JP2000203526A - 粘着テ―プの貼付け方法およびこれを用いた封緘装置 - Google Patents

粘着テ―プの貼付け方法およびこれを用いた封緘装置

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JP2000203526A
JP2000203526A JP11004111A JP411199A JP2000203526A JP 2000203526 A JP2000203526 A JP 2000203526A JP 11004111 A JP11004111 A JP 11004111A JP 411199 A JP411199 A JP 411199A JP 2000203526 A JP2000203526 A JP 2000203526A
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JP
Japan
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adhesive tape
roller
tape roll
roll
attaching
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JP11004111A
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English (en)
Inventor
Tadaaki Tsukata
忠明 津堅
Norio Mori
則雄 森
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変形しやすい貼付け対象ワークにも、薄くて
延びやすい粘着テープを円滑良好に貼付けることができ
るようにする。 【解決手段】 粘着テープロールRTから導出した粘着
テープTを貼付けローラ25に巻き掛け案内し、この貼
付けローラ25を貼付け対象ワークWの貼付け面に接触
させた状態で、貼付け対象ワークWを走行させることに
よって、貼付け対象ワークWに粘着テープTを連続的に
貼付けてゆく。テープ貼付け時に貼付け対象ワークWと
の相対移動に伴って回転する貼付けローラ25の回転力
を粘着テープロールRTに与えて、粘着テープロールR
Tの外周面を、貼付けローラ25の外周面の周速度と略
同速度で粘着テープ繰り出し方向に回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として、各種
物品を梱包搬送するカートンを粘着テープで封止する際
に利用する粘着テープの貼付け方法とこれを利用した封
緘装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】カートンを封緘する従来装置の一つとし
て、特開平9−207243号公報に開示されたものが
知られている。その粘着テープ貼付け機構の構成、およ
び、テープ貼付け行程が図17および図18に示されて
いる。
【0003】すなわち、粘着テープ貼付け機構は、粘着
テープTを巻回した粘着テープロールRTと貼付けユニ
ット60とを備えている。ユニットフレーム61の前端
部、7端部、および中間部にはそれぞれ支点P1 ,P2
,P3 を中心に上下揺動可能に揺動アーム62,6
3,64が装着されている。前後の揺動アーム62およ
び63の遊端部には、貼付けローラ65および押圧ロー
ラ66がそれぞれ遊転自在に装備されている。中間の揺
動アーム64の遊端部には、刃先を下方に向けたテープ
カッタ67が装着されている。
【0004】前後の揺動アーム62,63が連係リンク
68で連動連結されて、互いに逆向き揺動によって同調
して上下動する。ともに、押圧ローラ66の揺動アーム
63とユニットフレーム61とに亘って張設したバネ6
9によって両揺動アーム62,63のそれぞれが、貼付
け対象ワークとしてのカートンWの搬送経路Aに突入す
るように下向きに揺動付勢されている。また、揺動アー
ム64もユニットフレーム61とに亘って張設したバネ
70によって下方に揺動付勢されている。
【0005】このように構成された粘着テープ貼付け機
構による粘着テープ貼付けは、以下のように行われる。
【0006】(1) 図17に示すように、カートンW
が到達しない待機状態では、貼付けローラ65、押圧ロ
ーラ66、および、テープカッタ67はそれぞれカート
ンWの搬送経路Aに突入した位置にある。このとき粘着
テープロールTRから繰り出された粘着テープTは貼付
けローラ65の前面にその先端部taが保持されてい
る。
【0007】(2) カートンWが貼付けローラ65に
当接すると、粘着テープTの先端部taがカートンWの
前面に貼付けられながら貼付けローラ65がバネ69に
抗して上方に後退する。また、これに伴って貼付けロー
ラ65にリンク連係されている押圧ローラ66も上昇後
退する。
【0008】(3) カートンWがさらに前進すると、
図18(a)に示すように、貼付けローラ65がカート
ンW上に乗り上がって粘着テープTを左右のフラップの
