの切断された端部を位置ずれすることなく吸引ノ
ズルで適切に吸引して折り重ね部を形成することがで
き、請求項6または7の発明の上記効果をもたらすとと
もに、性能の安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカートン封緘装置の側面
図である。
【図2】その要部の概略斜視図である。
【図3】粘着テープロール交換状態の側面図である。
【図4】待機状態の粘着テープ貼付け機構を示す側面図
である。
【図5】貼付け行程の粘着テープ貼付け機構を示す側面
図である。
【図6】貼付け行程の粘着テープ貼付け機構を示す側面
図である。
【図7】貼付け終了直前状態の粘着テープ貼付け機構の
を示す側面図である。
【図8】吸引ノズルの作動状態を示す縦断側面図であ
る。
【図9】貼付けられた粘着テープの後端側部分を拡大し
た側面図である。
【図10】封緘が終了したカートンの全体斜視図であ
る。
【図11】歪み修正機構の斜視図である。
【図12】歪み修正機構の分解斜視図である。
【図13】歪み修正機構の作動状態を示す平面図であ
る。
【図14】歪み修正されたカートンの搬送状態を示す平
面図である。
【図15】他の実施形態第1例の吸引ノズルを備えた揺
動アームの側面図である。
【図16】その要部斜視図である。
【図17】他の実施形態第1例の吸引ノズルの縦断側面
図である。
【図18】他の実施形態第1例で得られたテープ折り重
ね部の拡大図である。
【図19】他の実施形態第2例の吸引ノズルの縦断側面
図である。
【図20】他の実施形態第3例の吸引ノズルの縦断側面
図である。
【符号の説明】
25 貼付けローラ 26 押圧ローラ 27 テープカッター 36 吸引ノズル 36d ノズル開口 T 粘着テープ tb テープ端部 tc 折り重ね部 W 貼付け対象ワーク

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貼付け対象ワークに貼付けられる粘着テ
    ープの端部を吸引ノズルに案内し、吸引ノズル内へ吸引
    導入したテープ端部を粘着面を内側にして折り返し変形
    させて、このテープ端部の先端部に折り重ね部を形成す
    ることを特徴とする粘着テープの端部処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粘着テープの端部処理方
    法であって、 内奥側をノズル開口より狭くした前記吸引ノズルでテー
    プ端部を吸引することを特徴とする粘着テープの端部処
    理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粘着テープの端部処理方
    法であって、 内奥側をノズル開口より急激に広く形成するとともに、
    このノズル開口をテープ先端から離れる側に偏位させた
    前記吸引ノズルでテープ端部を吸引することを特徴とす
    る粘着テープの端部処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の粘着テープの端部処理方
    法であって、 ノズル開口の内奥側に前後に屈曲するテープ吸引経路を
    有するとともに、ノズル開口端をテープ先端から離れる
    側に偏位させた前記吸引ノズルでテープ端部を吸引する
    ことを特徴とする粘着テープの端部処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の粘着テープの端部処理方
    法であって、 内奥側をノズル開口より急激に広く形成するとともに、
    ノズル開口をテープ先端から離れる側に偏位させ、か
    つ、ノズル開口におけるテープ先端側の開口端縁を対向
    する他方の開口端縁よりも粘着テープ経路側に突出させ
    た前記吸引ノズルでテープ端部を吸引することを特徴と
    する粘着テープの端部処理方法。
  6. 【請求項6】 粘着テープを案内する貼付けローラをカ
    ートンの搬送経路に対して出退可能に配備するととも
    に、この貼付けローラの搬送経路下手がわ箇所に、搬送
    経路に対して出退可能かつ突出付勢された押圧ローラを
    配備し、前記貼付けローラが搬送されるカートンとの当
    接によって搬送経路から後退移動されることに連動し
    て、前記押圧ローラを付勢力に抗して後退移動させるよ
    うに、両ローラを連動連結するとともに、前記貼付けロ
    ーラと前記押圧ローラとの間にテープカッターを配備
    し、かつ、このテープカッターと押圧ローラとの間に、
    テープカッターにより切断された粘着テープの後端部に
    臨む吸引ノズルを配備してあることを特徴とする封緘装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の封緘装置であって、 前記吸引ノズルを、テープ切断時の一定時間だけ吸引作
    動させるよう構成してある封緘装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7記載の封緘装置であっ
    て、 切断作用位置と粘着テープ経路から後退した退避位置と
    に亘って移動可能な前記テープカッターを支持する可動
    部材に前記吸引ノズルを支持して、前記吸引ノズルを前
    記テープカッターと一体に移動可能に構成してある封緘
    装置。
JP25022799A 1999-01-18 1999-09-03 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置 Expired - Fee Related JP3519026B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25022799A JP3519026B2 (ja) 1999-01-18 1999-09-03 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-9184 1999-01-18
JP918499 1999-01-18
JP25022799A JP3519026B2 (ja) 1999-01-18 1999-09-03 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000272609A true JP2000272609A (ja) 2000-10-03
JP3519026B2 JP3519026B2 (ja) 2004-04-12

Family

ID=26343867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25022799A Expired - Fee Related JP3519026B2 (ja) 1999-01-18 1999-09-03 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3519026B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178456A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Sato Corp ロ−ル状台紙なしラベル
JP2009241987A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fuji Seiki Co Ltd テープ封止装置
JP2010018366A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Nippon Soda Co Ltd カートンシーラー
KR101193227B1 (ko) 2010-04-08 2012-10-19 다인시스템주식회사 테이핑장치

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4889581A (en) 1988-11-14 1989-12-26 Durable Pakaging Corporation Carton sealing apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007178456A (ja) * 2005-12-26 2007-07-12 Sato Corp ロ−ル状台紙なしラベル
JP2009241987A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fuji Seiki Co Ltd テープ封止装置
JP2010018366A (ja) * 2008-07-09 2010-01-28 Nippon Soda Co Ltd カートンシーラー
KR101193227B1 (ko) 2010-04-08 2012-10-19 다인시스템주식회사 테이핑장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3519026B2 (ja) 2004-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090193757A1 (en) Process and apparatus for producing tobacco bags
JP3568462B2 (ja) 封緘装置
US20110056615A1 (en) Adhesive tape joining method and adhesive tape joining apparatus
US6276112B1 (en) Carton sealer
JP2000272609A (ja) 粘着テープの端部処理方法およびこれを用いた封緘装置
JP2002020027A (ja) 粘着テープのタブ形成装置及びこれを用いた封緘装置
JP2005321582A (ja) フィルム貼付方法及びフィルム貼付装置
JP5785432B2 (ja) シート貼付装置
JP2000203527A (ja) 封緘装置
JP2000203528A (ja) 封緘装置
JP2000203526A (ja) 粘着テ―プの貼付け方法およびこれを用いた封緘装置
JP2007185322A (ja) うちわ製造装置およびうちわ製造方法
JP2000255517A (ja) 封緘装置
JP3651978B2 (ja) 段ボール箱の製凾装置
JP2004299227A (ja) 製函機
JPS63289B2 (ja)
JP2010280392A (ja) 自動封緘装置
JPS587530B2 (ja) 箱体の封緘機
JPH1179137A (ja) 粘着テープ貼付機におけるテープ供給装置
JP3456817B2 (ja) 段ボール箱の製凾装置
JP4360668B2 (ja) テープ切断装置およびこれを用いた段ボール箱の製函装置
JPH018487Y2 (ja)
JPH0640644A (ja) タブ付きテープ貼付装置
JP6348103B2 (ja) 容器への小袋止着装置
JPH11314615A (ja) シュリンク包装方法および装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040127

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130206

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160206

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees