JP6348103B2 - 容器への小袋止着装置 - Google Patents

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Description

この発明は、調味料などを詰めた小袋を、惣菜や多種の食材を詰め合わせた弁当などの容器に粘着テープで止着する小袋止着装置に関するものである。
コンビニエンスストアなどにおいて、惣菜や多種の食材を詰め合わせた容器などには、その内容物に味付けして食するためのタレ、ソース、マヨネーズ、からしなどのような様々な調味料やきざみ海苔などを収容した小袋をテープで貼り付けて陳列販売されていることが多い。小袋を容器に自動でテープ止めするものとして、特許文献1の如き装置が提案されている。特許文献1に開示の装置は、テープロールから引き出した連続テープに所定間隔毎に小袋を貼り付け、引き出し手段で容器搬送路に交差して上下に張架した連続テープを、上下の端部間に小袋が貼り付いたテープ片となるように切断し、このテープ片に向けて容器を前進させることで、テープ片の上下の端部を容器に貼り付けて、小袋を容器に止着している。
特開2014−237471号公報
特許文献1の装置は、小袋を貼り付けた連続テープを引き出してから連続テープをカッターで所定長さに切断するので、連続テープへの小袋の貼り付け位置が何らかの影響でカッターの切断位置側へずれると、連続テープを切断する際に誤って小袋まで切断するおそれがある。また、小袋が液体などを詰めた比較的重量のあるものである場合に、小袋の貼り付け位置が連続テープの先端側へずれて小袋が先端と重なり、引き出し手段のクランプ不良や容器への貼り付け不良などを招くおそれがある。更に、昇降動する引き出し手段によりテープの先端を挟んで容器搬送路に引き出す構成であると、引き出し手段の動作に係るサイクルタイムが必要となり、容器への小袋の貼り付けについて高速処理には不向きである。
すなわち本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、小袋の性状に左右されることなく小袋を容器に安定的に止着することができると共に、高速処理にも対応可能な容器への小袋止着装置を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明の容器への小袋止着装置は、
容器を搬送する容器コンベヤと、
該容器コンベヤの容器搬送路の上方に臨む下側走行部を備え、供給源から引き出されて所定長さに切断された片面粘着性のテープを、粘着面を外側に向けて吸着して前記下側走行部まで定間隔毎に搬送する吸着コンベヤと、
該吸着コンベヤのテープ吸着面と対面して走行する搬送部において搬送中の小袋を、前記吸着コンベヤで搬送中のテープに貼り合わせる小袋コンベヤと、
前記吸着コンベヤで下側走行部まで搬送されて小袋が貼り付いたテープの始端部を張った状態に引っ張る張設手段とを備え、
前記小袋が貼り付いたテープの終端部を容器の天面に貼り付けると共に、前記テープの始端部を容器の前面から底面に至るまでの所定範囲に貼り付けて、該テープにより小袋を容器に止着するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、切断済みのテープに小袋を貼り付ける構成であるので、小袋を誤って切断することがない。また、テープに複数の小袋が貼り付けられるものではないので小袋の重量の影響を受けにくく、小袋を容器の所定位置に安定して止着することができる。従来装置のようにテープの引き出し手段の昇降作動によりテープを容器搬送路に対して交差するようにテープを引き出すものではないので、テープを下側走行部まで搬送する間に容器搬送を中断する必要はなく、また、吸着コンベヤによる吸着を解除することで、テープを容器搬送路と交差するように上下に延在させることが可能であるので、容器搬送路を横切って上下動するためのサイクルタイムを必要とする引き出し手段を不要として、高速処理にも対応できる。
請求項2に係る発明では、前記張設手段は、テープの始端部を、前記容器コンベヤの容器搬送面より下方まで吸引して引っ張るよう構成され、該引っ張られたテープに向けて容器が搬送される構成としたことを特徴とする。
請求項2に係る発明によれば、張設手段のエア吸引によりテープの始端部を下方へ引っ張るだけの簡単な構成により、テープの始端部に対して過度なテンションをかけることなく張った状態でテープの始端部を容器の底面に対して良好に貼り付けることができる。
請求項3に係る発明では、容器が搬送されるのに伴い前記張設手段で引っ張っているテープの始端部を、容器の前面から底面に亘って押さえ付ける押付ローラを設けたことを特徴とする。
請求項3に係る発明によれば、下方へ引っ張られたテープの始端側を、押し付けにより変形したローラによって容器の押付部位が変形することなく容器の前面から底面に亘って押しなでることができ、テープの始端部を容器前面や底面の形状に合わせて良好に貼り付けることができる。
請求項4に係る発明では、前記吸着コンベヤは、前記下側走行部へ移行する転向部の上流側において前記容器コンベヤに向けて下降傾斜する貼付走行部を備え、また前記小袋コンベヤにおける搬送部は、前記貼付走行部との対向間隔を搬送下流側に向かうにつれて狭くなるよう設定して、前記小袋とテープとの搬送中に小袋とテープとを相互に接近して貼り合わすよう構成したことを特徴とする。
請求項4に係る発明によれば、小袋とテープとの搬送中に、貼付走行部において保持したテープに搬送方向の前方から後方にかけて小袋が次第に貼り合わされるので、小袋とテープとの貼合部位にシワが生じるのを防止できる。また、小袋とテープとの貼付手段を別途設ける必要がない。
