JP2009039018A - 海苔連接装置及び海苔の連接方法 - Google Patents

海苔連接装置及び海苔の連接方法 Download PDF

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Abstract

【課題】矩形海苔を接続して帯状海苔を製造することの製造速度を高める。
【解決手段】1枚ずつ水平方向に搬送される矩形海苔Sの下流端を順次ストッパ5に当てて位置決めし、該位置決めの前或いは後で、該矩形海苔の上流端部を湿らせ、該矩形海苔の下流端部を下方へ押下げて、ストッパ5の下縁より低い位置で待機している帯状海苔SLの上流端部へ押し重ねることによって帯状海苔SLに矩形海苔Sを継ぎ足し、次に矩形海苔Sの搬送方向の全長から接続代を減じた長さだけ帯状海苔SLを搬送し、前記したストッパ5によって矩形海苔Sが位置決めされる毎に前記同様の工程を繰り返して矩形海苔Sを順次継ぎ足す。
【選択図】図1

Description

本発明は、矩形のシート状海苔を自動的に高能率で帯状に接続できる連接装置及び海苔の連接方法を明らかにするものである。
巻きずしを大量生産する場合、長尺の帯状海苔をコンベアにて移動させながら、該海苔の上に米飯及び具を載せ、海苔の移行路を挟んで対向配備した巻きローラによって米飯を内側に、海苔を外側にして連続的に巻き、これを単位長さに順次切断する方法が採用されている。
出願人は以前に、多数枚の矩形海苔を連接して上記の長尺帯状海苔を得ることのできる海苔の連接装置(特許文献1)を提案した。
該海苔の連接装置は、海苔の搬送装置を上流側と下流側に分け、送り速度を上流側は速く、下流側は遅くして、送り速度差によって、搬送装置上で搬送中の下流側の海苔と上流側の海苔が接続代分だけ重なる様にし、該海苔の重なり部を挟圧して接続する。矩形海苔には接続代に湿らせ液を塗布して湿らせておくことにより、海苔自体に接着性を付与している。
上記海苔の連接装置は、海苔を停止させることなく、走行中の海苔の端部どうしを接続するから、軽くて搬送姿勢の安定し難い海苔の端部どうしを、予定位置にて、予定した接続代幅で重ねることに安定性を欠いて、矩形海苔が水平面内で傾いたまま接続される等のトラブルをしばしば招いている。
海苔の搬送速度を速めるほど、上記トラブルは多発するので、1分間に約60枚の定型海苔を接続できるに留まった。
又、上記の様に海苔の接合代幅が安定しないので、安全を見込んで接合代幅を2cm程度としている。これは海苔の接続強度の必要最少限と考えられる約1cmの接合代幅の倍もあり、このため、多数枚の矩形海苔を接続したときのロスは多大であって、損失は大きい。
又、走行中の隣り合う海苔の接続代を重ねて挟圧するには、海苔の搬送速度に対応する速度で回転する押圧ローラと受けローラを用いているが、押圧ローラは、海苔の重なり部が受けローラを通過するタイミングに合わせて下降し、受けローラと共同して海苔の重なり部を挟圧せねばならない。この場合、押圧ローラを受けローラと同調して回転させ、且つ押圧ローラを昇降させるメカニズムは複雑となり、装置製造のコスト高を招来する。
本発明は、帯状海苔に矩形海苔を順に接続するに際して、順次供給される矩形海苔を順にストッパに当てて、待機位置の帯状海苔に対して位置決めし、両海苔の端部の接続代を重ねて挟圧することにより、接続代の重なりにズレを生じることなく、安定して海苔の接続ができ、しかも特許文献1の装置よりも高能率に海苔の接続ができる連接装置及び連接方法を明らかにするものである。
請求項1の海苔連接装置は、帯状海苔SLに矩形海苔Sを順次連接する連接装置であって、矩形海苔Sを1枚ずつ搬送する矩形海苔搬送装置(2)と、該矩形海苔搬送装置の下流側に配備された海苔接続装置(3)と、該海苔接続装置の下流側に配備され矩形海苔Sの搬送方向の全長から帯状海苔SLに対する接続代Sbを減じた長さだけ帯状海苔SLを搬送する帯状海苔搬送装置(8)とによって構成され、
海苔接続装置(3)は、矩形海苔Sの上流側接続代Sa、下流側接続代Sb、帯状海苔SLの上流端接続代SLaの少なくとも何れか1つの接続代を湿らせる湿らせ手段(4)と、
矩形海苔搬送装置(2)上の最下流の矩形海苔Sの下流端を当てて該矩形海苔を接続位置に位置決めするストッパ(5)と、該ストツパに当たって位置決めされる矩形海苔Sの下流側接続代Sbと、
該下流側接続代Sbと重なり可能に待機している帯状海苔SLの上流端接続代SLaとを重なり状態で挟圧する挟圧手段(6)とによって構成されている。
請求項2は請求項1に記載の海苔連接装置において、矩形海苔搬送装置(2)の下流側に、ストッパ(5)に当たる直前の矩形海苔Sを検出する検出器(7)が配備され、該検出器の検出信号を受けて、湿らせ手段(4)へ湿らし指令、挟圧手段(6)へ挟圧動作指令、帯状海苔搬送装置(8)へ搬送動作指令が、必要な時間のズレを生じる様に制御して発せられる。
請求項3は請求項1又は2記載の海苔連接装置において、湿らせ手段(4)は、矩形海苔搬送装置(2)の最下流側に位置する矩形海苔Sの上流側接続代Saに水、酒等の湿らせ液を塗布する様に構成され、
挟圧手段(6)は、ストッパ(5)によって位置決めされている矩形海苔Sの下流側接続代Sbの下方にてストッパ(5)の下端より低い位置に設けられ帯状海苔SLの上流端接続代SLaを支える受け台(61)と、該受け台の上方にて昇降する加圧部材(62)とによって構成され、
帯状海苔SLの上流端接続代SLaが受け台(61)上で停止しているタイミングに合わせて加圧部材(62)が下降して、矩形海苔Sの下流側接続代Sbを帯状海苔SLの上流端接続代SLaに重ねて挟圧することにより帯状海苔SLに矩形海苔Sを継ぎ足す。
請求項4は請求項1乃至3の何れかに記載の海苔連接装置において、湿らせ手段(4)は、湿らせ液をノズル(41)から噴霧して塗布するものである。
請求項5の海苔の連接方法は、1枚ずつ水平方向に搬送される矩形海苔Sの下流端を順次ストッパ(5)に当てて位置決めし、該位置決めの前或いは後で、該矩形海苔Sの上流側接続代Saを湿らせ、該矩形海苔Sの下流側接続代Sbと、ストッパ(5)の下縁より低い位置で待機している帯状海苔SLの上流端接続代SLaを重ねて挟圧することにより、帯状海苔SLに矩形海苔Sを接着して継ぎ足し、次に矩形海苔Sの搬送方向の全長から矩形海苔Sの下流側接続代Sbの幅長さを減じた長さだけ帯状海苔SLを下流側に搬送し、前記したストッパ(5)によって矩形海苔Sが位置決めされる毎に前記同様の工程を繰り返して矩形海苔Sを順次継ぎ足す。
請求項1の海苔連接装置は、矩形海苔搬送装置(2)によって搬送される矩形海苔Sは、矩形海苔搬送装置(2)の下流端にて、順次ストッパ(5)に当てて位置決めされる。
位置決めされた矩形海苔Sの下流側接続代Sbに対応して、帯状海苔SLの上流側接続代SLaが待機しており、挟圧手段(6)によって両者の接続代SLa、Sbを重ねて挟圧する。海苔の接続代は湿らせ手段(4)によって挟圧前に湿めらされて接着性が付与されているから、挟圧によって帯状海苔SLに矩形海苔Sが接着される。
挟圧手段(6)の挟圧が開放されて、次に帯状海苔搬送装置(8)が作動すると帯状海苔SLは下流側へ搬送される。直前に接続された矩形海苔Sも一緒に引っ張られて下流側へ移動する。帯状海苔SLに対する一回の搬送動作によって、帯状海苔SLは、矩形海苔Sの搬送方向の全長から帯状海苔SLに対する接続代Sbを減じた長さだけ搬送される。
これによって、帯状海苔SLは矩形海苔Sが接続されてから間欠送りされて停止する毎に、その上流側接続代SLaは、矩形海苔Sの下流側接続代Sbに対応した位置に揃う。従って、矩形海苔Sの下流側接続代Sbと、帯状海苔SLの上流端接続代SLaの重なり幅は一定する。このため、海苔の接続代の幅長さを接続強度を考慮した必要最小幅と考えられる1cm程度とすることができ、前記特許文献1の連接装置で実施する場合の接続代幅の2cmに較べて半分で済み、ロスを大幅に少なくでき、経済効果は大きい。
矩形海苔Sと帯状海苔SLを接続する際に、一旦両者の搬送を停止させると、海苔の連接作業性は、前記特許文献1の様に両者を搬送移動させながら接続する場合に較べて、劣る様に思われ勝ちである。
ところが、特許文献1では、前記した理由で海苔の搬送速度を上げることができないが、本願の場合、搬送装置が停止している時間のロス以上に、搬送速度を上げることができ、1分間当たり90枚の矩形海苔Sを連接することができた。
請求項2の海苔連接装置は、接続される直前の矩形海苔Sを検出してから、海苔の接続代への湿らし指令、矩形海苔Sと帯状海苔SLへの挟圧動作指令、帯状海苔SLに対する搬送指令が、必要な時間のズレを生じる様に制御して発せられ、該矩形海苔Sは、ストッパ(5)によって接続位置に位置決めされるから、矩形海苔Sを搬送する矩形海苔搬送装置(2)の搬送精度を高くする必要はない。従って矩形海苔搬送装置(2)は簡単な構成の、送り精度の低い装置で済ませることができ、製造コストを下げることができる。
請求項3の海苔連接装置では、海苔接続装置(3)の挟圧手段(6)は、ストッパ(5)によって位置決めされている矩形海苔Sの下流側接続代Sbの下方にて、ストッパ(5)の下端より低い位置に設けられ帯状海苔SLの上流側接続代SLaを支える受け台(61)と、該受け台(61)の上方にて昇降する加圧部材(62)とによって構成されているから、帯状海苔SLに矩形海苔Sが接続されたとき、両者の接続部の高さは、ストッパ(5)の下端より低くなる。このため、帯状海苔SLを下流側に搬送する際には、接続されたばかりの矩形海苔Sはストッパ(5)に引っ掛かることなく、帯状海苔SLに引っ張られてスムーズに下流側に移動できる。
請求項4の海苔連接装置では、湿らせ手段(4)は、矩形海苔搬送装置(2)の最下流端に位置する矩形海苔Sの上流側接続代Saを湿らせ、矩形海苔Sの下流側接続代Sbは湿らせない。
矩形海苔Sの下流端は、ストッパ(5)に当たって矩形海苔Sを位置決めする重要な役割がある。この矩形海苔Sの下流側接続代Sbをストッパ(5)に当たる前に湿らせておけば、該下流側接続代Sbが柔らかくなって、ストッパ(5)に当たったときの位置決め精度が低下する虞れがある。請求項4の場合、その虞れがない。
湿らせ手段(4)は、矩形海苔Sの上流側接続代Saに水、酒等の湿らせ液を塗布できればよいから、湿らせ手段(4)を該上流側接続代Saの上方に、即ち、下流側接続代Sbの真上位置にある挟圧手段(6)の加圧部材(62)の邪魔にならない位置に配備できる。
又、湿らせ手段(4)を矩形海苔搬送装置(2)の上方に配置すれば、湿らせ手段(4)のメンテナンスも容易となる。
請求項4の海苔の接続装置では、湿らせ手段(4)は、湿らせ液をノズル(41)から噴霧して塗布するものであるから、ノズルの選択や噴射圧の選択によって、容易に海苔の接続代の湿らし加減を調整できる。又、瞬間的に湿らせ液を噴射できるので、海苔が移動中であっても、湿らせ液の噴射は可能であり、海苔の接続代を湿らせるための時間を考慮する必要はない。
請求項5の海苔の接続方法の効果は、請求項1の効果で説明済みである。
図1は海苔の連接装置の概略を示している。
上から見ると横長長方形のフレーム(1)の一端側から他端側へ、矩形海苔搬送装置(2)が配備され、フレーム(1)の他端側に帯状海苔搬送装置(8)が配備され、矩形海苔搬送装置(2)と帯状海苔搬送装置(8)との間に海苔接続装置(3)が設けられている。
フレーム(1)は脚(11)を具えている。
以下の説明で、上流側とは矩形海苔搬送装置(2)側であり、下流側とは帯状海苔搬送装置(8)側である。
図5に示す如く、矩形海苔搬送装置(2)によって搬送される矩形海苔Sは、長さ21cm×幅長さ19cmの定型大きさであり、実施例の場合、長さ方向を搬送方向に揃えて搬送される。
帯状海苔搬送装置(8)によって搬送される帯状海苔SLは、矩形海苔Sを継ぎ足して形成される。
矩形海苔Sの長さ方向の両端部が、幅方向の全長に亘って接続代Sa、Sbとなる。
実施例では接続代Sa、Sbの幅長さは約1cmに設定している。
図1に示す如く、矩形海苔搬送装置(2)はフレーム(1)内に多数の受けローラ(20)(20)を密なるピッチで並べて配置し、各受けローラを強制回転させて海苔を下流側へ搬送するものである。
矩形海苔搬送装置(2)は上流側の前半部(21)と、下流側の後半部(22)とからなり、前半部(21)の搬送速度は、後半部より搬送速度が少し遅い。
矩形海苔搬送装置(2)には、前半部(21)の上流端から後半部(22)の下流端に掛けて、受けローラ(20)に接近して細軸状のガイド部材(23)(23)が平行に設けられている。
ガイド部材(23)(23)は、受けローラ(20)上の矩形海苔Sのめくり上がりを防止して矩形海苔Sを水平案内するものであり、矩形海苔Sを受けローラ(20)に押しつけるものではない。
上記多数個の受けローラ(20)によって形成された矩形海苔Sの搬送路の両側に、矩形海苔Sを真直ぐに案内するガイド壁(図示せず)が設けられている。
矩形海苔搬送装置(2)の最下流端の受けローラ(20a)に接近して、該受けローラ(20a)の下流側に案内台(24)が配備される。
海苔接続装置(3)は、案内台(24)に接近して案内台(24)の下流側に配備された矩形海苔Sのストッパ(5)と、案内台(24)とストッパ(5)との間に配備され矩形海苔Sの下流側接続代Sbと帯状海苔SLの上流端接続代SLaを重ねて挟圧する挟圧手段(6)と、矩形海苔搬送装置(2)上の矩形海苔Sの上流側接続代Saを湿らせる湿らせ手段(4)と、該矩形海苔Sの下流端が案内台(24)を通過したことを検出する検出器(7)とによって構成される。
ストッパ(5)は、矩形海苔Sの幅長さよりも少し長い横長のバー状に形成され、海苔の移行路を塞ぐ様にして海苔の搬送路に直交して固定配備される。
ストッパ(5)の下端高さ位置は、前記案内台(24)よりも少し低い。実施例では約0.5mm低い。
挟圧手段(6)は、受け台(61)と、該受け台(61)の上方位置にて昇降可能にされた加圧部材(62)と、該加圧部材(62)に連繋された加圧駆動装置(63)とによって構成される。
受け台(61)は、ストッパ(5)に当たって搬送方向への移動が阻止されている矩形海苔Sの下流側接続代Sbの真下に位置している。
受け台(61)と加圧部材(62)は、夫々矩形海苔Sの幅長さよりも少し長い横長のバー状に形成され、海苔の移行路と直交して位置している。
受け台(61)の上面は、矩形海苔Sの下流側接続代Sbがはみ出ることなく載せることのできる広さがあり、該上面の高さ位置は、前記ストッパ(5)の下端高さより少し低い。実施例では約2.5mm低い。
加圧部材(62)の下面(押圧面)の幅長さは矩形海苔Sの下流側接続代Sbの幅長さに一致している。加圧部材(62)は前記ストッパ(5)の上流側背面(51)に摺接して昇降する。
加圧部材(62)は加圧駆動装置(63)であるエアーシリンダ等の昇降駆動装置(64)に連繋されている。
実施例では、受け台(61)と加圧部材(62)の何れか一方或いは両方にヒータ(図示せず)が内蔵されて、海苔を挟圧しつつ加熱できる。
湿らせ手段(4)は、水、酒等の湿らし液を、矩形海苔搬送装置(2)の下流端の矩形海苔Sの上流側接続代Saに塗布とするものである。
実施例の湿らせ手段(4)は、1又は複数のスプレーノズル(41)によって湿らし液を瞬間的に噴霧して塗布するものである。
スプレーノズル(41)は、噴射領域が帯状となるものであって、実施例では2基のスプレーノズル(41)(41)を矩形海苔Sの幅方向に沿って並べると矩形海苔Sの上流側接続代Saの全領域をカバーできる。
スプレーノズル(41)には噴射駆動装置(図示せず)が連繋されている。
検出器(7)は、矩形海苔搬送装置(2)上の矩形海苔Sの下流端が案内台(24)を通過したことを検出する。実施例では矩形海苔Sの下流端がストッパ(5)に当たる5cm手前で検出器(7)が矩形海苔Sを検出する。
検出器(7)の検出信号を受けて、湿らせ手段(4)へ湿らし指令と、挟圧手段(6)へ挟圧動作指令と、後記する帯状海苔搬送装置(8)へ搬送動作指令が、必要な時間のズレを生じる様にタイマー制御して発せられる。
帯状海苔搬送装置(8)は、矩形海苔搬送装置(2)と同様にしてフレーム(1)内に受けローラ(80)を密なるピッチに配備し、上流側の1又は複数の受けローラ(80a)(80)に対向して上方に押えローラ(81)(81)をバネ等で下向き付勢し、全受けローラ(80a)(80)と押えローラ(81)(81)を強制回転させて、帯状海苔SLを下流側に搬送する。
受けローラ(80)の高さ位置、即ち、帯状海苔搬送装置(8)の搬送路の高さは、前記ストッパ(5)の下端高さと同程度であり、前記矩形海苔搬送装置(2)の搬送路高さよりも少し低い。
帯状海苔搬送装置(8)は、最上流端の受けローラ(80a)と前記ストッパ(5)との間に、繋がれた海苔を該受けローラ(80a)へ案内する案内台(82)が配備されている。
受けローラ(80)と押えローラ(81)はサーボモータ等の制御モータによって回転駆動され、高精度に送り長さを制御できる。
帯状海苔搬送装置(8)の1回の送り動作によって、矩形海苔Sの搬送方向の全長から下流側接続代Sbの幅長さを減じた長さ、実施例では20cm送ることができる。
尚、帯状海苔搬送装置(8)の下流側には巻取りドラム(図示せず)が配備され、帯状海苔SLは、矩形海苔Sが接続されて長さが延びた分は該ドラムに巻き取られる。
然して、帯状海苔搬送装置(8)上の帯状海苔SLの上流端を挟圧手段(6)の受け台(61)に載せて待機させておく。
帯状海苔SLは、矩形海苔Sを繋ぎ合わせたものであり、帯状海苔SLの上流端接続代SLaは、矩形海苔Sを繋ぎ合わせる前の工程でスプレーノズル(41)によって湿らせ液が噴霧されて湿っている。
矩形海苔搬送装置(2)を稼動して、自動供給機或いは手作業によって矩形海苔Sを矩形海苔搬送装置(2)の上流端へ1枚づつ間隔を存して載せる。
矩形海苔Sは下流側へ搬送されるが、前記の如く、矩形海苔搬送装置(2)は上流側の前半部(21)より下流側の後半部(22)の搬送速度が速いから、後記の如く、矩形海苔搬送装置後半部(22)で最下流端の矩形海苔Sがストッパ(5)に当たって短時間停止しても、次の矩形海苔Sが、ストッパ(5)に当たって停止している矩形海苔Sに重なることを防止できる。
又、矩形海苔Sを矩形海苔搬送装置(2)へ投入する間隔にばらつきが生じても、又、海苔が受けローラ(20)上を多少スリップしても、矩形海苔搬送装置後半部(22)で矩形海苔Sが重なることを防止できる。
矩形海苔Sの下流端が案内台(24)を通過したことを検出すると、湿らせ手段(4)に湿らせ指令が発せられ、該矩形海苔Sの上流側接続代Saにスプレーノズル(41)から瞬間的に湿らせ液が噴射される。
矩形海苔Sがストッパ(5)に当たってから、湿らせ手段へ湿らせ指令を発すると、時間的ロスが生じるが、実施例の場合、矩形海苔Sがストッパ(5)に当たる前に湿らせ指令を発するから、時間的ロスはない。
実施例の場合、矩形海苔Sがストッパ(5)に当たるのと、湿らせ液の噴射はぼ同時である。
尚、ストッパ(5)に矩形海苔Sが当たってから、湿らせ手段へ湿らせ指令を発することができるのは勿論である。
矩形海苔Sがストッパ(5)に当たって下流側への移行が阻止されてから、一瞬遅れて、加圧部材(62)が下降して矩形海苔Sの下流側接続代Sbを押し下げて待機する帯状海苔SLの上流側接続代SLaに重ねて、受け台(61)との間で挟圧する。
前記の如く、帯状海苔SLの上流側接続代SLaは湿って接着性を有しているから、上記挟圧によって、矩形海苔Sの下流側接続代Sbと帯状海苔SLの上流側接続代SLaとが接着される。実施例では、挟圧手段(6)は挟圧しつつ加熱するから接着が短時間でより強固となる。
実施例の場合、挟圧してる時間は約0.2秒である。
矩形海苔Sが搬送路両側のガイド壁との僅かな余裕の範囲で水平面内で傾いて搬送されていても、矩形海苔Sは上下からの挟圧状態で搬送されているのではないから、ストッパ(5)に当たった瞬間に、矩形海苔Sの下流端がストッパ(5)の当たり面に沿って傾きが矯正される。このため、矩形海苔Sが水平面内で傾いたまま帯状海苔SLに接着されることを防止できる。
加圧部材(62)が上昇して挟圧が開放されるのに瞬間遅れて、帯状海苔搬送装置(8)が1回分の搬送を行なう。
帯状海苔搬送装置(8)は1回分の搬送で、矩形海苔Sの全長から該矩形海苔の下流側接続代Sbの幅長さを減じた長さ送ることができるから、接続されたばかりの矩形海苔は、帯状海苔SLに引っ付いたままストッパ(5)の下方を通って下流側へ引っ張られる。該矩形海苔Sの上流側接続代Saが、帯状海苔SLの上流側接続代SLaとして挟圧手段(6)の受け台(61)の上で停止して待機する。
検出器(7)が矩形海苔Sを検出する毎に上記動作を繰り返して、矩形海苔Sを順に継ぎ足すのである。
実施例の連接装置によって、1分間当たり90枚の矩形海苔Sを接続できた。 特許文献1の連接装置では、1分間当たり60枚であったから、能力は1.5倍となった。
又、実施例では、矩形海苔Sの帯状海苔SLに対する接続代の幅長さは1cmで済み、これは特許文献1の連接装置で実施した場合の接続代の幅長さ2cmに較べて半分で済む。例えば100枚の矩形海苔Sを連接した場合の帯状海苔の長さは、本願では約20m、特許文献1の装置では約19mとなり、本願の方が約1m長い。これは矩形海苔Sの約5枚分に相当し、経済効果は大である。
図4は、連接装置の他の実施例の要部を示しており、矩形海苔Sの搬送路は帯状海苔SLの搬送路より低くなっている。
挟圧手段(6)は、矩形海苔Sの移行路より高い位置に受け台(61)が配備され、加圧部材(62)は、受け台(61)の下方に配備されている。
ストッパ(5)は、矩形海苔Sの搬送路を横切って配備され、ストッパ(5)の上面高さは、受け台(61)の下面高さより少し低い。
矩形海苔Sの上流側接続代Saに対して下方から湿らせ液がスプレーノズル等で塗布される。
ストッパ(5)に当たって下流側への移動が阻止された矩形海苔Sに対して、加圧部材(62)が上昇して待機している帯状海苔SLの上流側接続代SLaに矩形海苔Sの下流側接続代Sbを重ねて挟圧し、矩形海苔帯状海苔SLに矩形海苔Sを接続するのである。
上記説明は、本発明を説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
例えば、矩形海苔Sの上流側接続代Saを湿らせることに限定はされず、矩形海苔Sの下流側接続代Sbを湿らせてもよい。又、矩形海苔Sではなく、帯状海苔SLの上流端接続代SLaを湿らせててもよい。要は、矩形海苔Sの上流側接続代Sa、下流側接続代Sb、帯状海苔SLの上流端接続代SLaの少なくとも何れか1つの接続代を湿らせておけばよい。
海苔連接装置の断面図である。 海苔連接装置の要部斜視図である。 海苔連接装置の要部正面図である。 他の海苔連接装置の要部斜面図である。 矩形海苔の正面図である。
符号の説明
1 フレーム
2 矩形海苔搬送装置
3 海苔接続装置
4 湿らせ手段
5 ストッパ
6 挟圧手段
7 検出器
8 帯状海苔搬送装置

Claims (5)

  1. 帯状海苔SLに矩形海苔Sを順次連接する連接装置であって、矩形海苔Sを1枚ずつ搬送する矩形海苔搬送装置(2)と、該矩形海苔搬送装置の下流側に配備された海苔接続装置(3)と、該海苔接続装置の下流側に配備され矩形海苔Sの搬送方向の全長から帯状海苔SLに対する接続代Sbを減じた長さだけ帯状海苔SLを搬送する帯状海苔搬送装置(8)とによって構成され、
    海苔接続装置(3)は、矩形海苔Sの上流側接続代Sa、下流側接続代Sb、帯状海苔SLの上流端接続代SLaの少なくとも何れか1つの接続代を湿らせる湿らせ手段(4)と、
    矩形海苔搬送装置(2)上の最下流の矩形海苔Sの下流端を当てて該矩形海苔を接続位置に位置決めするストッパ(5)と、該ストツパに当たって位置決めされる矩形海苔Sの下流側接続代Sbと、
    該下流側接続代Sbと重なり可能に待機している帯状海苔SLの上流端接続代SLaとを重なり状態で挟圧する挟圧手段(6)とによって構成されている、海苔連接装置。
  2. 矩形海苔搬送装置(2)の下流側に、ストッパ(5)に当たる直前の矩形海苔Sを検出する検出器(7)が配備され、該検出器の検出信号を受けて、湿らせ手段(4)へ湿らし指令、挟圧手段(6)へ挟圧動作指令、帯状海苔搬送装置(8)へ搬送動作指令が、必要な時間のズレを生じる様に制御して発せられる、請求項1に記載の海苔連接装置。
  3. 湿らせ手段(4)は、矩形海苔搬送装置(2)の最下流側に位置する矩形海苔Sの上流側接続代Saに水、酒等の湿らせ液を塗布する様に構成され、
    挟圧手段(6)は、ストッパ(5)によって位置決めされている矩形海苔Sの下流側接続代Sbの下方にてストッパ(5)の下端より低い位置に設けられ帯状海苔SLの上流端接続代SLaを支える受け台(61)と、該受け台の上方にて昇降する加圧部材(62)とによって構成され、
    帯状海苔SLの上流端接続代SLaが受け台(61)上で停止しているタイミングに合わせて加圧部材(62)が下降して、矩形海苔Sの下流側接続代Sbを帯状海苔SLの上流端接続代SLaに重ねて挟圧することにより帯状海苔SLに矩形海苔Sを継ぎ足す、請求項1又は2記載の海苔連接装置。
  4. 湿らせ手段(4)は、湿らせ液をノズル(41)から噴霧して塗布するものである、請求項1乃至3の何れかに記載の海苔連接装置。
  5. 1枚ずつ水平方向に搬送される矩形海苔Sの下流端を順次ストッパ(5)に当てて位置決めし、該位置決めの前或いは後で、該矩形海苔Sの上流側接続代Saを湿らせ、該矩形海苔Sの下流側接続代Sbと、ストッパ(5)の下縁より低い位置で待機している帯状海苔SLの上流端接続代SLaを重ねて挟圧することにより、帯状海苔SLに矩形海苔Sを接着して継ぎ足し、次に矩形海苔Sの搬送方向の全長から矩形海苔Sの下流側接続代Sbの幅長さを減じた長さだけ帯状海苔SLを下流側に搬送し、前記したストッパ(5)によって矩形海苔Sが位置決めされる毎に前記同様の工程を繰り返して矩形海苔Sを順次継ぎ足す、海苔の連接方法。
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