突き合わせ端辺に沿って貼付けてゆく。この際、上昇後
退した押圧ローラ66もカートンWの移動経路上にあ
る。また、カートンWとの当接によって揺動アーム64
がバネに抗して押し上げられてテープカッタ67が粘着
テープTの上方に退避される。
【0009】(4) カートンWがさらに前進して貼付
けローラ65がカートンWの後端から外れても、押圧ロ
ーラ66が未だカートンW上に位置している間は貼付け
ローラ65は上昇位置に保持され、カートンWの後端か
らはみだした粘着テープTは緊張状態にある。ここで、
揺動アーム64の遊端部に備えた当接部材71がカート
ンWの後端から外れると、バネ70によってテープカッ
タ67が下降して、上記のように緊張されている粘着テ
ープTを切断する。
【0010】(5) カートンWがさらに前進すること
で、図18(b)に示すように、下降付勢されている押
圧ローラ66がカートンWの上面から後面に亘って押圧
接触しながら相対移動して、粘着テープTの後端部tb
をカートンWの後面に周り込んで貼付けてゆき、テープ
封緘が完了したカートンWが搬送経路Aの終端から搬出
されてゆく。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来装置
においては改良すべき次のような問題点があった。
【0012】 近年、カートンの封緘においては、資
材のコスト低減のために薄い粘着テープを使用する要望
が高くなっているのであるが、薄い粘着テープは延びや
すく、また、皺がよりやすいために、貼付け時の引っ張
り具合によって皺のついたまま貼付けられたり、切断後
に縮んでしまうことがある。
【0013】 粘着テープの粘着力は温度や湿度など
の条件によって変化するので、粘着テープロールから粘
着テープを剥がしながら繰り出す際のテープ張力が変化
して、安定したテープ繰り出しを行うことが困難とな
り、上記の不具合をもたらしやすくなる。
【0014】 引き出した粘着テープに張力を与えて
粘着テープロールから剥離してゆくので、その際の剥離
音が相当大きいものとなる。
【0015】 図18(a)に示すように、貼付けロ
ーラ65がカートンWの上面に粘着テープTを貼付けて
いる時、粘着テープロールRTからの剥離抵抗に負けて
貼付けローラ65と押圧ローラ66がカートンWの上面
から浮き上がってしまうおそれがあり、これに打ち勝つ
だけの押し付け力を貼付けローラ65および押圧ローラ
66に与えておく必要がある。ここで、粘着テープロー
ルRTから粘着テープTを引き出す際の剥離抵抗は相当
大きいので、これに打ち勝つためには貼付けローラ65
および押圧ローラ66を押圧付勢するバネ69のバネ力
が強く設定されることになる。その結果、薄紙のカート
ンWが使用された場合に、貼付けローラ65や押圧ロー
ラ66の押圧力のためにカートン自体が変形してしまう
ことがある。
【0016】本発明は、このような実情に着目してなさ
たものであって、薄い素材からなるカートンなどの変形
しやすい貼付け対象ワークにも、薄くて延びやすい粘着
テープを円滑良好に貼付けることができる粘着テープ貼
付け方法とこれを用いた封緘装置を提供することを目的
としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために次のような構成をとる。
【0018】請求項1に係る発明の粘着テープ貼付け方
法は、粘着テープロールから導出した粘着テープを貼付
けローラに巻き掛け案内し、この貼付けローラを貼付け
対象ワークの貼付け面に接触させた状態で、貼付け対象
ワークを走行させることによって、貼付け対象ワークに
粘着テープを連続的に貼付けてゆく方法において、粘着
テープ貼付け時に前記貼付け対象ワークとの相対移動に
伴って回転する前記貼付けローラの回転力を前記粘着テ
ープロールに与えて、粘着テープロールの外周面を、貼
付けローラの外周面の周速度と略同速度で粘着テープ繰
り出し方向に回転させることを特徴としている。
【0019】請求項2に係る発明の封緘装置は、貼付け
対象ワークを一定の搬送経路に沿って走行させる搬送機
構と、粘着テープロールから導出した粘着テープを巻き
掛け案内する貼付けローラと、貼付けローラの回転を粘
着テープロールに伝達して、粘着テープロールの外周面
を、貼付けローラの外周面の周速度と略同速度で粘着テ
ープ繰り出し方向に回転させる回転伝達手段とを備えて
あることを特徴としている。
【0020】請求項3に係る発明の封緘装置は、請求項
2記載の封緘装置であって、前記回転伝達手段が、粘着
テープロールを貼付けローラに対して接近離反移動可能
に支持するロール支持手段と、粘着テープロールを貼付
けローラ側に向けて付勢するロール付勢手段とからな
り、貼付けローラの外周面に粘着テープロールの外周面
が付勢接触されて、貼付けローラの回転力が粘着テープ
ロールに直接に接触伝達されるよう構成してある。
【0021】請求項4に係る発明の封緘装置は、請求項
2記載の封緘装置であって、前記回転伝達手段が、固定
状態に配備した駆動ローラと、貼付けローラの回転を前
記駆動ローラに伝達する伝動機構と、粘着テープロール
を前記駆動ローラに対して接近離反移動可能に支持する
