JPS6039618B2 - ロ−ル巻仕舞端接着装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は巻かれたシート状材料のロールの巻仕舞端を
ロールに接着するための装置に関し、そのシート状材料
を巻回して形成したロールをそれの縦軸のまわりにその
ロールを巻き取る方向に回転させる回転手段とロールの
巻仕舞端をロールから吹き離すための吹付手段と支え上
のにかわ塗布に適した位置に巻仕舞端が到来したときに
ロールの駆動を停止させる信号を発生するセンサとを包
含するロール巻仕舞端接着装置に関する。

公知のロール巻仕舞端接着装置においてセンサがロール
の巻仕舞端の存在を検出すると直ちにロールの回転を停
止させる。

しかし、この公知装置では、ロール巻仕舞端上にその端
縁から所定距離の所でにかわが塗布されるかどうか確か
でないという欠点を伴なう。すなわち、ロール巻仕舞端
をロールへ接着すると、にかわのつかない多少の長さの
部分がにかわ継目を越えてぶらぶらの状態になって延び
る恐れがある。この発明の目的は、前記の欠点を避ける
ことができかつにかわがロール巻仕舞端の端緑から同一
距離で常に塗布されるロール巻仕舞端接着装置を提供す
ることにある。

以上の目的を達成するために、この発明に基づくロール
巻仕舞端接着装置は、ロールをその軸のまわりに巻き取
り方向に回転させる回転手段と、該ロール巻仕舞端を該
ロールから吹き離す方向に吹く吹付手段と；該〇ールの
巻き取り方向の上手に設けられ該ロール巻仕舞通過時に
通過信号を発生する第１センサと；該ロールの巻き取り
方向の、該第１センサよりも上手にあり該通過信号を受
けると共に該ロール巻仕舞端に覆われた時に作動準備状
態になり該ロール巻仕舞端通過時に所定時間談回転手段
の回転を停止させる回転停止信号を発生する第２センサ
と、該回転停止信号により該所定時間内に該ロール巻仕
舞端を横方向に走行するにかわ付手段とを具備して成る
。このような構成によって、ロール巻仕舞端の端緑から
所望距離でにかわが確実に塗布され、その距離はすべて
の。

ールに対して自由緑部がほとんどない同一になることが
保証されるという効果がある。以下、この発明を図面を
参照して、実施例に基ついて説明する。

第１図を参照すると、図示のロール巻仕舞端接着装置は
送りテ−ブル２を有するフレーム１を含む。

ロールを巻き取り方向に回転する手段は次のように構成
される。第１のローラ３がフレーム１内で回転可能に支
承されかつチェーンまたはベルト伝動装置５を介して電
動機４により駆動される。第２のローラ６が第１のロー
う３の近傍に平行に配置され、それの両端は２つのアー
ム７で支持されている。

アーム７は、これに連結された設定用シリンダ９により
フレーム内で支承された軸８のまわりに回転させる。ロ
ーラ６は電動機４により、軸８のまわりに回転可転な滑
車またはスプロケットを含むチェーンまたはベルト伝動
装置１０と軸８とローラ６の間に延びるチェ−ンまたは
ベルト伝動装置１１を介して駆動される。ローラ３のロ
ーラ６と反対側に送出しテーフル１２が配置され、その
下に、ローラ３から短距離の所に光電池を含むようなセ
ンサー３が置かれている。

送りテーブル２の下で吹付手段である空気供給管１４が
ローラ６に平行に延び、第１図に示すような右へ傾いた
方向上方に圧縮空気を吹出す吹出しノズルを備えている
。

にかわ付器１５がささえ１６により台車１７に固定され
ており、この台車１７はその側面で自由に回転可能なロ
ーラー８ないし２１（以後ランナと呼ぶことにする）を
支持するみぞ形はりになっている。

第２図を参照して、台車の１つの側面にそれぞれ配置さ
れたランナー８，１９の中心線及び２０，２１の中心線
はそれぞれ９０ｏの角度をなし、ランナ１８，１９；２
０，２１‘まそれそれロ−フ３とげこ平行に延びるはり
２２と‐２３により支えられている。

台車１７が鉛直方向と、はり２２と２３の横方向に変位
しないように固定されている反面、台車１７が容易には
り２２および２３に沿って走行するように、はり２２と
２３は装置のフレームに固定されている。台車１７をに
かわ付器１５とともに前進させるために、はり２２と２
３に平行に延びるたわみやすい材料のホース２４が設置
されている。

ホース２４の端は閉じられてフレーム１に固定されてお
り、圧縮空気をホース２４の各端に近いそれぞれの入口
によりホース２４の内側に供給する。台車１７内に配置
された２つの駆動ローラ２５と２６の間をホース２４が
通され、はり２２と２３の縦方向と直角に延びる水平長
手方向軸線のまわり‘こ自由に回転するようになってい
て、ホース２４がローラ２５と２６の間に挟まれるよう
な距離だけ間隔を置いて配設されている。ホース２４の
一端に圧縮空気が供給されると、圧縮空気の作用でのホ
ース２４が膨張して前記端から遠ざかる方向に台車１７
が動かされる。・ホース２４の池端への空気を供給する
と、台車１７は逆へ動かされる。このようにして台車１
７の簡単有効な配置と駆動方法が得られると共に、にか
わ噴霧器１５を支持する台車１７はローラ３と６に平行
な方向に急速に往復運動させられる。台車１７の運動は
リミットスイッチ２８により制御する。

すなわち、台車１７がその軌道の端に達する短時間前に
台車１７が進行している側のホース２４の端の圧力をこ
のリミットスイッチ２８が僅かに上昇させ、台車１７に
制動をかける。第１図に示すように、フオトセルを含む
ようなセンサ２９または類似のセンサがローラ３の上方
に大略垂直に配置されている。上記の装置は次のように
動作する。

たとえば、紙ロール３０が巻取機または類似の機械から
運搬装置（図示されていない）によって上述の装置へ送
られ、次に送りテーブル２を通ってローラ３と６に送ら
れ紙ロール３０が第１図に略図で示す位置を占める。続
いて紙ロール３０は回転が紙の巻取り方向に行なわれる
ように、ローラ３と６により矢Ａの方向に回転される。
与えられた瞬間に紙ロール３０のゆるみ端（ロール巻仕
舞端）３０が導管１４からの空気ジェットにより吹かれ
て紙。

ール３０の時計方向に回されロール巻仕舞端３１は、は
じめ、センサ２９を通り、テーブル１２に達し、それか
らセンサ１３を覆う。にかわ付器１５はこの段階で装置
の１つの側端近くに位置しているので紙ロール３０のロ
ール巻仕舞様３１のこの運動はにかわ付器１５によって
妨げられることがない。ロール巻仕舞端３１がセンサ（
第１センサ）２９を過ぎ去る瞬間に、センサ２９は紙ロ
ール３０の巻仕舞端３１がテーブル１２上にきてセンサ
１３をおおった瞬間にこのセンサ１３が作動準備状態に
なるように、必要な場合所定の遅延時間を層いて、信号
（通過信号）をセンサ（第２センサ〉１３に伝える。

ロール３０の矢Ａ方向の連続回転によりテーブル１２上
に横たわるロール巻仕舞端３１は再びロール３川こ巻取
られ、ついには、ロール巻仕舞端３１の端緑が作動して
いるセンサ１３から外れる。この瞬間にセンサー３がロ
ーラ３と６の駆動を停止する信号（回転停止信号）を発
するので、ロール巻仕舞端３１はその端緑が、センサ１
３を通過した後、さらにロール３川こ巻付けられなくな
る。ローラ３と６が停止すると、にかわ付器１５を支持
する台車１７が自動的に紙ロール３０の軸方向に駆動さ
れるので、これと同時に同機に作動させられたにかわ付
器１５がにかわを紙ロール巻仕舞端３１に塗布する。台
車１７が装置の他の側に達した後、ローラ３と６の駆動
が再び作動させられて紙ロール３０、ロール巻仕舞端３
１を巻き取りロール３川こ接着する。続いて、設定用シ
リンダ９によって、アーム７が軸のまわりに時計方向に
まわされ、紙ロール３川ま送り出しテーブル１２へ動か
され、これを経由して運び出される。次に、アーム７は
第１図に示す位置にもどされ、新たな紙ロール３０が供
給され以上の作業がくりかえされる。

以上より明らかなように本発明のロール端接着装置はに
かわ継目が紙ロールの端縁から所定の距離所で確実に必
ず塗布される。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に基づくロール端接着装置の実施例の
概略正面図、第２図は第１図の装置の台車の拡大正面図
である。 １……フレーム、２……送りテーフル、３……第１ロー
ラ、６・・・・・・第２ローラ、９…・・・設定用シリ
ンダ、１２……送り出しテーフル、１３……センサ、１
４・・・・・・空気供給導管、１５・・・・・・噴霧器
、１６・・・・・・支持部村、１７・・・・・・台車、
１８，１９・・・…ランナ、２０，２１……ランナ、２
２，２３…・・・はり、２４・…・・ホース、２５，２
６・・・・・・駆動ローラ、２９・・・・・・センサ、
３０・・・・・・シート状材料のロール、３１・・・・
・・ロールの自由端。 ＦＩＧ，ＩＦＩＧ，２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ロールをその軸のまわりに巻き取り方向に回転させ
   る回転手段と；該ロール巻仕舞端を該ロールから吹き離
   す方向に吹く吹付手段と；該ロールの巻き取り方向の上
   手に設けられ該ロール巻仕舞端通過時に通過信号を発生
   する第１センサと；該ロールの巻き取り方向の、該第１
   センサよりも上手にあり、該通過信号を受けると共に該
   ロール巻仕舞端に覆われた時に作動準備状態になり該ロ
   ール巻仕舞端通過時に所定時間該回転手段の回転を停止
   させる回転停止信号を発生する第２センサと；該回転停
   止信号により該所定時間内に該ロール巻仕舞端を横方向
   に走行するにかわ付手段とを具備することを特徴とする
   ロール巻仕舞端接着装置。 ２ 前記第１センサは、前記回転手段の上方に大略垂直
   に配設されていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のロール巻仕舞端接着装置。 ３ 前記回転手段は、少なくとも一方が自らが回転する
   ２個の並置されたローラから成ることを特徴とする第１
   項又は第２項記載のロール巻仕舞端接着装置。 ４ 前記にかわ付装置は、前記ロールの横方向に移動可
   能の台車に設けられていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項乃至第３項のいずれかの１に記載のロール巻
   仕舞端接着装置。 ５ 前記台車は、前記ロールの軸方向に平行に延びる２
   本のはりと、各はりにつき互いに角度を成して設置され
   かつ該台車の前記横方向の移動を案内する一対ずつのラ
   ンナとを具備することを特徴とする特許請求の範囲第４
   項記載のロール巻仕舞端接着装置。 ６ 前記各はりのランナは、水平に対して実質的に４５
   °を成し前記角度は実質的に９０°になるように配置さ
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第５項記載の
   ロール巻仕舞端接着装置。 ７ 前記台車は、該台車の移動方向に水平に延び両端に
   内部へ圧縮空気を選択的に供給するため圧縮空気供給手
   段を結合したホースと、該ホースを挿み該台車に互いに
   平行に設置された一対のローラとを具備して成ることを
   特徴とする特許請求の範囲第４項乃至第６項のいずれか
   の１に記載のロール巻仕舞端接着装置。