請求項5に係る発明では、前記下側走行部で容器天面を押さえた状態で容器の搬送を停止することを特徴とする。
請求項5に係る発明によれば、小袋止着位置の手前で容器を吸着コンベヤで押さえて、テープ始端部を容器の底面を越える位置まで引き出して引っ張った状態となるまで容器の搬送を停止して待機させることができるので、テープの貼付状態のゆがみ、ずれ、並びに容器への小袋の止着位置のずれを防止でき、小袋の容器への止着を安定して行うことができる。
請求項6に係る発明では、前記容器コンベヤで搬送される容器の高さに応じて、前記吸着コンベヤと前記小袋コンベヤとを、前記容器コンベヤに対して一体的に高さ調節可能に構成したことを特徴とする。
請求項6に係る発明によれば、容器コンベヤで搬送される容器の高さに応じて小袋の止着位置を容器の高さ方向へ位置調節可能とすることで、容器の高さ方向に対する小袋の止着箇所を任意に設定することができる。また、2つのコンベヤを一体的に高さ調節可能とすることで、調節作業が容易となる。
請求項7に係る発明では、前記吸着コンベヤと前記小袋コンベヤを、前記容器コンベヤの搬送路の左右に相対的に移動調節可能に構成したことを特徴とする。
請求項7に係る発明によれば、容器の幅方向中心から左右の何れかに寄った任意の位置を小袋の止着位置として設定できる。
請求項8に係る発明では、前記供給源から引き出されて所定長さに切断する際にテープの終端部を折返して粘着面同士を合わせたタブ付テープを形成するタブ形成手段を備え、
前記タブ付テープを、前記吸着コンベヤにより小袋との貼り合わせ位置に搬送するよう構成したことを特徴とする。
請求項8に係る発明によれば、テープの終端部に形成されたタブが容器の天面に位置するので、テープ端部の視認が容易なことに加えて、タブによって簡単にテープをめくって剥がすことができる。
請求項9に係る発明では、前記小袋コンベヤは、搬送コンベヤと、該搬送コンベヤの下流に接続されて前記吸着コンベヤで搬送中のテープに、吸着コンベヤと同速で搬送しながら小袋を押し付ける搬送部とを備えていることを特徴とする。
請求項9に係る発明によれば、小袋を定間隔毎に吸着コンベヤで搬送されるテープの所望位置に合わせて送り、テープと小袋とをシワなどが生じないように良好に貼り合わせることができる。
本発明に係る容器への小袋止着装置によれば、小袋の性状に左右されることなく小袋を容器に安定的に止着することができると共に、高速処理にも対応できる。
本発明の実施例に係る小袋止着装置を概略的に示す正面図である。 実施例の小袋止着装置を容器搬出側から見た図である。 実施例のテープ貼付手段を概略的に示す平面図である。 実施例のタブ形成手段を示すものであって、(a)は側面図であり、(b)は縦断面図である。 実施例のタブ形成手段によるタブの形成工程を示す概略説明図である。 実施例の容器への小袋のテープによる止着工程を示す概略説明図であり、説明の便宜上、容器天面と吸着ベルトとを離間して表わしている。
次に、本発明に係る容器への小袋止着装置につき、実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、実施例に係る小袋止着装置は、惣菜や多種の食材を詰め合わせた蓋付の容器10を搬送する容器コンベヤ20と、該容器コンベヤ20の上方に配設され、テープロールから引き出されて連続した粘着テープ12を所定長さに切断して得たテープ14を、容器コンベヤ20で搬送される容器10への小袋止着位置Tへ向けて搬送するテープ供給手段22と、容器コンベヤ20の上方に配設され、テープ供給手段22で送られるテープ14に対して、餃子のタレ、ソース、マヨネーズ、からしなどのような様々な調味料やきざみ海苔などの食材を収容した小袋16を貼り付ける小袋供給手段24とを備えている。また、小袋供給手段24でテープ14に貼り付けた小袋16は小袋止着位置Tまで搬送され、該小袋止着位置Tにおいて容器10の前部に位置付けられた小袋16から前後に延出するテープ14の端部を容器10に貼り付けるテープ貼手段26が設けられている。なお、連続した粘着テープ12について、以後、連続テープ12と指称する。
図1,図3に示すように、前記容器コンベヤ20は、無端ベルトに載置された容器10を搬送する複数のベルトコンベヤ28,30,32,34からなる搬送コンベヤが設けられる。この搬送コンベヤは、上流から順に並べて配置された導入コンベヤ28、切り離しコンベヤ30、第1送りコンベヤ32および第2送りコンベヤ34から構成される。そして、第1送りコンベヤ32から第2送りコンベヤ34までの間には、両コンベヤ32,34間を搬送される容器10を左右で挟んで搬送力を与えるように走行する一対の無端ベルト36a,36aを備えたサイドコンベヤ36が設けられる。
前記導入コンベヤ28の搬送終端部には、容器10の到来を検知する第1センサ38が設けられている。また、前記切り離しコンベヤ30の搬送終端部には、容器10の到来を検知する第2センサ40が設けられている。そして、切り離しコンベヤ30に送り込まれた容器10が第2センサ40で検知されて切り離しコンベヤ30の走行が休止しているときに、第1センサ38で次に搬送されてきた容器10が検知されると、導入コンベヤ28による搬送が停止されて、切り離しコンベヤ30への容器10の送り込みを行わないように、導入コンベヤ28の走行が制御される。また、第2センサ40で検知される容器10の検知時期が規定の期間より短い場合に、切り離しコンベヤ30による搬送が停止され、切り離しコンベヤ30から第1送りコンベヤ32への容器10の送り込み時期が、規定より短い期間内とならないように、切り離しコンベヤ30の走行がON・OFF制御される。このように、容器コンベヤ20は、導入コンベヤ28および切り離しコンベヤ30の走行制御により、第1送りコンベヤ32に対して個々の容器10を所定間隔毎に送り込むよう構成される。
図3に示すように、搬送方向に隣り合う第1送りコンベヤ32と第2送りコンベヤ34との間の搬送面は空所が設けられ、この空所に対応して第1送りコンベヤ32の搬送下流から第2送りコンベヤ34の搬送上流までに亘る搬送域には前記サイドコンベヤ36が設けられている。容器コンベヤ20は、第1送りコンベヤ32から送り出される容器10に対して、前記空所においてサイドコンベヤ36により容器10の左右を挟んで搬送力を与え、空所を通過させて第2送りコンベヤ34に受け渡すよう構成される。サイドコンベヤ36における一対の無端ベルト36a,36aは、例えば調節ねじを用いた間隔調節機構などにより、左右で独立して装置本体18(図2参照)に対して左右方向へ移動可能に設けられ、容器10の幅に応じた無端ベルト36a,36aの相互間隔と、送りコンベヤ32,34での容器10の搬送ラインの左右方向への位置ずらしとを調節可能に構成されている。なお、容器コンベヤ20の各ベルトコンベヤ28,30,32,34,36は、サーボモータなどの速度変更可能な制御モータからなる駆動手段(図示せず)により走行制御される。
図1に示すように、前記テープ供給手段22は、片面に粘着面を有する片面粘着性の連続テープ12を連続的に巻いたテープロールからなる供給源42から連続テープ12を繰り出すテープ繰出機構44と、連続テープ12を所定長さに切断して得た短冊状のテープ14を、容器10への小袋止着位置Tへ向けて搬送する吸着コンベヤ46とを備えている。テープ繰出機構44は、一対の繰出ローラ48,48を有し、供給源42から引き出された連続テープ12を両繰出ローラ48,48で挟持して連続テープ12を所定長さ毎に間欠的に繰り出す。また、繰出ローラ48,48の下流側には、連続テープ12の引き出し経路に対してエアシリンダ50により進退移動するテープカッター52が配設され、両繰出ローラ48,48によるテープ繰り出し休止期間にテープカッター52を作動して、連続テープ12を切断することで、所定長さに切断された短冊状のテープ14を得ることができる。
前記吸着コンベヤ46は、サーボモータからなる駆動手段54により走行する無端状の吸着ベルト55を有している。吸着ベルト55には、走行方向へ所定間隔毎に複数の通孔56a,56b,56c(図2参照)が設けられると共に、該吸着ベルト55の幅方向に複数列(実施例では3列)設けられている。吸着ベルト55の裏面側に吸引チャンバ57の吸引口57aが臨んで、負圧が生じた吸着ベルト55に設けられた通孔56a,56b,56cからの吸引力で連続テープ12の非粘着面とテープ14に貼り付けた小袋16とを吸着保持可能に構成されている。吸着コンベヤ46における吸着ベルト55は、テープカッター52で切断された所定長さのテープ14を受け取って、下方へ略鉛直に走行する縦走行部47aと、該縦走行部47aから連続して容器コンベヤ20の容器天面に近づくように走行する貼付走行部47bと、該貼付走行部47bから走行向きが変わる下側の転向部47cを経て、容器コンベヤ20の容器搬送路の上方を水平に走行する下側走行部47dと、該下側走行部47dから上方へ転向するリターン部47eと、該リターン部47eから縦走行部47aまでに至る戻り走行部47fとのそれぞれの走行経路を構成するよう巻き掛け案内されている。貼付走行部47bは、転向部47cに向けて下降傾斜しており、吸着ベルト55に保持されたテープ14の長さの中間位置に、後述する小袋供給手段24における貼付コンベヤ62に載置されて搬送されてきた小袋16が貼り合わせられる。転向部47cからリターン部47eに至るまでの下側走行部47dにおいて吸着ベルト55は、転向部47cから容器コンベヤ20で搬送される容器天面に面してわずかな期間水平走行し得るようになっている。この転向部47cからリターン部47eまでの区間となる下側走行部47dは、第1送りコンベヤ32と第2送りコンベヤ34との空所における前記小袋止着位置Tに対応して配置されている。
前記吸着コンベヤ46は、縦走行部47aにおいてテープ繰出機構44からテープ14を受け取る位置から、貼付走行部47bを経て転向部47cを越えてリターン部47eの所定位置までの吸着ベルト55の走行区間に亘って、幅方向中央列に並ぶ通孔56aからのエア吸引によりテープ14を吸着する吸着区間となるよう前記吸引チャンバ57の吸引口57aが連続するよう開口部が形成されている。該吸引チャンバ57の吸引口57aは、縦走行部47aから貼付走行部47bの中間までの前記吸着区間に亘り、吸着ベルト55の中央の通孔56aのみに負圧が作用するようテープ幅に対応して連続する開口部が設けられている。また、テープ14に対する小袋16のテープ貼り位置から前記テープ用の開口部の終端までに前記中央の通孔56aを挟む左右に夫々1列の通孔56b,56cを加えた3列の通孔56a,56b,56cに負圧が作用することで、テープ14と該テープ14に貼り付けられた小袋16とが良好に保持される。下側走行部47dに臨む吸引口57aの下流端57bが、吸着区間の終端となっている。吸着コンベヤ46は、吸着区間において、テープ繰出機構44から受け取ったテープ14を、その粘着面を外側に向けて吸着ベルト55のテープ吸着面に保持して、転向部47cを経た下側走行部47dに設定された小袋止着位置Tまでテープ14を所定間隔毎に搬送する。また、吸着コンベヤ46は、前記テープ貼り位置以降転向部47cを越えた位置までの吸着区間では、テープ14および該テープ14から左右に延出する小袋16を負圧によって吸着ベルト55に保持して搬送する。そして、吸着コンベヤ46で下側走行部47dの小袋止着位置Tまで搬送されて小袋16が貼り付けられたテープ14は、小袋16の前方に延出するテープ14の始端部が吸着ベルト55による吸着作用が終了することで該吸着ベルト55から下方へ離間する。
前記容器コンベヤ20によって搬送されてきた容器10が吸着コンベヤ46の下側走行部47dへ進入するタイミングに合わせて、小袋16が貼り付けられたテープ14は、小袋16の長手中間部と左右方向の略中央部に貼り合わされており、転向部47cを経て下側走行部47dまで至ったテープ14は、該下側走行部47dにおいて、小袋16が容器10の前部に位置付けられて、小袋16より後方に延出するテープ14の終端部が小袋16と共に容器天面に押し付けられる。また、小袋16より前方へ延出するテープ14の始端部は、吸着ベルト55による保持が解除されて後述する張設手段72によって適度な張力がかかった状態で下方へ引っ張られる。容器10は、この下側走行部47dを越えた直後の位置となる小袋止着位置Tにおいて、容器コンベヤ20における前記第1送りコンベヤ32の走行が休止されて搬送停止される。そして、容器10は、張設手段72によって容器搬送路を交差するように引っ張られたテープ14に向けて搬送される。
前記テープカッター52の切断位置より下流に近接して、テープ14の終端部を折返して粘着面同士を合わせたタブ14aを形成するタブ形成手段80が設けられている。タブ形成手段80は、テープカッター52から前記吸着コンベヤ46の縦走行部47aへのテープ繰り出し方向に沿ってテープ支持面81aが延びる案内部材81を備え、該案内部材81が縦走行部47aとテープカッター52との間に配置される。図4(a),(b)に示すように、案内部材81には、吸引源に接続する吸引室81bが形成されると共に、テープ支持面81aを幅方向に横切るスリット82が吸引室81bに連通するよう形成されている。スリット82のテープ支持面81aに臨む入口には、テープ繰り出し方向上流側の角部を弧状に形成した導入面82aが設けられる一方で、テープ繰り出し方向下流側の角部は角形に形成されている。また、スリット82には、入口から吸引室81bに向けてテープ繰り出し方向に一定幅のすき間となる引込部82bと、該引込部82bの奥に接続して吸引室81bに臨み、引込部82bよりテープ繰り出し方向の幅が大きな略円弧状に形成されたまるめ部82cとが設けられている。なお、まるめ部82cは、引込部82bよりテープ繰り出し方向上流側に膨出している。
前記スリット82の形成位置よりテープ繰り出し方向下流側に、吸引室81bに連通すると共にテープ支持面81aに開口する複数の吸着口83がテープ繰り出し方向に所定間隔毎に離間して設けられている。この吸着口83は、前記吸着ベルト55の中央列の通孔56aの上方に該通孔56aと同一ライン上に並び、吸着ベルト55の縦走行部47aまで送り出されて保持されている連続テープ12の上側においてテープ支持面81aに連続テープ12が吸着される。そして、テープカッター52で連続テープ12が切断される前に吸着口83に負圧が作用し、スリット82より下流側の連続テープ12をテープ支持面81aに吸着してスリット82にわずかに引き込んだもとで、テープカッター52で切断して得られたテープ14の終端部側がスリット82内に完全に引き込まれることで、粘着面同士が接着して一部が円弧状の非接着部として形成されたタブ14aが構成される(図5参照)。そして、テープカッター52でテープ14を切断した後において、吸着コンベヤ46が走行を開始するのに合わせてタブ形成手段80によるテープ14の吸着が解放され、タブ形成手段80によって形成されたタブ14aが終端部に有するタブ付テープ14が、小袋16との貼り合わせ位置より上流側の前記縦走行部47aを搬送される。
前記小袋供給手段24は、図1に示すように、容器コンベヤ20の上方に配設される小袋コンベヤ60と、該小袋コンベヤ60に小袋16を所定間隔毎に載置する小袋載置装置63とを備えている。小袋コンベヤ60は、容器コンベヤ20の上流に設けた導入コンベヤ28と切り離しコンベヤ30の上方に配設され、小袋16を所定間隔毎に載置して搬送する小袋搬送コンベヤ(搬送コンベヤ)61と、容器コンベヤ20における切り離しコンベヤ30と第1送りコンベヤ32の上方に配設され、小袋搬送コンベヤ61の下流に接続されて前記吸着ベルト55に保持されているテープ14の搬送位置に合わせて小袋16を貼り合わせる貼付コンベヤ62とからなる。
前記小袋載置装置63は、小袋搬送コンベヤ61の一側に配設され、小袋16を複数積層して収容可能なホッパ64と、該ホッパ64から小袋16を1つずつ上方に取出して小袋搬送コンベヤ61に載置する取出し手段65とを備えている。取出し手段65は、小袋16を吸着保持する吸着パッド65aを昇降および左右移動可能に構成され、該吸着パッド65aをホッパ64および小袋搬送コンベヤ61の上方間で移動すると共にホッパ64および小袋搬送コンベヤ61の上方で昇降することで、ホッパ64から取出した小袋16を小袋搬送コンベヤ61に載置するよう構成される。なお、実施例では、ホッパ64および取出し手段65を小袋搬送コンベヤ61の走行方向に2基備え、2つの小袋16,16を同時供給するよう構成される。前記ホッパ64は着脱交換自在に構成され、収容された小袋16がなくなった場合あるいはオーダー変更に伴う小袋16のサイズ変更などに対応してホッパ64毎交換可能である。
前記小袋搬送コンベヤ61は、サーボモータ等の駆動手段により走行する無端ベルトを有するベルトコンベヤからなり、前記小袋載置装置63で供給した小袋16を載置して貼付コンベヤ62に向けて所定間隔毎に搬送する。図1に示すように、小袋搬送コンベヤ61の搬送終端部には、小袋16の到来を検知する第1小袋センサ66が設けられている。また、貼付コンベヤ62の後述する横搬送部62aの下流側には、斜行部62bへの移行部に小袋16の到来を検知する第2小袋センサ67が設けられている。まず、貼付コンベヤ62に小袋16が送り込まれ、第2小袋センサ67で検知されると、貼付コンベヤ62での搬送が停止される。前記小袋載置装置63で順次小袋搬送コンベヤ61に載置されて次の小袋16が前記第1小袋センサ66で検知されると、小袋搬送コンベヤ61の走行が休止され、該小袋搬送コンベヤ61から貼付コンベヤ62への小袋16の搬送が停止される。このようにして、貼付コンベヤ62より上流に所定間隔毎に載置されて待機している小袋16は、前記第2センサ40による容器10の検知によって切り離しコンベヤ30、第1送りコンベヤ32および吸着コンベヤ46が走行を開始するのに合わせて貼付コンベヤ62によって下流側に搬送されて吸着コンベヤ46の吸着ベルト55との対面走行域において該吸着ベルト55で保持されたテープ14に貼り合わされる。
前記貼付コンベヤ62は、サーボモータ等の駆動手段により走行する無端ベルトを有するベルトコンベヤからなり、貼付コンベヤ62の搬送部は、前記小袋搬送コンベヤ61から受け渡された小袋16を略水平に搬送する横搬送部62aと、該横搬送部62aの下流端から下降傾斜する斜行部62bとを備える。斜行部62bは、図1に示すように、その途中から前記吸着ベルト55の貼付走行部47bの下側まで延在してそのテープ吸着面と対面して走行すると共に、該貼付走行部47bのテープ吸着面との対向間隔が下流側に向かうにつれて狭くなるよう所定の傾斜角に設定される。そして、貼付コンベヤ62の斜行部62bを搬送中の小袋16が、吸着ベルト55の貼付走行部47bとの対向間隔が小袋16の厚みより狭くなった貼合位置において吸着ベルト55に保持されて小袋止着位置Tに向けて搬送中のテープ14の粘着面に押し当てられて貼り合わされ、テープ14の長手方向の中間となる所定位置に貼り付いた小袋16はテープ14と共に吸着ベルト55で保持されて容器10への小袋止着位置Tに向けて搬送される。なお、斜行部62bの搬送終端は、小袋止着位置Tより上流側に設定されており、斜行部62bと貼付走行部47bとの対面走行域を通過してテープ14と一体となった小袋16は、貼付走行部47bの下流側において外側に露出した状態で搬送され、小袋止着位置Tで容器10の前部に位置付けられてテープ14により容器10に止着される。
前記切り離しコンベヤ30から第1送りコンベヤ32への容器10の搬送間隔と、吸着コンベヤ46によるテープ14の保持間隔とは同一に設定されるように、各コンベヤ30,32,46の走行が制御される。また、容器コンベヤ20における各コンベヤ28,30,32,34,36と、吸着コンベヤ46および貼付コンベヤ62との各走行速度は同速に設定されている。また、吸着コンベヤ46と貼付コンベヤ62は、第1送りコンベヤ32と第2送りコンベヤ34と同時期に間欠走行するよう制御される。
実施例の小袋止着装置は、容器コンベヤ20による容器10の搬送ライン(搬送路)に対してテープ供給手段22と小袋供給手段24を左右方向へ相対的に位置調節可能に構成して、小袋供給手段24による容器10への小袋16の止着位置を幅方向に位置調節可能に構成されている。すなわち、テープ供給手段22および小袋供給手段24は、図示しないスライド機構を介して装置本体18に対して容器搬送路を交差する左右方向へ移動可能に配設されており、これによりテープ14に対して小袋16を貼り付ける位置を左右方向へ変更したり、容器10のサイズや形状などに応じて小袋16の止着位置を左右方向へ変更することができる。また、テープ供給手段22は、図2に示すように、ガイド68に対して上下方向へ移動可能に配設され、これにより天面までの高さが異なる容器10に応じて、吸着コンベヤ46の転向部47cおよび下側走行部47dを高さ調節することができる。なお、小袋供給手段24は、テープ供給手段22と一体で昇降移動させることができる。
図1および図3に示すように、第1送りコンベヤ32と第2送りコンベヤ34との空所には、容器10の底面を支持するベッド70と、吸着ベルト55による保持が解放された後のテープ14の始端部をエア吸引により下方へ引っ張って引張力を与える張設手段72のエア吸引口73と、該エア吸引口より容器10の搬送下流に配設され、テープ14の始端部を容器表面に押し付ける押付ローラ74とが、搬送上流側から下流へ向けて順に並べて配設されている。ベッド70は、下側走行部47dに面して容器10の下面を支持可能に配置され、下側走行部47dまでの高さが容器天面の搬送位置との関係で位置調節され、下側走行部47dと、ベッド70との間で、容器10が挟まれ、容器コンベヤ20で搬送される容器10の天面に、テープ14のタブ14aが形成された終端部と天面側に位置している小袋16とが転向部47cおよび下側走行部47dにより押し付けられる。なお、押し付けられた容器10の撓みと小袋16の圧縮とによってテープ14の終端部は吸着ベルト55により容器天面に押さえ付けられる。張設手段72は、上方へ開口するエア吸引口73がベッド70の下流側に配置され、容器10が小袋止着位置Tまで搬送される前に、吸着ベルト55の保持が解放されたテープ14の始端部をエア吸引口73に生ずる負圧吸引作用によって容器搬送路と交差して下方へ引っ張る。このようにして、テープ14の始端部は、容器コンベヤ20の容器搬送面をなすベッド70の上面より下方へ適度にテンションがかかった状態で引っ張られる。押付ローラ74は、揺動可能に支持されたアーム75の先端に自由回転可能に支持されて、少なくとも外周部をスポンジなどからなる弾性体で構成した弾性ローラであり、容器搬送路に突出した上方位置と容器搬送路の下側へ退避した下方位置との間で変位可能に構成される。押付ローラ74は、ばね76によってアーム75が上方に向けて付勢される。このような構成により、サイドコンベヤ36により搬送されて小袋止着位置Tを通過する容器10の前面から底面に亘ってテープ14の始端部を容器10の表面に押し付けて貼り付ける。
図1に示すように、前記吸着コンベヤ46の下側走行部47dの下流端より容器搬送路の下流側に、リターン部47eを経て吸着解除により吸着ベルト55から離間して前方に延びようとするテープ14に向けて、上方からエアを噴出する吹付手段78が設けられる。吹付手段78によるエア圧力により、テープ14の始端部を下方へ偏向させ、前記エア吸引口73によるテープ14の始端部の引っ張りを補助するよう構成される。吹付手段78は、エアノズルの噴出口が下に向けられて、テープ14の始端部の先端が小袋止着位置Tまで到来してから容器10に貼り付いて天面に位置しているテープ14の終端部が小袋止着位置Tを越えるまでの期間エアを噴出する。実施例では、下側走行部47d、ベッド70、張設手段72、押付ローラ74および吹付手段78によりテープ貼手段26を構成している。
次に、実施例に係る小袋止着装置の作用について説明する。小袋載置装置63によって小袋搬送コンベヤ61に載置された小袋16が、小袋搬送コンベヤ61により所定間隔毎に搬送され、小袋搬送コンベヤ61から貼付コンベヤ62に受け渡される。貼付コンベヤ62に受け渡された小袋16が第2小袋センサ67で検知されることで貼付コンベヤ62が停止し、小袋16は横搬送部62a上で待機される。テープ供給手段22では、供給源42から両繰出ローラ48,48の作動により繰り出された連続テープ12は、前記タブ形成手段80の案内部材81を越えて吸着コンベヤ46の縦走行部47aに供給されて非粘着面が吸着ベルト55に保持される。また、タブ形成手段80では、テープカッター52によるテープ切断の前に吸着口83に作用する負圧によって、スリット82より下流側の連続テープ12の非粘着面が案内部材81のテープ支持面81aに吸着される(図5(a)参照)。そして、テープカッター52が作動して切断されたテープ14の終端部側がスリット82内に引き込まれる。スリット82に引き込まれるテープ14は、スリット82の引込部82bに対して底側が大径のまるめ部82cになっていることで丸められ、テープ14の端部は貼着面同士が合わせられるように折返されてタブ14aが形成される(図5(b)参照)。なお、スリット82におけるテープ繰り出し方向上流側の角部は弧状の導入面82aとなっているので、テープカッター52で切断された際にテープ14の終端部側は円滑にスリット82内に引き込まれる。
前記容器コンベヤ20における切り離しコンベヤ30まで容器10が搬送されて前記第2センサ40で検知されることでコンベヤ30,32,34の走行を開始すると共に、前記吸着コンベヤ46と貼付コンベヤ62が走行を開始し、終端部にタブ14aが形成されたタブ付テープ14が下流側に搬送されることでスリット82からタブ14aが抜け出る(図5(c)参照)。タブ形成手段80では、吸着コンベヤ46の走行を開始した直後にスリット82内の負圧が解除されて、テープ14が張った状態でスリット82内からタブ14aが抜け出すことで該タブ14aの形状は良好なものとなる。吸着ベルト55で保持されて搬送されるテープ14の長手方向の中間位置がテープ貼り位置まで搬送される時期に、貼付コンベヤ62の横搬送部62aに待機していた小袋16がテープ貼り位置まで搬送されて、該小袋16がテープ14に貼り合わされる。ここで、小袋16の左右方向の中央にテープ14が位置し、該テープ14の長手中間位置に小袋16が配置されるようにテープ14に貼り合わされる。小袋16と、該小袋16の前方と後方へ延出するテープ14とが吸着ベルト55に保持されて搬送される。
前記吸着ベルト55で保持したテープ付小袋16が転向部47cを越えた下側走行部47dまで搬送されて容器搬送路の上方に臨み、小袋16は、容器10の前部に位置付けられる(図6(a)参照)。また、テープ14の終端部に形成されたタブ14aは、容器10の天面に位置付けられる。なお、容器10は、第1送りコンベヤ32からベッド70上に移載されて前記転向部47cを越えた直後に、下側走行部47dによって小袋付テープ14を容器天面に押し付けた状態で容器10の搬送が停止される。前述したように小袋16の前側へ延出しているテープ14の始端部は、吸着ベルト55による保持が解放されて張設手段72のエア吸引口73からの負圧によって吸引されて適度な張力が付与され、ベッド70の下方まで引っ張られる(図6(b)参照)。
後続の容器10が切り離しコンベヤ30まで送り込まれて第2センサ40で検知されると、コンベヤ30,32,34の走行を開始すると共に、サイドコンベヤ36と吸着ベルト55とが走行を開始して、下側走行部47dの下側で搬送停止していた先行の容器10が第2送りコンベヤ34へ向けて搬送され、吸着コンベヤ46の下側走行部47dに面するテープ14の終端部が吸着ベルト55によって容器10の天面に押し付けられて容器10の天面に貼り付けられる。容器搬送路を跨いで下方に引っ張られているテープ14の始端部は、容器10の前進に伴って容器10の底面側に次第に巻き込まれて容器10の前面から底面にかけて貼り付く。また、吸着ベルト55で容器10の天面を適度に押さえて容器10を良好に搬送することができる。また、吹付手段78の下方を通過する際に、エアの吹付け力によりテープ14の終端部を容器10の天面に押さえ付けるので、吸着ベルト55による容器10の天面への押し付けで貼り付けが不充分なテープ14についてもその貼り付け不良を防止することができる。容器10の第2送りコンベヤ34への搬送途中で、容器搬送面より上方に突出した押付ローラ74が容器10の前面に当接してテープ14の始端部を容器10の前面に押し付ける。また、容器10の搬送に伴い押付ローラ74のアーム75が前方へ回動して容器10に向けて付勢された押付ローラ74が上方位置から下方位置へ変位するので、テープ14の始端部を容器10の前面から底面へ亘って押し付けながら容器10の表面形状に添って良好に貼り付けることができる(図6(c)参照)。このようにして、小袋16から前後に延出するテープ14の端部を貼り付けることで、小袋16が前部に止着された容器10は、第2送りコンベヤ34により送り出される。
本装置によれば、連続テープに小袋を貼り合わせる形態に比べて小袋16の重量の影響を受けにくく、小袋16を容器10の所定位置まで円滑に搬送して位置ずれすることなく、安定して止着することができる。しかも、切断済みのテープ14に小袋16を貼り合わせるので、テープ14の切断時に小袋16まで誤って切断してしまうことはない。また、吸着コンベヤ46の吸着ベルト55に保持されて搬送されるテープ14と貼付コンベヤ62で搬送される小袋16とは相互間隔が徐々に狭くなる傾斜状の走行部の搬送中に貼り合わせ、吸着ベルト55の下側走行部47dへの移行直後の小袋止着位置Tにおいて容器10の搬送を停止して小袋16が貼り合わされたテープ14の終端部を止着するようにしたので、テープ14に小袋16を貼り合わせてそのテープ14によって小袋16を容器10に止着するまでの一連の動作を円滑かつ安定的に行うことができる。特に、テープ14の搬送中に同速で搬送される小袋16を貼り合わせるので、テープ搬送の停止中に小袋16を貼り合わせる方式に対して装置のサイクルタイムを短縮することができると共に、テープ14と小袋16とをシワなどが生じないように良好に貼り合わせることができる。また、テープ14に小袋16を相互間隔が徐々に狭くなる傾斜状の走行部の搬送中に貼り合わせるので、搬送方向の前方から後方にかけて小袋16が次第にテープ14に貼り合わされ、小袋16とテープ14との貼合部位にシワが生じるのを防止できると共に、小袋16とテープ14との貼付手段を別途設ける必要もない。そして、吸着ベルト55による保持を解放することで、テープ14の始端部を下方へ引っ張るようにしているので、テープ14を往復動する引き出し手段で引き出すために要するサイクルタイムを短縮することができ、高速処理に対応することができる。また、連続テープ12から所定長さ毎にテープ14として切断する都度、テープ14の終端側の粘着面同士を貼り合わせたタブ14aを形成した後に小袋16を貼り合わせる構成としたので、容器10にテープ14で止着された小袋16を取り外すときに密着したテープ14を爪などで引っ掛けて剥がすなどの煩わしさがなく、簡単にテープ14をめくって剥がすことができる。特に、タブ14aは容器10の天面に位置しているので、テープ端部の視認が容易なことに加えて、容器10を傾けずにテープ端部をつまんで小袋16を取り外すことができる。
前記張設手段72の負圧によりテープ14の始端部を下方へ引っ張るので、構成を簡単にして装置の複雑化を防ぐことができる。また、テープ14の始端部を適度な張力によって保持状態にするので、テープ14の始端部を容器10にゆるみなくきれいに貼り付けることができる。また、張設手段72の負圧によりテープ14の始端部をベッド70より下方へ引っ張ることで、テープ14の始端部を容器底面側へたるみなく巻き込んで貼付じわのない良好な貼り付けを行うことができる。更には、テープをクランプして引き出す従来構成のようにクランプ不良が発生することはなく、円滑に引き出すことができる。また、テープ14の始端部を張設手段72によって容器10の底面を越える位置まで引き出して引っ張った状態となるまで、小袋止着位置Tの手前で容器10を下側走行部47dで押さえて搬送を停止して待機させているので、テープ14の貼付状態のゆがみ、ずれ、並びに容器10への小袋16の止着位置のずれを防止でき、小袋16の容器10への止着を安定して行うことができる。
前記押付ローラ74が回転しながら容器10にダメージを与えることなく下方へ引っ張られたテープ14の始端部を容器10の前面から底面に亘って押しなでる構成であるので、テープ14の始端部を容器10の形状に合わせて正確かつ良好に密着させて貼り付けることができる。
前記容器コンベヤ20による容器10の搬送ラインに対して、テープ供給手段22および小袋供給手段24による容器10への小袋止着位置Tを容器10の左右方向へ位置調節可能であるから、容器10の幅方向に対する小袋16の止着箇所を任意に設定することができ、多様な品種に対応することが可能となる。また、容器コンベヤ20による容器10の搬送ラインに対してテープ供給手段22および小袋供給手段24を高さ調節可能であるので、高さ寸法の異なる多様な容器10に対応し得る。また、テープ供給手段22および小袋供給手段24は、スライド機構等の1つの調節手段で一体的に高さ調節可能であるので、装置構成を簡略化し得ると共に調節作業が容易となる。
(変更例)
本発明は実施例の構成に限定されるものではなく、例えば、以下のようにも変更実施可能である。また、以下の変更例に限らず、実施例に記載した構成については、本発明の主旨の範囲内において種々の実施形態を採用し得る。
(1)容器コンベヤ20の構成は、実施例に限らず、張設手段72や押付ローラ74を配設可能な最小限の空所を設け、該空所に配置した張設手段72や押付ローラ74を挟んだ左右一対のベルトコンベヤなどを配設して容器10の底面を支持するようにした容器コンベヤで構成してもよい。
(2)吸着コンベヤ46は、転向部47cの下流側に容器搬送路に沿ってリターン部47eまでの所定区間横行する下側走行部47dを設けたが、リターン部47eまでの横行区間の範囲に関して転向部47cとリターン部47eとを同位置とするなど、水平横行部を省略するようにしてもよい。この場合は、小袋止着位置Tまで搬送されてきた容器10の天面を、転向部47cで押さえるようにすればよい。
(3)容器コンベヤ20による容器10の搬送を小袋止着位置Tで停止することなくテープ14の張設位置を通過させて、小袋16をテープ14で容器10に止着する構成としてもよい。
(4)実施例では、小袋搬送コンベヤ61と吸着コンベヤ46との傾斜走行部でテープ14に小袋16を貼り合わせるようにしたが、テープ14への小袋16の貼り合わせは、必ずしも相方の傾斜部でなくても水平走行部同士や垂直走行部同士でもよい。なお、垂直走行部同士の対面走行域でテープ14に小袋16を貼り合わせる場合は、小袋搬送コンベヤ61を吸着コンベヤとすれば、小袋16を位置ずれすることなく搬送してテープ14に貼り合わせることができる。
(5)吸着コンベヤ46においてテープ14を保持して搬送する手段は、吸着ベルト55に限らず、その他テープ14を保持して搬送可能な各種の手段を採用し得る。
10 容器,12 連続テープ(粘着テープ),14 テープ,14a タブ,16 小袋
20 容器コンベヤ,42 供給源,46 吸着コンベヤ,47b 貼付走行部
47c 転向部,47d 下側走行部,60 小袋コンベヤ
61 小袋搬送コンベヤ(搬送コンベヤ),62b 斜行部(搬送部),72 張設手段
74 押付ローラ,80 タブ形成手段

Claims (9)

  1. 容器(10)を搬送する容器コンベヤ(20)と、
    該容器コンベヤ(20)の容器搬送路の上方に臨む下側走行部(47d)を備え、供給源(42)から引き出されて所定長さに切断された片面粘着性のテープ(14)を、粘着面を外側に向けて吸着して前記下側走行部(47d)まで定間隔毎に搬送する吸着コンベヤ(46)と、
    該吸着コンベヤ(46)のテープ吸着面と対面して走行する搬送部(62b)において搬送中の小袋(16)を、前記吸着コンベヤ(46)で搬送中のテープ(14)に貼り合わせる小袋コンベヤ(60)と、
    前記吸着コンベヤ(46)で下側走行部(47d)まで搬送されて小袋(16)が貼り付いたテープ(14)の始端部を張った状態に引っ張る張設手段(72)とを備え、
    前記小袋(16)が貼り付いたテープ(14)の終端部を容器(10)の天面に貼り付けると共に、前記テープ(14)の始端部を容器(10)の前面から底面に至るまでの所定範囲に貼り付けて、該テープ(14)により小袋(16)を容器(10)に止着するよう構成した
    ことを特徴とする容器への小袋止着装置。
  2. 前記張設手段(72)は、テープ(14)の始端部を、前記容器コンベヤ(20)の容器搬送面より下方まで吸引して引っ張るよう構成され、該引っ張られたテープ(14)に向けて容器(10)が搬送される構成としたことを特徴とする請求項1記載の容器への小袋止着装置。
  3. 容器(10)が搬送されるのに伴い前記張設手段(72)で引っ張っているテープ(14)の始端部を、容器(10)の前面から底面に亘って押さえ付ける押付ローラ(74)を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の容器への小袋止着装置。
  4. 前記吸着コンベヤ(46)は、前記下側走行部(47d)へ移行する転向部(47c)の上流側において前記容器コンベヤ(20)に向けて下降傾斜する貼付走行部(47b)を備え、また前記小袋コンベヤ(60)における搬送部(62b)は、前記貼付走行部(47b)との対向間隔を搬送下流側に向かうにつれて狭くなるよう設定して、前記小袋(16)とテープ(14)との搬送中に小袋(16)とテープ(14)とを相互に接近して貼り合わすよう構成したことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
  5. 前記下側走行部(47d)で容器天面を押さえた状態で容器(10)の搬送を停止することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
  6. 前記容器コンベヤ(20)で搬送される容器(10)の高さに応じて、前記吸着コンベヤ(46)と前記小袋コンベヤ(60)とを、前記容器コンベヤ(20)に対して一体的に高さ調節可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
  7. 前記吸着コンベヤ(46)と前記小袋コンベヤ(60)を、前記容器コンベヤ(20)の搬送路の左右に相対的に移動調節可能に構成したことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
  8. 前記供給源(42)から引き出されて所定長さに切断する際にテープ(14)の終端部を折返して粘着面同士を合わせたタブ付テープ(14)を形成するタブ形成手段(80)を備え、
    前記タブ付テープ(14)を、前記吸着コンベヤ(46)により小袋(16)との貼り合わせ位置に搬送するよう構成したことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
  9. 前記小袋コンベヤ(60)は、搬送コンベヤ(61)と、該搬送コンベヤ(61)の下流に接続されて前記吸着コンベヤ(46)で搬送中のテープ(14)に、吸着コンベヤ(46)と同速で搬送しながら小袋(16)を押し付ける搬送部(62b)とを備えていることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の容器への小袋止着装置。
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