ロール支持手段と、粘着テープロールを駆動ローラ側に
向けて付勢するロール付勢手段とからなり、貼付けロー
ラの回転が駆動ローラに伝達された後、この駆動ローラ
の外周面に粘着テープロールの外周面が付勢接触され
て、駆動ローラの回転が粘着テープロールに直接に接触
伝達されるよう構成してある。
【0022】請求項5に係る発明の封緘装置は、請求項
3または4記載の封緘装置であって、前記ロール付勢手
段が粘着テープロール自体の自重によるものである。
【0023】請求項6に係る発明の封緘装置は、請求項
3または4記載の封緘装置であって、前記ロール付勢手
段がバネを利用したものである。
【0024】請求項7に係る発明の封緘装置は、請求項
2ないし6のいずれか一項に記載の封緘装置であって、
前記貼付けローラを搬送経路に対して出退可能に配備す
るとともに、この貼付けローラのワーク搬送方向下手が
わ箇所に、搬送経路に対して出退可能に押圧ローラを配
備し、前記貼付けローラが貼付け対象ワークとの当接に
よって搬送経路から退避移動されることに連動して押圧
ローラを搬送経路から退避させるよう両者をリンク連係
手段で連係し、これら貼付けローラと押圧ローラとの間
においてテープカッタを作用させるよう構成してある。
【0025】
【作用】請求項1および請求項2の構成によると、カー
トンなどの貼付け対象ワークが搬送経路に沿って搬送さ
れると、これに連れて貼付けローラが貼付け対象ワーク
の貼付け面に粘着テープを貼付けながら相対的に転動し
てゆく。この際、貼付けローラの回転が粘着テープロー
ルに伝達されて、粘着テープロールの外周面が、テープ
繰り出し方向に貼付けローラの外周面の周速度と略同速
度で強制的に回転されることになり、大きい張力が発生
することなく粘着テープロールから粘着テープが円滑に
剥離されてゆく。
【0026】請求項3の構成によると、粘着テープロー
ルの外周面が貼付けローラの外周面に直接に接触され
て、貼付けローラから粘着テープロールへの回転伝達が
行われるので、テープの消費に伴って粘着テープロール
の径が変化しても、粘着テープロールの外周面には、常
に貼付けローラの外周面の周速度と同速度の摩擦回転力
が与えられることになる。
【0027】請求項4の構成によると、貼付けローラの
回転は、一旦、駆動ローラに伝達されて、駆動ローラの
外周面が貼付けローラの外周面の周速度と同速度で回転
され、その後、この駆動ローラの外周面から粘着テープ
ロールの外周面に接触伝達される。テープの消費に伴っ
て粘着テープロールの径が変化しても、粘着テープロー
ルの外周面には、常に駆動ローラの外周面の周速度、つ
まり、貼付けローラの外周面の周速度と同速度の摩擦回
転力が与えられることになる。また、貼付けローラから
駆動ローラへの回転伝達系での速度調整も可能となり、
例えば、粘着テープロールと駆動ローラとの間での摩擦
伝動にスリップが発生しやすい場合には、駆動ローラの
周速度を貼付けローラの周速度より若干速く設定するこ
とも可能である。
【0028】請求項5の構成によると、粘着テープロー
ルが貼付けローラや駆動ローラの上方に配備した場合
に、特別な付勢機構を用いることなく、粘着テープロー
ルの外周面を貼付けローラや駆動ローラの外周面に付勢
接触させることができ、粘着テープロールの径変化にか
かわらず貼付けローラの回転と同調した周速度での摩擦
伝達を行うことができる。
【0029】請求項6の構成によると、粘着テープロー
ルが貼付けローラや駆動ローラの下方や横側方方に配備
した場合に、粘着テープロールの外周面を貼付けローラ
や駆動ローラの外周面に付勢接触させることができ、粘
着テープロールの径変化にかかわらず貼付けローラの回
転と同調した周速度での摩擦伝達を行うことができる。
【0030】請求項7の構成によると、貼付け対象ワー
クが搬送経路に搬送されてくると、搬送経路に突出して
いた貼付けローラは貼付け対象ワークとの当接によって
搬送経路から押し退け移動され、貼付けローラは粘着テ
ープを貼付け対象ワークの前面から貼付け面に亘って貼
付けてゆく。また、貼付けローラの退避移動に連動して
その後方の押圧ローラも搬送経路から退避されて、貼付
けローラで貼付けた粘着テープを再び押圧して貼付け面
への貼付けを確実なものにする。そして、貼付けが終了
近くになって貼付けローラが貼付け対象ワークから外れ
た後、テープカッタが作動して、貼付けローラと押圧ロ
ーラとの間で粘着テープを切断する。引き続いて貼付け
対象ワークが搬送されることで、貼付け対象ワークから
外れた押圧ローラがワーク後面を回り込みながら搬送経
路に復帰突入することで、切断された粘着テープの後端
部が、押圧ローラによって貼付け対象ワークの後面に貼
付けられてゆく。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明をカートンの封緘装
置に適用した実施形態の一例を図面に基づいて説明す
る。
【0032】図1の全体側面図、および、図2の要部の
斜視図に示すように、この封緘装置は、貼付け対象ワー
クとしてのカートンWを水平に搬送しながら、その上面
と底面を同時に封緘するよう構成されたものであり、基
本的には、手押し移動可能な機台1の上に左右一対の搬
送機構2を配備するとともに、カートン搬送経路Aを挟
んで上下に粘着テープ貼付け機構3,4を装備して構成
されている。
【0033】機台1は平面視では中抜きに構成されてお
り、その上部には左右に対をないして多数の搬送ローラ
5が水平に配列装備され、これらローラ群の上方に、カ
ートンWを載置して前後方向に水平搬送する搬送経路A
が形成されている。また、この搬送経路Aの前後には、
搬入用ローラコンベア6と搬出用のローラコンベア7が
接続される。
【0034】左右の各搬送機構2は、縦軸周りに回動す
る搬送ベルト8を前後に掛け回し、各搬送ベルト8の対
向面がそれぞれ後方に移動するように、モータMによっ
て互いに逆向きに回転駆動し、搬送ローラ4上のカート
ンWを両搬送ベルト8で左右から挟持して後方に強制搬
送するよう構成されている。また、両搬送機構2は、カ
ートンWの横幅に合わせて互いの間隔を調整きるよう
に、それぞれ左右に位置調節可能に構成されている。
【0035】上下の各粘着テープ貼付け機構3,4は、
粘着テープTを巻回した粘着テープロールRTと貼付け
ユニット10とを備えている。下側の粘着テープ貼付け
機構4は作用位置が固定されるのに対して、上側の粘着
テープ貼付け機構3は支柱11を介して上下調節可能に
支持されており、カートンWの高さに合わせて上側の粘
着テープ貼付け機構3の作用位置を調節することができ
るようになっている。なお、上側の粘着テープ貼付け機
構3の下部には、搬送されてくるカートンWの上面を案
内して、左右のフラップを押さえつける左右一対のガイ
ド12が備えられている。
【0036】図4に示すように、上下の各粘着テープ貼
付け機構3,4において、貼付けユニット10の支持枠
13に、粘着テープロールRTを遊転自在に支持する支
点部14が、上下案内溝15に沿って上下移動可能に支
持されている。そして、上側の粘着テープ貼付け機構3
における粘着テープロールRTは自重によって下方付勢
されるように、支点部14が自由移動可能に上下案内溝
15に支持されている。一方、下側の粘着テープ貼付け
機構4における粘着テープロールRTは上方に向けて引
き上げ付勢されるように、支点部14が図示しないバネ
によって上方に付勢されて上下案内溝15に支持されて
いる。
【0037】また、下側の粘着テープ貼付け機構4は、
貼付けユニット10の後端上部に設けた支点xを中心に
して上方に回動可能に機台1に支持されており、図3に
示すように、上側の粘着テープ貼付け機構3を上方に後
退移動させて機台1の上方空間を大きく空けた状態で、
左右の遊転ローラ5群の間を通って下側の粘着テープ貼
付け機構4の全体を約90°上方に回動することで、下
側の粘着テープ貼付け機構4における粘着テープロール
RTの脱着交換を、搬送経路A上の広い空間から容易に
行えるよう構成されている。なお、前記支点xにおいて
は、図4に示すように、貼付けユニット10の角部に備
えた支点ピン16が機台1側に設けた鉤形の支点溝17
に係入されており、粘着テープ貼付け機構4の全体を支
点x周りに上下揺動できるとともに、支点ピン16を係
止溝17から離脱することで、貼付けユニット10の全
体を機台1から脱着できるよう構成されており、上側の
粘着テープ貼付け機構3のみを用いた封緘処理を行うこ
とも可能である。また、下方に回動復帰させた粘着テー
プ貼付け機構4は、貼付けユニット10に設けた係止ピ
ン18を機台1側に形成形成した係止溝19に係入し
て、所定の貼付け作用位置に保持されるようになってい
る。
【0038】貼付けユニット10は、上下の粘着テープ
貼付け機構3,4において作用姿勢が上下反転している
だけで同一構成のものが使用されており、ここでは上側
の貼付けユニット10についてその構成および機能を説
明する。
【0039】図4に示すように、ユニットフレーム21
の前端部、後端部、および中間部にはそれぞれ支点P1
,P2 ,P3 を中心に上下揺動可能に揺動アーム2
2,23,24が装着されている。前後の揺動アーム2
2および23の遊端部には、貼付けローラ25および押
圧ローラ26がそれぞれ遊転自在に装備されている。中
間の揺動アーム24の遊端部には、刃先を下方に向けた
テープカッタ27が交換可能に装着されている。
【0040】前後の揺動アーム22,23が連係リンク
28で連動連結されて、互いに逆向き揺動によって同調
して上下動する。押圧ローラ26の揺動アーム23とユ
ニットフレーム21とに亘って張設したバネ29によっ
て両揺動アーム22,23のそれぞれが、カートンWの
搬送経路Aに突入するように下向きに揺動付勢されてい
る。なお、揺動アーム23の下方揺動限界は支点P2 周
りに位置調節可能に配備されたストッパ30によって当
接規制されている。
【0041】揺動アーム22には粘着テープロールRT
から繰り出されてきた粘着テープTを貼付けローラ25
に巻回案内するガイドローラ31が装備され、粘着テー
プTの先端部taを、その粘着面が搬送経路Aの上手
(図4では右方)に向かう姿勢で貼付けローラ25の前
面に案内保持している。
【0042】また、連係リンク28の後端と揺動アーム
23とは、連係リンク28の後端に設けられた長孔32
を利用した融通をもって連動連結されている。また、揺
動アーム23がストッパ30に受け止め支持された状態
では、バネ29が自由長さ、あるいは、これに近い状態
となっている。
【0043】また、揺動アーム24もユニットフレーム
21とに亘って張設したバネ33によって下方に揺動付
勢されている。この揺動アーム24の遊端部に出退調節
可能に取り付けられた当接部材34が、カートンWの移
動軌跡に干渉するよう構成されている。なお、揺動アー
ム24の下方揺動限界はストッパ35によって当接規制
されている。
【0044】更に、後部の押圧ローラ26とテープカッ
タ27との中間部位には、粘着テープ貼付け高さ位置
に、図外の真空吸引手段に連通された先広がり形状の吸
引ノズル36が臨設されている。
【0045】次に、粘着テープ貼付け作動について説明
する。
【0046】(1) 図4に示すように、カートンWが
到達しない初期状態では粘着テープTを支持した貼付け
ローラ25、押圧ローラ26、および、テープカッタ2
7はカートンWの搬送経路Aに突入した位置にそれぞれ
待機している。また、自重によって下方に移動付勢され
た粘着テープロールRTは、その外周をユニットフレー
ム21に備えられたストッパ37に受け止め保持され
て、貼付けローラ25からは離れた状態にある。
【0047】(2) カートンWが貼付けローラ25に
当接すると、粘着テープTの先端部taがカートンWの
前面に貼付けられながら貼付けローラ25が上方に後退
される。また、貼付けローラ25の上昇揺動に伴って連
係リンク28が後方に押されて、後部の押圧ローラ26
も上昇後退する。
【0048】この場合、待機状態では前記バネ29が自
由長さ、あるいは、これに近い状態となっているので、
カートン前面への貼付け初期状態では、押圧ローラ26
の揺動アーム23にはバネ29から大きいバネ力が作用
することはなく、貼付けローラ25がカートンWの前面
を押圧する反力は余り大きくはない。従って、カートン
Wが薄くて剛性が小さい場合でも、貼付けローラ25が
カートンWの前面を不当に大きい力で押圧して湾曲変形
させるようなことはない。
【0049】(3) カートンWがさらに前進すると、
図5に示すように、貼付けローラ25がカートンWの上
に乗り上がって粘着テープTを左右の外フラップの突き
合わせ端辺に沿って貼付けてゆく。また、カートンWの
上に乗り上がった押圧ローラ26は、バネ29によって
下方に向けて付勢され、貼付けローラ25によて貼付け
られた粘着テープTを上方から更にカートン上面に押圧
して十分な押しつけによる貼付けが行われる。
【0050】また、揺動アーム24の先端の当接部材3
4がカートンWに当接することによって揺動アーム24
がバネ33に抗して押し上げられて、テープカッタ27
が粘着テープTの上方に強制退避される。そして、この
カートンWの上面へのテープ貼付け行程においては、図
5に示すように、長孔32の融通によって、貼付けロー
ラ25の揺動アーム22だけは、バネ29のバネ力を受
けることなく上下に揺動自由となっている。したがっ
て、カートンWの上面が撓んで多少凹入していても、貼
付けローラ25は、凹入面に沿って自由に追従して粘着
テープTを浮き上がりなく貼付けてゆくことができる。
【0051】この粘着テープ貼付け行程では、上昇した
貼付けローラ25は粘着テープロールRTの下向き外周
面に当接し、粘着テープロールRTはストッパ37から
浮上した状態にまで持ち上げられる。これによって、繰
り出される粘着テープTは、粘着テープロールRTと貼
付けローラ25との接触点で剥離され、そのまま貼付け
ローラ25に巻き掛け案内されて貼付け位置にまで導か
れてゆく。また、カートンWの前進移動に伴って図5中
時計方向に回転される貼付けローラ25の回転が、粘着
テープロールRTの外周面に直接に接触伝達され、粘着
テープロールRTは貼付けローラ25の周速度と同一の
周速度で回転駆動されながら粘着テープTを繰り出して
ゆく。
【0052】(4) 図6に示すように、カートンWが
さらに前進して貼付けローラ25がカートンWから外れ
ても、当接部材34がカートンWに掛かっている間は、
粘着テープTの張力によって貼付けローラ25は上昇保
持されている。当接部材34がカートンWの後端から外
れると、バネ33によってテープカッタ27が下降して
粘着テープTを切断するとともに、貼付けローラ25が
元の待機位置にまで下降する。なお、揺動アーム24の
当接部材34の突出長さを調節することでテープ切断位
置を調節することができる。
【0053】(5) テープ切断が行われると、揺動ア
ーム24の下降が図示しないセンサで検出されて、吸引
ノズル35での吸引作動が開始され、図7に示すよう
に、粘着テープTの後端部tbが吸引ノズル35に吸着
保持された状態で押圧ローラ26がカートンWの後端に
さしかかる。この場合、吸引ノズル35は切断端縁より
少し後方箇所に作用するので、図8に示すように、吸引
ノズル35内に引き込まれた粘着テープTの後端部tb
は先端側が粘着面を内側にして折り込み状態となる。
【0054】(6) このような状態で、更にカートン
Wがさらに前進することで、下降付勢されている貼付け
ローラ26は、図7中の仮想線で示すように、カートン
Wの後端角部から後面に亘って押圧接触しながら下降移
動して、粘着テープTの後端部tbをカートンWの後面
に周り込んで貼付けてゆき、テープ封緘が完了したカー
トンW(図10参照)を搬送経路Aの終端から搬出して
ゆく。この場合、図9に示すように、粘着テープTにお
ける後端部tbの先端部に形成された折り重ね部tcは
カートンWに貼付けられることがないので、カートンW
を開封する際にテープ剥がしの指掛かりになる。
【0055】(7) 以上で、1回の粘着テープ貼付け
作動が完了して初期状態に戻り、次のカートン供給に備
える。なお、下側のテープ貼付け機構4は上側のテープ
貼付け機構3より若干搬送経路Aの上手に位置している
ので、上記と同様な処理が上側のテープ貼付け機構3よ
り若干早いタイミングで行われる。
【0056】上記した貼付け作動を行わせるに際して、
搬送経路Aに搬入されてくるカートンWは、その組み上
げ時の折り癖などによって平面的に少し歪になっている
ことがあるが、この歪みを自動的に修正する歪み修正機
構40が搬送機構2の前端部に装備されており、その構
成が図11ないし図14に示されている。
【0057】すなわち、左右の各搬送機構2において、
搬送ベルト8を外側および上側から覆うよう配備された
カバーケース41の前端部に、薄い樹脂シートからなる
接触牽制部材42が、縦軸支点yを中心に揺動可能に装
着されている。図13に示すように、カートンWの搬送
方向前方に歪み出た側(図13では上側)の接触牽制部
材42を搬送経路A側に振り出して、この側の搬送ベル
ト8の始端部を接触牽制部材42で覆い隠しておくとと
もに、他方の接触牽制部材42は搬送経路Aから外れた
状態に折り返しておく。
【0058】このようにすることで、左右の搬送機構2
における始端部での搬送機能に予め差異が与えられるこ
とになり、図13の場合、搬送方向前方に歪み出た右側
面saが接触牽制部材42によって搬送ベルト8の搬送
力を受けない状態にあるのに対して、左側面sbは直ち
に搬送ベルト8の搬送力を受けることとなり、カートン
Wは左側面sbからのみ搬送力を受けながら送られ、接
触牽制された右側ではカートンWの右側面saが接触牽
制部材42の表面を滑りながら移動してゆく。その結
果、強制搬送力を受ける左側面sbは搬送牽制された右
側面saに対して先行し、初期の歪みが次第に修正され
てゆく。
【0059】初期の歪みが修正されてカートン前面が搬
送方向と直角になった状態では、搬送方向と直交する方
向でのカートン前端の横幅が最大となって、両搬送ベル
ト8からの搬送力を最も大きく受ける。そして、この状
態よりも先行したカートン側面は搬送ベルト8から離れ
気味になって搬送力が弱くなる。したがって、カートン
前面が搬送方向と直角になった以降では、強制搬送力を
受けていた左側面sbが先行して逆方向に歪むようなこ
とはなく、図14に示すように、歪みが無くなった状態
で左右から均等な搬送力を受けてカートンWは正常な姿
勢で粘着テープ貼付け処理箇所に搬送されてゆく。
【0060】この場合、カートンWの歪み方向は、箱の
組み上げ仕様などによって決まってしまうので、同一種
類のカートンWを連続して供給するならば、左右の接触
牽制部材42は、カートン側面が歪み出し先行する側の
もの一方だけを機能姿勢にしておけばよい。
【0061】上記実施形態では、貼付けローラ25の回
転を粘着テープロールRTに直接接触によって伝達する
回転伝達手段を例示したが、間接的に伝達する実施形態
が図15および図16に示されている。
【0062】すなわち、この例では、ユニットフレーム
21の上部の所定位置に、貼付けローラ25と同径の駆
動ローラ51が配備され、自重で下方付勢(下側の粘着
テープ貼付け機構4ではバネで上方付勢)された粘着テ
ープロールRTを、この駆動ローラ51によって下方か
ら受け止め支持するよう構成されるとともに、貼付けロ
ーラ25の回転がベルト式の回転伝達機構50を介して
駆動ローラ51に伝達されるようになっている。
【0063】回転伝達機構50は、貼付けローラ25の
側面に一体回転可能に装着したプーリ52、揺動アーム
22の中間に遊転自在に配備した同径の中間ダブルプー
リ53、揺動アーム22の支点P1 に遊転自在に配備し
た大小のダブルプーリ54a,54b、および、駆動ロ
ーラ51の側面に一体回転可能に装着したプーリ55
に、それぞれベルト56,57,58を巻回して、貼付
けローラ25の回転を駆動ローラ51に伝達するよう構
成したものであり、駆動ローラ51が貼付けローラ25
の周速度と同一の周速度で、かつ、貼付けローラ25と
同方向に回転駆動されるようになっている。
【0064】この構成によると、先の実施形態と同様
に、粘着テープ貼付け行程において、カートンWの前進
移動に伴う貼付けローラ25の回転が駆動ローラ51に
伝達されて、粘着テープロールRTがテープ繰り出し方
向に強制回転され、粘着テープロールRTと駆動ローラ
51との接触部位において、粘着テープTは大きい張力
をかけることなく剥離され、貼付けローラ25に導かれ
てゆく。
【0065】本発明は、上記実施形態の他に、以下のよ
うな形態で実施することも可能である。
【0066】(1) 上記実施形態では空のカートンWを封
緘する場合について説明したが、本発明は荷挿入後のカ
ートンWを封緘する場合にも適用することができる。
【0067】(2) 品物を収容する前のカートンWを組上
げる場合に、カートンWの底部の左右フラップを閉じ合
わせて封止する封緘装置に利用することもできる。
【0068】(3) 粘着テープ貼付け装置を搬送経路の少
なくとも左右の一側に配備して、蓋付き箱、あるいは、
蓋付き缶、などの容器の容器本体とこれに嵌め付けられ
た上蓋とを封止する装置に適用することもできる。この
場合、粘着テープロールRTは、貼付けローラ25や駆
動ローラ51に対してバネによって接近付勢することに
なる。
【0069】(4) 本発明においては、薄い素材からなる
カートンを主たる貼付け対象ワークWとしているが、テ
ープ貼付け押圧力によって比較的変形しやすいその他の
容器類や物品に薄い粘着テープを貼付ける場合にも、本
発明を有効に利用できるものである。
【0070】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、以下のような効果が期待できる。
【0071】すなわち、請求項1の発明の粘着テープ貼
付け方法によれば、粘着テープロールの外周面を、貼付
けローラの外周面の周速度と略同速度で強制的にテープ
繰り出し方向に回転させて、粘着テープを積極的に送り
出すので、粘着テープに剥離抵抗による大きい張力が働
くことなくがなくなり、薄い粘着テープでも延びが少な
くなって、適切に貼付けることが可能となった。しか
も、粘着テープロールを回転させるのに、貼付け作動に
伴って回転する貼付けローラの回転力を利用するので、
モータなどの駆動手段を用いることなく、テープ貼付け
速度に同期した適切なテープ供給が可能となり、駆動構
造が簡単安価でありながら、適切なテープ貼付けを円滑
に行うことができるようになった。
【0072】請求項2の発明の封緘装置によれば、請求
項1に係る発明の貼付け方向を好適に実行させて、薄い
粘着テープでも延びや皺を発生させることなく適切に貼
付けることができる封緘装置を構成できる。
【0073】請求項3の発明の封緘装置によれば、貼付
けローラの回転を同調して的確に粘着テープロールに伝
達する手段を、特別な伝動部材を用いることなく簡単に
構成することができ、請求項2に記載の発明の上記効果
をもたらすとともに、構造の簡素化および部品点数の節
減を図って安価な装置を提供でき、かつ、装置の小型化
にも有効となる。
【0074】請求項4の発明の封緘装置によれば、貼付
けローラの回転を一旦駆動ローラに伝達した後に粘着テ
ープロールに伝達するようにしたので、貼付けローラに
対する粘着テープロールの位置を任意に設定することが
でき、封緘装置全体のレイアウトを設定する自由度が高
くなり、請求項2に記載の発明の上記効果をもたらすと
ともに、ニーズに対応した各種の仕様を設定する上で有
利となる。
【0075】請求項5の発明の封緘装置によれば、請求
項3または4に記載の発明の上記効果をもたらすととも
に、粘着テープロールを貼付けローラや駆動ローラの上
方に配備するレイアウトにおいて、粘着テープロールを
貼付けローラや駆動ローラに接触付勢する構造を簡単か
つ安価に得ることができる。
【0076】請求項6の発明の封緘装置によれば、バネ
で粘着テープロールを貼付けローラや駆動ローラに接触
付勢するので、粘着テープロールを貼付けローラや駆動
ローラの下方や横側方など、任意の位置に配備すること
ができ、請求項3または4に記載の発明の上記効果をも
たらすとともに、ニーズに対応した各種仕様のレイアウ
ト設定することが容易となる。
【0077】請求項7の発明の封緘装置によれば、貼付
け対象ワークの前面から後面に亘っての粘着テープ貼付
けからテープ切断を一連に行うことができ、請求項2な
いし6のいずれか一項に記載の発明の上記効果をもたら
すとともに、カートンの封緘処理を連続して行う際に有
効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るカートン封緘装置の側面
図である。
【図2】その要部の概略斜視図である。
【図3】粘着テープロール交換状態の側面図である。
【図4】待機状態の粘着テープ貼付け機構を示す側面図
である。
【図5】貼付け行程の粘着テープ貼付け機構を示す側面
図である。
【図6】貼付け行程の粘着テープ貼付け機構を示す側面
図である。
【図7】貼付け終了直前状態の粘着テープ貼付け機構を
示す側面図である。
【図8】吸引ノズルの作動状態を示す縦断側面図であ
る。
【図9】貼付けられた粘着テープの後端側部分を拡大し
た側面図である。
【図10】封緘が終了したカートンの全体斜視図であ
る。
【図11】カートンの歪み修正機構の斜視図である。
【図12】歪み修正機構の分解斜視図である。
【図13】歪み修正機構の作動状態を示す平面図であ
る。
【図14】歪み修正されたカートンの搬送状態を示す平
面図である。
【図15】他の実施形態の粘着テープ貼付け機構の待機
状態を示す側面図である。
【図16】他の実施形態の粘着テープ貼付け機構の貼付
け行程を示す側面図である。
【図17】従来例の粘着テープ貼付け機構の待機状態を
示す側面図である。
【図18】従来例の粘着テープ貼付け機構の貼付け行程
を示す側面図である。
【符号の説明】
25 貼付けローラ 26 押圧ローラ 27 テープカッタ A 搬送経路 T 粘着テープ RT 粘着テープロール

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着テープロールから導出した粘着テー
    プを貼付けローラに巻き掛け案内し、この貼付けローラ
    を貼付け対象ワークの貼付け面に接触させた状態で、貼
    付け対象ワークを走行させることによって、貼付け対象
    ワークに粘着テープを連続的に貼付けてゆく方法におい
    て、 粘着テープ貼付け時に前記貼付け対象ワークとの相対移
    動に伴って回転する前記貼付けローラの回転力を前記粘
    着テープロールに与えて、粘着テープロールの外周面
    を、貼付けローラの外周面の周速度と略同速度で粘着テ
    ープ繰り出し方向に回転させることを特徴とする粘着テ
    ープの貼付け方法。
  2. 【請求項2】 貼付け対象ワークを一定の搬送経路に沿
    って走行させる搬送機構と、粘着テープロールから導出
    した粘着テープを巻き掛け案内する貼付けローラと、貼
    付けローラの回転を粘着テープロールに伝達して、粘着
    テープロールの外周面を、貼付けローラの外周面の周速
    度と略同速度で粘着テープ繰り出し方向に回転させる回
    転伝達手段とを備えてあることを特徴とする封緘装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の封緘装置であって、 前記回転伝達手段が、粘着テープロールを貼付けローラ
    に対して接近離反移動可能に支持するロール支持手段
    と、粘着テープロールを貼付けローラ側に向けて付勢す
    るロール付勢手段とからなり、 貼付けローラの外周面に粘着テープロールの外周面が付
    勢接触されて、貼付けローラの回転力が粘着テープロー
    ルに直接に接触伝達されるよう構成してある封緘装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の封緘装置であって、 前記回転伝達手段が、固定状態に配備した駆動ローラ
    と、貼付けローラの回転を前記駆動ローラに伝達する伝
    動機構と、粘着テープロールを前記駆動ローラに対して
    接近離反移動可能に支持するロール支持手段と、粘着テ
    ープロールを駆動ローラ側に向けて付勢するロール付勢
    手段とからなり、 貼付けローラの回転が駆動ローラに伝達された後、この
    駆動ローラの外周面に粘着テープロールの外周面が付勢
    接触されて、駆動ローラの回転が粘着テープロールに直
    接に接触伝達されるよう構成してある封緘装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の封緘装置であっ
    て、 前記ロール付勢手段が粘着テープロール自体の自重によ
    るものである封緘装置。
  6. 【請求項6】 請求項3または4記載の封緘装置であっ
    て、 前記ロール付勢手段がバネを利用したものである封緘装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれか一項に記載
    の封緘装置であって、 前記貼付けローラを搬送経路に対して出退可能に配備す
    るとともに、この貼付けローラのワーク搬送方向下手が
    わ箇所に、搬送経路に対して出退可能に押圧ローラを配
    備し、前記貼付けローラが貼付け対象ワークとの当接に
    よって搬送経路から退避移動されることに連動して押圧
    ローラを搬送経路から退避させるよう両者をリンク連係
    手段で連係し、これら貼付けローラと押圧ローラとの間
    においてテープカッタを作用させるよう構成してある封
    緘装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100824032B1 (ko) 2006-08-23 2008-04-21 주식회사 제팩 테이프 접착장치
JP2009274859A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Max Co Ltd 封緘装置および封筒の封緘方法
KR20200137757A (ko) * 2019-05-31 2020-12-09 김혜영 박스 포장용 테이핑 장치

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